※あらすじ
地の文有り モバPと茄子の姫始め(他のキャラはいっさい登場なし)
エロだけでいいんじゃ! という方はCTRL+Fで●05まで飛ばすことを推奨
※鷹富士茄子
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●00
本当に、茄子には参った。
茄子は俺のことを、全部見透かしてる。
●01
――――――――――
12月31日の夜。俺は自室のこたつに座って、かごに盛ったみかんを剥いていた。
テレビでは年末の特番が映っているが、内容は頭に入っていない。
「プロデューサーさんとは、出会ってもう何年にもなりますけど」
後ろから声が聞こえて、座ったまま振り返る。
年越しそばの片付けを終えた茄子が、台所からやってきて、
そそくさとこたつの布団をめくり、俺の隣に並んできた。
「こうして、年末年始を一緒にゆっくり過ごせるのは、初めてですよね」
俺はねぎらいの意味を込めて、剥いたばかりのみかんをあげようとすると、
茄子は上品な見た目に反して、はしたなくも口を開けて幼児のようにみかんをねだってきた。
「んんーっ♪ こたつでプロデューサーさんとみかん、格別ですねっ」
仕事納めが予定通りに終わった。
年賀状も自分で書いた。
大掃除もした。
おせちの準備も終わった。
正月飾りもつけた。
年越しそばも食べた。
テレビは騒がしい特番から、人のひしめく上野寛永寺に切り替わっていた。
こんな正月は何年ぶりだろうか。
●02
今の俺はだいぶヒマになったが、かつては名の知れたプロデューサーだった。
346プロダクションはプロデューサーの裁量が広く、やりたい放題なのをいいことに、
えげつない手さえ使って、何人ものアイドルをスターダムに押し上げてきた。
さっきまでつけてた年末の歌謡番組でも、俺がかつて送り込んだアイドルが未だに3枠とってる。
他の担当アイドルも、この時期はかきいれ時で忙しいのが常だ。
こんな調子なので、年末年始は過労死寸前まで働き詰めだった。
今、俺と並んでみかんを剥いている鷹富士茄子も、かつての担当アイドルの一人だった。
艶やかな黒髪に、気品と愛嬌を兼ね備えた表情――新人の頃、ショートなのに大手のシャンプーCMを取ったほどだ。
女性らしさの粋を集めたスタイルの曲線美――グラビアとなれば、もう何をか言わんや。
誰が相手でも、穏やかなペースに巻き込んでしまう強烈なキャラ――トーク番組では怖いものなしだった。
茄子のアイドルとしての成功は、俺の予想を超えるものだった。
俺の仕事もこの頃が一番楽しかった。やればやっただけ上手く行ったから。
勢いは留まるところを知らなかった。
346プロダクションは、売上と純利で芸能プロダクションのトップだったこともあるが、
その時の収益の半分は、俺の担当アイドルで稼いでた。
その346プロダクションの覇権は二年しか持たなかった。
そうなった理由の半分は、俺のせい。
もう半分は、茄子のせい。
●03
『プロデューサーさん。今まで、ずっと言えませんでしたけど……
ここまで来たからには、言わせていただきます。
私は――鷹富士茄子は――あなたのことが大好きです』
俺が茄子に告白されたのは、芸能界の栄華をきわめた頃だった。
『俺、茄子のこと好きだよ。でも、俺は仕事があるから、茄子とそういう付き合いはできない』
この調子に乗った返事は、本音だった。
当時の俺は、遠からず日本のアイドル市場を制圧して、世界に挑もうとか夢想してた。
『なら……私が、アイドルとしての立場を引き替えにしても、
プロデューサーさんと一緒になりたい、と言ったら、どうします?』
『……そこまで本気か、茄子』
茄子の思いは、俺が思うより深かった。男としては飛び上がるほど嬉しかった。
同時に、自分の目が節穴だったと思い知らされ、プロデューサーとしては耳に痛くもあった。
俺の器では、アイドル・鷹富士茄子を御しきれない、という宣告でもあった。
『俺はやめておけよ、茄子。俺は、死ぬほどアイドルのプロデュースが楽しいから。
茄子には、寂しい思いばかりさせる。それは、俺も辛い』
茄子への好意と、プロデューサーとしての野心を天秤にかけて、俺は後者をとった。
当時の俺は成功に酔いまくってて、自分を才能に溢れた人間だと思いあがっていた。
自分の名声を世界に轟かせて、実力を見せつけてやろうと夢想していた。
プロデューサーに徹するなら、惚れられた強みを生かして茄子を宥めすかし、
もう少しアイドルとして稼いでもらう……ぐらい考えるものだが、それはできなかった。
茄子を何とも思ってなかったら、それができたのに。
『未練ですか、プロデューサーさん』
茄子は俺の内心を見透かして、俺がプロデューサーとして張った意地を破りにきた。
『プロデューサーさん。これから私が言うことは、
あなたと私の信頼関係のためにご承知いただくことです。よく聞いてください』
茄子は、妙な口上を言い出した。
『プロデューサーさんが、これから仕事で他の誰よりも大きなお金や名声を得るとしても、
……私が本気で望めば、あなたは必ず仕事より私を選びます』
茄子は自信に満ち溢れたセリフを、なぜか痛ましそうに告げた。
『ですから、もしプロデューサーさんが私より仕事をとるなら、今ここで私に言ってください。
“お前にはもう興味が無い。明日から、二度と会うことがなくても構わない”と』
『そう突き放してくれなければ……私は、あなたを奪ってしまうでしょう』
俺が茄子の真意を理解するのに、一年かかった。
その一年間、俺は自分ですら想像しなかったほど多く稼いだ。
でき過ぎなぐらいの幸運に恵まれ、どんな無茶な仕事でも全て成功を収めた。
茄子の予言通り、俺は“仕事で他の誰よりも大きなお金や名声を得”た。
だが俺は、仕事が心底嫌になった。
何をどうやっても“幸運”のせいで成功するからだ。
俺が“才能を見せつけてやろう”と思って仕事に没頭していたことを、茄子は見透かしていた。
お金? ヘリコプターで空から諭吉をばらまけるぐらいあるが、使うヒマはない。
名声? “才能”に羨望されるならまだしも“幸運”に嫉妬されるのは苦痛だ。
アイドルの成長を見る喜び? それで一番に思い浮かんだのは、茄子の姿だ。
何が“死ぬほどアイドルのプロデュースが楽しい”だったんだか。
俺は茄子に参ってしまった。
●04
――――――――――
「今年一年も、色々なことがありましたね」
置き時計でカウントダウンを待ちながら、茄子と過ごした今年を振り返る。
「今年は絵馬に“ずーっと一緒にいられますように”って書きましたけど。
来年は何を書きましょうか。同じじゃ、芸がないですものね」
茄子が首を傾けて、俺の肩口に預けてくる。
茄子はふわふわとした白いセーターを着ているので、
生地越しに二の腕の感触も伝わってくる。
「ふふ……プロデューサーさん、顔が赤くなってますよ。こたつでのぼせましたか?」
言われてみればそんな気もしたが、大晦日は残り秒針二周ぐらい。
この姿勢のまま年越しを迎えることにする。
「十、九、八、七――」
二人で秒数を読み上げる。
「六、五、四、三――」
茄子と過ごす時間は、いつも飛ぶように過ぎていく。
こうして秒針を見て、やっと同じ一秒なんだ、と実感できるぐらい。
「二、一、〇――プロデューサーさん! あけまして、おめでとうございます♪」
あけましておめでとう。
そして、お誕生日おめでとう、茄子。
●05
テレビから除夜の鐘も止んだ頃合い。
冷蔵庫のケーキを出そうか、と俺が立ち上がろうとすると、茄子が首に腕を回してきた。
「ケーキは初詣行ってからにしましょう、プロデューサーさん」
こたつを出ようか、と半身になったところで茄子に止められたので、
俺の肩だか背中のあたりに、茄子の胸の感触が露骨に感じられる。
もう少しでも密着されたら、心臓の鼓動さえ見透かされそうだ。
「お誕生日だから……今日一日は、私のお願い、聞いてくれますよね?」
茄子が耳元に注ぎ込んでくるささやきは、穏やかな声音と裏腹に熱い。
脳漿が煮え立つ気分になる。
「今、致していただけませんか?」
俺がたまらず茄子を抱きすくめて、
そのまま服を脱がそうとすると、ぎりぎりで茄子に止められた。
こたつが汚れるので部屋じゃないとダメなんだそうな。
“今”っていうから、そういうことだと思ったのに。
「プロデューサーさんったら、澄まし顔してて、こういうこと、ずっと待ってましたよね……?」
物凄く長いリビングから寝室への歩みを終えた後、茄子が照れながら笑った。
「でも、私もプロデューサーさんのことは言えませんね……だって」
はにかんだ笑みを浮かべながら、茄子は白いセーターをたくしあげ、
ベルトを緩めてから、シンプルなパンツを下ろした。
「あなたの隣で、除夜の鐘を聞いてた時から期待してましたもの。
カウントダウンの一秒ごとに、心が浮ついて……こんな有り様ですよ」
茄子の秘所を覆っていた下着は、既にべっとりと濡れて、用を成していなかった。
●06
「プロデューサーさーん、そんないきなり……もう、しょうがないですね……」
茄子がパンツを下ろし切った、というのは俺の目の錯覚だったようで、
実際の茄子のパンツは膝に絡まっていたが、あの有り様ではもう待てない。
「焦っちゃ、いやです、ゆっくり……プロデューサー、さん」
といいつつ、茄子は布団に押し倒されると、軽くうつぶせになってなすがままの体勢。
俺の手に少し余るほどふくらんだお尻。それ以上の茄子の肌は、まだセーターに包まれていて、
それを俺がたくしあげると、くびれたウエストラインが目に入る。
手で触れた肌はじっとりとこちらに張り付くぐらい。腰の窪みにうっすら汗が溜まっていた。
俺は自分のズボンも膝に引っ掛けたまま、茄子の下着をずらして後ろから挿入した。
「んんっ……! ふ、あはぁ……待ってたんですよ……♪」
入れたそばから俺は暴発しそうになった。
茄子のなかは、苦しいと気持ちいいの境目ぐらいの締め付けで、こたつよりも熱い。
ひだがウォーミングアップとばかりにむずむずとそよぐ。
動いて、茄子の媚態をもっと乱したい――のを寸前で押しとどめ、
俺はそろそろと上体を倒して茄子に覆いかぶさる。
「後ろからでもいいですから……ぎゅっとしてください……」
茄子の声と、後ろ髪の甘い匂いでまた危なくなる。それを堪える。
今度は自分の下っ腹に、茄子のお尻の柔らかさがまともにくる。これはひどい綱渡り。
気を紛らわすのを兼ねて、シーツによったシワをたどり、布団を掴んでいる茄子の手を探る。
「あ……手、嬉しい、です……」
俺が触れた茄子の手は、まだ冷えている布団から浮くほど火照っている。
かすかに手の甲をくすぐるのは、茄子の息遣いか。
何だ、声ではゆっくりとか言いながら、天邪鬼な口。
●07
「あ……ふ、あっ、プロデューサー、さぁん……っ」
肌がぶつかっても、音が響かない程度のゆるゆるした抽送。茄子のリクエストだ。
射精を我慢するのにちょうどいいと思って、俺は素直に従った。
「んっ……あっ、んぁっ、ふぅうっ……」
茄子が聞かせてくれるのは、つぶやきに近い控えめな喘ぎ。
見えるのは、行き来のたびに上下する細い肩と背中。
なかの具合は、きゅうきゅうと断続的に締め付けてるかと思ったら、
時折甘咬みのように不意打ちしてくる。
もっと茄子の痴態を堪能したい。まだまだこれからだ。
でもこの調子では盛り上げるまでに俺が尽き果てる。
かといって性急な動きをすればあっという間に終わる。
ごうつくばりの痛し痒し。
「ふふっ……プロデューサーさんも、きもちいいんですかー……♪」
図星。これ、絶対に茄子は俺の内心を見透かしてるな。
知ってて生殺しにして楽しんでるな。誕生日だからって調子に乗って。
俺は手も腰もろくに使えない。どうするんだ。
「っ! ぷっプロデューサーさんっ、そこ……キスしちゃ……んんんっ!」
となれば、口しかない。
腰を止めて、呼吸を整え、目前のおいしそうな茄子のうなじをいただく。
茄子はびっくりして、膣内が即座に反撃してくる。
もう少し早くうなじに触ってたら、これで終わってた。
だが、まだ茄子には余裕がある。
「んうっ、ふうううっ、あ……み、耳元っ、それっ……それ、は、あっ、んんあっ」
攻め手を少し変える。
濡れた黒髪のなかに見える、真っ赤に染まった耳に迫る。
「あっ……ふぁあっ! プロデューサー、さんっ」
茄子に誘われた時と同じぐらい、かすかに囁く。
「もっと……私の、名前……カコ、って、呼んで、くださいっ……」
茄子の名前を重ねると、茄子のシーツを握る手がくすぐったそうに動く。
愛してる、と言うと茄子の声のオクターブが上がる。
「そう、そうです、すき、なんですっ……プロデューサーさんに、名前、呼ばれるの……好き、ですっ」
やがて反応は肩から背中に広がって、そわそわと浮ついていた膣内も、
ウォーミングアップは終わり、とばかりにペースを上げてくる。
ダメじゃねぇか、やっぱりもたないぞ。
●08
何をやっても我慢しきれない、と俺の意地がへし折れた。
「ふあっ! あ、だ、だめっ、そんな、奥まで、いったらっ……!」
俺は上体を起こして、茄子のお尻を掴んでいきなり抽送を再開した。
男の意地を引っ剥がされると、もうただの雄になってしまって、
目の前の女をむさぼること以外、お構いなしだ。
「そんな、にっ、プロデューサーさんに、されたら、私、わたしっ」
ぱん、ぱんと、肌を打ち付け合う音が寝室に響く。
ぐっちゃ、ぐっちゃと、しどけない水音が寝室に飛び散る。
足にしつこくつきまとうズボンの惨状が、見なくても想像できる。
「んあっ、く、うう――んあああっ! あ、あっあっ、そ、そこ、うああぁあっ!」
奥を強く突き上げて何度目か、茄子は弾かれたように首を大きく振り上げた。
俺はひたすらそこに挑みかかる。後も先も消し飛んで、今ここにいる茄子だけが残る。
「は、あ、あう、う、うぅう……!」
苦しげな吐息で抽送を受け入れてるかと思えば、こっちの腰使いが少しでもずれると、
茄子はすっと突き上げたお尻の位置を合わせてくる。無意識なんだろうか。
「あ、あう、んんっ、う、うっ……プロデューサーさんっ……」
曇る声。垂れる汗。脳がぐらぐらと揺れて、感覚があっちこっち転げまわる。
体温が溶けていって、茄子のなかでかき回されている。
触れ合ってるのは性器と肉体の表面だけなのに、全身が絡め取られている。
がんがんと勢いをつけてかます抽送も、茄子の拘束から逃れられずもがいているだけ。
「あ、あ、あ、あ…………やぁ……っ」
茄子の声が篭もると同時に、俺は限界を振りきって射精した。
ぎゅうぎゅうと膣内で締め付けられ、俺は膝を折る。
前のめりに倒れそうになるのを、最後の力を込めてなんとかこらえる。
「……プロデューサー、さん……」
息を整えた茄子に、呼びかけられる。
恍惚半分、恨み半分といったところか。
●09
後背位で果てた俺が、放心状態から復帰した時、茄子は布団から起き上がって、
『あともうちょっと、だったんですけどねー』
しれっと口惜しいセリフを聞かせてくれた。
俺も、二回戦を敢行すること自体は臨む所だが、
緒戦と同じことやっても敢え無く戦線離脱するだけだ。
少し準備運動が欲しい。と茄子に説いて、愛撫するために茄子に身を任せてもらっている。
本音は――まだまだ茄子の体を堪能し足りない、というのが五割か。
まぁ茄子なら見透かしているだろう。
「プロデューサーさんったら、本当におっぱい好きですよねー」
茄子が座り込んだまま、白いセーターを脱いで、上半身の肌を晒している。
俺は茄子の背中側にいるので、さっきキスマークをつけておいたうなじや、
肌に陰影を刷く肩甲骨が見て取れる。
「グラビア撮影のときとかは、私達の目を気にしてか、見ないように頑張ってて、
でもやっぱり目が行っちゃったりとかして……却って不自然でしたよ?」
ぱちり、という音を立てて、ブラが布団に落ちた。
背中しか見えないのに、脇の下あたりの肌の引っ張られ具合が変わって、
茄子の胸の大きさが推測できてしまう。
「どーこ見てるんですか、プロデューサーさん♪」
そんなことを思っていると、茄子がこちらを見返してクスクス笑った。
さすが一流のアイドル。人の目線をどう弄べばいいか分かってる。
俺は茄子の背中ににじり寄って座り、茄子の脇の下から手を回した。
俺は茄子より座高が高いので、見下ろそうと思って茄子の肩口から覗くと、
鏡餅もかくやという形の整った胸の稜線が見える。
「重さはよく言われますけどね……これ、足元が見えにくいのもたいへんなんですよー」
茄子の胸は本当に大きい。
アイドル時代のプロフィールではトップ88cmとしていたが、これは末広がりにあやかった数字。
実はもう少しだけサイズが大きいことを俺は知っている。
赤味がさした肌に溶けそうな、色素の薄い乳輪は、この位置だと半分も見えない。
「んっ……」
俺は茄子の乳房のアンダーバストに手のひらを触れさせた。
とろけるような柔らかさが、ぎりぎり感じられるかどうかという力加減。
まずは肌の滑りと体温を堪能する。
「プロデューサーさんが触れるのは、このおっぱいだけですからね……じっくり、してくださいな」
このままもみくちゃにして弾力を堪能するのもいいが、それだけではいけない。
俺は手の小指付け根から掌底のあたりに意識を持っていく。
「プロデューサーさんの手、あたたかいですよ♪」
胸の膨らみはどれだけ魅力的でも、反応が見えるのは肌だけ。
茄子をきっちりいい気分にするため、俺は茄子の肌の下――胸を支える胸筋の反応を手がかりとする。
集中すれば、素人でも心拍の強弱まで分かる……気がする。
「なんだか、マッサージみたいですね」
茄子も俺のやり口を覚えてしまったので、俺がこの先どうするか読めたようだ。
少し声が上擦っていた。
●10
まずは、肌を掃くように穏やかに。徐々に、指を沈ませていく。
「あ……ふぁ、んんあっ……ホントに、プロデューサーsんは……お胸、好きなんですね……」
茄子が肌の下に隠した蠢きを、指で探る。
「あんっ……また、カコって、名前、呼んで……ぞくぞく、します……」
背中側から揉んでいてちょうどいいので、また名前をささやいてやる。
熱が乗ってきた頃合いで、まともに重さを感じるほど揉む。
「あっ……!」
茄子の腕に力が入る。
首から肩の線に緊張が走って、肩甲骨から背中に流れる。
押して、退いて。寄せて、帰って。
感じる波を、少しずつ高めていく。
「プロデューサーさんの、手は……私のいいところ、知ってますね……探して、ください……っ」
いつしか、色素が薄く目立ってなかった乳首が、はっきり分かるほど充血して膨らんでいた。
乳輪もそれに引っ張られるようにして、胸の稜線にアクセントをつけている。
茄子の興奮が一目瞭然だった。これがグラビア撮影だったら、ニプレス張ってもまずいレベルだ。
「ふふ、ちょっと、恥ずかしいですね……♪」
何か足元がもぞもぞすると思ったら、ぺたん座りしている茄子の両脚が、
落ち着かない様子でシーツをこすっていた。下が焦れているのか。
「でも、プロデューサーさん、こうなったら喜ぶから……」
茄子は、声音や態度では余裕綽綽だったが、
俺が茄子の張り詰めた乳首に触れる度に、足指が閉じたり開いたりしている。
「……その、触り方、されると……っ」
こりこりに硬くしこった乳首を、興奮に腫れた乳輪を、
乳腺の一筋一筋でも探ろうか、という具合でゆるく擦る。
茄子の折りたたまれた両足で、太腿がびくつき、ふくらはぎが豊かな表情を見せる。
「んんっ――あっ、いや……だ、大丈夫です、よ?」
茄子は、反射的に俺を抑えにかかった茄子の手を、ばつが悪そうにどけた。
相当加減が良くなってきたらしい。
「プロデューサーさんの、したい通りにしていいですから……」
お墨付きをもらったので、俺は乳責めを続行する。
緩かった責めのテンポに、つまんだりつねったりする動きを加えて、茄子の反応から余裕を削っていく。
足指は小さく、しかし騒がしく伸ばされたり縮んだり。
爪先が縮こまって、土踏まずがぎゅっと褶曲される。
「プロデューサー、さぁんっ」
少し力を入れて捻ってやると、茄子の足裏が快楽を刻む。
背中越しにちらりと見える茄子のおとがいが、緊張と弛緩の間をふらついている。
その瞬間は、俺が思うより唐突に訪れた。
「あっ……も、う、胸、むねが……あっ――」
茄子はやおら背を反らし、俺の胸板に押し付けてくる。
足指は宙を掻きむしり、首から肩のラインはピンと緊張に満ちる。
鎖骨は水を入れて啜れそうなほど肌から浮いている。
「あっ――んっ、ふぅう……んんんっ……!」
半開きのくちびる、閉じ合わせた歯列の間を縫って、すっすっと浅く短い呼吸がしばらく続いていた。
茄子の心臓の鼓動は、今や俺の手にはっきりと伝わっていた。
●11
「プロデューサーさんが、おっぱいをたくさんいじめてくれたおかげで、
だいぶ気分が愉しくなってきましたよー♪」
“いじめてくれた”とか人聞きの悪いことを言われたが、
オモチャのように弄んでいたのは確かだし、茄子のご機嫌が紅潮してきたのも然り。
茄子を仰向けに寝かし、足を広げさせると、秘所はべたべたの度合いを増していた。
手入れされていたと見える陰毛も、濡れて輪郭が崩れている。
陰唇はわずかに開いていて、愛液でてらてらと光るピンクの粘膜が指先ぐらいの幅で見える。
「あっ……♪ そっちにも、キス、しちゃうんですね……」
俺は乳房責めの時と違い、なんの気なしに茄子の秘所に顔を近づけてクンニを試みた。
愛液の味も粘膜の味も、今年一発目に出した精液のえぐさでよく分からなかった。
その味がえぐければえぐいほど、茄子の一番大事な所を物にしている、という所有欲をくすぐる。
「あっ……は、はげしいです、よぉ……っ」
茄子の腰を抑え、俺は犬のように茄子の秘所をむさぼる。
茄子のお尻が強張って、膨らみに笑窪ができるのを手で感じる。
「はぁーっ……はぁっ……プロデューサーさん……」
俺の顔は、頬から顎までべちゃべちゃに汚れてしまった。
我ながら行儀が悪いことだ。
「あっ……プロデューサーさーん、そこは――」
続いて俺は、茄子のヘソから下腹の間を撫でた。
茄子は肌をつまめないほど引き締まったウエストを持っている。
魅惑的な曲線美の下に、ハードなレッスンを耐え抜く機能美を孕む。
「もう……冬は、そういうところ気にしてるんですよ……?」
茄子からデリカシー不足をたしなめられる。
俺からすれば、アイドルとしての全盛期よりも色気が増したかな、
という印象だったが、茄子はウエストラインが気になるらしい。
「それに、あんまりそこを、擦られる、と……」
でも、俺はまだ茄子のヘソの下に手を重ねたまま。
茄子の呼吸で、横隔膜が上下する感触がなんとなく分かる。
「胸の時みたいに……肌の下まで触られてるような気分になって、なかが、そわそわするんです……」
俺は茄子が痺れを切らすまで、延々ヘソの下を堪能した。
●12
「……もう、プロデューサーさんは極端なんですよー。
もしかして“あともうちょっとだった”って言ったの、根に持ちましたか……」
根に持ってないわけではないが、主因ではない。
“なかが、そわそわする”なんて言われたせいだ。
そんなこと言われたらいくらでも撫でてしまう。
「プロデューサーさんにシテもらってばっかりなので、私が動きますよ……いいですね?」
仰向けに寝かされ、中腰の茄子から見下ろされる。
さっきあれだけいじった胸。首から肩にかかるライン、ウエストをくだって……もっといじっても良かったか。
茄子の挑発的な目つきに射竦められ、背筋がくすぐったくなる。
俺でなくても否とは言えまい。
「ふふ、プロデューサーさんのも、いい感じに焦れてるじゃないですか……♪」
天井に向けたペニスに、指を添えられる。
やっぱり胸で下が見えにくいのか、跨って腰を下ろす動作は慎重。
思わず生唾を飲んでしまう。
「ん……ここ、かな? ふふふっ」
すらりと伸びていた白い脚を、M字に曲げて股をくつろげている姿勢は、
まさに性交のためだけの姿勢と思える。視線を少しずらして、
茄子が無邪気に顔をほころばせているのと見比べると、ギャップが半端じゃない。
「では、参りますよ」
茄子の勧告から一瞬置いて、じんと火照る茄子の中に、俺のペニスが再び包まれた。
「プロデューサーさんの手、借りていいですか……? 手、握ってもらうの、好きなんです」
茄子が俺に手を重ねると、ちょっとやそっとでは離れない力でぎゅっと指を絡められた。
それに合わせて、膣内の具合もきりきりと切迫する。
「この手で、オカしくされるのも、すっかりクセになっちゃいましたね……♪」
茄子の膣内の具合は、後背位の時は脚を閉じていて、下肢全体で圧されている気分だったが、
今の騎乗位だと、純粋に秘所だけできゅうきゅうと咥えられているという印象。
力では前者が、動きの複雑さでは後者が勝る。一回目より膣内自体がほぐれているのも感じる。
まだ腰を使われてもいないのに、俺は射精を堪えようと身構える。
「プロデューサーさぁん、お顔が苦しそうですよー?」
表情から、我慢しているのがバレバレだったらしい。
「今度は、一緒に行けるように」
茄子が、ついに――探り探り、ながら――体を揺すりだした。
俺のペニスを奥深くまで飲み込んだまま、腰を前後に動かす。
動きは決して激しくないのに、迫力満点のバストが揺れに煽られて、
あまりの壮観に視線が吸い付いてしまう。
●13
「おっぱいばっかり見てると……こうしちゃいますから♪」
茄子は両膝で俺の体を挟みながら、重ねた手同士をぐいと引っ張って、本格的に追い込みをかけてくる。
上から茄子に見下されていると、俺はウマだったんじゃないかという錯覚が一瞬きざす。
「まーだ、まだですよ……頑張って下さいねっ」
ああ、うん、主人に勝手に種付けするウマとか、まずいね。
頑張らないと。がんばって、がんば――う、んん、う――
「プロデューサーさんの、腰……動いてますねぇ。動きたい、ですかー?」
“いい感じに焦れてる”の解ってるくせに、無茶を言うな。
「はあぅうっ――うっ、うああっ、んああっ!!」
腰から脚まで借り出して、ほとんど膣内に密着されてるペニスを、奥の奥に押し付ける。
茄子の口が丸く大きく開けられ、くちびるの端から涎がつうと垂れる。
場所も、タイミングも出来すぎなぐらい。
「あっは、はは……バレちゃいましたぁ……さっきから、いいトコロずっと擦ってて……♪」
糸を引きそうな甘ったるい声。
こんな茄子は、どんな熱狂的なファンでも想像できないだろう。
意識がひっくり返りそうな勢いで、茄子の腰が跳ねる。
無造作な動きなのに、自分の急所をしっかりと捉えて、
その度に声が裏返ったり元に戻ったり、くるくる回っている。
「ひゃっ、あ、えっ、んんっ、ン……アあアあアアッ!!」
茄子の嬌声が、元旦前の暗い静寂をばりばりと破砕する。
締め付けは、一緒にイキたい気遣い半分、鎮まらない女の欲望半分。
ペニスの先端をずるずると擦られると、本当になかに――子宮にねだられていると錯覚する。
そう思い込むだけでめまいがするほど甘美だ。
「プロ……デューサーさぁん……見てて、ください、私、もうすぐ……っ!」
茄子の腰の動きが、前後から上下へと移る。深く挿したまま、腰を小刻みに上下させる。
最後のスパートは、搾り取るというより“ここに出してください”という誘導の気配がした。
俺は茄子のねだりに呼応して腰を使う。奥底の感触が愛おしい。
「わ、私っ、あっ――んあぁっ! ふあっあっ、い、イキ、ます……っ!」
俺は、茄子の昇り詰める様を確かめ、酔い痴れる。
宣言とともに、茄子は全身をかすかに震わせながら、俺の射精を受け止めていた。
声が曇り、時雨が降る。やがて茄子は、かくんと前に背を折って、汗だくの肉体を預けてきた。
「……プロデューサー、さん……しばらく、ぎゅって、抱いてて、くれませんか……?」
茄子の絆された体温、くらくらと揺れ続ける体奥――長い尾を引く交歓の余韻を、
俺は茄子をかき抱いたまま存分に味わった。
●14
俺が元旦に目覚めると、部屋のすぐ外から、茄子の鼻歌が聞こえてきた。
気になって見てみると、茄子は台所で鍋に入ったお雑煮を温めていた。
「あっ、プロデューサーさん、おはようございます♪ お餅は何個入れますか?」
俺は、茄子が朝食の準備をしている間に、
用意しておいた誕生日プレゼントを取り出すことを思いついた。
が、茄子はそれも見透かしていたようで、
「今のうちに、顔洗ってきてくださいね。
プレゼントは、今日最後の楽しみにとっておきます。
今日は、まだまだワガママ言っちゃいますからね♪」
本当に、茄子には参った。
茄子は俺のことを、全部見透かしてる。
(おしまい)
新年一発目に茄子さんを書き初めすると願いが叶うらしい
今年もモバマス含めSS界隈が盛り上がればいいですね
茄子→Pの二人称がさん付け(※公式では呼び捨て)
なぜかSSだとさん付け多い どうしようか迷ったが後者に
HTML化行ってきます
これ見てイベント頑張ろうと思えた
プレゼント(直球
5までマジで要らなくてワロタ…
>>1が折角気を利かせてくれたのに読んでしまったわ
それ含めて興奮したんだがMっ気のない人には不評みたいね
茄子さんはワガママ聞いてくれそうだけど
ダメと言われたら絶対に逆らっちゃいけない雰囲気ある
正月休みらしいスローセックスな感じがとてもよい。続きはよ。
いや書いてくださいお願い致します
このSSまとめへのコメント
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