中学3年の秋だった。
そろそろ進路を決めようとしていた俺のもとに、ある女が現れた。
フォーマルなスーツに身を包んだ、メガネの固い美人だった。
女「君、ちょっといいかしら」
男「はい…?」
男(だ、誰だこの人……)
女(んー。思っていた人物像とはだいぶ違うわね…)
女(見るからに普通の子って感じだし、本当に彼で合ってるのかしら)
男「あ、あのー…」
女「あらごめんなさい。あなた、男君よね」
男「え、どうして俺の名前を」
女「少し調べさせてもらったのよ。君の経歴をね」
↓2 どんな経歴
A じつは極悪非道な不良
B 真面目な優等生
C バカでお人好し
D 自由安価
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A
真面目系クズ
女「成績は優秀。中学の模試では県でトップ10に入っているそうね」
男「ええ、まあ……」
女「近所の方々からの評判もよく、教師たちからの信頼も厚い」
男「あはは、照れますね」
女「けれど裏では……」
↓2 どんなことをしていた
超魔界村
詐欺
ハッキングで悪戯
女「けれど裏では詐欺をはたらいていたわね」
男「ッ!?」
男(なぜこの女――っ!!)
女「ふっ。でも所詮は中坊ね。顔に出やすいタイプね」プークスクス
女「お年寄りばかりを狙った犯行」
女「だまし取った額は数百万にもなるそうじゃない」
女は手元の資料らしきものを読み上げるように、次々と俺の経歴を暴いていく。
警察の目をも欺いた、俺の犯行を。
女「さーて。こんなものが世に出回ったら、あなたの人生オシマイね」
男「くっ……」
男(どうする、この女を)
女「ねぇ、取引しない?」
男「取引……?」
男「状況は俺の圧倒的不利だ。それを脅しの道具にしてなんでも命令すればいい」
男「それともあなたにそんなことをするメリットが?」
男「そもそも俺の取引材料なんて、お金くらいしか……」
女「いいえ」
女「あなたには素晴らしい素質があるわ」
男「一体何の話ですか?」
女「いい?あなたには超能力の素質があるの」
女(それも成長次第では、我々の世界を脅かしかねないほどの、ね)
男の能力 ↓5までで一番良さげなやつ
放射能を生み出し操る能力
光を自在に屈折させて幻影を作る能力
硝子を生み出し鏡で虚像をつくったり、吸い込ませて呼吸器系をズタズタにする
蟹を美味しく茹でられる
死にそうになっても他人の身体を奪える(ただし元の身体には戻れない)
女(彼の能力は死にそうになっても他人の身体を奪えるという極めて稀なもの)
女(はやく我が学園で手なづけ、来るべき『戦争』に備えて成長を促す必要があるわ)
男「ちょ、超能力…?」
女「ええそうよ」
女「私は『超能力学園』のスカウト」
男「それ、有名な都市伝説じゃないですか。真面目に言ってますか?」
女「あら? 信じないとでも言うつもり?」
女「あなた、実際に超能力を経験しているというのに」
男「!?」
女「あなたが超能力を体験したのはあなたが23歳の頃、とあるわ」
男(こ、こいつっ!)
女「交通事故で瀕死の重傷を負ったあなたは意識を失い、それから」
男「やめろ……っ」
女「見ず知らずの小学5年生の『男』として目覚めた」
女「本名、●●●●さん」
男「やめろおおおおおおおおお」
女(なるほど)
女(死んだはずの自分が、誰かの命を奪って二度目の人生を生きている)
女(君はそんな罪の意識に苦しんでいるのね)
女(表向きは『男』として生き、)
女(誰かの一生を奪った罪悪感がストレスとなり、彼に詐欺を働かせた)
男「アンタ……一体なんなんだよッ」
女「超能力学園のスカウトよ」
女「あそこはあなたのその能力を育てられる場所よ」
男「ふざけるな…俺はもうこんな能力使いたくないんだ!!」
男「こんな、人の人生を弄ぶような力はッ!!」
女「>>20」
お前がしたくないようなことを平気でしている連中を止めたくはないか?
自分から逃げるのは馬鹿以下よ
女「ふっ……呆れたガキね」
女「自分から逃げるのは馬鹿以下よ」
男「な、なんだと…!」
女「このままじゃ、君はもう一度繰り返すわ」
女「その苦しみを」
男「!!」
女「いいえ、なんどでも繰り返す」
女「そのたびに君は苦しみ、誰かの一生を奪い続けるの」
男「だったら、俺にどうしろっていうんだよ!」
女「超能力学園に入りなさい」
女「そして、力の制御を覚えるの」
女「あなたがあなたの力を制御下に置くことができれば、」
女「もう誰かの身体を奪うこともなくなるかもしれないのよ」
男「っ!!」
男「………」
男「本当に、そんなことができるのか?」
女「さぁ。事例がないからね。確証なんてないわ」
女「でも、このままじゃなにも変わらない」
女「あなたにとってマイナスでないことだけは、確実よ」
男「だったら、俺は……」
男「入るよ、その学園に!!」
男「俺はもう誰の命も奪わない!」ブワッ
男(なあ男。俺、もう死ぬなんて言わねえよ)
男(お前の分の人生も背負ってるんだもんな)
男(おれは、この力を封印するために、もう一度立ち上がるよ)
男(自分と、お前の足で)
男(だからもう少しだけ、俺につきあってくれるか……?)
女「いい返事ね。案内するわ、我々の学園へ」
そんなわけで、俺はあの有名な都市伝説『超能力学園』への入学を決めた。
表向きは東京のある全寮制の高校ということになるみたいだ。
だから両親の説得もスムーズにすすんだ。
そして、3月。
いよいよ俺は、超能力学園へ向かうことになる。
妙な縁だが、5年近くも住んだ家を離れ、東京へ。
女は東京駅で俺を待っていた。
一旦終了また後で再開する
あれ…何か目から出てきた
戦闘向きとは言えない能力だから、男がどうなるか心配
あのラノベで見たことある能力だなww
ダーカーギアス他にもよくあるだろ
女「久しぶりね」
男「ああ」
女(嫌味な敬語が抜けてる。顔つきもなんだかスッキリしてるわね)
女「ちょっと背が伸びたかしら?」
男「どうかな。よくわからん」
男「それよりこれからどこへ行くんだ?」
女「あなた宛にいろいろ資料を送っておいたでしょう?」
女「ちゃんと目は通した?」
男「まあかるーくな」
女「おい。ちょっと心配になってきたわね」
女「最初は買い物から始めるんだけど、あ、ちょっともう時間ないわね……」
男「アンタが指定した便に乗ってきたのに!?」
男「時間ギリギリならもっと早い便を指定しろよ!」
女「少し連絡をミスしたのよ」
女「とにかく私はこれから用事があるから」
男「おいっ!?」
女「はいこれ鍵と地図」ヒョイ
女「地図のマークがある場所まで行けば、その先に案内がいるわ。あとはその子が面倒見てくれるから!」
男「んな勝手な! ちょっと待てえええええ」
俺の呼び止めに応じることなく、小走りで人混みへとけていく女。
俺の手元に残ったのは地図のデータが入ったチップと、奇妙なデザインの鍵だけだ。
これでどうしろっつーんだよ畜生……。
男(とりあえず、地図のポイントらしき場所まで移動するしかねーか)
男「………」パチッ
男「………」カタカタ
男「ここから4kmってとこか。しゃーない、タクシーで向かおう」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
指定のポイントで男を待ち受けていた案内人とは……
↓2 性別・歳
↓3 名前(テキトーに髪型とがでもなんでもおk)
男 40
上
二見 海
ふたみ かい
サーファー風
二見の性格↓1
二見の超能力学園での役割(教師、飯屋、森番とか) ↓3
スキンシップが激しく馴れ馴れしい
自分以外の人間をゴミとしか見れない
性格なら豪快
役職なら原文教師
二見「ったくおせーな、新入生の……あー、なんつったかな」
二見「ええっと…」パラパラ
二見「そうアレだ、男」
二見「しっかし、こんな無害そうな顔しておいてエゲつない能力もってんだなぁ」
男「あ、あのー…」
二見「あん? おっ! お前、男だな?」
男「はい、そうですけど…」
男「じゃああなたが案内してくれるっていう」
二見「ああ。俺は二見海。気軽に海さんって呼んでくれや坊主」
男「坊主はやめてくださいおっさん」
二見「おっさんはやめろ。これでもまだ40だ」
男「十分おっさんじゃねーか!」
男(しっかし、超能力学園っていうからどんなやつかと想像したけど)
男(なんか軽薄そうなおっさんだなぁ。焼けてるし、海にいそう)
>>39原文?現文?
男「それで、どうして待ち合わせがこんな……」
男「女から聞いた話では、これから入学用の買い物に行くはずなんじゃ……」
二見「んあ? マンホールの中ははじめてか?」
男「はじめてだよ!」
二見「あっはっは。冗談冗談」
二見「そうか。お前地表でこれまで暮らしてたんだもんな…」
男「ち、地表って―――……まさか」
二見「どう。俺達がこれから向かう先は地下1000メートル」
二見「超能力学園ってやつはな、首都東京の真下にあんだよ」
>>41
現代文やわ誤変換すまん
男(それから海さんが話した内容は、にわかには信じがたい内容だった)
男(実は東京はもう十数年前から地下開発が進んでいたこと)
男(そしてそこでは、超能力を持った人間達が生活していること)
男(自分のような怪奇な能力を持った奴が、1000人単位で存在していることが果てしなく意外だった)
二見「さて、そろそろだぜ」
男「おお、やっとか…」
二見「ああ、ここが超能力学園ってやつさ」
男「ここ、本当に地下なのか……?」
二見「ま、ここにはじめてきたやつはそういう反応をするわな」
二見「陽の光が届いてねえなんて、信じられないだろ」
男「ああ…」
男(目の前に広がるのは、巨大な校舎らしき建物と、連なる街並み)
男(天井がある以外は、外の風景と何ら違いがないように思えた)
二見「ま、入学式は早速明日だからさっさと買い物済ませるぜ」
二見「街見回すのはまた明日な~」
男「あ、ああ…」
二見「ちなみにこの明るさは電気だけど、表の時間に合わせて照明も暗くなったり明るくなったりするから」
二見「当然夜は暗いぞ。ちなみに今は午後14時だ」
男「わかった」
男「それで、これから何を買うんだ」
二見「まずは>>47>>48>>49だな」
age
GPS付きの情報端末(携帯)、生徒手帳代わりになる
武器
制服
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