穂乃果「ことりちゃーん!」音無小鳥「はぁーい♪」 (44)

ラブライブ!とアイドルマスターのクロスになります。設定など異なる事などあるかもしれませんが、もしよろしければ。



穂乃果「ことりちゃーん!」

音無小鳥「はぁーい♪」テクテク
*以下小鳥

にこ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420638823

あら?何故か反映されてない。失礼致しました。


にこ&花陽「!?」

ことり「どうしたのホノカチャン?」テクテク

穂乃果「あのね!あのね!」

ワイワイガヤガヤ

小鳥「はっ!私ったら、この年になってちゃん付けで呼ばれる事はない現実故に…つい」ブツブツ

オカアサン。アノヒトヒトリデ…
ミチャイケマセン!!

小鳥「はっ!ついやってしまった!あの娘もことりって名前なのね。私と違って可愛らしいわ…私何てもうアラ………自分で言ってて悲しくなった!!」

P「音無さーん!何やってるんですか?」ブンブン

小鳥「プロデューサーさん。いまいきますー」タタタタタ

穂乃果「それでねー」

ことり「可愛いね♪」

にこ「花陽。音無って」

花陽「あの容姿にことりって名前に反応」

にこ&花陽「音無小鳥よね(です)!?」

ことり「ことりは南だよ?」

にこ「あんたちは適当に買い物してて!行くわよ!!花陽!」ダダダダダ

花陽「はいっ!」ダダダダダ





P「まったく。急がないと律子に怒られますよ」テクテク

小鳥「すみません。ちょっと、つい」テクテク

P「何がちょっと、ついなのか」テクテク

あのーすみませーん!!

小鳥&P「ん?」

にこ「音無小鳥さんですよね!?」

花陽「……フンス」キラキラ

小鳥「えっ?ええ、そうだけど…何かしら?」

P「(あれ?この娘達って…)」

花陽「にこちゃん!本物だよ!」

にこ「伝説のアイドルに生で会えるなんて!」

小鳥「えっ!?ちょとあの!?」アセアセ

にこ「伝伝伝観ました!」

花陽「私は、戦えアイドル甲子園で!」

小鳥「ちょっと!?それって///何年前!」チラチラ

にこ「とりあえず、サインください!!」

花陽「花陽にも是非!!」

小鳥「えええ!あの、それは!!」

P「うわーーーー!!」

にこ&花陽&小鳥「!?」

P「律子に怒られますよ!?さぁ!急いで!!ごめんね君たちーーー!」ギュッダダダダダ

小鳥「えっえっ!あーーーーーーれーーーーーーーーー!」

・・・

・・





うわキツ

小鳥「プロデューサーさん。強引ですよ」

P「すみません。ですが、音無さんが助けを求めていたので」

小鳥「それはそうですけど…」

P「あの娘達に失礼な事をしちゃったですか?」

小鳥「そうですね…」

P「まー、そうかもしれませんが。小鳥さん、少し辛そうな顔していましたし…」

小鳥「……」

P「すみません」

小鳥「いいんですよ。私もわからないんです。嬉しいのか…悲しいのか、それとも違う気持ちなのか」

P「とりあえず行きますか。律子から着信が」タラタラ

小鳥「ぴよーー!!」タラタラ

私は、私のファンであると言ってくれたあの娘達にあって、昔感じた楽しかった事を…本当に楽しかったのだろうか。私の頭の中には悲しい事しか回っていなかった。 あの時の私は。本当に楽しかったのかな。

喫茶店

にこ&花陽「ズーン」ションボリ

ことり「帰ってきてからずっとこうだね」ピヘヘ

穂乃果「もぉ!勝手にいなくなるからだよ!」

にこ「そうね。そうよ。私は一人のファンとしてタブーを犯したわ」

花陽「迷惑をかけてしまうなんて…暴走して」

にこ&花陽「はぁーーーーー」ズーン

穂乃果「なんか、何も言えない雰囲気だね」

ことり「うん…」

にこ「私達帰るわ。花陽いくわよ」スタッ

花陽「うん。ごめんね穂乃果ちゃんことりちゃん。お金置いとくね」スタスタ

ことり「必要な買い物も終わったし大丈夫だよ。気を付けてね」

ありがとうございましたー!

ことり「大丈夫かな?」

穂乃果「うーん。あっ!にこちゃん!お金置いてってない!!」

ことり「ピヘヘ」

次の日・練習後

海未「皆さんストレッチしっかりしてくださいね」

ワイワイガヤガヤ

にこ&花陽「用事あるので帰るわ(ります)」

バタン

凛「ばいばいにゃー!」

真姫「あの二人どうしたの?」

凛「お米パワーが足りないんだよ!!かよちん言ってた!」

希「なるほど!ならばうちは真姫ちゃんにわしわしやでー」ワシワシ

真姫「イミワカンナイ!て言うかにこ…ヤメテー!」

絵里「にこと花陽、本当にどうかしたのかしら?」

穂乃果「昨日ねー、はぐれたから元気なくなっちゃったの!」

海未「穂乃果じゃないんですから」

穂乃果「ぶー!ぶー!」

ことり「ピヘヘ」

絵里「…は、ハラショーね。まー、少しだけ様子みましょうか」

海未「そうですね」

にこ「とりあえず、アイドルショップでも行こく…」

花陽「うん…」

小鳥「(今日はお昼からオフだから来てよかったわ!私のmyジャスティス!やっぱりP×社長を…いや!ここはP受け×甘党なんかも)」ゴクリ

ドンッ

花陽「あっ!すみません」ペコッ

にこ「花陽何やってんよ。ご~めんなさ~い。ここはにこに免じて許して欲しいニコッ♪」

小鳥「いえいえ、私こそつい妄想に…あっ」

にこ&花陽「あっーー!」

にこ「昨日はすみませんでした!」ペコリ

花陽「迷惑な事をしてしまいました!」ペコリ

小鳥「そんなこと!こちらこそすみませんでした!」ペコリ

なになに?クスクスクッスン

にこ&花陽&小鳥「///」

小鳥「お店にいくわよー!」ダダダダダ

にこ「えええええ」ダダダダダ

花陽「まってー 」ダダダダダ

ファミレス

にこ「あっ、あの」

小鳥「ど、どうぞ」

にこ「昨日はすみませんでした。それに今日も迷惑かけてしまいまして」ペコリ

花陽「はい、本当にすみませんでした。」ペコリ

小鳥「もう良いのよ。顔をあげてくれると嬉かなー?」アセアセ

にこ「あっ!はい」

花陽「すみません」

小鳥「うふふ(可愛いな。こんな可愛い娘達が目の前に今二人。妄想が…あっ!だめ!だめよ!ことりぃ~い!)」

にこ「音無小鳥さん。どうしたんですか?」

花陽「大丈夫ですか?」アセアセ

小鳥「えっ?あー…大丈夫よ。それより、小鳥さんって呼んでくれて良いのよ?」

にこ「そんな!滅相もry」

小鳥「私からのお願いです♪なんて」

花陽「はわわわー!」キラキラ

にこ「こ、小鳥さん」

小鳥「どうしたの?」

にこ「にこーーー!」ショウテン

小鳥「大丈夫?」アセアセ

花陽「小鳥さん!」

小鳥「どうしたの?」

花陽「ぱなーーー!」ショウテン

小鳥「えっ!?ちょっと!二人とも」アセアセ



これは大いに期待

数分後

小鳥「大丈夫?」

にこ「はい、すみませんでした」

花陽「謝ってばっかりだね」

にこ「そうね」

小鳥「私もそうかも」

にこ&花陽&小鳥「えっ」

わははははははははは


さらに数十分後


小鳥「なるほど、スクールアイドルしているのね」

にこ「μ'sってグループで活動しています!」

花陽「ラブライブ!目指して頑張ってます!」

小鳥「そうなんだ~」

この娘達を見ていると、何故だか昔を思い出す。春香ちゃん達を見ている時も最初はそんな気持ちがあったけど、私は事務員という立場で皆を支えたらなと思うと自然と大丈夫だった。
正直、事務所の皆以外には会わないと思っていたけど。これも、神様の意地悪なのかな?
しかも、この娘達は私の過去を知っている。
この娘達の真っ直ぐな気持ちから逃げたくなる。でも不思議と、何でなんだろう。

わからない。


にこ「あのっ、差し出がましいのですが」

花陽「…」ドキドキ

にこ「私は…私達はあなたのファンです」

小鳥「…」

にこ「ご迷惑じゃなければ、お話うかがってもいいですか?」

花陽「よかったらでいいんです。あー!すみません」アセアセ

小鳥「そうね、少しだけよ?」

にこ&花陽「わーー!」キラキラ

私は何で逃げなかったんだろう。この娘達なら言えば直ぐにわかってくれるはずなのに。
今日の私はどうかしているわ。
もしかして、この前のお詫び?
やっぱり、わからない。

それからこの娘達と色々話した。

この娘達は765の影ナレを聞いて私が765で働いているのを当たり前のように知っていて少し驚いた。

後は昔の何が凄いとか、こう言うのがあったとか、面白い話とか。少しだけ恥ずかしいお話も。

多分事務所でも私と社長しか知らないようなお話をしてしまっていた。絶対にしない。誰にも話せないことなのに。この娘達の真っ直ぐな視線に…気持ちに、押されてしまったからなのかも。今の私はどうかしている…そのせいでほら? 一番聞きたくない事がきてしまった。


にこ「あの、私は伝伝伝を観てその他の映像も観て小鳥さんが楽しく歌っているのをみて、アイドルになろうって気持ちがさらに強くなりました」

花陽「私も、いるだけで人を笑顔にしちゃう。昔見たテレビでそれがすんごい印象に残っていました。私もこんなアイドルになりたいなって伝伝伝にもでたいなって」

多分、次に一番聞きたくない言葉が飛んでくる

にこ「小鳥さんは楽しそうにアイドルしていました!」

花陽「アイドルはやっぱり楽しかったですよね!!」

にこ&花陽「私達も今が楽しいです!!」


この真っ直ぐな気持ちが私には辛い。
本当に、何で話してしまったのだろう。色々

私はアイドルを楽しんでいた?

楽しく

小鳥「そうね、楽しかったかな」

嘘だ

にこ「凄いわ!やっぱり伝説のアイドル!」

花陽「わぁぁ!」

小鳥「二人も今を精一杯楽しんでいるのよね?」

アイドルが楽しかった記憶なんか思い出せないくせに。

にこ&花陽「はい!」

小鳥「うふふ、これからも頑張ってね♪小鳥お姉さんが応援しちゃう」

にこ「これは!ラブライブ!優勝よ!」

花陽「はい!」

私は…何て嘘つきなんだろう。

小鳥「そろそろ行こっか?」

ここに来て逃げの動作を取る私。

にこ「はい」アセアセ

花陽「あの…実は……一週間後に小さいライブがあります。良かったら見にきてください」ペコッ

小鳥「一週間後か…そうね。行こうかしら」

私は何を言っているんだ

花陽「場所とか連絡したいので…私は何を言って!ダレカタスケテー!」

にこ「ちょっと!花陽!!」

小鳥「そうね、二人なら連絡交換しちゃおっかな」

にこ&花陽「えええええ!!」

自分から逃げ道ふさいでなにやってるのよ。
でも、本当に逃げられない。
何でなんだろう。
わからない。



わかりたくない。

にこ「ご馳走までしてもらって、ありがとうございました」ペコッ

花陽「本当にありがとうございました」

小鳥「いいのいいの。こう言うときは年上に甘えて良いのよ?」

にこ「ぅぅぅ!」

花陽「にこちゃん!」

小鳥「うふふ、それじゃあライブいくから頑張ってね」フリフリ

にこ「はい!ありがとうございました!」

花陽「ありがとうございました!」






小鳥「私…なにやってるんだろう。本当に」

次の日・練習

にこ「さぁ!ライブまで後一週間ないのよ!」

花陽「はい!皆で全力でいきましょう!!」

絵里「なんか、急に元気になったわね」

凛「凛はこっちのかよちんも好きだよ!」

真姫「まー、いいんじゃない?」

希「おやおや?昨日連絡してきたのはどこの誰やったかな~?」

真姫「カラカワナイデ!」

穂乃果「おっ!何かいいね!よーしやろう!!」

ことり「おー!」

海未「では、今日は昨日の二倍で!!」

凛「それはないにゃ~」

花陽「駄目だよ!凛ちゃん!」

にこ「そうよ!最高のライブにしてラブライブ!につなげるのよ!!」

絵里「全く、気合いがあるのはいいけど。怪我だけしないように!じゃあまずはストレッチからよ」

数日後の765

P「……」カタカタ

小鳥「……」カタカタ

P「小鳥さん」

小鳥「……」カタカタ

P「ひよこー」

小鳥「……」カタカタ

P「結婚しよう小鳥」

小鳥「……」カタカタ

P「小鳥さんいい加減にしてください」ペシッ

小鳥「あれ?プロデューサーさん?どうしたんですか?何か…大事な事を聞き逃したような」

P「全く、どうしたんですか?ここ数日脱け殻みたいになってますよ。皆も少し心配してますし」

小鳥「えっ?そんなにおかしかったですか?あれれ?」

P「はぁ~…本当は言いたくなかったんですが。とりあえず、μ'sのミニライブ行ったらどうですかね?」

小鳥「そうで…って!何でプロデューサーさんが知っているんですか!?」

P「実は…」

・・・

・・



・・

・・・

うんこ

小鳥「たまたまファミレスで見かけたから声かけようと思ったけど無理でした?本当なんです?実は私のこと好きなんじゃ」チラチラ

P「その元気があるなら仕事してください」

小鳥「ピヨー」

P「(言えない…小鳥×ことり本を買いに行く途中で見かけたから運命感じて追いかけたとか)」

小鳥「プロデューサーさん。お話聞いてたんですよね」

P「はい」

小鳥「プロデューサーさんは昔の私のことどのくらい知っていますか?」

P「映像で見たことと、この前の盗み聞きしたこと以外は…社長も音無さんの話はしてくれないし」

小鳥「そうですよね。知りたいですか?」

P「正直、少しだけ」

小鳥「なら、また小鳥って呼んでください」

P「(ちゃっかりしてるな)小鳥さん。お願い致します」

小鳥「…お茶いれてきますね」

P「…はい」

小鳥「私はアイドルを少しだけしていました」

P「はい」

小鳥「本当に色んな意味で忙しかったです。レッスンにお仕事、わからないことだらけで」

小鳥「それで、お仕事が本当の少しだけ安定してきた時です」

ーーーーーーーーーー

小鳥「よし今日も頑張ろう」

アイドルA「音無あいつ調子のってね?」

アイドルB「マジでね、才能ねーのによ!早く消えてくんねーかな」

ぎゃはははははははははは

小鳥「…」

芸能界だからこう言うのはあるって思っていましたけど、やっぱり辛いです。


そしてライブでも。

小鳥「衣装がない…」

高木「なんだって!?」

黒井「えええい!どこのどいつだ!」

黒井「高木!私が時間を稼ぐ早く替わりを持ってこい!」

高木「わかった」ダダダダダ

結局はお二人のお陰でどうにかなりました。けど…。

小鳥「皆さん、ありがとうございました」ペコッ

客「下手くそな!歌だな!」

客2「がははははは」

いくら小さな劇場だからって、これは私の心に刺さりました。

私はそれでも負けないでやろうって思っていました。でも、そう言う人は必ずいて。

私はいつしか仮面をつけて心アイドルをしていました。ずっと笑っていればいい。そう、ただの人形。そうすれば乗り越えられると。


でも耐えられなくなりアイドルを辞めた。


ーーーーーーーーーー

P「そんなことが…」

小鳥「はい…」

P「その、アイドルは芸能人です。そう言った嫌な経験は絶対あるはずです」

小鳥「…」

P「でも、良いこともあったのではなかったんですか?」

小鳥「…どうですかね。そんなのわすry」

P「俺は、伝伝伝観ました」

小鳥「…」

P「その時の小鳥さんは凄く楽しそうでした!」

小鳥「!?」

P「でも、小鳥さんは悲しそうに悲しいことだけを話す。本当はアイドル楽しくて仕方がなかったんじゃないですか?」

小鳥「そんなこと…」

P「あります。そうじゃなければあの娘達とあんなに話はしないと思います。あの娘達を見てアイドルの楽しさを思い出していたんじゃないんですか?」

小鳥「やめて…」

P「やめません。小鳥さんは悲しいことばかりを言いますけど、アイドルを楽しんでいたんですよ!春香達を一生懸命応援するのだってアイドルが好きだから!」

小鳥「や…めて」

P「いいじゃないですか!楽しかった事実も受け入れましょう?あなたは楽しんでいた。俺の知っているアイドル、音無小鳥は凄く楽しそうに歌っていまry」

小鳥「やめてください!!」

P「…」

小鳥「あっ…すみません。私…私」

P「小鳥さん」

小鳥「仕事に戻ります」

P「…はい、俺も仕事に戻ります。すみませんでした」

小鳥「…」

ガチャン

P「…」ピッピッピッ

P「律子いまいいか?」

P「少し…頼みがある」

ミニライブ当日

わーわーわーわー!

小鳥「…約束したから来たけど」

小鳥「帰ろうかしら。もう始まっているし」

P『小鳥さんはアイドルを楽しんでいたんですよ!』

小鳥「………帰ろ」

小鳥「ごめんなさい。にこちゃん、花陽ちゃん」

よーし!次いっくよー

デデンデンデン!デンデンデン!
(Oh yeah! Oh yeah! Oh yeah!
一進一跳!)
(Oh yeah! Oh yeah! Oh yeah!
ほら負けないよね?)

小鳥「ちょっとだけ…」

悔しいなまだ No brand
知られてないよ No brand
なにもかもこれから 熱い気分

小鳥「あっ…」

楽しいよでも No brand (Do you know?)
張りきってるんだ No brand (Do you know?)
だから
(おいで)
ここで出会うために
(Yes,I know!)

小鳥「皆凄く楽しそう…」

目指す場所は(高い)
いまより高く(どこまで?)
チャンスの前髪を
(持って)はなさないから
(ぎゅっと)はなさないから
(Oh yeah!)奇跡の虹を渡るんだ

小鳥「にこちゃんも花陽ちゃんも楽しそう。凄く」

壁は Hi Hi Hi
壊せるものさ
Hi Hi Hi 倒せるものさ
自分からもっとチカラを出してよ
Hi Hi Hi 壊せるものさ
Hi Hi Hi 倒せるものさ
勇気で未来を見せて
そうだよ覚悟はできた
(Oh yeah! 全身全霊!) (Oh yeah! Oh yeah! Oh yeah! Oh yeah!)
デデン!

わーわーわーわー!


小鳥「…」ポロポロ

小鳥「…私も壁を壊せるかな」

P「勇気で未来をみせて。そうだよ覚悟は出来た…か」

小鳥「プロデューサーさん!?なんでここに」

P「小鳥さんがいる気がしまして」

小鳥「そうですか…」

P「小鳥さん。思い出変えたくないですか?いや、思い出したくないですか?楽しい思い出を」

小鳥「…私は」

P「ほら、今歌ってたでしょう?」

小鳥「勇気で未来をみせて。そうだよ覚悟は出来た」

P「そう、後はあなたの勇気だけ」

小鳥「でも…」

P「小鳥さんの眼は覚悟出来ている眼ですけどね」

小鳥「プロデューサーさん」

P「お?あの二人が気付いたみたいですよ。後で挨拶しにいって下さいね。これをもって」

小鳥「これって、再来週の765プロのライブチケット!?」

P「絶対に渡して絶対に来るように言ってくださいよ?まー、大丈夫でしょうがね」

小鳥「え!あのどういう」

P「壁を壊しましょう!んじゃ!俺は律子に怒られたくないので」ソソクサ

小鳥「ちょっと!私はやるなんて一言も!」

あれ?私何でやるなんて言っているんだろう。
プロデューサーさんは渡しといてと言ってただけなのに。なんて。

小鳥「はいはい、わかっていますよ…」

私の胸の中には何故か高揚感がありました。
そう。


アイドルを楽しんでいた時のような。

小鳥「お疲れ様。少ししか聴けなくてごめんね」

にこ「いえ!聴いてくれただけでも」

花陽「これは!宝物ですぅ!」

小鳥「言い過ぎよ。あっ、それとこれどうぞ」

にこ&花陽「ヴェェェェェェ!」

にこ「これって…いいんですか!?」

花陽「アリエナイデスッ!」

小鳥「うん、私からのプレゼントになるのかな?とりあえず、絶対に来てね」

にこ「もぉちろんです!!」

花陽「はわわわわわわわ!!こんなのってーーーーー!!」

小鳥「そろそろ行かなきゃ。ありがとうね。今日呼んでくれて」

人って、アイドルって凄いな。

にこ「いえ!そんな!私達のライブに来てくれて!こっちの方が」

花陽「そうです!それにチケットまで!!」

小鳥「うふふ、それじゃあね」

にこ&花陽「はい!」

私の今いったありがとう。
ライブで伝えるからね?
本当のありがとうを。

音無さん何妄想してんすか早く残業してください

ライブ当日

にこ「まさか、こんなことになるなんて」

花陽「はいっ!絶対行けないと思っていましたから!!」フンスッ

にこ「今日は振るわよ!!」

花陽「全力です!!」

もくかい開演~

にこ「小鳥さんの声ね」

花陽「そうだね」

にこ「やっぱりこれがないとね」

花陽「始まるって感じがするよね」

ブゥーーーン

いっくよーーーー!!

バーーーーーん!

わーーーーーーーーーーーー!!




小鳥「………ハジマッチャッタ」ガクブル

P「なにやってるんですか小鳥さん」

律子「小鳥さんの出番はまだ先ですよ?落ち着いてください」

小鳥「むりよーー!何であんなこと!それに準備が良すぎます!」ガクブル

P「自分からやりたいって意思表示したくせに」

律子「そうですよ。それに、小鳥さんの友人二人もきてるんでしょう?しゃんとしてください」

P「そうそう、春香達にも見せてやってくださいよ」

小鳥「ううう、二人にはわかりませんよ」ガクブル

逃げようかな。良いよね。誰も私の歌を聞きたくないだろうし。

客『なんだこれ?』

客2『へたくそーー!』

アイドル『消えなよ』

アイドル2『うざっ』

ぎゃはははははははははははははははははははははははははははははは

小鳥「……」ダダダダダ

律子「小鳥さん!?」

P「俺がいく。頼んだぞ」ダダダダダ

小鳥「………」

小鳥「むりよ」

小鳥「私には…むりよ」

小鳥「アイドルなんて」

小鳥「これっぽっちも…」

P「それ以上は言ってはいけない。ファンを自分を裏切ってしまう」

小鳥「プロデューサーさん。でも、私には」

P「逃げるな小鳥!」

小鳥「!?」

P「今回あなたが、あの娘達とあったのは運命だと思っています。あなたが変われる運命」

小鳥「…」

P「あなたはアイドルの時の思い出を暗いものとしかみていない。本当は楽しかった癖に」

小鳥「でも…でも」

P「思い出してください。あなたのファンを応援してくれていた人達がいると言うことを」ギュッ

小鳥「プロデューサーさん…」

P「これはあなたにとっての最後の機会かもしれません。思い出してください」

小鳥「…」

P「人生長いんです。良い思い出は多い方が良い」

小鳥「何ですか…それ」クスクス

春香『あれれ?今日はゲストが来ているんだって!』

真『あれあれ?だれかな??』

千早『その人は私達をいつも支えてくれている人』

雪歩『本当に優しい人』

美希『でもその人は少し困ったちゃんなの』

亜美『いっつも怒られているしね』

真美『にーちゃんと一緒にね♪』

やよい『でも!その人は私達にすっごく優しくて!』

伊織『いつも私達を迎えてくれるのよ♪にひひっ』

あずさ『うふふ♪この人は太陽ね~』

響『そんな人をね!』

貴音『今日は皆様にご紹介させてください』

春香『せーの!』

小鳥さーーーーーーーーーーーん!!


P「小鳥!お前のファンが、ステージが待っている!行ってこい!!」

小鳥「はいっ!!」ダダダダダ



P「そう、ファンはいるんですよ。ここにも」

にこ「…」

花陽「…」チラッ

にこちゃんは物凄い笑顔だった。
私もなんだけどね。でも、何となくこうなるんじゃないかって気がしていたの。
私達にチケットをくれたあの日の小鳥さんは
ステージで歌っているときの小鳥さんだったから。

だから、私達も準備万端なんです!
この日のことは絶対忘れないんだろうな。



小鳥「(大丈夫。大丈夫。私には皆が。にこちゃんと花陽ちゃんが)」チラッ

にこ「…」ニコッ

花陽「…」パナァー

小鳥「(そう、大丈…えっ?)」

小鳥「(あそこ、私の色のライトが集まって…え?何々?)」

P『思い出してください。あなたのファンを、応援してくれていた人達がいると言うことを』

小鳥「(……皆)」

小鳥「(音無小鳥。歌います!)」

空になりたい
自由な空へ

にこ「……」

花陽「わぁー」

翼なくて翔べるから
素敵ね
空になりたい
好きな空へ
雲で夢描けるから

小鳥「(私は何でこんな大切なことを)」

始まりはどこになるの
終いはどこになるの?
上を見てあなたに聞いてみたら

小鳥「(忘れていたのだろう)」

始まりとお終いなんて
繋がって巡るモノ
大事なのはやめない事と諦めない事

小鳥「(そう、大事なこと)」

春は花をいっぱい咲かせよう
夏は光いっぱい輝こう
奇跡じゃなくて運じゃなくて
自分をもっと信じるの

小鳥「(そう、自分を信じる)」

秋は夜を目一杯乗り越え
冬は雪を目一杯抱きしめ
笑っていいよ
泣いていいよ
だって巡ってまた春は 来るから
繋ぐレインボー

小鳥「(また春は来るから)」


わーーーーーーーーーーーー!!

にこ「……これよ」

花陽「にry」

アンコール!アンコール!アンコール!

にこ「えっ?ちょっと!私達もやるわよ!」

花陽「はいっ!!」

アンコール!アンコール!アンコール!

小鳥「えっ?!えええっ!えっ?」

伊織「ちょっとちょっと!私達のライブなのにやってくれるわね♪」

美希「小鳥の癖に生意気だって思うな♪」

亜美&真美「でもでも~」

響「これも予測ずみだぞ!」

貴音「ええ、愛されているのですから」

やよい「えへへ!」

雪歩「小鳥さんは、やっぱりすごいですぅ」

真「僕達も頑張らなきゃね」

あずさ「そうね♪でもその前に」

千早「もう一曲音無さんの歌を聞きましょう」

春香「小鳥さん。お願いします!」

小鳥「えっ?きいてなry」

伊織「ほら、アンコール貰ったんだから挨拶位しとく」

小鳥「伊織ちゃん……」

小鳥「皆さん。765プロのライブに御越しいただきありがとうございます」

わーわーわーわー!

小鳥「私は、昔少しだけアイドルをしていました」

小鳥「私はずっと、アイドルを楽しんでいない。楽しくなかったと思っていました」

にこ「…」

花陽「…」

小鳥「でも、春香ちゃん達に出会って。そして可愛いアイドル二人組に出会って」

にこ「あっ…」

花陽「はわぁ…」

小鳥「私は思い出せました」

小鳥「アイドルは確かに辛いことたくさんあって大変でしたけど。でも」

小鳥「それでも応援してくれているファンがいてくれたこと!ありがとうございます」

わーわーわーわー!

小鳥「私は…アイドルが」

小鳥「本当に…」

小鳥「楽しかったです!!」

わーーーーーーーーーーーー!!

春香「さぁ!小鳥さんお願いします!あの歌を」

伊織「言わなくてもわかるでしょう?」

小鳥「うん」

小鳥「私のありったけの気持ちをのせます」

小鳥「皆さんに届いてほしいです。幸せを」

小鳥「(そして……)」チラッ

ファン「…」ウオーー

にこ「…」ニコッ

花陽「…」パナァー

小鳥「聞いてください」

小鳥「幸」

どこまでも広い世界
今日へと実れる蕾

伊織「やってくれるわね、小鳥」

春香「伝説のアイドルなんだもんね♪」

形や色は違うけど
やがて花を咲かそう…

伊織「なーにが伝説のアイドルよ?迷惑ばかりかけて」

千早「水瀬さん嬉しそうよ?」

伊織「うるさい!うるさい!ほら、早く準備しとくわよ」スタスタ

いつまでも続く世界
明日へと瞬く星名

春香「伊織は相変わらずだね♪」

千早「うふふ、そうね」

名前や場所は違っても
いつか星座を描こう…
人は夢を咲かせながらに
喜び悲しみ描く
でも忘れないで
ひとり
じゃ
ない
私達

みんなみんなの命
自分になる為に生まれてきた

日高舞「良い顔じゃない」スタスタ

P「舞さん来てくれたんですね」

全ての光達
心と意味を持って生きてる

日高舞「まー、暇だからね」

P「昔を思い出しませんか?」

日高舞「そうね。あの娘は本当に楽しそうに歌う。全く…色々馬鹿な娘よ」

P「そうですね」

かけがえのない命
自分という名の宝物

日高舞「私は行くわ、小鳥によろしく」

P「えっ?もう!、会っていかないんですか?」

日高舞「えー、あの顔を見れただけで十分よ。もう大丈夫でしょう。それに…先約がありそうだし」

P「あなたは…本当に何者なんです?」

日高舞「ただの主婦よ。元伝説のアイドルだけどね。じゃーねー」フリフリ

P「凄いな…伝伝伝だ」

みんなみんなで今
誇ろう世界中でひとつの空になる

命は永遠じゃない
生まれながらの運命
終わるまで私でいたい
一度の瞬間(とき)を大切にしよう

にこ「花陽…」

にこちゃんはまっすぐ小鳥さんの方をみながら声をかけてきたの。でもね、すぐわかったんだ。私も同じ顔で同じ気持ちだから。

にこ「これが…アイドルよ」

にこちゃんがいつも言っている
『アイドルっていうのは笑顔を見せる仕事じゃない!笑顔にさせる仕事なの!』
私達は泣き笑いでいる。本当に凄い。嬉しいのに涙がでちゃう…それなのにすっごい笑顔。
これが、アイドルなんだって。
こんなアイドルになりたいなって。

花陽「うんっ!」

みんなみんなの命
自分になる為に生まれてきた
全ての光達
心と意味を持って生きてる
かけがえのない命
自分という名の宝物
みんなみんなで今
誇ろう世界中でひとつの空になる

ずっと…ずっと… 幸あれ


わーーーーーーーーーー!

ありがとう小鳥ちゃーーーーん!

うおーーーーー!みなぎるーーー!

わーおーわーおー!

にこ「ありがとうございましたっ!」

花陽「ありがとうございましたっっ!」

小鳥「皆さん!ありがとうございました!」

わーーーーーーーーーー!

春香「さぁ!私達も負けてられないよ!」

765プローーーー!

おーーーーーーーーー!

・・・・・

・・・

・・



にこ「花陽。行くわよ!ラブライブ!」

花陽「うんっ!」

P「おーいたいた!」

花陽「あのー」

P「小鳥さんが会いたいってさ。こっちだよ」

にこ「ぬわぁ!

花陽「ピャア!」

P「それじゃあ、よろしく」タタタタタ

小鳥「プロデューサーさん。ありがとうございます。にこちゃん。花陽ちゃん。ありがとうね」

にこ「いえ!私達のほうこそ。本当に」

花陽「凄く感動しました!」

小鳥「…ありがとう。ごめんね。あのときアイドル楽しいなんて嘘ついて」

にこ「何言っているんですか!?」

花陽「嘘じゃなかったです!」

にこ「小鳥さん凄く輝いていました!伝伝伝のときみたい!それ以上に!」

花陽「花陽達、本当に勇気をもらえて…それで、あれ」ポロポロ

にこ「ちょと!何やってんのよ!花陽!あんたのせいで!あんたの…」ポロポロ

小鳥「ちょっと!二人とも何で泣いて…あれ?」ポロポロ

うわーーーーーーーん!

高木「わっはっはっ!良い顔しているよ三人とも」

小鳥「社長!?」

にこ「えっ!社長!?」

花陽「ピャア!」

小鳥「良い顔ってぐしゃぐしゃなんですけど」

高木「何いってるんだい?最高の笑顔だよ」

高木「ほら、三人ともよりたまえ。写真を撮ろう。ほら、ではいくぞー」

にこ「えっちょ!」

花陽「あわわわわ」

小鳥「社長!?」

パシャ


数日後の765

小鳥「ピヨヨー!美少女に挟まれる私!役得だわ!この写真は家宝のひとつに…ピヘヘ」

律子「あのときの小鳥さんはどこにいったんでしょうか」

P「どこって…でもまー、笑顔が綺麗になったな」

律子「なんですかそれ。仕事してください」

P「へーい」

小鳥「ぴひょー!この写真あれば後3年は独り身余裕!!まー、ずっと独り身なんですけどね!自分で言ってて悲しくなった!」

律子「小鳥さん。楽しそうですね?お仕事好きなんですもんね?」ニコッ

小鳥「ピヒョ!これは!そうです!お仕事です!私の大事な天使に送る写真を加工すると言う」

律子「それは、この溜まっている資料終わってからにしましょうね」ドンッ

小鳥「少しだけ~…休憩!」ダダダダダ

律子「逃がしませんよ!」ダダダダダ


P「全く、相変わらずだな。でも」

P「…」カチカチ

P「本当に綺麗な笑顔になりましたね」

P「よしっ!仕事仕事!皆をもっと輝かせないとな。あの娘達に負けてられないな」

アイドル研究部部室

にこ「いい!あんたらにはオーラが足りないの!アイドルはね!いるだけで笑顔にするのよ!そこを突破しなきゃ!ラブライブ!優勝何て無理よ!!」

花陽「そうです!私達も伝説のアイドル伝説!伝伝伝のアイドルのように!!モエアガルノデスゥ!」

絵里「あの二人…この頃ずっとあの調子だけど」

希「まー、いいんやない?」

海未「やる気があるのは良いことです」

凛「凛はこっちのかよちんも好きだよ!」

真姫「ふーん」クルクル

穂乃果「いいね!いいね!よしみんな!ラブライブ!目指して!練習いっくよーー!」

にこ「そうね!いくわよ!!まずはにっこにっこにー!100セット!」

花陽「はいっ!」

えーーー!わーやーわーやー!
ガヤガヤガヤガヤガヤ


ことり「えっ!ことりの出番あれだけなの!?」

ことり「皆~待ってぇ~」タタタタタ


ガチャン


おわり

以上になります。誤字脱字その他色々すみません。とほほ。
曲紹介です。
μ's『No brand girls』
音無小鳥『空』『幸』
この三曲は全て良い曲なのでよろしければ。
長々とすみません。それでは。

おっつ。

小鳥さんの曲は全般に良曲なんだよな、たしかLTP、LTHが出るまでソロ曲一番多かったし

ID:OLと花もいいよね

最高だった
おつ


変態かと思ったらこんな良い話を…

おつ。
アイマスとラブライブ!のクロスはふえるべき

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