勇者「強く、美しい、僧侶」(39)
―かつて、『最強の僧侶』と呼ばれる
恐ろしい僧侶がいた。目の前に現れる
全ての敵を剣で八つ裂きにし、自らが
負った傷を呪文で完全に回復することが
できるような、もの凄い僧侶がいた。
けれども真実は、剣も扱えず
見た目で言えば、それは麗しく
身体は華奢で、男性ならば誰もが
振り向くほどの美しい女性であった。
では何故、彼女が『最強の僧侶』と
呼称されるのか―。
答えは簡単である。彼女は最古にして
最強の呪文をその小さな身体に
秘めているからである。
その呪文の名を
かつての人々はこう呼んだ―
『ドラゴラム』
と。
―酒場―
勇者「なぁ戦士、『最強の僧侶』って
本当にいると思うか?」
戦士「ああ?『最強の僧侶』だぁ?
あれだろ?剣も使えて魔法も使える
とかいう馬鹿げた都市伝説だろ?
あんなもん、ただの噂でしかねーよ」
勇者「まぁそうなんだろうけど…
これ、ちょっと気になってさ」
戦士「ん?『最強の僧侶の真実』…
…なんだ。…へぇ、剣は扱えないが
最強の僧侶は最強の呪文を唱える
ことができた、ねぇ」
勇者「最強の呪文ってなんだろうな。
俺はてっきり勇者の血筋が使える
デイン系こそ最強かと思ってたけどな」
戦士「ははっ。もし実在するなら
その僧侶もデイン系の呪文を唱える
ことができたりしてな!」
勇者「まさか!」
戦士「しかしなぁ…勇者」
勇者「なんだ?」
戦士「『最強の僧侶』はともかく、
そろそろ俺らのパーティにもさ
僧侶ってのが必要だとは思わないか?」
勇者「う~ん…けどなぁ…」
戦士「…何か問題があるのか?」
勇者「ああ。あんまり声を大にして
言いたくはないんだが…僧侶は…
防御力がちょっと、な」
戦士「…あぁ、なるほど」
勇者「回復する前になぁ…」
戦士「う~ん…」
「…あら。それなら私はどうかしら?
ゆ・う・しゃ・さ・まっ☆」
勇者「!…うわっ」
戦士「!お、お前は…」
「「 魔女! 」」
魔女「あら、魔女だなんて人聞きの
悪い言い方ね。私、ただの魔法使いよ?」
戦士「魔法使いのくせに俺よりも
防御力高いくせによく言うぜ」
魔女「貴方が弱すぎるんじゃない?」
戦士「お前が強すぎるんだよっ!」
勇者「つーかさ、防御力高いのは
知ってたけど、お前、回復の呪文は
確か…使えなかっただろう?」
魔女「?私、こう見えても元・僧侶よ?」
「「えっ…」」
魔女「なによ、その顔は…」
勇者「い、いやなんでもない…」
戦士「な、ななななんでもねーし!」
魔女「……」
勇者「…戦士、流石にその態度は
ないと思うぞ」
魔女「…ま、わからなくもないわ。
そういえば…」
勇者「…!待て」
魔女「!この魔力は…」
勇者「ああ、来てるな」
戦士「…また、か」
勇者「ぐだぐたしている時間はない。
行くぞ。しかし、魔王は何考えてんだか。
おかげさまで魔王城に近づけやしない」
戦士「全くだ。来るならさっさと
俺らの目の前に来いってんだ。
大きな傷を負ってるわけじゃあるまいし」
魔女「……」
勇者「…魔女。手伝ってくれるか?」
魔女「……」
勇者「…魔女?」
魔女「…何でもないわ。あと、私は
お手伝いさんではないわ」
勇者「!…そうだな、すまなかった。
仲間として、共に戦ってくれるか?」
魔女「ええ、勿論よ」
勇者「うし…それじゃあ行くか!」
―とある荒れ地―
勇者「…あっちか?」
魔女「!…いいえ、違うわ」
勇者「違う?」
魔女「…来るわ」
勇者「!」
戦士「!あれだなっ!」
勇者達が目標のドラゴンを見つけた時
相手はそのタイミングで攻撃を開始
していた!ドラゴンの口から放たれた
特大の火炎の息が勇者達を襲う!
魔女「フバーハ」
魔女の呪文により炎が軽減される。
それを判断して勇者と戦士は
ドラゴンへ攻撃の姿勢を見せる!
勇者と戦士はフバーハの加護を纏い
ながら火炎の中を突っ走っていく。
左右に別れた二人は、各々の剣を
握りしめながら、攻撃を開始する。
戦士「行くぜっ!」
その時、戦士が装備している
装飾品の腕輪が静かに音を鳴らす。
戦士「その剣技、流星の如く!」
瞬間、戦士の走る足の速さは倍になり
あっという間にドラゴンの眼前へと
到達し、戦士はそこで剣を振るう!
あまりの速さにドラゴンはほんの少し
避ける程度しか反応ができなかった!
戦士「…悪いがその右目、頂いた」
―その戦士、『星降る腕輪』を持つ者。
ドラゴン「グガアアアアッ!」
右目をやられたドラゴンが攻撃を
仕返そうと戦士に身体を向ける!
勇者「―いいのか。余所見なんかして」
勇者は剣に魔力注ぎながらドラゴンから
少し離れた場所で立ち止まって言う。
暴れていたドラゴンが翼を使って
後ろに下がり、勇者の魔力に気付くが―
勇者「―もう遅い。行くぞ」
勇者は高々と剣を天に向かって
突き上げる。たちまち勇者が見ている
ドラゴンのその上に雷雲が出現する!
勇者「ギガデイン!」
―その勇者、『雷』を支配する者。
その雷雲から落ちる雷は、標的と
なったものを焦がしつくす。
このドラゴンも例外ではなく、その
一撃で瀕死になるほどの傷を負った。
戦士「相変わらずすげぇな…」
勇者「そうか?」
戦士「そうか、っておま…」
魔女「…お疲れさま。あなたたち
危ない戦い方するわね。でも、ドラゴン
相手にこんなに戦えるなら私は
いらなかったんじゃない?」
勇者「まさか!魔女がいなけりゃ
あの不意打ちの火炎に気付かずに
丸焦げだったさ。」
戦士「ああ。あのままなら俺たちも
街も丸焦げだっただろうな。
…見てみろよ、これ」
魔女「!…酷い火傷ね…!」
魔女は二人の火傷を見るととっさに
30cm程度の小さな杖を取り出した。
勇者「…え」
戦士「ちっさ!」
魔女「小さいほうが何かと便利なのよ。
…あ、回復の呪文をかけるから傷は
そのまま見えるように、ね」
魔女が回復の呪文を唱えようとした
その瞬間、ドラゴンがほぼ瀕死のその
状態から一気に跳躍して飛びかかる!
20mもないその距離で魔女は咄嗟に
呪文の内容を変えて、杖をドラゴンに
向けそのまま呪文を放つ!
魔女「マヒャド!」
―一瞬で呪文を切り替えるその凄さに
人々は彼女を―『魔女』と呼んだ。
―瞬間、ドラゴンは凍りつき、ついに
完全に命を落とした。
魔女「…私を殺そうなんて百年早いわ」
勇者「……」
戦士「……」
魔女「…はっ!い、いい今の違うのよ!
ほら、その、ひひ、独り言だからねっ!」
勇者「うわー魔女が怒ったー」
戦士「こわーい」
魔女「……」
勇者「黙って杖をこちらに向けないで
ください!やめてください、そんな
死んでしまいますよ!」
魔女「……」
勇者「あの…はい、ごめんなさい」
勇者「……」
戦士「……」
魔女「あっ」
勇者「!」
戦士「!?」
魔女「忘れてたわ、はい。回復の呪文よ。
…なによその吃驚した顔は?」
勇者「い、いやな」
戦士「や、やややられるとか!
自分もやられるとか思ってねーし!」
魔女「……」
勇者「……」
戦士「…ね、ねーし…」
ここから先の展開に失敗を発見したので
少し日にちを置かせてもらいます。
早ければ、明日にでも。
貼り付けながら気付いた…orz
期待
訳のわからん改行を何とかしろ
>>16 善処します(´;ω;`)
ちょっとだけ再開します
魔女「…ラリホー」
勇者「!?」
戦士「……!」
なんと戦士は眠ってしまった!そして、眠った戦士に対して魔女は杖を向けて続けて呪文を唱えた。
魔女「バシルーラ」
淡々と静かに呪文を唱え、その呪文により戦士は眠ったまま酒場へと飛ばされてしまった。
勇者「…ひでぇ…」
魔女「そうかしら?私の呪文に巻き込まれるよりかは…ほら、見て」
勇者「あれは…コドラの大群!?しかし魔女、何も戦士を…」
魔女「あなたも、ね」
勇者が喋る途中でそう呟くと魔女はまたしてもバシルーラの呪文を唱えた。
勇者は咄嗟に身構えるが魔女の放つ呪文はバシルーラ一つでも魔力の練り込みと大きさが勇者では比べものにならないほどに桁外れであった。
魔女「……」
魔女がただ一人立つ場所にコドラの群れが陸から、空からやってくる。ドラゴンの死体と共にいる魔女のその場所を嗅ぎつけて。
魔女「…ごめんね。勇者。私、不器用だから貴方たちを狙わずにこの呪文を放つことなんて出来ないの…」
魔女は、うつむきながらそう言って顔を上げると、ニヤリと口が笑う。
その笑みは、まさに魔女にふさわしい禍々しいもので、呪文を発動しようとして魔女は杖を懐にしまう。
魔女「イオナズン」
そう彼女が呟くと、その身体から半径100mには及ぶであろう大きな爆発が起きた。その一瞬の出来事にコドラは回避する間もなく倒された。
魔女「ふぅ…やっぱり攻撃魔法は素手のほうがやりやすいわね。…念のためにもう一度しようかしら」
起きあがろうとするコドラを横目に今度は同じ呪文をもっと強くしようと魔力を練り込み始める。それに気付いたコドラたちは恐怖のあまり逃げだそうとするが、時は既に遅く、次に起きた爆発は始めの数十倍も威力、距離とともに強くなっていた。
魔女「…うふふ」
荒れ地に転がる数多くの死体を見て魔女はとても満足そうに笑う。
―酒場―
勇者「…はっ!ま、魔女!」
魔女「あら。やっと起きたのね」
勇者「う、うわあ魔女!いつからそこに!いや、いつからここに!?」
魔女「そうね。5分前ぐらいかしら」
勇者「そ、そっか。…!そういえばコドラの群れは…?」
魔女「…うふふ」
少し低い声で魔女は静かに笑う。勇者はその笑いに思わず身震いをした。
勇者「!?」
魔女「…知りたい?ふふ」
勇者「……。…聞こうか」
魔女「…へぇ、聞くんだ?」
勇者「"仲間"だからな」
魔女「!」
その言葉に魔女は少し笑う。先ほどとは違う優しい笑みで。
魔女「…まず、前提としてだけど私の魔力が高いのは知ってるわよね」
勇者「あぁ。噂には聞いていたが実際に自分で喰らってみてよくわかったよ。まるで格が違う」
魔女「ふふ、そんなに褒めても何もでないわよ。そう、それでね、私の魔力が強大すぎるから、さっきみたいな大群が来たときの対多勢用の呪文は周りを巻き込んでしまうの」
勇者「ああ」
魔女「だから私は、私の魔法であなた達を巻き込みたくなかったのよ。」
勇者「そうか」
魔女「だから…」
勇者「それで、何の問題があるんだ?」
魔女「…え?」
勇者「だから、何の問題があるんだ、と聞いている」
魔女「…だから!私はあなた達を巻き込みたくないって…!」
戦士「…はっ!そんなくだらねぇ理由で俺を飛ばした、ってーのか?」
魔女「くだらないですって…?」
勇者「…戦士。喧嘩を売るような発言は控えろ。魔女、戦士。表に出ろ。百聞は一見にしかず、ってやつだ。」
―訓練所―
魔女「…で、こんなところに来て一体なにをするつもりかしら?」
勇者「まぁ、そう怖い顔をするなよ。そうだな…戦士、あそこらへんに立ってくれるか?」
戦士「あいよ」
勇者「そう…そこ!よし、じゃあ魔女。さっきのドラゴンとの戦いを覚えているか?戦士が攻撃した後だ」
魔女「…確か、そのあと戦士がドラゴンと戦ってる所に勇者が…呪文…を…?!」
勇者「上出来だ。戦士、行くぜ!」
ギ ガ デ イ ン !
魔女は驚愕した。その強大な雷の呪文は間違いなく発動されて、間違いなく戦士の身体に当たったはず…なのに。
―あのドラゴンを一撃で瀕死にまで持っていくほどの呪文を受けて、いくら戦士といえど、無事なはずがない。
…なのに。でも。
魔女「…どうして無傷なの…?」
勇者「―俺が、勇者だからだよ」
そう勇者は言って、戦士が続ける。
戦士「そして、俺が、俺たちが精霊様の"加護"を受けているからさ」
魔女「…加護…」
勇者「ある時、精霊様はこんな事を俺たちに言っていたよ。」
魔女「……」
「破壊神」を「破壊」した男。的な?
ffオフだと
勇者「私は人を傷つけるような魔法を使えるわけでもなく、人の傷を癒す万能の魔法を使えるわけでもない。そして、戦場に出向くことのなかった私は、相手の攻撃を止める術も知らない。けれど、仲間からの攻撃を止める魔法ならば、死ぬまで、半永続的に加護をかけることが出来る、と。…ただし悪意のある者にはかけられない、って」
魔女「…そう、なんだ…じゃあ…
…こんな私でも…あなた達の…
ううん…勇者様の…仲間になれるかな?」
勇者「…もちろんさ。でも、"様"はちょっと…恥ずかしいからやめてくれよ」
勇者がそう言うと魔女は背を見せてそっと一粒、頬に涙を流した。
勇者「…魔女?」
魔女は振り返ると、少し戸惑いながらもまたいつものように振る舞い始めた。
魔女「…なんでもないわ。ちょっと目に砂が入っただけよ」
勇者「…そっか」
魔女「…ところで」
勇者「ん?」
魔女「…魔法、って」
勇者「…ああ、そのことか。なんでも呪文、ってのは後から付いた名らしい」
魔女「…それで?」
勇者「…始めは呪文は魔法と呼ばれたらしい。その事からそれらを扱うものを総称して魔法使いと呼ぶように…ってお前も魔法使いじゃなかったか?」
魔女「…そうね」
勇者「ああ、それでな。どの魔法も唱えるものが多くて呪(まじな)いの様なものが多くて魔法が呪文と呼ばれるようになって、魔法使いは呪文使いより語感がしっくりくるから残ったとか」
魔女「ふーん。面倒くさい話ね」
勇者「ま、つまるところ呪文も魔法も同じで、呪文と魔法使いの呼び名だけが残ったわけだ。…にしても魔法使いである魔女も知らないなんてな…」
魔女「…ま、そんなものよね。ところで」
戦士「あれ?じゃあなんで魔女の魔法が俺たちに喰らったんだ?勇者」
勇者「おい…まさか忘れたとは言わせないぜ。あの森での…地獄を…ああ!思い出しただけで身体が震える…!」
戦士「んー…はっ!?…あ、あれか!?…あの…ああああの地獄かっ!うわあ…」
魔女「ちょ、ちょっとどうしたのよ!」
「「うわああああ!」」
魔女「落ち着きなさいッ!」
魔女の杖から小さな火の玉が出る!
「「あっ熱いいい!!」」
魔女「あ、あれ当たった…そういえば」
落ち着きを取り戻した勇者が小さな回復の呪文を自身にかけながら言う。
勇者「…言い忘れていたが、その加護を受けるためには俺と共に、とある森である儀式を行う必要があるんだ」
魔女「…儀式?」
戦士「そう…地獄の儀式だッ!」
勇者「…そうだな。俺から話そう。だが、ここは寒い。とりあえず酒場に戻ってからゆっくり話させてもらう」
―勇者の話は、簡単なものであった。
その儀式は、精霊様のいる森で行う事。
その森は、常にそのままを保ち続ける力が働いていて傷など外見上のものをもとに戻そうとする力が働いている事。
魔法や攻撃を受けた時の脳の記憶、そして身体が受ける記憶は戻せない事。
…儀式の目的は、それを利用して身体に仲間の攻撃や魔法を何度もぶつける事で覚えさせて、そこに精霊様の魔法をかけることで加護が完成する、と。
呪文を魔法と呼んだのは、精霊様にとっては呪文は本来、魔法であるものだからだとか…なんか、ね。
魔女「そういうややこしい話はいらないのよ。でも、それって…」
勇者「ああ、俺のギガデインと…」
戦士「俺の斬撃を受けてもらうことになる。しかも…」
魔女「…しかも?」
勇者「身体が覚えるまで」
戦士「何度でも、だ」
魔女「で、でもそんなことしたら記お」
勇者「記憶が飛ばないんだなーこれが」
魔女「な、なんで」
勇者「記憶が戻せないって言っただろ?まぁ、戻せないっていうか元の記憶の状態に戻せない、つまり記憶を消せないってことなんだ。記憶消されたら精霊様だって困るから…だろうけど」
戦士「そういうこと。それで何の因果か記憶だけは傷を戻すのとは別の作用で忘れたものを元に戻す、つまりは思い出してしまうんだよ。」
魔女「…それは完全に?」
勇者「お前の言う完全がどこまでかは知らないけど…まぁ、遙か昔の事まで思い出してしまうから、まぁ完全かもな」
魔女「つまり…攻撃を喰らう瞬間を見ていたらそれを思い出しちゃうのね?」
戦士「…あ、てことは俺…あの時の事を…」
勇者「戦士。やめろ、言うな。…まぁ、そういうわけだ。魔女。もしも、思い出したくない過去があったり怖い思いをするのが嫌ならやめよう。…回復だけの役なら話は別だが」
魔女「…そんなのはイヤよ」
勇者「そう言うと思ったよ。俺たちは3日後の朝に出るから今日を含めてあと3日、その間に返事を決めてくれ。もし返事がなければ…その時は勝手に旅立たせてもらう」
魔女「…ええ。わかったわ」
―魔女の隠れ家―
魔女(勇者には秘密にしていたから言わなかったけれど、私は今、今まで自分が何かをしていた記憶がない)
魔女(今まで、といっても3年ぶん程度のものなのだけど。でも、そこに何か重要なものがある気がする)
魔女(だから、私はそれを思い出したくて思い出そうとするのだけれど)
魔女(それをする度に、胸が、心の奥がチクリとする。思い出さないほうがいいと身体が忠告しているかのように)
魔女(だから、私は―)
魔女(魔法使いになって―…あれ?…なんで、私は魔法使いに…?)
魔女「痛っ…!」
魔女(―やっぱり、痛い。でも、だからこそ)
魔女「私は―」
―とある部屋―
勇者「…魔女は来ると思うか?」
戦士「…さぁな」
勇者「ま、どちらにしてもそろそろ魔王城に行くんだから、今の間に出来ることはしておいてくれよ」
戦士「…儀式の準備もか?」
勇者「…それは言うな」
戦士「おっと…そうだな。すまない」
勇者「にしても、やっぱ魔女は凄かったよ。あれは魔力が桁違いだ。」
戦士「そんなにか?」
勇者「剣で例えるなら、銅の剣とドラゴンキラーくらいの差があるな」
戦士「…そりゃすげぇな」
書きためてくるお(´;ω;`)
待っとる
何か日本語がおかしいね…
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