不死男「ガキを拾った」 幼女「うえーん!」(6)

不死男「やかましい……人間の声なんて久々に聞くから余計にうるさく感じるな」

幼女「ままー! ぱぱー!」

不死男「諦めろ。ここは捨て子の山。ここにいるってことは、お前はもう捨てられたんだ」

幼女「やだー! ぱぱとままにあいたいー!」

不死男「……お前、両親は好きか?」

幼女「すき! すきなのー!」

不死男「だがな、お前の両親はお前のことなど好きではない。ここに捨てられるということは、そういうことだ」

幼女「ままとぱぱ、幼女のこと嫌いなの……? ひっく、うえっ」

幼女「うええー!」

不死男「……黙れ」

幼女「っ!?」ビクッ

不死男「泣くな。弱さを見せるな。弱さを見せれば、山に食われる」

幼女「ようじょ……たべられちゃうの?」

不死男「食べられたくはないだろう」

幼女「」コクコク

不死男「なら、強く生きろ」

幼女「うゆ……」

不死男「……食事ぐらいは助けてやろう。後はお前が心を強く持てば、山に食われることはない。できるな?」

幼女「……うん!」

不死男「よし、いい子だ」ナデナデ

幼女「」グウゥ~

不死男「腹が減ったか。飯にしよう」

幼女「!」パアア

不死男「分かりやすいやつだ」

ーーーーーー

不死男「ほら、できたぞ。と言っても、焼いただけだがな」

幼女「いただきまーす」

不死男「落ち着いて食えよ」

幼女「もぐもぐ……おいしい!」

不死男「そりゃ良かった」

幼女「おじさんはたべないの?」

不死男「今はな。それと、おじさんじゃない。お兄さんぐらいの歳……のはずだ」

幼女「もぐもぐ」

不死男「聞いてねーな」

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