とある都市と幻想郷 (38)

とある魔術の禁書目録と東方のクロス。

というより、元々は東方のスペルカードルールとのクロスになりますが、書いてる内に東方のキャラが出てきたので東方とのクロスとさせていただきます。

基本シリアスというかバトルものです。

禁書側のスペルカードの名前は、一応原作に合うようにしたつもりですが基本中二っぽいので気になさらず。


あと、書いてる内に『エムゼロ』の魔法プレート?の仕様が混ざったのでご了承を。


経験浅く、ゆっくり更新ですが気長に読んでってください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412074224

ここは日本の関東地域に作られた『学園都市』



ここでは最先端の技術、科学力を持って日夜、人間に秘められた『能力』の研究が行われている。



あらゆる方法によって能力に目覚めた学園都市の生徒達は、日夜能力の向上を目指して励んでいる。




そして、能力者がちらほら出現し始めた当初。ここで、ある問題が起きる。



能力者同士が、能力を使って決闘を行うという事が、多く発生しだしたのだ。


能力の成長が早かったり、戦闘向きの能力者が弱者を踏みにじる。
可能性を秘めた弱者は、上を目指す事なく、ただ踏みにじられるだけの生活を送る。



学園都市は一時期、無法地帯と化した。

能力者同士の決闘は、小さな学園都市の崩壊の恐れがある。


だが、決闘による経験や成長は、能力開発において大きく貢献する事が出来る。





『歴史は繰り返されるモノだ。ならば『彼等』と同じ方法を取ればいい』






そこで、学園都市理事会はこんなルールを制定した。

『スペルカードルール』






それは、学園都市が開発したとされる特殊なカード。




能力者が発するAIM拡散力場を解析し、その能力をカードに封じ、増幅・変異させ、能力者へと還元させる技術とされている。





どういった原理でそんな事が出来るか、ほんのごく一部の人間にしか明かされていないが、このカードを使った決闘方法。及び、能力開発方法により、能力者の力関係は激変する。






そして時は流れて

7月19日 夜


第7学区



上条「ハァッ、ハァッ、ハァッ、何なんですかこの不幸はー!!俺は折角お前等を守ろうとしたのによー!!」


不良達「待てやコラー!!」




私こと上条当麻は、とあるファミレスでとある女子中学生に絡む輩に注意したところ、その輩とその仲間達との『真夏の夜の鬼ごっこ!!捕まったらお楽しみ☆』に強制参加することになった。



上条「チクショー!!折角夏休みが始まるんだ!!あんな奴等に捕まってたまるかー!!」


私こと上条当麻は走る。走る。風のように走る。全ては夏休みをエンジョイする為に。

不良A「クソッ!!あの野郎、何処に逃げやがった!!」

不良B「まだ遠くには行ってねぇハズだ!!別れて探すぞ!!」





御坂「あー……何やってんのよアイツは。逃げるくらいなら最初から関わんなっての」ハァッ……




上条を追いかける不良達の背後から、ファミレスで絡まれていた女子中学生、御坂美琴が現れる。





不良A「あぁ!?テメェはファミレスの」

不良B「何ついて来てんだよ。もしかして俺たちと遊びたくなったのか?」



御坂「そうね。どうせだからちょっと遊んでもらおうかしら」スッ……


御坂が、ポケットから一枚のカードを取り出す。

不良A「カードって……コイツやる気か!?」


不良B「制服からして常盤台のお嬢様だろ?お嬢様が無理すんじゃねーよ。お前等、囲んでやっちまうぞ」



不良達は、御坂を取り囲む。



御坂「アンタ達なら正直カードも要らないだろうけど、まぁいいか。……壱符」バチッ……





雷符『電撃使い<エレクトロマスター>』




御坂がカードを持ち、壱符と呟いた瞬間



辺りに青白い雷光が発せられ、周囲を飲み込んだ。





不良A「な……がっ……」ドサァッ!!

ドサァッ!!ドサァッ!!!



御坂を取り囲んだ不良達の集団は、一斉にその場に倒れ伏した。



御坂「さて。今日こそはアイツに一泡吹かせてあげなきゃね」バチバチッ



御坂は、倒れ伏した不良達には目もくれず、逃げていった上条を追いかける。

鉄橋



上条「ハァッ、ハァッ、何とか撒いたか?」チラッ


走り疲れた上条は、一旦止まり、後ろを確認した。


御坂「やっと追いついた。何やってんのよアンタ。不良を守って善人気取り?熱血教師?」


そこには、先ほどの女子中学生がいた。



上条「あ、アイツらが追いかけてこなくなったのってもしかして……」

御坂「あぁ、うん。私がまとめてやっといた」スッ……


上条「……やっぱり……ってお前、いきなり何取り出してんだよ」


上条の目の前では御坂が一枚のカードを取り出していた。

御坂「アンタには、壱符でも弐符でもなくて、とっておきを使うしかないからね。……ねぇ、レールガンって知ってる?」


上条「れ、レールガン?」


御坂「別名『超電磁砲』。知らないなら今から見せてあげようか。……伍符……」バチバチバチバチッ!!!!



第三位『常盤台の超電磁砲<レールガン>』



御坂がカードを手に、伍符と口にした瞬間。



凄まじい電気が彼女を包み込み、一点。彼女の右手に集中する。
その右手には、一枚のコインが持たれていた。

上条「ちょ、ちょっと待て!!俺はレベル0だぞ!?レベル5で学園都市第三位のお前がそんな」

御坂「遠慮しないでしっかり見てみなさいよ!!」カッ!!


ドォォォォォオオオオオオッ!!!!!


次の瞬間、御坂の右手から放たれたコインが、砲撃のように上条へと放たれる。


普通の人間がそれを喰らえば、怪我どころじゃない。恐らく即死だろう。



しかし

御坂「で?……レベル0(無能力者)だとか言ってるアンタが……どうしてレベル5(超能力者)のアタシの攻撃を受けて無傷なのかしら?」バチッ


上条「…………」


上条は、右手を前に突き出しながら立っている。

傷一つ、焦げ一つすらない。全くの無傷で。



御坂「アンタはスペルカードすら出していなかった。
つまり、アタシがカード無しで不良共を追い払うのと同じで、能力のホンの少しの出力で私の攻撃を防いだ事になるわ。このレベル5の私の!!

……何が無能力者よ。今日こそ、アンタの本当の実力を見せてもらうわ!!そして私が勝つ!!」

上条「なんていうか……不幸つーか……ついてねーよな」

御坂「ッ!?」ビクッ!!


上条の言葉に、御坂が反応し、身構える。



上条「お前……本当についてねーよ」スッ……



上条がポケットから一枚のカードを取り出した瞬間





御坂「ッ!?ラストスペルッ!!!」バッ!!


雷神『降御雷<フルミカズチ>』




御坂は、ラストスペル。つまり、自身の能力の全てを出し切る技を発動した。


ゴロゴロゴロッ……


上条「……ウゲッ……」


電撃使いにとって、最も強力な一撃。


それは言うまでも無いだろう。


落雷である。

…………



御坂「……私の正真正銘の全力でも無傷か。……何だってのよアイツ」


数分後、御坂は鉄橋の端に座り込んでいた。


上条の姿はもうない。


自分の落雷をこれまた無傷で防いだ後、疲労して座り込んだ内にそそくさと逃げてしまったのだ。



御坂「……さてと……」スッ……



御坂は立ち上がり、鉄橋から街の方を見る。


御坂「どうしよっかなー……コレ……」

街の方には全く明かりがついていなかった。
御坂の強烈な落雷によって、辺り一帯が停電になってしまったからだ。

「あら。こんな時間に女の子1人でこんなところに。大丈夫かしら?完全下校時刻はとっくに過ぎてるんじゃない?」


御坂「はひッ!?あ、はい。だ、大丈夫です。ちょっと用事があって……」


ふと、いつの間にか御坂の側に、1人の美女が立っていた。


金髪で長髪の美人。

紫色のドレスを纏い、夜なのに日傘をさしていて、何処か妖艶な雰囲気を纏っている。


「貴女……その制服は常盤台の子かしら?よかったら寮まで送りましょうか?女の子が1人じゃ危ないでしょ?」

御坂「け、結構です。私こう見えても結構高いレベルの能力者なんで……」


「あらそう?……そういえばさっきからこの辺真っ暗よね。街の明かりも消えてるし。停電かしら?」


御坂「し、失礼しまーす!!」ダッ、ダッ、ダッ!!


御坂は、あっという間にこの場から走り去った。


「ふふ……可愛い子ね。ちょっとお転婆だけど」クスッ……


フッ……


美女はクスリと笑い、そして瞬きほどの一瞬でその姿を消した。





御坂「あーびっくりした。なんだろうあの女の人……綺麗だけど何か胡散臭いというか、底がしれないというか……」

7月20日 朝


上条「……




私こと上条は、現在非常に戸惑っている。

昨日の落雷の影響で、クーラーが効かずにうだるような暑さで目覚めると、冷蔵庫は全滅。食料は無し。お金もキャッシュカードを粉砕。

その上補習の呼び出しがかかり、気分転換にと布団を干そうとベランダを開けると



インデックス「お腹一杯、ご飯を食べさせてくれると嬉しいな」



そこには白いシスターさんがいた。

今日はこれで終わりです。とりあえず最初は一巻部分の流れでいきます。東方キャラの口調にイマイチ自身がありませんが、頑張ります。
あと次の話でこのSSでの能力や魔術の使用方法について小萌先生に説明してもらいます。ではまた。

おつ
おもろかったっす
明日も期待してます

この2作品のクロスまともに完結した試しがないんだよな…

投下していきたいとおもいます


>>18
ありがとうございます

>>19
無理なく気長にやっていきたいですね

インデックス「自己紹介しなきゃね!!私の名前はインデックスっていうんだよ!!」


上条「インデックスゥ?どう聞いても偽名じゃねーか!目次かお前は!!」



私こと上条当麻は、何故かベランダに干されていた白いシスターさんを家に上げ、酸っぱい野菜炒めをご馳走した後に自己紹介をすることになった。



インデックス「んー、禁書目録って意味なんだけど」

上条「で、その禁書目録だかインデックスさんだかが、何で追われてるんだ?」


このシスターさん、どうやら誰かに追われているらしい。



インデックス「私の持つ10万3000冊の魔道書が狙いなんだよ!!」

第七学区



「ゴホッ、ゴホッ。あぁ……喘息持ちにこの街はツライわ。排気ガスやら何やらで空気が」


「それでもこの街は、他の国の都会に比べるとまだ綺麗な方みたいですよ?空気を綺麗にする機械とかがあちこちにあるみたいで」


「魔術師が機械がどーのこーの言ってるんじゃないわよ」


「あら失礼。ですが私は魔術師ではありませんわ。私はただのメイドですので」




第七学区のいつもの街並みの中。



二人の女が、その中を歩いていた。

1人は小柄で、ブカブカのパジャマのようなワンピースを着た喘息持ちらしき少女。


1人はスラリとした長身で、機能性を重視したメイド服を着た女性。



メイド服の方は、学園都市には一流のメイドを育てる学校もある為、特に目立たないが、もう一人の方は大分個性的な格好の為、そこそこ周囲から浮いている。


「それで、目的の本とやらは何処にあるんですか?パチュリー様」

メイド服の女性が、もう一人をパチュリーと呼ぶ。

パチュリー「さぁ、わからないわ。どうやら私達の他にその本を追ってる人間がいるみたい。それと、厳密には本では無く、本の内容を記憶した人間よ。咲夜」


パチュリーは、メイド服の女性を咲夜と呼ぶ。どうやらパチュリーの方が立場が上のようだ。


咲夜「何にせよ早く用事は終わらせたいですわ。夜になるとお嬢様が起きてしまいますから」

…………



上条「魔術ねぇ……悪い、無理だ。この街じゃ超能力者は珍しくないけど魔術はちょっとなぁ……」


インデックス「む!超能力は信じるのに、魔術は信じないって変かも!!」


上条「んなこと言われてもなぁ。……そうだ、試しにコレ持ってみろよ」スッ……


インデックス「コレは……」


上条「コレは『スペルカード』って言ってな。この街じゃ能力を使う時に、コレで能力を増幅させて発動すんだ。
まぁ、上のレベルのヤツならコレが無くてもある程度自由に使えるんだけどさ」


上条は、この街で生まれた、この街の能力者のためのカードをインデックスに見せる。

そしてコレは、この街の人間以外が知るわけがないのだ。

しかし

インデックス「うん。知ってるよ。スペルカードだよね。細かい仕様は違うけど、魔術師が持ってるモノと大体同じかも」スッ


上条「……え?」


上条は一瞬固まる。


何故なら、インデックスはカードの事を知っているはおろか。


同じようなカードを出してきたからだ。


上条「な、なんだよインデックス。お前学園都市の人間だったのかよ」

インデックス「んーん。違うよ?私はイギリス清教のシスターだもん。この街には初めて来たよ」

上条「そっかー。じゃあ拾ったんだな、このカード」

インデックス「それは私のカードなんだよ!!」

上条「そんならそのカードを使って、何か魔術を使ってみろよ」

インデックス「私は魔力が無いから魔術を使えないんだよ!!」

上条「……はー……」

上条はため息をつく。


魔術とやらを信じるか信じないか。


正直、今のところ微妙だ。




インデックスが外の人間だとしたカードを持ってるのはおかしい。

学園都市に来て拾ったにしても、カードの見た目も、学園都市のモノとは何か違う。

ココで魔術でも見せてもらえればいいのだが、自分は使えないという。


そもそも使えないなら何故カードを持ってるんだ。



……まぁ、それは自分も同じか。

上条「そういえば、魔術じゃないけど、俺も超能力とはまた違う異能を持ってるんだよな」


インデックス「だったら君こそ見せてみてよ!!」



数分後、この部屋の中で悲鳴と血しぶきが上がることは、もはや説明しなくてもよいだろう。

とある高校 昼



小萌「さーて!!せっかくの夏休みですが、皆さんはおバカだからなので補習でーす。しっかり頑張ってくださいねー」


とても成人女性には見えない、幼児体型の少女?が黒板の前で授業を行っている。



そんな中、補習を受ける上条は、考え事にふけていた。




インデックス『じゃあ、私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?』




上条当麻の持つ異能の力によって、一騒動起きた後。

インデックスは、上条の部屋を出て行く前に、自分を引き止める上条へとそう言った。


とても悲しそうな目で。上条を巻き込まないようにと思い。

上条「何なんだよ全く……」


小萌「はーい上条ちゃーん。先生のお話、ちゃんと聞いてますかー?補習が倍に増えても先生はかまいませんよー?」ニコォッ……


考え事にふけていた上条へと、担任の小萌が物凄いオーラを放ちながら満面の笑顔をふりまく。



上条「す、すいません……」



小萌「じゃあ、おバカで不真面目な上条ちゃんの為に、今日は能力とスペルカードのおさらいをしましょうか」



小萌が続ける。

スペルカードは、皆さんが能力開発によって発現した能力を使用するのに、重要な役割を持っています。


例えば上条ちゃんが、能力開発によって、手の平から風を生み出すレベル1の『空力使い』になったとします。


しかしレベル1では、そのままでは風はホンの少し、そよ風程度ほどしか生み出せません。正直手で仰いだ方がいいくらいです。


そこでこのカードに能力を使うことで、能力者から無意識に生み出されるAIM拡散力場を、カードへと入れ込むのです。


カードに入れられたAIM拡散力場は、大きく増幅され。あるいは性質を変化され、使用者の元へと還元されます。


その大きくなった力によって、そよ風程度の風が強くなったり、カードを通して変化した性質で、様々な効果的な運用が出来るようになるのです。


ですから、同じ『空力使い』で同じレベルでも、ひたすら強い風を流したり、かまいたちを作ったり、宙に浮く事が出来たりと、様々な種類の能力が生まれるわけです。



ちなみに、能力者はその能力の強度によって、レベル0からレベル5まで分けられていますが


レベル0はカードを使わないと僅かな能力も発現できない。もしくはカードを使っても全くできない人達をいいます。


あとレベルが上がるにつれて、使用出来るカードの質も上がりますので、使える能力の幅が広くなったり、能力を更に一点強化出来たりもするのですね。

レベル5の方達で言えば、同じ電撃使いの第4位の麦野さんと第3位の御坂さんですが


わかりやすく言うと、麦野さんはカードによって、自身の能力を破壊力一点に集中させたタイプ。
御坂さんは、あらゆる電気の使い方をマスターした万能タイプといったところですね。


能力とは、皆さんの個性でもあります。
それぞれの個性にあった能力をカードで作り上げていくことが、レベルアップの一番の近道ですよー。






青髪「いやー、いつ見ても小萌先生の授業は可愛らしくて素敵やわー」


土御門「そーだにゃー」


上条「zzZ…」


気楽そうなクラスメイトの言葉が聞こえながらも。

とりあえず俺は寝た。


小萌「はーい。上条ちゃんはお眠の時間なので、追加でコロンブスの卵もやってもらいまーす」

とある高校→学生寮 夕方




上条「はぁ……結局夕方までかかっちまった……不幸だ……」テクテク


御坂「あ、いたいた!!見つけたわよアンタ!!今度こそ……てちょっと!!待ちなさいよアンタ!!」


上条「あー?またか、ビリビリ中学生」


御坂「ビリビリ言うな!!私には御坂美琴って名前があんのよ!!さぁ、勝負よ勝負!!」


上条「ふざけんな!!テメェが昨日、こんなレベル0に落雷ぶちかましたせいで、ウチの家電は全滅なんだよ!!」



御坂「そんなのアンタが……ん?」

「あら。また会いましたわねお嬢さん。そちらは彼氏さんかしら?」ニコッ



御坂の視線の先には、金髪で長髪。日傘をさし、紫色のドレスのような服を着た美女が立っていた。



御坂「あ、昨日の……」ペコッ


上条「ん?何だビリビリ。知り合いか?このお姉さんと」



「昨日の夜に会ったのですわ。そういえば名前もまだ言ってなかったですね。『八雲紫』といいます。よろしくね、お二人共」



上条「あ、俺上条当麻っていいます。で、こっちはビリビリ」

御坂「ビリビリ言うな!!あ、私は御坂美琴です。よろしくお願いします」

紫「仲がよろしいのですね」クスッ


上条「いやいや。このビリビリ中学生が絡んでくるだけですよー。八雲さんは大学生ですか?」


御坂「だからビリビリはやめぃ!!誰もアンタ何かに絡んだりしてないわよ!!」


紫「紫でいいですよ。大学生なんて嬉しいこと言ってくれますわね。それで美琴さん、でしたっけ?昨日は停電だったのに1人で大丈夫だった?」

御坂「あ、アハハ……まぁ何とか」

上条「あー、あの停電ですね。あれって実はこのビリ」

御坂「紫さん!!すいませんが、ちょっと用事があるので失礼しまーす!!」ガシッ!!

上条「え、ちょ、何で俺まで」ダッ、ダッ、ダッ、ダッ!!!


御坂は上条の襟を掴んで全力疾走で離れていった。




紫「あらあら……仲がいいのね『幻想殺し』の坊や……」クスクスッ……




八雲紫は、昨日と同じようにクスクスと笑うと、瞬きの間に姿を消した。

学生寮



上条「たく、ビリビリのヤツ引っ張り回しやがって」

エレベーターで上条は、自身の部屋の階まで上がる。

上条「余計な事を喋るなって、お前が停電させるのが悪いんだろうが……って……」




そして、部屋の前まで歩いてくると、そこには




パチェリー「あら?『人払い』はかけておいたハズなんだけどね……何故貴方はここにいるのかしら?」


インデックス「…………」


上条「インデッ……クス?」


そこには、部屋の前で血だらけで倒れているインデックスと。


紫色のパジャマのようなワンピースを纏い、大事そうに分厚い本を携える見知らぬ少女がいた。

投下終了です
能力とカードの関係について上手く説明出来たかわかりませんが、要はカードは能力のブースターみたいなモンです。

レベル5クラスならカードが無くてもそれなりに使えますが、カードを通すと桁違いに強度が上がります。

能力の演算をカードがやってるみたいなモンかもしれません。


次回はバトルにしたいと思います。ではまた。

むぎのんが使ってるのは電子であって電撃とはちょっと違う


パッチェさんそげぶされてしまうん?

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月06日 (土) 22:48:44   ID: OWpFDb9P

待ってたぜ…。おれが一番好きな組み合わせじゃあないか!

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