ココア「ハングオーバー!!」 (38)
チュンチュン
ココア「うう、頭痛い・・・・・・」
ココア「ここどこだろう?どこかのホテルかな?部屋がめちゃくちゃ散らかってる」
ココア「この細長い棒みたいなのはなんだろう」カチッブーン
ココア「バイブだ・・・・・・///」
ココア「部屋の内装がやけにピンクっぽいと思ったらラブホだよ・・・・・・私たち夕べ何してたんだろ」
ココア「昨日は確かラビットハウスでお泊まり会したはずなのに・・・・・・思い出せない」
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チノ「気持ち悪いです・・・・・・頭が重い」オエップ
ココア「あ!チノちゃんも起きたんだ!」モフモフ
チノ「ココアさん、お酒臭いです近寄らないでください」
ココア「えーっ!ひどいよチノちゃん!私の一日は朝のモフモフから始まるんだよ!」ブイーン
チノ「やめてください。その前に手に持ってるバイブらしきものを置いて下さい」
ココア「いいじゃーん」モフモフ
チノ「おい・・・・・・やめろ」
ココア「チノ昨日お風呂入ってないでしょ。なんか乳製品みたいな独特の匂いがするー!」モフモフ
チノ「やめろっつってんだろ!」ドゴォ
ココア「オエエエエエエエエエエエエエエエエエ」ビチャビチャ
チノ「ココアさんのゲロがかかりました・・・・・・最悪です」
ココア「あっ!見て見てチノちゃん!私のゲロの中にトマトの欠片発見!」
チノ「自分のゲロを観察しないでください」
チノ「っていうかここはどこなんですか?見たところラブホみたいですけど」
ココア「取り敢えずそこで全裸でブッ倒れてる千夜ちゃんとシャロちゃんも起こそう」
千夜「んーっ・・・・・・」
シャロ「グースカピー」
ココア「酷いねこりゃ・・・・・・二人共ゲロまみれだよ」
チノ「シャロさんに至ってはケツにバイブ突っ込んだまま寝てます・・・・・・」ヌポンッ
シャロ「ん”ひっ///」アヘアヘ
ココア「千夜ちゃん!起きて!」ビターン
千夜「ヴォ!?」
千夜「あ。ココアちゃんチノちゃんおはよう」
チノ「千夜さん。昨晩のこと覚えてますか?」
千夜「んーっと・・・・・・確かラビットハウスでお泊まり会をしてて・・・・・・ココアちゃんがコーヒーリキュールを持ってきてから宴が始まって。後のことは記憶が曖昧
だわ」
ココア「ああ、通りで。頭が痛いのは二日酔いかあ」
チノ「笑い事じゃありません。記憶がなくなるまで飲んだんですから」
※お酒は二十歳になってから!
千夜「あっ、でも・・・・・・最終的にこのホテルで大乱交パーティして百合の花が咲き乱れたことは覚えてるわ///」ポッ
ココア「」
チノ「」
チノ「私の記憶にない事です。つまりそれは何も起こらなかったことと変わりないです。ノーカンですノーカン・・・・・・」
ココア「だんだん思い出してきた・・・・・・千夜ちゃんの乳首十円玉みた」
千夜「フンッ」ドゴォ
ココア「オエエエエエエエエエエエエ」ビチャビチャ
シャロ「うーっヒヒヒ・・・・・・」ケラケラ
ココア「あっ!シャロちゃんが起きたよ!」
シャロ「伝説のヌーディストビーチ・・・・・・子宮だ!子宮の中を歩いてるよ私。でもどちらかといえばヤシの木かな・・・・・・」アヘアヘ
チノ「ダメです。完全にラリってますね。カフェインですらへべれけなのにアルコールも入っているとなるともはヤク中にしか見えません」
千夜「目が血走っててキモいわ・・・・・・」
ココア「そういえばリゼちゃんは?」
千夜「さあ?ここにいないってことはどっかで野垂れ死んでるんじゃない?」
ココア「そうだね。どうでもいいっか」
チノ「そういえばティッピーの姿も見当たりませんが・・・・・・」
千夜「えっ。ティッピーならチノちゃんの頭の上に乗ってるけど・・・・・・」
チノ「確かに頭がやけに重いと思いましたが、頭の上に・・・・・・」
ココア「ん?あれっ!?よく見たらティッピーじゃない!丸くて白いけど何か違う!全然モフモフしてない!」
チノ「じゃあ何なんですか・・・・・・」
ココア「これは」ペロッ
ココア「・・・・・・」
チノ「あの。ココアさん?」
ココア「ゴ・・・・・・」
チノ「ゴ?」
ココア「ゴルゴンゾーラチーズじゃねえか!!!」
チノ「」ビクッ
ココア「何だこれ!TIPPYじゃなくてクソでかいGORGONZOLAの塊じゃねえか!くっせえ!今改めて感じるこのチーズ臭さ!たまんねえな!」
チノ「?」ペロッ
チノ「マジでゴルゴンゾーラチーズだった!!!うまっ!何だこれうめえ!」
千夜「wwwwwwwww」
ンーッ!ンーッ!
チノ「シャワルームの方から声が聞こえます」
ガラガラ
「んー!んー!」
ココア「リゼちゃん!?こんなところで何やってるの?」
チノ「何故かガムテープで口と手足がぐるぐる巻きです。剥がしてあげましょう」
ココア「えいっ!」ビリビリ
「痛っい!優しく!優しくやりなさいよ!」
ココア「丁度いいや」フキフキ
「おいっ!私の髪でゲロを拭くな!」
チノ「あれ?この人なんかいつものリゼさんと違うような気がします」
千夜「ホントね。いい歳してツインテールなんて言う中々いないアホみたいな髪型なかなかいないのに。なんか違うわ」
ココア「決定的に違うのは・・・・・・ここ!」モミモミ
「ばかっ・・・・・・///パイオツを揉まないでっ///」
チノ「パイオツって。で、あなた一体誰なんですか?」
綾「あっどうも私、小路綾です」
ココア・チノ・チヤ「誰だよ・・・・・・」
千夜「本当に声までリゼちゃんにそっくりね。キモいぐらい似てるわ」
綾「不愉快です」
チノ「何でこんなところにいるんですか」
綾「いや、何でも何もおあなたちが私を拉致したんでしょ?!」
ココア「残念ながら記憶にないよ」
綾「あれだけのことやっといて覚えてないの?」
千夜「問題なんて何もないよ」ケッコーケッコーイケルモンネ
綾「・・・・・・昨日の夜、私たちはカレンの屋敷で大乱交パーティーを開催しての。そうしたら」
チノ「おい待て」
綾「いきなり泥酔状態のあなた達が侵入してきて、めくるめく百合の花園を踏みにじった」
綾「そこからは地獄絵図よ。リムジンに小便して、ワインセラーのボトルを並べてボーリングししたりして、全裸でプールで泳ぎ、そこでも小便」
綾「散々屋敷を荒らしまくった挙句、私をリゼっていう娘と間違えて攫って行ったんでしょうが」
ココア「ないない。リムジンに小便ってwww」
綾「マジなのよ!防犯カメラに映った映像見せてやりたいわ!バッチリ映ってるから!」
綾「っていうか、あなた達カレンに見つかったら殺されるわ!」
チノ「ココアさん。そのリゼさんうるさいんで口にガムテープ巻いといてください」
ココア「合点承知の助!」ベリベリ
綾「ちょっと!聞いてよ!んーっ」モゴモゴ
チノ「状況を整理すると」
・ココアたちは隣町のラブホにいる
・チノの頭にはゴルゴンゾーラチーズ(くさい)が乗っている
・千夜の乳首は十円玉
・ティッピーとリゼは行方不明
・リゼの代わりにいるのがきんモザの綾
・シャロはラリっている
ココア「取り敢えずシャロちゃんをこのままにしておくのは良くないね」
シャロ「今ならお兄様が貰えます・・・・・・いらない・・・・・・」アヘアヘ
千夜「そうね。躁鬱状態のシャロちゃんを放ったらかしにおいたら線路に座り込んで電車に跳ね飛ばされるか、路上で全裸で寝て凍え死ぬかのどっちかね」
チノ「私たちの街に戻ってシャロさんをお家に帰しましょう」
一時間後
千夜「甘兎とシャロちゃんのプレハブ小屋が見えてきたわ」
シャロ「塩ラーメン」アヘアヘ
綾「ンーッンーッ」モゴモゴ
ココア「さてと、この豚小屋にお荷物のシャロちゃんをパージして」
リゼ「皆危ない!そのボロ家に近づくな!伏せろ!」
ココア「あ!リゼちゃん!生きてたん」
ドゴオオオオオォォォォォン
「!?」
千夜「シャロちゃんのボロ家が・・・・・・」
チノ「爆発しました・・・・・・」
ココア「跡形もなく」
シャロ「接骨院行かなきゃ・・・・・・」アヘアヘ
リムジンのドア「ガチャ」
カレン「あなたたちデスか!このリムジンに小便引っ掛けた酔っぱらいは!」
ココア「スゲエ!リムジンだ!長え!無駄にナゲエ!」
チノ「どういうことですか?金髪ユニオンジャックのお嬢さん」
カレン「とぼけるなデース!あなたたちは昨日カレンの屋敷に侵入して、あろうことか時価総額8000万円のダイヤを盗んだデース!」
ココア「時価総額8000万だってよ」
千夜「何カラット?それ何カラットなんだよwww53万カラットぐらい?」
カレン「とぼける気デスか・・・・・・いいデス!明日の正午までにダイヤを返さないというなら、このヘンテコなアンゴラウサギを」
ティッピー「うーっす」ピョコ
チノ「ティッピー!?」
カレン「丸焼きにして食べてやるデース!」
ココチヤ「「なっ!なんだってー!」」
チノ「何でシャロさんの家が・・・・・・」
カレン「それはこの偽アヤヤが全部ゲロったデース!」
ココア「くっ・・・・・・リゼちゃん!軍人なら舌噛み切って死ねよ!」
リゼ「えっ?これ私が悪いのか?そういう流れ?」
カレン「偽アヤヤはもう用済みなので開放してやるデース!」
綾「カレーン!!!」ガムテビリビリ
チノ「しまった!こっちの人質が逃げた!」
カレン「んじゃな!ビッチども!バイバーイ!」ブロロロロロ
チノ「ヤバイ事になりましたね・・・・・・」
千夜「ティッピーじゃなくてリゼさんが人質ならよかったのに」
ココア「ホントだよ。それなら諦めもつくのに」
リゼ「えっ」
千夜「ダイヤなんて私たち知らないわ・・・・・・」
チノ「そうなると8000万を現ナマでですか。JCJKの私たちにそんな大金用意できるわけ」
リゼ「っていうか私のベレッタ知らないか?どっかで落としたみたいなんだが」
千夜「ああ。あのいつも持ってる中国製のモデルガンね」
ココア「今そんなのどうでも良くない?空気読みなよ」
リゼ「スンマセン」
シャロ「ウサギになったジジイ・・・・・・ババア・・・・・・ジジイ・・・・・・ババア」アヘアヘ
ココア「そうだ!お金ならいっぱい持ってる人がいるじゃん!最近小説がヒット飛ばして映画化されたっていう」
千夜「ああ・・・・・・事あるごとにラビットハウスに来てはさり気なく自慢してくるあのクソ女のことね」
チノ「あんなクソ小説がヒットして映画化されるなんて。日本の映画界はどうかしてますよ」
チンコーン
青山「はーい」ガチャ
チノ「こんにちは。遊びに来ました」
青山「あらみなさん、いらっしゃい。どうぞ上がって下さい」ニコニコ
青山「ってかチーズ臭っ!」
チノ「ゴルゴンゾーラチーズです。食べますか?」
青山「いらない!」
青山「突然だったから、大したおもてなしも出来なくてごめんなさい」コト
シャロ「ズズズ」アヘアヘ
千夜「シャロちゃん。紅茶が口から溢れまくってるよ」フキフキ
ココア「このテーブルなんかガタつくなあ」
青山「困りましたね。何か下に挟むものがあるといいんだけど」キョロキョロ
青山「あっ。ここに丁度札束があるわ。小説の印税で腐る程ある札束を挟みましょう」ニヤニヤ
チノ「この部屋ちょっと暑いです」
青山「ちょっと暖房が効き過ぎかかしら。何か汗を拭くもの。・・・・・・困ったわ、札束しかない。これで我慢してくれる?」ニヤニヤ
千夜(露骨すぎる)
ココア(ドアマットの代わりに札束が敷き詰められ、本に挟んであるのも札束。よく見たら部屋のあちこちに札束が)
千夜(フォトフレームに飾られた万札に至ってはもはや意味がわからないわ・・・・・・)
チノ「青山さん。単刀直入に言います」
青山「何かしら?」
チノ「お金下さい。9600万円でいいので」ドンッ!!
ココア(単刀直入すぎんだろ)
千夜(しかもちょっと多めに言いいやがった)
青山「あらまあ・・・・・・」フルフル
青山「勘違いするなクソガキどもが!金は腐る程あるが鐚一文お前らにはやらん!」
ココア「じゃあ何で部屋中にこれみよがしに札束を・・・・・・」
青山「うん!自慢したかっただけ!」
千夜(タチわりぃな)
チノ「そういうことならこちらにも考えがありますよ・・・・・・今からここでウンコを漏らします」ビシ
青山「何ィ!?」
チノ「リゼさんが」
リゼ「私が!?・・・・・・まあそういうことなら、ここで一発ひねり出すのもやぶさかではないな」ドヤァ
リゼ「昨日の記憶は曖昧だから何を食ったのか思い出せん。だがこの大腸のざわめきと胃のもたれ。きっと私は昨日とんでもないものを食ったに違いない」ヌギヌギ
リゼ「これだけは断言できる・・・・・・今から私の肛門から生み出されるブツは今世紀最大の臭さだ!!!よく見ておけ!!!」プリン
青山「もしもし警察ですか?今家に強盗が来てウンコを」
千夜「ですよねー」
チノ「皆さん、逃げますよ!」ダダダ
ココア「リゼちゃんもいつまで踏ん張ってるの!逃げるよ!」ダダダ
リゼ「待ってくれ!もう出し始めちまった!」ブリブリブリ
青山「待てコラァァァァァ!」
青山「・・・・・・ってくっせええええええええええ!」オロロロロロロ
青山「一体何食ったらこんなメガトン級に臭い糞が出るんだよ・・・・・・」ガクン
チノ「ふう。危ないところでしたね」アセアセ
リゼ「ああ。全くヒヤヒヤしたよ。私の脱糞がなければ捕まってた」フキフキ
シャロ「ツクツクボーシ・・・・・・ツクツクボーシ・・・・・・」アヘアヘアヘアヘ
千夜「見て!シャロちゃんがどさくさに紛れてブルーマウンテンの札束をパクってきたみたい!」
ココア「マジか!よくやったぞヤク中!」
チノ「・・・・・・全部で300万ですか。でもこれでも8000万には遠く及びませんね」ガックシ
千夜「もう12時まで5時間しかないよー」
ココア「みんな!諦めるのはまだ早いよ!」
チノ「ココアさん!何か考えがあるって言うんですか?」
ココア「今私たちの手元には300万ある。後はこれを元手に増やせばいいだけだよ!」
リゼ「そんな、こんな短時間でできるわけが・・・・ッハ。まさかココアお前・・・・・・!」
ココア「そう。裏カジノだよ!!!」ドン
チノ「もうそれしかないでしょうね・・・・・・でも勝つ見込みなんて」
ココア「簡単だよ。カードカウンティングすればいんだよ」
※カードカウンティングについて詳しくは 『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』を是非ご覧下さい。
リゼ「でもカードカウンティングって相当頭が良くないとできないんだぞ。ものすごい複雑な計算が必要だ」
ココア「リゼちゃん?私のこと舐めてもらっちゃ困るよ?私こう見えても理数系は得意なんだっ」
チノ「ありましたね。そんな設定・・・・・・」
千夜「でも、もうそれにかけるしかないわ。そうしないとティッピーは・・・・・・」
チノ「そうですね。取り敢えず300万でカジノに入るため全員分のドレスを買いましょう!」
木組みの家と石畳の街。とある地下カジノ――
カツカツ
5人の少女たちのハイヒールの音が胡乱な賭博場に木霊する!
チノ「これを全部チップに変えてもらえるかしら」札束ドサ
「お嬢ちゃんたち、随分若いみたいだけど大丈夫かい?」
リゼ「あら。失礼しちゃう」
千夜「それより、ちゃんと全てのチップを換金できるだけの現金を今のうちに用意しておいた方がよくってよ?」
「言うねえ。ほらチップだ持ってきな。グッドラック」チップジャラジャラ
ココア「さーて、気分が乗ってきたよ!」
リゼ「ここらで一発、音楽行ってみよう!」
BGM:Daydream café
いつもぴょんぴょん可能!。
楽しさ求めて、もうちょっとはじけちゃえ(ぴょんぴょんと)。
一緒なら素敵だーい!。
君に言わせたいから(言いなさい)。
こころぴょんぴょん待ち?。
考えるふりして、もうちょっと近づいちゃえ(ぴょんぴょんと)。
簡単には教えないっ。
こんなに好きなことは(好きだってことは…わわわ!)。
内緒なの。
4時間後
ココア「」
チノ「」
千夜「」
リゼ「」
シャロ「」アヘアヘ
残金:3800円
チノ「あれだけ成功フラグ立てといてこの有様ですか・・・・・・」
千夜「冷静に考えたら勝てるわけなかったのに。なんかもう笑えてきたわ」
リゼ「こうなったらもう土下座するしかないな。よし!今から土下座の練習だ!」
ココア「何でそんなに元気なの?8000万のダイヤ盗んどいて土下座で済むわけがないよ・・・・・・」
シャロ「ナンツッテツッチャッタ。ナンツッテツッチャッタ。ナンツッテツッチャッタ。ナンツッテツッチャッタ」アヘアヘ
ココア「それよりお腹すいたよ。チノちゃん。ゴルゴンゾーラチーズ食べさせて」
チノ「ダメです。もうかなり長時間外に出していたのでカッチカッチで食べられません」
ココア「そんなー」ハラペコ
チノ「もう腹をくくるしかありません。余ったお金でそれっぽいジュラルミンケースを買って中に新聞紙でも詰めて持っていきましょう」
チノ「後は隙を見てティッピーを奪還してトンズラかますしかありません」
午前12時
ブロロロロローキキーッ
リムジンのドア「ガチャ」
カレン「オハヨウゴジャイマース!メス豚ども!約束の物は持ってきたデースか?」
チノ「ダイヤは見つからなかったので、代わりに現ナマで8000万持ってきました」
カレン「まあいいデース。それじゃあそのアタッシュケースをこっちに渡すデース」
ココア「待って!まずティッピーが無事か確認させてよ!」
カレン「わかったデース」パチン
リムジンの窓「ウィーン」
ティッピー「チノ!助けてくれー!」ピョコ
カレン「はいご覧の通りー。因みに車内にはウサギを調理するための設備とシェフが揃っていマース!わかったら早くケースを渡すデース!」
チノ「ぐぬぬ」
カレン「ハリー!ハリー!」
リゼ「待てい!」
千夜「・・・・・・リゼちゃん?」
リゼ「ティッピーを渡した方が身のためだぞ。さもなくば・・・・・・」
リゼ「お前は私の半べそ土下座を見ることになるぜ」
カレン「・・・・・・」
カレン「こいつらスーツケース渡す気ないデスー!者共、引っ捕えるデス!」
黒服「ゾロゾロ」
リゼ「しまった・・・・・・」
ココア「しまったじゃねーよ!このアホ!」
チノ「ヤバイです。囲まれました」
シャロ「パッパッパパンパカパンパンパカパンパンパパパ-ン・・・・・・」
カレン「!?」
ココア「!?」
千夜「!?」
リゼ「何だ!?」
チノ「ヤク中がいきなり歌いだしました・・・・・・」
シャロ「パッパッパパンパカパンパンパカパンパンパパパ-ン・・・・・・」ガバッ
リゼ「自分のパンツの中に手を突っ込んだぞ!?」
シャロ「・・・・・・」
シャロ「パカッ」シャキン
チノ「何かを取り出しました!」
リゼ「あれは私の銃!!」
リゼ「シャロ貸せ!」ガバッ
リゼ(あ。これちょっとヌルヌルする・・・・・・パンツの中に入ってたからか)ネトネト
リゼ「どうだ!これで一気に形勢逆転だ!」
バキューン!
チノ「うっ」ドサッ
リゼ「やべ。暴発した」
ココア「チノちゃああああああああああん!」
チノ「」
夜天に響く銃声!その刹那、チノが見たものとは・・・・・・?
ホワワワーン
「「「「「カンパーイ」」」」」
シャロ「私だけただの牛乳かあ・・・・・・」
チノ「私たちはコーヒー牛乳です。っていうか、これ本当にコーヒー牛乳ですか?」
リゼ「確かに何か普通のコーヒーと違うような・・・・・・」
ココア「瓶入りのコーヒーって珍しいから、これにしたよ」
千夜「大変これ、カルーアよ!お酒だわ」アタフタ
ホワワーン
「「「「「王様だーれだっ!」」」」」
シャロ「わたしれ~す♪」キャッキャ
ココア「も~。シャロちゃんも結局酔っちゃってるじゃーん」
シャロ「酔ってないも~ん♪王様の命令はれったーい♪王様とリゼしぇんぱいはキスしま~す」
リゼ「え~///」
シャロ「んー♪」ブッチュー
リゼ「んーっ///」チュー
イチャイチャ
ココア「チノちゃんが二人に見えゆ~♪しやわせー」モフモフ
チノ「も~。ココアさんったら~」モミモミ
イチャイチャ
千夜「もー。ハブらないでよー。折角だしちょっとお外散歩しにいこ~♪」
ココア「いいね~♪」
ホワワーン
シャロ「見てみて!リゼしぇんぱーい♪」
リゼ「?」
シャロ「おしっこ~///」プシャー
ティッピー(やることが田舎のガキじゃ)
ココア「よーし!みんなでおしっこ飛ばしっこしよ~う♪」プシャー
リゼ「そういうことなら負けないぞ♪」プシャー
千夜「も~リゼちゃんまで~」プッシャー
チノ「wwwwww」プッシャー
ホワワーン
ココア「ここどこだろ~?」
チノ「見てください。明らかに金持ちっぽい家のお屋敷があります♪」
リゼ「中から女の声が聞こえるぞー?」
ギシギシアンアン
シノー イックー
ヨウコー ソコダメナノー
千夜「きっと乱交してるのね♪」
シャロ「金持ちなんてリゼ先輩以外滅びればいいのにー♪」
チノ「お庭にプールがありますよっ!ひと泳ぎしていきましょう♪」
ホワワーン
チノ「いつの間にか金庫室に侵入していました」
ココア「見てー!このダイヤ100カラットぐらいありそう」
千夜「ほんとだー!盗んで売って性転換してチンコを生やしましょう♪」
シャロ「防犯カメラに向かってアヘ顔だぶるぴーす♪」アヘアヘ
リゼ「んほおおおおおおおお」アヘアヘ
ホワワーン
千夜「ここは食料庫みたいね」
ココア「このゴルゴンゾーラチーズティッピーに似てる~♪」
チノ「確かに牛乳拭いたあとの雑巾みたいな匂いも似てますね」クンクン
ティッピー(えっ。コーヒーの匂いがするんじゃなかったの!?)
リゼ「こっちはサメの肉とか生ハムの塊もあるぞ!くさやもある」ムシャムシャ
シャロ「ワインの瓶でボウリングだー!金持ち滅びろ~♪」バリーン
「――ノちゃん」
「チノちゃん!!!」
チノ「ハッ!?」
千夜「目が覚めたのね。よかったわー」
ココア「もー。心配したんだからー」グスグス
リゼ「銃弾が当たったのが硬いゴルゴンゾーラチーズでよかったな。脳震盪で済んだみたいだ」
ココア「『脳震盪で済んだ』じゃねーよ!お前が暴発させたんだろうが!」
カレン「もういいデスか?無くしたダイヤの落とし前どうつける気デースか!」
ココア「そうだった。どうしよう・・・・・・」
チノ「大丈夫です。全部思い出しました」ガバッ
テクテク
チノ「ありました。これです」
ダイヤ「キラーン」
千夜「砕け散ったチーズの欠片の中からダイヤが!」
チノ「ココアさんがダイヤをゴルゴンゾーラチーズに埋め込んでいたんです。ノリで」
リゼ「どおりで気がつかないわけだ」
ココア「ダイヤはずっとチノちゃんの頭の上にあったんだね」
チノ「これを返しますから、ティッピーを返してください」
カレン「ああ・・・・・・ダイヤがチーズ臭くなってマース」オエッ
チノ「それから・・・・・・酔った勢いとは言え色々とすみませんでした」
リゼ「・・・・・・」
千夜「今だよ!いま土下座するんだよ!」ガッ
リゼ「ぶべらっ?!」ドゲザー
カレン「全然OKデース!」
ココア(いいのかよ・・・・・・)
チノ「それとよかったら。これからもあなたたちとぜひ仲良くしたいのですが」
カレン「フフン」ニコッ
チノ「同じレズ同士」
ティッピー(台無しじゃわい)ガビーン
一週間後
ラビットハウスに平和な日常が戻った!
シャロ「で、この写真で私たちと一緒に写ってる女の子達は誰なの?」
ココア「アリスちゃんと、忍ちゃんと、綾ちゃんと、陽子ちゃんと、カレンだよ」
リゼ「私たちの隣の街に住んでるんだぞ」
シャロ「う~。私だけあの夜のことを思い出せないなんて不公平よー!」
千夜「いいじゃない。シャロちゃんはぶっ壊れたゴミみたいな家を建て直して貰えるんだから」
チノ「保険に入っていて良かったですね」
ココア「そんなことより」
ココア「また飲んじゃうー?これ?」
完
以上です。
投稿するのが初めてなのでよくわからないのですが
HTML化をお願いします。
依頼スレがありましたorz
なんだこれ…
面白かった!乙!
乙
ハングオーバーのクロスSSって前にもあったけど、同じ作者?
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