池沼なお姉ちゃんは皆からの嫌われ者でした その2 (30)

「クソヤロウ!!!いつもいつも、
 あたしを困らせやがって!!!!!」
唯を追う度に、だんだん口調が荒れていく憂には、
もう、元の面影は無かった。
走る姿はまるで怪物のように速くて、
顔が鬼のようになっている。
そんな時、唯が憂の手前の神社で
お賽銭箱の隙間に手を挟めて、
大声でわんわん泣いているのが見えた。

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それを見て、憂は、一瞬固まってしまった。
まさか、こんな姿を姉に見られてしまっていたのか・・・。
それが憂にとってはとても不安になったのである。
そんな中、憂は、1人静かに呟いた。
「お姉、ちゃん・・・・・・?」
すると、唯が余計大きな声で泣いてしまった。
「うーい、たしゅけて!!!(>o<;)
 おちぇちぇいたいちゃい!!!!!」
しかし、そんな唯の願いも虚しく、
憂は、いきなり姉に近づいて来て、
姉の首を絞めた。
「おめえがいなければ・・・、
 あたしはもっと幸せになれたはずなんだっ・・・・!!
 なのに、いつもお前は邪魔をする!!!
 ・・・邪魔者は、消えちゃった方がいいよね?」
憂は、本音が出てしまった。
今まで何度も溜め込んでいた、この気持ちが。
そして、憂は言えてスッキリしたのか、
ふいに、口角が上がっていった。

すると、憂はいきなり唯の首から手を離し、
唯の耳元で、こう囁いた。
「死なせちゃあ、勿体無いストレス発散用具だね。」
と。
・・・次の日。
朝の支度をする憂の顔は、昨日までよりも
清々していて、まるで、
可愛い笑みを浮かべているような
顔をしていた。
もう、お姉ちゃんのお世話なんてしなくていいんだ。
もう、トイレに顔を入れておくだけでいいんだ。
そう考えると、またもや笑みがこぼれた。
今までの束縛から、全て自由になったように。

「おはよう!梓ちゃん。」
ふふっ、と笑みを浮かべる憂の姿に、
梓は少し安心した。
「憂、おはよう!」
・・・・この時、憂が何を考えていたのか何て知らずに。
「・・・梓ちゃん、放課後、軽音部が終わったら、
 うちに来てくれない?
 なるべく2人で話したいことだから・・・。
 いいかな?」
憂は、少し間を開けて、梓をじっと見て言った。
梓は、何のことだろうと思いつつも、
「勿論、いいよ。」
と答えた。
梓は、憂のことだから、
絶対嫌な事は言わないはずと
思っていたからだ。

そして、放課後。
いつものように、憂と梓は、
他愛の無い会話をして、
憂の家まで歩いていった。
そして、ついに憂の家に辿り着いたようだ。
「梓ちゃん、遠慮なく入っちゃって!」
憂が、ニコニコの笑みを浮かべて言った。
「あ、ありがとう・・・。」
実は、梓はこう言われると、
むしろ遠慮したくなりがちになってしまう。
でも、親友の憂と純なら信用できるので、
憂と純に言われた時にはほぼ遠慮をしていなかった。
・・・すると、梓は、想像もしていない
悲惨な光景を見てしまった。
「何、これ・・・。」
梓の身体は、全て固まってしまった。
しかし、脈だけは妙にバクバク動いている。
こんな感触を、梓は今まで味わったことはなかった。

その光景には、誰かの大腸と、
その誰かの血が床に染み付いていて、

おお待ってた

>>7
ありがとう。

大量の嘔吐物が部屋のあちこちに
撒き散られているのが見えた。

そして、完全に固まってしまった梓に、
憂はこう囁いた。
「お姉ちゃんはストレス発散用具になったんだ。
 梓ちゃんも、ここで嫌な事忘れようよ。」
と。
すると、梓はさっき固まっていた身体が嘘のように
肩をピクピクと揺らし、顔を引きつらせていた。
それから数秒間、梓はおかしくなったかのように、
気絶して目を白くさせている唯の腹を
何度も殴った。
そして、
「うっ・・・、憂いいぃ、
 この用具、最高だよお!!!」
と叫んだ。
梓は、今まで唯にされたことや、
親の不仲、また、性欲を唯に
全て当てていた。
それを見た憂は、
いつもの笑顔で
梓に伴い、唯の尻をアザが出来るまで
殴った。

「おめえがどれだけいろんな人に迷惑をかけていると
 思ってんだよ!!!!!
 お前のせいで、私は成績は下の上になったし、
 体力だって使ったんだよ!!!!!!
 そのくせに、お前がのうのうと生きているなんて、
 許せないに決まってんだろこの池沼・・・!!!!!!!」
憂は、本音をたくさんぶちまけながら、
持ち前の体力で唯の頭を壁に叩きながら殴った。
唯の頭からは、脳ミソがパァン・・・と炸裂した音が聞こえ、
ドロドロになった脳ミソが床に滴って落ちていった。
きっと周りから見たらグロテスクな光景かもしれないが、
この2人は頭が可笑しくなってしまっているので、
そんなことは気にもしない。
その間に、梓は唯の手足の先を台所にあった包丁で
1つ1つ切り落としていった。
梓は、ついこの間、人は爪が無くなると、
身動きの基本が出来なくなるというのを
テレビで見たからだ。

そして、梓は血の付いた指で、
唯の手に血をベットリと付け、
喉が潰れるぐらいの大きな声でこう叫んだ。
「お前、こないだ私の制服にゲロを付けたな・・・。
 その仮を返して貰うよ!!!」
にゅち、ぎゅっ、と骨と肉の混じった音が聞こえる。
それは、梓がイラつきで、唯の手を180度回転させたからだ。
それを見て、憂は喜んでいる。
そんな中、唯の骨が捥げた腕を掴んで、憂はこう言った。
「・・・梓ちゃん、今夜はうちに泊まらない?」
梓は、確かにこのことがバレちゃいけないと思い、
「・・・うん、泊まっていいならありがとう!」
と言った。

その夜は、至って普通のお泊りみたいに
2人はテレビを見て大爆笑したり、
夕食を作って、他愛も無い会話をしたり、
お風呂で恋バナをした。
・・・それでも、1ついつもと違うことがある。
それは、夕食だ。
夕食には、唯の切られた指のダシを使った味噌汁や、
その指のステーキ、
また、脳ミソのサラダドレッシングを使っていたのだ。
梓は、それでも正気にはなっていなかったので、
美味しそうに、リスのように頬張った。
「ねえ、憂。」
「なあに?梓ちゃん。」
「池沼ってさ、今までは中身も不味いって
 思っていたけど、意外と美味しいんだね!」
「えへへ~、そう言って貰えると、照れちゃうよぉ。」
こんな会話も、夕食の時にだけはした。
・・・・こうして、1夜が明けた。

狂ってやがる・・・遅すぎたんだ・・・

「おはよー・・・、あずしゃひゃーん。」
憂は、意外と朝に弱く、
話し方もあやふやになっている。
「おはよ、憂。」
そんな憂に、梓は普通に答える。
梓は、なかなか起きない憂を、
自力で起こした。
「・・・もう、8時だよ?
 今日は土曜日だから良かったけどさ、
 明後日からは学校だよ?
 ちゃんと起きなよ。」
お母さん口調な喋り方で、
憂の眠気を落とした。
・・・こうして、朝食を憂が作ることになった。
「梓ちゃんは何が食べたい?」
「んー・・・、そういえばさ、
 唯さんの死体も処理しなきゃいけないし、
 唯さんの腕とかはどうかな?」
梓は、まだ正気になっていなかった。
「ああ、そうだったね!
 じゃあ、お姉ちゃんの腕のサンドウィッチでも
 作るよ。」
それは、憂もだった。
そして、憂が朝食を作っている間に、
梓は、床や壁に付いたものを拭きとっていた。
大変だなあ、と思いつつも、
15分ほどで全て元通りになった。
その直後、憂が朝食を作り終え、
大きな声で梓を呼んだ。
「おーい、梓ちゃん、サンドウィッチできたよー!」
それに、梓も元気に答える。
「わかったー!」

>>14
褒め言葉として認識します(笑)

こうして、2人は朝食を食べた。
「うーん、やっぱり腕もおいしっ!」
梓は、ゆっくりと味わって食べた。
「でしょ?お姉ちゃん、美味しいものたくさん
 食べているから、肉も美味しくなっているんだよ~!」
そんな梓に、てへへ、と笑って見せる憂。
憂も、実は唯の肉を美味しく感じていた。
そして、梓はどんどん人肉に興味が沸き、
憂にこんなことを言った。
「憂。」
「んー?どうしたの?」
「あのね、次はさ、唯さんの小腸を食べてみたいんだけど、
 いいかな?」
憂は、しばらくして、こう言った。
「・・・・・あのね、小腸って、あまり美味しくないから、
 次は足の骨の軟骨スープと、
 胸肉の照り焼きにしようかと思ってて・・・。」
それでも、梓は賛成した。
「それでもいいよ!夕食はそれにしよーよ!」
目を輝かせながら。

2人が学校に行っている中、
死んでいたと思われていた唯は、
奇跡的に目覚めた。
「・・・うーい?どこー??(・q・)」
何も聞こえない部屋で、蚊の泣くような声で
呟いた。
実は、唯は体だけは無駄に丈夫で、
こんなことをされようとも、
まだ生きているのだった。
「うで、いちゃいおお・・・!うーい、
 ここ!(>q<;)」
それでも流石に、痛みは少しは感じる。
が、唯にとってこの痛みは、爪先を挫いたぐらいにしか
感じなかった。

それでも、池沼ながらに唯は叫んだ。
「ううぅいい?(・q・)」
まるで、なまり言葉で、
奇声を発しているように。
「いゆ?(・Д・)」
何度も、何度も。
それでも、憂が来ないため、
唯は池沼泣きをしていた。
「うびゃああああああぃぃいいあんんんん!!!!!!」
周りから見たら、どう聞いても
奇声に感じるが、
これが唯にとっては普通の泣き方なのだ。

それから数時間後。
憂が帰ってきた。
「ただいまー!」
ついでに、梓も。
「た、ただいまー・・・!」
梓は親に相談して、
いつ泊ってもいいことになったのだ。
唯は、憂以外の人にも会えた喜びで、
ハイハイで梓に駆け寄った。
「あ~あ、う~い、だいぇ?」
どうやら憂に誰?と聞いているようだ。
しかし、憂は答えず、唯を無視して
自分の部屋へと入っていった。
なぜなら、死んでいたはずの姉が、
まだみっともない姿で生きていたからだ。
しかし、唯はしつこくやってくる。
「うーい、あしょぼ!(^q^)」
「・・・」
なので、憂は死んでいたはずの姉を
しばらく拷問することにした。
拷問すれば、お姉ちゃんは
また普通の女の子に戻るかもしれない。
そう思ったからだ。
・・・こうして、唯に地獄の日々が訪れる。
 

・・・・ガタン、ゴトン、と、1mほどの大きな箱が揺れる。
そんな中、唯は、その箱の中で眠っていた。
・・・いや、憂に睡眠薬で眠らせられていたのだ。
憂は、1年前から寝つきが悪くなったので、
睡眠薬をたくさん手にしていたのだ。
・・・全ては、この池沼のせいで。
でも、唯はそんなことに気が付く訳もない。
知能が犬猫並みであるから。

ふいに、梓が唯には聞こえない声で憂に話しかける。
「・・・憂、私達、捕まる覚悟であの池沼を
 殺す道具を万引きしに行くんだよね?」
その問いに、憂は、任せて!とでも言うように、
こっくりとうなずいた。
そして、こう言った。
「だってさ、ああいう道具って、高いじゃん。
 わざわざお姉ちゃんを拷問するだけなのに、
 何万円もかかっちゃうのは嫌でしょ?」
憂は、自然と笑みが零れた。
もう、前の憂とは違って、腹黒く、
怖く、毒舌な憂になってしまったのだ。
・・・そんな今の見た目は、唯になっている。
何故なら、自分の評判を悪くしたくないからだ。

・・・人混みを避けるようにして、2人(+1匹)は、
早歩きで通る。
「梓ちゃん、もうすぐだよ!」
「う、うん!」
憂の後ろに、梓は走ってついていく。
・・・・それでも、唯は起きない。むしろ、ぐっすりと
眠っている。

「・・・次は、下京区、下京区・・・・。
 お出口は、右のドアです。」
―2人は、車内アナウンスを聞いて、
急ぐような様子もせず、電車から降りていった。
憂は、こういう時にも賢く、
昨日、予め梓に、
「急いでるのがバレると
 余計怪しまれちゃうから、
 普通に隣で並んで歩いていけば、
 全然万引きする感じはしないと思うなあ。」
と、言っておいたのだ。
2人はポケットの中からきっぷを取り出し、
機械に当て、人混みの中で、
何とかすり抜けていった。

「はあ、何とかセーフだったね・・・。」
梓は、憂の耳元でこう言った。
しかし、憂は梓に目もくれず、
スタスタと歩いていってしまった。
「ちょ、待ってよ憂~!!」
梓が追いかける度に、憂の速度が速くなっていく。
ーこの時、梓は、この人が憂じゃないことに気づいた。
何故なら、いつもなら憂は「お姉ちゃん」という言葉が禁句なはずなのに、
今回は、普通に言っているからだ。
もしかしたら、知らない間にすり替わっていたかも――。
そんな思考がよぎり、梓は、憂らしき人に問いかけた。
「あなたは、誰なんですか・・・・。」
すると、憂らしき人は、口元を歪ませ、
ニヤニヤと笑い出した。
「あーあ。もうバレちゃったの?
 残念だったね。あーずにゃん!!」
・・・ねえ、憂。貴方は一体誰なの?

梓は、その場から逃げたくなった。
どうして?どうして??どうしてよ、憂・・・!!!
そんなことしか考えられなくなり、
恐怖に至ってしまったのだった。
―それでも、憂らしき人は
梓の前にじわじわと近づいてくる。
・・・その時。憂らしき人はいきなり止まって、
梓に語り話をし始めた。
「・・・・あのね、実は、憂と私って、
 7年前に入れ替わりごっこをしたことがあるんだあ。
 それでね、私と憂は、それからずうっと
 入れ替わっていることにしたの。
 ・・・どうしてだと思う?」
その声は、少し細く、憂より高い声だった。

梓は、何故かその声に聞き覚えがあった。
―11年前ぐらい。
まだ、憂と目の前にいる誰かが、
市街地に囲まれた小さな公園で遊んでいた。
「う~い!ダンゴむしいたよ~」
ショートカットの茶髪で、頬がぷっくりした女の子は、
元気にその場を大きく回りながら、憂にダンゴ虫を見せている。
「ほんとお!?うわぁ、おおきいね、おねーちゃ!!!」
憂は、その女の子が見せたダンゴ虫をじいっと見ている。

あの・・・。誰かいますか?
誰も来ないから、
凄く寂しいです(´:ω:`)ショボーン・・・

居るけど

ここはROM専が多いから仕方ない
実際レス1つが30人くらいの読者に値すると思ったほうがいい

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