海未「ことりと穂乃果とこたつ」 (40)

ことり「はーい穂乃果ちゃん。みかんむけたよー」

穂乃果「食べさせてー」

ことり「うん。いいよ。はい、あーんっ」

穂乃果「あーんっ」

穂乃果「甘くて美味しーい」

ことり「ふふ、よかった♪」

海未「ことりも穂乃果もそろそろ課題に戻ってください」



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穂乃果「えー…だってぇー…」

海未「だってもへちまもありません。一番遅れてるのは穂乃果なのですよ?」

ことり「まぁまぁ、海未ちゃん」

海未「ことりもことりです。甘やかしてばかりじゃ穂乃果をダメにするだけです」

穂乃果「ぶぅー……。海未ちゃんのけちんぼ」

海未「はいはい。けちで構いませんから課題を進めてください」

ことり「穂乃果ちゃん。あとどれくらいで終わるの?」

穂乃果「………これくらい」

ことり「ええと……これって…」

海未「まだちょっとしか進めてないじゃないですか」

穂乃果「…………てへっ☆」

海未「てへっ☆じゃありません!」

海未「冬休みに入ってから何をやっていたんですか!」

穂乃果「え、えーと……凛ちゃんと花陽ちゃんとバドミントンやって」

穂乃果「絵里ちゃんとお洋服やアクセサリー買いに行って」

穂乃果「にこちゃんちに行って、こころちゃん達と遊んで」

穂乃果「希ちゃんと真姫ちゃんと一緒にスイーツバイキングに行って」

穂乃果「雪穂と亜里沙ちゃんと一緒にスキーに行って」

海未「満喫し過ぎです!」

穂乃果「あとはことりちゃんと海未ちゃんとこたつに入って、こう…ゆったりしてる、かな」

ことり「だよねぇ……」

穂乃果「いいなぁ…海未ちゃんは。掘りごたつ一人占めだよ?」

ことり「海未ちゃんずるーい」

海未「話を反らさないでください。それと意味が解りません」

穂乃果「そうだ、これから毎日海未ちゃんちのこたつに入りに来よう」

ことり「いいねぇ。ことり賛成」

海未「別に構いませんが、先に課題終わらせてくださいよ?」

穂乃果「ことりちゃん。明日映画見にいこっか?」

海未「穂乃果?私が怒る前に素直に従ってくださいね?」ニコッ

ことり「あはは……」

――――――――――――――――

ことり「おわったぁー」

海未「お疲れ様ですことり。お茶入れてきますね」

ことり「うん。ありがとう海未ちゃん」

穂乃果「ことりちゃんずるーい。穂乃果まだ残ってるんだよー?」

ことり「えぇえ…!?」

海未「穂乃果は自業自得です」

海未「私が戻ってくるまでに、そこのページ終わらせておいてくださいよ?」スクッ

穂乃果「ええっ!?」

海未「穂乃果はやればできるんですから、頑張ってください」ガラッ

ことり「穂乃果ちゃん。ファイトー」

穂乃果「うーん………」

ことり「そこの問題は、前のページの応用問題だよ?」

穂乃果「………ことりちゃん」

ことり「………?」

海未「はぁ……」

海未「やはりと言うべきでしょうか。穂乃果が課題を進めていないのはわかっていたことです」

海未「ことりと一緒に穂乃果の面倒を見るのは慣れたことですが」

海未「たまには、こういうのはなしで3人でゆったりとしたいものです」

海未「………私もあと少しで終わりますので、終わったら穂乃果を指導しなければいけませんね」

海未「今日中に課題を終わらせたら、明日からはゆったりとできますし」

海未「………よし。おせんべいも用意しました。ほのまんも用意しました」

海未「みかんは……少し持っていきましょう。ことりが食べるでしょうし」

海未「よっと……少し多いでしょうか?」

海未「……構いませんね。頭を使うと糖分を欲しますから」

海未「さて、そろそろ戻りましょうか」

ガラッ

海未「お待たせしまし――――」

ことり「いやあぁぁぁ~……」

穂乃果「課題見せてくれないと……ことりちゃんのハラショーなところハラショーしちゃうよ~?」

ことり「だめぇ……だめぇ~…」

穂乃果「よいではないかーよいではないかー」

ことり「ひぃ、だめ、服脱がさないでぇ~……」

穂乃果「抵抗しないって事は、同意してるも同然だよ?」

ことり「そ、それは……」

穂乃果「ふふふ……海未ちゃんが戻ってくる前に事を終わらせなきゃいけないから」クンズホグレツ

海未「………」ジトー

ことり「その穂乃果ちゃん……優し」チラッ

ことり「あっ………」

ことり「ちょ、ちょっと待って、穂乃果ちゃん!」

穂乃果「ふふふ、今更無駄だよ!ことりちゃん……覚悟!」

ことり「あのね。そのね。そこ……」

穂乃果「そんな時間稼ぎしたって…」チラッ

穂乃果「あっ……」

あっ…

海未「………」

穂乃果「………」

ことり「………」

海未「穂乃果?ことり?少し話をお伺いしますが、よろしいですね?」ニコッ

ことり「ちがっ……海未ちゃん。これは穂乃果ちゃんが」アセアセ

海未「よろしいですね?」

――――――――――――――――

海未「まったく穂乃果もことりも」モグモグ

海未「私が見ていないとすぐにふざけるんですから」

海未「ずずず………ふぅ」ホッコリ

穂乃果「海未ちゃーん……スースーするよぉ」モゾモゾ

海未「抵抗しないのは同意しているんですよね?」ニッコリ

穂乃果「………はい」

穂乃果(海未ちゃん怖すぎて抵抗なんてできないよぉ)

海未「課題が終わるまで、スカートは没収です」

穂乃果「風邪ひいちゃうよぉ」

海未「何のためのこたつだと思ってるんですか」

穂乃果「うぇーん……海未ちゃんの鬼ぃ……」

ことり「う、海未ちゃん。さすがにやり過ぎじゃないかな?」

海未「ことりはもっと怒っていいんですよ」

海未「いつもいつもことりは穂乃果の玩具にされています」

海未「嫌なら嫌とはっきり言うべきです」

ことり「ことりは……穂乃果ちゃんと海未ちゃんになら……いいかな」

海未「………えっ?」

穂乃果「んー……んんー………!」

穂乃果「おわったー!」

ことり「わぁー終わったんだぁ!穂乃果ちゃんすごーい!」

穂乃果「うへぇ……一生分頑張ったかも。頭が痛いよぉ……」グデー

ことり「………」パラパラ

ことり「うんうんっ。ちゃんとできてる!」

穂乃果「海未ちゃーん。早く返してよー」

海未「…………はっ!?」

海未「す、すみません。少し意識が飛んでました」

海未「それで、何がですか?」

穂乃果「だーかーらースカートだよ。スカート」

ことり「ほらほら海未ちゃん見て。ちゃんとできてるよ」

海未「………本当ですね。やればできるじゃないですか」

海未「それではスカート取ってきますね」ガラッ

海未「あ………」

穂乃果「真っ暗だぁ」

ことり「もうこんな時間なんだね」

海未「そうみたいですね。残念ですが今日はこれでお開き―――」

穂乃果「よーぅし!海未ちゃんちにお泊りだー!」

海未「………は?」

ことり「わぁーい、お泊りお泊りー」

穂乃果「海未ちゃんちにお泊りなんて何週間ぶりだろうー」

海未「ちょ、ちょっと勝手に決めないでください」

穂乃果「ぶぅー…海未ちゃんいつも穂乃果の家にお泊りに来るじゃん」

海未「確かにそうですが………」

海未「…………はぁ、わかりました。ちゃんと家の人に連絡するんですよ?」

ほのこと「いぇーい♪」パンッ

――――――――――――――――

海未「それでは消しますよー」

穂乃果「ちょ、ちょっと待って海未ちゃん」

海未「はい?どうかしましたか?」

穂乃果「穂乃果のお布団冷たいー」

海未「みんな一緒です。強いて言うなら、お風呂頂いた後すぐにお布団に入らなかった穂乃果の責任です」

穂乃果「ことりちゃーん。寒いよぉ……凍え死んじゃうよぉ」

ことり「それじゃ、ことりと一緒のお布団で寝よっか?」

穂乃果「いいの?やったー」

モゾモゾ

穂乃果「あったかーい」

ことり「穂乃果ちゃん手、冷たーい」ギュ

穂乃果「ことりちゃんの手は温かいよー」ギュ

海未「問題は解決しましたか?」

穂乃果「うん」

海未「それでは消しますね」カチッ

海未「それではお休みなさ――――」

ことほの「えいっ」グイ

海未「きゃあっ!?」バタン

海未「穂乃果、ことり!?いきなりなんですか!」

穂乃果「海未ちゃんも一緒のお布団で寝よー?」

ことり「あたたかさ3倍だよ?」グイ

穂乃果「海未ちゃん真ん中ねー」グイ

海未「ちょ、やめっ、ほのっ、ことりっ……!」

モゾモゾ

ゴソゴソ

穂乃果「ふふふ……。いくら海未ちゃんって言っても」

ことり「穂乃果ちゃんとことり、2人だと抑え込めるんだね」

海未「もう………何が狙いですか」

ことほの「別に♪」

海未「とても不安なんですが」

ことほの「穂乃果(ことり)はただ海未ちゃんと一緒のお布団で寝たいなーって」

海未「今更どうこうできないようですし………好きにしてください」

海未「私はすぐに寝ますけど」

ことり「今夜は寝かせないぜ(裏声)」

海未「……はぁ」

ことり「んもう、海未ちゃんノリ悪いー」

海未「はぁ」

ことり「穂乃果ちゃん。海未ちゃんを寝かせないように何かしよ?」

海未「穂乃果でしたら……」

穂乃果「うーん……むにゃむにゃ……」

海未「このように既に私を抱き枕にして寝ています」

ことり「早い!?」

海未「お昼頑張ってましたから、その反動でしょうか」

海未「なんだか小さな子どもみたいですね」クスッ

ことり「だねっ」クスッ

ことり「穂乃果ちゃんが子どもだったら、海未ちゃんがお父さんでことりがお母さん」

海未「私が父親ですか?」

ことり「うんっ」

海未「少し引っかかりますが、ことりが父親という方が違和感がありますね」

ことり「でしょ?」

ことり「ふふっ、お父さん♪」プニプニ

海未「なんですかことり。ほっぺをつつかないでください」

ことり「いーやーです♪」

海未「怒りますよ?」

ことり「知ってた?海未ちゃんがそういう事を言う時って本当は怒ってないんだよ?」プニプニ

海未「…………時々ですが、ことりにはすべて見透かされているのではないかと感じてしまう時があります」

ことり「ことりは穂乃果ちゃんの事も海未ちゃんの事も全部わかってるよ?」

穂乃果「うぅーん……ふへぇ‥…」ギュー

海未「ちょ、ちょっと穂乃果。少し離れてください」

ことり「ダメですよーお父さん?子どもが甘えてるんですから」プニプニ

海未「ですが……」

穂乃果「えへへぇー……」スヤスヤ

ことり「おとーさん♪」

海未「もう……」クスッ

海未「穂乃果もことりもいい加減にしてください♪」



おしまい

最後まで読んでいただきありがとうございました。
前回のものになります。

真姫「花陽と凛とこたつ」
真姫「花陽と凛とこたつ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416739619/)


最高だった

素晴らしい


次は三年生か


温かくなった

つまんなさすぎてワロタ

お次は三年組かな?

おつ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月06日 (土) 09:34:41   ID: 5X5MVUzf

素晴らしい

2 :  SS好きの774さん   2014年12月06日 (土) 17:05:26   ID: 8tjZjoMy

二年生トリオ大好き(≧ω≦)

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