コニー「アルミン、何やってんだ?」
アルミン「やぁ、コニー。見てのとおり、釣りだよ」
コニー「へぇ~?これが釣りかぁ」
アルミン「…あれ?コニー、釣りを知らないの?」
コニー「おう!俺の村は近くに川がなかったからな。魚なんて滅多に食べた事なかったぜ」
アルミン「へぇ……あ、何ならやってみる?」
コニー「いいのか!?やってみてぇ!!」
アルミン「本当はエレンと一緒にやる予定だったんだけど、エレンが来れなくてさ。道具は余ってるから使いなよ」
コニー「おう!じゃあ、これ借りるな!」
アルミン「うんっ」
コニー「ふんふーん………ん?」
アルミン「…」
コニー「……えっと…えーと……あ、これか」
アルミン「…?」
コニー「で…これ、を…こうして……かな」
アルミン「…もしかして、使い方が解らない?」
コニー「大丈夫、大丈夫!」
アルミン「解らなかったら聞いてね?」
コニー「おう!」
アルミン「~♪」
コニー「………」
アルミン「あ。ぼくの近くでやるより、少し離れたところでやった方が釣れると思うよ?獲物の取り合いにならないからね」
コニー「おー、そうか。なるほど!じゃあ、俺あっちに行くぜ!」
アルミン「頑張ってねー」
コニー「おう!アルミンもな!!」
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アルミン「…コニー、どれくらい釣れたかな?ちょっと覗いてみよっと」
コニー「ふぅわぁぁぁぁ……」
アルミン「…」(釣果ゼロ、か)
コニー「……ぁぁぁぁあ?あ、アルミン」
アルミン「やぁ。まだ一匹も釣れてないんだね」
コニー「おぉ…まるで釣れないぜぇ。何の反応もないしよ~」
アルミン「餌だけ取られてるんじゃないの?」
コニー「………餌って?」
アルミン「…」
コニー「…」
アルミン「えっ?」
コニー「ん?」
アルミン「え、餌は餌だよ」
コニー「何の?」
アルミン「つ、釣りの餌に決まってるだろっ」
コニー「…え?釣りって餌を使うのか?」
アルミン「………そぉだよ。餌をつけなきゃ釣れないよ」
コニー「なーんだ、そうだったのか!」
アルミン「…餌はそこの箱に入ってるからね?」
コニー「おう!!」
アルミン「ルアーとかフライフィッシングじゃないんだから…」
コニー「えーと……餌って、これか?ミミズじゃん」
アルミン「まったく…」
コニー「…これ、どうやって………ま、テキトーで良いか。こうして、こんな感じで…っと」
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---------
アルミン「ふぅー…ぼくもサッパリ釣れなくなっちゃった。そういう時間帯なのかもしれないな」
アルミン「コニーの方はどうなったかなぁ」
コニー「はぁぁぁぁ…」
アルミン「コニー、釣れた?」(盛大な溜息…ダメっぽいね)
コニー「いや~…まるで釣れないなぁ。ちゃんと餌をつけたんだけどよぉ…」
アルミン「じゃあ、今度こそ餌だけ取られてるのかもしれないよ。引き上げて、新しい餌にしてみたら?」
コニー「そっか!じゃあ…よっと!」
アルミン「………っ!?」
コニー「あちゃあ…本当だぜ。餌がなくなってる」
アルミン「…」
コニー「くっそー…新しい餌をつけないとな!」
アルミン「…」
コニー「ほいほい…っと。キュッと縛って…」
アルミン「…コニー?」
コニー「ん~?どーした、アルミン?」
アルミン「は…針は?」
コニー「はり?」
アルミン「うん、針」
コニー「針?」
アルミン「釣り針だよ!」
コニー「釣り針?」
アルミン「………ま、まさか…今まで釣り針つけてなかったの?」
コニー「釣り針ってのをつけなきゃダメなのか?」
アルミン「」
コニー「どこに釣り針をつけるんだ?餌の下か?上か?」
アルミン「」
コニー「あ、餌の横だな!?」
アルミン「」
コニー「ほいほい…っと。これでどうだ!?」
アルミン「…」
コニー「…どうだ?」
アルミン「驚いたっていうか呆れたっていうか…」
コニー「何ぃ?ち、違ったのか?」
アルミン「糸に釣り針をつけて、その釣り針に餌をつけるんだよ」
コニー「あ、そうだったのか!!」
アルミン「…そぉだよ」
コニー「いやー、何しろ釣りなんて初めてだからな!!」
アルミン「知らないなら聞いて、って言ったでしょ!」
コニー「悪い悪い!わはははは…」
アルミン「……はぁ」
コニー「…で」
アルミン「?」
コニー「この竿はどうすればいい?」
アルミン「」
コニー「なぁ?右手に糸で、左手に竿か?」
アルミン「」
コニー「アルミーン?おーい?」
アルミン「もーやだ」
【終わり】
思い立って書いてみたものの、たった10レスで終わっちゃいました
また何か思いついたら、このスレで書きます
乙
面白かった。乙
■ジャン「俺の嫁」ドヤッ エレン「え?」■
ちょっと思いついた短いSSです
まだ最後まで書き溜めてないけど…(^^;)
ジャン母「久々に帰ってきたと思ったら、部屋に篭って絵なんか描いて…あんたも彼女の1人や2人、連れて来たらどうなんだい?」
ジャン「うっせぇ!俺は憲兵になるんだ!そんな彼女なんか作ってる暇ねーんだよっ!!」
ジャン母「そんな事言って…あんた、まるでモテないんだろ?あーあ、お父さんはモテモテだったけど、それでもアタシを選んだんだよ?」
ジャン「こ、この糞ババァッ!だったら次の休みを楽しみしてろ!彼女なんかすぐ作れるんだよっ!!」
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---------
ジャン「…という事があったんだよ」
マルコ「へー」(あーあ…)
ジャン「で、次の休日までによ…」
マルコ「頑張ってね」プイッ
ジャン「お、おう………へっ!俺が本気になればなぁ!女の1人や2人!すぐ作ってみせるぜっっ!!!」
アルミン「そしてジャンの絶望的な戦いは始まったのだった…」ナレーション
ジャン「よぉ。付き合ってやろうか?憲兵行き確実な俺と付き合えば、おまえの将来もきっt…」パンッ
ジャン「おまえってケッコー可愛いよな。俺の女にならないk…」ピシッ
ジャン「なぁ、良かったら俺の彼女になってくれn…」ゴスッ
ジャン「ぜひぼくと付き合ってくだれまs…」メリッ
ジャン「お願いします。ぼくと付k…」ボカッ
ジャン「…」ボロボロ
マルコ(馬面、すけべ、きもい、変態、女の敵…えーと、あと何て言われてたかな)
アルミン「ジャンってば不器用だよね。まさか言葉通りの意味で『手当たり次第に声をかける』なんて」ハァ
ジャン「…」
マルコ「そのくせ本命には声もかけないし」ヤレヤレ
ジャン「…」
アルミン「むしろ告白する良いキッカケだろうにねぇ…情けない」
ジャン「…うるせぇ」
ジャン「こうなったら仕方ねぇ…誰かに頼んで彼女のフリしてもらうか」(これならミカサに頼みやすいし)
マルコ「…無理じゃないかなぁ」
ユミル「仕っ方ねぇなぁ!…ま、給料半年分で我慢してやるよ!」バーンッ
ジャン「おい」ゴゴ…
ユミル「え?何だよ?」
ジャン「いきなり出てきやがって…そもそも、おまえになんか頼まねぇよ!」ゴゴゴゴゴ
ユミル「言っとくが女子は誰もおまえの頼みを聞いてくれねーからな?何しろ、かなり評判を落としたからなー」
ジャン「えっ…マジか?」
アルマル「「…」」ジィー
ジャン「…何だよ?」
マルコ「………何やったの、ジャン?」
ジャン「…」プイッ
アルミン「どうするの?ユミルなら金で買えるみたいだけど…」
ユミル「こらっ、人を娼婦みたいに言うなっ」
マルコ「はぁ…こうなったら、誰かに女装でも頼むしかないかもね」
ジャン「それだっ!」
ユミル「おいおい。私なら金で…」ニヒヒ
ジャン「うーるーせー。誰がおまえなんかに頼むかよっ」ケッ
マルコ「だったら誰に頼むの?」
ジャン「マr…」
マルコ「嫌だ!絶対に嫌だ!」
ジャン「じゃ、じゃあアルミン」
アルミン「うーん…まあ仲間であるジャンの頼みとあれば…」ウフッ
ジャン「よし。それじゃあ今から女装して俺の彼女になってくれ!!」ガシッ
クリスタ「…」トオリスガリ
アニ「…」タチドマリ
サシャ「…」ギョウシ
ジャンアル「「………あっ」」
クリスタ「今の聞いた?男同士で…」
アニ「女装だって…キモイねぇ」
サシャ「アルミンなら可愛いでしょうね」
ジャン「ア、アルミn…?」
アルミン「ぼくも嫌だ」_ノ乙(、ン、)_
ユミル「こーゆー事はよー。公平にクジで決めれば良いんじゃねーの?」ホジホジ
アルマル「「えっ」」
ジャン「それだっ!」ドンッ
マルコ「ちょ、ちょっと待って!」(自分が当たる確率を…)
アルミン「皆を呼んでくるから!」(少しでも下げなくちゃ…)
ジャン「あいつら…俺の為にそこまでしてくれるとは…なんて仲間思いなんだ」ウルウル
ユミル「…」(違ぇだろ)
アルマル「「お待たせ!」」ハァハァ
エレン「クジ引きやるって?」
ミカサ「エレンが行くと言うので…」
コニー「何するんだ?」
ライナー「面白い事やると聞いたが」
ベルトルト「ライナーが行くって言うから…」
ジャン「!!!」(おおおおおおっ!?ミ、ミカサが来てくれた!!ナイスだ、アルミン!)
ユミル「こんなに集まるとは…よくやる気になったもんだな」ホジホジ
エレン「で、何のクジなんだ?」
ユミル「…」フゥッ(あ、何も聞かされてないのか………ちなみに、ほじってたのは耳だからな?鼻じゃねぇぞ?)
マルコ「ちょっとしたお遊びだよ」ニゴニゴ
ミカサ「お遊び?」キョトン
コニー「遊びか!何して遊ぶんだ?」
マルコ「えっとね…ジャンと一緒に、その…」アセアセ
ライナー「ふむ?」
マルコ「…アルミン、パス」
アルミン「えっ………ジャンと一緒に、ね?ジャンのお母さんを喜ばせるサプライズをするのさ」(本当と嘘を混ぜ混ぜ)
ベルトルト「ふーん」(何で僕らがそんな事を…?)
エレン「何で俺たちがジャンの母親を…それにクジは何なんだ?」
ジャン「おまえにゃ頼n…」
マルコ「しっ」スッ
ジャン「んむ…っ?」ムギュッ
アルミン「それは…だね……ジャンのお母さんの誕生日だからさ!」(本当の理由は言えない)
マルコ「そうそう!それでクジは…ジャンと一緒に仕掛けをする役の人を選ぶためさ!」
ジャン「んーっんーっ」(そ、それならミカサだけ…せめて女だけ集めてこいよおぉぉっ!)
エレン「そうだったのか。母親の誕生日、か…」(母さん…)
ミカサ「エレン…」
ライナー「ふん、良い話じゃないか…なあ?」ウルッ(ちっ…油断すると涙が出そうだぜ!)
ベルトルト「…うん」
アルミン「さぁ、クジをしよう!これを引いてくれ。当たりは先が赤い紐だよ!」サッ
コニー「よっし!俺は…これ!」チョイ
エレン「んー…こいつで」ツマミ
ミカサ「…これ」クイッ
ライナー「どれにするか……これだっ」ニギッ
ベルトルト「…はい」ギュッ
マルコ「ぼくは…これにしておこう」
アルミン「ぼくはこれっと…じゃあ皆、一斉に引いてくれ!」
皆「「えい!」」ズバッ
ユミル「…」(よかった…私は数に入ってなかった)
ジャン「あ、当たりは誰だっ!?」ドキドキ(せ、せめてアルミンかマルコで…)
エレン「はずれだった」
ミカサ「はずれ」
コニー「かーっ外れたぁ!」
ベルトルト「外れ…」
マルコ「ハズレ!」パァァァ
アルミン「よしっよしっ!ハズレ!!」ガッツ
ジャン「ちょっと待て………という事はっ!」ガクガク
ライナー「当たちゃった♪」ニッゴリ
ジャン「」
ライナー「…で?何をするんだ?」
エレン「そういや何も聞いてなかったなぁ」
マルコ「…」チラッ
アルミン「…」コクッ
マルコ「実はその……ジャンのお母さんは、ジャンに…彼女ができたら喜ぶそうなんだ」
皆「「………」」
ジャン「」
エレン「…なるほど」
ミカサ「その彼女役を選ぶクジだった、と」
コニー「やっべー!罰ゲームだったんじゃねーか!」
ベルトルト「…ほっ」
ライナー「…」
マルコ「そういうわけで、ライナー…頼めるかな?」
アルミン(どう出る?)
ライナー「…」
ライナー「アタシぃー、足が太いからー、ミニとか似合わないのよねー♪」ルンッ
アルミン「よっし!ヤル気マンマン!100%だ!!」ガッツ
マルコ「決まりだね!」グワシッ
ジャン「」
アルミン「ジャン?」ツンツン
ジャン「!!」ハッ
ジャン「あ、急用を思い出した。じゃ!」シュタッ
マルコ「逃がさないよ!」ガシッ
ジャン「俺は馬だから草原に放してあげてっ!」ジタバタ
マルコ「ジャンが(女装の彼女役を)望んでた事じゃないか!」ガシッ
ゲスミン「諦めなよ…こんな(素敵な)結果も神の導きとしか思えないんだから」ニタリ
ジャン「いやだあああぁぁぁぁっ!!」
ライナー「あ、ムダ毛の処理しなきゃー♪」ジョリジョリ
ゲスミン「ほら、見てごらん!ライナーの好意を無碍にしちゃダメだよっ!」
なんでライナーはそんなに楽しそうなんだよw
戦士でも兵士でもねえなこりゃ
ライナーはO☆K☆A☆M☆A★になったZE
ベルトルト「ラ、ライナー…どうして…?」(どうして脇毛と脛毛は剃ってるのに胸毛は剃らないんだろう?)
ジャン「」
ライナー「おっと、そうそう。ここもちゃんと処理しないとダメよねー♪でりけぇとぞぉん♪」ジョゴリジョゴリ
マルコ「…ぉっぷ」オエッ(汚いブツが見えてしまったー!ジャンは…?)
ジャン「」
ゲスミン「………イイ感じ!」
コニー「うえーっおえーっ」ギャハハ
ミカサ「エレン。アルミンの腹黒いところが暴走してる。いいの?」
エレン「…うーん、ちょっと悪ノリしてるな」ポリポリ(さすがにジャンが可哀相になってきた)
マルコ「良かったね、ジャン。これで心置きなくお母さんに紹介できるよ!」ニゴニゴ(たまにはこういうのも楽しいかも)
アルミン「次の休みが楽しみだねっ!!」ニゴニゴ
ライナー「うふーん♪あはーん♪」ププッピドゥー
ジャン「」
●そして当日…●
ゲスミン「さて……ジャンという名の生ける屍クンは用意できたかな?」ニヤニヤ
マルコ「大丈夫!ばっちりタキシードさ!」ジャーン
アルミン「え?あ、そう」(タキシードって…結婚じゃあるまい…し………良いねっ)
タキシード・ジャン「」ヒュルリラー
ゲスミン「ぷっ…サイコー」クスクス
マルコ「…ぷぷっ」
アルミン「で、お嫁s…じゃなかった。彼女さんは用意できたかなー?」ト゚キト゚キ
ライナーin更衣室「ちょっと待ってぇーん?ストッキングに脛毛が絡まって痛いーん♪」
アルミン「そういうのは聞きたくないかな」ゲンナリ
ばたんっ
バニー・ライナー「どうかしらっ!!」バーンッ!!!
ミカサ「ひっ?」ドゴンッ
バニー・ライナー「ぶべらっ!?!?」ドバーンッ
アルミン「ちょっ…ミカサっ?何でいきなり殴ったの!?」(それはそれで面白いけど)
ミカサ「………怖かった」ガクガク
アルミン「そ、そう」(ミカサが怖がるって…)
バニー・ライナー「うぐぐ…お、俺のどこが怖いって言うんだ!?こんな可愛い衣装だってのにっ!」フラフラ
ミカサ「バニーガールなのに胸毛ワッサワサなところ」ヒキッ
コニー「どーかんだぜ」ヒキキッ
バニー・ライナー「うーん…そうか。チャームポイントだと思ってたんだが…じゃあ着替えよう」ムキッ
ミカサ「…」オゾゾッ
コニー「えーっと…チャームポイントって、どういう意味だっけ?気持ち悪いって意味だったか?」ハテ?
ばたんっ
ゲスミン「はーい。彼女さん、お色直しでーす」ププッ
タキシード・ジャン「」ビュオオォォォォ…
ミカサ「………っ!」ハッ
アルミン「どうしたの?」
ミカサ「エレンがいない」キョロキョロ
アルミン「あれ?本当だ…何処に行ったんだろ?」(ジャンの事は全然気にしてないんだなぁ)
ばたんっ
和装・ライナー「どぉかしらっ!!」ドォーンッ!!
アルミン「惜しいっ」
マルコ「ジャンがタキシードなんだから、それはないよ」
ミカサ「…冷静なツッコミ」
コニー「なんて怖ろしい二人なんだ」
タキシード・ジャン「」 ア、シンダ ジーチャン? オレ、モウスグ イクヨ
和装・ライナー「あ、やっぱり?ま、アタシもぉー判ってたしぃー?じゃ、次で決めちゃうーん♪」フフフーン
ばたんっ
アルミン「…ぅっぷ」ブルブル
マルコ「吐きそうなくらい気持ち悪いのに…頑張るなぁ」
ゲスミン「なぁに…クライマックスが楽しみだよっ!」ニ゙ヤ゙リ゙
ミカサ「アルミン…私はそんな子に育てた覚えはない」
コニー「え?アルミンはミカサの子だったのか?」
ユミル「っなワケねーだろ」ペシッ
コニー「おっ?おまえも来たのかよ」ヒリヒリ
ユミル「おう。こんな面白いもの、見ないでどーすんだよっ」ニヒヒ
コニー「クリスタとかサシャは?」
ユミル「あいつらは(ライナーの女装なんか)見たくないとさ」
コニー「なんだ…絶対面白いのに」
ユミル「ま、後から来るかも…な」ニヤニヤ
ミカサ「ユミル、エレンを見なかった?」
ユミル「エレン?……さぁなぁ?」ニヤニヤニヤニヤ
ミカサ「…」ジィー
ユミル「何だよ?」
ミカサ「………何を隠してるの?」
ユミル「…何も?」プイッ
ミカサ「…」ジィィィィィ
ユミル「…」
ミカサ「…」ギラリ
ユミル「後で判るから、今は気にするな」(くそっ、無言の圧力に屈しちまったが、意地でもネタは隠すぜ)
ミカサ「………納得してないけど、解った」
ユミル「そうかい」ホッ
ばたんっ
ユミル「おっ?」オー
ミカサ「…可哀相」
コニー「…何が…だ…よ?」(うおおお、意識が遠のきかけたぜっ)
ミカサ「衣装が」
ユミル「だははっ…なるほど。確かに衣装が可哀相かもなぁ?」
ドン!バン!ドン!バン!
ウェディングドレス・ライナー「さぁ!今こそ完璧に美しいアタシを見てっっ!!!」ドバドバーンッ!!!!
アルミン「…」
マルコ「…」
タキシィド・ジャン「…」キョジン ナンテ コワクネーゼ…オレハ モットコワイモノ ヲ シッチマッタ
ウェディング・ライナー「どぉかぁしぃらぁっ!!!?ねぇ、アルミンちゃんはどう思う?」ウインク バチコーン!!
アルミン「あ?うん…いや…とっても…その…似合うっていうか………聞くな」ムヒョウジョウ
マルコ「じゃあ、そろそろ行こうか…ジャンの実家へ!」
アルコニユミ「「おーっ!!」」
ライナー「ドッキドキだわー♪お母様ってば、アタシを気に入ってくれるかしらッ?」 ※面倒なので名前を戻します
ジャン「」
ライナー「楽しみネッ!?」
ジャン「…」(こうなったら『コレ』を糞ババァに突きつけてやる!そしたら、彼女いなくてもこの化け物が彼女よりマシだと思うだろ!!)
コレ(ライナー)「楽しみねーッ♪」
ジャン「…そうだな」ニヤッ
オバサン「あらまあ、ジャンじゃないか」
ジャン「あ、隣のオバサンじゃねーか。久しぶりです!」
オバサン「あんたのお袋さんから聞いたよ!彼女を連れて来たんだって?どの娘だい?」
ジャン「コイツ」ユビサシ
ライナー「…」ウフッ
オバサン「…」
ジャン「…」
オバサン「………あ、用事あったの忘れてたよ。じゃあね」ソソクサ
ジャン「…っ」グッ(よっしゃあ!いい反応!!)
アルミン(「てっきり観念したのかと思ってたけど…」)
マルコ(「…違ってたみたいだね。まだ諦めてないみたいだ」)
コニー「へぇ~…ここがジャンの家か。二階建てかよ!」
ミカサ「…いない」キョロキョロ(おかしい。ここまで来る間に聞いたユミルの話では、エレンは先に来てるはず)
ユミル「別の場所に待機してんだよ。ほら、サッサと入ろうぜ?」
ライナー「行きましょ、だぁりん♪」ガシッ
ジャン「たっだいまぁー!!」トリハダ
ジャン母「ああ、ジャン!よく帰ってきたねぇ………さぁーあ、あんたの可愛い彼女を、このママンに紹介してちょ~だぁい?」ニヤニヤ
ジャン「ふふふ…もっちろんデスよ、マ~マぁん?」
ミカサ「…」ドキドキ(エレンと私の子供の時の参考に…)
ユミル「…」(意外だな…ミカサも恋愛沙汰が気になる乙女だったか)
ジャン「こんっの野郎が俺の彼女だっぜーいっ!!」
ライナー「はっじめましてぇ♪ライ子でぇーっす!!!!」ドッギャーン!!
ジャン母「」
ジャン「…っ」(驚け!慄け!竦め!怯えるがいい!!このスーパー奇行種を見た感想を言ってみろぉっ!!)
ジャン母「…」
ジャン「クックック…」(ざまぁ見r…)
ジャン母「まぁまぁまぁ!丈夫そうな娘さんだことっ!!これなら孫をボーロボロと産んでくれそうだねぇ!!?」
ジャン「はぃぃいやぁぁあああ!?」ナゼニ???
ゲスミン「…」フフフ(甘いよ、ジャン!きっと君がモテなさすぎるもんだから、もう何でも良いんだよ!!)
ジャン母「あんたなら、うちの息子を任せられるっ!!」(イヤガラセで、こんなオカマを連れて来たね!?判ってんだよっ!!)
ジャン「ちょ、ちょちょちょちょっとちょっと待っ待って待ってマママママおかあさまぁっ!?」アワワワ
ジャン母「オーッホッホッホッ!恋の駆け引きに待ったは ナ シ だよ!」
ジャン「いやいやいやいやいや…」
ジャン母「安心しな!ちゃんと式場は用意してあるから!!」(可愛い彼女だったら本当に結婚させるつもりだったのに…この馬鹿息子が!)
ジャン「は?は?は?」ガクガク
ジャン母「ほーら、あんたの友達も手伝ってくれたんだからねっ!!」
アニクリサシャ「「おめでとーっ!」」
ジャン「ひいいぃぃぃっ?」
クリスタ「会場はあっちだからね?昨日から頑張って用意してたんだからっ」クスクス
アニ「おめで…ぷっ…とう。お幸せに」プッ
サシャ「ぶぷっ…す、末永く…ぶぴっ…おし…お幸せに…」プププ
ジャン「ど、どどどうしてオマエラがいるんだ…?」(け、計画が…まずいまずいまz…)
ライナー「…まぁ長い人生、嫁になる事があっても良いだろ。俺は覚悟を決めたぜ、ジャン」フゥ
ジャン「」
ごすっ!
ジャン「ぐああああぁぁぁ…な、何だぁ?誰だ?俺の後頭部に…?」ジタバタ
ベルトルト「…ご結婚おめでとうございます」ドドドド
ジャン「い!?ベルトルトぉ?」ギョッ
ベルトルト「そんな仲になってたとは知らなかったよ…ぼくは…ライナーの、新婦の友人代表、さ」ギリギリ
ジャン「落ち着け!落ち着け、ベルトルトぉ!!これにはワケがあr…」ビクビク
ベルトルト「うっうっ…みんなの頼れる兄貴はいなかったんだ…」
ライナー「酷いな、おい」アハン
リンゴーン…リーンゴーン…
ハンネス神父「あー…それじゃあ指輪の交換、とするか…ひっく…おい、アルミン。持ってこいや」ウィー
アルミン「はぁい」っ【 。○】
ジャン「それ…指輪じゃなくて鼻輪じゃないか?」ヒクヒク
ライナー「やだっもうっ!ダぁーリンったら~!…アタシの指にサイズ合わせてあんのよ」グッ
ジャン「あ、そうなんだ……」
ライナー「…」
ジャン「…」
ライナー「………」ニジリヨリ
ジャン「………」アトズサリ
ライナー「さぁ!!観念して指輪をはめなぁっ!!!」ガッシ
ジャン「いやじゃああぁぁぁぁぁっ!!!!」ヒィィィィ
○○○「待ってください!!」
皆「「…っ!?」」
○○ン「その結婚、ちょっと待ってくださいですわ!」イギアリッ
ジャン「…あれ?」キョトン
ライナー「うん?」ハガイジメ
ジャン母「あんた…誰だい?」
○レン「私は…」
アルミン「おや?」
マルコ「ほう?」
コニー「どっかで見た顔だなぁ」
ユミル「ベストタイミングだなっ」ニヒヒ
クリスタ「だねっ」ウフッ
サシャ「どーです?化粧とか衣装、イイ感じに仕上がってるでしょう?」エヘヘ
アニ「遊びは真剣にやってこそ面白いってもんさ」ニヤニヤ
カレン「私は…私こそが、ジャンさんの婚約者なのですわっ!!」
皆「「な、なんだってーっ!!」」
ジャン「は、はぁ?」ウゲゲ
ライナー「あん?」ダキシメ
ミカサ「………えっ」ボーゼン
ジャン母「どどどど、どぉゆぅ事だい!?ジャンッ!正直にお言いっ!!!」クワッ
ジャン「え………っと?」ポカーン
ライナー「…」シガミツキ
カレン「お許しくださいですわ…私との仲は、まだ父や家族には内緒にしているので公にできませんの」オジギ
ジャン母「えっ」
ジャン「えっ」
ジャン母「…ん?」クルッ
ジャン「ん~?」シランカオ
ジャン母「もしかしてイイとこのお嬢さんかい?」ギャクタマ?ギャクタマ?
カレン「え?……えぇ、まぁ…あ、でも大金持ちってわけでは…」シドロモドロ
ジャン母「本当にぃ、うちの息子と付き合ってんのかい~?何かのバツゲームで嫌々仕方なく渋々じゃなくて?」
ジャン「おいっ」ツッコミ
カレン「いえ……ジャンさんは…ぶっきらぼうだけど、優しい人ですわ」ポッ
ジャン「っ!!」カァァァ
ミカサ「…っ!!!!」ギリギリ
アルミン「…っ…っ」ガシッ(落ち着いて!ミカサ!!…エレンの乱入は予定外だったけど…これはこれでっ!)
カレン「公にはできないけど、ジャンさんが交際してる事は知って欲しい…そこで代役を頼んだのですわっ」
ユミル「そうそう。仲が良くて友達思いなヤツに代役を、な?」チラッ
ライナー「…」オレ?
ライナー「…」ナンダロ?
ライナー「………っ!」ハッ
ライナー「いやぁ~実はそうなんですよ。親友が困ってるのを見捨てておけなくて…つい、ね」
ベルトルト「ちょっと…そこの裏までツラ貸せや、親友」
カレン「お母様」シズシズ
ジャン母「お、おかぁさまっ?」ドキッ
カレン「ジャンさんは立派な殿方ですわ」
ジャン「いやぁ」テレテレ
カレン「…」イラッ
ジャン母「…」
カレン「あ……彼女がいるとか、そんな事は気にせず…息子さんが大成するのをお待ち頂けませんでしょうか?お願いします」フカブカ
ジャン母「…仕方ないねぇ」フゥ
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ジャン「いっやぁ~~~助かったぜぇ!カレンちゃんのお陰で、これでもうお袋に彼女いないって馬鹿にされねぇよ」ウヒャヒャ
カレン「…良かったですね」
ミカサ「うっ…うっ………エr…カレンがお嫁に行っちゃうのかと思った」シクシク
アルミン「行かない行かない」アハハ(よっぽどショックだったんだな)
ユミル「うーん…ちょっと予想と違ってたな…」(何かハッピーエンド臭い結果になっちまったぜ…ちっ)
ライナー「結果良ければすべて良し、で」ボロボロ
ベルトルト「ま、そうだね」ゲシゲシ
コニー「いっやー…でも、なかなかお似合いなんじゃねーの?」
マルコ「あー、ぼくも同感だな」ウンウン
クリスタ「…そうだね」プッ(エレンだと知ったら…)
サシャ「そうですね」ウププ(ジャンはどういう顔するんでしょうねー?)
アニ「まあ悪くなかったよ」ククク(見てみたいね)
ジャン「そ、そうか?……じゃあ、ほんとに付き合っちゃうか、カレンちゃーん?」
カレン「…」ニコッ
ジャン「!!」ニパッ
ミカサ「~~~~っ!!」
アルミン「~~~っ!!」(だからっ)
カレン「頑張って彼女作ってくださいね。じゃ、失礼しますですわ」シラッ
ジャン「」
カレン「…」
エレン「ったく…俺も仲間思いだよな」カァァァ
おしまい
なんか…ちょっとBL臭かったかな
【乗っ取りOK】
書き込みなくなって3ヶ月が経過してます。
来月末までに、本格的な再開の様子がなければ倉庫行きとします。
【乗っ取りOK】
このSSまとめへのコメント
これ思いっきりパクり。
後半のは「フリーマンヒーロー」のパロってピクシブで書いてる
エレン……ww