京子「あかりを無視して怒らせよう」 (49)
結衣「おいおい・・・何言い出すかと思えば」
ちなつ「そうですよ!さすがに可哀そうです!」
京子「へーきへーき!気が済んだら辞めるからさ!」
結衣「気が済んだらって・・・」
ちなつ「さすがに怒ると思いますよ」
結衣「大体、何でそんなことするんだよ」
京子「いやー、あかりが本気で怒ったらどうなるかなーって」
ちなつ「う・・・それは確かに気になりますけど・・・」
京子「だーいじょーぶだって!んじゃ、明日から決行な!」
結衣「はぁ・・・どうなってもしらないからな」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420639869
ーー翌日ーー
あかり「(京子ちゃんと結衣ちゃん、遅いなぁ・・・)」
あかね「あかりー、遅刻するわよー」
あかり「はーい!」
あかり「(二人ともお休みかなぁ?)」
あかね「行ってらっしゃい♪」ニコッ
あかり「行ってきます、お姉ちゃん!」
あかり「(きっと何か事情があるんだよね)」
ーー学校ーー
あかり「おはよー!」
向日葵「あら赤座さん、おはようございます」
櫻子「あかりちゃん!おはよー!」
ちなつ「・・・」
あかり「二人ともおはよう!ちなつちゃんもおはよう!」
ちなつ「・・・」
あかり「(あれ?具合でも悪いのかな?)」
あかり「ちなつちゃん、具合でも悪いの?」
ちなつ「・・・」
あかり「ねぇ、ちなつty」
向日葵「赤座さん、チャイムなりますわよ?」
あかり「あ、うん・・・(きっとどこか悪いんだよね・・・)」
櫻子「?」
ーー昼休みーー
櫻子「あかりちゃん、早く食べよ!」
あかり「う、うん」
向日葵「赤座さん、どこか具合でも悪いんですの?」
あかり「そ、そんなことないよ!」
櫻子「そういえばちなつちゃんはー?」
向日葵「櫻子、あなたもうちょっと赤座さんの心配を・・・」
あかり「あ、あかりなら大丈夫だよ!」
櫻子「そうだよ!余計な心配ばっかするからおっぱいでかくなるんだよ!おっぱい魔人!」
向日葵「なっ、胸は関係ないでしょう!」
櫻子「うるさい!おっぱい禁止!」ボヨン
向日葵「キャッ!・・・櫻子!食事中ぐらいおとなしくしなさい!」
あかり「あはは・・・」
あかり「・・・」
向日葵「もう・・・赤座さん?」
期待(;_;)
期待(;_;)
あれ...?sageれてないし連投してしまったスマン
あかり「(なんで二人とも迎えにきてくれなかったんだろう・・・)」
櫻子「おーい、あかりちゃーん?」
あかり「(ちゃんと学校にも来てるみたいだし・・・)」
あかり「(あかり、何か怒らせることしちゃったかなぁ・・・)」
櫻子「あかりちゃん!」
あかり「(ちゃんと謝った方がいいよね・・・)」
あかり「(そしたら許してくれるよね・・・)」
櫻子「もう!あかりちゃんてば!!」
あかり「!な、なに!?」
櫻子「なにって・・・」
向日葵「赤座さん、朝から変ですわよ?」
櫻子「そうだよ!」
あかり「あ、えっと・・・ちょっと寝不足なんだ・・・」
向日葵「何か考え事でも?」
あかり「ううん・・・大丈夫だよ!」
櫻子「無理したらおっぱい大きくなるよ!」
向日葵「何言ってますの・・・」
あかり「・・・」
櫻子「(・・・おかしい)」
向日葵「・・・」
ーー放課後ーー
あかり「ち、ちなつちゃん!」
ちなつ「・・・」
あかり「部活、その・・・一緒に行かない?」
ちなつ「・・・」
あかり「あ、ちょっと待ってよぉ!」
あかり「うぅ・・・」
ーー部室ーー
京子「ちなちゅぅー!!」ダキっ
ちなつ「キャー!いきなりなにするんですか!」
京子「今日も可愛いねぇ♪」スリスリ
ちなつ「ゆ、結衣せんぱぁい!」
結衣「いい加減にしろ」ゴチン
京子「いてっ!」
あかり「・・・」
あかり「ねぇ、京子ちゃん・・・」
京子「・・・」
京子「ちなちゅ、お茶おかわり!」
ちなつ「はいはい・・・」
あかり「結衣ちゃん・・・」
結衣「ちなつちゃん、私の分も・・・」
ちなつ「はい!喜んで!!」
あかり「ねぇ、どうして・・・」
あかり「どうしてみんな無視するのぉ・・・」グスッ
京子「・・・」
結衣「・・・」
ちなつ「はい、いれてきましたよ」
京子「わーい!」ダキッ
ちなつ「ちょっ、またですか!」
結衣「こら、京子!」ガツン
京子「へぶっ!?」
京子「う・・・」
あかり「・・・あかり、今日は帰るね」トボトボ
京子「結衣さん、さすがに今のは効きましたぜ・・・」ヒリヒリ
結衣「それは、京子が・・・」
ガラガラ
ピシャッ
京子「・・・」
ちなつ「あの・・・」
ちなつ「さすがにやりすぎなんじゃ・・・」
京子「んー、まあだいじょうぶっしょ!」
結衣「いや、大丈夫じゃ・・・」
京子「だってまだ1日目だぞ?こんなんじゃダメだって!」
ちなつ「そういう問題じゃ・・・」
京子「でもさ、見てみたいでしょ?あかりが怒るとこ!」キラキラ
ちなつ「それは、まぁ・・・」
結衣「さすがに限度ってものがあるだろ」
京子「まぁまぁ。後1日だけ様子見ようぜ!」
ちなつ「でも、明日学校休みですよ?」
京子「じゃあ、月曜日まで!」
結衣「・・・絶対だぞ?」
京子「もちろんだって!私もそこまで鬼じゃないよ!」
ちなつ「もう充分鬼ですけどね・・・」
誰か見てる?
(´;ω;`)
>>10
ありがとう
あかり「(どうしよう・・・)」
あかり「(あかり、完全に無視されてるよね)」
あかり「はぁ・・・」
あかね「あら、あかり、帰ってきてたの?」
あかり「あ、お姉ちゃん、ただいまぁ」
あかね「どうしたの?元気がないみたいだけど」
あかり「ううん、なんでもないよぉ」
あかね「そう?・・・そういえば部活は?」
あかり「!」
あかり「きょ、今日はお休みだってぇ!」アセアセ
あかね「・・・そう」
あかり「(お姉ちゃんには心配かけたくないなぁ)」
あかり「はぁ・・・」
あかね「あかり・・・」
ーー休日ーー
あかり「(学校・・・)」
あかり「(あ、今日は休みだった・・・)」
あかり「(よかった・・・)」
あかね「あかり?ちょっといいかしら」
あかり「なぁに?」
見てる
この板は基本的に投下途中で支援はしないから気にせず書き続けろ
>>12
そうなんだ
ありがとう
ガチャ
あかね「昨日、学校でなにかあったの?」
あかり「・・・ううん、なんでもないよ!」ニコッ
あかね「本当に?」グイッ
あかり「う、うん、本当だよ?」ニコッ
あかね「・・・あかり」
あかり「な、なぁに?お姉ちゃん」
あかね「・・・無理しないでね?」
あかり「う、うん」
あかね「明日、学校休んでもいいから・・・」
あかり「・・・うん」
あかね「何かあったら、お姉ちゃんに言ってね?」
あかり「わ、わかったよ!あかりは大丈夫だから!」
あかね「・・・ふふ」
あかり「お姉ちゃん?」
あかね「そうね、あかりならきっと大丈夫よね」ニコッ
あかり「・・・」
あかね「あかり♪」ナデナデ
あかり「おね・・・ちゃ・・・」ウルウル
あかね「よしよし・・・」ナデナデ
あかり「うわああああぁぁぁぁああぁぁあん!!!!!」ゴウキュー
あかり「うっ、うぅ・・・」ヒック
あかね「・・・落ち着いた?」
あかり「う、うん」ウルッ
あかり「ありがとう、お姉ちゃん」ゴシゴシ
あかね「いいのよ、大切な妹だもの」ニコッ
あかり「えへへ///」
あかね「でも、何かあったらすぐに言うのよ?お姉ちゃんが話聞いてあげるからね?」
あかり「うん!でも、もう大丈夫だよ!」ニコッ
あかね「そう、それはよかったわ♪」
あかり「お姉ちゃん、優しいね!」
あかり「あかりも、お姉ちゃんぐらい優しかったら・・・」
あかね「あかり?」
あかり「な、なんでもないよ!」
あかり「あかり、もう大丈夫だから!」
あかね「そう・・・じゃあ、また後でね」ニコッ
あかり「うん!」
あかり「(みんながあかりのことを無視するのは、何か原因があるからだよね・・・)」
あかり「(あかりが何をしたかはわからないけど、ちゃんと謝らないと・・・)」
ーー結衣宅ーー
prrrrrr prrrrrrr
結衣「あ・・・」
京子「んー?どうした?」
結衣「いや、その・・・」
ちなつ「あかりちゃんから電話ですか?」
結衣「・・・出るよ」ピッ
京子「ちょちょちょ、すとーーーっっっぷ!!!」ピッ
結衣「!何するんだよ!!」
京子「いやいや、月曜までって約束じゃん!」
ちなつ「でも、あかりちゃんから電話なんて相当ですよ!」
京子「だから、もう一息ってことじゃん!」
結衣「っ!いい加減にしろ!!」
京子「!?」ビクッ
ちなつ「ちょっ、結衣せんp」
結衣「もうこんなこと耐えられない!私はやめるからな!!」
京子「ちょっ、なんだよ急に・・・」
結衣「うるさいっ!!もう帰れよ!!」
京子「~~~っ!わかったよ!!そこまで言うなら帰るよ!!」
ちなつ「ふ、ふたりとも、落ち着いて・・・」
京子「行こっ!ちなちゅ!」
ちなつ「ちょっ、ちょっと!」ズルズル
結衣「・・・」
結衣「(謝らないと・・・)」
京子「なんだよ!結衣のヤツ!最初は乗り気だったくせに!」ブー
ちなつ「でも、ちょっとやりすぎですよ!」
京子「だってさー、あれぐらいしないとあかり怒らないじゃん!」
ちなつ「それは、まぁ・・・」
京子「月曜日までって言ったのにさぁ!」
京子「その後仲直りすればいいじゃん!」
ちなつ「ん~・・・」
京子「ねぇ、ちなちゅ?」
ちなつ「・・・本当に」
京子「?」
ちなつ「本当に、月曜日までですよね?」
京子「当たり前じゃん!さすがに怒るまで無視なんてことはしないよ!」
ちなつ「でしたら、付き合います・・・」
京子「お?まじで!?」キラッ
ちなつ「(あかりちゃんが怒るとこ、見てみたいし・・・)」
京子「さっすがー、ちなちゅは話がわかるなー♪」
ちなつ「(それが終わったら、結衣先輩にもちゃんと謝ろう・・・)」
京子「ちなちゅー?」
あかり「(ダメだ・・・)」
あかり「(誰も出てくれない・・・)」
あかり「あはは・・・」
あかり「(そりゃそうだよね・・・)」
あかり「(あかりは存在感ないし・・・)」
あかり「(ただ幼馴染ってだけだもんね・・・)」
あかり「(あかりだけ小学生のままじゃいけないよねぇ・・・)」
あかり「・・・」
あかり「あかりも、大人にならないとねぇ・・・」
結衣「(ダメだ・・・)」
結衣「(何回かけても出ない・・・)」
結衣「あかり・・・」
結衣「(明日、謝ろう・・・)」
結衣「(ちゃんと、事情を説明して・・・)」
すまん
風呂はいってくる
乙期待
念のため、この板に慣れてないなら↓のURLも見といた方がいいよ
■ SS速報VIPに初めて来た方へ
■ SS速報VIPに初めて来た方へ - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417916619/)
>>18
ありがとう
ちょっと見てくる
ーー月曜日ーー
ピンポーン
あかね「はーい」
あかね「あら?」
結衣「おはようございます」
あかね「結衣ちゃん?」
結衣「はい、あかりを迎えに来ました」
あかね「あら、随分と早いのね?」
結衣「はい・・・すいません」
あかね「京子ちゃんは一緒じゃないのかしら?」
結衣「京子は・・・事情があって・・・」
あかね「そう、ちょっと待っててね」ニコッ
結衣「はい・・・」
結衣「(謝らないと・・・)」
あかり「・・・」
結衣「!あかり!!」
あかり「・・・」スタスタ
結衣「あかり!ちょっと待ってくれ!」
あかり「なぁに?」
結衣「あ、いや・・・その・・・」
結衣「む、無視してごめん!」
結衣「あ、あれはその・・・京子がいきなり・・・」
あかり「別に、気にしてないよぉ?」
結衣「え?」
あかり「もう、京子ちゃんとも結衣ちゃんとも話すつもりないから」ニコッ
結衣「っ!ち、違うんだあかり!」ガシッ
あかり「離してよ結衣ちゃん」バシッ
結衣「!?」
あかり「もうね、京子ちゃんも結衣ちゃんもちなつちゃんも大嫌いなんだぁ」
結衣「なっ・・・」
あかり「だから、もうお話ししたくないんだぁ」
結衣「そん・・・な・・・」
結衣「あかり・・・」
あかり「さよならだよぉ、結衣ちゃん」スタスタ
結衣「あっ・・・」
ガラガラ
綾乃「あら、船見さん、おはよう」
結衣「・・・」スタスタ
千歳「?」
結衣「・・・」ピタッ
京子「・・・何?」
結衣「ちょっとこい」ガシッ
京子「いたっ!・・・ちょ、なんだよ!?」
結衣「いいからこい!!」
京子「!」ビクッ
クラス「!?」ビクッ
クラス「ざわざわ・・・」
綾乃「ど、どうしたのかしら、船見さん・・・」
千歳「喧嘩でもしたんちゃうかなぁ?」
綾乃「・・・」
京子「な、なんだよ結衣!」
結衣「・・・」スタスタ
京子「いきなり大声あげて・・・」
結衣「・・・」スタスタ
京子「黙ってちゃわからなっーー」
結衣「・・・」ピタッ
京子「結衣・・・?」
結衣「・・・今日の朝、あかりに会ってきた」
京子「・・・そ、それで?」
結衣「真っ先に謝った」
京子「・・・」
結衣「今まで無視してごめんって、全部京子が始めたことだって」
京子「・・・」
結衣「そしたらあかり、何て言ったと思う・・・?」ギロッ
京子「・・・」ビクッ
結衣「気にしてないって・・・」
京子「さすがだな・・・」
結衣「それだけじゃないッッッ!!!」
京子「ひっ!」ビクッ
結衣「京子ちゃんも、結衣ちゃんも、ちなつちゃんも、大嫌いだって・・・」
結衣「大嫌いだから、気にしてないって・・・」プルプル
京子「え・・・」
結衣「だから、もう喋らないって!」
京子「うそ・・・」
結衣「くそっ・・・」ポロポロ
京子「そんな、私そんなつもりじゃ・・・!」
結衣「お前のせいだろっ!!!」ドゴン
京子「ひっ!」ビクッ
京子「(壁・・・穴が・・・)」
結衣「お前が・・・お前が!!!」ムナグラ ツカミッ
京子「ちょっ、痛い・・・」
結衣「・・・っ」
京子「く、くるし・・・」
結衣「・・・」バッ
京子「けほっ、けほっ・・・」
結衣「・・・ごめん、やりすぎた」
京子「・・・」ビクビク
結衣「謝っとけよ・・・」
京子「ご、ごめんなさい・・・」ビクビク
結衣「私にじゃない、あかりにだ」
京子「は、はいっ・・・」ビクビク
結衣「・・・」
ーー昼休みーー
京子「あかりっ・・・」ハァハァ
京子「(あれ?)」
向日葵「こら、櫻子!」
櫻子「うるさい!おっぱい魔人!」
あかり「も~、二人とも、静かに食べようよ~」ニコッ
京子「(なんか、いつもと変わらないような・・・)」
ちなつ「あれ?京子先輩?」
京子「あっ、ちなちゅ!」
ちなつ「どうしたんですか?ここ一年生の教室ですよ?」
京子「あ、いや・・・」
向日葵「櫻子ったらいつも・・・」
あかり「あはは~、それは大変だねぇ」ニコッ
京子「ううん、なんでもないよ」
ちなつ「?そうですか・・・」
京子「うん、じゃあね!」バビューン
ちなつ「(なにしにきたんだ、あの人・・・)」
櫻子「あ、ちなつちゃん!お帰り!」
向日葵「早くしないと昼休み終わってしまいますわよ?」
ちなつ「うん!」
あかり「・・・」
櫻子「(なんか変だなー、この二人・・・)」
向日葵「(なんだかお互いを無視し合ってるような・・・)」
あかり「?」
京子「(なぁーんだ)」
京子「(案外普通じゃん)」
京子「(焦って損したなぁ)」
京子「はぁ・・・」
綾乃「と、歳納京子ーーー!!///」
京子「お、どったのー?」
綾乃「ど、どったのーじゃないわよ!早くしないと昼休み終わっちゃうでしょ!!///」
京子「ん?もしかして心配してくれてんの?」ニヤニヤ
綾乃「ち、ちがっ、そんなんじゃないわよ!!///」カァァ
千歳「綾乃ちゃん、素直にならなあかんでぇ」クスクス
結衣「・・・」
京子「あ、ゆ、結衣」
結衣「謝ったのか?」
京子「う、うん!謝ったよ」
結衣「どうだった?」
京子「結衣の言った通りだったよ?」
結衣「・・・そうか」
京子「・・・」
結衣「今日の放課後、部室に集合してくれ」
京子「う、うん」
結衣「ちなつちゃんには私から言っておくから」
京子「りょ、了解です!結衣隊長!」ビシッ
結衣「・・・」ジロッ
京子「な、なんつって・・・はは」
結衣「ごめんな」
京子「へ?」
結衣「今朝は、その・・・」
京子「(あ・・・)」
京子「(いつもの結衣だ・・・)」
京子「いいっていいって!」
結衣「でも、怖かっただろ・・・?」
京子「そりゃ、正直・・・」
結衣「うぅ・・・」ウルッ
京子「!?」
結衣「ごめん・・・ごめんな・・・」ポロポロ
京子「ちょ・・・大丈夫だって!」アセアセ
結衣「京子だって辛いのに、私だけ・・・」ポロポロ
京子「そ、そんなの!元はと言えば私が悪いんだしさ・・・」
結衣「・・・」ダキッ
京子「ちょっ、結衣!?」
結衣「ありがと、京子・・・」グスッ
結衣「京子がいないと、耐えられなかった・・・」
京子「私も・・・」
京子「私も、結衣のおかげで目が覚めたよ」ナデナデ」
京子「ありがと、結衣」ナデナデ
結衣「絶対、絶対また皆で・・・」
京子「そんなの当たり前じゃん!」ニコッ
京子「私が、あかりを元通りにするから!」
結衣「ふふ・・・」
結衣「そうだね」ニコッ
京子「へへっ」ニコッ
ーーごらく部ーー
京子「というわけで」
京子「作戦会議を始めます」
ちなつ「あかりちゃんについて、ですよね」
京子「もちろん!」
京子「まずは、今朝のことをちなちゅが知っとかないとね」
結衣「私から話すよ」
ちなつ「?」
結衣「今日の朝、あかりを迎えに行ったら・・・カクカクシカジカ」
結衣「・・・というわけなんだ」
ちなつ「あかりちゃんが、そんなこと言ったんですか?」
結衣「うん、もちろん信じられないとは思うけど・・・」
ちなつ「・・・いえ」
京子「ん?」
ちなつ「信じられます、その話」
京子「なにかあったの?」
ちなつ「それが、今日あかりちゃんが・・・カクカクチナチナ」
ちなつ「・・・ということが」
結衣「そうなんだ・・・」
京子「ほほぅ」
ちなつ「それに、あたし見たんです」
京子「な、なんだって!?」
結衣「まだ何も言ってないだろ!」パシッ
京子「きゃんっ!」
ちなつ「はぁ・・・変わりませんねぇ」
京子「で、何を見たって?」
ちなつ「はい」
ちなつ「あかりちゃんが、生徒会室に入って行ってたんです」
京子「寝返った・・・?」
結衣「使い方が違う」
結衣「でも、プリント出しに行っただけとか、そんなんじゃないのか?」
ちなつ「私もそう思って、ずっと見張ってたんですけど・・・」
ちなつ「出てこなかったんです」
京子「ほほぅ・・・」
結衣「なるほど・・・」
結衣「ごらく部をやめて、生徒会に入ったのかな・・・」
京子「・・・連れ戻してくる」ダッ
ちなつ「えっ、ちょ!」
結衣「京子!」
京子「大丈夫、私がなんとするから!」バビューン
京子「(私がやらないと)」
京子「(私のせいだから・・・)」
ちなつ「・・・行っちゃいましたね」
結衣「大丈夫だよ」
ちなつ「え?」
結衣「京子なら、なんとかしてくれるさ」
ちなつ「えっ、で、でも」
結衣「今日の昼休みに、言ってくれたんだ」
結衣「絶対になんとかするって」
結衣「また、元通りにするって」
ちなつ「結衣先輩・・・」
ちなつ「わかりました」
結衣「ちなつちゃん・・・」
ちなつ「もし、本当にあかりちゃんが私たち3人のことを嫌っていたとしたら」
ちなつ「全員で行くのは逆効果かもしれませんし」
ちなつ「正直、私にはあかりちゃんを連れ戻す自信がありません」
ちなつ「だから・・・」
結衣「ありがとう、ちなつちゃん」
ちなつ「・・・」
結衣「私も、一緒なんだ」
ちなつ「結衣先輩・・・?」
結衣「私も、どうしたらいいのかわからない」
結衣「ここは、京子に任せよう」
結衣「京子にもできないなら、私やちなつちゃんにもできないんだと思う」
ちなつ「!だからって・・・!」
結衣「わかってる」
結衣「もし京子が無理なら、全員で行けばいい」
結衣「みんなでちゃんと謝れば・・・」
ちなつ「許してくれますよね・・・」
結衣「あかり・・・」
ーー生徒会室ーー
あかり「ふぅ・・・」
綾乃「なんとか今日中に終わりそうね」
千歳「案外なんとかなるもんやなぁ」
向日葵「これも赤座さんのおかげですわ」
櫻子「ありがとね!あかりちゃん!」
あかり「ううん、あかりは何もしてないよ!」
綾乃「赤座さんが生徒会に入ってくれれば・・・」
櫻子「賛成!」
向日葵「でも、赤座さんにはごらく部が・・・」
櫻子「いいじゃん別に!最近ごらく部とも仲悪いみたいだしさ!」
向日葵「ちょっと、櫻子!」
あかり「・・・」
千歳「ほんまなん?赤座さん」
あかり「あ、えっと・・・」
綾乃「そういえば、船見さんと歳納京子の様子もおかしかったわね・・・」
向日葵「・・・吉川さんともあまり喋ってなかったみたいですし」
櫻子「じゃあ決定!」
向日葵「こら!勝手に決めたらダメですわ!」
櫻子「あかりちゃんだって、生徒会の方がいいよね?」
向日葵「だから、勝手に決めつけたらダメですわ!」
あかり「・・・」
あかり「あかりは・・・」
ガラガラ
京子「・・・」
綾乃「と、歳納京子!?///」
千歳「綾乃ちゃん、照れてる場合とちゃうよ?」
綾乃「な、照れてなんか・・・!///」
京子「・・・あかり」
あかり「京子ちゃん・・・」
京子「楽しい?」
あかり「え?」
京子「生徒会は、楽しい?」
綾乃「歳納京子・・・?」
あかり「楽しいよ」
京子「・・・」
あかり「ごらく部なんかより・・・全然楽しいよ!」
あかり「ここなら誰もあかりを無視しないし、必要としてくれるし」
京子「・・・」
あかり「やることもたくさんあるし、みんな優しいもん!」
京子「・・・」
あかり「あかりは、あかりは・・・」ウルッ
向日葵「赤座さん・・・」
櫻子「あかりちゃん・・・」
京子「・・・あっそ」
千歳「歳納さん?」
京子「正直さ、あかり邪魔なんだよね」
京子「すぐ泣くし、影薄いし、気使うし」
あかり「うぅ・・・」ポロポロ
京子「もう帰ってこなくていいよ」ニコッ
あかり「ごめんね、京子ちゃん」ポロポロ
京子「もう謝罪はいいよ、なんか私が悪いみたいになるじゃん」
綾乃「歳納京子・・・見損なったわ」
千歳「あ、綾乃ちゃん!」
向日葵「そうですわ!いくらなんでもそれは言い過ぎじゃありませんの!?」
向日葵「櫻子もなにか言いなさいな!」
櫻子「・・・」
向日葵「櫻子・・・?」
京子「大体さ、あかり今朝結衣に言ったらしいじゃん」
京子「ごらく部のこと嫌いだって」
京子「だから、もう喋りたくないって」
綾乃「な・・・本当なの?赤座さん」
あかり「だって・・・だって!」ポロポロ
京子「ほら、すぐ泣くし」
千歳「いい加減にしぃや、歳納さん!」
京子「・・・うっさ」
ガラガラ
ピシャ
あかり「うっ、うっ・・・」ポロポロ
あかり「うわあああぁぁぁあぁぁぁあん!!!」ゴウキュー
ーー廊下ーー
京子「(意味わかんない)」
京子「(あかりがいいって言ってるんだからいいじゃん)」
京子「(すぐ泣くしさ)」
京子「はぁ・・・」
櫻子「せんぱぁーい!」タッタッタ
京子「?」
櫻子「待ってくださいよぉー!」タッタッタ
京子「ん?」ピタッ
櫻子「よっこら・・・」
京子「へ?」
櫻子「せっ!」バコーン
京子「げぶっ!」
京子「いっ・・・なにすんだ!」
向日葵「こっちのセリフですわ!」
京子「!?」
櫻子「向日葵!?いつの間に!?」
向日葵「別に・・・櫻子が突然飛び出すから追いかけてきただけですわ」
京子「うっ・・・」
櫻子「わ、私は悪くないもん!」
向日葵「わかってますわ」
櫻子「へ?」
向日葵「にしても、もう少し手加減できませんの?」
櫻子「あ、いや・・・」
向日葵「まったく・・・」
京子「・・・なんで」
京子「あかりは平気じゃん!楽しいって言ってたじゃん!」
京子「なんで私が・・・」
結衣「京子!」
ちなつ「京子先輩!」
京子「あ、あ・・・」
結衣「今朝の話は嘘だったのか?」
京子「いや、その・・・」
結衣「答えろッッ!!!」
京子「ひっ!」ビクッ
ちなつ「サイテーですね」
京子「だ、だって・・・」
結衣「・・・言い訳はいい」
結衣「あかりに会いに行くぞ」
京子「で、でも・・・」
結衣「早くしろ」ガシッ
京子「い、痛い!痛いって!」
ちなつ「痛いですって・・・?」
京子「ち、ちなつちゃん・・・?」
ちなつ「こんなの・・・あかりちゃんが受けた痛みに比べたら100倍マシでしょうが!!!」チナツパワー
京子「っ!!」ビクッ
ちなつ「・・・行きましょう、結衣先輩」
結衣「ああ」
京子「うっ、うぅ」ポロポロ
ひまさく「(ポカーン)」
結衣「あっ」クルッ
ひまさく「!」ドキッ
結衣「二人とも・・・」
結衣「ありがとね」ニコッ
向日葵「あっ、いえ・・・」
櫻子「・・・」
ーー生徒会室前ーー
結衣「行くよ、京子」
京子「う、うぅ・・・」グスッ
ちなつ「あかりちゃん・・・」
先生「おーい、船見ー」
結衣「・・・先生?」
先生「今朝、二年生のフロアの壁に穴が空いてるのが見つかったんだが・・・」
結衣「私です」
ちなつ「えっ?」
結衣「・・・私がやりました」
先生「そ、そうか・・・なら職員室に」
結衣「後でいいですか?」
先生「い、いや、緊急招集で・・・」
結衣「・・・」ギロッ
先生「!?」ビクッ
先生「わ、わかった!後で必ずきてくだs・・・来るんだ!じゃあな!」ビューン
結衣「・・・行こうか」
ちなつ「・・・はい」
ーー生徒会室ーー
千歳「赤座さん、元気出しや?」
綾乃「そうよ、あんなヤツのいうことなんて気にしなくていいわ」
あかり「うん・・・」グスッ
りせ「・・・」ナデナデ
あかり「えへへ、みんなありがとぉー」ニコッ
ガラガラ
結衣「・・・」
あかり「!?」
綾乃「あ・・・船見さん・・・」
千歳「吉川さんに、歳納さんも・・・」
結衣「・・・あかり」
りせ「・・・!」ガバッ
綾乃「会長・・・」
あかり「大丈夫だよぉ」
あかり「あかり、もう心の準備はできてるから・・・」
りせ「・・・」サッ
結衣「あかり、今までほんとに・・・」
京子「うわああぁぁぁあん!!!あかりぃぃぃ!!!」ゴウキュー
一同「!?」
あかり「きょ、京子ちゃん!?」
結衣「京子っ!!」ガシッ
京子「離せよぉっ!!」バッ
結衣「なっ・・・!」
ちなつ「(ふりほどいた!?)」
京子「ごめん、ごめんねあかり!!!」
京子「無視したり、ひどいこと言ったりして!!!」
京子「ごめんなさいぃぃいいぃぃ!!!」ゴウキュー
綾乃「と、歳納京子・・・」
千歳「歳納さん・・・」
京子「あかりが、あかりが平気だって!!大丈夫だって!!」
京子「生徒会の方が楽しいって!!だから、だから・・・!!」
あかり「もういいよ、京子ちゃん」
あかり「あかりも、意地なんて張ってごめんね?」
あかり「あかりは、ごらく部が大好きだよ・・・」
京子「ほ、ほんと・・・?」
結衣「あ、あかり!」
あかり「結衣ちゃん・・・」
結衣「私も、最初は乗り気だったんだ・・・」
結衣「でも、でも!!」
ちなつ「わ、私だって!!」
ちなつ「私もあかりちゃんの怒る顔が見たくて、つい・・・」
あかり「いいよ、みんな」
結衣「でもっ・・・」
あかり「あかりね、最初はみんなに嫌われちゃったかと思ったんだ」
あかり「とっても辛かった・・・」
京子「あかりぃ・・・」グスッ
あかり「だからね・・・」ギュッ
京子「・・・?」
あかり「もう、こんなことしちゃ・・・」
あかり「だめだよ?」ニコッ
京子「うんっ、うん・・・!」
結衣「あかり・・・」
ちなつ「あかりちゃん・・・」
千歳「よかったなぁ、元に戻ったみたいやで?」
綾乃「そうね」フフッ
向日葵「・・・帰りますわよ、櫻子」ヒソヒソ
櫻子「えっ、なんで?」ヒソヒソ
向日葵「あなたはもうちょっと空気を読みなさい」ズルズル
櫻子「離せよ~!」ズルズル
こうして、ごらく部は仲直りしましたとさ
おしまい
見てくださった方ありがとうございました
初投稿なのでいろいろ戸惑いました
ごめんなさい
次立てるときはちゃんとアレ読んできます
乙。京子はもう少し懲らしめた方が良かったような気も
乙
自分達もノったくせに悲劇のヒロインぶる結衣とガッチーナ
生徒会がオアシスだってはっきりわかんだね
ただただヘタクソ
しかも既視感あり過ぎて昔のSSの再投稿かと思った
まあ、良かったけどな
好きなキャラageて他sageるだけの糞シリーズなんだよな構成が
シリアスにカタカナ半文字を入れてはいけない(戒め)
好きなキャラageとか言ってる人達居るけど、誰がageられてるの?
ようするに、ゆるゆりが好きじゃない作品アンチの仕業
最近アンチ多いだけだから気にしないでね
また書いてね
乙乙
>>45
アンチって否定的レスをしてる人のこと言ってんの?
つまらないものをつまらないと感想を書いてるだけなのに、なんでもかんでもアンチ認定とか馬鹿?
そして最近アンチが多いってどこを指して言ってるの?
>>40.47
お目汚しごめん
素直に感想言ってくれてありがとう
>>1は京子好きってはっきりわかんだね
京子のあかり弄り→結衣ちなつもなんだかんだで加わる→あかり生徒会に泣きつく→謝ってぐだくだ終了
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