上条さんがパラレルワールドから自分の世界へ帰ろうとするお話。2スレ目。
・上条さんハーレム。
・何でも許せる人向け。
・ごくたまに安価あり。
・気が向いたら更新。
前スレ上条「こんなの知らない」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.m.shitaraba.net/b/i.cgi/internet/14562/1393609390/)
.
サローニャ「前スレのあらすじちゃん!」
サローニャ「えー。時間軸は新訳9巻オティヌスちゃんの無限地獄世界の時」
サローニャ「『船の墓場』で"槍"を持ったオティヌスちゃんと相対した上条ちゃんでしたが、」
サローニャ「気がつくと上条ちゃんは異世界にいました」
サローニャ「そこは"自分の周囲の人のポジションが見知らぬ誰かに変わった世界"。」
サローニャ「そして、どこか、何かがおかしい世界。」
サローニャ「上条ちゃんはそんな世界で暮らしていく事になりました」
.
サローニャ「元の世界から帰るには、『ただ入れ替わっただけじゃない人達』を幸せにしたり」
サローニャ「3年生になった時。指定期日に指定されたクラスにその幸せにした人達を集めなきゃいけなかったりします」
サローニャ「お友だちちゃんもいっぱいできました。」
サローニャ「平和で楽しい日々を過ごす上条ちゃん」
サローニャ「でも、告白されたり美人な担任の先生から迫られたりと大変です」
サローニャ「オティヌスちゃんもまだ何か隠しているみたい。」
.
サローニャ「…上条ちゃんは無事に元の世界へ帰れるのでしょーか。」
サローニャ「……いや、そもそも『帰る』という選択ができるのでしょーか。」
サローニャ「物語はまだ始まったばかり。上条ちゃんの運命やいかに!」
サローニャ「以上、前スレのあらすじちゃんでした!」フリフリ
.
今回はここまで。今スレもよろしければおつきあいください。
立て乙
おや? オティヌス の ようすが……?
立て乙乙
立て乙
立て乙
これからも楽しみですわ
立て乙!!
前スレ貼っとこ
上条「こんなの知らない」
上条「こんなの知らない」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1393609390/)
上条「ただいま」
サローニャ「! おかえりぃー」テテテ
上条「あー…眠い…ゴメン俺ちょっと寝るわ」フワァ
サローニャ「? うん」
サローニャ「あ、でも丁度掛け布団ちゃん干したとこなんだよね」
上条「あーいいよいいよ。なくても寝れそうだし」パスッ
サローニャ「そう?」
上条「……」
サローニャ「…」つファッション雑誌⊂
上条「」スヤァ…
サローニャ(ほんとに早っ!)
.
サローニャ「…」ペラ…
サローニャ「…」
サローニャ「…」ペラ
サローニャ「……」
サローニャ「…」チラッ
上条「ZZZ…」
サローニャ「…」ソーッ…
サローニャ「…」ヨイショ
サローニャ「…」コロン
サローニャ「……」
上条「ZZZ」
サローニャ(…上条ちゃんとは殆ど毎晩一緒に寝てるけど)
上条「スーッ…スー」
サローニャ(こうやって一緒にお昼寝するのはなかったにゃー)
.
サローニャ「……」
上条「ぐー」
サローニャ「…」
サローニャ「…」ンチュ。
上条「スーッ…スーッ…」
サローニャ「……」
サローニャ「///」
.
サローニャ「////」ゴロゴロゴロゴロ
サローニャ(は、恥ずかちぃいいい!!サローニャちゃんってば何勢いでやっちゃったのよ!)
サローニャ(で、でも!だってさ!至近距離で上条ちゃんが目ぇ瞑ってキス待ち姿勢に見える顔つきなんだよ?!)
サローニャ(好きな男の子ちゃんがそんな無防備とか!)
サローニャ(違うの!アレなの!吸い込まれるようにさ?!)
サローニャ(うにゃああああああ!!!///)ゴロゴロゴロゴロ!
サローニャ「////――っ?!」ガンッ!
サローニャ「ぐぉおおお…」プルプルプルプル…
.
サローニャ「…寝よ」コロン
サローニャ「……」
サローニャ「……」
サローニャ「スーッ…スーッ…」
ベルシ(寝つきいいな)
ベルシ(…うむ、ならば夕食のひまわりの種は頬袋の中にありったけ詰め込んでから自室で食すか。)
ベルシ(…サローニャ嬢が私を可愛がってくれる屋主でよかったな)ヒョイヒョイ
ベルシ「…」モゴモゴ
ベルシ(そこまで食べなくてもこの体は維持できるが…やはり食事には嗜好品としての意味も求めたいのが人心というやつだ)
.
ベルシ(おっと、人心ではなくハム心かな?今の私はジャンガリアンハムスターだからな)
ベルシ(しかし、うーむ…)
ベルシ(食後には滑車を回したいのだが……)
ベルシ(…早く起きてくれると嬉しいものだ)
サローニャ「くー…」
上条「すー…」
:
:
:
.
上条「…むお?」フガッ。
上条「ふあ。」
上条「…」ボー…
上条「…」チラッ
時計[20:00]
上条(寝すぎた…)ムニャ
上条(…サローニャも寝ちゃったのか)
上条(今日は俺がメシ作ろっかな…いつも作ってもらってばかりだったし)
.
上条「っしょっ…と」
サローニャ「ん゙ー…」ガシッ!
上条「ちょ、」
サローニャ「やーあー…。どこにも行かないでよー上条ちゃぁん…」ムニャムニャ
上条(寝ぼけてやがる…)
上条「いやほら、俺今からメシ作るからさ」
サローニャ「やーだー!ごはん要らにゃい!だから上条ちゃん行かにゃいでー…?」ムニャムニャ
上条(困ったな…あとで絶対腹減るし…)
上条「ん?」チラッ
ベルシ(お・こ・ま・り・か・ね・?)パ・パ・パ。
上条(……ハムスターにジェスチャーで助け船出されんのって俺くらいだろうなぁ…)
.
ベルシ(野菜炒めとスクランブルエッグ、ごはんと味噌汁で構わないか?)パ・パ・パ。
上条(…OK、頼む)パ・パ・パ。
上条(そしてハムスターにメシ作ってもらうのも世界広しと言えど俺くらいだろうなぁ…)
.
ベルシ「よっ、はっ!」
上条(…ハムスターが自分より遥かにでかいフライパン動かして野菜炒めてる…)
ベルシ「よいしょ」つ卵⊂
ベルシ「っ」コンコン、パシャッ!
上条(…あれ?ひょっとして俺まだユメ見てる?)
ベルシ「…」
ベルシ(味噌汁は赤だしで構わないか?)パ・パ・パ。
上条(ああ、うん。それでいいよ)パ・パ・パ。
.
:
:
ベルシ(できたぞ。食器への盛り付けは任せる)ピョイ
ベルシ「…」ジャバジャバ
ベルシ「……」てちてち…
ベルシ「っしょっ」ガラッ
カシャン。
ベルシ(そろそろ滑車を回したいんだが…)パ・パ・パ。
上条(悪いけどもうちょい我慢して)パ・パ・パ。
サローニャ「すやー」
.
今回はここまで
なにこの人たち可愛すぎるw
みんなかわいすぎてニヤニヤした
すごい可愛い
和むわw
批判じゃなく感想を1つ
なんか消失のキョンみたいだなと思った
上条さんこんななよなよしないしたかが世界改変程度のことで泣くほど追い詰めらるような精神構造してないだろうし、むしろオティヌスっていうはっきりとした原因?がわかってるなら普通に頑張る気がする
まあ結局全部夢を見させられていただけとかいうのでもないだろうし上条さんの性格が変わったのも理由があるんだろうし完結目指して頑張ってください
ベルシさん有能過ぎw
上条(にしてもサローニャって存外甘えん坊だよな)
上条(いつも俺がどこかサローニャに甘えてるからかもしんないけど)
サローニャ「むにゅむにゅ…」
上条(…いつもありがとな)ナデナデ
サローニャ「ん…♪」ニヘ…
.
:
:
:
サローニャ「ふぁ、あ~…」フワァ
サローニャ「うー……」ニャムニャム…
サローニャ「あ。上条ちゃん、おはよ~」ニヘ。
上条「はいはい。もう夜だけどな」
サローニャ「………あ。」
サローニャ「ごめん!ごはんちゃんまだ作ってなかった!お腹すいてるよね?今…」
上条「あー大丈夫大丈夫。簡単なので悪いけどやっといたから」
上条(…ベルシが)
サローニャ「ありょ?ほんと?」
.
上条「ん」
サローニャ「わー…なんか上条ちゃんが作ってくれたごはんちゃんとか久しぶりかも!」
上条(ベルシが作ったって言えないしなー…)
サローニャ「じゃー食べましょーっか!」ニコッ
上条「ああ!」ニコッ
.
サローニャ「んっんっ。」モキュモキュ。モキュモキュ。
上条(…美味いな)モグモグ
サローニャ「おいしー♪」
上条「そりゃよかった」
サローニャ「あ!ねぇねぇ上条ちゃん!」
上条「なんだ?」
サローニャ「その…よかったらさ、今日は上条ちゃんにとことん甘えてもいい?」
上条「へ?お、おう!いいぞ」ニコッ
サローニャ「! へへ…」ヨイショ
上条「?」
サローニャ「上条ちゃんの真隣に座ってみたり!」
上条「大丈夫か?テーブルの向こう側からこっちに一緒に座ると狭くならないか?」
サローニャ「うん。でも今日はこっちがいいかなって」
.
上条「よくわかんねぇなー」モグモグ
サローニャ「いいのっ!サローニャちゃんはこーいうのが幸せなのっ!」
上条「そっか」ハハ
サローニャ「……」
サローニャ「えへ…」ニヘ
ベルシ(ふー…やっと滑車が回せる)
ベルシ(さて…今日は500回イケるか…?!)ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ
.
:
:
:
〓〓風呂場〓〓
サローニャ「~♪」チャポン
上条「…」ワシャワシャ。
上条「…」ザバー
上条「洗わないのか?上条さんはもう頭も体も洗いましたのことよ?」
サローニャ「ん?終わった?じゃあ…」ザバー
サローニャ「次はサローニャちゃんのカラダ洗ってほしーなー?」
上条「はいはい」クス
.
上条「ほーれまずは頭わしゃわしゃー」
サローニャ「あー」
上条「お客さん、痒いとこはございませんかー」
サローニャ「頭頂部が痒いですー!」
上条「ほらよ」カキカキ
サローニャ「あーいいカンジですにゃー…」ホッコリ。
上条「流すぞー」
サローニャ「はーい」
ザバー。
.
サローニャ「んー…上条ちゃんはサローニャちゃんの頭を洗う天才ちゃんですな」
上条「あんま嬉しくねぇなそれ」ハハ
サローニャ「もう!名誉でしょー?ほら次は体洗ってよ!」プクー!
上条「へーへー」
サローニャ「あ、柔らかいスポンジちゃんでお願いね?」
上条「はいはい。」
上条「ほーれ」ゴシゴシ
サローニャ「あんっ♪くすぐったいよぉ!」アハハ!
.
サローニャ「あは、ちょっ…やん♪」
サローニャ「もう!上条ちゃんってば前ばっか洗いすぎぃ!」クスクス
上条「ははは!だってサローニャの反応面白いしさ」
上条「…まあ、上条さんも男ですし?」
サローニャ「やんっ!…もうっ!上条ちゃんのエッチ!」
上条「男は皆エッチなんだよ!!」クワッ!
.
サローニャ「やーあー!やーん!」
上条「ほーれほれほれ!ゲッヘッヘー!」
サローニャ「もー!バカぁ!上条ちゃんのバカぁ!」キャハハハ
\キャッキャッ!/
ベルシ(いいなぁ…)ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ
ベルシ(私にもつがい…もとい、せめて雌がいればな…)ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ
ベルシ(ああ……!ムラムラする!)
ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ!
.
サローニャ「あっ、ちょっ…おっぱい揉むな!暴走するにゃー!?」
上条「はっはっは」
サローニャ「私が胸の周辺弱いの知っててやってるでしょ!?」
上条「はっはっは」
.
上条「そんなの知らない!」
サローニャ「もー…上条ちゃんたら…」
サローニャ「やりすぎ!サローニャちゃんチョップ!」ズビシッ!
上条「なふっ!?」
.
上条「ふー…やっぱ湯船に浸かれるのが風呂だよな」
サローニャ「ねー」
上条「そういやいつもは上条さんを背もたれにする体勢けど今日は違うんだな」
サローニャ「うん。今日は上条ちゃんのお膝に座って正面から抱きつくスタイルちゃんです」
上条「あったかいなー」
サローニャ「あったかいねー」
.
サローニャ「あー…このまま上条ちゃんに抱かれたまま湯船で寝たい…」
上条「それ上条さんも風邪引くコースなんですが」
サローニャ「それもいーんじゃにゃい?」
上条「看病する人間居なかったらヤバイだろ」
サローニャ「でも学校ちゃんもお休みできるし、しばらくは一日ずっと一緒にいれるよ?」
上条「別に日曜とかも一日一緒だろ?」
サローニャ「いつもがいい」
上条「…冬休みとか」
サローニャ「上条ちゃんはいつもほしゅーじゃん」プクゥ
.
上条「まあ今度は頑張るよ」
サローニャ「頼むよー?」
上条「はいはい」
サローニャ「ふー…」
上条「はー…」
カポーン。
.
:
:
ぶおー。
上条「ほら、乾いたぞ」
サローニャ「ありがとちゃん」
サローニャ「はー…」コテン
上条「どした?」
サローニャ「ねー上条ちゃーん。膝枕してー?」
上条「ああいいよ」
サローニャ「わーい上条ちゃんのおひざー」
.
上条「サローニャって俺の膝好きだよな。…膝フェチ?」
サローニャ「うんにゃ。私は上条ちゃんフェチ。」スリスリ
サローニャ「ほら、膝に座ったりするって事はさ、上条ちゃんに物理的精神的に凄く近いわけじゃん」
上条「まあな」
サローニャ「だから好きっていうか」
上条「ふーん…」
上条「……」ナデナデ
サローニャ「ん…」
.
上条「……」
サローニャ「……」
サローニャ「…Буть со мной всегда 」
上条「そういえばさ…ってごめん、今なんて言った?」
サローニャ「……」
サローニャ「んーん なんにも。」モフモフ
.
今回はここまで
乙です! 超甘い!
サローニャかわいい!
乙です
ニヤニヤが止まらない!
因みにあのロシア語?の意味はなんなの?
>>50
ずっとあなたと一緒にいたい
>>50ロシア語。
「Буть со мной всегда .」
(ブーチィ サ ムノイ ブシィグダー)
訳は「ずっと一緒にいてください」
.
サローニャ(上条ちゃんが幸せそうになってから)
サローニャ(こうやって触れあってると時々怖くなる)
サローニャ(私は自分の気持ちを言い表せないくらい上条ちゃんが大好きだけど)
サローニャ(上条ちゃんはいつか、私の前から居なくなるかもしれない)
サローニャ(2年と半年後に上条ちゃんが『帰る』事を選択したり)
サローニャ(私以外の誰かを選んだり、)
サローニャ(…あるいは、………)
.
サローニャ(『居なくならないでよ』)
サローニャ(『ずっと一緒にいようよ』)
サローニャ(『私の事を一番好きでいて』)
サローニャ(……でも、きっと。私の気持ち全部を伝えたら…上条ちゃんは)
サローニャ(…だから、この想いは上条ちゃんには届かなくていい)
サローニャ(でも、"伝える"事だけはしたいから)
サローニャ(一個だけ。上条ちゃんにはわからないロシア語で。)
サローニャ(『ずっと一緒にいてください』)
.
サローニャ「…」ヨイショ
上条「もういいのか?」
サローニャ「んー、次はしばらく抱きしめてほしいにゃー」
上条「そういえば抱きつくのも好きだよなサローニャって」
サローニャ「やっぱ一番ダイレクトに存在を感じられるからねぇ」
サローニャ「あっ、でもでもっ?今日は上条ちゃんからサローニャちゃんを抱いて?」
上条「いいぞ」
サローニャ「そんで、耳元で」
サローニャ「Я тебя люблю(ヤー ティビャー リュブリュー)って言って?」
上条「ヤー…え?ごめんなんだって?」
サローニャ「ヤー ティビャー リュブリュー。ロシア語で『愛してる!』って意味っ!」ニコッ
.
上条「ちょっと恥ずかしいんだけど…」テレ
サローニャ「じゃー、кроме тебя мне никто не нуженでもいいよ?」
上条「…それはどんな意味なんだ?」
サローニャ「クローミェ、ティビャー、ムゥニェ、ニクトー、二ヌージェン」
サローニャ「意味は『あなた以外何もいらない』」
上条「はは、サローニャは俺から告白されたいのか?」
サローニャ「うんっ」
上条「あー、うん。じゃあ…」ダキ
サローニャ「はう…////」
上条「Я тебя люблю.(愛してる!)」
サローニャ「~~~~っ/////」プルプル
.
上条「これでいい?幸せそうな顔してるけど」チラ
サローニャ「…うん。ちあわせでひゅ。はい///」ニヘー
.
:
:
:
上条「いってきまーす」ガチャ
垣根「………」
上条「はよ。…? なんだよ、出迎え?」
垣根「なあ、上条」
上条「何?」
垣根「お前さぁ、昨日お前んちのベランダの窓開けっぱなしだったろ」
上条「え?さあ…」
垣根「いやな?昨日のお前とサローニャのやり取りがな?」
上条「うわ、マジで?うるさくしてゴメン!」
垣根「いや別にいい。ただな、俺が言いたいのはだな、」
.
垣根「テメェ羨ましいんだよコノヤロぉぉおおお!!!」ガシッ
上条「おい服ひっぱるなよやぶけちゃうだろ!」
垣根「むしろ破けちまえ!つーか死ね!」
垣根「俺は心理定規とあーんないちゃらぶなんてできねーっつーのによぉぉおおお!!」ガックンガックンガックン!
上条「いやそんなの知らないし」ガクガクガクガク
垣根「あぁああぁああ!!ムカつくゥうううう!!!」キョヘー!
.
:
:
上条「にしても。やっぱ垣根と心理定規は付き合ってたんだな」
垣根「…」
上条「いやなんとなくそーじゃねぇかなって前から皆で話してたけどさ」
上条「水くさいですの事よー?」
垣根「…ねーよ」
上条「?」
垣根「付き合ってねーっつってんだろ!畜生ぉお!」
上条「あ、そうなのか?俺はてっきり」
垣根「うがぁああ!コイツ殺してぇぇえええええ!!!」あ゙ー!
.
上条「あれ?でもお前義弟が好きなんじゃ?」
垣根「え?何お前俺がゲイだと思ってたの?」
上条「……まあ」
垣根「あもうコイツちょっとホントぶっ殺しちゃおっかな~カッキーホントキレちゃおっかな~~もう」
.
上条「いや違うよ?こう…ゲイって思ってたっていうかバイかな?心理定規とも~みたいな」
上条「いやなんか茶化したいわけじゃなくてギャグにしたいわけじゃなくてさ」
上条「ほら垣根ってなんかそれっぽいなって」
垣根「お前ホントっ…ちょっとお前さぁ、お前ん中での俺の評価ひどくね?」
上条(まあその、お前が"土御門元春"のポジションだから…って理由が一番あるんだけどな)
:
:
:
垣根「心理定規とは友達だ」
上条「へー」
垣根「朝一緒に園芸部の草木に水やりに行くんだけどな」
上条「ああ、だから朝に心理定規と。…って垣根お前、園芸部なのか?!」
垣根「…籍だけな。アイツに近づけるかと思って……」
上条「そっか…」
上条「ストーカーは止めろよ!病理先生の『ストローク』の話を思い出せよ垣根!」ポン!
垣根「殺すわ」バサァッ
.
垣根「マターウイング!ダークトルネード!!」バサァッ!!!
上条「技名ダッサァッ?!」
垣根「テメェ?!」
上条「そのセンスの無さをブチ殺…あ、ダメだこれはちょっとゲンコロ出来ない」
垣根「俺お前嫌い」
.
査楽「おはようですね」ヒュンッ!
垣根「おぅわっ?!」ビクッ!
査楽「おや、また垣根が暴れてるんですかね?」
上条「まあな」
査楽「暴れたらダメですよね?あなたの能力は特に力が強いんですから」
垣根「…チッ」
査楽「ほら、バナナあげますからね?大人しくしてくださいね」ニコッ つバナナ
垣根「テメェら俺を何だと」
.
ヴェント「おはよ」
上条査楽「「おはよ(うですね)」」
ヴェント「あら?今日はトール居ないのね」
査楽「あれ、そういやそうですね」
垣根「いつもんとこに来なかったし…何やってんだ?」
ヴェント「垣根…あんたまたなんかしたの?」ジト
垣根「ああああ!!!どいつもコイツもよぉぉおおお!!?」
.
垣根「なんでだよ!俺も知らねぇって雰囲気出してただろうが!」プンスコ!=3
ヴェント「だってあんたってそんなカンジじゃない」
垣根「ホワッーット?!」
上条「はー…にしてもやっぱり」
上条査楽ヴェント「「「垣根弄り楽しいわー」」」
垣根「テメェら死ね!」
.
トール「うーす」タタタタ
上条「よー…ん?」
一方「…」スタスタ
上条「あれ?一方通行もか?珍しいな…っていうかお前中学はどうしたんだよ」
一方「やめてきた」
上条「は?!」
.
今回はここまで。
ウート「こっちとかあっちとかばっか書いてるけど」
ウート「叶え屋も今書いてるんで!ちゃんと書く気あるんで!」
.
乙
垣根…いい友達を持ったな…ウッ!
大本命の叶え屋スレも待ちわびてますぜ
誰か上サロの支援絵とか描いてくれないかな。保守
上条「やめてきたって、お前これからどうすんだよ?」
上条「そもそも何があって…」
一方「…さァな」
トール「あ、遅れて悪かったな。朝にフラフラ歩いてるアクセラちゃん見てさ」
トール「ちょっと話聞いてたんだ」
ヴェント「それはいいけど…どーするワケ?まさか連れてくの?」
査楽「話を聞きたくとも私達は学校ですしね…」
一方「チッ、別にそこまで迷惑かける気はねェよ」
一方「オマエらが学校終わるまでワクドナルドででも時間潰してる」
一方「上条と」ガシッ
上条「えっ」
.
上条「いや…あの、上条さんも学校行きたいんですが」
一方「オマエにしか話せねェンだよ…ダメかァ?」ウルウル
上条(正直めんどい)
上条「いやほら、上条さんも予定というのがですね」
一方「ダメかァ?」
上条「あー……わかったよ!わかりました!今日はサボる!」
一方「!」パァッ…!
垣根「おーし、病理先生にはしっかり言っといてやるからな!安心して明日は死ね!」ヒャーハハハ!
トール「はーあ…だからお前は童貞なんだよ。自覚、あるかー?」
垣根「あ゙ぁ゙?!ンだとゴルァッ!」
.
〓〓ワック〓〓
一方「ビックワックのLセット。飲み物はコーヒーで」キリッ
上条(慣れてる?!)
店員「申し訳ございませんお客様、朝のこの時間帯ではビックワックはご用意出来ません」
一方「えェっ?!」ガビーン!
上条「ああ…朝のワックってマフィンとかしかないもんな…」
一方「こンなクソシステムなくなればいいのに…」
店員「ほ、他にご注文はございますか?」
一方「……ビックワック」
店員「いえ、あの」
一方「ビックワックのLセット!コーヒーって言ってンだろォ!」
上条「あ、一方通行…だから無いんだって」
一方「俺はビックワックが食べたいンだよォオオ!!!」
.
:
:
上条「ほら、ソーセージマフィンも美味いだろ?」
一方「腹にたまらねェンだよ、マフィンはよ…」ズーン
一方「ラインナップはしょっぼいし、ポテトはハッシュドポテトになっちまうし…」
一方「朝マック嫌い」グス
上条(俺、朝から学校行かずに何してんだろ…)モグモグ
.
一方「なァ、オマエもそォ思うだろ!」ガタッ!
上条「はあ……。あー、あのさぁ?」
上条「上条さんがここに呼ばれたのって、ワック談義するためか?」
一方「あ」
上条「違うだろ?俺に聞いてほしい事があるんじゃないのか?」
一方「そォだったな…悪い」
上条「いいよ。それで?」
一方「昨日新しいコーヒーの粉買ったンだけどよ、」
上条「ねぇ俺帰っていいかな!?」
.
上条「俺に学校辞めた理由とか、悩んでいる事話したかったんじゃないのか?なあ?」
一方「あァ、そォだった…すっかり忘れてた」テヘ☆
上条「そんな忘れちまうくらいの理由だったら今じゃなくてよかったよな!?」
一方「いや…実は、ずっと悩ンでて」
上条「そのわりには……まあいいや」
一方「前々から学校生活が辛かったンだよ」
上条「……」
.
一方「俺がいるクラスってのは"特別クラス"」
一方「あまりにも優秀なために、他生徒と同じ学習プランを組めねェのさ」
上条(こいつが…?)ゴクリ
一方「程度低い授業内容なンて受けさせるより、もっとレベルの高い授業を受けさせた方が遥かに効率いいしな」
一方「レベル高い勉強が出来るってのは良い事だし、感謝してる。でもよォ…」
上条「……」
一方「その"特別クラス"、生徒が俺しかいねェンだよ」ガクゥッ…
上条「…マジで?」ゴクリ
.
一方「俺がどンだけ孤独に耐えてたと思ってやがる」
一方「外からは楽しげな声や先生からの怒号、生徒達の授業の声…」
一方「俺はいつも耳で聞くだけだ」
一方「…寂しくて寂しくて仕方ねェンだよ!」
上条「……確かに、辛いだろうな」
一方「皆が恋だの部活だの趣味や友達との遊びと青春してる中、」
一方「俺は一人で数式を覚え、本当に役にたつかもわからねェ知識ばかり詰め込ンで」
一方「…だから、辞めた。」
一方「こンなとこじゃ楽しくねェ」
一方「ここじゃ俺の青春は闇で終わる」
一方「俺だって皆と青春してェンだよ!」
上条「……」
.
一方「―――――で、お前の高校に編入する事にした」
上条「あ、やっぱり?うん。なんかそんな気はしてたよ上条さんもさ」
.
一方「でもよ、編入のしかたはよくわからねェから、まだ先生に『俺学校辞めるわ』って言ってきただけなンだ」
上条「ねぇ、お前って本当に頭いいの?違うよね?嘘ついてるよね?」
.
上条「そりゃ普通なら『辞めようとは思ってるけどまだ辞めてない』段階だって思うさ」
上条「でもたぶん違うよね?お前のその顔見るに絶対さ、」
一方「? よくわからねェがこれで今の学校は辞めれたンだろ?あとはお前の学校に」
上条「やっぱりな!やっぱりだよやっぱりでした!」
上条「違うと思いたかったけどさ!お前本当に先生に"言っただけ"ですでに辞めた気になってるのかよ!」
一方「え?なンかダメか?」
上条「そんなんでやめれるわけねーだろ!!ばかぁ!」
.
一方「え、じゃあ編入するの手伝ってくれねェか?」
上条「なんで俺がそこまで…」
一方「俺らは友達じゃねェか」
上条「いやそうだけどさぁ…」
一方「頼む。俺にはオマエしかいねェンだよ」ペコ
上条「…はー……」
上条「わかった、手伝うよ」ハァ
一方「! 悪いな」
一方「今度何か奢るから」
上条「はいはい。期待してるからな」
.
今回はここまで
乙
前スレ見れないんだけど
追いついたわ
>>85あー過去ログいったみたい。スレタイの
上条「こんなの知らない」
で検索してください。今後前スレ貼る時どうするべきか…
〓〓常盤台中〓〓
一方「うし、行くぞ」カツッカツッ
上条「へーい」
警備員「あ、ちょっとそこのツンツン頭くん」
上条「へ?」
警備員「君、許可証は?」
上条「」
一方「あ、そォいやこのままだと入れねェわ」
上条「おまえ」
一方「顔パスでなンとか…」
警備員「ダメに決まっています」
一方「俺は第一位だぞ!」プンスコ!
警備員「いや関係ないですから」
.
一方「実験協力者なンだよ!非公式の!」
警備員「じゃあ公式にしてもらえませんか」
一方「いいだろォが!もう!」
警備員「いえそういうわけには」
一方「チッ、しょォがねェな」カチ
一方「ちょっとこの杖を見てもらえますかァ」
警備員「?」
一方「」ヒュン!
ガシ。
上条「へ?」
.
一方「敷地内へベクトル遠投」ブンッ
上条「ああ?!―――ぁぁあああああああぁぁぁぁぁ――――!!?」
キラン☆
一方「」ヒュン
一方「どォだ、かっこいいデザインだろ」
警備員「は、はぁ」
警備員「あれ、お連れ様は?」
一方「出直すってよ」
.
上条「―――ぁぁあああああああぁぁぁぁぁ――――!!?」
ぼふんっ…!
上条「…つつ、ん?ここは…?テラス?なんでマットが敷いて」
「…?」
上条(やべっ!見つかった!)
「あら、上条クン♪」パァッ…!
上条「へ?(知り合い?)」
.
「ひょっとして…私に会いに来てくれたのかしらあ?///」
上条「え、いやですね」シドロモドロ
「? どうかしたのお?」
上条「あー…と、」
「…やだ、私を忘れたの?」ムスッ
上条「いや、そうじゃない!ただちょっと記憶を失ったというか…!」
「…記憶を?」ジト
.
「ふむむ…?」ジー
上条「えーと、顔近くない?」
「ちょっと失礼。記憶を読ませてもらうわ」ペタ
上条「え」
「………………」
「……なるほど」
上条「読心系の能力者なのか?」
「ええそうよ。…もっとも、読心だけじゃないけど」
.
「改めて自己紹介しておくわあ☆」
「私、蜜蟻愛愉(みつあり あゆ)と申します」
上条「え、ああ…どうも…」ペコ
蜜蟻「能力は"心理穿孔"《メンタル・スティンガー》。一言で言えば、精神系能力の十徳ナイフ」
蜜蟻「"常盤台の女王蟻"なんて呼ばれているわあ」ニコッ
蜜蟻「よろしくう☆」ニコッ
.
愛愉ちゃんキター!
※蜜蟻愛愉(みつあり あゆ)
新約11巻で登場した娘。見た目はみさきちの最初期設定画ラフに出てきた娘。
ロング髪を全体的に綿菓子みたいなふわっとさせた感じの髪型で、チョコ色。
みさきち曰く「胸は勝ったけど足は負けてる」
能力内容はみさきちと同じで精神系能力なら何でも扱える。
みさきちはリモコンだが彼女はスマフォで能力を行使。
Levelは3にも関わらずLevel5のみさきちとほぼ同程度のスペックを発揮。
色んな意味で『食蜂操祈になれなかった少女』。
.
上条「おうよろしく!」テギュ
蜜蟻「ふふ♪」テギュ
蜜蟻「ところで…何故一方通行クン専用移動用マットに?」
上条「あいつそんなショートカット形成してんのかよ…」
蜜蟻「彼は変人さも第一位だしねえ☆」フフフ
上条「言えてる」ハハ
蜜蟻「…にしても。」
上条「?」
蜜蟻「ホントなのお?"前の世界から来て入れ替わった"なんて」
上条「…ああ。本当だ」
.
蜜蟻「能力で見たからあなたの中では本当なんだろうってのはわかるんだけど…」
上条「う…俺が洗脳されてるとか?」
蜜蟻「右手で頭は触った?」
上条「ああ」
蜜蟻「そう…」
蜜蟻「それじゃ、私との出会いも…」シュン
上条「ああ。ごめんな」
蜜蟻「……」
蜜蟻(…私との記憶。いつか絶対取り戻すわあ)
蜜蟻(誰かに弄られた、何かされたのは間違いない)
蜜蟻(いくら何でも魔術だとか世界創造ってのは、…ねえ?)
蜜蟻(能力ではない。なら…機械の方、かしらねえ?)
.
上条「……」
上条(なんだろうな)
上条(この娘、誰かと"入れ替わってる"気がする)
上条(勘って言うより確信に近い感じだ)
上条(誰だったかはわからないけど…会った事がある、誰か)
上条(…思い出せないけど、間違いない)
上条(この娘も"条件"の一人か)
蜜蟻「なあに?そんなに見つめてえ☆」
上条「何にもー」シレッ
食蜂→蜜蟻NEW!
.
蜜蟻「まだ一方通行クンが来るまで時間かかるかもしれないし…しばらくお茶でもどう?」ニコッ
上条「ああ、いいよ。…あ、そうだ」
上条「常盤台中学の辞め方ってどうすればいいか聞いてもいいか?」
蜜蟻「え?…ああ、一方通行クンの件ねえ?」
蜜蟻「そうねえ。教師と理事長に話して、規定書類を揃えて提出」
蜜蟻「あとは寮の私物を引き払って終了ってとこ」
蜜蟻「あとは転校先の編入試験とかだけど…まあ彼はあんなに残念でも第一位だし」
蜜蟻「考えるべきはこちら側の手続きとあちら側への手続きね」
上条「そっか…理事長とかの許可はいるのか?」
蜜蟻「許可、というか…引き止めね」
蜜蟻「どういう説得されるかはわからないわ」
上条「そっか…」
.
蜜蟻「それにしても…安心したわ」
上条「?」
蜜蟻「上条クンと最後に会った時、随分辛そうだったから」
上条「…辛そう?」
蜜蟻「そう。随分思いつめてて」
蜜蟻「『このままどこか遠いとこに行ったっきりになるんじゃないか』」
蜜蟻「そう思わせる感じだったもの」
上条「…………」
蜜蟻「そういう意味ではあなたが入れ替わってくれた事は本当によかったわ」
上条「……」
.
.
上条(…ちょくちょく聞く、"前の上条当麻")
上条(随分暗い奴だったってイメージだけど…そんなに?)
上条(そんな酷い人間関係なんて一つもなかったのに…何があったんだ?)
上条「なあ、ちょっと聞きたいんだけど」
蜜蟻「あら、なあに?」
.
上条「前の俺と君の馴れ初め?とか、前の俺がどんな奴だったとかを教えてくれないか?」
蜜蟻「ん?んー……」
蜜蟻「…まいっか。いいわ、教えてあげる」
蜜蟻「あのね、彼と私の出会いはね――――」
――――――――
―――――――――――
―――――――――――――――――
.
今回はここまで。
オフゥ、
何という寸止め
みつきちになったんか?
蜜蟻(小6)「………」
蜜蟻「体に鎖と重りをつけて。」
蜜蟻「レンガも抱いて、遅効性睡眠薬も飲んだ」
蜜蟻「さよならするの。…もうヤになっちゃったから」
蜜蟻「…」ピョン
ドポン。
.
蜜蟻「ゴボッ……ゴボ…ッ!」
蜜蟻(息が出来ないって、こんなに辛いの?!苦し、)
蜜蟻(あ…でも薬が効いて、き…)
蜜蟻「」
.
蜜蟻「……?」パチクリ
蜜蟻「生きて、る…?」
.
上条「」コヒュー、コヒュー…
蜜蟻「」
蜜蟻「あなた…ひょっとして、私を引き上げて…?」
上条「」コヒュ、
上条「」
蜜蟻「い、医者ァアアアアア!!!」
.
私が初めて見た彼は真っ青な顔、びしょ濡れの服、虫の息姿でした。
――――――――
―――――――――――
―――――――――――――――
上条「待てよ、『上条当麻』はどうやってお前を引き上げたんだ?」
上条「飛び込んだ時に咄嗟に鎖を掴んだにしろ水に沈んでからにしろ、」
上条「人一人を水から引き上げるなんて…」
蜜蟻「さあ?詳しくは聞いた事なかったしい?」
蜜蟻「ただ…」
上条「ただ?」
蜜蟻「『"てこの原理"で頑張ったらいけた』って言ってたわあ☆」
上条「なるほど…てこの原理なら仕方ないな」
.
――――――――
―――――――――――
――――――――――――――
上条「」
蜜蟻「先生!この人は助かるんですか!?」
オリアナ「そうね…溺れただけじゃなくてちょっと衰弱してるから回復には時間がかかるけど」
オリアナ「助かるわよ。あなたがすぐに救急を呼んでくれたおかげね」クス
蜜蟻「よかった…」ホッ
オリアナ「ところで。」
蜜蟻「?」
オリアナ「お姉さんとしては自殺未遂の痕跡が多々みられるあなたも気になるわ?」
蜜蟻「う。」メソラシ
オリアナ「お姉さんが話聞いてあげるから部屋にいらっしゃいな」
蜜蟻「…はい」
.
―――――
―――――――
―――――――――――
上条「――えっと、その…未遂してた理由って…?」
蜜蟻「ああ、今思えば他愛ない理由なんだけれど」
蜜蟻「私ね、Level5候補だったのよ」
蜜蟻「だからそれに付随する悩みが沢山あって」
蜜蟻「嫉妬されたりとか…人と違う勉強、求められる結果、キツいカリキュラム…」
蜜蟻「満足に遊ぶ事も出来なかったし…友達とも離れがちになった」
蜜蟻「それが嫌になっちゃったのよ」クス
.
蜜蟻「それからね―――」
―――――
――――――――
―――――――――――
蜜蟻「その…助けてくれてありがとう」
上条「………うん」
蜜蟻「…でも、余計なお世話だったわ!」
上条「」ビクッ
蜜蟻「私、死にたかったのよ!?何で助けたのよ!」
上条「だ、だってぇ…」オドオド
蜜蟻「何?!」キッ
上条「な、な何でもない…」メソラシ
.
蜜蟻「…」
上条「あわわわ……」オドオド
蜜蟻「…本当に何であなたは私を助けたのよ」
上条「えと…」
蜜蟻「……」
上条「…その、」
蜜蟻「……」イラッ
上条「何て言うか…」
蜜蟻「…」イライラ
上条「…君を悲しい気持ちのまま死なせたくなくて」
蜜蟻「……」
.
蜜蟻「はあ?」
上条「え、えと…」
蜜蟻「キモい」
上条「ごめんなさい…」
蜜蟻「…もういい。じゃあね」
上条「あうう…」
.
―――――
――――――――
―――――――――――
上条「………」
蜜蟻「………」
上条「酷くね?」
蜜蟻「幼さ故の過ちと思ってくれると嬉しいわあ」
上条「…つーかよくそれから今日の出会い頭の態度になったなぁ」
蜜蟻「まあ、ね」
――――――
―――――――――
――――――――――――――
.
~後日~
蜜蟻「はあ…もうイヤ…」スタスタ
蜜蟻「死にたい…本当死にたい…」
蜜蟻「あのツンツン頭…何であの時死なせてくれなかったのよお…」
<オラァ!ダセヤクラァ!
蜜蟻「……ん?」チラッ
.
スキルアウトS.H「おらぁ!150円出せや!」壁ドン!
上条「ひぃ」
スキルアウトH.H「遊戯●カード1パック買うんだよ!150円出せやぁ!」
上条「ひぃいい!」
蜜蟻(カツアゲ内容しょうもなっ?!金額も買う物も可愛いよ!?)
スキルアウトS.H「お小遣いが足りねーんだよ!」
スキルアウトH.H「ママが『今月はこれだけ!』分以上くれねぇんだよ!」
蜜蟻(小学生かあんたら!?)ガーン!
.
上条「だ、誰かぁ~」
蜜蟻(はぁ…)
蜜蟻(……まあ、一応は命助けてくれたんだしい?助けてあげるか…)
蜜蟻「ねぇ」
スキルアウトS.H「あぁ?」
蜜蟻「『今すぐ全裸になって大通りを阿波おどりしてきなさい』」ピッ
スキルアウトS.H「カシコ、カシコマリマシタカシコ!」ヌギヌギ…ダッ!
スキルアウトH.H「浜面?!浜面ァア!?」
蜜蟻「『あなたもよ』」ピッ
スキルアウトH.H「今日ハゼンラマツリジャァイ!」ヌギヌギ…ダッ!
蜜蟻「…ふぅ」
上条「」
.
上条「う、ああ…!」ガタガタガタガタ
蜜蟻「そんな怯えないで。助けに来たのよ」
上条「うそだ…!うそだうそだうそだ!」ガタガタ
上条「きっとまた裏切られるんだ…またおれを捨てるんだ…!」ガタガタ
蜜蟻「ちょっと、」
上条「どうせおれは疫病神で……」ガタガタ
蜜蟻「ねぇ」
上条「もういいだろ!おれみたいなのなんか死ねばいいんだろ!」
蜜蟻「落ち着いてちょうだい」ズビシッ!
上条「あふんっ」バタッ
.
~スタバ~
蜜蟻「…落ち着いた?」
上条「はい…」
蜜蟻「で?」
上条「?」
蜜蟻「さっきのアレはなんなのかしらあ?」
蜜蟻「また裏切られるとか、疫病神とか」
上条「……」メソラシ
蜜蟻「私の能力は精神系統全てを扱える心理穿孔」
蜜蟻「その気になれば全部見れるのよ?」
上条「……」
上条「昔、」
.
一方「よォ、待たせたな」ゼェゼェ
蜜蟻「あら一方通行クン」
上条「おう」フリフリ
一方「…俺もちょっとコーヒー買ってくる」
蜜蟻「そう。それでね――」
一方「あ、コーヒー買って来たら俺の件頼む」
上条「え、あ、ああ…」
蜜蟻「チッ」
一方「ちょっと待ってろよォ」カツッカツッ
蜜蟻「…私。一方通行クンは苦手だわあ」ハフゥ
.
上条「悪い奴じゃないんだけどな…ちょっとマイペースってーか」
蜜蟻「そうよねえ。あ、これ私の番号よお」つ
上条「え?」
蜜蟻「携帯。中身全消えしてて私のアドレス入ってなかったんじゃない?」クスクス
上条「ああ…なるほど。ありがとう」
蜜蟻「…いっそ私もあなたの高校に編入しちゃおうかしら」ボソ
上条「? なんか言ったか?」
蜜蟻「ううん?なーんにもっ♪」クスクス
一方「お待たァ」カツッカツッ
.
蜜蟻「それじゃ。私はこの後授業あるから」
蜜蟻「ふふ…またね?上条クン」フリフリ
上条「おー」フリフリ
一方「またな」フリフリ
蜜蟻「…ええ」フリフリ
上条「さて、まずは先生探さなきゃな」
一方「おォ」
.
上条「にしても…中々に広いよなー常盤台中って」
一方「まァ、学生全員が高Level能力者となるとカリキュラム的にも色々と入り用だからな」カツッカツッ
一方「良い才能(かじつ)を育てたければいい肥料をってのは当たり前だ」カツッカツッ
一方「自然、デカくていい施設が立ち並ぶ」
上条「まーなー」
一方「ところで俺達って具体的には今どこに向かってンだ?」
上条「お前ぇええ?!」
.
上条「お前、お前の先生のとこに向かってたんじゃないのかよ?!」ウガー!
一方「いや?なンかオマエが俺より早く歩いて行くから『俺より居そうな場所知ってンのかなァ?』って」
上条「ばーか!ばーかばーか!」
一方「オマっ、俺この街で一番頭いいンだぞ!?」
上条「うるせー!ぜーったいお前より俺の方が頭いいわ!」
一方「えェー?そォかなァ?」
.
研究者「……」スタスタ
一方「あ、いた」
上条「え?あの顔に刺青入れたその筋っぽい人?」
一方「おォ。俺の寮の寮監でもあるンだ」
上条「こ~~え~~」
一方「おォい。木ィイイイ原くゥゥゥゥゥゥン!」フリフリ
木原(数多)「……あ゙あ゙?」ギロッ
上条(こ~~え~~)
.
上条「……ん?"木原"?」
木原「あぁ?見ねぇ顔を連れてんじゃねぇか、一方通行」
一方「おォ。俺の為に来てくれたンだよ」
木原「ほぉー?そりゃよかったなークソガキ。
お前みたいなポンコツ天才にも友達が居たって事に俺ァ驚きを隠せねぇよ」
上条(ひっでー…病理先生と違って口悪いなぁ)
一方「木原くンは口は悪いがいい奴なンだ」
上条(いい奴要素が皆無なんですがそれは)
.
上条「あの…ひょっとしてなんですが」
木原「あ゙?」
上条「あなたは木原病理さんの一族ですか?」
木原「…はーん?」ジロジロ
上条「?」
木原「なるほどなるほど…テメェが病理の"お気に入り"か」
上条「」
木原「ははっ、ギャハハハハハハハハ!テメェもご愁傷様だなぁおい!」
木原「アレに好かれるとか、俺なら全力で消し炭を狙うけどな?!」
上条「」
.
木原「いやぁ、そっかそっか…アイツもやっと加群の野郎の代わり、いや新しい存在を見つけたってワケだ」
上条「…?」
木原「いやぁ、アイツはもうババアだけどよぉ?カラダだけは中々だし、まだ穴は使えるはずだ」
上条「」
木原「大事に使えよ?」ポン
一方「訳すと、『やっとアイツも加群の事を吹っ切って大事な人を見つけたか…アレは中々クセがある女だが見た目はいい。俺の可愛い妹の病理をよろしく』」
一方「らしい」
上条「口悪過ぎだろ!!?」
.
木原「チッ…余計な口叩くんじゃねぇよクソガキ」
木原「実験動物ごときが俺(にんげん)様の言葉喋ってんじゃねぇよ」
一方「『ちょ、やーめーろーよー!俺の言葉訳すなよ!恥ずかしいだろ!』」
一方「って言ってる」
上条「ねぇホントに?!ホントにそう言ってんのこの人!?」
木原「うるせぇな…このクソガキは基本バカだから嘘はつけねぇんだよ。ダチのクセにンな事もわかんねぇのか?」
上条「ホントだ――――!?ホントに言ってたー?!」
.
木原「で、なんでコイツ連れて来やがったんだテメェは」
一方「ン?ああ…」
一方「俺この学校辞めるからその手伝いをな、」
木原「」
木原「テメェ…マジで言ってやがんのか」
一方「あァ。俺はコイツと同じ学校で楽しくやる」
木原「……」
木原「よし、今すぐそのウニ頭ブチ殺して病理んとこに直送するわ」ガチャコン
一方「『よし、今すぐそのウニ頭の手足もいで病理んとこに直送するわ』」
一方「だってよ」
上条「う、うわぁあああ?!」
.
今回はここまで
乙
蜜蟻ちゃん可愛い…小6の破壊力ヤバイな…
っつーかこのSSの木原一族おもしろすぎるわww
病理さん→道徳の先生
加群さん→とっとこハム太郎
木原くン→通訳が必要
もうなんなのこいつら…俺も家族の一員になりたい…(錯乱)
サローニャがメインヒロインになってるSSなんてほかにはまず無いぞ。
向こうのSSでもそうだが、この作者は原作で死んだり出番がなくなってフェードアウトしたりしたキャラが
生き生きしてるな。
今思ったんだが、
「この世界で上条当麻の周囲の立ち位置が入れ替わった人間達15名が全員最高に幸せになった状態」が意味するものは、
「原作で再び出番が与えられた状態」なんじゃね?
>>134気をしっかりもつんだ!えらいことになるぞ!
>>135それつまり原作終わるまでこのSS続けて、しかも終わるまでに1キャラでも再登場しなかったらゲームオーバーということに…
ちなみにですが一応シブにサローニャメインヒロインのSSがあった気が。
確かサローニャがフレンダって名乗ってて、シギンと戦ってた……みたいな感じのやつ。
木原「ヒャハハハハ!!?そーんなに怯えた面すんなよ…?」
上条「いやいや!だってロケラン構えられたらそりゃビビるわ!」
一方「あー上条」
上条「なんだよ!?」
一方「マジで逃げた方がいいぞ」
上条「へ?」
木原「だってよー?そんな実験前のモルモットみてーなツラァ見せられちまったらよ、」
木原「グッチャグチャの!肉の塊に!!してやりたくなっちまうだろうがよぉ!!」ズドォン!
上条「ぎゃああああ!!発砲してきたぁあああああ!!?」
.
一方「ちなみに今のは、」カツッカツッカツッカツッ
一方「『おいおい、そんなに"いじめてオーラ"を出してると木原流に弄っちゃうぞー』」
一方「だ!」キリッ
上条「ねぇ!?どこの国の言語?!あの人どこの国の言語喋ってんの?!」ダダダダ
木原「外したか」ガチャコ
上条「ソッコーで次弾装填?!うわぁあああ!」ダダダダ!
木原「あぁん?なんだぁ、おいかけっこを御所望かぁ?」
木原「上等だ…!」ニタァ
木原「地獄の底まで追いかけて!解剖台に乗せてやるぜぇ?」ニヤリ
一方「『よーし、少年も俺にイジりをしてもらいたいみたいだし、おじさん頑張っちゃうぞー☆』」カツッカツッカツッカツッ
一方「―――だとよ」キリッ
上条「嘘だ!絶対嘘だ!」
.
木原「つぅかよぉ」ズドォン!
上条「ほわぁあ?!」ヒョイ
ドゴーン!
木原「テメェは」ズドォン!
上条「アイヤー!?」ヒョイ
ドゴーン!
木原「なんでウチで一番使える実験動物《モルモット》を他所へ」ズドォン!
上条「ひぃ!」ヒョイ
ドゴーン!
木原「もってこーとしてんのかなァー?」ズドォン!ズドォン!
上条「うわぁあああ!!」ヒョイ
ドゴーン!ドゴーン!
木原「……それとも。テメェが代わりになってくれんのかぁ?マゾヒスト君?」ニタ
上条「わかった!ちゃんと話すから!ちゃんと話すから撃つのやめて?!」
.
一方「大変だなァ」ホジホジ
上条「お前が説明しろよぉおお!?なんでお前の事なのにお前が一番興味ない感じなの?!」
一方「いやそンな事はねェけど」ホジホジ
上条「ほじるのやめれ!」ぺちっ
:
:
:
〓〓応接室〓〓
木原「…なるほどな」
一方「あァ。俺はもォつまンねェ青春とはおさらばするンだ」
上条(『絶対高い』ってわかるお茶とクッキー出された…)サクサク
木原「………」
一方「なァーいィだろォ?木ィ原くゥン!」
木原「ダメだ」
一方「なンでだよ!」プンスコ!
.
木原「テメェはちゃんとテメェの将来を考えた事があるか」
一方「あァ!あるしィ!普通にあるしィ!」
木原「ほぉ?じゃ、テメェは将来何の仕事するつもりか言ってみろ」
一方「え?!明日上条と遊ぶ予定みたいなンとかじゃなくてかァ?!」
上条(お前の考える将来って日にち単位?!もうそれ予定だよね?!)
木原「そうだ。…しっかり考えた事ないだろ」
一方「おォ」コクン
木原「…いいか。ぶっちゃけた話、」
木原「幸せな人生を送る確率をあげたかったらいい大学に入んなきゃダメなんだよ」
上条(いやそれ普通……ああ、この一方通行には教えなきゃダメだわ)
.
木原「…確かに。テメェは幸いにも頭がいい。この街で一番な」
一方「えへン」
木原「学問に限っては、がつくけどな」
一方「…」ショボン
木原「けどな、いい大学に行きたかったら例えテメェでもいい中学やいい高校にいかなきゃならねぇ」
木原「何故なら、いい大学に行くにはそれなりの学業を修めていかなきゃいけなくて、それを学ぶ場所が必要だからだ」
木原「何故中学や高校に受験があると思う?幼稚園、小学校もだが」
木原「『いい教育を受けるため』これに尽きるからだ」
.
木原「決して『学歴が全て』なんてバカは言わねェ。だが比重は重い」
木原「だからこそいい学校にいる事を極力選べ。努力を怠るな」
木原「いいか、どんだけ立派な金属でも手入れ怠れば錆びるんだ」
木原「例え話をしてやる。」
木原「『とある高校で遊び呆けたテメェ』と」
木原「『常盤台中学→高校と最高の学問を学んだテメェ』」
木原「テメェが大学に入る年になった時。その差はどうなってると思う?」
木原「その時にテメェに『生涯をかけてやりたい事』が見つかってて、その選択をしたいと願ってても」
木原「その選択をするには、テメェはあまりにもダメになりすぎちまってたら?」
.
一方「うゥ…」
木原「何故俺がテメェに難解な式や知識を詰め込んでると思う」
木原「何故、俺がテメェを特別教室なんてもんにいれてまで、鍛え続けてると思う」
木原「テメェに、将来『やりたい事』をやらせてやりてぇからだ」
木原「テメェに…幸せな人生送って欲しいからだ」
一方「……」
.
木原「『類は友を呼ぶ』なんて言葉もあるがな、周囲の人間の質ってやつは自分と同じになるんだ」
木原「いい学校やいい職場、いい友達やいい女」
木原「そういうのが欲しかったら、努力しなければ掴みとれねぇんだよ!」
木原「特にテメェみたいなうっかり野郎はいい奴ばっかのとこにいかなきゃダメなんだよ!」
一方「う…」
木原「一方通行」ガシ
木原「とある高校をバカにして言うわけじゃねぇ。だが、そんなとこ行ってみろ」
木原「お前、絶対いつかダメになるぞ」
.
上条(なんか…先生っていうか…父親?)
一方「けどよォ…俺だって寂しい…」
一方「せめて皆と同じに」
木原「…ああ、じゃあそれが出来ねェ理由も教えてやる」
木原「あのな、お前が勘違いして入学してくる一年前」
上条(そこでもうすでになんかミスしてたのかよ?!)
木原「この学校、元々は女子校だったんだよ」
上条「」
一方「」
.
木原「つーかな、実はこの学校にいる男子はテメェだけなんだよ」
上条「」
一方「…どォりで俺以外の男子に会わねェわけだ…」ゴクリ
上条(お前知らんかったんかい?!)
木原「何故、テメェが入学した年に共学になったと思う?」
木原「正解はな、『テメェが入学してこれるように共学になった』んだ」
上条「ええ?!」
一方「へェー」
.
木原「何せ、あの第一位だからな。例え下心がある入学依頼だろうとなんだろうと学校側も欲しかったんだよ」
木原「だから、」
木原「わざわざテメェだけために共学になって、わざわざテメェだけのために『特別教室』があるんだよ」
上条(ま、マジでか…!どんだけ特別扱いを)ゴクリ
木原「そんでよ、実質女子校のとこに男子放りこめると思うか?無理だ。だから無理。」
一方「何…だと…?」
木原「わかってくれたかなぁ?」
.
一方「木原くン…」
木原「…寂しい思いさせんのは悪いが…ここの学校なら設備も教育も一流だ」
木原「ここでなら俺がお前の才能をどこまででも伸ばしてやる」
木原「だから、一緒に」
一方「とある高校に転入ってわけだなァ!」
木原「テメェちゃんと話聞いてやがったのかゴルァぁあああああぁあああああ!!?」
上条(あっちゃー)
一方「いや聞いてた聞いてた。うン聞いてたって」
.
上条(絶対聞いてなかったよ!だってスゲー生返事だもん!)
一方「俺のためにそこまでしてもらってたのも悪いしィ?」
一方「特別教室で木原くン以外の先生に教えてもらったも事ないしよォ」
一方「という事はさァ、木原くンも俺ととある高校に所属変えればいいンじゃね?」
一方「施設はここに許可とって使わせてもらってさァ」
上条(でもそれダメだよね?だってそれ木原さんの都合ガン無視してるよね?)
木原「あぁ?!テメェは何をバカ言ってやがんだよ!?」プンスコ!=3
一方「でもそォすれば皆幸せじゃねェか。木原くンも通訳する俺が居なくなったら困るだろ?」
一方「そりゃ、木原くンに『オマエなンか知らン』って言われればそれで終わりだけどよォ」
.
一方「なァー一緒に行こうぜェ?」
木原「…あのな、それは俺にここの給料とか待遇とか責任とか寮監の仕事とかも放棄しろって言ってんのか?」
一方「そォじゃねェけど…」
木原「いやそうなっちまうだろうが…」ハァ
上条(もう諦めた方がいいんじゃないか?)
一方「あーじゃあ、もし一緒にとある高校に行くなら俺、木原くンと住むわ」
木原「……はぁ?」
一方「俺が木原くンの給料とか払うからさ…」
木原「テメェは脳味噌に蛆でもわいてんのか?そんな話に乗るワケねぇだろーが」
一方「だってよォ…」
木原「テメェな、そんな…あの、あれ、一緒に住むとかな?ねェだろ普通は」
一方「うン…」
.
上条(木原さんはもう一方通行の事見捨てた方がいいんじゃないか…?)
木原「ったく…テメェはホントに頭が残念だわ。脳漿の代わりに膿でも詰まってンじゃねーのか?」
一方「ダメかァ…?」
木原「ハァ―――……もう。テメェってやつは…」
木原「ダメじゃねぇけどよぉ…」
上条(いいの?!)
.
木原「あーもー書類とか引越の準備はこっちで全部やっといてやるから、テメェはそこのアホ面ウニと遊んでこい」
一方「やったァ」
上条「えぇ?!…えぇ?!ええぇえぇえ?!」
木原「っせーな。俺が俺の人生どう生きようと俺の勝手だろうが」ペッ
一方「木原くンかっけー」パチパチ
木原「は、もっと褒めろ」
上条「」
木原「ほら、テメェら二人に小銭恵んでやるから俺の目の前からとっとと失せろ」つ
上条(え!?なんか万札くれた?!)
一方「悪いな」
.
一方「じゃああと頼むなァ」
木原「おう。精々闇討ちされねぇようにしろよー?このクソ野郎」
上条「あ…じゃ、俺も失礼します…」ソソクサ
木原「あ、テメェはちょっと待て」ガシ
上条「?!」
木原「一方通行!テメェは先に門でクソでもして待ってろ!」
一方「? わかった」カツッカツッ
木原「ふー……」
木原「さて」ギヌロ!
上条「あ、はい」
.
木原「一方通行のダチになってくれて…まぁ、その、なんだ」
木原「テメェを解剖台に乗せる事になった時、メス入れるのはちょっと躊躇してやる」
上条(どゆこと?!)
木原「あの爬虫類系若白髪は確かに社会不適合者でクソの役にも立たねぇウスラトンカチだが」
木原「俺の……大事な実験をする時の被験動物にしてやってもいいモルモットだ」
上条(何言ってんの?!ねぇこの人は一体何を言ってんの?!)
木原「壊すなよ。それやんのは俺なんだからよ」
上条「あ、はい」
上条(誰か通訳呼んで!!)
.
木原「おら、話はもう終わりだ。とっとと出てけ」
上条「あ、はーい…失礼しましたー…」
上条(…後で一方通行に聞こ)
.
:
:
:
上条「―――って言われたんだけど」
一方「へェー…木原くンがそンな事言うなンてなァ」
上条「えっと…なんて言ってたんだ?」
一方「えっと、」
一方「『あいつのダチになってくれてありがとな』」
一方「『あいつは確かに見た目からして変わってるし、うっかり屋で皆の足を引っ張るだけ引っ張るような奴だが』」
一方「『俺の……世界で一番大事な子供だ。』」
一方「『小さい頃からあいつを見てきたのもあって可愛くてしょーがねーんだコレが』
一方「『親代わりみてぇなもんで、付き合いも長いからかな。だから、ウチのバカ息子をよろしくな』」
一方「―――だってよ」クス
上条「ねぇ、今度木原さんと会話する時が来たらお前絶対来てくれないか?
俺単独じゃ絶対解読できないから」
.
:
:
:
一方「じゃあな。また明日」フリフリ
上条「おー」フリフリ
上条「ただいまーっと…」
サローニャ「!」
サローニャ「おかえり!上条ちゃん!」ニコッ!
上条「おー」
.
上条「? あれ、それ俺のパーカーじゃないか?」
サローニャ「あ、うん。ごめんね?ちょっーとお借りしてますー」フリフリ
上条「あぁ、別にいいけど」
サローニャ「いやー洗濯してたら洗剤ちゃんこぼしちゃってさー」
サローニャ「しょーがないから上条ちゃんの借りちゃいました♪」
上条「そっかー」ハハ
サローニャ「ちなみにこの下は何も履いてません!」ドーン
上条「風邪引くなよー?」
サローニャ「むむぅ!『裸パーカー』ちゃんに反応しないとな!」
上条「まあサローニャの裸も見慣れてるしな」
サローニャ「くぅっ、盲点だったか!」
.
サローニャ「うー。『上条ちゃんもドキドキさせる作戦』ちゃんは失敗ちゃんかー」
上条「? 上条ちゃん"も"?」
サローニャ「うん。だってサローニャちゃんはもうすでにドキドキしてますしぃ?」
上条「え、なんで?」
サローニャ「…そ、それは……///」
サローニャ(…好きな男の子ちゃんの服着て、その匂いを嗅いでたら…ねぇ?///)
サローニャ「……そんなの、恥ずかしくて言えないよぅ…///」カァ…
上条「そんなに?」ハハ
.
サローニャ「……」
サローニャ「……」スン、スン…
サローニャ「……」
サローニャ「////」
サローニャ(うわー…やっぱり上条ちゃんの匂いがする…)
サローニャ(あは、包まれてる感がすごいにゃー?)
上条「腹減ったなー。今日の飯何?」
サローニャ「ふぇ?!あ、えっとね!」
.
今回はここまで
きゃわわ
サローニャ「今日はねー焼き魚ちゃんとーポテトサラダちゃんとー味噌汁ちゃんと」
上条(すげーどうでもいい事だけど、ちゃんとしたおかず3品以上が毎日毎食自分が作らなくても出るという事に俺は神様的な何かに感謝せずにはいられない)
サローニャ「あとはねー」
上条「…なんか俺、サローニャが天使に見えてきたよ」ハハ
サローニャ「うにゃっ?!/////」
上条「いやもうなんか愛しい」ギュ
サローニャ「えええええ…?/////」
上条「わりとマジでサローニャが居候ポジで本当によかった」ギュー
サローニャ「え?え?別にいつもとそう変わらない献立ちゃんなのにぃ?////」キューン!キューン!
.
上条「しばらくこのままでもいいか?」ナデナデ
サローニャ「う、うん…是非…////」キュ
上条「……」ナデナデ
サローニャ「/////」
上条「…」ナデナデ
サローニャ「//////」
上条「あー…なんかサローニャ撫でてると癒されるわー…」ナデナデ
サローニャ「……ジャア、いつもしテクレテも…いぃょ…?////」
上条「ん?」ニコ
サローニャ「にゃんでもにゃい…////」ギュー
サローニャ「…上条ちゃんはズルいよ…私ばっかドキドキさせてさ…////」モフモフ
上条「いやいや、俺もドキドキしてるって」ハハ
サローニャ「私…幸せちゃん」ニヘー
.
ベルシ「………」
ベルシ(十代らしい恋愛だな)
ベルシ(しかし…君らはもう早く結婚したらいいんじゃないか?)
サローニャ「んっ♪んっ♪」モフモフモフモフ
ベルシ(…早く終わってくれると助かるんだがな。滑車が回せん)
.
:
:
:
サローニャ「へー…今日はそんな事あったんだ」クスクス
上条「ああ。なんかすげー疲れた」
サローニャ「よしよし。それじゃあサローニャちゃんがマッサージしてあげちゃおう」
サローニャ「うりうりー」モミモミモミモミ
上条「お?けっこー気持ちいいな」
サローニャ「今日テレビちゃんでやってたの見てさー。上条ちゃんにやってあげよーって思って」
上条「へー」
.
サローニャ「にしてもさ、上条ちゃんも大変だね」
上条「いやいや。そんなに大変じゃねーよ」
上条「前程トラブルに巻き込まれる事もないし、楽しいし」
上条「けっこー幸せだしな」ハハ
サローニャ「そっかー」アハハ
サローニャ「あ、そういえば」
上条「?」
サローニャ「今日垣根ちゃんが『伝えとけ』って言ってたんだけどね?」
上条「うん」
サローニャ「今日、期末テストちゃんの日程と範囲ちゃん発表されたんだって」
上条「もっと早く言ってよ!!?」ガバッ
サローニャ「うにゃん!?」ドテ
.
上条「ゔぉ゙お゙お゙お゙お゙い!もう夜遅いから聞けねーじゃん!」
サローニャ「あ、ちなみにテストは来週の頭なんだって」
上条「意外と早い!早いよ!?一週間もないじゃんんんん?!」
上条「てーか内容とか聞いてくれなかったの!?」
サローニャ「え?いやちゃんと詳しい事聞いたんだけど…」
垣根『病理先生が「上条くん今日来てくれなかったから上条くんには内緒ですよ?」プイッっつってたから』
垣根『悪いが教えられねぇ。先生に直接聞いた方がいいんじゃねーの?』
サローニャ「―――って」
上条「あり得ないだろ!フツーあり得ないだろ!」
サローニャ「がんばっ!」ファイトッ
上条「うるせーやい!」
.
上条「とにかく何とか知らないと!」
上条「ライン……ダメだ皆寝てるわこれ」
上条「ああくそっ!どうすれば!」
サローニャ「フツーに明日先生ちゃんに聞くしかないんでない?」
上条「………やっぱ?」
サローニャ「ですです」コク
上条「……だな」
サローニャ「まーまー。何とかなるよきっとさ」
上条「どうかな…」
サローニャ「でもさぁ、アレじゃない?今までやったとこが全部わかってればさ…」
上条「上条さんは範囲のヤマはって勉強する派なので」
サローニャ「上条ちゃん…そんなだから」
上条「言うな!言わないで!言うなかれ!」
.
サローニャ「うーん…サローニャちゃんにも教えられるとこはあるからやってみる?」
上条「オナシャス!」げざーっ!
サローニャ「はいはいちゃん」クス
.
:
:
:
サローニャ「そんじゃー上条ちゃん、まずバイオのだけど」
上条「ああ」
サローニャ「んー…じゃーねー、『テーラーメイド』ちゃんからやろっか」
上条「…あの、テーラーメイドって?」
サローニャ「えっとね、正しくは『テーラーメイド治療』。」
サローニャ「ようは患者ちゃんの遺伝子ちゃんを調べてその人その人の体質に合った薬ちゃんや治療法ちゃんを選ぼうって話」
上条「へー」
サローニャ「同じ薬ちゃんでも患者ちゃんよっては効き目や副作用の程度がちがうでしょ?」
サローニャ「個々人ごとに体質に差はあるし、薬ちゃんの作用にも違いが出るの」
サローニャ「そこで患者の遺伝子を調べて遺伝的に体質に合った薬を投与することにより、副作用を減らして高い治療効果をあげようぜって事なの」
上条「へー…」
.
:
:
:
サローニャ「じゃー次ね。微生物の利用法について」
サローニャ「こういう技術ちゃんもけっこー色んなとこで使われてるから知ってて損はないよね」
上条「でもよ、そんなに言うほど利用されてるのか?あんまり聞いた事が」
サローニャ「されてるされてる。例えば、石油タンカーちゃんの座礁で海岸ちゃんや海ちゃんに流出した原油ちゃんを除去する時とかにもね」
上条「へー」
サローニャ「原油ちゃんを分解する微生物ちゃんが利用されるんだよ」
サローニャ「『石油分解菌』ちゃんは、菌体内で界面活性剤(水と油を混じりやすくするもの)ちゃんを作り、菌体外に出すの」
サローニャ「この界面活性剤ちゃんで石油ちゃんを小さな油滴ちゃんにして水中に分散させ、『石油分解菌』ちゃんがその油滴ちゃんに付着して二酸化炭素ちゃんと水ちゃんにまで完全に分解するのです」
上条「へー」
.
サローニャ「他の例をあげるとね、工場跡地などで石油汚染された土ちゃんを微生物ちゃんを使って浄化したりだとか」
サローニャ「身近なのだと『バイオトイレ』ちゃんとかあるね」
上条「バイオトイレ?」
サローニャ「そう。排泄物ちゃんを微生物ちゃんに分解させるの。」
サローニャ「便槽ちゃんの中に入った杉のチップ(木片)ちゃんと木炭ちゃんの混合物を撹拌してね、排泄物を水と二酸化炭素に分解するんだよ」
上条「へー…それ、どんな利点があるんだ?」
サローニャ「水を使わず汲み取りも不要。臭いもなくて排泄物は肥料化される…とこかな?」
上条「へー…すげー」
サローニャ「一応範囲内の事なんだけど……習ったんだよね?」
上条「………たぶん」
.
サローニャ「数的処理ちゃんは…理屈で考える事と、『このパターンはこの解法を使う』って経験するといいかな」
サローニャ「天井ちゃんのはけっこー『この解法とこの解法を組み合わせるとこうなる』ってやつが多いから…」
:
:
:
サローニャ「他のは…ごめん、ちょっと。先生ちゃん達が自由過ぎてどう来るかとかがわかんにゃいです」
上条「そっか、ありがとな!サローニャ」
サローニャ「えへー。サローニャちゃんはお役に立てましたかにゃー?」
上条「おー立った立った!すげぇ助かったよ!」
サローニャ「よかった。また勉強していって…今度のも頑張ってね!上条ちゃん!」
上条「おう!」
.
~次の日~
垣根「よぉ」
上条「よ。…なあ、病理先生本当に俺にだけ教えないようにっつったのか?」テクテク
垣根「まーな。なんか先生、珍しく意地悪だよな?」テクテク
上条「あ、やっぱ珍しいんだ?」テクテク
垣根「そりゃな。病理先生は悪い先生じゃねぇし、なんか理由があんだろ」テクテク
上条「だよなぁ」テクテク
トール「おっすー」
上条垣根「「おっすー」」
.
今回はここまで
トール「あーテストだりーよなー…」
垣根「だな…他教科は俺問題ねぇんだけどな」
「「ハァ…」」
上条「…なあ、ちょっとだけ内容を教えて」
「「ダメだ」」
上条「ちくせう」
査楽「おはようですね」ヒュン
上条「よ」
査楽「そういえば私達がやってるゲームの新作が出るらしいですね」
垣根「ああアレな。知ってる知ってる」
トール「クリスマスにでもやるか?一人もん同士、寂しいもん同士で集まってよ」
査楽「いいですねー」
垣根「は、悪いが俺は参加できるかわからねーぞ?何せ心理定規と、」
「「ないない」」
垣根「わかんねーだろ!まだ!」
ヴェント「あんたがそんなモテるわけないでしょ、身のほど知りなさいよ」
上条「よ、ヴェント」
ヴェント「ん。おはよ」ヒラヒラ
査楽「あ、よかったらあなたも参加しますかね?新作ゲーム会」
ヴェント「私?私は……」チラリ
上条「?」
ヴェント「あー…まあ、一応保留にしといてくんない?」
トール「お?ヴェントはまさかの予定ありなのか?」ニヤニヤ
ヴェント「まだわかんないってコト」
トール「でも当てがあるんだろ?なあ誰と?」ニヤニヤ
ヴェント「それ以上聞いてきたらハンマーな」
トール「えーなんだよつまんねぇな」
.
〓〓学校〓〓
駒場「…」ノソノソ
上条「駒場さんの登校風景初めて見たけど…」
ヴェント「はっきり言って『あんた来るとこ間違えてんじゃないの?』よね」
「募金お願いしまーす」
駒場「…」つ
上条「あ、駒場さん募金したぞ!」
査楽「いい人ですからね彼は」
トール「色んな意味で同い年とは思えねーよな」
.
ワシリーサ「~♪」
上条「あ、ワシリーサの登校だ」
垣根「サーシャちゃんサーシャちゃんうるせぇけどサーシャちゃんって誰なんだろうな?」
ワシリーサ「サーシャちゃんサーシャちゃん。貴女はどうしてサーシャちゃんなの?」
査楽「何か呟き始めましたね」
ヴェント「いつもあんな感じだけど不気味よね」
ワシリーサ「あああ!もうサーシャちゃんバニシングラヴ!!!」
査楽「彼女は薬でもやっているのでしょうかね?」
.
〓〓教室〓〓
病理「はいはい皆さんおはよーです!」
病理「もうすぐテストなので今日は各時間、各々でテスト勉強をしてください」
病理「わからない、聞きたい事があれば答えられる範囲で聞きましょう」
病理「と言っても恐らく皆さんサボるか駄弁るかすると思います」
病理「それはそれで構いません。ただ、一部の生徒を除いて数日後に泣きをみるのは自分ですよ?」
病理「―――ところで関係ない話ではあるんですが」チラリ
上条「?」
.
病理「今日は先生のお誕生日なんです」
上条「へー…」
病理「なので…祝え?」ニコッ
上条「まさかの命令!?」ガーン!
天井「いや病理先生、それは…」
病理「うるせぇ、祝ってもらうってそういう事じゃないとわかっていても、蔑まれようと好感度や評価が下がろうと」
病理「私は!ちやほやされたいんですよ!!!」 ドン!!!
天井(なんて真っ直ぐな目なんだ…!)
.
病理「わかりました…じゃあ上条くん」
上条「はい?」
病理「テスト範囲教えてほしかったら先生を喜ばせてください」
上条「ええっ?!」
病理「じゃなきゃ教えてあげないもん!」ぷいっ
上条「子供ですかあんたは!」
病理「ちなみに期限は今日の放課後まで」
上条「本当に?え、本当にやんの?」
病理「では、あとの人は勉強頑張ってください♪」
病理「お疲れ様したーっす」キコキコキコキコ…
<バタン。
.
天井「……」
天井「あー、その、なんだ」
天井「出来れば、でいい。祝ってやる気持ちがあったら祝ってあげてくれ…」
「「「はーい」」」
上条「苦笑いしか出来ねぇ…」ズーン…
.
トール「大変だな、上条ちゃん」キヒヒ
上条「全くだよ…」ハァ
査楽「ドンマイですね。まあ何か適当にやってあげれば大丈夫だと思いますしね?」
上条「かなぁ…」
ヴェント「『上条くんをプレゼントにもらいます』とか言われて食べられないでよー?」クスクス
上条「やめろよなんかそんな気してきただろ!」
垣根「……」
垣根「死ねっ!」
上条「なんでだよ!」
.
今回はここまで。
おつ
ああもう可愛いなあこいつら。
素晴らしい
垣根「テメェはいっぺん刺された方がいい」
上条「なんで?!」
垣根「刺されないとテメェはわからねぇだろ?」
上条「何の話だよ!」
査楽「いやぁ…どうでしょうね?」
トール「上条ちゃんクラスの鈍感力だとなー…」
ヴェント「よね。刺されても『何故でせう?!何故上条さんは刺されたんでせう?!』とか言いそう」
上条「いくらなんでも上条さんはそこまでアホの子じゃありませんことよ?」
「「「「どーだか。」」」」ッハ
上条「ちょっ」
.
:
:
:
天井「では『数的処理』の時間は自習とする」
天井「各自今までやった解法を使って問題を解いてくれ」
天井「私が用意した問題集でよければ貸し出すから使うといい」
天井「私は隅で他の仕事をしているからわからない所があれば聞きにこい」
トール「よっし、上条ちゃん!何かして遊ぼうぜ!」
上条「早速かお前」
トール「ほら、机くっつけるから上条ちゃんもやれよ」ガタッガタッ
上条「はいはい」ガタッガタッ
.
トール「何やる?賭けトランプか?オセロか?」ゴッチャリ
上条「いやどんだけ遊具持って来て…お前学校に何しに来てんの?」
トール「おいおい…そんなの遊b、学びに来てるに決まってんだろ?」フーヤレヤレ
上条「今」
トール「まあいいじゃねぇか。んで?何する?」
上条「あ、じゃあ勉強教えてくれないか?今度テストに出そうな奴」
トール「は?お前学校に何しに来てんだよ?」キョトン
上条「うぉおおい?!」
.
上条「勉!強!しなきゃ!」
トール「ははっ、上条ちゃんはジョーク上手いぜ!自習時間に遊ばずに何すんだよ?」
上条「勉強に決まってんだろ!アホ!アホトール!」
垣根「やめとけよ、上条。そいつには何言っても無駄だからよ」
上条「垣根…!」
上条「あ、垣根確か頭よかったよな?」
垣根「まあな」
上条「頼む!勉強教えてくれ!」
垣根「おう、いいぞ」
上条「ありがとう!」
垣根「但し、モン○ンで一狩り手伝ってくれたらな!」つ
上条「お前も結局遊びたいのかよ!」
.
垣根「なあー頼むって。今欲しい槍あんだけどさー中々作れなくてよ」
上条「知るか!大体上条さんは持ってません!」
垣根「大丈夫大丈夫。俺の2機目とデータ貸してやっから」つ
上条「どんだけつぎ込んでんだよ!?」
トール「俺の斧使いの力…貸してやろうか?」つ
査楽「私の笛使いの力はいかがですかね?」つ
上条「お前らもかよ!」
ヴェント「……」
上条「なあ、ヴェント…」
ヴェント「ごめん、私の大剣も『血が吸いてぇ』って」つ
上条「おめーもかよちくせう!!!」
.
査楽「あ、尻尾破壊お願いしますね」ピコピコ
垣根「かてーなコイツ」ピコピコ
トール「あ、死んだ…くそ、リアルファイトなら負けねーんだけどな」ピコピコ
ヴェント「ほら、復活」ピコピコ
上条「…これどう解けば…」ムムム
.
上条「…ダメだ、わからん」
上条「先生ー?ちょっとここを教えてもら、」
天井「すまん今ちょっと投下で忙しいからあと10分待ってくれ」カタカタ
上条「…投下?」
天井「久しぶりの本編更新なんだよ」カタカタ
上条「…天井先生SS書いてるんですか…」
天井「ちなみに評価は『そこそこ面白い』、一回の投下でレスは1か2つけばいい方だ」キリッ
上条「……スレタイ教えてくれたら俺もレスしますよ」
天井「! そうか!」パァッ…!
.
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:
:
木山「ああ好きにしていて構わないよ」
木山「一応真面目に勉強する者に教えておくと、理屈を覚えられたならあとは簡単だ」
木山「今度のテストでは学習した内容をいかに応用し、技術として発展させる知識があるかを見たい」
木山「つまり、発想力だ。理屈を知った上で君達のアイディアを見せてほしい」
木山「…ああ、ちなみにネットで得た他人のアイディアや発想の焼き回しはやめておきたまえ」
木山「減点するし、ネットに載ってる大半の事は私も知っているからね」
木山「では各自好きに始めてくれ」
.
査楽「あ、それダウトですね」
トール「くそ!」
垣根「ははっざまぁ」
ヴェント「トール、あんたはもう少し突撃思考抑えなよ」
トール「けどよー」ブスー
上条「お前ら楽しそうですねぇ!?」
垣根「まあぶっちゃけ俺ら頭悪くないからな…あ、それダウト」
上条「シット!」
査楽「残念。ハズレですね?」ニヤリ
垣根「シット!」
.
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:
アックア「体育も自習になると思ったか?」
アックア「残念ながら違うのである!」
アックア「体を動かして一度使った頭をリフレッシュするのである!」
アックア「では先生…」
ステファニー「はいはーい!皆おひさ☆ゴージャスパレス先生だぞっ☆」
上条(イヤな予感しかしないッ!!!)
.
ステファニー「あははははは!!!あははははははははははっ!!!」
バラタタタタタタタ!!!
ステファニー「ほーらほらほら!!命がけの鬼ごっこだ!!死ぬ気で走りなよ?」
ステファニー「ゴム弾とはいえ当たると死ぬほど痛いぞー?あははははは!」
上条<ぁぁぁぁあああああああああ!
ステファニー「ほらほら!逃げてばかりじゃなくてもいいよ?ほら反撃して反撃して!」
馬場「ハンドガンひとつで何が、うわぁあああ!?」
ステファニー「ヒャッハー☆」
馬場「リドヴィアガード!!」つ
リドヴィア「のでっ?!」
\のでェェェェェェェェェェェェェェ!!?/
:
:
:
テレス「さて。皆さっきの体育で走り回って疲れたと思います」
心理定規「そりゃもう、ね」
海原「ええ」
エツァリ「満身創痍です」
テレス「なので、今日の家庭科は皆に疲労回復効果がある料理を食べてもらうわ」ニコッ
ざわっ……!
上条「……」
上条(そう、この学校にはもう一人『木原一族』がいた)
上条(テレスティーナ=木原=ライフライン先生)
上条(綺麗な知的お姉さんだ)
上条(だけど、やっぱり『木原』なんだよなぁ…)
.
テレス「寒くなってきましたし…今日はクリームシチュー作ります」
テレス「作り方は各自配布したプリントに従って作って下さい」
テレス「私も作りますから参考にして下さい」
上条「…なあ、またアレかな…」ヒソ
トール「それ以外ねーだろ…」ヒソ
駒場「…………む……」
ワシリーサ「あなたは渋い顔しない方がいいんじゃない?余計に顔怖くなるわよ?」
駒場「………ああ……」
駒場「……またアレかと思うとな」
ワシリーサ「まあねぇ」
テレス「では、始めます」
.
テレス「エヒャッ☆」
テレス「さぁあああぁあああぁあああ―――――あ!!楽しーい楽しーい!!!お料理の時間だぞゴルァアアアアア!!?」ゲヒャヒャヒャヒャヒャ!
テレス「ぃぃぃぃぃぃぃぃイイイいいいイイイイぞぉぉぉ?!まずはテメェから微塵切りだ!木端微塵のグッチャグチャにしてやるよぉぉおおおぉぉおおお?!」
テレス「じゃっじゃじゃぁぁあああん!!!最新式のチェーンソぉぉおおお!!!!」
テレス「エッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッッッッ!!!!!☆」
テレス「人参野郎さんもジャガイモ頭のクソもぉぉおおお?!」
テレス「全部、ぜぇぇええええんぶ☆?!細切れだぁぁぁぁぁあああ?!」
ヴィイイイイイ!!!!
テレス「ギャァアッハハハハハハハッッッ!!!!ちね!!ちねちね!!!ちねちねちねちねちねちねちねちねちねちねちねちねちねちねちねちんじゃえ☆クソ生ゴミが!!!!」
テレス「キヒィィイイイイイぃぃイイイイイイイイイイイイイイイ!!!」
.
※彼女は今料理を作っています。決して人間解体ショーをしているわけではありません
.
テレス「プッギョー!プギョギョギョギョギョギョギョギョ!!!」
テレス「あっれー?!あっれェェェェェええええ?!どっかで見たツラだと思ったらテメェはアスパラガスくんじゃねェェのかぁあああなぁあああ?!」
テレス「あはははははハハハハハハハハヒヒハハヒヒヒヒヒハハハヘハハハハハッッッッ!!!」
テレス「ざァアんぬぇええええんんん!!!まな板の上に乗っちまったが最後!!テメェの人生は最終回を迎える事は大☆決☆定☆しちまってんだよぉぉおおおぉぉおおおッッッッ?!」
テレス「ひゃははははははははははハヘハハハハハヒヒヒヒヒヒ!!!テメェの人生のバッドエンドを噛み締めながらギロチンふり下ろされんの眺めてろぉぉおおお?」
テレス「キョーッキョッキョッキョーッキョッキョッキョーッキョッキョッキョーッキョッキョッキョーッキョッキョッキョーッキョッキョッキョーッキョッキョッキョーッキョッキョッキョーッキョッキョッキョーッキョッキョッキョーッキョッキョッ!!!」
.
※彼女はクスリ、麻薬の類いやアルコールを一切摂取していません。素面です。
.
テレス「もけけけけけ!!!」
テレス「さあ!!さあさあ!!!さあさあさあさあさあさあさあさあさあ!!!」
テレス「鍋でコトコト煮込んでやるよぉぉおおお…?」
テレス「よかったなぁあああ?!最後にお風呂に入れてさぁあああぁあああ?ギャハハハハハハハッッッッ!!!」
テレス「なあ?!教えてくれよぉぉおおお?!"喰われる側"ッテェノハドンナキブンナンダヨ?」
テレス「くきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃ!!!!!!!!!」
.
※違います。彼女は精神を病まれた方ではありません。ちょっと興奮しているだけです
.
テレス「さ、皆どう?出来たかしら?」
上条(先生の狂気にあてられて皆何もできませんでした)
トール(ドン引き)
査楽(また何人か失神したんですがね)
ヴェント(先生変えるべきじゃないの?)
垣根「」
姫神「せんせー。また垣根くんが失神しましたー」
テレス「あらまたなの?困ったわね…」
.
テレス「まあいいわ。簡易ベッド用意してるからそこへ」
姫神「はい」
垣根「」ズルズル
テレス「じゃ、皆さん時間内に出来なかったようですので先生の作ったモノを食べて下さい」
.
上条「………」
皿の上に白いマーブルチョコいっぱい
上条「……」
テレス「召し上がれ」
.
上条「…先生はクリームシチューを作ったんですよね?」
テレス「そうよ?クリームシチューよ?」
上条「……」
上条「…」アム
上条「うん…クリームシチューの味する…」
上条「ほどよい柔らかさのじゃがいもとか人参アスパラ、ブロッコリー…」
上条「熱すぎない程度に暖かいし…汁気もある…」
上条「スゲー美味しい…」
テレス「よかった」
上条「……」
上条(納得いかねぇ)
.
トール「くそっ!このクリームシチューつえぇ!」
クリームシチュー「ぶっぽるぎゃるぴるぎゃっぽっぱぁーっ!」
トール「は、必ずテメェを食ってやるよ!」ダッ
ガキン!ガキンガキンガキン!
ヴェント「今日はトールが『当たり』か」ホッ
査楽「テレスティーナ先生の料理は5名以上で食べると20%の確率でクリーチャー化しますからね…」モグモグ
海原「但し『当たり』が一回出現すると他の料理は普通のマーブルチョコ型料理になる…不思議です」モグモグ
上条「…なあ、"料理"ってどういうものなんだったっけ」
垣根「俺に聞くなよ。俺だってもうわかんねぇんだから」
.
:
:
:
上条「あんなマジキチクッキングなのに食べると本当に疲れとかは取れるんだよな…」
トール「代わりに精神が疲労するけどな」
上条「次なんだっけ」
査楽「古典ですね」
ヴェント「次は楽だといいんだケド」
垣根「だな」
.
:
:
:
ローラ「今日は自習なりけるのよ」
ローラ「ただし!遊ばずに古典を読む!それは守りたるのよ?」
上条「よかったー…バーサーカー先生2連戦だったら確実に精神持たなかった」
垣根「つーかよ、上条」
上条「?」
垣根「お前病理先生の誕生日どうすんだ?後数時間しかねーぞ」
上条「」
上条(忘れてたぁあああぁあああ!!!)
.
×上条「よかったー…バーサーカー先生2連戦だったら確実に精神持たなかった」
○上条「よかったー…バーサーカー先生2連戦だったから、もし古典もキツかったら確実に精神持たなかった」
上条「どうする…?」
.
超久しぶりに安価。↓5までに病理先生に何をプレゼントするかを書いてください。
その後の>>1のレスの秒数によって決定。
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作中の季節がわからねえ
まあいいや、車イスだし膝掛けで
>>22112月中旬後半くらいだと思ってもらえれば安価↓
メガネ
カラコン
てりょうり
放課後残った材料でちゃんとホワイトシチューを作る
このレスの秒数が
01膝掛け
23メガネ
45カラコン
6789手料理(クリームシチュー)
というわけでメガネになりました。
個人的には膝掛けとかもいいなと。
もし眼鏡をかけた女教師に病理先生がなったら素敵だなと思いましたまる
あ、安価協力あざした。いつも読んでくれてる方に感謝を。
果たして上条さんは病理先生を悦ばし、テスト範囲を教えてもらえるのか。
テストを乗りきれるのか。
今回はここまで。
乙です!
「悦ばす」、つまり肉体で云々
上条「先生!」
ローラ「はい?」
上条「ちょっと頭痛が痛いのと腹が腹痛なので早退します!」
ローラ「確かにある意味頭が痛くなる日本語なりけるのよ」
ローラ「…はー。わかったからさっさとお行き。ただし後の事は知らぬのよ?」
上条「あざまーっす!じゃ!」ダッ!
査楽「すごいですね、鞄類とか忘れたままダッシュして教室出ていきましたね」
ヴェント「いやアレはただのバカ」
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上条「んー…と。飛び出したはいいけど何がいいんだ?」
上条「いちおーそこそこ金はあるんですがっと」
上条「…さすがに購買のはないしなー…」
上条「かと言って近場にそういうプレゼント向きのとかはないし…」
上条「どうしたもんか」ウーム
「ンッンー?お困りかね?」
上条「のわっ?!」バッ!
「イヤー?なんっかさっきから悩んだ顔で廊下歩いてるからちょーっと気になるってね」
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上条「お前誰?」
「オット。こりゃ失礼」
「私、隣のクラスの警策。」
警策「新聞部に所属しててさ、今ネタ探ししてんだよねー」
上条「ネタ探しって…いいのか?今授業中だろ?」
警策「イヤイヤホラホラ。何事にも"例外"ってのはあるものじゃん?」
警策「大体、そんな事言ったら君だってそーでしょー」ツンツン
上条「まあ、そりゃそうだけど…」
警策「アッアー。まあ君は知らないかもだけど?それなりに授業中に動き回ってる子はいるんだよ?」
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警策看取(こうざく みとり)
超電磁砲の大覇星祭編で登場。
黒髪ツインテの霧ヶ丘中学三年15歳の少女。
能力は"液化人影"(リキッドシャドウ)。
水銀なんかの液体を自在に操り、固形化もできる。
当時仲がよかった"妹達"のプロトタイプ個体、"ドリー"の復讐のために学園都市を理事長ごと消し飛ばそうとした苛烈な子。
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黒髪ツインテールキタ━(゚∀゚)━!
上条「ふーん…?」
警策「デ?君は?」ニコニコ
上条「あーいや、病理先生の誕生日プレゼントをどうしよっかなって悩んでてさ」
警策「アー。そーいや今日病理先生の誕生日だっけ?」
警策「デモデモ。今からかね?ちょっと遅いんじゃなーい?」
上条「忘れてたっつーか、授業がハードな上に抜けれなくてさ」
警策「フムフム?」
警策「ンー…」ジロジロ
上条「な、なんだよ」タジ
警策「…私がプレゼント探し、手伝ってあげよっか」
上条「! いいのか?」
警策「オウ!」
.
警策「デモデモ!その代わり!」ビシッ
上条「ん?」
警策「今度一緒に遊びにいってくんない?」
上条「は?ああ…まあいいけど…なんでだ?」
警策「へ?」
上条「いや…俺達たぶん初対面だよな?」
警策「厳密には違うけど…マアそうかな?」
警策「ナンカダメだった?」
上条「いやそういうわけじゃねぇけど…フレンドリーだなぁって?」
警策「アア。まあ君の事は前々から興味あったし?取材したりしたかったのよ」
上条「?」
警策「ツンツン頭の上条当麻は有名だって事」ニヤニヤ
上条「何それ?!すげー気になる!」
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警策「何度もスクープはしたし?」
上条「ちょっと過去の新聞見せてくんね?」
警策「イヤーでも取材は全拒否だったしねぇ?」プヒー
上条「いいから!見せやがれ!何書いた?!ねぇ何書いたの?!」
警策「その内ね。ほら今は急ぐべきでしょ」
上条「ちえ。で、具体的にはどこに行くんだ?」
警策「ソダネー…」ンート
警策「"何でも屋"に行こっか」
上条「何でも屋?そんなもんまであるのか」
警策「デスデス。じゃ、ついてきて!」グイ
上条「おわーっ?!」
.
〓〓何でも屋『あいてむ。』〓〓
「……」
<チリンチリーン♪
「?」チラ
警策「こーんにーちっわ!」
上条「おいそろそろ手をだな」
「いらっしゃい。今日は何が入り用?」ニコ
上条(アンティーク調の室内。そのテーブルには紅茶と雑誌)
上条(そんでエプロン姿にバンダナのお姉さん?)
上条「なんか不思議なとこだな?」
「そ?」クスクス
.
警策「麦野さん、こっちは上条くんです」
麦野「あらあんたが?」
上条「どうも…って、知ってるんですかそうですか!」
麦野「まあ有名だからねぇ」クスクス
警策「ネェ?」クスクス
上条「こえーよ!何なの?!何で有名なの?!」
麦野「あ、よかったら紅茶いる?」
上条「いや今ちょっと急いでて」
麦野「そ?じゃあバンダナ外しとこうかしら」
.
:
:
麦野「誕生日プレゼントねぇ?」
上条「何かないですかね?」
麦野「そーねー…ちょっと在庫確認してみるわ。…バルビナ!」
バルビナ「へーい」ヒョコ
麦野「こちらのお客様にカタログお持ちしてくれる?」
バルビナ「りょーかい!」
麦野「もぅ、返事は『かしこまりました』でしょう?」
バルビナ「はいはい。その内直す!」タタタタ
麦野「あの子も言葉づかいが何とかなるといいんだけどね」
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バルビナ
禁書SS巻2で登場。
金髪そばかす胸ぺったんなイタリアの露店アルバイト店員の女の子。
本職は"魔草調合師"でありながら胡散臭い商品を多数扱う。
新訳3巻でグレムリンメンバー探しの時にもバードウェイがバルビナ製品を使った。
(結果としてはあまり使えなかったが。)
バルビナ「ほいほいっと!へいお待ち!」
上条「あ、ども」
麦野「カタログにあるものなら今ウチに置いてあるわ」
麦野「そこから選んでちょうだい」
上条「はーい」
警策「アー私にも見せろー!」グイ
上条「わかったわかった!だから上条さんの腕に突撃してくんなって!」
警策「ホゥホゥ…」
上条「でもさ、何がいいんだろうなぁ?」
警策「ン?んー…」
上条「ちなみに麦野さんなら誰かにプレゼントあげる時ってどうします?」
麦野「私?そーねぇ…」
.
麦野「まあ私は手作りのクッキーとか、そんな感じのを渡して濁したりするけど」
麦野「その人が欲しいものをあげようと思ったら聞くわね」
上条「え、直接?」
麦野「そ。欲しいものなんて個人の趣味嗜好で異なるじゃない?」
麦野「だからそれとなーく聞いたり推察したりして渡すわね」
上条「へぇ…」
上条「ちなみに警策は?」
警策「人によるかな。ケースバイケース」
上条「…さいでっか」
バルビナ(どうでもいいけど私はスルーか)
.
上条「…よし!これだ!これにする!」
警策「…眼鏡?」
上条「眼鏡!」
警策「エット…オシャレ用の伊達眼鏡?」
上条「イエス!」
麦野「一応言うと身につけるものの類いを渡すなら気をつけなさいよ?」
麦野「趣味に合わないのとかプレゼントされても使わないし」
警策「結構センス問われるよねー?」
上条「う、」
警策「ホントにダイジョブ?」
上条「だ、ダイジョブダイジョブ!ダイジョブアルよ!」
バルビナ「何人だよあんた」
上条「気持ちが!こもってれば!はい!」
.
麦野「それではプレゼント用に包装致します。少々お待ち下さい」
上条「お願いします!」
麦野「バルビナ!会計お願い」
バルビナ「はいはーい」
バルビナ「えーっと…こちら、2500円いただきまーす!」
上条「ぐ、意外に値段するな…はい」つ
バルビナ「毎度っ!」ニコッ
警策「ところで上条?」
上条「なんだ?」
警策「私にもなんか買って欲しいんだけどナー?」(>ω・)ミ☆
上条「なんでだよ!お前別に誕生日とかじゃないだろ?」
.
警策「エー?こーいう時に『お前にもお礼のプレゼント』って言って渡すとモテるんだよ?」
上条「いやモテんでいいし。つーか今度遊びに行くんだろ?」
警策「デモデモ。私の好感度もあがっちゃうよー?」
上条「はー…じゃ、これも会計お願いします」
警策「オッ?まじまじ?」
上条「事実助かったし…何となくだけど警策にも喜んでほしくなってさ」
警策「へー?」ニヨニヨ
バルビナ「4500円になります」
上条「?!」
バルビナ「……買う?」
上条「ぐっ、」
バルビナ「まあここで買わなきゃ格好悪いけどね」
上条「ああ、買うさ!買うとも!俺にだって男のプライドがあるんだよ!」
バルビナ「おーかっこいいかっこいい。毎度っ!」
.
:
:
:
警策「♪」ニヨニヨニヨニヨ
上条「…ずいぶん嬉しそうだな?」
警策「エッ?そりゃーねー?」ニヨニヨニヨニヨ
警策「上条。ありがと」ニコッ
上条(…しっかし、銀の小さなハートネックレスで4500円とは)
上条(誕プレはともかく、サローニャに怒られたらどうしよう…)
警策「大事にするから」
上条「え?おう」
警策「オット忘れてた。遊ぶ時は誘うから番号教えてよ」
上条「ああはいはい」つ
警策「フフー。オネーサン楽しみにしてるから!」
.
警策「ホンジャマ。私はそろそろ教室に戻るから」
上条「おー」
警策「マタ授業抜け出した時には会うかもね?」クスクス
警策「じゃっ!」タタタタ…
上条「ん」フリフリ
上条「…でも本当助かったな。運が良かった」
上条「さて、病理先生の個人研究室行くか」スタスタ…
.
今回はここまで。病理先生までイケナカッタ
まとまったお金が欲しい人はこちらへ
http://www.fc-business.net/qgesw/
病理先生イキまくった?(難聴)
乙
ひどい難聴を見た(褒め言葉)
ところで警策ちゃんの口調おもしろいな…クセになるわw
〓〓病理先生の個人研究室〓〓
上条「せんせーっ」コンコン
< ひゃああ~い♪(甲高い声)
上条(なんだ今の)
上条「失礼しまーす」ガチャ
病理「あら上条くん。何か?」ニッコリ
上条「せんせー白々しい笑顔やめてもらえませんか」
病理「あらそうでした?」コロコロ♪
上条「その…病理先生、たんじ」
病理「あ、先生今紅茶淹れてたんですが飲みます?」
上条「あっはい、いただきます…で、来た理由なんですが」
病理「あら?あらまさか先生に告白でーす?」
病理「もぅ!教師と生徒の恋なんて空想の世界じゃないと許されないんですよ?」
上条「ノープロブレム。愛さえあれば年の差や社会的立場は関係ないさ…じゃなくて!」
上条「誕生日おめでとうございます!」つ
病理「!」
病理「わぁ…!上条くん、先生のお誕生日…覚えててくれたんですか…?」ブワッ
上条「ええまあ今朝半強制的に覚えさせられましたからね?」
病理「先生そんな昔の事は忘れました」プイ
.
病理「開けてみても?」ワクワク
上条「どうぞー」
病理「~♪」
パカ。
病理「ほう…」
上条「えっと…喜んでくれるかはわかりませんけど」
病理「ふむふむ…?伊達眼鏡…」
上条「?」
.
病理「上条くん上条くん」
上条「はい?」
病理「上条くんは眼鏡属性あります?」
上条「え?め、眼鏡属性?」
病理「はい。眼鏡属性です」ニコッ
上条「えっと…まあ、好きと言えば好きですが」
病理「なるほど…」
上条「?」
.
病理「…」スチャ
病理(眼鏡)「どうですか?上条くん!似合います?」ニコッ
上条「あ、はい。よく似合ってると思いますよ」
上条「病理先生は知的だし…そういうイメージを形にしたものとかつけると可愛くなるタイプですよね」
病理「……」
病理「えへ…////」ニョニョニョ
上条「先生?」
病理「え?!ああはいはい?!なんでした?!///」
上条「えっと…それであの。テスト範囲教えてほしーなーって」
病理「ああ。はいはい」
病理「……」カチカチ
ヴィイイイイ。ガチャン。
病理「…はい!できました」
病理「どうぞ?試験範囲を纏めたプリントです♪」
上条「ありがとうございます」
病理「あ、そうそう」
上条「はい?」
病理「クレペリンの結果が出ました」
上条「別人だったでしょ?」
病理「……」
上条「……えっ?」
病理「結論から言いますと、上条くんは」
病理「二重人格の可能性があります」
上条「えっ」
.
病理「以前の『上条当麻』の結果と」
病理「別人の上条当麻」
病理「これらの精神が重なっているんですよ」
上条「重なっている…?」
病理「はい。混在している、と言いましょうか」
病理「"今の上条当麻"というのは、『上条当麻』と『別人の上条当麻』の精神が混ざって出来ているんです」
病理「これだと二重人格、というには微妙なのですが便宜上そう呼ぶ事にします」
上条「……混在している」
病理「二つの精神の根本的な部分は似通っているのですが…まあ確かに。」
病理「ある意味、確かに私が知る『上条当麻』ではなかったです」
病理「…『あなた』が体験してきたという突拍子もないエピソード」
病理「少し、信じてみてもいいかもしれないですね」
.
上条「治るんですかね」
病理「それはなんとも。先生も多少の知識はありますが治療となると精神科にかかった方がいいですね」
上条「精神、科…」ズーン…
病理「ああ、確かに日本人だと『精神科にかかるのは頭がおかしいからだ』とか」
病理「『頭が可哀想な人と見られる』『蔑視の対象』などの偏見があったりしますが…」
病理「実際、精神科にかかる事はそういう事ではないんですよ?」
病理「イメージが先行しているからかもしれませんが、『心的原因から問題が起こった時』にかかるだけです」
病理「怪我にも擦り傷から骨折なんかの大小や規模があるように、それは精神科にもあるんですよ」
病理「『心的な問題』とは怪我のように目に見えるわけではないですし、自分では何がどれくらい酷いのかがわからなかったりします」
病理「それでも受けづらい…というならば。」
病理「なんならカウンセリングだとか…もっと言えば『単純に人に愚痴や話を聞いてもらう』といった感覚でも構いません」
病理「精神科で治療を受ける事は恥でもなんでもないですから。気にせず気軽に受けてくださいね?」
.
病理「酷い怪我をした、怪我したかを確認するために医院に通院するのは当たり前ですよね?」
病理「変わらないんです」ニコッ
上条「へぇ…」
病理「まあ、それに現段階では上条くんに何かしら問題が起きているというわけではありません」
病理「もし、上条くんが『イヤだ、このままでいい』と思うならばそのままにしておくという答えもありと先生は思いますよ?」
上条「……」
病理「話は変わりますが上条くん。今日は意地悪してごめんなさい」ペコ
病理「でもこれは今日上条くんが私に個人的に会いにくるのを皆から変に思われないようにしてあげたかったというのもあるからなんです」
病理「今日は補習の予定はないですし、他に理由が思いつかなかったものですから…」
上条「先生…」
.
病理「…」キコキコ
上条(近づいてきた?)
病理「上条くん」ギュ
上条「?!」
病理「不安にさせてしまったかもしれませんが…」
病理「大丈夫。あなたはあなたです。今ここにいて、今考えているあなたこそがあなたです」
病理「もし何か辛くなったら先生に甘えてください」
病理「先生、上条くんの事をいーっぱい甘やかしてあげますから」
上条「せん、せい」
.
病理「それと…サービスです。これで補習を一回やった事にしてあげちゃいます」
病理「…誕生日プレゼント、嬉しかったです。ありがとう!」ニッコリ
.
:
:
:
上条「……」テクテク
上条「……オティヌス、いるんだろ?」
スゥッ…
姫神「ああ。いる」
上条「わかってるよな?俺が言いたい事」
姫神「さてな」
上条「"俺"は…お前と姫神のように」
上条「『前の上条当麻』の体に入り込んでたんだな」
姫神「……」
上条「なんだ?これも答えられねーのかよ」
姫神「いや。……お前の言う通りだ」
姫神「お前は私と姫神秋沙のように、『前の上条当麻』の体に入り込んでいる存在だ」
.
上条「俺は」
姫神「安心しろ。混在しているといっても『前の上条当麻』の精神がお前の精神に大した影響を及ぼしているわけではない」
姫神「私達のようにな」
上条「…『前の上条当麻』は姫神みたいに乗っ取られる事を承諾したのか?」
姫神「いや?」
上条「な、」
姫神「そもそも奴は―――いや、これは言わないでおこうか」
上条「おい!」
姫神「…安心しろ。奴は承諾はしなかったが拒絶もしなかった」
上条「それって、」
姫神「私からは以上だ。じゃあな」
スゥッ…
上条「……」
.
上条「……」
上条「考えても仕方ない」
上条「でも…俺は、いつかこの世界を、」
上条「……いや、」
上条「とにかく俺は俺の今やるべき事をやらなきゃな」
上条「…まずはテスト乗りきらなきゃな」
.
上条「ただいま」ガチャ
サローニャ「おかえり上条ちゃん!」ニコッ
サローニャ「今日も一日上条ちゃんと会えなくて寂しかったにゃー」ダキッ
上条「……」
サローニャ「上条分を補給ちうー」モフモフモフモフ
上条「サローニャ、話があんだけど…」
サローニャ「えー?今じゃなきゃダメ?」スリスリ
上条「いや今じゃなくてもいいけどさ」
サローニャ「じゃあ…ベッドちゃんでもうちょっとぎゅーってさせて?」
上条「えっとだな」
サローニャ「うー!」プクー!
上条「はは、わかったわかった」
.
ベッド
サローニャ「♪」ギューッ
上条「幸せそうだな?」
サローニャ「上条ちゃんとこうしている時が一番幸せだもん…///」
上条「そっか」
サローニャ「上条ちゃんは学校あるし…夕方からくらい、かまってほしい…」スリスリ
上条「しょーがないなー」ナデ
サローニャ「あー…いい感じ。いいよいいよ!もっとサローニャちゃんをかまえーっ!」
.
上条「かまえーって言われてもな?」
サローニャ「えー?ほら、サローニャちゃんにキスしてくれてもいーしー、」
サローニャ「…ちょっと恥ずかしいけどさ?サローニャちゃんのお尻を撫で回してもいーし?」
サローニャ「手を繋いでもいいし、優しい言葉とか甘い言葉をかけてくれてもいいんだよ?」
上条「Oh」
サローニャ「じゃあサローニャちゃんからしてみても?」ググッ
上条「サローニャちゃん顔近いんですが」
.
サローニャ「んー…」
上条「え、ホントにするの?」
サローニャ「ん」
上条「えっと、えっと、」チラ
ベルシ「ほう……」ドキドキドキドキ
上条「何見てんだジャンガリアンハムスター」
ベルシ「…」ウキュ?
上条「ウキュじゃねーよ?!」
サローニャ「上条ちゃん何でハムスターちゃんにキレてんの?」
.
今回はここまで
なーるほど。
だから「この上条」は原作に比べて微妙にヘタレなのな。
納得なっとく。
そういや、サローニャの服装どうなってんの?
新約三巻の緑色の若干透けてるやつなの?
>>274サローニャ「えー実はこの知らないシリーズではサローニャちゃんはあのスケスケ緑の服を一回も着ていません」
サローニャ「描写がないだけで毎回登場する度に服装ちゃんは変わってます」
サローニャ「SSなんで適当に想像でもしてもらえばいいかなーと。」
サローニャ「ただ一応設定ちゃんはあります」
サローニャ「基本のーぱんちゃん。」
サローニャ「基本 のーぱん ちゃん。」
サローニャ「大事な事なので。」
サローニャ「初回登場時はふわふわ深緑の長T+薄黄スカート。風呂上がり後はタンクトップ+ショーパン+黒ニーハイ」
サローニャ「次からは上条ちゃんのパーカー+パンツやセーター+スカート」
サローニャ「タイトタイプな可愛いパジャマ」
サローニャ「最近流行り?の胸元空きセーター+スカートなんかも着てます」
サローニャ「清楚な白ワンピとか…あとは黒タートルに赤と緑のチェックミニスカートとか」
サローニャ「上条ちゃんに『ダサい』と思われないように、『可愛い』と思われるよーに」
サローニャ「サローニャちゃんは服装にはかなり気を使ってます!」
>>271
ベルさん何やってんすかw
やっと追いついた
サローニャのssは希少なので楽しみにしてます
ありがと
サローニャちゃんが可愛いすぎる・・・!!
前作から見てます、これからも頑張ってください~。
なんでハムスターちゃんに切れてんの、でワロタww
上条「いやだって!」
サローニャ「むー!」ぷーっ!
上条「いやほら、誰かにこーいうのを見られてるのがな?」
サローニャ「いいもん!私はハムスターちゃんに見られるくらい気にしないしぃ!」
上条「いえ上条さんがですね、」
サローニャ「もぉー!」バッ
サローニャ「よいしょ、てい!」つ服
ベルシ(な!彼女の服をケージにかけられただと?!)
ベルシ(くっ、『音声のみでお楽しみください(笑)』だというのか!)
ベルシ(彼女と彼の絡みは私の数少ない娯楽なんだぞ!?)
ベルシ(ああくそ!パソコンとカメラ、機器類を買いそろえるべきか!)
.
ベルさん南無
サローニャ「さーってと!これでいいよね!」
上条「え?あ、ああ…」
サローニャ「それじゃあ」ダキ
上条「ぅ、」
サローニャ「ん…ちゅ。ちゅっちゅー」
上条「ぁ…ぐ、首筋に?」
サローニャ「上条ちゃんは首が弱いの知ってるもん?」ギュ
上条(知らなかった…いや、この体は『前の上条当麻』のだけどさ)
サローニャ「…くちびるちゃんでもいいよ?」スッ
上条「えっとだな、」
サローニャ「…私の事、きらい?」
上条「嫌いじゃない!嫌いじゃないけど!」
サローニャ「…じゃあ…好き?」
上条「そりゃ、まあ…」
サローニャ「!/////」パァッ…!
上サロメインで最初から作り直してほしいな
設定がじゃまで入ってけない
そのもどかしさを楽しむのさ
サローニャ「あのね、私は上条ちゃんの事がね?」
上条「それなんだけどさ、サローニャ」
サローニャ「?」
上条「…今日、また一つわかった事があって」
サローニャ「さっき言ってた話の事?」
上条「ああ。実はさ…」
:
:
:
.
上条「…という事らしいんだ」
サローニャ「……そう」
上条「いつか必ず『前の上条当麻』をお前に返すから」
サローニャ「うん…」
上条「…なあ、サローニャ。前から聞きたかったんだけどさ」
サローニャ「なあに?」
上条「その…どうして"俺"に好意を?」
サローニャ「え?」
上条「だって…お前が好きなのは俺じゃない」
上条「俺はお前が愛した『上条当麻』じゃないんだぞ?」
上条「なのに何故なんだ?」
サローニャ「……」
.
サローニャ「だって…あなたも『上条』ちゃんだから」
上条「でも!」
サローニャ「いいの!例え偽者でも!よく似た別人でも!!『上条』ちゃんなら!」
上条「え、」
サローニャ「それに、私が好きな上条ちゃんもあなたの中にいるんでしょ?」
上条「あ、ああ」
サローニャ「だったらいいよ。私はどんな形ででも『上条』ちゃんが居てくれれば」
上条「でもそれは」
サローニャ「私には上条ちゃんしかいないの」
サローニャ「私にはもう帰る場所はないの」
サローニャ「もし『上条』ちゃんがいなくなった、ら、」ポロッ…
サローニャ「…私、一人になっちゃうよぅ…」ポロポロ
サローニャ「ひぐっ、ぐすっ…やだよ…否定しないでよ…」
.
サローニャ「上条ちゃん、『上条』ちゃんをやめないでよ…」ギュ
上条「サローニャ……」
サローニャ「好き。……好き。」
サローニャ「私、『上条』ちゃんが好き…」ギュウ
サローニャ「依存と言われてもいい。結局それは愛じゃないと言われてもいい」
サローニャ「でも、私は、心から。今のあなたも『前の上条』ちゃんもホントに好き…」スリスリ
上条「…」
サローニャ「私を嫌いになってもいい」
サローニャ「あなたがいつか元の世界に帰ってもいい。私じゃない人と幸せになってくれていい。でもそれまでは」
サローニャ「お願い。あなたを好きでいさせて」ギュ
.
今回はここまで。
『カプものだけどただのカプものじゃないのを書く』というのが元々のコンセプトとしてあるので書き直しはしませぬ。
『これは、そういう話』なのですよー
.
乙です
書き直し要求するとか恐ろしい読者様もいたもんだな
乙
上条「俺は構わないけど…サローニャ、お前本当にそれでいいのか?」
サローニャ「うん」
サローニャ「お願い。私を一人にしないで上条ちゃん」
上条「…わかった、好きなだけ好きでいろよ。」ギュ
上条「俺もサローニャの事は好きだし…なるべく受け止めるようにするから」
サローニャ「…ありがとう」ニコッ
サローニャ「あなたのそういう優しいとこが好き。」チュ
上条「……」
上条(…仮に今「ダメだ」なんて言っても「じゃあどうするの?」って話だしな…)
上条「……」ナデ
上条(可愛い女の子からこんなに好かれてるのに…すげー複雑だ)
上条(…なんだろうな、この思うように上手くいかないもどかしさってのは)
サローニャ「ん…」スリスリ
.
乙、
書き直せって何様だよ
上条(…「帰る場所がない」。「一人にしないで」、か…)
上条(もしかしたら、前に聞いたサローニャの願い、それに"さらにもう一歩"踏み込んだのが、)
上条「……」ギュ
サローニャ「んっ…」
上条(詳しく聞かなきゃいけないよな…『前の上条当麻』とサローニャとの出会いも)
上条(聞くタイミングとか雰囲気がイマイチ掴めないけど)
上条(そういえば最初…この世界で初めてサローニャに会った時)
上条(ロシアから見捨てられて…みたいな事言ってたっけな)
上条(そのあたりに理由があるんだろうか)
.
ベルシ(わかった、君の葛藤はよくわかった)
ベルシ(だからこの服をどけてくれ!アレだろう?これから君たちは服を脱いで致しちゃうんだろう?)
ベルシ(いいじゃないか!どれだけ私があの研究室のケージに閉じ込められたと思っている!)
ベルシ(私は娯楽に飢えているんだよ!)
ベルシ(私だっていい年なんだぞ!見たいんだよ!そういうのが!!)
.
上条(…食後とかにお茶でも淹れて話し合いの場でも設けてみるか)
サローニャ「やばい…なんか幸せになってきて動きたくなくなってきた…」
上条「はいはい。幸せいっぱいになったら離してくれなー」
サローニャ「…じゃー私、これからずっと幸せいっぱい率99%以上は幸せにならない」モフモフ
上条「一生離さないってか?」
サローニャ「あたりぃー」ニヘ
.
ベルシ(服が邪魔だ)
ベルシ(くそ…ハムスターが落とした、偶然落ちたという理由では彼女は納得しないだろう)
ベルシ(もういい。ひまわりの種をかじりながら声だけ聞こう)
ベルシ(確か良質なひまわりの種を彼女がくれていたはず…)ガサゴソ
ベルシ(あったあった。ふー…)
ベルシ「……」カジカジカジカジカジカジカジ
ベルシ(種美味い)カジカジカジカジカジカジ
.
:
:
:
サローニャ「すー……すー……」
上条(飯も食わずに寝ちゃったか)
ベルシ「よほど君の側が安心出来るのだろうな」ヒョコ
上条「なんかご用ですか齧歯類」
ベルシ「そんな言い方をしなくてもいいだろう?君は哺乳類と呼ばれて嬉しいのか?」
上条「はいはい悪かった。んで?」
ベルシ「何、ただの雑談だよ。なんならコーヒーでも淹れようか」
上条「あー…じゃあ頼むわ」
ベルシ「心得た」ピョイッ
.
ベルシ「インスタントですまないが…」てちてち
上条「悪かったな、インスタントしか置いてなくて」
ベルシ「熱いから気をつけるといい」
上条「はいはい」ズズ
ベルシ「今日は学校どうだったんだ?」
上条「それがさ、聞いてくれよ―――
:
:
:
.
ダレた。今回はここまで。
更新乙ー
乙でした。甘えるサローニャかわいい。
ベルシどうやって料理作ったりコーヒー入れたりしてんだろう
>>304
ベルシ「うん?そうだな…」ウーム
ベルシ「ロスタイム減らすために調理に必要な物全てを予め集めて来てから調理しているな」
ベルシ「冷蔵庫、食器類、調理器具はアスレチックパークの要領でジャンプしたり走ったり、」
ベルシ「コードや掛けられた手拭きタオルなんかを登り、使われてない菜箸や紐などを使ったりして扉を開閉したり物をとったりしている」
ベルシ「幸い上条家はレンジや炊飯器などの器具も一ヶ所に集められて配置されているからやりやすいし…」
ベルシ「家電についても学園都市製品だからボタン操作一つで殆ど全自動だ」
ベルシ「フライパンや鍋を使う時はどうしているか?
ベルシ「基本的には空き箱を踏み台にして中を見ながら調理しているよ」
ベルシ「ああ…言ってわかるかはわからないが…私の腕力は普通の人間と同じだ」
ベルシ「人間がハムスターサイズになったとしたら?ではない」
ベルシ「君が包丁を持つ時に出す力と労力は私も同じという事だよ」
ベルシ「こんな所だ」
ベルシ「ふむ…病理先生がそんな事を」
上条「ああ。でも色々俺に気を使ってくれたんだなって思うとありがたいよ」
ベルシ「そうか…」フッ
ベルシ「ところで……」つストロー
上条「?」ズズ
ベルシ「勉強しなくていいのか?」ズズズズズズ
上条「…………」
上条「あ゙」
.
上条「ふぅぉおおおおおおおおお!!!」カリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリ
ベルシ「ずいぶん頑張るな」
上条「だぁああああああ!!!サローニャと抱きあったり上に乗られたりそのままでここっつんとか手遊びとかしてるんじゃなかったぁあああ!!!」カリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリカリコリ
ベルシ「ふっ…まぁ頑張れ。私には応援か教えるくらいしか出来ないが…」
上条「は?教える?」カリコリカリコリカリコリカリコリ
ベルシ「ああ。実際私は君より頭がいいと思うが」
上条「へぇ~~~~~~?」ニヤニヤニヤニヤ
ベルシ「疑うか…わかった、今わからない所はドコだ?バッチリレクチャーしよう」てちてち
.
:
:
:
ベルシ「――――そうだ、だからこの答えは地点Aではなく、BC間における――」
ベルシ「――いや違う、そうではないな。君は生物というのを少々誤解しているよ」
ベルシ「よく創作物なんかでDNAを変化させて異形の存在になる、なんてあるが実際は間違いだ」
ベルシ「いいか?例えばここに、既にパーツを組み立て何度か動かしているパワーショベルがあったとしよう」
ベルシ「それの設計図を今更別の物に書き変えた所で、そのパワーショベルがタンクローリーに変わると思うか?」
ベルシ「答えはもちろんNOだ。今のは例え話だが、この原理をキチンと説明すると―――」
上条「ナマ言ってすんませんした」ゲザ
ベルシ「わかればいいんだ。わかれば」ズズ…
.
~次の日~
<バタン
上条「ってきまーす…」
上条「今日も寒いなー……」スタスタ
ビアージオ「あ、お早うございます」ニコッ
上条「あ、ども。はよーございます」ペコ
上条「珍しいですね?」
ビアージオ「ハッハッ。兄がまたゴミを溜めておりましたのでな。また遅くなってしまったのです」
上条「あー」クスクス
ビアージオ「毎日寒いですが、風邪など引かぬよう」ニコッ
ビアージオ「では私はこれで。あなたにも神の御加護がありますように」ニコッ
上条「あざーす」ペコ
上条(めっちゃいい人じゃん垣根ビアージオさん…)
.
上条「……」スタスタ
上条「ん…?」
上条(アレ?今日は皆と会わないな?)スタスタ
上条(いつもなら垣根とはとっくに会っているし、この辺りでなら査楽とトールも来るはずなのに…)
上条「…」チラ
上条(時間も間違えてないぞ?)
上条(あれ?)
.
警策「アッレ~~?こんなとこで何してんのー?」
上条「あ、昨日の。おはよ」
警策「オハヨー。そう、警策オネーサンだよん♪」
上条「同じ学年だろ?…ってウチは年バラバラだったか。何歳なんだ?」
警策「15だけど?」
上条「俺より年下じゃねーか」ペシ
警策「いーじゃんいーじゃん!オネーサンでさー」ぷー!
上条「はいはい…」
.
警策「デモデモ。なんで君はこの時間にこんなとこにいんの?」
上条「友達待ってんだよ。いつもは一緒に行ってる奴らが来なくてさ」
警策「…?」
警策「その人達ってー、君と同じクラス?」
上条「そうだけど」
警策「………」
上条「?」
警策「アノサー…それって、」
警策「君らのクラスが今日テストだからじゃないの?」
上条「……は?」
.
上条「いやいやいや…だってテストは来週の頭からだろ?」
警策「教科の半分は、ね」
警策「デモそのもう半分はクラスごとに今日や明日、明後日でやるんだよーう?」
警策「ナンカネ、先生方の都合で一部教科だけ早めにやるんだってさ」
上条「は?」
警策「テユーカー…書いてなかった?それか先生言ってなかった?私のとこではそう聞いたけど」
上条「は?いやいや…嘘だろ?」ガサガサ…
上条「えっと……」つ紙
警策「ンデー、私んとこは今日無くて明日だからー、その隣のクラスの君のとこは?」
上条「………………………………今日や………」
警策「デショ?時間も早くなってるし…だから皆、もう今日は学校でテスト受けてんじゃない?」
.
今回はここまで
乙、
ハムスターに勉強を教わるような人間にはなりたくないな
上条さんどんまい
ベルシの頭の良さがうらやましい
上条「ふ、不幸だ…」ガクゥッ!
警策「不幸って言うか、不注意とか自己管理能力の欠如じゃないっかなー」
上条「うっせ…」グスッグスッ
警策「ンデンデ?一つだけでもいいから受けに行かないの?」
上条「はっ!そうだった!」
上条「うおおおおおおお!!!」ダダダダダ!
警策「…行っちゃった。」
警策「ンー…でも言っといてなんだけどー。間に合うかなぁ?」
警策「もう最後のテスト始まってる時間だしー?」
警策「マア頑張ってねん」
.
上条「うぅおおおおおおお!!!!!」ダダダダダ
校門
上条「だらっしゃぁあああい!!!」
校 / 門
上条「よし!まだあと40分ある!まだ受けれっ」
『テストを受ける者は教室を移動するように』
上条「不幸だァァァァァ!!!!!」オ-マアガァァァァ!!!
.
>>319
×オ-マアガァァァァ!!!
◯オ-マイガァァァァ!!!!!
.
やっと追い付いたー
~しばらくご。~
トール「…んで?」
ヴェント「テストサボりで半教科落としたみたいよ?このアホは」
上条「うぇっふ、あふっ、ふぇえ~ん!」シクシク
垣根「おい上条。イラッとくるからそのキモい泣き方やめろ」
上条「でもよぉ~」エグエグ
査楽「まあまあ。まだ病理先生の『道徳』が残ってますし」
上条「おふぅ?」
査楽「あなたの目の前はまだ絶望一色の視界ゼロではありません」
査楽「希望がまだ見えているだけマシですよ」ポン
上条「査楽ぅぅう!!お前いいヤツだな!!!」ガシッ
査楽「いえいえ、来年もあなたと一緒のクラスになることを望んでいるだけですよ」
トール「…また勉強会でもやるかぁ?」
垣根「だな。俺だって来年もあいつと一緒がいいしな」
ヴェント「…ホント、世話が焼けるわ」
上条「あ…なぁ、ちょっと聞きたいんだけど」
垣根「ん?」
上条「もし…もし今回のテスト全部芳しくないとかだったらどうなるんだ?」
上条「ほら、俺この前のヤツ満点だったし!なんか多少のフォローとかマイナスを打ち消せるとか!」
垣根「はぁ?んなもん普通に留年《ダブり》に決まってんだろ」
上条「 」
垣根「いや普通に考えて道徳心をどんだけ持ってようが全教科落としてるようなオタンチンが進級できるわけねぇだろ」
上条「ですよねー…」
.
上条「あれ?でも確か前に『道徳』さえ落とさなければ進級とかできるって」
垣根「いやだってお前テストに参加してねーだろ?」
垣根「テストに参加しなかったら一教科につき持ち点からマイナス100点食らうだろ」
垣根「持ち点がゼロになったらアウト。」
上条「なにそれ?!」
垣根「それでも道徳を落とさなきゃ各教科がクソでも救済措置はあるが」
垣根「受けなきゃいけないのに、やらなければならない事から逃げる奴に温情があるわけねぇ」
上条「なんてこった…パンナコッタ…」
垣根「…え?お前知らねぇの?お前ちゃんと入学した時の先生の説明とか…渡されたプリント読んでねぇのか?」
上条「…」
垣根「…ああ、お前記憶か…なら仕方ねぇか」
垣根「まぁそんな気にすんなよ」
垣根「例えお前が来年後輩になっても友達ではいてやるよ」
上条「う、うわぁぁああ!!イヤだぁぁぁ!!」
×垣根「それでも道徳を落とさなきゃ各教科がクソでも救済措置はあるが」
○垣根「キチンと受けてさえいれば。例え各教科がクソでも救済措置はあるが」
.
今回はここまで。叶え屋の方、色んな意味で色々ガタついて中々書けぬわー!
乙
楽しんで読ませてもらってるよ。
前作から読んできた。
設定からストーリーから色々凄いな。
シリアスなんか原作上回ってるレベル。
道徳の授業やテストの内容も読んでてめっちゃ面白い。
どんなエンディング迎えるか分からないけど、この上条さんなら何を迎えても納得できると思う。
~サロン~
査楽「さて、また前に勉強会の時に使ったここへ来たわけですが」
垣根「残りの教科か…家庭科と体育、古典が終わったから」
ヴェント「数的処理、道徳、バイオね」
上条「上条さんの苦手な教科みっちりか…」
垣根「いやお前は全教科苦手だろうが」
上条「んなことねーやい!」
.
トール「あん?じゃあ上条ちゃさんの得意教科ってなんだよ」
上条「ぅえっ?!えーっとだな、」
査楽「じーっ」
ヴェント「じーっ」
垣根「じーっ」
トール「じーっ」
上条「……」
上条「ほ、保健体育…」
垣根「…」
トール「…」
ヴェント「…」
査楽「…」
トール「うし!まずは時間かかりそうなバイオからやろうぜ!」
ヴェント「そうね」
垣根「あーやべ、俺教室に教科書忘れてきたわ」
査楽「おや、大丈夫ですか?」
垣根「たりめーだろ。俺を誰だと思ってやがる」
上条「スルー?!」
>>330
×トール「あん?じゃあ上条ちゃさんの得意教科ってなんだよ」
◯トール「あん?じゃあ上条ちゃんの得意教科ってなんだよ」
ダレた。今回はここまで。
ウートの方もこっちも両方読んでます。
どっちもおもしろくて大好きです!!
乙です!
垣根「っせーな、お前は第二次性徴期の所でズボンの中に手でも突っ込んでろよ」
上条「何その中学二年生?!つーかそんなベタな真似は上条さんしませんのことよ?!」
ヴェント「ほっときな。垣根は自分の中二時代が普遍的だって思ってるし」
トール「な」
査楽「ですね」
垣根「あっるぇー?いつの間にかイジリの矛先がナチュラルに俺にシフトしたぞー?」
.
ヴェント「ほら、バ垣根はほっといてアンタも勉強しな」ストン
上条「…あの、なんで俺の隣に?」
上条(もしかして…俺の事が好きだから…?)ドキドキ
ヴェント「ハァ?アンタに教えるからに決まってんでしょ?」
上条「アッハイ」
ヴェント「…なぁに?『ひょっとして俺の事が好きだから側に居たかったとか…?』とか思っちゃってるワケ?」ジロ
上条「うぐっ?!////」
ヴェント「ったく…」ヤレヤレ
上条「あ、あのなぁ!」
ヴェント「…」ソッ
上条(? 俺の耳元に口を寄せてきた?)
ヴェント「当たり。よくわかったわね」ボソッ
上条「?!」
.
ヴェント「さ、教科書開きな。ビシバシいくから覚悟しな」
上条「 」
ヴェント「…なにボケーっとしてんの?早くして欲しいんだケド?」
上条「お、おう」
トール「? 今ヴェントが何耳打ちしたか聞こえたか?」
垣根「いや?まぁどーせ『ばーか』とかだろ」
査楽「そーですね」
.
:
:
ヴェント
:
:
ヴェント「ほら、ここはこーやって解くの」ムニュ
上条「お、おう!」
ヴェント「アンタさぁ、ちゃんと私の話聞いてるワケ?さっきも言ったとこよ?」ムニムニ
上条「お、おう!」
ヴェント「ほら、ちゃんと意識集中。」
上条(ぶっちゃけ乳やらカラダやらの当たってるとこにしか意識集中できません)
ヴェント「ほら、ちゃんと集中しなさいよ。…私に」ポソッ
上条「?!」
ヴェント「あによ」
上条「え?!いや?!何にも?!」
.
今回はここまで
乙
上条(ヴェント、なんかやけに積極的だけど…)
ヴェント「ちょっと?ちゃんと聞いてるワケ?」
上条「聞いてるよ」
ヴェント「ったく。アンタのためにやってんだからもっと気合入れなさいよね」
上条「悪い」
トール「そーだぜー上条ちゃん。特にもう後がねぇんだからさー」
上条「お、おう…」
垣根「…よし」
査楽「?」
垣根「おい上条」
上条「?」
.
垣根「どうせ頑張るなら楽しい方がいいだろ?」
上条「? ああ、まぁ」
垣根「だよな。それによ、やる気も出たらいい結果も出やすいよな」
上条「つまり何が言いたいんだよ」
垣根「もし今回乗り切れたらよ、なんかお前の欲しいモンを手に入れてやるよ」
上条「欲しいモン?」
垣根「おう。金でもなんでも。ご褒美とかあった方が頑張れんだろ?」
上条「そりゃあ…でもいいのか?」
垣根「おう。俺もお前と一緒に次に行きてぇしな」
上条「垣根…」
.
垣根「あ、ちなみにアレな。欲しいモンっつたってアレだぞ、常識の範囲内でな?」
上条「…ありがとな」
垣根「おう。んじゃ、続きをやろうぜ」
トール「よかったな上条ちゃん。ご褒美に何もらうか決めとけよー」
査楽「ふふ、ものすっごく高いものでも大丈夫ですよ」
垣根「テメェ人の金と思って…おい!一応言っとくがな」
垣根「金でもなんでも、出してもリムジン一台くらいまでだからな」
上条「マジで?!」
.
~上条宅~
サローニャ「…」ゴロ-ン
サローニャ「…」モダモダ
サローニャ(上条ちゃんまだかなー)
サローニャ(今日は遅いのかな…)
サローニャ「うー」
サローニャ(洗濯ちゃんもしたしぃ、食器洗いも掃除も軽食作りもしたしぃ)
サローニャ(ベルシちゃんのケージ掃除もしたしご飯もあげたし)
サローニャ(買い物は今日は必要ないしー)
サローニャ「ひーまー。ひまひまー」ゴロゴロ
ベルシ(彼女も友達とかと遊びにでも行ったらいいだろうに)
.
サローニャ「…久しぶりにお友達ちゃんに会いに行こっかなー…」
サローニャ「あーでもアレかぁ。たぶん忙しいよねぇ」
サローニャ「ぷぅー。」ゴロゴロ
サローニャ「…上条ちゃん早く帰ってこないかにゃー」
サローニャ「サローニャちゃんさびしぃー」クスン
ベルシ(最後に会ってからまだ10時間も経ってないんだがな)
サローニャ「…上条ちゃんの匂いする服でも抱いて寝てよ」コテン
サローニャ「…」モフモフ
ベルシ(『恋愛は精神病の一種』というのは誰が言った言葉だったか。彼女はかなり重症のようだが)
サローニャ「んー…」モフモフモフ
.
今回はここまで
可愛い
おつ
携帯<ゔぼぉ゛ぉ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛!!!(着信音)
サローニャ「あり、ひょっとして」ヒョイ
サローニャ「はいはいちゃん!サローニャちゃんです!」
サローニャ「あーやっぱりお前かー」ケラケラ
ベルシ(む?…ああ、友人か)
サローニャ「えっ今?うだうだしてますなー」
サローニャ「うん。ひまひまちゃんー」ゴロゴロ
サローニャ「え?今日?今から?うーん…?」
サローニャ(まぁ、上条ちゃんが帰ってくる前に帰ればいっか?)
サローニャ「うん!行く!じゃまたあとで♪」
サローニャ「♪」ピッ
サローニャ「さーってと、身仕度しますかにゃー」
.
連休中に読める幸せ
『数的処理(数学)』
『問5』
『一辺aの立方体が周期的に並び、その各頂点と中心に原子が位置する結晶構造を体心立方格子構造という。』
『NaやKなど、アルカリ金属の多くは体心立方格子構造とる。』
『この体心立方格子構造において、ある原子Aoに着目した時、空間以内の全ての点の内、他のどの原子よりもAoに近い点の集合が作る領域をDoとする。』
『この時、Doの体積を求めよ』
上条「……」
上条「OK、上条さんにはさっぱりわかりませんことよ?」
垣根「おいマジで?一応言っとくとこれ中学生レベルの知識でも解けるぞ?」
上条「マジで?」
トール「おう」
査楽「ええ」
※『暗殺教室』の作中に出てきた問題。
.
上条「…そんでこの問題って?ヴェントさん教えてください」
ヴェント「あーココ?…そーね、余計な言葉に惑わされないコトが重要ね」
ヴェント「Na《ナトリウム》だとかK《カリウム》の立方体構造だとかなんてガン無視でいーの。」
ヴェント「これはさ、要はこのジャングルジムみたいになってるとこの1区画の中に存在する一つの核と、対比する領域の核がどういう物なのかってのを考えなきゃいけないワケ」
ヴェント「でさ、対比する領域…四つの頂点って実は一つの核の8分の1なのよ」
ヴェント「つまるトコ、対比する領域の核ってのは8分の1全てを合わせたものなの」
ヴェント「だからこれって実はすっごく単純な話。一つの核と一つの核を対比するだけ。つまりはAoとDoの比は1:1」
ヴェント「だからこの答えはa3/2《二分のa3乗》ってワケ」
ヴェント「わかった?」
上条「さっぱり」フルフル
.
着信音www
今回はここまで
(a^3)/2
乙
超乙です
いいね
面白い
ザロキもよンだけどおもしろい
ヴェント「アンタってホント理解力ないわね」
上条「面目ねぇ」
ヴェント「ひょっとしてだけど脳を損傷してたりとかしてたりする?」
上条「してな…いやしてたかも」
ヴェント「え?マジで?」
上条「いや、すまんやっぱなんでもない」
上条(記憶喪失した時に確か脳細胞死滅してたんじゃなかったっけ?冷静に考えてみるとヤバイよなぁ)
確かにヤバい
冥土返し居なかったら8割方死んでるからなぁ
上条(あーでも体はこっちの俺なんだよな。あれ?じゃあ脳を損傷してないかもしれない?)
上条(インデックスを助けてないだろうし、いやそのポジションのサローニャとのイベントでワンチャン?いやどんな内容なのかわかんねぇけど)
ヴェント「ったく、心配かけさせないでほしいわ」
垣根「でもお前絶望的に頭悪いから割とマジで脳損傷してたりすんじゃね?」ケラケラ
トール「かもなー上条ちゃん結構物忘れ激しいしなー」
査楽「理解力もですかね?アレ?意外と本当に一度診てもらった方が」
上条「おもっくそグーで殴ってやろうか?テメェらコノヤロー」
.
サローニャ「えーと…」キョロキョロ
「…」
サローニャ「!」
サローニャ「わりーわりぃ。お待たせちゃん!」
「や。待ってたよ」
鞠亜「悪いねー急に呼んじゃって」
サローニャ「いーっていーって。あ、私エスプレッソちゃんでお願い」
鞠亜「奢らんぞ?くのヤロー」
.
※雲川 鞠亜(くもかわ まりあ)
新約2巻で登場。雲川芹亜の妹さんで、自分より明らかに出来の悪い御主人様を募集中。
黄色と黒色のミニスカメイド服姿でうさぎの名札つけている。
(尚、カポエラに似た戦闘術を使うために見せパンを着用)
舞夏と同じ学校に通い、罵倒等々をされても人間強度が上がったと喜びを感じる人。
能力は自分発の遠心力の威力を上げる『暴風車軸』(バイオレンス・ドーナツ)。レベル2。
姉と違い、胸は控えめ。
サローニャ「ふー、ふー…」ジュゾゾゾ
鞠亜「そんでー?やっぱ上条さんとラブラブなの?」ニヨニヨ
サローニャ「ふぉ?!///」プゴッ
鞠亜「私らくらいの年頃の娘が好きな男の子と暮らしてて何にもないなんてないよねぇ?」ニヨニヨニヨニヨ
サローニャ「えっ、えと…いや別にそんな?何かしてるわけじゃないよ?」
鞠亜「えー?」
サローニャ「ほんとだってば!キスだって頬くらいだし!」
サローニャ「お風呂は一緒に入るし一緒に寝てるけど…手を出された事はないし」
サローニャ「膝枕とかしてもらったりとかしてるけど」
サローニャ「抱きしめたりとかもまぁ、してるけど…」
鞠亜「へー?ちなみにどんな告白したの?どんな風に付き合う事になったの?」ニヨニヨ
サローニャ「いや私達つきあってはいないけど」
鞠亜「そこまでやってんのに?!」
.
鞠亜「え?!何?!はぁ?!あの時からまんじりとも動いてないってわけ?!」
サローニャ「That's right.」
鞠亜「そんだけやってて?!」
サローニャ「いぐざくとりー。」ズズ-
鞠亜「え?何?上条さん性欲を何処に置き忘れてきたの?上条さんの股間についてんのって鉛筆なの?!」
サローニャ「いやウインナーくらいはあるけど」ズゾゾ
鞠亜「いやそういう事じゃない」
.
記憶に焼き付けたのか下条を……
鞠亜「遊ばれてる~とかではないよね?まぁそんな風にも見えないけどさ」
サロー ニャ「うん。その辺は大丈夫かなー」
鞠亜「…ていうかさ、上条さんのってウインナーくらいなの?」
サローニャ「そだよー?あ、でもアレだよ?ウインナーちゃんって言ったけど大体このくらいだよ?」サッ
鞠亜「へー…このくらいなんだ?」サッ
サローニャ「うん。太さはこのくらいかな?」サッ
鞠亜「へー…」
サローニャ「あっ、でも臨戦態勢の時のはわかんないかな」
鞠亜「そりゃわかってたら…ねぇ?」
サローニャ「ねぇ?」
.
鞠亜「アレかな、もっと年上がいいとか…何がしか特定のタイプにしか反応しないとか?」
サローニャ「さー?」
鞠亜「黒髪でムチムチでバインバインがいいとか?」
サローニャ「ムチムチ…んー、どうかな?」
鞠亜「それかもっとロリロリしい子がいいとか?」
サローニャ「それはもうお手上げちゃんかな…」
鞠亜「上条さんの性癖とか知らないの?」
サローニャ「ぅえーっと…携帯でエッチぃサイトちゃん見てるのは見たことあるんだけど」
鞠亜「何のページ見てたとかは?」
サローニャ「わかんにゃい。私に気付いてすぐ消してたし」
鞠亜「ちょっとだけ携帯盗み見るとかは」
サローニャ「それはちょっと人としてね」
鞠亜「君はマジメだねー」
.
サローニャ「あ、そーいえば鞠亜ちゃん、鞄変えた?」
鞠亜「お、わかる?」
サローニャ「そりゃね。前のってサマンサのだったよね」
鞠亜「ん。ちょっと試しにって使ってたんだけどねー」
サローニャ「へぇ?」
・・・・・。
.
久々の更新乙です!
忙しいだろうけど完結まで頑張って!
乙ー
楽しみにしてます、頑張って下さい!!
落ちるなよー
~しばらく後。上条宅~
ガチャ。
上条「うーい。上条さんのお帰りですよっと」
上条「あー…スパルタ勉強会くっそ大変だった」
上条「ただいまー」
シーン…
上条「…?」
上条「サローニャ?」
シーン…
上条「…コンビニでも行ったのか?」
.
上条「…」
上条「ベルシー?おーい?」
ケージ<空っぽ
上条「…ベルシ?」
上条「何か、あったのか…?」
『現在電波の届かない所か、』
上条「電波が、届かないところ…?」
ほんわほんわ。
.
サローニャ『いやっ…!上条ちゃん、助けて…!』
?『げっげっげっ。無理無理。いかにカミやんといえどもこんな地下施設までなんか来られへんて』
サローニャ『くるもん!上条ちゃんなら絶対に来てくれるもん!』
?『ほんなら精々待っとき。ただし、その時がくるまでボクのを咥えててもらおかな~』カチャカチャ
サローニャ『イヤァァアアアア!!』
?『大丈夫やって。カミやんが絶対来てくれるんやろ?ほんならちょっとだけですむやん?な?』
サローニャ『やだぁああああ!!!』
.
ほんわほんわ。
上条「くっ、サローニャ!!」ダッ!
ガチャ!バタン!!
タッタッタッタッ…
.
~同時刻、上条宅の排水口内(ベルシside)~
ベルシ「…うん」
ベルシ「まさか足を滑らせて詰まるとはな」 どーん
ガチャ
上条「ただいまー」
ベルシ「! 神は私を見捨てていなかった!」
上条「ベルシ?」
ベルシ「おーい!!おーい!ここだ!!」
上条「電波が、届かないところ…」
上条「っ、サローニャ!!」ダッ!
ガチャ!バタン!!
タッタッタッタッ…
ベルシ「」
ベルシ「だ、誰かァアアアア!!!!」
.
あ
ベルシ「くそ!こんな事なら洗面器で泡風呂なんてするじゃなかった!」ジタバタジタバタ
ベルシ「あああああ!せっかく綺麗にしたってのに!」
ベルシ「ぐぉおお!最後に風呂掃除したのは誰だぁああ?!蓋くらい閉めといてくれ!」
ベルシ「そんな、私はこんなところで、」
ベルシ「死んでたまるかぁあああ!!!」ジタバタジタバタ
ベルシ「あっ、ヤバイヤバイヤバイヤバイ落ちる落ちる!あんま動くとコレヤバイ」
ベルシ「上条当麻!サローニャ!どちらでもいい!どっちか早く戻ってきてくれぇ!」
.
~その頃のサローニャちゃん~
サローニャ「あははは!おっかしぃ~」
鞠亜「でっしょー?」
ぴー。
サローニャ「おりょ?」
鞠亜「どしたん?」
サローニャ「あー、なんかスマホちゃん電池切れしちゃったみたいです」
鞠亜「あー」
サローニャ「あーん。お店でじゅーでんさせてくれないかなぁー…」
鞠亜「無理でしょ。スタバじゃないんだからさぁ」
サローニャ「だぁってぇ~」プクゥ
鞠亜「あー、じゃあお店変えよっか」
サローニャ「はいはいちゃーん」
.
上条「考えろ、考えろ考えろ!」
上条「ベルシも居なかったって事は、追跡しているか、やられたか」
上条「だけど普通、ジャンガリアンハムスターなんか相手にすらしないだろう」
上条「タダのハムスターじゃないと気付かれない限りは」
上条「…なら、何らかの形でベルシから連絡が」
ーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ベルシ「ッッァアアアアッッ!!目に!目に泡がぁあああ!!!」
ベルシ「染みる!なんだコレは!目が!目がァアアアア!!!」
ベルシ「あっf
ヒュ--------.........
.
上条「俺に出来る事は…俺は俺で探す事くらい、か」
上条(場所と状況の情報はベルシを信じて待とう)
上条「待ってろ、サローニャ!今すぐ助けにいくから!」ダッ
ーーーーーーーーーーーーーー
サローニャ「あっ!見て見て!ひよこちゃんキーホルダーちょ~可愛い~!」
鞠亜「へー中々出来凝ってるな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ベルシ「くっ…しまった…パイプのかなり奥の方に落ちた…」
ベルシ「身動きが、とれん」
ベルシ「だ、誰か…」
.
今回はここまで。
>>378で文が消えていた。訂正。
上条「…」
上条「ベルシー?おーい?」
ケージ<空っぽ
上条「…ベルシ?」
上条「何か、あったのか…?」
上条「け、携帯!」
トゥルル。トゥルル。
上条「出ろよ…出てくれよ?」
ピッ。
『おかけになった電話は、現在電波の届かない所か、電源が入っておりません』
上条「…」ピッ
.
上条「珍しい、いや、」
『現在電波の届かない所か、』
上条「電波が、届かないところ…?」
ほんわほんわ。
.
以上。しつれい。
上条さん空回り・・・
乙
乙
~第7学区、街中~
上条「はぁっ、はぁっ…!」
上条「くそっ、よく考えたら闇雲に走ったってわかりゃしねぇよ!」
上条「! そうだ、”土御門”…!垣根なら!」
ピッピッ。
トゥルル、
垣根『おう、どうした?』
上条「ワンコール?!」
垣根『まぁ丁度スマホ弄ってたしな。んで?どした』
上条「ああ、サローニャが攫われたかもしれないんだよ!」
垣根『な、なんだと?!』
.
上条「家に帰ったら誰も居なかった上にもう一人外に出れないヤツも居たはずが居ない!」
垣根『ん?』
上条「しかもサローニャと電話が繋がらねぇんだ!」
垣根『まぁ落ち着け。部屋は?荒らされてたか?それか何かしらの争った痕跡は?』
上条「いやそれらはないけど…」
垣根『おいおい。そりゃホントに攫われたのか?ちっとばかし早とちり過ぎねぇか?』
垣根『ほら、誰だか知らねぇがその外に出れないヤツ連れ出してやってるとか』
上条「それでも電話繋がらないなんておかしいし、その外に出れないヤツは連れ出そうとは思わねえようなヤツなんだよ!」
垣根『あぁ?別に寝たきりだとかでも車椅子でくらい外に』
上条「いや実はそいつ人間じゃなくてジャンガリアンハムスターなんだよ」
垣根『…お前、頭大丈夫?』
.
垣根『いやさ、確かにさっきは冗談で頭診てもらった方がって話してたがこれマジで診てもらった方が』
上条「違うんだ!あのさ、そいつただのハムスターじゃないんだよ!」
垣根『…ふーん?何かの能力関係か?』
上条「いや能力は絡んでないけど、素で流暢にペラペラ喋るし俺より勉強出来て、手料理振舞ってくれたりするんだ」
垣根『もっかい聞くな?お前頭大丈夫?』
.
上条「とにかく!そのハムスターが居なくなるって事は何かしら異常があったからなんだよ!」
垣根『は、はぁ。』
上条「ひょっとしたら攫ったヤツを追ってるかもしれないんだよ」
垣根『ジャンガリアン、ハムスター…がか?』ゴクリ
上条「ああ!」
垣根『上条…あなた疲れてるのよ』
上条「だあああ!お前も見てみればわかる!とにかくサローニャだ!」
上条「とにかく何かわかったら教えてくれ!絶対サローニャに何かあったから!」
垣根『あーハイハイ。しょうがねぇなぁ』
.
~第6学区(アミューズメント施設とかが多い学区)~
垣根「ん?」チラ
<キャッキャッ!
垣根「…つーかよ、一応聞くけどこれって本当にイタズラ電話じゃねぇんだよな?」
上条『俺が冗談でこんな事言うわけないだろ!』
垣根「ああ、まぁなぁ…」チラ
サローニャ「むぐむぐ。そーいえばもうすぐクリスマスちゃんなんだよねぇ」テクテク
鞠亜「いーよなークリスマス一緒に過ごしたい人がいるって」
垣根(…俺の目には呑気にクレープ買い食いしながらウィンドウショッピングしているサローニャが映っているんだが)
.
垣根「あー…じゃあ、見つけたら家に帰るように言っとくから」
上条『悪い!頼んだ!』
ピッ。
垣根「…」
垣根「ヘイ!そこの可愛いお嬢さん!」
サローニャ「ありょ?お隣さんの垣根さん。どしたんです?」モキュモキュ
鞠亜「?」
.
垣根「いやなんか今上条がスゲー心配してたんだけどさ、電話くらい出てやったらどうだ?」
サローニャ「ふぇ?あー…私の携帯電池切れちゃってたからかな?」
垣根「上条ェ」
サローニャ「あーじゃーりょーかいです。後で電話ちゃんしときます」
垣根「おーなるべく早くしてやってくれよ」
サローニャ「はい。すみません、わざわざありがとうございます!」ニコッ
垣根「お、おう」
サローニャ「それじゃあ私はこれでっ!」ビシッ
垣根「おー」
サローニャ「でもこの近くに充電出来るとことかあったかなー…」
鞠亜「最悪トイレでとか」
サローニャ「それはちょっとね。んー、この辺りハンバーガー屋ちゃんとかないっかなー」
.
垣根「ったく、あのアホの心配症にも困ったもんだな」
垣根「…」
垣根「にしても…」
垣根「なんであいつメイドの立体映像と一緒に歩いてたんだろうな?」
垣根「最近そういうのが流行ってんのか?」
垣根「…今度心理定規に聞いてみっか」テクテク
.
~第7学区の公園~
上条「ゼヒュー、ゼヒュー…」
上条「ちくしょう、どこに連れて行かれたんだサローニャ…」
上条「う、ゲホッ、ゲホッ!」
上条(あれ…なんかいつもより体が重い?疲れやすくなってる?)
上条(なんとなくうっすら思ってたけど、やっぱりこっちの上条当麻の体は体力があんまりないのか?)
上条(くそ、焦るな!なんとか突破口を、)
上条「…」
上条「アカン、ダメだちょっとそこのベンチで休憩…」
上条「ふぅ…」
.
上条「…」
上条(しかしどこいったんだろうな、サローニャ)
姫神(まぁ家に居ないってだけなら単に出かけただけとも思うんだが)
上条(でもベルシも居ないんだよな…)
姫神(でも家中探したわけでもない。たまたまどこかの隙間にでも潜り込んでいるかもしれない)
上条(…一度家に帰るか?)
姫神(その方がいいか)
上条「…」
姫神「…」
上条「いや何ナチュラルに俺の思考に入って来てんの」
姫神「ん?ああ、すまん。お邪魔してます」
上条「ちげーよ上条さんそんな言葉を求めたわけじゃねーよ」
.
姫神「久しぶり?だな」
上条「そんな長期間ってわけじゃねーけどな。ひょっとして助けに来てくれたのか?」
姫神「ああ、お前が目の前の惨事を無視して明後日の方向に全力ダッシュし始めたら流石に出てこざるを得んだろう」
上条「惨事? 明後日の方向?」
姫神「全く。お前の特性がイカれてなければ私は紅茶と8枚目のクッキーを口に頬張れたんだが」
上条「何お前観戦しながら優雅にティータイムしてんの?」
姫神「何を。ただ観測し続けるというのも中々苦痛なんだぞ」
.
上条「…ん?『特性がイカれてる』?」
上条「それってどういう事なんだ?」
姫神「言葉の通りだよ、人間。」
姫神「お前は今、上条当麻が上条当麻たる所以の特性を失っているんだよ」
上条「『上条当麻の特性』?」
姫神「そうだ」
.
時刻は既に黄昏時を越え。
街灯がスポットライトのように二人が座るベンチを白く照らす。
両手と両足を組んだ黒髪の少女は翡翠のような瞳をこちらに向け、口の端を右だけ持ち上げている。
「至極簡単に、大雑把かつ分かりやすく言えば、『上条当麻』とは”ヒーロー”。」
「すなわち、そのまま放置すれば悲劇が訪れる何者かの危機を察知し、助けられるタイミングで確実に無理矢理でもその運命に関わる」
「そして、『必ずその運命から助けだす』」
「過酷な過程はあれど、その努力は必ず報われるし、失敗をしない」
「だが、」
と、一泊置いて人差し指を立てた彼女は上条に顔を近づけ説明を続ける。
.
「但し、それは”この世界に元から存在する上条当麻”には存在しない特性だ」
.
「なぁ、お前は何故こっちに来てからトラブルに巻き込まれなくなったのだと思う?」
「それは…こっちが平和だから、」
「相変わらず、おめでたい奴だな」
やれやれ、とオーバーアクション。
「そんなワケないだろう。人間が集団で密接に生きる以上、摩擦は…”悲劇”は必ず起きる。」
「悲劇はこっちの世界でも起こっていた。そして尚起こり続けている」
「そんな!でも違う世界から来た俺には備わっているんだろ!?そんなの俺は!」
「『知らなかった』?そりゃそうだろう。それが自分に感知、観測できないなら起こってないのと同じだ」
「お前はこの世界に来てからトラブルに逢わなかったんじゃない。」
「…まさか」
その後に彼女の口発せられるであろう内容が察せられる。
聞きたくない。その続きを。
しかし、無情にも彼女の口は言葉を紡ぐ。
.
「この世界の”上条当麻”の体を使う以上、その特性はバグを起こし無効となる。」
「…気づかなかった。気づけなかった。だとしても」
「お前は、今までずっと救えたかもしれない悲劇に背を向けて無視し続けてきたって事だ」
.
頭が、真っ白になる。
.
今回はここまで。
×その後に彼女の口発せられるであろう内容が察せられる。
◯その後に彼女の口から発せられるであろう内容を察してしまう。
.
乙です!
サローニャが可愛いすぎてやばい。
乙~
サローニャのssもっと増えないかな
q
上条さんやってきたことを否定するか……
これは痛いな
上条さんにとって最悪の結果じゃないか…
オゥ・・・・
上条さんの上条さんたる所以がぁー
…もし。
もしも。
もしも上条当麻が”上条当麻”という人間でなかったなら。
魔神の言葉を聞いてもその心に響く事はなかっただろう。
.
「そんなの、知らなかったらどうしようもないじゃないか」
「俺にそいつらを助ける義務は無い」
「へぇ。そりゃ御愁傷様」
「知ったこっちゃ無いよ、そんなの」
「助ける理由も義理も無い」
「ごめんなさい」
そんな風に流す事も出来ただろう。
.
”上条当麻”はインデックスを助けた時から。
あるいは、そのずっと前から。
見ず知らずの誰かへとその手を伸ばし、救ってきた。
今までどれだけ肉体的精神的社会的に辛くなっても体を張ってきた。
誰かが理不尽に我慢して、泣かなければなければならない事がどうしても見過ごせなかった。
自分が手を伸ばせば助かるならば尚更。
…だから、
”上条当麻”は戦ってきた。
それがイヤだったから、どうしても許せなかったから。
.
例え記憶が消し飛んでも、
何度もズタボロにされても、
世界中の恐ろしい組織を敵に回しても、
強大という言葉がチープになるような敵を相手どっても、
腕が千切れても、
例え、一度死んでも。
どうしてもそれを許容してしまう事が出来なくて。
.
だから。だからこそ、上条当麻は今までずっと戦ってきたのに。
なのに。
「お前の性格はわかっているが…まぁ一応言おうか」
「気にするな。お前に責められるような謂れはない」
「そいつらはたまたま運が悪かった。」
「『助かるかもしれなかったが助からなかった。』それだけの話さ」
「そいつらだって死の間際に泣いた時はお前じゃなく運命を呪っただろうしな」
.
「う、嘘だ…」
「残念ながら、嘘じゃあ無いな」
.
乙···?まあ、上条さんからしたら重要な問題だな···サローニャちゃん慰めてあげとくれー!(ついでにいちゃつけぇぇぇ)
”上条当麻”にこの現実はエグすぎた。
.
「…なぁ、一体俺はどれだけのやつらを見殺しにしたんだ?」
「『見殺しにした』というのは些か語弊があるように聞こえるが」
「同義だろ」
「知ってどうする」
「…リカバリーできるなら、最大限」
「そいつらが完膚なきまでに破滅していたら?」
「謝るよ。…形だけでも」
「ならばお前は知るべきではないな。彼ら彼女らはそんな謝罪と贖罪を求めていない」
「大体だな、向こう側からしたらお前が謝ってきたとしても『は?なんで見ず知らずのお前が謝るんだ?』ってなるというのに」
「う」
「溢したワインはグラスにはもどらない。そしてお前は他人にかまけている余裕があるのか?」
「それは」
.
「もしお前が寄り道をして本懐をとげられなかったら?」
「でも!」
「でも、なんだ?子供染みた感情論なら聞く気はないぞ」
「だって!」
「はぁー…お前は本当にガキだな」
魔神はやれやれ、と額に片手をあてる。
「なんだと?!」
「ガキなんだよ、お前の本質は。」
ウザいタイプの青臭い若者を見る大人の表情で彼女は言葉を続けた。
.
ウザいタイプの青臭い若者を見る大人の表情で彼女は言葉を続けた。
「今のお前もそうだし、お前が今までやってきた事だってそうだ。」
「お前はいつだって『こんなの嫌だー!ハッピーエンドがいいんだーい!』とだだをこねてきただけ」
「全て暴力で捩じ伏せてきただけだ」
「でもそれで助かった人は」
「ああ、そうだな。結果論から言えばお前は正しいのかもしれない。そりゃ誰だってなんだって『皆がハッピーエンド』ってのが理想なんだから」
「だが」
チラリ。こちらを横目で見てくる。
.
「なぁ、なぁだ。上条当麻」
顔を完全にこちらへ向けてくる。
「世の中にはどうする事も出来ないことってのがある」
「どうしたって救えないモノもあるし、結果的には救わない方が良かったという事もある」
「理不尽で、非論理的、非倫理的。誰も悪くないのにこっちへ突撃してくるバッドエンドというのがな」
「お前はそろそろ受け入れるべきなんだ」
「見て見ぬフリして、救わないという老獪さを手にするべきだ」
「でなければいつかお前自身が潰れてしまう」
「お前は”ヒーロー気質”なだけで”ヒーロー”じゃないんだから」
「全てを救える神でもない。普通の人間なんだ」
.
「誰かのために生きるのも結構だが、そろそろ”自分の人生”を生きるべきではないのか?」
「だから、」
「なら大丈夫だ。誰かを救い続ける事が俺の人生だ」
「俺は、ちゃんと俺の人生を生きてる!」
「ハァ…お前、本当のお前の世界でどれだけ出席しなかった?」
「なんだよ突然」
「本来ならお前の人生はほとんどを学校で過ごし、楽しい青春を送っていたハズだ」
「お前だって本当はそういう生き方をしたかったハズだろうに」
「それで助けられる奴を見捨てろって?そんなの認められない!」
「…ああ、まぁそうだろうな。お前の性格なら」
魔神は片手を額にあて、わからん奴だなというリアクションを取る。
.
間も無く充電切れ。今回はここまで。
乙ちゃん!正直、サローニャと末永くイチャついててもらいたいよ、上条さん。
「まったく…その”人の役に立ちたい病”も大概にするべきだぞ」
「なんだよそれ」
「ん?私の好きな本の一節だ」
「ふーん…」
「少しくらい、己の幸福の為に生きたってバチは当たらんだろうに」
「ちゃんと己の為にも生きてるよ。泣いてる誰かを助ける事で俺も幸福になれるんだし」
「…そうか」
.
(ある意味では偽善。だが、それ故の”ヒーロー性質”、か)
「ハァ…そうだな、お前はそういうヤツだったな」
「なんだよ俺達そんなに付き合い長くないだろ」
「そんな事はな、…いやまぁいい」
「なんだよ」
「ほら、早く行け。お前の部屋に帰ればわかる。もうすぐ観測に邪魔になるような悲劇が起きる」
「救ってやれ。手遅れにならん内にな」
「あ、ああ…」
.
たたたたたたたた…
「…」
「無理なんだよ、全ての悲劇を止めるなんて」
「それこそ世界改変して、意思統制でもしない限りな」
「そしてお前はその世界を拒絶した」
「完全なる幸せな世界より、その両手分しか救えない世界を望んだ」
.
「お前は結局、」
「…」
「まぁいい。しかし記憶は消してあるはずなのにああも救う事に固執するとは」
「まさか記憶がうっすらとあると?だとしたら」
「…それは、最早望みというよりは義務に近いのかもな」
「ある意味ではお前らしいよ。上条当麻」
.
黒髪の少女はスカートの上の埃を払い立ち上がる。
チラリと少年が去った道を一瞥し、軽く溜息をつく。
そして少女は髪を揺らしながら闇へと消えていった。
.
~上条宅前~
美山「う、うわぁあああ!!上から鉄骨がぁ!?」
上条「うぉおおおお!!」
ずざざざざざしゃぁあああ!!!
ドガシャアアアアアン!!!!
美山「あ、ありがとうお兄さん…」
上条「危なかったぁ…!」
.
※知らない人のために。
美山写影(みやましゃえい)。
禁書の貴重なショタ。初登場は超電磁砲最新巻。
梅松小の10才、小4。能力は一応念写能力(カテゴリ的には)のLevel2相当(推測)。
しかし実は念写能力と予知能力との複合型であり、未来の惨劇のみを写真に投影する事が出来る。
自分の唯一の友達である犬に降りかかる惨劇を止めるために宝探しゲームアプリを作成、惨劇を止められる人間を探していた。
ショタコンあわきんとの絡みネタも超電磁砲コミックスに収録。
.
・・・・。
美山「じゃあね、お兄さん」ブンブン
上条「おう。気をつけて帰れよー」ブンブン
上条「ふー…」
上条「…これ、だよな?オティヌスが言ってたのは」
上条「…」
上条「…ふぅ」ストン
上条(端に寄れば階段に座っててもいいよな?)
上条「…」
.
『この世界の”上条当麻”の体を使う以上、その特性はバグを起こし無効となる。』
『…気づかなかった。気づけなかった。だとしても』
『お前は、今までずっと救えたかもしれない悲劇に背を向けて無視し続けてきたって事だ』
.
上条「…」
上条「…」
上条「………」
上条「…ちくしょう」
上条「俺は、最低だ…」アタマカカエ
.
上条「…」
サローニャ「あ!かっみじょーちゃーん!」フリフリ
上条「俺は、救えたヤツを、」ブツブツ
サローニャ「上条ちゃん?どうしたの?」
上条「?…サローニャか」
サローニャ「うん!おかーえりっ!今日は学校どうだった?」ニコッ
上条「ああ、まぁまぁかな…」
サローニャ「…」
サローニャ「なんかあった?」
.
上条「いや…そういえばサローニャはどこ行ってたんだ?」
サローニャ「んー?私?私は友達の鞠亜ちゃんとブラブラしたりお茶してたりしてたけど?」
上条「そっか」ホッ
サローニャ「…やっぱりなんか元気ないね。何があったの?」
上条「…」
サローニャ「…」
上条「あとで話すよ」
サローニャ「…そう」
上条「…」スッ
サローニャ「?」
上条「…」ギュ
サローニャ「ふにゅ?!///」
上条「…」ギュウ
サローニャ「どうしたの?上条ちゃん」
.
上条「…あんまり勝手にどっか行くなよ」
サローニャ「…」
上条「心配、するじゃんか」ギュゥゥ。
サローニャ「ん。…ごめんね?上条ちゃん」
上条「…」
サローニャ(上条ちゃん何があったのかな…)
上条「…」
サローニャ「…よしよし。」ナデナデ
上条「…」
.
上条「…ごめん、しばらくこのままでいさせてくれ」ギュウ
サローニャ「ん。いーよ」ニコッ
.
・・・・・。
サローニャ「おちついた?」
上条「ああ。ごめん」
サローニャ「いーよいーよ?これくらい」ニコッ
サローニャ「それじゃあそろそろ帰ろっか」
上条「あ、あのさ」
サローニャ「?」
.
乙、
「呼ばれた気がしたわ」ガタッ
乙!更新に気付けなかった···だと!?やっぱり上×サロいいなぁ。1が描くサローニャ超絶可愛いよ。
上条「今日は外食にしないか?」
サローニャ「? 別にいいけど…どしたの急に」
上条「あーいや、なんとなくそんな気分でさ」
サローニャ「そう?」
上条「何か食べたいものとかあるか?」
サローニャ「え?んー…えーっとね、」
サローニャ「んー…なんでもいいよっ!上条ちゃんの好きにして?」ニコッ
上条「そうか?」
.
上条「んー…じゃあラーメ、」
サローニャ「…(*`・н・´*) 」ぷくぅー
上条「えっ」
.
サローニャ「…(*`・н・´*) 」ぷくぅー
上条(わー『ああん?まさかサローニャちゃんをそんな可愛さもロマンチックさの欠片もないとこに連れて行く気かコノヤロー!ぷっくぷくぷー!』って顔してるー)
上条(ちくせう!『なんでもいい』じゃなかったのかよ?!)
サローニャ「…晩御飯ちゃんをわざわざ食べに行くんだよね?」
上条「ぅえっ!?あ、ああ!」
上条(やっぱ厳密には一定ラインがあんじゃん!)
サローニャ「…なのに、ラぁ・ー・メ…?」プクゥ-!
上条「あ、いや…えーっとな、」
上条「ふ、ファミレスでもいい?」
サローニャ「…」
上条「…」ドキドキ
.
サローニャ「ファミレス、かー…」
上条「ちなみにどこか希望とかあったり?」
サローニャ「や、それはどこでもいいんだけどー」
上条(え?違うよね?厳密にはラーメンはアウトなんだから『何でもいい』じゃないよね?)
サローニャ「んー…まぁ、いいかな」
上条「ん」ホッ
.
ーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
サローニャ「ちえー。どっかイイトコにばんごはんデートのお誘いかなーって思ったのにー」テクテク
上条「いつも一緒に食ってるんだから晩御飯デートなんて毎日してるようなもんじゃないか?」
サローニャ「むぅ!ちがうの!そーいうんじゃなくてー」
サローニャ「なんかこう、プレミアム感っていうか、」
上条「うーん?」
サローニャ「”上条ちゃんとの特別”が欲しいぃ!っていうか」
上条「ふーん?」
上条(一緒に住んでるって時点で充分特別だと思うけどなぁ)
.
~Joseph's~
店員「いらっしゃいませですねー」
サローニャ「二人でー禁煙でー」
店員「かしこまりましたねーではあちらの席へどうぞですねー」
サローニャ「いこっ!上条ちゃん!」クイクイ
上条「おー」
上条「…」
上条「あれ?よく見てなかったけど今の店員…まさか、」
サローニャ「上条ちゃん?」
上条「ああ悪い」
上条(まぁ気のせいか)
.
ダレた。今回はここまで。
あけてました、おめでとうございました。
今年もよろしくオナシャース。
.
おつー
あけおめ!
おつおつ
サローニャ「さってと!上条ちゃんは何食べる?」
上条「えーじゃあ…ラザニアで」
サローニャ「はいはいちゃん!」
上条「サローニャは何食べるんだ?」
サローニャ「んー?私はどーしよっかなー」
上条「まぁゆっくり決めろよ。俺は頼むけどサローニャはドリンクバーどうする?」
サローニャ「サローニャちゃんもたのむぅー」
上条「あいあい」
.
上条「…」つ水
サローニャ「んー…」
上条「…」クピクピ
サローニャ「悩むにゃー」
上条「候補はあるのか?」
サローニャ「んー、マカロニサラダちゃんかシーザーサラダちゃんで迷ってるー」むむむ
上条「両方頼んだらどうだ?俺も半分くらい食べるし」
サローニャ「そ?じゃあそんな感じでおねがーい♪」
上条「はいはい」
.
・・・・。
上条「むぐむぐ。」
サローニャ「もむもむ。」
上条「じゃ、サラダもらうな?」
サローニャ「うん…あ、ちょっと待って?」
上条「?」
.
サローニャ「よいしょ」サクッ
サローニャ「はいっ!あーんっ♪」つ
上条「お、おうっ?!///」
サローニャ「食ーべーてっ♪」ニコッ
上条(公共の場でやるかぁ!?めちゃめちゃ恥ずかしいんだけど!?)
上条「あー、」チラッ
サローニャ「♪」ニコニコ
上条(やらなきゃダメ、だよなぁ…)
上条「あむ」パク
サローニャ「おいし?」
上条「あ、ああ…///」
.
上条(恥ずかしさいっぱいで口の中なんも味がしねぇ)モギュモギュモギュモギュ
サローニャ「サローニャちゃんにもぉー」
上条(やっぱり?くっそ、恥ずかしいんだけど!)
サローニャ「あー」
上条「…ほれ」
サローニャ「あーむっ!」
サローニャ「…」
サローニャ「…////」
上条「…どうしたんだ?」
サローニャ「やー、自分からやっといてなんだけど」
上条「おう」
サローニャ「なんか恥ずかしくなってきちゃって…////」
上条「だろ?だから今度からはやるなら家で、な?」
.
サローニャ「!」
上条「?」
サローニャ(やった!そもそも嫌がられて今後も出来ないかなって思ってたけどっ!)
サローニャ「…うん!今度はおうちでねっ!」
上条「? ん」
.
サローニャ(やった!これで明日から家で『あーん』やり放題…!)
サローニャ(あーでもでも!あんまりやると鬱陶しいかなー…)
サローニャ「…」モキュモキュ
上条「…」
サローニャ「な、何回くらいならやってもいい?」
上条「? ごめん今なんて?聞き逃したんだけど」
サローニャ「あ、や、なんでも!なんでもないの!」ワタワタ
上条「お、おう…?」
.
・・・・・・・。
.
サローニャ「美味しかったねー」テクテク
上条「そうだなー」テクテク
『クリスマスフェア』『恋人同士の~』
サローニャ「…そーいえばもうすぐクリスマスちゃんだねぇ」
サローニャ「イルミネーションがすっごく綺麗」
上条「そうだなー」
サローニャ「上条ちゃんはもう予定あるの?」
上条「え?」
.
サローニャ「くーりーすーまーすぅー。誰かと約束してる?」
上条「ん、んー…」
上条「んー…あ、たぶん垣根たちと過ごすかも」
サローニャ「…そっかー。」
サローニャ「……そっ、かー……」
上条「?」
.
上条「どうかしたか?」
サローニャ「んーん?なんでもにゃーい」
サローニャ「楽しんできてね」
上条「ん。さんきゅ」
.
サローニャ「…そう言えばさ、上条ちゃんはサンタちゃんって信じてた?」
上条「んー…どうだったかな」
上条(ええまぁ覚えてませんハイ)
サローニャ「私はちょっと信じてたなー」
上条「まぁ魔術師だしな」
サローニャ「んーそれだけじゃないかな」
上条「そうなのか?」
サローニャ「うん。…と言っても厳密にはサンタクロースちゃんじゃないんだけどね」
上条「?」
.
サローニャ「知ってる?ロシアではね、クリスマスは12/25じゃなくて1月7日なんだよ」
上条「へー」
サローニャ「もっとも、クリスマスというか、ニュアンスとしては大晦日からお正月をお祝いするって感じなんだけど…それがクリスマスっぽい祝い方っていうか」
上条「へー?」
サローニャ「でね、こっちみたいにサンタクロースじゃなくてДед мороз(ジェド・マロース)って青いサンタみたいなおじいちゃんが教会でプレゼントくれるんだ」
上条「へぇー」
サローニャ「あとは…マスコットっていうか…お手伝い係のСнегурочка(スネグー・ラチカ)っていう雪でできてるジェドの孫娘ちゃんがいたりとかしてさ」
上条「へー…楽しそうだな」
サローニャ「うん!すっごく楽しいよ!」
サローニャ「あとね、実際にジェドマロースにも会いに行けたり手紙も送れたりするんだよね」
上条「なんかロマンがあっていいな」
サローニャ「でしょー?」
.
サローニャ「だからさ、信じてたんだ。ちっちゃい頃。」
上条「そうだよなー、確かにそんな風習があったら信じるかもな」
サローニャ「…上条ちゃんも今年はロシア風クリスマスとかどーお?」
上条「んーそうだな…考えとくよ」
サローニャ「…うん」
.
サローニャ(ふぇえん!約束してくれなかったよう!)
サローニャ(これってアレじゃん!『うん本当にはやらないけど考えとく(棒)』じゃん!)
サローニャ(うぇええん!!上条ちゃんとクリスマス過ごしたかったのにぃ!!!)プルプルプルプル
上条「うー、風さむっ」ブルブルッ
サローニャ「…」クスン
サローニャ「上条ちゃん上条ちゃん」
上条「ん?」
サローニャ「寒いでしょ?」テギュ
上条「ん?おう」
サローニャ「そんでーその繋いだままの手を、」
スポッ
サローニャ「私のコートちゃんのポケットに入れちゃいます!」
上条「お、あったかい」
.
サローニャ(くすん。いいもん!いつもは一緒にいるもん!)
サローニャ(他の人はこういう事できないもん!)
上条「?」
サローニャ「とりゃー」ヒシ
上条「うおっと!」
上条「急にひっつくなよ、危ないだろ?」ペチ。
サローニャ「あう。ごめんちゃいです」
.
今回はここまで
サローニャちゃんとのクリスマスイベント楽しみにしてた奴
ノ
更新に気付けなかったのは、不覚としか言い様があるまい。
乙なのよな!>>1のせいでサローニャ好きが悪化しちまったじゃねェか。責任持っていちゃいちゃさせやがり下さい。
叶え屋の方からようやくたどり着いた
キャラが新鮮だし謎やら伏線やらあちこち張り巡らしてるのがすごい面白い
サローニャ可愛いし
ブクマにも入れたしまた1から読み直してみるわ
ともかく>>1に盛大な乙
~上条宅~
サローニャ「うーむ。ティーパックとはいえジャパニーズ・マッチョ・ティーは美味しいですなぁ」チュゾゾゾ
上条「マッチョ・ティーてなんだよ抹茶だろマッチャ。ムキムキになってどうすんだ」
サローニャ「そだっけ?oh!ニホンゴムズカチィデース!」
上条「何人だお前は。つーかネイティヴレベルで日本語話せる奴が何言ってんだ」
上条「…でもほんと落ち着くよな。あったかいお茶って…」ズズ...
サローニャ「ねー」ジュズ-
.
上条「…」
サローニャ「ぷあー」
サローニャ「…」
上条「…」
サローニャ「とりゃー後ろからがばー」
上条「おわっと、いきなり後ろから首に抱きつくなって」
サローニャ「…んで?」
上条「ん?」
サローニャ「どーしてそんなに落ち込んでたのかにゃん?」
上条「…ああ、うん。」
上条「実はさーーーーー」
.
ーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
サローニャ「…なるほど。」
上条「俺…何も知らなくて」
上条「俺は、てっきり平和だからって…俺の出る幕なんかないって、」
上条「勘違い、してて…」
上条「助けられたのに。あまりにもあんまりな理不尽さに涙を流さなきゃいけない奴らに、手を伸ばせたかもしれないのに」
上条「…見捨てたのと一緒だ。俺は、」
上条「最低だ…」
サローニャ「…」
サローニャ「…私の意見、言わせてもらってもいい?」
上条「? ああ…」
.
サローニャ「えい」ペチ
上条「いたっ」
サローニャ「上条ちゃんはお馬鹿ちゃんですか」
上条「へ?」
サローニャ「へ?じゃないよ!上条ちゃんは何にも悪くないじゃない!」
上条「悪いだろ!だって、俺が気づければ!本当なら、気づけてたのに!本当なら助けられた奴らを!」
サローニャ「だから!なんでそれが上条ちゃんのせいなの!」
サローニャ「遭遇しない、気づけない!わかんないんでしょ?!」
サローニャ「つまり『助けられたかもしれない』じゃないんじゃん!元から助ける事なんて不可能だったんでしょ!」
サローニャ「性質がいつも通りなら?そんなの上条ちゃんの責任なんかじゃないじゃん!」
サローニャ「上条ちゃんは悪くない!何にも悪くないよ!!」
上条「…でも…助けたかったんだ…」
サローニャ「…なら上条ちゃんは世界中のどこかにいる困ってる知らない人を感知して助けられるの?今もどこかで誰かが困ってるわけだけど」
.
上条「それは…無理だけど…」
サローニャ「そうでしょ?そういう事だよ」
サローニャ「もう…」ギュゥ
上条「…」
サローニャ「…上条ちゃんは背負いすぎ。お人好し過ぎ。」
サローニャ「…そんで……優しすぎ。」キュ
サローニャ「私もそういう所が大好きだけど。」
上条「…」
サローニャ「ねぇ本当ならさ…誰も助けなくていい。誰の不幸も悲しみも背負わなくていいんだよ」
サローニャ「こんなこと言うと酷い人間だーなんて思われるのかも知れないけどさ、」
サローニャ「人間、生きてれば本当に心底理不尽な事や悲しい事や辛い事なんていっぱい起きるのなんて当たり前なんだって」
サローニャ「それはその人の人生であって、その苦しみもその人の物であって」
サローニャ「助からないのが普通なんだよ」
.
サローニャ「目の前でそれが起きたなら、助けてもいいよ?だけどさ」
上条「でも!俺にとっては、あいつが言った奴等も目の前の事なんだよ!
サローニャ「上条ちゃんの”目の前”の定義は広すぎる」ハァ
上条「悔しいんだよ…」
サローニャ「うーん…」
サローニャ「よし、じゃあ上条ちゃん」
サローニャ「どこかの知らない困ってる誰かさんなんてほっといちゃえ」
上条「そんなっ…」
サローニャ「でもその代わり。これからは上条ちゃんの視界に物理的に映ったら全力で必ず助けてあげて」
サローニャ「あなたにできる事で、かつ現実的なのってそれだけなんだよ」
サローニャ「あなたはヒーローだけど、スーパーマンでは無いの」
サローニャ「というか…もうこれ以上上条ちゃんに悲しい思いとか辛い思いとかして欲しくない…」ギュウ
サローニャ「私だって…あなたが傷ついてるのは心が痛いの。だから…」
上条「…ありがとう…」ギュ
.
・・・・・・・・・。
.
~風呂~
上条「…」ゴシゴシ
上条「…」
上条(あれ?そういえばベルシはどこに行ったんだ?)
上条「うーん?」
カタカタカタカタ....
上条「?」
.
ベルシ「プゥアアアアアアア!!!!!!」
ベルシ「た、たひゅ、助かったァアアアア!!!」
上条「うわっビックリしたっ」
ベルシ「はー…詰まった後に頑張ってジタバタし続けていたらなんとか行けたが…はー疲れた」
上条「って、なんで排水溝から出てくるんだよ」
ベルシ「ハァハァ…む?いや、風呂に入ってた時に足を滑らせて落ちたんだ」
上条「えっ…」
ベルシ「まったく。サローニャも君も一向に帰ってこないし更に深い所へ落ちるし…ああ辛かった」
上条「…ごめん…助けられなくて」
.
ベルシ「? 何をそんなに落ち込んでいる」
上条「だって、俺が気づいていれば、」
ベルシ「フッ、そんな事は気にするな。そもそもこれの発端は私の落ち度であって君は関係ない」
ベルシ「それに、確かに君が気づいて助けてくれてたら私は早く楽になったかも知れないが…こうしてキチンと生還した」
ベルシ「人は、誰かに助けてもらわなくてもある程度は自分でリカバリーできる生き物さ」
上条「…」
上条「ベルシ…」グス
.
ベルシ(ああ、聞こえていたさ。彼女と君の話はね)
ベルシ「さぁ涙を拭くといい。今日は湯船にゆっくり浸かって忘れてしまおう」
上条「お前は人じゃなくてハムスターだろ」グス
ベルシ「そこは別にツッコまなくていいだろ」
.
・・・。
上条「はぁー…」
ベルシ「ふぅ…今日は散々な目にあったが、やはり洗面器風呂は気持ちいいな」
ベルシ「風呂は命の洗濯とはよく言ったものだな」
ベルシ「思わず鼻歌も出る」
上条「そうかもな」
ベルシ「ふんフフーン♪ハフーン♪ハハハ~はー~ん♪」
上条「つーかハムスターって風呂とかダメじゃなかったか?」
ベルシ「ふんふふ~、ああそうだな」
ベルシ「元来ハムスターという生物が水気のない地域に生息していたというのもあるのだろう」
上条「じゃあなんでお前平気なんだよ」
ベルシ「普遍的なハムスターと違い、自分の足がつかない深さの水を恐れる必要が全くないと知っているからだな」
ベルシ「猿は火を恐れるが人は火を恐れない。つまりはそういう事だよ」
.
上条「はぁ。ホント何者だよお前」
ベルシ「前にも言っただろう?」
ベルシ「ちょっと変わったハムスターだよ」
上条「ねーよ。前にも言ったけど」
.
今回はここまで。病理さんのテスト内容、二つ案があるがどっちにしようかテラ迷い中。
更新きてたー!
ペルシハムの安否がマジ心配でしたよかったよかった
すげー、おもしろい。
文だけで、こんなにサローニャの可愛さを引き出せるのは1しかいないとおもう。
続きが楽しみだ
\「ホントオマエナナモンダヨ」「イッタダロウ?」/
サローニャ「…」チョコン
サローニャ「はむぅ…」ノビノビノビノビ
サローニャ「ーっんー」
サローニャ「…」
.
ほんわほんわ。
鞠亜『え?!何?!はぁ?!あの時からまんじりとも動いてないってわけ?!』
鞠亜『そんだけやってて?!』
鞠亜『え?何?上条さん性欲を何処に置き忘れてきたの?上条さんの股間についてんのって鉛筆なの!?』
.
サローニャ「むぅ…」
サローニャ(まーなんとにゃーく?うすうす感じてはいたけどさーあ?)
サローニャ(上条ちゃん、ちーっともオオカミちゃんになってくんないけどその理由って…)
サローニャ(サローニャちゃんに、魅力が、ない…から…?)ガ-ン!
サローニャ(う、ううん!そんなことない!そんなことないもん!)
.
サローニャ(普段から抱きついたり頬やおでこキスとか一緒にお風呂やベッドで寝たりしてるからでしょ!おそらく!)
サローニャ(性欲全開フルスロットルな十代で同じくらいの年頃のおにゃのこと一緒に居て勃たないとかありえないしぃ!!)
サローニャ(あーね、”慣れ”!慣れだね!うん!)
サローニャ(とどのつまり、見慣れないカワイイ仕草と声とえっちぃ感じでいけば!)
サローニャ(コローっとサローニャちゃんを優しくいただいちゃうハズ!!!)
サローニャ(よーし!そうとわかれば風呂上がってきた上条ちゃんをキュン殺しちゃうぜ☆)
サローニャ(さー練習練習!)つ鏡
.
サローニャ(髪整えて…まつげ辺りのお化粧ちょっと直して、可愛い服着て…!)パッパッパッパッ...
サローニャ(片手は服の裾をちょこんと掴み、もう片方は口元で軽くぐーの形でにぎる…っ!)
サローニャ(喰らえ必殺!!)
サローニャ「ねぇ…上条ちゃん…///サローニャちゃんにぃ、…上条ちゃんのぉ、あついのをちょうだい…?///」ウワメヅカイ
サローニャ(”妖精ちゃんの上目遣い”【フェアリー・アッパービーム】!!!)
.
サローニャ「…」キラキラキラキラキラ....!
サローニャ「よし!これで勝つる!」ガッツ
<ガチャ
サローニャ「きたっ…!」ダッ
.
サローニャ「ね、ねぇ上条ちゃっ」
上条「はぁ~……ダブりは嫌っ…!ダブりは嫌っ…!勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ」ブツブツブツブツブツブツ
サローニャ「」
上条「鬱だ死のう鬱だ死のう鬱だ死のう鬱だ死のう鬱だ死のう鬱だ死のう鬱だ死のう鬱だ死のう鬱だ死のう鬱だ死のう鬱だ死のう鬱だ死のう鬱だ死のう鬱だ死のう鬱だ死のう」ブツブツブツブツ
サローニャ「」
.
上条「はぁ~…」
サローニャ(こ、こんな状態の時には無理ぃぃいいいい!!!)
上条「あ、悪いな先上がっちまった」
サローニャ「あっ、ううん…いいよぅ?別にぃ…」ガク-ン
上条「?」
.
~翌日~
上条「はぁ…参ったよなぁ」
トール「まぁそう気にすんなよ」
査楽「ですね。そんな風に落ち込んでいては運気も逃げるってもんですよ」
垣根「つーかそのテンション鬱陶しいからさっさと元気取り戻せよ」
上条「な、なんてこと言うの!?傷心の上条さんに!!」
ヴェント「大した傷じゃないでしょ。死ぬわけでもあるまいし」ハンッ
.
上条「バカ言うない!ダブって『上条先輩!』とか『うわ~っ見ろよあいつ一人だけ年上だぜ~』…」
上条「そんな事言われて見ろよ!致命傷だろ!二度と立ち上がれねーぞ!?社会的にも精神的にも!?」
ヴェント「…いい?上条」ガシッ
上条「な、なんだよ!?」
.
ヴェント「やり直せない人生なんてないの。過去にどれだけ恥ずかしい事や失敗…黒歴史があってもね、人はそんな事では死なないのよ」
ヴェント「それに…ほら、アンタがもし路頭に迷ったら私のとこにでも転がり込めばいいじゃない?」
ヴェント「だからね、」
上条「…ああ、わかってるよ…」
.
上条「ダブりを恐れずにチャレンジ ヴェント「安心してダブりなさい?大丈夫。アンタの頭じゃ100%合格無理だから!」ニコッ
垣根「…おいヴェントどーすんだ上条泣いて走っていっちまったぞ」
ヴェント「…元気づけるのって難しいわね」
査楽「いや元気づけるっていうか追い詰めてトドメ刺してましたよね?」
.
今回はここまでなりけるのよ!毎度感想レスを読む度に嬉しすぎたりてニヤけそして感涙しそうになりけるわ!
乙
本編の筆が少なくて他の短編を書き上げるもちゃんとこっちも更新してくれる>>1を応援している
サローニャちゃんかわいい
~とある高校~
病理「えーではでは。今日はみなさんに新しいお友達を紹介しまーす」
一方「…」
病理「この子の名前は 一方「オイ」
病理「あ、自分で言います?」
一方「…」コクッ
.
病理「ではどうぞ」ニコッ
一方「…」
一方「…」ギロッ
上条(クラス中を見渡すように睨みつけた?)
上条(何も失敗しませんように…!余計な事言いませんように…!)
.
一方「…オマエらには、俺の本名よりもこっちのがわかりやすいだろォから通り名で名乗ってやる」
一方「っ、」つチョーク
カッカッカカッカッカッ!
一方通行惨状!!!(ディフォルメした自分の絵付き)
上条(早速色んな意味でやらかしたーーー!!!)
.
一方「…学園都市Level5:第一位…即ち、この街の頂点」ニタァリ
一方「…“一方通行“【アクセラレータ】だ」キリッ
一方「ヨロシク」ドヤァアアアア!!!!
.
上条(でもまだ傷は浅いかな…)
病理「あの、アクセラくん?参上の字が間違ってますよ?」ヒソ
一方「えっ!?///」バッ
上条(状況的には間違ってないな。残念過ぎるもの惨状だもの)
.
追いつきました~。
このssのベルシさんは可愛いですね~。
これからも楽しみにさせていただきます~。
垣根「…改めてあの肩書き聞くとなんかムカつくな」チッ
心理定規「へぇ?唯一あなたの上にいる人だからかしら?」
垣根「てめっ、これでも気にしてんだよ!」
心理定規「そ?ごめんなさい?」クスクス
垣根「チッ、別にあいつという人間が嫌いだとかそういう事じゃねぇんだけどな、」チラッ
.
一方「先生ェー俺の席は上条くンの隣に」
病理「ダメでーす」ニッコリ
一方「は?なンでだ」
病理「見てわかるように単純に空いてませんから」
一方「じゃあ上条くンと一緒に後ろの方にしていただければ」
病理「あらあら上条くんモテモテですね」
一方「よし、じゃあ上条席を…」
病理「でもダメでーす」
一方「!?」
.
病理「先生、基本的に自分以外のワガママは許しませんから」
一方「せ、先生…でも俺、他にしりあいが、」
病理「いい機会なので新しくお友達作ってください」ニッコリ
一方「先生ェェ!一生のお願いだからァアアアア!!!」プルプルプルプル
垣根「アレよりも俺が下って事実が認めがたい」プルプル
心理定規「あー…」
上条(滅茶苦茶恥ずかしい…!/////)プルプルプル
.
投下途中でしたらば落ちるという。不幸だー!
今回はここまどぅえ。
キャラ崩壊ひどい
乙
一方頑張れマジ頑張れ
(・∀・)イイネ!!
ほす
病理「ではでは。一方くんは海原くんの隣でーす」
海原「え?」
海原(偽)「先生、どっちのですか?」
病理「あー…ではエツァリくんの方で」
海原(偽)「承知しました」ニッコリ
一方(チッ、知らない人怖ェぜ)キリッ
エツァリ「よろしくお願いします。自分はエツァリと言います。一方通行さん」
一方「…あァ」
一方(クソッ!クソッ!教室内で俺のワガママが通らなかった事なンて初めてだぞ!!)
.
病理「さて。ではみなさん新しいクラスメイトに一人一人立って自己紹介して下さい」
「「えーーっ!!!」」
病理「あらあら?でもこれも授業の一環でーす。」ニコッ
垣根「ダリィ…小学生じゃねぇんだからよー…」
病理「あら?自己紹介って結構侮れないですよ?」
査楽「名前だけではダメですかね?」ボソボソ
ヴェント「アンタそれ自己紹介じゃなくてただの名乗りじゃないの」ボソボソ
.
病理「これから先…大学生のサークルや授業とかゼミ、面接、社会人になったとしても自己紹介スキルって死ぬほど大事になります」
病理「いい機会なのでここでちょっと場数踏んどきましょう!」ニコッ
病理「いいですか?人と関係を持ち、コミュニケーションを取っていく時。コレ結構第一印象で決まります」
病理「メラビアンの法則というものがあるんですが、会話をする時にその情報の受け取り手は送り手の何を見てその人とその情報を判断しているか」
病理「実は、話の内容や言葉の情報は全体の7%」
病理「話す時の口調や早さなどの情報は38%」
病理「話す姿の見た目の情報はなんと…55%」
病理「つまり、話の内容自体を分析するよりも見た目の印象や声の調子をみているんです」
.
病理「何を喋るかも大事なのですが、喋りかたの方は更に大事なんですね」
病理「ちなみにキチンとした姿勢、変な動きをしない、ハキハキ喋る、相手の目を見る…に加えて、特に笑顔が大事です」
病理「ですが…これ、実は意外と練習したり場数を踏んでいないと中々出来なかったりするんです」
病理「自己紹介の練習する機会というのも中々なかったりしますからねぇ」
.
病理「というわけで各自…」
カッカッカッカッ。
病理「1.名前。2.趣味。3.年齢。4.何か彼に一言。」
病理「今黒板に書いたコレを各自考えて言ってください♪」
(((うへぇ…)))
病理「ちなみに一度にたくさんの情報は人間覚えられないので3つ程の情報にして、自慢は言わない方が好印象を与えられるそうです」
一方(やめろ…!やめろ…!やめろよォ…!なンかスゲェ恥ずかしいだろォが…!)
.
駒場「…駒場利徳。趣味は…家事だ。…これでも……17だ……」
駒場「………困った事があったら………言え」
一方(ぜってェ32ぐらいだって思ってたわ)
.
リドヴィア「リドヴィア・ロレンツェッティです」
リドヴィア「趣味は主の教えの布教と…艱難辛苦の試練を乗り越える事ですので!!!」ババ-ン!!!
リドヴィア「主は!己が乗り越えられる試練しかお与えにはなりません!!ですから私は自ら乗り越えられそうもないようなイケそうな試練を自らに与え」
病理「あっもうその辺で」
リドヴィア「何故ですので!?まだ言いたい事の1万分の1もっ」
病理「時間の関係でーす」
一方(アレが1万分の1…?)ゾッ
.
海原「海原光貴です」ニッコリ
海原「趣味は公園での読書と御坂さんのストーk…いえ読書だけです。16です。よろしくお願いします。」ペコッ
一方(今)
海原(偽)「海原・エツァリです。見ての通り彼とは双子です。趣味も同じですし年齢も同じです」
一方「へェ…」(あの不穏な趣味もか?)
エツァリ「嘘です」ベリッ!
一方「!?」ビクゥッッ!?
エツァリ「双子じゃありません。彼とは義兄弟です。自分は魔術師なのでその人の皮さえあればその人に変身できます」
海原(偽)「ちなみにカラダもです♪」ヌギッ
海原「何してんですか!!!」ベシッ!!
一方(で、デケェ…!)ゴクリ...
.
馬場「馬場芳郎。趣味はネトゲと遠隔操作ロボット。15歳。よろしく」カタカタカタカタ
一方(立てや)
馬場「あっ、クソッ死んだ!」
一方(ゲームやりながらやンな)
病理「馬場くん不真面目なのでマイナス5万ポイントです」
馬場「!?」
一方(なンのポイントなンだ…?)
.
心理定規「メジャー・ハートよ。趣味は園芸と…カウンセリングね。歳は14才。」
心理定規「あなた面白い人だって聞いてるわ。よろしくね」ニコッ
一方「あァ」
垣根「オイ…なんでアイツ今まで俺にだって向けた事ないような笑顔を向けたんだよオイ!!?」
トール「え?そりゃ一方ちゃんに気があるんじゃねぇの?」
垣根「 ね え よ 」
トール「じゃあ後で本人に聞いてこいよ…」
.
ワシリーサ「麗篠(うるわしの)・ワシリーサ。趣味はサーシャちゃんを愛でる事!サーシャちゃんをイジる事!!サーシャちゃんに殴ってもらう事!!」
一方「ハイ、しつもォン」ノ
ワシリーサ「えー?何ー?私に興味津々かしらー?」
一方「『サーシャちゃん』って誰だ」
上条(そういや上条さんも前から気になってた事ですの事よ)
ワシリーサ「サーシャちゃんはサーシャちゃん以外の何者でもない!!それ以上でもそれ以下でもないわ?!!」
一方「いやそのサーシャちゃんそのものの説明を」
ワシリーサ「サーシャちゃんは神!!!天使!!!人生!!運命!!!世界!!!真理!!!」
ワシリーサ「サーシャちゃんは天と地と私達を繋ぎ、あまねく全世界の命を司る始原の神!!」
ワシリーサ「その御利益は人間界の全生命のサーシャちゃんパワーの源であり…」
ワシリーサ「そう!言うなればサーシャちゃんは私であり、貴方であり、世界でもある…!」
ワシリーサ「そう、ファンタスティック☆!!!!!!」
一方「なァ…どォすりゃいいンだ?どォ理解したらいいンだコレ」
海原(偽)「考えてはいけません」
ヴェント「前方・ヴェント。趣味はシルバーアクセ集めとデスメタル系の音楽鑑賞。17才。」
ヴェント「ま、アンタとは面識あるし?気軽に話しましょ?」
一方(知り合いは心が落ち着く…特にアレの後は)
.
査楽「査楽です。趣味は…特に無いですかね。スマホゲームとか携帯ゲーム、SNSを友人との付き合いのためにやるくらいですね」
査楽「あ、歳は16ですね。もう友達のようなものだとも思いますし、遠慮なく声かけてください」
一方「助かる」
一方「…」
一方(フッツウッ!!!他に比べてなんて平和な自己紹介!!!)
.
垣根「垣根帝督。」ギヌロ
一方「えっ」
垣根「趣味は弟と戯れる事とー園芸とーダチと遊ぶ事とー」
垣根「人の女に群がる虫を駆逐する事でーす」ジロジロジロジロ
一方「えっ?えっ?」
垣根「16でーす。よーしゃしゃしゃーッスーゥ」ギンッ!!!
一方「」
一方(お、おおおお俺いつの間にかなンかしたのか?!どォいう事だ!?)
ヴェント「垣根はああいうとこがダメなのよね」
査楽「ええ。同意します」
.
トール「雷神・トール。趣味はストリートファイトとダチと遊んだり…コーヒー淹れたり飲みに行ったりする事だな」
トール「17才だ。ま、知らない仲じゃねぇし?仲良くしよーぜ一方ちゃん?」ニカッ
一方「あァ」
一方(コーヒー好き…趣味が合いそうだな)
.
姫神「…」ドキドキ
姫神(次は私の番か)
姫神(さて、何を言うかな)
病理「では最後。上条くんお願いしまーす」
上条「ハイ」ガタッ
姫神「!?」ガ-ン!?
姫神「…」
姫神「ふん…別に構わんがな」ショボン
.
上条「上条当麻です。趣味は、」
上条「…」
上条(あれ…?そういえば俺、趣味らしい趣味ってなかったような…?)
上条「…」チラッ
一方「…」ジ-
上条「…」
上条「趣味は、…えーっ…、映画鑑賞です」
上条(すごいウソをついてしまった…)
一方「…何が好きなンだ」
上条「えっ!?」
一方「今まで見た映画で何が一番面白い」
上条「えーっと、『死神の精度』とかかな…」ハハ...
一方「…今度観てみるわ」
上条「お、おう」
上条(ああ…俺も観なきゃな…内容は知ってるけど観てないから…)
上条「年は16です。これからよろしくな!一方通行!」
一方「…」パアッ....!
一方「ふ、フン…」
一方「…」エヘ-
上条(今、もし元の世界に戻ったら絶対見られない一方通行の表情を見たな…)
.
結局、今回はここまでってワケよ!
乙
保守
楽しみに支援
一方www
\
 ̄ヽ、 _ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`'ー '´
____
/ \ /\ キリッ
. / (ー) (ー)\
/ ⌒(__人__)⌒ \
| |r┬-| |
\ `ー’´ /
ノ \
/´ ヽ
ヽ -一””””~~``’ー 、 -一”””’ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
____
/_ノ ヽ、_\
ミ ミ ミ o゚((●)) ((●))゚o ミ ミ ミ <だっておwwwwwwwwwwww
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / //
| :::::::::::(⌒) | | | / ゝ :::::::::::/
| ノ | | | \ / ) /
ヽ / `ー’´ ヽ / /
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l バンバン
ヽ -一””””~~``’ー 、 -一”””’ー-、
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
はぁ...
病理「では先生も。」コホン
病理「木原病理です。このクラスの担任で道徳担当の教師です」ニコリ
一方「…」ツ-ン
病理「好きな食べ物は…そうですね、ケーキですかねドルチェとか。」
一方「…」ツ-ン
病理「…」
病理(あらまー。これはちょーっと大変そうですね)
病理(彼、相当甘やかされてきたようですねぇ。自分の思い通りにならないとヘソを曲げてしまうとは)
病理(数多くんも色々と不器用ですからねぇ…)
.
おつ
支援
エタった?
一応保守
病理「では自己紹介も済んだところで授業やりましょうか」ニコッ
一方「はっ、たかが一教師が俺に教えられる事なンてあるのかァ?」ハンッ
上条(おいっ!いくらなんでもそりゃ失礼だって!)
病理「さて、本日の授業は今度のテストには関係無いことなんですが」
病理「テーマはズバリ、『後悔しない人生を送るためには?』です!」ドーン!
垣根「ハァ?そんなの無理じゃねぇの?」
病理「あらどうしてです?」
垣根「決まってんだろ。俺の人生は既に後悔だらけだ」
垣根「…小さかったあの時、スーパーで振り返って『お母さん!これめちゃくちゃ美味そうだよね!』って言ったら」
垣根「知らない人で、『お、おう…』ってなった時とか…な…?」キラキラ
病理「あ、ハイ」
.
査楽「あ、でも私もそう思いますね」
査楽「どうしたって失敗したりとか明らかに人生の選択を誤ったとわかるなら」
査楽「後悔しない、というのは難しいのではないですかね?」
病理「なるほどなるほど。」
病理「では、そもそもの話をしましょう。」
病理「後悔してる時の人間の状態とは、どんな時でしょうか?」
.
エタった?
___
/ \ _________
/ / \ \ /
| (゚) (゚) | < エタスレにうんこしていきますね
| )●( | \_________
\ ▽ ノ
\__∪ /
/  ̄ ̄ \
| | | |
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|⌒\| |/⌒|
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| |\___人____/| |
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,lノl|
人i ブバチュウ!!
(~´;;;;;;;゙'‐;;;)
,i`(;;;゙'―---‐'ヾ
ヽ;;';ー--―-、'';;;;;゙)
保守
保守
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人i ブバチュウ!!
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ヽ;;';ー--―-、'';;;;;゙)
頼むから復活してくれねえかなぁ...
>>566
(ヾノ・∀・`)ムリムリ
保守ちゃん
>>568
エタってるのに?
垣根「そりゃ…ふとした時とか、何かその後悔するような記憶に関連する物を見た時とか」
ヴェント「…同じ状況になるとか、ちょっと時間があいて考え事してる時とかかしらね」
査楽「悩んでる時とか悲しんでたり、得られたはずの幸福を得られなかった時とか」
病理「うんうん!皆さん素晴らしい!その通りです!」
病理「そう、そしてもっと言うと時間的、心理的余裕があり過ぎる時なのです」
上条「か、簡単に言うと?」
病理「ヒマな時です」ニコッ
上条「なるほどっ!!」
.
病理「『何もしない』をしてる時ほど人はネガティブな気持ちになるわけです」
病理「それは全ての感情に言える事でもあります」
病理「例えば『自殺を考える』『将来への不安』『他者への攻撃』『他人と比較して劣等感を感じる』」
病理「これらも端的に言えば『ヒマだから』なんです」
病理「特に不幸な人や社会的に自分が満たされてない人ほど他者と比較し他人を攻撃します」
上条「か、簡単に言うと?」
病理「『暇人は根暗で嫌われる奴になりやすくなる』」ニコッ
上条「わっかりやすーい!」
.
上条「でも先生!『何もしない』をしないと本当にネガティブにならなくなるんですか?」
病理「んーそうですねぇ…では例えば、」
病理「戦争や喧嘩、白兵戦のまっ最中でまさにデッド・オア・アライブな人達に自殺についてとか将来の不安、ネガティブになったりする暇があるでしょうか?」
上条(ないなぁ…生き残ることに必死になるよなぁ…)
病理「さて、今言った事を踏まえて。後悔しないための方法とは…」
.
病理「『グチャグチャ考えてないでとにかく行動する!』」
.
病理「人は本気で行動し続けていたら先の例のように後悔する暇もなくなります!!」
上条(なんとなくわかるかも)
上条(俺だって今まで色々事件を解決してきたけど…それは考えるよりも先に走ってたからだった気がする)
上条(全部が全部じゃないし、運が良かっただけってのもあったかもしれないけど)
上条(少なくともあの時走り出さなかったら今の俺や救えた奴等の今はなかった)
病理「人間ですから『後悔するという機能』をなくす、という事は出来ません」
病理「ただ、減らす事はできるんです!」ニコッ
.
一方「先生ェ」ハイ
病理「あらどうぞ?」
一方「けどよォ行動して上手くいかなかったら後悔するだろォし」
一方「失敗するかもしれねェ事をシミュレーションしねェのは愚かなンじゃねェの?」
病理「ふむふむ。」
病理「確かにそれらも正しいと思います」
.
病理「ただ…」
病理「その『失敗した世界線』や『どのように失敗するかの過程』というのは」
病理「常にあなたの頭の中にしかないんですよ?」ニコッ
一方「…!」
病理「高次的なパラレルワールドを渡り歩く、世界を丸ごと変革する、といったファンタジーな何かが現実にない限りは」
上条(現実にあるとは言いづらいな)
.
病理「それに…過去のあなたを『あの時ああしてれば』『もっといい行動があったのでは』と責めても意味はありません」
病理「仮に失敗したり、本当にもっといい行動ができたら良かったのだとしても」
病理「『未来の私め!困れ!辛くなれ!苦しめぇぇ!』なんて思って行動したわけではないはずです」
病理「…例えその時やるべき事から逃げてしまったのだとしても、選ぶべき選択を選ばなかった故の後悔であったとしても」
病理「ただ、その時のあなたがあなたなりに精一杯選択した事だったのです」
病理「…」チラッ
ヴェント「…」
上条(ん?今…?)
.
病理「そして未来のあなたを”心配するだけ”というのも意味はありません。」
病理「『あ~将来マジ不安~どーしよ~』ダラダラウダウダ…なーんて、全くの時間の無駄ですから!」
病理「するべきなのは、『未来のあなたが1番喜ぶであろう事をする!』事なのです!」ニコッ
病理「まとめますと…」カキカキ
.
病理「『とにかく行動し続けましょう!』」
病理「『他者を攻撃、比較する、ネガティブな感情になったり嘆く暇があるなら何かしましょう!』」
病理「『過去のあなたを責めないで。未来のあなたを喜ばせる事をしましょう!』」
病理「ですっ♪」ニコッ
.
病理「なお、これらは心理学で有名なアラン(本名エミール・シャルチエ)先生の『幸福論』で言ってる内容を抜粋しています」
病理「『人が幸せになるためにはどう生きればいいのか?』」
病理「幸福論とはそんなある種哲学的な命題を考究した理論なんです」
病理「心理学界隈ではアラン先生の幸福論は三大幸福論と呼ばれる内の1つにも数えられていて、フランスだとアラン先生の幸福論が主流になってますね」
病理「もし興味がある、もっと知りたい!って人が居たら先生のお部屋に来てくださいねー」
上条(そんな奇特な奴いるのか?)
.
病理「ではこれで。先生の授業は終わりです。後は次の授業まで自由にどうぞー」
査楽「え、でもですね先生?時間はまだ20分くらいしか経ってな」
病理「先生が今回言いたいことは全部伝えましたので」
病理「それに。この学校において授業の始まりと終わりを決めるのは制度やシステム、ベルじゃありません」
病理「先生がルールでーす」ニッコリ
査楽「ええそうですよねわかってましたええ」
上条(ホントフリーダムだなぁ…)ハハ
.
病理「ではでは~」キコキコ
病理「…っと、」ギッ
病理「あ、上条くん上条くん」チョイチョイ
上条「あ、はい」ガタッ
.
病理「過ぎてしまった事、起きてしまった事は覆せません」
病理「でも、未来は変えられます」
病理「あなたが想定する最悪の未来にはまだ至りません」
病理「どうか、最善を尽くして行動し続けてください。」
病理「『未来の自分が1番喜ぶ事』をしてあげてくださいね」ニコッ
上条「…はい!」
.
病理「では私は他のお仕事がありますので!」キコキコ
上条「…」
上条(ひょっとして…俺のために今の授業やってくれたのか?病理先生…)
上条(…頑張んないとな)
上条(『未来の自分が一番喜ぶ事』、か。)
.
という唐突な再開でごわす。気が向いたら完結まで走りゃーす。
今回はここまででごわす。
.
おつおつー!再開信じてて良かったわ
待ってました乙です。
更新来てたのか!
乙保守
まだかなー
一方「よォ」カツッカツッ
上条「おう」
一方「あの教師、変わった授業しやがるな」
上条「あー、まぁな」ハハ
上条(こっちの世界の基準からしても一風変わった授業なんだな病理先生…)
一方「常盤台の教師みてェだったな」
上条「へー…」
上条(…ん?)
上条(え?ってことは何か?病理先生の授業ってめちゃくちゃ頭いいお嬢様学校レベルの授業ってこと?!)
.
一方「ところでよォ、席についてなンだが」
上条「え?ああ…俺の隣に代わってもらうのは難しいんじゃないか?」
一方「隣の席のヤツと教師を買収しよォと思うンだが」
上条「やめとけ」ペシ
一方「あァ?なンでだよオマエ俺と離れて平気だってのかよ」
上条(勘違いされそうなセリフだなぁ…)
.
待ってた!
おかしいな…一方通行さんが可愛く見える…
一方「けどよォ…知らないヤツばっかで正直メンタルキツい」
上条「いやどんだけ人見知りなんだよ」
一方「しょォがねェだろ今までずっと1人だったンだからよォ」
上条「にしたってさ…あーほら、病理先生も言ってたけどいい機会じゃん」
上条「これを機に友達増やせよ」
一方「ダメ無理ヤダ絶対嫌われるに決まってンだろ!もういい!どうせわかってた事だ俺みたいなヤツが人並みの幸せを掴もうって時点でおこがましかったンだ」
上条「そんな事ないって!大丈夫だって!」
.
上条「大体初登場であんだけやらかしてればもう関係ないって」
一方「え?」
一方「アレ…かっこよかった…よな?」?
上条(ああ…やっぱり自覚なかったのか…)
.
トール「よぉ一方ちゃん」
ヴェント「ようこそクレイジーな教師が支配する学校へ」
垣根「お前」
査楽「どうもですね」ヒラヒラ
一方「あァ」
.
トール「にしても面白い自己紹介だったな!」ケラケラ
一方「…///」プルプル
ヴェント「アンタってあんな一面もあんのねー」
垣根「けどな、心理定規は渡さねぇからな!!」
一方「あ?別に貰う気ねェけど?」
垣根「…」
一方「?」
垣根「…俺…お前とは親友になれる気がする」ガシッ
一方「?」
ヴェント「垣根はホンッットに単純ね」ヒソヒソ
査楽「ええ」ヒソヒソ
.
一方「あ、上条」
上条「ん?」
一方「今日オマエンち行っていいか?」
上条「え?いいけど…」
一方「助かる」
上条「?」
ヴェント「どうでもいいけど、アイツ上条にベッタリね」ヒソヒソ
査楽「まぁ彼も転校してきて心細いでしょうしね」ヒソヒソ
.
上条「お?サローニャからメール。…『今日は帰ってくる?』」
上条「『ああ』っと」ぽちぽち
上条「あと一方通行が来ることを…」
一方「上条」
上条「ん?どした?」
一方「俺、まだ教科書とかねェから次の授業、教科書見せてくれ」
上条「ああ、いいよ」
上条(ま、後ででいいか)
・・・・・。
.
~上条宅~
サローニャ(ふっふっふっ…!)
.
サローニャ(今日のサローニャちゃんは強いぜ…?)
サローニャ(いい香りのお風呂入って!)フワーン
サローニャ(念入りに隅々まで、ホントにあらゆる隙間まで洗って!)サッパリ!
サローニャ(美容院ちゃんでゆるふわ系にかわゆく髪切って貰って!)フワンッ
サローニャ(お化粧ちゃんもウケがいいやつにして!)テカッ
サローニャ(耳、鼻、口もお掃除完了!)シャキーン!
.
サローニャ(腋や足、うぶ毛もその他のデリケートなお毛けちゃんもキレーイに整えて!)ピシッ
サローニャ(前日は食事等を控えめにしてスタイルを少しでも良くした!)
サローニャ(普段上条ちゃんに全裸を見せてるから慣れられて興奮させづらい事を考慮し、)
サローニャ(大事なトコはハート型に穴が空いた下着の上にスッケスケのベビードール!!!)
サローニャ(男の子ちゃんはなんかこーいうのが好きなんだろ?サローニャちゃん知ってんだかんなッ?!!)
.
サローニャ「こほん。」
サローニャ「セリフは…『おかえり…今日もおつかれさま。』ニコッ」
サローニャ「『…ねーぇ…今日のサローニャちゃんどーぉ…?エロい?』」
サローニャ「『なんでこんな格好してるかわかる…?』」
サローニャ「『サローニャちゃんね…?発情しちゃってるんだー…///』」
サローニャ「『ねぇ…しよ?交尾。やらしーこと、しよ…?』ウルウル」
サローニャ(よし!完璧!!)ガッツ!
.
サローニャ(さぁ、来い…!)
サローニャ(さっきメールもあった…!もうそろそろ上条ちゃんが帰ってくる…!)
サローニャ(今日こそ、今日こそ抱かれてやる…!)
サローニャ(さぁ抱けよ!上条ちゃん!サローニャちゃんを貪れよ!)
サローニャ(ケダモノちゃんの如くむしゃぶりつけよ!)
サローニャ「ふっ…ふっふっふっ…!」
サローニャ「ふはーっはっはっはっ!!!」
ベルシ「…」
.
ベルシ(ふむ…)
ベルシ(まぁ…ガンバレ。彼よりも先に私が君のあられもない姿を見てしまったが許してくれよ?)
ベルシ(…アレ?コレひょっとしなくても、もしもいつか元の姿に仮に戻って、こういうの観てたってバレたら私は相当気持ち悪がられるんじゃないか?)
.
トントントントントン…
サローニャ(!廊下を歩く音!)
ガチャ、ガチャガチャ
サローニャ(帰ってキター!!!!)
.
上条「ただいまー!」
サローニャ「おかえr」
一方「邪魔すンぞ」ノソッ
サローニャ「な↓ん↓でだ↑よッッ↑!!!」ガンッ!!
.
今回はここまで
おつおつー
おつ
サローニャ「上条ちゃん!…とお友達ちゃん!すとーっぷ!そこですとーっぷ!」
一方「え?」
上条「?」
サローニャ「よーしいい子だ、ぜってーそこ動くなよ?サローニャちゃん今ホント羞恥心だけで死ねる格好だからさ!」
一方「…////」
サローニャ「ほわぁ?!やめれ!上条ちゃん以外が私の痴態想像すんのダメなんだからね!?」
.
続きはよ!
>>610
続き待ってます
一方「…?///」チラッチラッ
サローニャ「こらっ!!覗こうとすんなーっ!///」
上条「…」ベシッ
一方「ってェ」
上条「いくらなんでも上条さんそれ許さないからな」
一方「…///」
上条「妄想すんのもダメ」
一方「厳しくねェか?」
上条「ダメ。なんかダメ」
.
上条「じゃあ5分くらい俺ら外でてるからその間にやってもらってもいいかー?」
サローニャ「えーっ、…ミニマム10分欲しいかな」
上条「おっけ。じゃあ10分後に」
サローニャ「ごめんねー」
上条「こっちもごめんな!」
一方「…///」
上条「だから妄想もすんなって」ペシ
一方「多感な年頃に無茶言うンじゃねェよ」
.
上条(一方通行から『多感な年頃』ってワードが出るとは思わなかったな)ハハ
一方「でもよォ、どンな格好だったンだろォな」
上条「…」
一方「気になるぐらい許してくれよォ」
上条「…まぁそれくらいなら」
一方「だってわかンねェ事あるし」
上条「ふぅん?」
.
一方「考えてもみろ。普通家に居た人間の『他人に見られたら羞恥で死ねる格好』って言ったら裸か薄着、室内着だろォ?」
上条「まぁな?」
一方「けどよォ、あの時風呂場に殆ど湿気がなかった。つまりあの時シャワーとか風呂に入ってたりその直後じゃあねェ。だから裸や裸タオルは有り得ねェ」
上条「おお…おお?」
一方「普段着や薄着も多分違う」
上条「なんでだよ」
一方「俺らに『ストップ』って言った時に顔だしてただろ?その時しっかり化粧がされてた」
上条「そうなの?」
.
一方「つゥ事は、『お出かけ用、或いは特別仕様』の状態でこれから何かするつもりだったって事だろ」
上条「これから風呂に入るとかだったんじゃねぇの?」
一方「女は10分以下で風呂入って再度化粧して他人に見られてもいい服に着替えるのは出来ねェ」
上条「…そ、そうなの?」
一方「それに。化粧完了してたンなら3分あればちょっと人に見せる服くらいは着れるだろ?なのに『5分でいいか?』の問いに『ミニマム10分欲しい』っつったろ?」
一方「『5分では他人に見せれる服に着替えれない』のは、他に何か片付けなきゃいけない何かもあるからか、脱ぐのに時間がかかるコスプレ等の複雑な服を着ていた事になる」
一方「けど以前家に行った時に上条やアイツの部屋にオタク系の類のグッズ等は無かったし、本棚見てもそういう趣味は無さそうだった。」
一方「それに頬もかなり紅潮していた。相当羞恥心がある格好…」
一方「ついでに俺が来る事を想定していないような事を言っていた…」
一方「それってつまり、『そういう趣味が無い上条相手にはその羞恥で死ねる格好を見せられる』って事だよな?」
上条「ま、まぁ」
.
一方「つゥ事は。」
一方「身内には見せられる、化粧しっかりした上で上条当麻に見せる予定の格好、準備完了まで10分を要する…」
一方「つまり、上条当麻を誘う為の何かしら相当エロい格好をしてたンじゃね?っていう推測が立つ…いや勃つンだが!!」クワッ
上条「うっせぇよ!」ペシ
.
今回はここまで
一方さん生き生きしてらっしゃる……!乙乙
おつおつー
まだかいねー
このSSまとめへのコメント
wktk
荒らされないと良いけどな??
オモロイ、支持する
続きはよ
おもしろいから頑張って完結さてください!
面白いけど荒らされないといいな
頑張って
久々にオモロイの読んだわ
支援させてもらうから続きハヨ
中の中ぐらいだな。
頑張って下さい
続き頼んます
続け
更新よろしくちゃん?
これは伏線張りすぎて駄目になった良い例ですね
イイネ、イイネェ、サイッッコウダネェ!!
更新は?
面白いです。
癒されますw
続きはまだー?
久しぶりに来たらまだやってて嬉しい
まじで続きほしい…
面白いです!頑張ってください!
更新求む!
他ので少し更新されてるよ。(少しだけ…)
どこのサイトか教えて貰えませんか?