安価で淫魔狩り(17)
↓1「この洞窟の奥に淫魔を統べる『淫魔王』が……」
※登場させるキャラクターはドラクエのようなファンタジー系のものにして下さい!
遊び人
遊び人「お城からここまで道案内ありがとね、おにーさんたち」
兵士a「我々は国王の命令に従っただけだ」
兵士b「しかしお前……本当に『淫魔王』を討伐しに来たんだよな?」
遊び人「そうだけど……なんで?」
兵士b「見たところ武器は持っていないように思えるが……」
兵士a「おまけになんだその服は、無駄に肌を露出させて……本当に戦う気があるのか?」
遊び人「戦えるわよ、失礼ね」
遊び人(ま、本当は退屈な日常にうんざりして何か刺激が欲しかっただけで)
遊び人(討伐なんてどーでもいいんだけどね)
兵士a「ふん、まあいい」
兵士a「今日来ているのはお前だけではないしな」
兵士a「おい!」
↓1「………………」
パーティーは女子で行くのか?てっきり男キャラが(色々と)暴れまくるのかと
商人で
はい、女の子パーティーでいきます!
ちなみに淫魔王も♀の予定です!
商人「はい!」
兵士a「こいつがお前と共に『淫魔王』の討伐に向かう商人だ」
商人「よろしくお願いします!」
遊び人「ふーん、よろしくね」
遊び人「でも商人なんて基本はアイテムの支給しかできないでしょう?」
遊び人「おまけにそんな大きなリュックを背負ってて……」
遊び人「足手まといにならないかしら?」
商人「貴女にそんなこと聞かれるのは心外ですが……」
商人「安心して下さい、このリュックに詰まっているものは回復薬だけではありません」
商人「自分の身くらい自分で守ってみせます」
遊び人「あら、そ」
遊び人「でも本当にこの二人で『淫魔王を』倒しに行くの?」
商人「そうですね……私もメンバーが貴女みたいな人だけでは不安です」
遊び人「あら、言ってくれるじゃない」
遊び人「アナタが襲われてても、私は助けてあげないわよ?」
商人「おや、いいんですかそんなこと言って」
商人「貴女が傷ついても回復薬はあげませんよ?」
遊び人「………………」
商人「………………」
バチバチバチ
兵士a「おいおい、もう仲間割れか?先が思いやられるな……」
兵士b「おい」ボソッ
兵士a「?」
兵士b「しかし実際どうなんだ、遊び人と商人って……」ボソボソ
兵士a「どうって……何がだ?」ボソッ
兵士b「戦力だよ」
兵士b「デカイ声じゃ言えないが……二人ともとても戦えるようには……」
兵士a「あぁ、その点は問題ない」
兵士a
↑ミスです、ごめんなさい!
兵士a「あと二人、今回の討伐に参加することになっているからな」
兵士b「そうなのか?」
兵士a「ああ、そろそろ来るはずだが……」
↓1「…………」ザッ
↓3「…………」ザッ
兵士a「む、どうやら来たようだな」
盗賊
加速
バトルマスター
チョリース侍
バトルマスター「すまん、遅れた」
盗賊「………………」
兵士a「何かあったのか?」
バトルマスター「道中大型の魔物に襲われてな、足止めをくらっちまった」
兵士b「な、大丈夫だったのか?」
バトルマスター「このアタシがここら一帯の魔物に手こずるかよ、なめんな」
バトルマスター「もっとも、魔物にトドメを差したのはアタシじゃなくてソイツだけどな」
盗賊「………………」
兵士b「そうか……」
兵士b(……兵士aの言う通りだな)
兵士b(この二人はさっきの二人と違って、見るからに強そうだ)
バトルマスター「で、アタシらの他にも討伐に向かう奴がいるらしいが……」
兵士a「ああ、そこの二人だ」
遊び人「道具がないと何も出来ない癖に……」
商人「貴女こそいい歳して、未だに仕事もせずにブラブラしてるなんて恥ずかしくないんですか?」
遊び人「アナタみたいなお子様には私の生き様は理解できないわ」
商人「そんなのただの言い訳です、格好つけないで下さい」
遊び人「言わせておけば……」
バトルマスター「…………あの二人か?」
兵士a「あの二人だ」
バトルマスター「おいおい、冗談だろ……」
バトルマスター「おい、そこの二人」
遊び人「ん……だれ?」
商人「もしかして『淫魔王』討伐のパーティーの方ですか?」
バトルマスター「そうだ」
バトルマスター「アタシはバトルマスター、そっちにいるのが盗賊だ」
盗賊「………………」
遊び人「どうも」
商人「よろしくお願いします」
バトルマスター「で……悪いことは言わねぇ……」
バトルマスター「お前らもう帰れ」
遊び人・商人「!?」
バトルマスター「『淫魔王』とやらはアタシらで片付けてくるからよ、お前らはもう帰れ」
商人「そんなこと、納得できません!」
遊び人「そうね、この小娘が足手まといっていうのは同感だけど」
商人「………………」ムッ
遊び人「アナタにとやかく言われる筋合いはないわね」
商人「そうです、私だって目的があって来てるんですし」
バトルマスター「いや、そんなに行きたいなら止めはしねぇけどよ」
バトルマスター「正直どっちも強そうに見えねぇもん」
遊び人「それはアナタに見る目がないだけね」
バトルマスター「なんだと?」
商人「確かに、強そうな武器を持っている人が強いとは限りませんし」
バトルマスター「なんなら誰が強いのか今ここでハッキリさせてやろうか?」ガチャッ
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