勇者「ツボを日中割り続けて１０gしか入手できなかった」

勇者「薬草しか買えないな」

勇者「それにしても、最近は同業者が多いせいかツボの中身もショボイ」

勇者「独り言連発してる間に酒場到着」

勇者「良いptに入れるといいなぁ」

店主「いらっしゃい」

勇者「ptに参加したいのですが……」

店主「職は？」

勇者「……勇者です」

店主「あぁはいはい。勇者ね。勇者ならどこでも募集してるよ」

勇者「そうですか……なるべく優しい人が多いpt希望です」

店主「はいはい」

僧侶「マジで勇者きたｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

魔法「うわキメェｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

戦士「よろしく」

勇者「よろしくお願いします」

勇者（これでもまだマシな方なんだろうなぁ）

勇者（最初に勇者を魔王討伐の旅に行かせてから１０年は経つ。その勇者は帰ってこないし、魔王も死んでない。それから増え続ける勇者。減り続ける専門職。今の時代は勇者より魔法使い等々の方が扱いが良い）

魔物「がおー」こうげき

勇者「……っぐ！！」ﾄﾞｶﾞｯ

戦士「……」ｽﾞﾊﾞﾊﾞ

僧侶「やっぱ壁役がいると狩りが早く終わるねｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

魔法「だなｗｗｗｗｗ私らの負担も大分減ったしｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

戦士「助かる」

勇者「あ、あぁ」

勇者（戦士は無口だがいい人みたいだ。後衛職は若い子なのかテンションが高い）

勇者（戦闘では全てのパラメーターが平均的で微妙な勇者がptの盾になる。防御力が紙な後衛職がやられるリスクを減らし、攻撃力が高い戦士系の職のダメージを減らす事で、いつでも全力が出せる様にしておく。これが効率の良い狩りなんだろうが心身共に辛い）

魔法「おらｗｗｗｗｗ何休んでんだよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ次行くぞｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

勇者「は、はい……」

僧侶「ひーｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗはいだってよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

mmorpgを思い出させる

④

勇者「はぁ、はぁ……」

勇者（何戦したか数えるのを止めてから、１０戦ぐらいした頃に体力の限界が来た）

魔法「ちょｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗきんもーｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

僧侶「疲れてても後２０戦行くからｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

勇者「補助魔法ぐらいかけてくれ……」

魔法「は？ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

僧侶「次行こｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

勇者（やられる……このままじゃやられる）

魔物「がおー」

戦士「出たぞ！！」

勇者「うらぁ！！」

魔物に接近する戦士。がら空きの背中に勇者は全力で攻撃を仕掛ける。

戦士「」ｸﾞﾗｯ

魔物「がおー」

勇者の攻撃を受け、バランスを崩した戦士は魔物に襲われ……。

え？え？

な、何が起こった？(;ﾟдﾟ)