渋谷凛「例えばの話だけどさ」 モバP「おう」 (28)


凛「お弁当作ってもらえるとしたらどんなのが良い?」

P「そうだな、海苔弁が良いな。おかずにきんぴらと磯辺揚げ、卵焼きなんかも嬉しい」

凛「えっと……海苔弁、卵焼き、と。ごめん、後は何だっけ」

P「磯辺揚げ」

凛「磯辺揚げね……よし」

P「例えばの話だよな」

凛「うん。プロデューサー、明日はお弁当持って来なくて大丈夫だから」

P「そうか、分かった」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1410679912


凛「例えばの話だけどさ」

P「おう」

凛「飼うとしたら犬と猫、どっちがいい?」

P「犬かなぁ」

凛「へぇ。理由とかはあるの?」

P「猫はみくで間に合ってるからな。撫で飽きてるし」

凛「……ふーん」

P「あれ、凛。もう帰るのか?」

凛「うん。急用が出来ちゃって、寄り道していかないといけないから」

P「早めに帰るようにな」

凛「心配しなくても、手早く済ませるよ」


凛「例えばの話だけどさ」

P「おう」

凛「シンデレラガールに選ばれたら、モテるかな」

P「そりゃもうモテモテだろうな」

凛「プロデューサーも、シンデレラガールは好き?」

P「愛梨ちゃんと蘭子ちゃんの事か? 二人とも可愛いよな」

凛「…………ふーん」

P「凛、どっか行くのか?」

凛「自主トレ。総選挙も近付いて来るし」

P「熱心だな」

凛「時間が無いからね」

例えばだよね


凛「例えばの話だけどさ」

P「おう」

凛「花言葉とかよく知ってたりしたら格好良いよね」

P「あぁ。洒落てる感じがするよな」

凛「うん。……あ、プロデューサー、これ。家で余っちゃったんだ」

P「綺麗だな。赤い薔薇か」

凛「机の上にでも飾っておいて」

P「ありがとう」

凛「ところでプロデューサー、花言葉とか結構知ってる?」

P「いや、さっぱり」

凛「ふーん」

みくにゃんどうなったんや…


凛「例えばの話だけどさ」

P「おう」

凛「私が未央と同じくらいの長さの髪に切ったら、プロデューサーはどう思う?」

P「凛の事だから、きっと似合うだろうな」

凛「……ふーん」

P「でも、俺は今の髪型が凛に凄く似合ってて好きだよ」

凛「…………そう」

P「切るのか?」

凛「例えばの話だよ」

P「そうか」


凛「例えばの話だけどさ」

P「おう」

凛「プロデューサーがプロデュースを仕事にしてなかったら、今頃何してるのかな」

P「うーん……凛はアイドルやってるだろうな」

凛「そうだね」

P「なら、俺はたぶん凛のファンになってると思うぞ」

凛「嬉しい事言ってくれるね」

P「何せ凛のファン第一号は俺だからな」

凛「そうなんだ」

P「何だ、急に手を握って」

凛「別に。ただのファンサービスだよ」

良い返しだ


凛「例えばの話だけどさ」

P「うん」

凛「奈緒も加蓮も、それぞれの進む道を見つけて」

P「うん」

凛「美嘉も……未央も、卯月もっ、いつかは別々の道を、えら、んで」

P「うん」

凛「でも、まだっ、わたしは」

P「最後に相応しい、良いライブだったな。トライアドプリムスは最高のユニットだよ」

凛「うんっ」

P「それにな、みんながどこへ進んだって、俺は最後まで凛のプロデューサーだからな」

凛「うんっ……!」


凛「例えばの話だけどさ」

P「おう」

凛「私がそろそろアイドル引退しようと思ってたら、どうする?」

P「……そう、だな」

凛「うん」

P「…………」

凛「…………」

P「……まぁ俺もいい加減、決心を付けないとな」

凛「……そう」

P「例えばの話だよな?」

凛「…………」

P「……そうか」

凛「うん」

P「ありがとう、凛」

凛「うん」

涙腺が......

健気だなぁ…


P「例えばの話だけどさ」

凛「うん」

P「俺が凛の事を好きで好きで堪らないとするだろ」

凛「うん」

P「実は、ジャケットの内ポケットに指輪が入ってるとする」

凛「うん」

P「それで、緊張で心臓がバクバク言ってて、脚も震えてたりしてな」

凛「うん」

P「今から俺がプロポーズするとしたら、凛はどう思う?」




凛「…………例えばの話じゃ、やだよ」


えんだあああああああああああああああああああああああああああああああああああ

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 「……っていう感じだったら、どうする?」

 「えー……? お母さんが? うっそだー」

 「いやいや、例えばの話さ」

 「まぁ本当だったら、ちょっとかわいいかも」

 「だろう?」

 「というか、娘に惚気ないでよねお父さん」

 「――ねぇ、二人とも。例えばの話だけどさ、今日は夕飯抜きって言ったら、どうする?」

 『はい! 何でも無いです! すみませんでしたっ!』

 「……もう。そろそろ夕ご飯出来るから、その宿題終わらせちゃいなさいね」

 「はーい」

 「あと、あなた。…………後で話があるから」

 「…………はい」

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凛「例えばの話だけどさ、こういう未来があっても良いと思うんだよね」


P「凛、レッスン行くぞ」


凛「うん」

おしまい。

格好良い凛も、イジられる凛ちゃんも、尻尾振りまくりなしぶりんも最高だと思います
例えばの話だけどさ

前作
北条加蓮「正座」 ( 北条加蓮「正座」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409924975/) )
でも特に繋がりは無いよ

楓さんのSSをすらすら書けるだけのジョークセンスが欲しいです

はいかわいい超かわいい
乙です

大変よく出来ました

いい感じだ乙

乙です
nagasaki?

超乙

きゃわわわわわ

禿乙。
このくらいの距離感凄く良い

例えばの話だもんな
保健所に連れていかれたみくにゃんなんかいないもんな

おつ

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