【モバマス×ジョジョ4部】吉良吉影「CGプロダクション……?」 (29)

・モバマス×ジョジョのコラボスレです

・不定期更新

・そんなに長編にはならないはず

・キャラ崩壊上等

・スタンドバトルはそんなにないかも

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1414853579


#1 【吉良吉影の新しい事情】


ガチャッ


キィ


バタン


P?「ただいま……戻りました」


ちひろ「あら、おかえりなさい、プロデューサーさん! スカウトはどうでした?」


P?「…………」


P?(私はスカウト……に行っていたのか。この女の名は『ちひろ』……名前だろうが……何と呼ぶのが『正しい』……?)


P?「……いえ、特に目ぼしい子は見つかりませんでした……『ちひろ』さん」


ちひろ「そうですか。そんな時もありますよね!」

P?(……よし。違和感はないようだ)


P?「……」チラリ


   【仮眠室】


P?「あの……ちひろさん」


ちひろ「はいっ?」


P?「申し訳ないんですが、ちょっと出先で体調を崩してしまったようで……『仮眠室』を使っても大丈夫ですかね……?」


ちひろ「あらあら、大丈夫ですか? 仮眠室は誰も使っていないので大丈夫だと思いますけれど……」


P?「そうですか。じゃあちょっと失礼を……」


ちひろ「分かりました。小梅ちゃんたちがお休みの日でよかったですね」


P?「ええ(小梅……?)」



ガチャ バタン


P?「……」


P?「フゥゥ~~~ッ」


P?「とりあえず……ファーストコンタクトは『成功』といったところか……」


   ゴゴゴゴゴゴゴゴ


  「クソッ、『川尻浩作』め……印象では平凡な男だと思ったが……まさかアイドルの『プロデューサー』だったとはな……」


  「芸能界……常に心の平穏を望んでいるこの『吉良吉影』にとってはあまりに不釣り合いな世界だ……」


  わたしのなまえは『吉良吉影』

  『勝ち負け』にこだわったり、頭をかかえるような『トラブル』とか、

  夜もねむれないといった『敵』をつくらない……というのが

  わたしの社会に対する姿勢であり、

  それが自分の幸福だということを知っている……



  「しかし『辻彩』は殺してしまったしな……再び他人に成り代わるのは不可能だ」


  「さしあたり、『川尻浩作』として生きていくしかない……」



  「……仕方がない、か」




   (わたしは『生きのびる』……平和に『生きのび』てみせる。

    わたしは人を殺さずにはいられないという『サガ』を背負ってはいるが…

    『幸福に生きてみせるぞ!』)



川尻P「そのために『プロデューサー』にならなければいけないというのなら……なってみせようじゃあないか」




.


川尻「だが……そのためには『情報』が必要だ」


川尻「まずは、事務所で一人になれるのを待たなければいけない……」


川尻「川尻浩作がここで何をしていたのか! わたしがこれから何をするべきなのか!」


川尻「徹底的に知っておかなければ……!」





 ┌──────────────────────────────────────┐

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 ┌───────────────────┐
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 └───────────────────┘
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 └──────┘
 ┌──┐
 └──┘
  □


川尻「よし……『ちひろ』は帰宅した」


パラパラ


川尻「ふむ……彼女の名前は『千川ちひろ』……」


川尻「そしてもう一人……わたしの他に『モバP』というプロデューサーが所属しているようだな」


川尻「わたしの担当している『アイドル』は3人……彼女たちについては特によく記憶しておかなければ」


カタカタ……


川尻「『白坂小梅』……13歳。身長は142cmで体重は34kg……ずいぶんと痩せているな……」


川尻「趣味はホラー・スプラッタ映画鑑賞……現在定期的に入っている仕事は、ラジオの収録が週に1回と」


川尻「オカルト系番組のパーソナリティ……そしてLIVEが時々入る……」


川尻「大きな仕事としては、映画『聖靴学園の七不思議』で主演経験あり……と」


川尻「2人めは『荒木比奈』……20歳で、趣味は漫画を書くこと……」


川尻「現在は、各界の専門家にインタビューする番組のインタビュアーをメインにやっているようだ」


川尻「この番組は何度かテレビで見たことがある気がするな」


川尻「そして『前川みく』……15歳。彼女はごく最近事務所に所属したアイドルのようだ」


川尻「現在はまだレッスンを中心に行っている……か」


川尻「この3人が現在わたしが担当している『アイドル』……」


川尻「彼女たちをトップアイドルにすることが、ここでわたしに求められている『役割』……」


川尻「やっかいな状況だが……『やるしかない』か……」




川尻「おっと、もう11時か……明日から『仕事』があるし、そろそろ帰宅しなければ」


川尻「川尻浩作が『独身』だったのはまだ救いだったな……少なくとも家ではくつろぐことが出来そうだ」



 ┌──────────────────────────────────────┐

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 ┌──────┐
 └──────┘
 ┌──┐
 └──┘
  □


#2 吉良吉影は手を愛したい



カタカタ……


川尻(あれから1周間が経った……)


川尻(『プロデューサー』という仕事も 最初は心配していたが……何ということはない)


川尻(『千川ちひろ』と『モバP』との関わりでヒヤリとしたことはあったが……あの二人は底抜けのお人好しだ)


川尻(警戒には値しない)


川尻(『白坂小梅』と『荒木比奈』はあまり他人と積極的に関わろうとはしない性格のようだし)


川尻(『前川みく』はまだ川尻浩作との付き合いが浅い)


川尻(あとは仕事で大きなヘマをしなければ、『川尻浩作』として生活していくことは可能なはずだ……!)



川尻「さてと。ちひろさん、そろそろ小梅を迎えに行きますね」


ちひろ「はい、行ってらっしゃい~」

面白くなりそう
期待


ウィィィィン


川尻「おかえり、『小梅』……レッスンはどうだった?」


小梅「ただいま……た、楽しかった……です」


川尻「そうか、それは良かった。じゃあ……車に乗ってくれ。事務所に戻ろう」


小梅「は、はい……」


バタン ブロロロロ……


ブロロロロ……


川尻「……」


小梅「……」


川尻(白坂小梅はわりと『無口』な方だ……無駄な会話をしなくていいのは助かる)


川尻(しかし……)チラリ


川尻(小梅は今日もあの袖の長い服を着ているな……『手』が見えない)


川尻(彼女と会ってから1周間……この吉良吉影、一度も彼女の『手』を見ていない……!)





川尻(本物の手だけではない……! 映画のグラビア写真も……LIVE映像でも、なぜか彼女は一度もその『手』を晒してはいない……!)


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ドドド


川尻(気……気になる)


川尻(人間は……意図的に『隠されているもの』に大きな興味……特に性的な興味を強く覚えるという)


川尻(この吉良吉影に今までそれはなかったが……)


川尻(ここまで徹底的に手を隠そうとする女は生まれて初めてだ……!)


川尻(彼女にわたしの『本性』を知られるわけにはいかない……だが!)


川尻(見たいッ……! 彼女の『手』を……!)


川尻(あの青白い肌……華奢な体格……)


川尻(この吉良吉影には分かる……彼女はきっととても美しい手を持っている……!)


小梅「あ、あの……プロデューサー……さん」


川尻「! ……どうした、小梅」


小梅「あ、あのね……帰り道に、おっきな公園……あるでしょ? ちょっと、よ、寄り道しても……いい?」


川尻「公園、か……? まあ、時間はあるから特に構わないが」


小梅「や、やった……ありがとう」


ブロロロロ……


【公園:遊歩道】


川尻「珍しいな、小梅が公園に行きたいなんて」


小梅「えへへ、ちょ、ちょっとね……あ、あそこのベンチに……座ろう?」


川尻「あ、ああ……」




ストン


川尻「……」


小梅「……」


川尻「……」


小梅「……」


川尻(何か……『何か』おかしい……!)


川尻(この行動は……普段の『白坂小梅』のものじゃあない)


川尻(ならば……)


川尻「小梅」


小梅「!」


川尻「何か、話が……あるんじゃあないのか?」


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


小梅「……」

ちひろは間違いなくスタンド持ち


川尻「なにッ……!」


川尻(何だと……コイツ……! 気づいていたというのかッ!)


川尻(確かに彼女の『手』が気になってはいた……だが!細心の注意を払っていたはずだッ!)


川尻(昔から……女を殺さずにはいられないこの吉良吉影にとって)


川尻(この性癖を知られることは常に『死』に直結することだった!}


川尻(常に確実に……知られないようにしていたはずだ!)


川尻(こんな小娘に気付かれるはずがッ!)





小梅「あ、あのね……アイドルって……『視線』には、び、敏感なんだ……)


小梅「テレビやえ、映画にも出るし……街中でもけっこうみ、見られたり……するから……)


小梅「最初は気のせいかな、って思ったけど……い、1周間くらい前からだよね……)


小梅「ぷ、プロデューサーさん、すごく私のて、手を、気にしてるなって……」


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


川尻「…………」 ゴゴゴゴゴゴゴ


川尻(完全に油断していた……! 『白坂小梅』……ここまで鋭い感性を持っていたとはッ!)


川尻(いずれこのままではわたしが『川尻浩作』ではないことに気づくかもしれない……)


川尻(もしそうなれば……いずれ必ずあのクソッタレ仗助や承太郎がわたしの存在に気づくだろう)


川尻(この女を放っては置けない……今のうちに『[ピーーー]しかない』ッ!)


小梅「い、いいよ……」


川尻「何ッ!?」


小梅「は、恥ずかしいけど……プロデューサーさんにだったら、わ、私の『手』……見せても、いいよ……」


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ドドド


小梅「だけどね、そ、その代わり……『3つ』答えてほしいことが……あ、あるの……」


川尻「……」


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ドドド


川尻(コイツ……ま、まさか……ッ!)


小梅「1つ目……プロデューサーさんの後ろにいる、その……ね、猫みたいな子は……誰?」


川尻「……!!!」


小梅「2つ目……川尻プロデューサーさんを、ど、どうしたの……?」


川尻「……」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


小梅「み、3つ目の……し、質問……」











小梅「あなたは……誰?」












←TO BE CONTINUED……

とりあえずここまで。
続きは近日中に。

分かりにくいぞこの野郎! とか思うところがあったら遠慮無く言って下さい

[ピーーー]とか[たぬき]とか魔翌力とか、一部書き換えられてしまう文字があるからメール欄にsagaと打ち込むといいと思うの。
sageじゃなくてsagaね。

>>19はなんか変態チックになってしまいましたね……
まあ吉良さん変態だけど

sagaすることにします

18は多分文章の順番が逆だね。

やっぱり小梅はわかっちゃうかー。まぁ1人異常に彫りが深い顔してたらそりゃ気にもなるか。

>>16>>18の間にこれが入ります




小梅「あ、あの……」


小梅「あ、あのね、プロデューサーさん……」


川尻「ああ」




┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ドドド





小梅「小梅の手、見たい?」





.

こんな大事なレスを抜かしてしまうとは……

「あの子」はやっぱスタンドなんですね…

この手のssは大体エタってるイメージだけどこれはどうか

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