シンジ「え?」
アスカ「ただ買いにいかせるだけじゃないんだから問題ないでしょ?」
シンジ「な、何言っているんだよ?」
アスカ「ほら、アイス代もあげる」チャリン
アスカ「それにおっぱいも触らせてあげる、あんたに何の損失がある?」
シンジ「触らせてあげるって……何で……」
アスカ「あーもう!イライラするわね!」グイッ
シンジ「あっ」
ぷにっ
シンジ「!?」
アスカ「バニラアイスね」
シンジ「う、うん!」ダッ!
シンジ「買ってきたよアスカ」
アスカ「遅い!アイス溶けちゃったんじゃないの!?」
シンジ「大丈夫だよ、ほら……」
アスカ「ったく、トロいんだから」
シンジ「何だよ、せっかく買ってきてやったのに……」
アスカ「何よ、何か文句があるなら言ってみなさいよ」
シンジ「……」
アスカ「ないわよね、ちゃんと報酬をあげたうえで買いに行かせたんだから」
アスカ「むしろ私がお金もらってもいいぐらいよ?」ペロペロ
シンジ「アスカが無理やり触らせたんじゃないか……」
アスカ「あ、シャンプー切らしてんだった」
アスカ「バカシンジ、シャンプー買ってきなさいよ」
シンジ「何で僕が、自分で行けばいいじゃないか」
アスカ「ほらシャンプー代」ピラッ
シンジ「僕は行かないって!」
アスカ「おっぱい触らせてあげるから、それならいいでしょ?」
シンジ「だ、駄目だよそんなの!」
アスカ「ふーん」グイッ
シンジ「あっ」
むにっ
シンジ「!?」
アスカ「行ってくれるわよね?」
シンジ「い、嫌だよ、僕はアスカのパシリじゃ……」
むにむに
シンジ「!?」
アスカ「行ってくれるでしょ?」グイグイ
むにむに
シンジ「……う」
シンジ「どのシャンプーだよ!?」
アスカ「ラックス」
シンジ「買ってきたよアスカ」
アスカ「遅い!あんたが遅いせいでまだお風呂入れてないじゃない!」
シンジ「じゃあ自分で買ってくれば良かったじゃないか!」
アスカ「はあ?あんた私にそんな事言える立場なわけぇ?」
アスカ「私は買いにいかせる報酬としてあんたにおっぱいを触らせてやった」
アスカ「なのにあんたは迅速にシャンプーを買ってくる事ができなかった」
アスカ「過剰分の報酬を金銭として要求してもいいのよ?自分の立場が分かった?バカシンジ」
シンジ「無茶苦茶だよ!」
アスカ「私はお風呂入ってくるから、覗いたら殺すからね」
シンジ「だ、誰がアスカなんて!」
シンジ「はぁ……何なんだよアスカのやつ……」
シンジ「……」
シンジ(……マシュマロみたいだったな)
「シンジー」
シンジ「?」
「バカシンジー、聞こえてるんでしょー?」
シンジ「な、なに?」
「リンスがないのー、あんた今すぐ買ってきてよー」
シンジ「え……」
シンジ「い、嫌だよ!一回お風呂から上がって自分で買ってくればいいじゃないか!」
「そんな面倒な事できるわけないじゃない!バカ!」
シンジ「ちゃんとリンスがあるかどうか確認しなかったアスカが悪いんだろ!?」
「リンス代はちゃんと後で払うからさー、立て替えといてよー」
シンジ「信用できないよ!自分で買ってきなよ!」
「バカシンジのくせに生意気よ!私の言う事が聞けないってわけぇ!?」
シンジ(僕はアスカの奴隷じゃないんだ!絶対に買いに行くもんか!)
ガラッ
シンジ(え?今の音って……)
ガラッ
アスカ「買いにいってくれてもいいじゃないのよ、ケチ」
シンジ「!?」
シンジ「ア、アス、アスス、アアア、アスカ!?」
アスカ「ほら、こうして私の裸体を見せてやったんだから」
シンジ「う、うん!」ダッ!
アスカ「あ、ちょい待ち」ガシッ
シンジ「わぁ!?」
アスカ「あんたまたバカみたいに遅くなりそうね」
シンジ「す、すぐ買ってくるよ!だから離して!」
アスカ「いーえ、信用できないわ」
シンジ「そんな事……な……い……」キョロキョロ
アスカ「5分以内に買って戻りなさい」
アスカ「そしたら生乳触らせてあげるから」
シンジ「!?」
シンジ「アスカァァァ!買ってきたぁぁぁ!」
「おそーい!6分13秒タイムオーバー!報酬はなし!」
シンジ「え……」ゼエゼエ
「当然でしょ?あんたは約束の制限時間を守れなかったんだから」
シンジ「こんなに走ったのに……」
「ま、その頑張りに免じてチップをやってもいいわよ」
シンジ「チップ?」
「そっ!そこで待ってなさい」
シンジ「う、うん?」
シンジ(まだかな……)
シンジ(って、何を期待しているんだ僕は!?)ブンブン
ガラッ
アスカ「ふー、さっぱりした」
シンジ(パジャマ着ちゃってる……)
アスカ「来なさいよ、チップあげるから」フキフキ
シンジ「あの、チップって一体……?」
アスカ「はいこれ」
シンジ「ドライヤー?」
アスカ「そっ、チップとして私の髪を乾かさせてやるわ」
シンジ「何だよそれ!?」
アスカ「嬉しくないの?こーんな美少女の濡れた髪を乾かせるのよ?」
シンジ「自分で言うなよ……」
ブオオオ
アスカ「痛い!」
シンジ「ご、ごめん!」
アスカ「もっと優しくしなさいよね!バカ!」
シンジ「う、うん」
ブオオオ
シンジ「……」オロオロ
アスカ「ぶきっちょねー、あんた女の子の髪を乾かすような体験した事ないの?」
シンジ「ないよ」
アスカ「そうよね、あんたみたいな暗い男、そんな体験一生できないわよね」
シンジ「そんな事……」
アスカ「むりむりー、一生むりー」
シンジ「ど、どうかな?」
アスカ「へったくそ、どういう手をしてたらこんな滅茶苦茶にできるわけ?」
シンジ「嫌なら自分でやればよかったのに……」
アスカ「まあ明日は日曜で学校休みだからいいけど、ネルフではどうせlclに浸かっちゃうしね」
シンジ「じゃ、じゃあ僕お風呂に入るから、お休みアスカ……」
アスカ「今日はミサトはネルフに泊まりがけらしいけど、変な真似しないでよね」
シンジ「しないよ!」
アスカ「どうだか」
シンジ「しないったら!」
アスカ「ムキになるのがさらにあやしー」
シンジの部屋
シンジ(お風呂にも入ったし、寝よう)
「シンジー」
シンジ「……」
「バカシンジー」
シンジ「……」
ガラッ
シンジ「!?」ビクッ
アスカ「何だまだ起きてたんじゃない」
シンジ「な、何だよ?」
アスカ「目覚まし時計壊れてた、新しいの買ってきて」
シンジ「嫌だよ、こんな時間に……」
アスカ「時計代は払ってやるから、それに」
アスカ「……」スッ
シンジ(え)
ギュッ
シンジ「!?」
アスカ「3分間こうして抱きついててあげる、それならいいでしょ?」
シンジ「え……」
アスカ「い・い・で・しょ?」ギュッギュッ
シンジ「は、はい!」
アスカ「……」
シンジ「ね、ねえ、その……」
アスカ「あ、もう3分たったか」
ぱっ
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「じゃ、じゃあ目覚まし時計買いにいってくる」
アスカ「早く戻ってきなさいよ」
シンジ「……あ」
アスカ「なに?どうかしたの?」
シンジ「こんな時間に目覚まし時計を売っている所なんて……」
アスカ「あ」
シンジ「ごめんアスカ……買ってこれないよ……」
アスカ「はぁ!?何よそれ!?私の抱きつき損じゃない!」
シンジ「でも……」
アスカ「うーん、どうしてやろう」
シンジ「僕の目覚まし時計あげるよ、それで……」
アスカ「あんたバカァ?そうなったら私があんたを起こさなきゃならなくなるじゃない!」
シンジ「え?うん?」
アスカ「少し考えたら分かる事じゃないの、バカ」
シンジ「じゃ、じゃあどうしたら……」
アスカ「うーん……」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「あ、あの」
アスカ「早く寝なさいよ」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「やっぱり一緒に寝るのは……」
アスカ「抱きつき代、それであんたに命令できる権利を買った」
シンジ「……」
アスカ「変な事しないでよね、その分の報酬もさっきの抱きつき代でもう払ってあるから」
シンジ(逆効果だよ……)
シンジ「……」ソワソワ
アスカ「……」
シンジ「……」ソワソワ
アスカ「……」
アスカ「あーもう!何さっきからそわそわしてんのよ!?」
シンジ「だ、だって……」
アスカ「さっきの抱きつき代からさらにあんたに命令する!落ち着きなさい!」
シンジ「……」
アスカ「何、文句でもあるわけ」
シンジ「……い」
アスカ「何?」
シンジ「足りない……かな……なんつって」
アスカ「……」
アスカ「シンジー」
シンジ「……」
アスカ「バカシンジー」
シンジ「あ、何?アスカ」
アスカ「私が呼んだらすぐ返事しなさいよ!」
シンジ「ごめん、ちょっと考え事しててさ」
アスカ「考え事?バカなあんたに考え事なんてできる頭があったのね」
シンジ「あるよ!失礼だよアスカ!」
アスカ「じゃがいも買ってきてよ」
シンジ「わかった」
シンジ「じゃあ行ってくるよ」
アスカ「あ、報酬忘れてた」
シンジ「いらないよ、だって」
アスカ「そうね、もう私のお腹の中にあるものね」サスサス
シンジ「うん、行ってくるねアスカ」
アスカ「車に気をつけて無事に帰ってきなさいよね、それも」
シンジ「分かってる、それも報酬だよ」ニコッ
おわり
読んでくれた人ありがとう。
今まで投下したのまとめてみたので良かったら見てやって下さい。
http://blog.livedoor.jp/toaruneet/
以上。
おつ
よかったよ
おっつ
すごくよかった。
もう少し踏み込んでほしい
綺麗に終わったな
好き
よかった
この一晩で人生が変わったな
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