男「透明人間のボディーガード?」(17)
後は任せた
, -――- 、
/ ヽ
| ノ ー |
|(・) (・) |
ヽ O 人
>ー-― ´  ̄ ̄\ それっておかしくねぇ?
/ ̄ ̄ ̄ヽ / | だってお前透明人間じゃん
くメ) _ノ | | | | |
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| ト / | | |
ヽ__/ | | |
男「んで、どこにいんのそいつ。」
友「もう隣にいるぜwww」
男「なっ!?」バッ!
ボッチ男「おっす。」
男「誰こいつ。」
友「どうだ?10分前から隣にいたんだぜ?
影の薄さは透明人間顔負けだろ?」
男「そんな前からいたのかよ…んで、誰だよ。」
ボッチ男「俺だぜ。」
友「こいつの名前はボッチ男だそうだ。」
男「なんとなくボッチな理由わかるわ。」
ボッチ男「でももう俺お前らと友好関係を
築いたからボッチじゃないな。」
ボッチ男「名前変えないとな。」
男「……俺こいつホント駄目だわ。あわねぇ…
存在に気付いてからウザくて仕方ねえもん。」
友「まあまて!こいつの凄さは実感したろ?
これを使わぬ手はないぞ?」
男「まあそうだけどよ…何に使うんだよ…」
友「だからボディーガードに。」
男「いらねえよ。」
ボッチ男「はい来ました、お決まりの存在否定。」
男(…マジなんなんだよアイツ…)ボソッ
友(おい、見つけて説得して連れてくるの
大変だったんだからあんまし変なこというなよ!)ボソボソ
男「知らねえよ!」
友「つーわけで『ぼちお』、そいつのこと頼んだぜ。」
ボッチ男(以降ぼちお)「なるほど、ボッチ男を
略してぼちおか。うむ。」
男「おい何勝手n」
~それからそれから~
<おとこのいえ>
男「……」
ぼちお「狭いな。まあ独り暮らしには充分なスペース。」
男「うおおっ!?家までついてきてやがったのか!?」ビクッ
透明人間をボディーガードする話かと思ったら、逆だったでござる(´・ω・`)
ぼちお「ろんもち。俺お前のぼでぃがーどだし。」
男「普通に訴えていいレベルだろこれ。」
ぼちお「友達を家にあげるのは当たり前の行為だと
思ってたがなるほど違うのか。」
男「……」イライラ…
男「帰れ。ほら。」シッシッ
ぼちお「…?帰る理由がないのだが?」
男「ちょっとマジで通報していいか…?」
?(…あいつ何独り言しゃべってんだ…?)コソコソ
?(まあいい…この間に逃げるか…)コソコソ
ぼちお「あ、ちょっとトイレかしてくれ。」
男「…終わったら帰れよ。そっちだ。」
ぼちお「恩に着る。」スタスタ
ぼちお「さてトイレはー…」スタスタ
?(よし…このまま窓から逃げよう…)コソコソ
ぼちお(……?誰だ?男の家族か?)
ぼちお(挨拶をしにいかないとな。)スタスタ
ぼちおは?の目の前に立ち…
ぼちお「はじめまして、男のボディーガードのぼちおです。」
?「……っ?」コソコソ…ガンッ
?「…ん?んん?…進めない…」ガンッ ガンッ
ぼちお「いきなり頭突きとは、第一印象最悪ですねえ。」
?「…あれ?なんで…」ガンッ ガンッ
?(よし…一気に突っ切ってー…)ガンッ
ぼちお「ぐはっ。」ドテッ
?(お!進めた…)
ぼちお「さすがに怒ったんですが。」ガシッ
?「ぐえっ…?」
ぼちおは?の首に後ろから腕をまわし…
ぼちお「怒りっぽい性格なんで。」ブンッ
?「」ガガンッ
勢いよく、床に後頭部から叩きつけた。
男「今のは何の音だ!?」バッ
男「…ん?アイツどこいった…?
そして床に倒れてるこいつは一体…」
ぼちお「男の家族じゃないのか?」
男「うおお!目の前にいたのかよ!」
ぼちお「てっきり男の家族だと思って床に叩きつけたんだが。」
男「…頭で整理してから喋れ…
それに、知らねえよこんなやつ。」
?「」チーン
男「一体誰なんだー……ってあれ?」
?のポケットから金品がはみ出ている。
男「これ俺のじゃねえか!こいつやっぱ泥棒か!」
ぼちお「わざわざ金品を確認するまでもなく
そういう思考に移るのが自然だと思うが。」
男「うるせえ…本当にうるせえ……」
男「とりあえず通報しといたが…」
ぼちお「ナイスな判断だな。
しかし縛るなどの処置をしておかないt」
男「……」イライラ
その時
?(以降、泥棒)「…ん…んん?」ムクリ
男「!」
泥棒「俺は何を……はっ!見つかったか!」
泥棒「畜生…こうなったら…!」ダッ
男「…なっ!?」
泥棒はどこからか刃物を取り出し男に切りかかる…が
泥棒「っづあ!?」ガンッ
ぼちお「頭突きだけじゃなくて次は蹴飛ばしか?」
ねっころがってた『ぼちお』でつまずいた
男「よし、良くやったぼちお。」スタスタ
男は泥棒に近づいていき…
泥棒「…はっ?」
男「おらよぉっ!!」バキイィッ!!
泥棒「」ガッシャーーン!
男「一回人を殴って見たかったんだ。
これなら正当防衛で許されるしな」
ぼちお「歪んだ心だな。一度精神科に行ったほうがいい。」
男「その言葉、そっくりそのままアンタにかえすわ。」
泥棒は警察に連行されていった。
俺も事情聴取とかで貴重な時間を削られた。
んで……
男「何でまだいんだよ。」
ぼちお「俺の実績は証明されたろ?」
男「うるせえよ。もう泥棒はいねえから帰れ、ほら。」
ぼちお「果たしてそうなのかな。
1匹見つけると100匹いるというし。」
男「それゴキとかの話だろーが……」
ぼちお「第一俺帰るところないしな…」
男「……は?」
ぼちお「親の会社は借金で倒産。両親とも自殺した。」
男「……まじかよ…」
ぼちお「嘘だけどな。」
男「……」イラッ…
ぼちお「一日ぐらい寝かせてくれよ。」
男「はあ!?何で男とひとつ屋根の下で寝なきゃいけねえんだ!」
ぼちお「俺は昔から人の家に泊まったことないからな。」
ぼちお「この機会を逃さないのが賢い生き方だ。」
男「そっちの事情なんて知るかっ!!」
ぼちお「じゃあ、勝手に布団に潜り込んでくる。」
男「あっ、てめ……待ちやがれおい!」
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