杏「常にお布団と共に居られるのは素晴らしいけど」


杏「さすがに常にこの状態なのは…」ﾓｿﾞﾓｿﾞ


杏「完全にくっついちゃってるし…」ﾓｿﾞﾓｿﾞ


杏「あー……やばい…二度寝しそう…」


杏「…」


杏「………」


杏「………zzz」

杏「……むぁ…」


杏「……三十分で済んだか…よしとしよう」


杏「…直ってないかな？」ﾓｿﾞﾓｿﾞ


杏「…」ｸﾞｲｸﾞｲ


杏「…」ｹﾞｼｹﾞｼ


杏「…」


杏「ふっ…ぬかしおる」

杏「とりあえず助けを呼ぼう」


杏「えーっと…すまほすまほ」ｺﾞｿｺﾞｿ


杏「あった」


杏「誰にしようかなぁ」


杏「プロデューサー…は怒られそうだから無しだね」


杏「ちひろさん…も仕事中だろうし」


杏「きらり…きらりんルーム……うっ、頭が」

杏「よし、みくにしよう（唐突）」


杏「けーたいとりだしポパピプペーっと」ｽｯｽｯ


prrr...prrr...


ﾋﾟｯ


みく『杏チャン、どうしたにゃ？』


杏『にゃー』


みく『…にゃにゃ？』


杏『にゃーにゃー』


みく『にゃっ！？にゃあぁ…にゃにゃっ！にゃ――』


杏『人の言葉を話せ』


みく『にゃんでっ』

みく『ひどいにゃぁ…杏チャンにノるといい事ないにゃ』


杏『まぁまぁ』


みく『もー…で、どうしたにゃ？』


杏『とりあえず杏の部屋おいで』


みく『えー…みく今寝間着にゃ』


杏『寮だしそのままでいいよ』


みく『さすがに着替えてくよっ』

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ


ｱﾝｽﾞﾁｬｰﾝ?


杏「入っていいよー！」


ｶﾞﾁｬｯ


みく「にゃあ…お布団にくるまってどうしたにゃ」


杏「くっついた」


みく「ん？」


杏「離れない」


みく「にゃにが？」


杏「布団が」

みく「頭がおかしくなったかにゃ」


杏「正常ですぅー」


みく「どーせいつもの冗談にゃんでしょ…」ｸﾞｲｸﾞｲ


杏「やん」


みく「…」ｸﾞｲｸﾞｲ


杏「みくのえっち」


みく「…離れにゃい」


杏「…」ﾄﾞﾔｧｧｧ

みく「杏チャンの力でしがみつける訳ないし…」


杏「ひどくない」


みく「…接着剤でもつけたの？」


杏「んなわけ」


みく「…と、とりあえず誰かに言わないと」


杏「杏的にはもう少しこれでもいいかなって」


みく「いくらオフだからってそれはよくないにゃ」


杏「でもいつもと変わらない生活になるよ」


みく「それもそうにゃ」

杏「とは言っても明日以降もこれだったら不味いし」


みく「むぅ…とりあえず、朝ご飯作ってあげるにゃ」


杏「ありがとにゃー」


みく「露骨な媚びはいらないのにゃ」


杏「こやつめ、ハハハ」

みく「はい、出来たにゃ」ｺﾄｯ


杏「わぁい朝ご飯、杏自分でやらなくていい朝ご飯だぁいすき」


みく「食べれるかにゃ？」


杏「何とか腕は出せるよ」ｽﾎﾟﾝ


みく「良かったにゃ」


杏「いただきまーす」


みく「いただきます」

杏「美味しかったー」


みく「お粗末さまでした、にゃ」


杏「みく…一緒に暮らそう」ｷﾘｯ


みく「お断りにゃ」


杏「おっふ」


みく「でもたまーになら朝ご飯作りに来てあげてもいいにゃ」ﾌﾌﾝ


杏「すき」

ﾊﾟｻｯ


みく「えーっと…くっついてるのは背中のところかにゃー…」


杏「服はどう？」


みく「服は…にゃ、杏チャンお腹しまうにゃ」


杏「うぇー」


みく「風邪引いたら大変にゃ！」ｸｲｯ


杏「むぇー」

みく「もうみくの手には負えないにゃあ…」


杏「あのみくにゃんを持ってしても無駄だと言うのか…」


みく「無断にゃんだ…無駄無駄」


杏「むぅ」


みく「Pチャンとかちひろチャンに報告するにゃ」


杏「ちょっ待って待って」


みく「にゃ？」

杏「杏的にはまだこの状態でいいんだよねー」


みく「にゃぁ…」


杏「プロデューサーもちひろさんも仕事中だろうしー」


みく「…」


杏「せっかくのオフだしだらだらしたいっていうかー」


みく「……じゃあにゃんでみくのこと呼んだの…」


杏「にゃんとにゃく」


みく「ぶっとばすにゃあ」


杏「ごめんなさい」

杏「ということで、寝よう！」


みく「はぁ…」


杏「みくーほらおいでー」ﾌﾘﾌﾘ


みく「にゃ！？ね、猫じゃらし…！」


杏「…」ﾌﾘﾌﾘ


みく「…」ｿﾜｿﾜ


杏「…」ﾌﾘﾌﾘ


みく「…にゃあ！」ｶﾞﾊﾞｯ


杏「ちょろい」

みく「にゃあ…あったかいにゃ」


杏「ほれほれ」ｻﾜｻﾜ


みく「ふにゃあ…アゴは卑怯にゃあぁ…」


杏「むふー…じゃあおやすみー…」


みく「んぅ…みくも…」


杏「…ｚｚｚ」


みく「……ｚｚｚ」

―――――――――――――――
――――――――――
―――――


杏「…んぁ」


みく「……んぅ…？」


杏「…一時間ぐらい寝てたか」


みく「ふぁ…おはようにゃ」


杏「おはよ」


みく「喉乾いたにゃ…お茶持ってく――」


ｸﾞｲｯ


杏「むぇ」


みく「んにゃ」

みく「…あ、あれ？」ｸﾞｲｸﾞｲ


杏「むぇむぇ」


みく「……にゃあ…」


杏「…」


みく「…」


杏「みくも仲間入りだね」ﾆｯｺﾘ


みく「ふえぇ」

杏「困ったでござる」


みく「誰か助けてにゃ…」


杏「ほぼ密着状態だよ」


みく「にゃあ…」ｸﾞｽｯ


杏「…よし、助けを呼ぼう」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


みく「…うん」ｸｼｸｼ

prrr...prrr...


みく「誰に助けてもらうにゃ？」


杏「んー…杏的にはねー」


ﾋﾟｯ


『杏？どうしたの』


杏『しぶりん、助けろ』




凛「え？」





おしり

前作だけ
【モバマス】蘭子「輪廻に捉われし蒼の聖軍を解放しに参るぞ！」

つまらん

杏だから良かったけど他の子ならホラー

最終的にみんな布団にくっつく

オチが弱い

これがオフトゥン・レクイエムか……

今回のオチはあっさりしてて好き
Pが出てきてぐだりだしたらそっ閉じしようと思ってただけに

乙

可愛かった