【安価】俺「奴隷くーださい!」 (29)
商人「今は【安価下】奴隷しかいないけど?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420198528
ドワーフ(♂)
ガチムチホモ
ラミアっ娘
○ード・オブ・ザ・リングか
おうっ
俺「じゃあ、それくーださい!」
商人「100ゴールドだよ」
俺「はい!」
ドワーフ「おう、嬢ちゃん! よろしくな!!」
俺「おれは嬢ちゃんなんかじゃないよ! おとこだよ!!」
ドワーフ「がはは! そうかい! 悪かったな!!」
俺「じゃあ、おうちにいこうね」
ドワーフ「ここかい……立派な家だな!!」
俺「うん……お金だけはあるから……」
ドワーフ「それは嫌味か? がはは!! 他の家の者に挨拶したいんだが?」
俺「……いないよ」
ドワーフ「おいおい、これだけ広いのにかい?」
俺「そうだよ……じいちゃん死んじゃったから……みんな離れていったんだ……」
ドワーフ「そ、そうか……」
俺「執事もメイドもお金もとられちゃった……でも、隠し財産だけは隠し通したんだ!」
ドワーフ「……」
俺「そんな顔しないでよ! べつに大丈夫だから!」
ドワーフ「うむ……で、俺は何をすればいいんだ?」
俺「うーん……家族になってくれる?」
ドワーフ「家族……?」
俺「うん……駄目だよね? あはは……」
ドワーフ「帝国に妻と娘を殺された俺に家族になれと?」
俺「ご、ごめんなさい! 忘れてっ!!」ダダダッ
ドワーフ「お、おい!」
――次の日――
俺「……おはよう」
ドワーフ(何してるんだ俺は……金目の物を盗んで、ズラかる予定だったのに……)
ドワーフ「おはよう。 あのな……俺は腕っぷしだけだ……だから、とりあえずはここの門番になる」
俺「うん……」
ドワーフ「家族は……その……これから考えて決める……」
俺「……うん!!」
ドワーフ「へへっ」
俺「よーし! 今日も奴隷を買うぞ~!」
商人「今は【安価下】奴隷しかいないけど?」
エルフのお姉さん
リザードマン♂
俺「じゃあ、それくーださい!」
商人「10万ゴールドだよ」
俺「はい!」
エルフのお姉さん「わ、私ですか? な、何でもしますから痛いのだけは!」
俺「い、痛いことなんておれ、しないよ!?」
エルフのお姉さん「ほ、本当ですか!?」
俺「うん! だから、おうちにいこうね?」
エルフのお姉さん「はい!」
ドワーフ「お帰り! ぼっちゃん!!」
俺「ただいま」
ドワーフ「って、エルフ!? ぼっちゃん……!? エルフなんかを奴隷に!?」
エルフのお姉さん「ひっ……ドワーフ!? 野蛮なドワーフ……」ガクガク
俺「だ、大丈夫だよ、お姉さん! ドワーフのおじさんは、いいひとだから……!」
ドワーフ「ぼっちゃん……ぼっちゃんが俺の何を知ってるんですかい……」
俺「えっ……」
ドワーフ「俺はエルフを殺した事がある」
エルフのお姉さん「ひぃぃ」
ドワーフ「それ以上にエルフは俺達の仲間を殺した……帝国の手先となってな!!」
エルフのお姉さん「すみません! すみません!」
俺「え、えっと……」
ドワーフ「俺はぼっちゃんの門番奴隷だ……だから、ここにいる……ぼっちゃん達は早く家に入ってくだせぇ」
俺「う、うん……ごめんね……」
エルフのお姉さん「私のせいですみません……」
俺「おれもごめん……世間知らずで……帝国のやってる事も……エルフやドワーフの事も知らなくて……」
エルフのお姉さん「あの……ご主人様の……お父様達は……何をなされてる方で?」
俺「……父さんは軍人だった……母さんは……分からない……おれを産んで死んじゃったし……」
エルフのお姉さん「……」
俺「じいちゃんは……帝国の三大将軍の一人だったんだ……」
エルフのお姉さん「将軍!? ……帝国の……」
俺「でも、じいちゃんは……!」
エルフのお姉さん「ごめんなさい! ごめんなさい! もうこれ以上、殺さないで! 村を焼かないで!!」
俺「……」
エルフのお姉さん「ごめんなさい……!」
俺「よーし! 今日も奴隷を買うぞ~!」
商人「今は【安価下】奴隷しかいないけど?」
リザードマン♀
俺「じゃあ、それくーださい!」
リザードマン♀ 「なんだい、ガキじゃないかい……」
俺「よろしくね!」
リザードマン♀ 「ちっ……」
俺「ただいまー!」
ドワーフ「お帰りなさいませ、ご主人様」
俺「えっ……あの……もっと、普通に」
リザードマン♀ 「じゃあ、あたいは中に入るよ」
俺「ちょ、ちょっと待って……」
ドワーフ「……」
エルフのお姉さん「ご、ご飯です……ご主人様」
俺「わーい! おいしそう?」
ドワーフ「……」
エルフのお姉さん「ど、どうですか?」
俺「う、うん……おいしいよ」(まずいけど……)
エルフのお姉さん「よかっ……」
リザードマン♀「まっず! まずすぎだろ!」
俺&エルフのお姉さん「!?」
ドワーフ「ストレートだな……あんた……」
リザードマン♀「こんなん……よく作れるね……才能だわ」
エルフのお姉さん「ひっぐ……ごめんなさい……でも、私がお料理係だから……」
俺「あ、あの……」
リザードマン♀「ちょっと待ってな!」
エルフのお姉さん「ひぐっ」
リザードマン♀「どうだい!?」
俺&ドワーフ「う、うまい!!」
リザードマン♀「そうだろ! あんたも食べな!!」
エルフのお姉さん「は、はい…… !? お、おいしいですぅ……ひぐっ」
リザードマン♀「おいおい、泣く事ないだろ……」
エルフのお姉さん「こんなにおいしい食事久しぶりだし、でも、料理係は私のはずだし……うぇーん!!」
リザードマン♀「ったく……あたいが修行してやるから、あんたが料理係でいいから!」
俺「治るの!? お姉ちゃんの料理下手が!?」
ドワーフ「そんな病気みたいに……」
リザードマン♀「任せな!」
エルフのお姉さん「ありがとうございますぅ!」
俺「よーし! 今日も奴隷を買うぞ~!」
商人「今は【安価下】奴隷しかいないけど?」
お前のクローン
人間の女の子
俺「えっ……」
クローン「そうさ! 俺があの家の主になる!! そして……お前は奴隷になるんだよぉ!!」
俺「うわぁぁああああ!!!!」
クローン「へっへっへ……あいつの家にはエロいエルフがいた筈だ……そのエルフを犯してやる!!」
商人「え~奴隷、奴隷はいらんかね~!」
俺「ひぐっ……どうして、おれがこんな目に……」
???「あの……」
商人「なんでしょうか!?」
???「奴隷が欲しい」
商人「今は俺奴隷しかいないけど?」
???「それ、ください」
商人「2ゴールドになります」
【安価下】「はい」※新キャラで
俺「買われちゃった……」
田舎の村娘
田舎の村娘「2ゴールド……そんな奴隷がいたなんて……ふひっ」
俺「あのっ……」
田舎の村娘「私にも奴隷が……」
俺「聞いてますか?」
田舎の村娘「うるさいわね!!」
俺「ご、ごめんなさい!」
田舎の村娘「ごめんなさい!? すみませんでしたでしょうがぁ!」
俺「ひぃぃ……! すみませんでした!!」
田舎の村娘「まぁ、いいわ……ここが私の家よ」
俺「えっ……ここ? 倉庫じゃなくて?」
田舎の村娘「ああん!? あたしの事、馬鹿にしてんの!? 奴隷の分際で!!」
俺「すみません!!」
田舎の村娘「まぁ、いいわ……入りなさい」
俺「あの、おれ……ぼくは何をすれば?」
田舎の村娘「そうねぇ……ふひっ……まずは【安価下】でもしてもらおうかしら」
四つん這い
俺「四つん這い……なんで……」
田舎の村娘「いいから、しなさいよぉ!! 奴隷でしょう!?」
俺「ひぃぃ……すみません」
田舎の村娘「そ、そうよぉ……いいわぁ……」
俺「恥ずかしいよぉ」
田舎の村娘「そのまま……そのままよぉ……」
さわっ
俺「ひゃん!」
田舎の村娘「どうしちゃったのぉ? かわいい声出しちゃって」
俺「それは……おねえ……ご主人様が……」
田舎の村娘「言い訳しないの……じゃあ、次は【安価下】するわよぉ」
三回回ってワンと鳴く
俺「お、おかしいよ……」
田舎の村娘「おかしくないわぁ! あんたも私をおかしいって言うの!?」
俺「だ、だって……こんなの」
田舎の村娘「あんた、奴隷でしょう!?」
俺「奴隷だって……家族じゃ」
田舎の村娘「か、家族……!? 奴隷は家畜でしょうがぁ!! あたしの母さんも家畜みたいに連れて行かれた!!」
俺「そ、そんな……」
田舎の村娘「分かったなら……早くしなさいな」
俺「1……」
田舎の村娘「そうよぉ」
俺「2……ひっぐ」
田舎の村娘「その顔そそるわぁ」
俺「3……ぐすっ」
田舎の村娘「さぁ、吠えなさいよ!!」
俺「ワ、ワン!!」
田舎の村娘「かわぁいいわぁ!! ふひっ……ふひーーーー!!」
バタン
俺「た、倒れちゃった……!? ど、どうしよう……」
田舎の村娘「ひひひ……」
俺「【安価下】しなきゃ……」
逃げなきゃ
人口呼吸
俺「逃げなきゃ……!!」
ダダダッ!!
俺「でも、ここどこだろう……目隠しして連れてこられたから……」
???「ぼっちゃーん!!」
俺「この声は……!?」
ドワーフ「ぼっちゃん!? ご無事で!?」
俺「うん……怖かった……でも、大丈夫」
エルフ「良かったです!」
俺「そういえば……おれのクローンが……」
リザードマン「ああ、あいつか……ほれ!」
クローン「きゅう……」
ドワーフ「いきなり、エルフを襲いそうになったからな……」
エルフ「ご主人様はこんな事しませんし……」
リザードマン「バレバレなんだよ……! おまえはあたいらを家族として見てくれたからな!」
ドワーフ「違いねぇ!」
エルフ「門を通したくせに……」
ドワーフ「うっ……悪かったよ」
俺「ははっ……もう、二人とも普通に話してるんだね?」
エルフ&ドワーフ「あっ……」
ドワーフ「ま、まぁ……ぼっちゃんを探すのに必死だったからな……」
エルフ「そ、そうですね……えへへ……」
リザードマン「一件落着ってな! よし、あとはクローンとすり替えて……」
俺「ま、待って! 可哀想だよ……だから……」
村娘「まさか……あたしがこんな立派な家の……メイドになれるなんて! さらば、貧しき日々よ!!」
クローン「我が主よ……私は影武者として、主に仕えます」
エルフ「も、もう……襲っちゃ駄目ですよ?」
クローン「はっ!」
ドワーフ「まさか、こいつらを受け入れるとはなぁ……」
リザードマン「これも幸せ家族計画のためなんだろ」
ドワーフ「家族か……俺も前に歩きださなきゃな……」
その後、俺は将軍になり、奴隷制度を廃止した……
エルフとドワーフの差別問題にも積極的に取り組み、
彼の屋敷は種族の垣根を越えた笑い声が響いているという
おわり
エロを書く予定だったのに、どうしてこうなった
イイハナシダナー
元からエロ無しほのぼのかと思ったら予定はあったのか
乙
乙
前VIPでやってた人?
乙 ほのぼのもいいね
ロードオブザリングか···サムみたいな親友が欲しかった···もう年齢で無理だが
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません