アインクラッド時代のキリアスです。
10層あたりを妄想して書いてるのでアスナさんがツンツンしてます。
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キリト「………」ゴゴゴゴゴゴゴ!
アスナ「………」ゴゴゴゴゴゴゴ!!
エギル「お、おい、どうしたんだ二人とも?」
キバオウ「ジブンら、今は迷宮区の作戦会議中や
!ちゃんと話をー」
キリト・アスナ「「黙れ」」
キバオウ「」
クライン「とりあえず今は落ち着けって2人とも!ここは男、クラインが話を聞いてー」
キリト・アスナ「「………」」ギロッ
クライン「なんでもないです」
アスナ「それで、なに?怒る?君が?私に?」
キリト「ああ、そうだ。今回ばかりは俺も引き下がるわけにはいかない」
アスナ「何よそれ?いつも自分が譲歩してあげてる、みたいな言い方しないでくれる?貴方がいつも変なことするからでしょ!?」
キリト「人聞きの悪い言い方するなよ!?」
アスナ「この前、私が着替えてる最中にノックもせずに部屋に入ってーー」
キリト「その件についてはすみませんでしたーー!!」ドゲザ
アスナ「……ふん//」
クライン(…てか)
エギル(…………同じ宿に泊まってるのかこの二人??)
アスナ「貴方が悪事を働かなければ私だって怒ったりしないわ」
キリト「ま、まぁ確かにこの前のは俺が悪かったかもしれないけど……」
アスナ「…かもしれない?」ギロッ
キリト「…俺が全面的に悪かったんですけど…」ショボン
アスナ「……けど?」
キリト「今回のはおかしいだろ!?」
アスナ「……へぇ?」
クライン「お、おいキリト落ち着けって」
エギル「一体何があったんだ?」
キバオウ「せやから迷宮区の話をー!」
エギル「ちょっとだまってろキバオウさん」
キバオウ「……」ナンデヤ
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この頃のアスナさんが一番好き。支援
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アスナ「キャンペーン・クエスト?」
キリト「そう、この10層に楽なクエストがあってな。報酬も中々だし受けておきたいんだ」
アスナ「へぇ、じゃあさっそく行きましょう」
キリト「…ただ一つだけ問題があってだな」
アスナ「なに?」キョトン
キリト「その…このクエストは男性限定なんだ。だからクエストを攻略してる間は一緒に行動することが出来ないんだよ」
アスナ「……なにそれ」
キリト「ご、ごめん。でもさっきも言ったけどそんな難しいクエストじゃないし、すぐに終わると思うからー」
アスナ「どんなクエストなの?」
キリト「……え?」
アスナ「だからどんなクエストなの?男性限定のクエストなんて初めて聞いたし……それとも何か言えないようなモノなのかしら?」ジト
キリト「い、いや、そういうんじゃないけど……すぐ終わると思うから、宿で待っててくれないか?」
アスナ「………………………りょーかい」
キリト「ご、ごめんな?」
アスナ「…終わったらちゃんと説明するのよ」ムス
キリト「う、うん」
アスナ「それじゃ私、宿にいるから」スタスタ
キリト「……」
キリト(い、言えるわけないよな……)
キリト「NPCの女の子を口説くクエスト!なんて……」
キリト(でもベータテストの時と同じなら報酬はアスナにとってもかなり役立つモノだしな…)
キリト「いつも怒らせてばっかりだし…喜んでくれるといいな…」
アスナ「…………」
〉7
ですよね!
プログレッシブのアスナさんが一番可愛いと思うんだ。
アスナ(あの感じ……絶対何か隠してる)
アスナ(それも何か後ろめたいことがあるみたいな……)
アスナ(また何か危険なことをしようとしてー?)
アスナ「前科もあるし……少し様子を見てみましょうか」
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キリト「何か困ったことでもあったんですか?」
NPC「はい、実は大事なものを無くしてしまいまして……旅の方、どうか手伝ってもらえませんか?」
【イベント発生!】
キリト(よし、ベータの時と変わらないな)
キリト(……yesと)
NPC「ありがとうございます!私は今日、街の外れにある広場でーー」
アスナ「………いた」
アスナ(……女の人?)
アスナ(どういうこと?キリト君はクエストを受けに行ったんじゃなかったの?)
アスナ(……まさか)
アスナ「…………」ギロ
キリト「!?」ゾクッ
アスナ(確かにこれは後ろめたいわよね……)イライラ
アスナ(……何がクエストよ!ただのデートじゃない!まぁ、彼がどこの誰とデートしようが私には関係ありませんけど!!)
アスナ(……けど、なんでこんな気持ち……)
アスナ「…………バカ」
NPC「男の人とこうして2人きりで歩くのは初めてなのでドキドキします。キリトさんはどうですか?」
キリト「……Yes」
NPC「嬉しいです。キリトさんも同じように感じてくれているなんて」
キリト(……初めて……ねぇ。少なくとも俺は君が男と歩いてる所を10回以上見かけたことがあるよ)ゲンナリ
アスナ「……ここからじゃ何を話してるのかよく聞こえないわね」
アスナ(……何を話しているのかしら?)
〜〜〜〜〜〜〜〜
キリト「今日はいい天気だね、散歩デートには最適な気温設定だ」キリッ
女の子「はい、キリトさんとデート出来るなんて嬉しいです……でも、良かったんですか?」
キリト「何がだい?」
女の子「あの人、アスナさんです。パーティーだって聞いてますけど……」
キリト「アスナはすぐ暴力を振るうし、可愛げはないし、戦闘狂だし、閃光だからね、君みたいな可愛らしい子のほうが好みなんだ」
女の子「嬉しい///」
キリト「さあ、今日はあんな女のことは忘れて思いっきり楽しもう!」
女の子「はい!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アスナ(…みたいな会話してたらどうしよう!?)ガーン
アスナ(ど、どうしよう!凄く会話の内容が気になってしまう!!)
アスナ(でもさすがに盗み聞きは……いや、でも嘘を吐いたキリト君だって悪いんだし、これぐらい当然の報いよ!)
アスナ「……それにしても、あんな子いたかしら?」
アスナ(少なくとも攻略組では見かけたことないし、中層の人?……とりあえず)
アスナ「今度、情報屋さんに調べてもらおうかな」
キリト(さて、そろそろかな?)
NPC「あの、キリトさん、今日は本当にありがとうございました」
キリト「いえいえ」
NPC「キリトさんのおかげで無事母の形見を見つけることが出来ました」
キリト「いえいえ」
アスナ(母の形見?なに?どういうこと?まさか親子でSAOにダイブしてて…………そんな)ウルッ
NPC「……それで、キリトさん、お伝えしたいことがあります」
キリト(お、キター!告白イベント!)
アスナ(キリト君、彼女の探し物を手伝ってあげてただけなんだ……てっきりデートでもしてるのかと思ったわ)ホッ
アスナ「……って」ハッ!
アスナ(何をホッとしてるのよ私は〜!!)ジタバタ
NPC「あなたの優しさに触れて、私……私……」
NPC「あなたのことが、好きになってしまいました」
キリト(…これを茅場が考えたと思うと少し笑えてくるな)
アスナ「……………………………は?」
NPC「……この指輪には加護の力が秘められてると聞きました。どうかキリトさん、この指輪を受け取ってもらえませんか?」
キリト「もちろん、ありがーー」
アスナ「ちょっと待ったァァぁぁあああ!!」
キリト「…………へ?」
アスナ「はぁ……はぁ……」
キリト「え、は、…アスナさん?どうしてここに?」
アスナ「そんなことはどうでもいいのよ!!」
キリト「え」
アスナ「と、とにかく!結婚はダメよ!」
キリト「は?」
アスナ「君まだ18歳以下でしょ!?法律的にも結婚出来る歳ではないし、そもそも今はデスゲームの中なのよ!?私達攻略組にそんなことしてる暇なんてあるわけないでしょ!?」
キリト「えっと……アスナさん?何か勘違いしてるんじゃー」
アスナ「そ、それに私とのコンビはどうするのよ!?今更そんな身勝手な理由で解消するつもりなの!?」
キリト「いや、だから俺の話をきいて聞いてくれ」
アスナ「そ、そういうわけだから、そこのあなた!」
NPC「はい」
アスナ「こ、この人は攻略組の中でも重大人物なの!ちょっかい出さないでもらえるかしら?」
NPC「分かりました」
キリト「なっ!?」ギョッ
アスナ(あ、あれ?以外とあっさり引いた??)
NPC「それでは残念ですがキリトさん、またいつか会えることを楽しみにしています」
キリト「いや、ちが、待ってー!!」
NPC「さようなら」
【クエスト失敗】
キリト「」
アスナ「母の形見とか言ってた割りにはあっさりしすぎじゃない?本当に君のこと好きだったのかしら?」
キリト「な……な……」
アスナ「?」
キリト「何やってんのぉぉぉおおお!?」
アスナ「!?」
*************
キリト「なんでNPCだって気付かなかったんだよ!?普通見るだろ!?」
アスナ「し、仕方ないでしょ!そもそもキリト君がちゃんと説明していればよかったのよ!やましい事をしてる自覚があるから隠してたんでしょ!変態!」
キリト「な、何を〜!!」
アスナ「ふん!」
エギル「……」
クライン「……」
キバオウ「……そろそろ、作戦会議再開してもエエか?」
終わり
勢いだけで突っ込んではいけない
面白かったけどキバオウいらねーなこれ
ありとあらゆるSSで尻に敷かれるのな
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心拍数チェッカー付きのカレログ常用者。心拍数見てうっとりする
彼の所在を探すため国の秘密機関に潜入
彼の危険が迫っているならと公務員を脅迫
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彼の為なら頭を突き刺すような頭痛だって耐えられる。ラー
彼と一緒なら他の知り合いなんていなくてもいい
100年経っても覚めぬ愛(現地時間)
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