凛「かよちん......」 (36)
ラブライブのSSです。
鬱、死ネタあり
キャラ崩壊してると思いますが、お気になさらず。
鬱物は初なので至らない点があると思いますが、許してください。
鬱物ですが短めです。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420795264
期待
「私......、真姫ちゃんが好きなの。」
かよちんは、少し頬を赤く染めながらそう言いました。
えっ......。そんな。嘘、でしょ......。
とても残酷でした。かよちんのその一言は。
「り、凛ちゃん?」
「え、あっ、あぁごめん。」
いけない、いけない。
せっかくかよちんが、私に相談してくれてるんだから。
でも、苦しくて苦しくて、今すぐ逃げ出したい気持ちでした。
更新が遅れて申し訳ありません。
書き忘れましたが、書き溜めありなので素早く更新したいと思います。
「で、真姫ちゃんが好きなんだよね。かよちんは、どうしたいの?」
「え、えっと付き合いたいなって。」
「じゃあ、告白すればいいんじゃないの?」
「う......。そ、それができたら相談してないよ。」
「あ、そうだった。」
辛い。本当に辛い。
だけど、もう仕方ない。
そう、仕方ないんだ。
「うーん。ベタにお出かけに誘って告白とか?」
「うーー。恥ずかしいよ。」
「でも、言わないと気持ちは伝わらないよ?」
「そ、そうだよね。私、頑張るよ。ありがとね。」
「ううん。いいんだよ。かよちんのためだもん。」
そう、かよちんのため......。
「早速行ってくるよ。」
「頑張って。」
タッ タッ タッ タッ タッ タッ
「ぐすっ もう嫌。家帰ろ。」
この時に勇気を出していればどれだけ良かったのかと後になって思いました。
それから私は、涙を堪えながら、走って帰りました。
家に帰ると、自分の部屋に篭ってひたすら泣きました。
凛ってこんな弱かったのかな......。
かよちんが他の人に恋をしただけ。
凛の前からいなくなるわけじゃない。
なのに、なのに涙が止まりません。
気づけば朝になっていました。
「はぁ......学校いきたくないよ。」
学校に行けば自分にとって嫌な光景が想像できたからです。
「こんなじゃいけないよね。
とりあえず準備しなきゃ。」
「いってきます。」
きっと、かよちんは......。
考えても仕方ない。
「よっし、今日も頑張ろう。」
凛の取り柄は、元気なところだもんね。
でも、出鼻をくじくように、
「あ、凛ちゃんおはよう。」
「あら、凛おはよう。」
真姫ちゃんがいました。
普段は、一緒に登校することはないんだけど、いるってことは......。
「かよちんおっはよう。それと、真姫ちゃんもおはよう。」
「二人共おめでとうにゃー」ダキッ
「ウェェッ、ちょっ凛!?」
「凛ちゃん!?」
「ていうかなんで、もう知ってるわけ?まだ誰にも言ってないんだけど。」
「それはね、凛ちゃんが背中を押してくれたから。」
とても嬉しそうな顔で言いました。
「そうだにゃ。」
うん。そうだよ。凛が......。
「ふーん。そっ。じゃあ学校に行くわよ。」
「うん。分かった。」
元気な声でかよちんは、真姫ちゃんと恋人繋ぎ......。
凛が悪いことは、分かってる。
でも、こんなことを思ってしまう自分がいる。
「凛ーー、置いてくわよーー。」
「あ、待ってー。」
嫌なことは忘れて今日も頑張ろう。
眠い。まだ一時間目なのにすごく眠い。
授業中は、どうしてこんな眠いの?
先生が催眠術使ってるんじゃないの?
まぁ、いっか。
「zzz......」ウトウト
キーンコーンカーンコーン
「はっ!!!」ガバッ
しまった、授業中ずっと寝てた!!
全然ノートとってなかった。
「ちょっと、一時間目から爆睡なんてありえないわよ。花陽も何か言ってあげて。」
「もぉ、だめだよ凛ちゃん。」
「あっはは、ごめんごめん。」
かよちんはやっぱり優しいな。
もっと好きになっちゃうよ。
これ以上苦しくさせないで。
「まったく。次は移動教室よ。先に行くわね。花陽行きましょ。」
「うん。わかった。」
凛ちゃんごめん。先行くね。」
「わかった。」
移動教室まで一緒なんて......。
ラブラブって感じ。見てるだけで心が痛い。
「あぁーー、やっと授業が終わったにゃーー!!」
「終わったじゃ無いわよ。ほとんど寝てたじゃない。」
「まぁまぁ。先に練習行くねーー。」
練習で、嫌なことを忘れよう。
と、思ったんだけど。
「やっと休憩だよー。」
「そうね。結構疲れたわね。」
練習中も休憩中も一緒で、嫌でも目に入ってくる。
なんだかもっと気分が憂鬱になりました。
そして、練習が終わりました。
「今日も練習疲れたにゃー。みんなじゃあね。」
疲れたから早く帰って寝ようかな。
タッ タッ タッ タッ タッ
家に帰って自分の部屋に戻ると、思い返してしまうのは、かよちんのこと。
「グスッ ヒッグ エグ......なんで、なんでなの?」
涙と一緒に思っていたことが口から零れます。
「もう嫌、なんで? グスッ なんで隣が私じゃないの?」
幼馴染だけど、好きで好きで好きで好きでしかたありません。
だからこそ、こんなにも苦しくって......
どれだけ経ったかは知らないけど、気づけば涙は止まっていました。
二人が付き合って初日でこんなんだと、この先が不安です。
「とりあえず宿題やっとこ。」
そして、次の日の放課後部活の時に事件が起きます。
「私たち、付き合うことになりました。」
二人揃って、恥ずかしそうにこう宣言しました。
当然みんなは二人を祝福しています。
しかし、私は全然そんな気分にはなれません。
すごく胸が苦しいし、みんなが祝福しているのに、祝福できない惨めさもあります。
でも、この場で祝福しないのは変なので、何とか無い元気を出して祝福しました。
もちろんその夜も、
「グスッ、ヒック、嫌ぁぁぁ」
泣きました。
それからというもの、毎日家に帰ると泣いていました。
泣くことが日課のようになっていました。
とても、苦しくって、叶うこともない想い......。
嫌なのに、忘れることができません。
好きになるのは一瞬なのに、忘れるのはとても大変なんだなって思いました。
そして、段々日常に色が感じられなくなってきました。
それでも、気づかれないために、元気な凛を演じ続けました。
そのおかげで、私を心配する人も、私の想いに気づく人もいませんでした。
そんなある日のこと
「凛ちゃん話があるんやけど、ちょっとええ?」
希ちゃんに話があると呼び出されました。
「うん、いいけど。何の話?」
「それはな、最近凛ちゃんに何となく元気がないと思ってな。
なんか、悩んでることがあったら相談に乗るで。」
げっ。さすが希ちゃんだ。勘が鋭い。
どうしようかな。思い切って言っちゃう?
でも、相談したところで何か変わるの?
適当に誤魔化そ。
「心配してくれてありがとね。でも、凛は元気だから気にしなくていいよ。」
はぁ、元気なフリも慣れちゃった。
「そうなん?まあ凛ちゃんがそう言うんやし、気のせいなんかな。
でも、悩んでたらすぐ相談してな。ウチは、いつでも凛ちゃんの味方や。」
良かった。これ以上粘られたらどうしようかと思った。
「ありがとう。じゃあね。」
ごめんね希ちゃん。でも、もう手遅れだし、知ったところでどうしようも無いと思うよ。
最近では、あの二人のイチャイチャの度合いが増してる気がします。
教室では、暇さえあればしょっちゅうくっついてるし、この前なんて、
「ふっ んっ ちゅぷ んあ んんぅ......」
「ちゅぷ ぷちゅ んっ ふっ......」
部室でキスをしていました。あの時は、もう頭がおかしくなりそうでした。
そして、凛と会話する回数が減りました。
きっと自分から遠ざけているからでしょう。
そんな中、またもや見てしまいました。
見てはいけない光景を。
「ちゅ ちゅぷ んむ んぅ......んん ぷはっ」
「もう、真姫ちゃん激しすぎだよ。///部室でなんて、誰か来ちゃったらどうするの?」
「まあまあ、いいじゃない。」
そ、そんな。嫌 嫌 嫌 嫌―――――――――――。
もう私の心は、限界みたいです。
ずっと好きだった相手が、別の人と愛し合うのを見るのが、元気であるように見せることが……。
全力で走りました。屋上へ。
ダッ ダッ ダッ ダッ ダッ ガチャ
はぁ疲れた。
よし、人は居ないみたい。
もう、いいよね?
凛は頑張ったよね?
これからなにをするかって?
それはもちろん、今から……。
そして柵を登りながらいろいろ考えたり、思い出したりしました。
かよちんのこと。μ‘sのみんなのこと。かよちんが付き合ってからのこと。
やっぱりかよちんのことばかり。こんな時にも、かよちんが好きだということを
思い返しました。
「あのね、ちょっと相談したいことがあるんだけど......。」
この時、相談されたのが私じゃなかったら......。
なんて考えたりもしたけど、こうなるのは変わらなかったかもってすぐに思った。
私がかよちんを好きになった時から私の人生は間違っていたの。
だから、また来世で。
自分の書き方の問題で、凛ちゃんがすぐ死んでしまったというふうに見えますが、しばらく時間が経っているというように
脳内補正お願いします。
やっぱり鬱物を書くのは難しいですね。
しっかり、病んでるところ、自分が書けなかった自殺までの過程が書けるようにしたいです。
書きたいものを寄せ集めて書いただけの低クオリティな作品を見ていただいた方ありがとうございました。
凛が自殺したらまきぱなは一生罪悪感に悩まされそうだよね…
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