街
エイラ「久々の休日だな」
サーニャ「そうね」
エイラ「日用品買うだけで帰るのもアレだし、色々と遊んで行くか」
サーニャ「元からそのつもりじゃないの?」
エイラ「え?そうだっけ?」
サーニャ「だって、昨日「美味しいお店を見つけたから、日用品を買うついでに行こう」って...」
エイラ「そ、そうだっけ?アハハ...」
サーニャ「もう、エイラったら」
・・・・・・・・・・・・・・・
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はよ
泥棒猫期待
猫…ということは……?
誰の事なのか見当もつきませんわ!
青色だとか一番だとか……全く見当がつきませんわね
サーニャは別にエイラのことをそんな目でみてないからな
寝取られたとかサーニャは思わないぞ
きれいなエイラーニャも
爛れたペリイラもすき
ペリイラーニャと言う可能性も
エイリーニャか捗るなあ
エイラ(あーあ、なんだか今日も上手く生きそうにないなー)
エイラ(取り敢えずコースも考えて来たけど、何となくまわれないと思うし....)
エイラ(やっぱり今日いきなり告白は早いよなー)
サーニャ「....イラ」
エイラ(朝のタロットもあんまりよくなかったし...)
サーニャ「エイラ!!」
エイラ「うお!?なんだ?」
サーニャ「話聞いてた?」
エイラ「ごめん、聞いて無かった...」
サーニャ「もう...」
エイラ「で、どうしたんだ?」
サーニャ「あれ、見て...」
エイラ「ん?」
ネコ<ミャーオ
エイラ「あれって、猫の事か?」
サーニャ「うん...怪我してるの」
サーニャ「確かに、ちょっと行ってみるか」
エイラ「うん」
猫<なーお
エイラ「おーしおしおし、こっちだこっち」チッチッチ
猫<ふにゃあー ゴロゴロ
エイラ「おお、可愛いぞ、サーニャも触ってみろ!!」
サーニャ「うん...」ソー
猫<フニャアアアア!!
サーニャ「」ビクッ
エイラ「お、おい暴れるな!」ガタガタ
サーニャ「....警戒してるみたいね」
エイラ「全く、折角サーニャが触ってくれるってのに...」ボソッ
サーニャ「エイラ?」
エイラ「い、いや...何でも無い///」
サーニャ「それにしても、酷い汚れね...」
エイラ「ああ、見た限り飼い猫じゃないようだな」
サーニャ「怪我もしてるみたい...もしかしたら」
エイラ「?」
サーニャ「もしかしたら、誰か人間に酷い事されて怪我したんじゃないかしら、それでさっき警戒してたのかも」
エイラ「なるほど.....あれ?じゃあなんで私は懐かれてるんだろ」
サーニャ「...ごめんなさい、そこまでは」
エイラ「いやいや、何でもかんでも分かるわけないよな!」アセアセ
サーニャ「・・・」ショボーン
エイラ「ごめん」ショボーン
サーニャ「この子、連れ帰っちゃダメかしら?」
エイラ「え?」
サーニャ「ここらへんにそんな酷い人が居るなら居させたくないし、飼い主も見つかるかもしれないでしょ?」
エイラ「んー...それもそうだな、それじゃあ、一旦連れて戻ってみるか」
サーニャ「その前に、この子を綺麗にしてあげましょう?」
エイラ「そうだな」
サーニャ「あっちの方に井戸があったわ」
エイラ「それじゃあ、そこで...ん?」
エイラ(そういえば、これじゃあ、サーニャとデート出来ないじゃないか!!)
サーニャ「どうしたの?エイラ」
エイラ「なんでもない...」トホホ
エイラ「ふうー...」ゴシゴシ
サーニャ「綺麗になったわね」
エイラ「ああ、コイツー、体洗う時も私以外だと暴れるんだからなー」
サーニャ「エイラの洗い方が気持ちいいのよ」
エイラ「そうかな?///」
サーニャ「それにしても、汚れが落ちたら綺麗な色してるのね」
エイラ「そうだな、サーニャみたいな綺麗な白色だ」
サーニャ「エイラ///」
エイラ「そうだ、コイツの名前はサーニャ二号だ!」
サーニャ「エイラ!?」
・・・・・・・・・・・・・・・
エイラ「てことで、連れ帰ってきた」
猫<にゃー
ミーナ「・・・」
バルクホルン「また、ミーナが頭を抱えている...」
もっさん「...エイラ、ここは危険な物だっていっぱいある、そんな所で猫を飼うのは」
エイラ「分かってるよ、ちゃんと責任もって面倒見るし、何よりすぐ飼い主を見付けるから」
もっさん「うーむ、それでもな」
エイラ「お願いだからー「分かったわ」
もっさん「!?」
バルクホルン「いいのか?」
ミーナ「そのかわり、早急に飼い主を見つける事、ちゃんと目を離さず世話をする事」
エイラ「あ、ありがとう中佐」パアアアアア
ミーナ「あと、私にも触らせてくれないかしら?///」
もっさん。バルクホルン「「ミーナ!?」」
エイラ「いやー、止めといた方が...」
フシャー キャー
オジャマシマシター
バタン
エイラ「ふうー...」
サーニャ「どうだった?エイラ?」
エイラ「まあ、色々あったけど、大丈夫だろ」
サーニャ「そう、それは良かった」
芳佳「あれー?こっちから猫の鳴き声がーって、あれ?エイラさん?頭に乗っけてる猫は?」テクテク
エイラ「おおう、宮藤、コイツはサーニャ二号、よろしくな」
猫<なーお
リーネ「わー、可愛いねー」
芳佳「うん!」
芳佳「触ってみても良いですか?」
エイラ「止めといた方が良いぞ、私以外が触ろうとすると、攻撃するんだ」
芳佳「そうなんですかー、それは残念」
リーネ「あれ?この子怪我してるんですか?」
エイラ「ああ、私達が見つけた時から怪我してたんだ」
芳佳「それは、大変!すぐ治療しますね」
エイラ「おっ、サンキュー」
芳佳「ふん」
リーネ「がんばれー、芳佳ちゃん」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
芳佳「ふうー、これで完了です」
エイラ「どうだ?ちゃんと動けるようになったか?」
猫<にゃー クルクル
エイラ「おお!俊敏な動きが出来るようになったぞ!」
猫<なーお ペロペロ
芳佳「もーくすぐったいよー」アハハ
リーネ「芳佳ちゃんに懐いたみたいだね」
エイラ「何だとー、私の二号なのにー」
芳佳「私、昔からこういう事あるんですよ」
サーニャ「・・・」
猫に嫉妬してるサーニャ可愛い
文字通り泥棒猫だったのかwwww
・・・・・・・・・・・・・・・・・
夜ごはん前
ルッキーニ「ねー、ご飯まだー」
バルクホルン「全員に連絡があるから、少し待っていてくれ」
シャーリー「ん?お前は何の事か知ってるのか?」
バルクホルン「まあな、何の事かは本人から聞いた方が良い」
シャーリー「ほーん」
エーリカ「ねー、ごーはーん」
バルクホルン「お前は話を聞いていたのか!?」
芳佳「二号のご飯出来ましたー」
ミーナ「それじゃあ、皆でご飯にしましょうか」
シャーリー「二号?」
バルクホルン「あれだ」
エイラ「行くぞ二号、お前の晴れ舞台だ」
猫<なーお テクテク
シャーリー「ん?あれって」
ルッキーニ「猫ー!!?」
ペリーヌ「あら、毛並の良い猫ですわね」
芳佳「ですよね、でも捨て猫だったんですよ」
リーネ「芳佳ちゃんがけがを治してあげたんだよねー」
エーリカ「よくミーナが許したねー」
バルクホルン「あの、愛くるしさにやられたらしくてな」
ミーナ「あの食べてるものは、猫が食べても大丈夫なの?」
もっさん「ああ、猫まんまと言ってな」
エイラ「よーし、二号たーんと食べろよ」
猫<モチャモチャ
ルッキーニ「ねー、エイラ、あたしにも触らせてー」
エイラ「おいおい、食事の邪魔するなよ」
シャーリー「そうだぞルッキーニ、取り敢えず、飯食ってからにしろ」
ルッキーニ「はーい」
ミーナ「エイラさんは二号と一緒に離れて食べるのね」
エイラ「ああ、私が面倒見なくちゃな」
ミーナ「あらあら」
サーニャ「・・・」モグモグ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
エイラ「それで、この二号の飼い主を捜して欲しいんだ」
ルッキーニ「えー、うちで飼うんじゃないのー?」
バルクホルン「それは流石に危険すぎる」
エイラ「そうなんだよな....二号の安全のためにはこんな最前線には居させられないんだよな」ウル...
シャーリー「もう、飼い主としての自覚芽生えてんのかよ」
ミーナ「まあまあ、そうなっても偶には遊びに来て貰いましょ」
エーリカ「うわー、ミーナ激甘じゃん」
バルクホルン「おそらく、ミーナの母性に直撃したのだろう」
エイラ「取り敢えず、その日まではよろしくな」
猫<なーお
(((( 可愛い/// ))))
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
風呂
芳佳「うわー、現れてるのに逃げないなんて偉いですねー」
エイラ「いやいや、これは私が洗うのが気持ち良いからだぞ」ワシャワシャ
猫<みゃー ヌクヌク
リーネ「うわー、ホントに気持ち良さそう」
ルッキーニ「それじゃあ、次は私がエイラに洗って貰うー」
エイラ「ダメだダメだ、今の私は二号の飼い主なんだからな」
ルッキーニ「ちぇー」
サーニャ「・・・」
サーニャ「ね、ねえ...エイラ...」
エイラ「ん?どうしたサーニャ...」ワシャワシャ
サーニャ「そ、その...髪の毛...」
エイラ「ごめん、声が小さくて聞こえなかった、もう一度言ってくれ」ザパー
猫<ふしゅー ブルブル
サーニャ「ごめんなさい、なんでもない」テクテク
エイラ「そうか?」
サーニャ(今日は...一人で洗いましょう)ワシャワシャ
エイラ「ほらほらー」ヒュンヒュン
猫<ぶにゃー バッバッ
芳佳「今は二号と遊んでるんですか?」
エイラ「ああ、もう疲れさせて寝させようと思ってな」
ルッキーニ「遊ぶなら、私にもやらせてー」
エイラ「いいぞ、ほら」
シャーリー「あんまりはしゃぎ過ぎて、お前が汗だくになるなよ」
ルッキーニ「はーい」
ミーナ「いいわね、私にもやらせてくれないかしら」
エイラ「皆で交代で遊んでやってくれ」
「「「「 やったー 」」」」
サーニャ(もう、夜間哨戒の時間なのに、エイラが見送ってくれない)
サーニャ「ねえ、エイラ」
エイラ「ん?どうした、サーニャ」
サーニャ「もう、こんな時間よ」
エイラ「ああ、ごめんごめん、もう夜間哨戒の時間か、見送ってやらなくちゃな」
サーニャ「エイラ」パアアア
エイラ「よし、行くぞ、二号」
猫<フニャアア
サーニャ「・・・」ションボリ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ブロロロロロロロロロ
サーニャ(二号が来て、エイラが全然構ってくれない)
サーニャ(とても...寂しい)
サーニャ(私も、二号になりたい...)
サーニャ(もし、早く二号の貰い手が見付かったら...)
サーニャ(ダメよね...こんな事考えたら...)
ボロロロロロロロロ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フラフラ
サーニャ(疲れた...)
サーニャ(エイラ...)ヨロッ
エイラ「んー」ムニャムニャ
猫<すーすー スリスリ
サーニャ(今日は...上で寝ましょう)
数日後
芳佳「もう、皆になつきましたね」
エイラ「ああ、そうだな」
猫<なーお ペロペロ
リーネ「もー、くすぐったいよー」
ルッキーニ「ねー、リーネ早くー」
バルクホルン「おい、ルッキーニ少尉、次は私の番だ!」
エイラ「ああ、でも、サーニャにはなついてないんだよな」
芳佳「そうなんですか?」
エイラ「ああ、サーニャだけ皆より一緒に居る時間が少ないから」
芳佳「それは...仕方ないですね...」
ミーナ「みんな!二号の飼い主が見つかったわ!!」バンッ
「「「「「!?」」」」」
バルクホルン「ば、場所は!?」
ミーナ「ここから、少し離れてるけど...大丈夫、すぐに会いに行ける所よ」
エイラ「良かった...」
猫<なーお
エーリカ「なんやかんやで、ミーナとトゥルーデが一番お熱だったね」
もっさん「まあ、あの二人は特別母性が多そうだからな」
エイラ「それで、いつになるんだ?」
ミーナ「それが、明日には出発しなくちゃいけなくて」
バルクホルン「何だって!?」
サーニャ(明日?)
バルクホルン「何だってそんな急に!!」
ミーナ「丁度したその町に行く車に送ってもらう事になってるの」
バルクホルン「そんな、明日直ぐにお別れだなんて...あんまりだ」
ミーナ「仕方ないの、そうしなくちゃ近くで引き取ってもらえなかったの」
ミーナ「でも、安心してトゥルーデその人はいつでも遊びに来てくれてもかまわないの言ってくれてるの」
バルクホルン「そうか!!それならいつでも会えるな」
エーリカ「常識の範囲内にしてね」
ミーナ「それじゃあ、みんな明日までに二号にお別れを済ませておいてね」
「「「「「 はーい 」」」」」
エイラ「良かったな、二号、いつでも会いに行けるってよ」
猫<なーう
エイラ「喜んでくれてるのか?」
猫<みゃーお
エイラ「へへっ、コイツめ」
サーニャ「・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ブロロロロロロロロロ
サーニャ(二号が、いなくなっちゃう)
サーニャ(確かに、エイラはそのぶん私に構ってくれるようになるかもしれない)
サーニャ(でも...それで、いいの?)
サーニャ(二号に嫉妬したままでお別れしちゃって....)
ブロロロロロロロロロ
サーニャ「ふう、疲れた...」
ミャーオ
サーニャ「この声...」
猫<ニャー テクテク
サーニャ「二号...」
サーニャ(泥だらけ...一人で遊んでたのかしら...)
サーニャ「・・・」
サーニャ「二号...汚れてたら一緒に寝れないわ...」
サーニャ「一緒に、お風呂に入りましょう」ニコッ
猫<なーお
サーニャ「ごめんね、私じゃ、エイラみたいに気持ち良く洗えてないかもしれないけど」ゴシゴシ
猫<にゃああ フルフル
サーニャ「これで、終了」ザパーン
猫<ふにゅー フルフル
サーニャ「それじゃあ、一緒に湯船に浸かりましょう」
猫<ふみゃああ
テクテク
サーニャ「....ふぅ」
猫<なーう パシャパシャ
サーニャ「...ねえ、二号」
猫<にゃ?
サーニャ「二号はエイラの事好き?」
猫<なう
サーニャ「そう....私もよ」
サーニャ「ねえ、二号、私はどうやったらもっとエイラに甘える事が出来るかしら?」
猫<ふみゃー
サーニャ「そうよね...猫に聞いても分かる訳」スリスリ
サーニャ「え?」
猫<みゃー スリスリ
サーニャ「二号...」
サーニャ「ありがとう、二号」ナデナデ
猫<なう
サーニャ「それじゃあ、そろそろ上がって寝ましょうか」
猫<なーう
サーニャ「大丈夫よ」
サーニャ「つめれば三人でも寝られるわ」
猫<なう!!
次の日
ミーナ「みんな、お別れの挨拶は済んだわね」ボロボロ
バルクホルン「すまない...ミーナ...まだ言い忘れた事がある...気がする」ズビビー
ミーナ「トゥルーデ...」ポロポロ
バルクホルン「二号...絶対に...絶対に....生きてお前の元に会いに行くからな」ボロボロ
ミーナ「トゥルーデ....」ボロボロ
エーリカ「そんな、今生の別れみたいに...」
シャーリー「だから、近場だって言ってんのにな」
芳佳「エイラさんはもう良いんですか?」
エイラ「まあな...また今度遊びに行くさ...」
芳佳「大人ですね」
バルクホルン「にごうー」ダバー
ミーナ「にごうー」ダバー
サーニャ「・・・」
ミーナ「それじゃあ、これで」
サーニャ「少し、待ってください」
エイラ「サーニャ」
サーニャ「・・・」テクテク
サーニャ「勇気をくれて...ありがとう」ナデナデ
猫<にゃー
サーニャ「私はこれで、十分です」
ミーナ「そう?それじゃあ」
運転手「それでは出発しますね」ブロロロロ
「「「「「 じゃあねー二号ー 」」」」」
猫<なおー
ブロロロロロロロロロロロロ
ガチャ
エイラ「はあー...二号は行っちゃったなー」
サーニャ「そうね」
エイラ「はー...」
サーニャ「ねえ、エイラ、やっぱり寂しい?」
エイラ「まあな...」
サーニャ「なら」テクテク
エイラ「ん?どうした?こんなに寄ってきて」
サーニャ「・・・」
サーニャ「なーお///」
エイラ「!?」
エイラ「ど、どうしたいきなり!?」
サーニャ「エイラが寂しそうだと思って」スリスリ
エイラ「い、いや、ちょっ///」
サーニャ「エイラはいや?」ピョコン
エイラ「いや...そう言うわけじゃ」
サーニャ「それは良かった」スリスリ
エイラ「い、いや、でも一旦待ってくれ///」
サーニャ「にゃー」ペロペロ
エイラ「は、鼻血が///」ボタボタ
サーニャ「にゃ?」
サーニャ(二号が教えてくれた、猫になりきる作戦...効いてるのかしら?)
エイラ(ここは...天国か...)
なーお
終わり
乙
ぬこになりきってエイラとイチャイチャしようとちゅるサーニャ可愛い可愛い
ニャーサーニャ可愛いニャー
乙
家で飼えない猫って困る
このあと滅茶苦茶にゃんにゃんしたんですねわかります
これは大変素晴らしいエイラーニャにゃん
オツダナー
乙
サーニャ飼いたい
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