春香「突撃! 響ちゃんち!」 (49)
春香「というわけでやってまいりました。響ちゃんの住むマンションです」
千早「……」
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春香「では、これより響ちゃんちに侵入します」
千早「え?」
春香「え?」
千早「ちょっと春香。急に付いて来てって言い出したと思ったら、何を言い出すの?」
春香「千早ちゃん、友達の家に遊びに行くのに、理由なんて必要ないよ!」
千早「良いこと言ってる風だけど、それなら玄関から堂々と入るべきよね?」
春香「千早ちゃんバカだなー。ばかわいいなー。響ちゃんに喜んで貰うために、響ちゃんちに侵入するんだよ? サプライズですよ、サプライズ!」
千早「ちょっと待って、全然意味がわからないわ」
春香「もぅ、千早ちゃんったら物分りが悪いんだから。いい? つまりこういうことだよ」
①響ちゃん帰宅
②押入れから春香さん登場
③響ちゃん大喜び
千早「ごめんなさい。②から③への変化が全く理解できないわ」
春香「じゃあ、試しに考えてみてよ。千早ちゃんは今家に帰ってきたところです」
千早「ええ」
春香「せっかく帰ってきたのに、家に帰ったら寂しく一人ぼっち……こんな時、千早ちゃんの大好きな人が家にいたら?」
千早「高槻さん! 高槻さん!」
春香「どう?」
千早「最高ね! 私が間違ってたわ」
春香「言いだしっぺの私が若干引くくらい理解が早くて助かるよ」
千早「それで、どうやって我那覇さんちに侵入するの?」
春香「コレを使うよ!」
千早「これは……鈎縄?」
春香「これで響ちゃんちのベランダまでよじ登るんだ」
千早「あなた笑顔で恐ろしいこと言うわね」
……
春香「着いたね!」
千早「ここまで通報されずにたどり着いたことに恐怖すら感じるわ。ところで、この後はどうするの? 当然ながらガラス戸は開いていないけど」
春香「そこで取り出しましたるはこのガムテープとカナヅチ!」
千早「春香、ガチ過ぎて笑えないわよ」
春香「大丈夫。後で謝っとくから」
千早「どんな神がかった謝罪が出るのか楽しみにしているわ」
春香「ではでは……よいしょっと」ガシャーン
ガチャッ
春香「おじゃましまーす」ガラッ
千早「で、どうするの?」
春香「時間があれば色々物色したいところだけど、もうすぐ響ちゃんも帰ってくるし、早速押し入れに隠れよう!」ガラッ
貴音「ハァハァ、響ぃ……響ぃ……」
春香「」ピシャッ
千早「あの、春香。一瞬だったからよく見えなかったんだけど、今押入れの中にパンツをかぶった四条さんが……」
春香「何もなかった」
千早「え?」
春香「何も……なかった」
千早「……そうね」
春香「どうする?」
千早「こういう時こそ、客観的思考よ。自宅のどこに高槻さんがいたら嬉しいか考えてみましょう。ちなみに、私はお風呂かトイレがいいわね」
春香「今日の千早ちゃんがボケ担当なのかツッコミ担当なのか本気でわからなくなってきたよ」
千早「春香が聞くから応えたのにこの仕打ちはひどいわね」
春香「ごめんごめん。でも、お風呂やトイレはどうかと思うな。それじゃまるで変質者だよ」
千早「無許可でここにいる時点で、それに限りなく近い何かではあるけどね」
春香「それを言われると痛いなぁ……」
千早「……はっ!? 春香、まずいわ。足音が聞こえる!」
春香「げっ、響ちゃんもう帰ってきちゃった? こうなったら……」
ガチャッ
響「ただいまー、皆! 元気にしてたかー?」
春香「ヂュイヂュイ!」
響「ただいま、ハム蔵!」
千早「……」
響「あれ? この壁こんな色だっけ?」
千早「……」
響「ま、いっか!」
千早「良くないでしょ!!」
響「うわっ!? その声は千早か!?」
春香「ヂュヂュイ!」(私もいるよ!)
響「春香だったのか! 自分ちっとも気付かなかったぞ」
千早「いや、春香の異様に似てるハム蔵の真似はともかく、私は壁に張り付いてただけよ?」
響「千早は忍者になれるな。忍者系アイドルなんてどうだ?」
千早「もう別の事務所にいるわよ! 全然忍べてない子が!」
春香「ほら、昔から言うじゃない? 気を隠すなら森の中。壁を隠すなら壁の中って」
響「そんなことより、二人とも何で自分ちに……」
春香「そんなの、遊びに来たに決まってるじゃん!」
千早「私達、友達でしょ!」
響「二人共……自分嬉しいぞ!」
春香「まさかこの程度でなかったことにできるなんて思わなかったなぁ」
千早「この大都会で生きていくには我那覇さんはちょっと純粋すぎるわね」
響「そこ、聞こえてるぞ! じゃなくて、どうして二人はうちにいるんだ?」
千早「だから、我那覇さんと遊ぶ為よ」
響「そうじゃなくて! どうやってうちに入ったのさ! 玄関は閉まってたし、ここは結構高い階だし」
春香「鍵縄使って登ってきちゃった♪」
響「え、ベランダの戸はどうしたの?」
千早「春香がコレ(カナヅチ)で割ったわ」
響「妙に寒いと思ったら……」
春香「あんな薄いガラスじゃ、春香さんの響ちゃん愛は防げないよ!」
千早「謝っとくっていうのはどうなったのよ」
春香「でもほら、響ちゃん喜んでるし」
響「喜んでないよ! ていうかこれで自分が喜ぶって発想が訳わかんないぞ!」
春香「もー、響ちゃんも分かんないの? いい、一から説明したげるから聞いてね。
①響ちゃん帰宅
②押入れから春香さん登場
③響ちゃん大喜び
だよ!」
響「どうして②から③の流れで自分が喜ぶのかさっぱりわかんないんだけど……」
千早「我那覇さん、例えばあなたが帰宅した時、部屋に高槻さんがいたら?」
響「最高だぞ!」
春香「やっと理解してくれたね」
響「でも春香じゃなぁ……」
千早「そこは私も疑問に思ってたのよね」
春香「酷いよ二人とも! 春香さんだよ? 今話題のAランクアイドル天海春香さんだよ!? 普通大喜びでしょ?」
千早「私もAランクだし……」
響「自分も」
春香「しまった、場所が悪かった」
響「で、結局どうしてこんな事したんだ?」
千早「正直に言いなさい。怒らないから」
春香「千早ちゃんはこっち側じゃないかな?」
千早「春香のくせに鋭いこと言うわね」
春香「くせには余計だよ」
響「うがー、話が進まないぞ!」
春香「……ごめんね響ちゃん。私、大好きな響ちゃんに何とかして会いたくて、いてもたってもいられなくて」グスッ
響「……むぅ。そんなこと言われたら、怒る気も失せちゃうよ」
春香「ひ、響ちゃん……」
千早「じゃあ、ガラス割ったことも?」
響「それは弁償な」
春香「余計なことを……」
響「ま、弁償のことはおいといて、せっかく来てくれたんだし、何かしようよ!」
千早「そうね。せっかくなんだもの。今日はぱーっと盛り上がりましょ?」
春香「そうだね! 私、ケーキ作ってきたんだ!」スッ
千早「それよくグチャグチャにならなかったわね」
貴音「けぇき! けぇき!」
春香「もう、貴音さんったら落ち着いて下さいよ」
響「あはは、相変わらず貴音は食いしん坊だな」
貴音「ふふふ。そういう響こそ、ヨダレが出てますよ?」
貴音は神出鬼没だなぁ
千早「我那覇さんってその場に流されやすいわよね」ヒソヒソ
春香「しっ。触れない方が身のためだよ。貴音さんむっちゃこっちにらんでるから」ヒソヒソ
千早「本当ね。あの目はガチだわ。とっぷしぃくれっとの為なら私たちを面妖しちゃう目だわ」ヒソヒソ
貴音「ささ、飲み物を配りますよ」
千早「しかも何故か場を仕切ってるわ」ヒソヒソ
貴音「それでは、皆様のご多幸を祈って……」
はるちはひびたか「「「「かんぱーい!!」」」」
おわり
千早「そういえば、しj
途中投下されてしまった……
千早「そういえば、四条さんはどうやって入ったのかしら?」
春香「やめよう。考えると今夜寝れなくなりそうだよ」
本おわ
先生とミンゴスだった乙!
乙
ところで我那覇ファミリーは侵入者を迎撃しなかったのか
それとも貴音に無力化されてたのか
乙
でも途中投下で終わった方が面妖感がでて良かったかも
貴音は半分家族みたいなもんなんだよ、きっと
あと、逆らったら食われる
もちろん性的に
これが屑アイドルか…屑は屑だな。
>>45
家族もろとも死ねクズ
>>45は黒ちゃん
百合死ね先輩はホモ
いいssだった、かけ値なしに
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