杏「おねむトリオの休日」 (43)

シンデレラジオの外伝です
例によって、今回だけでも見れるのでよければどうぞ


本編
杏「杏・輝子・小梅のシンデレラジオ 第77回」
杏「杏・輝子・小梅のシンデレラジオ 第77回」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1410182372/)

外伝
杏「メイドカフェオオカミ」
杏「メイドカフェオオカミ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407854288/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1410445156

杏「ふわぁぁぁ……」

杏(今、何時…?)

杏(おっ、まだ11時じゃん)

杏(今日はオフだし、もうちょっと寝よっかなー♪)

杏(夕方ぐらいまで寝て、後は適当にゴロゴロしてよっと)

杏(はぁ…この幸せな時間が一生続けばいいのに…)

来たー!

待ってた

ピンポーン

杏「……………」

ピンポーンピンポーン

杏「……うん、我ながら、さっきの発言はフラグ過ぎたと思うよ」

ドンドンドン!

杏「あーはいはい、もー、なんだよー…」

杏「この乱暴な呼び出し方、誰だろ…心当たりがないぞ…」

???『杏おねーさん!いやがらねーんですか!』

杏「……えっ」

ガチャ

仁奈「あっ、やっと出やがりましたね!」

こずえ「おそいのぉー…」

杏「…仁奈、こずえ、どしたん?急に…」

仁奈「ふっふっふ、突然の事に驚いてやがりますね」

こずえ「あんずー…びっくりー…」

杏「おかげで眠気が完全に飛んだよ」

仁奈「やっぱり寝てやがりましたか」

こずえ「おねぼうー…」

杏「だって今日オフだし…んで、どうしたの?」

仁奈「ふっふっふ、聞いて驚かないでくだせー」

仁奈「今日、仁奈とこずえおねーさんは、杏おねーさんのお世話をしにきたのでごぜーます!」

こずえ「おせわー…」

杏「………」

仁奈「驚いて声も出ねーようですね」

こずえ「ふわぁ」

杏「えっと、とりあえず、中に入ろうか」

仁奈「あ、はい」

こずえ「ふわぁー…」

仁奈「わーい!杏おねーさんのお部屋でごぜーますよ!!」ゴロゴロゴロゴロ

こずえ「ふわぁー…あんずの…おうちー…」ゴロゴロ

杏「ちょっと、杏のお世話をしに来たんじゃなかったの」

仁奈「はっ、そうでした!早速始めるですよ!」

こずえ「はじめるのぉー…」

杏「お、おう…で、何するの?」

仁奈「仁奈は洗濯でごぜーます!」

こずえ「こずえはー…おそうじー…」

杏「洗濯と掃除ねぇ…洗濯機の使い方分かる?」

仁奈「…………」

杏「えっ、ちょっと、何その『わかってねーな』みたいな目は!?」

仁奈「杏おねーさん、仁奈のキグルミをよく見やがってくだせー!」

杏「キグルミ…アライグマ?……あぁ、そういうこと」

杏「いや、でも、ウチにタライと洗濯板なんてないぞ…」

仁奈「心配いらねーです!家から持ってきたですよ!」

杏「よく持ってこれたな!?」

仁奈「なかなか大変でごぜーましたよ…」

こずえ「たらいー…おっきいのー…」

久々の外伝

仁奈「では杏おねーさん、お風呂場を借りるですよ!」

杏「あぁ、うん、気をつけなよ…?」

仁奈「任せてくだせー!杏おねーさんの汚れに汚れたシャツを」

仁奈「ピッカピカのモフモフにしてやります!」

杏「汚れに汚れたシャツって…間違ってはないけどさ…」

杏「…んで、こずえが掃除だっけ?」

こずえ「そーだよぉー…」

杏「掃除って、どんな事するつもりなの?」

こずえ「んー…」

杏「………」

こずえ「ふわぁ…?」

杏「えぇー…」

こずえ「おそうじ…なにするのぉー…?」

杏「い、いや、もういいから、こずえは座ってようか…」

こずえ「だめー…するのぉー…」

杏「な、なんでそんなにやる気なのさ…」

杏「そうだなぁ…じゃあ、空になってるペットボトルをゴミ袋に入れていってくれる?」

こずえ「わかったー…」

杏「飲みかけのは置いといていいからね」

こずえ「うんー…」

杏「だ、大丈夫かなホントに…」

仁奈「ゴシゴシゴシゴシゴシゴシ…」

杏「おー…やってるやってる」

仁奈「杏おねーさん、どうですか!アライグマニナのお仕事っぷりは!」

杏「うんうん、凄い凄い。洗濯板で洗ってるとこなんて初めて見たよ」

仁奈「アライグマの気持ちになるですよ」

杏「まぁ確かに、アライグマは洗濯機で洗濯しないしねぇ」

仁奈「お休みの日は杏おねーさんの家に洗濯しに来てやってもいいですよ!」

杏「えー、ホントにー?」

仁奈「はい!そして、杏おねーさんは頑張った仁奈をたくさんホメるですよ…ぐふふ」

杏(そっちが目当てだな)

杏「ま…まぁ、頑張って、うん」

仁奈「任せてくだせー!」

杏(仁奈は大丈夫そうだ…)

杏「こずえー、どうー?」

こずえ「ふわぁー…」ガサゴソ

杏「お、おー…」

杏(物凄くゆっくりだけど、進んでる…)

こずえ「からっぽの…ぺっとぼとるー…いれるのぉー…」

杏「頑張れー」

こずえ「ぺっとぼとる…いれたら…おそとにぽいするー…?」

杏「あー…今日はペットボトルの日じゃないし…とりあえず部屋の隅にでも」

こずえ「ぺっとぼとるのひー…?」

杏「ゴミを捨てる日が決まってるんだよ」

杏「燃えるゴミは何曜日とか、燃えないゴミは何曜日とかー」

こずえ「ふわぁ…ぺっとぼとるは…いつー?」

杏「…………いつだっけ」

こずえ「ふわぁ」

杏「ま、まぁ、その内ちゃんと捨てるから大丈夫…うん」

こずえ「ちゃんとー…すてないとー…だめー…」

杏「わ…分かってるってー」

期待

杏(ふぅ、とりあえずこずえも仁奈も大丈夫そうだな)

杏(にしても、いきなり来て杏のお世話をするだなんて…ホント、どうしたんだろ)

杏(まぁ、洗濯とか掃除とかしてくれるのは助かるけどねー)

杏(終わるまでごろごろしてよっと…)

杏(……でも、待てよ…お世話してもらったとして、この話が事務所に広まったら…)


幸子『杏さん、いくらだらだらしたいからって』

幸子『仁奈ちゃんやこずえちゃんに身の回りの世話をさせるなんて…』

小梅『お姉さん…なのに…』

輝子『自分で…やらないとダメだぞ…フヒ』


杏(あ、怒られるパターンだ…)

杏(で、でも、仁奈とこずえが言い出した事で、杏が強要したわけじゃないし…)

杏(そう、これはアレだよ、お手伝い!お世話じゃなくて、お手伝い!)

杏(それなら何もおかしなことはない。いいね?)


輝子・小梅・幸子『アッハイ』


杏(よし、杏会議終了。よってごろごろを続行する)

こずえにお掃除して欲しい気持ちと
不浄の場所に踏み入らずいつまでも穢れなき姿でいて欲しい気持ちが混在している

―20分後―

こずえ「あんずー…おわったよぉー…」

杏「おー、ありがとー。じゃあ、結んで隅に置いとこうか」

こずえ「ふわぁー…つぎは…なにをするのー…?」

杏「んー、どうしよ…ペットボトル片付けただけで結構スッキリしたような…」

こずえ「すっきりー…」

杏「とりあえず、仁奈の様子でも見に行くか」

こずえ「になー…」

杏「仁奈ー、そっちはどうー?」ガチャ

仁奈「発射ー!ぶしゃー♪」

杏「」ブシャー

仁奈「あっ」

こずえ「あんずー…びしょびしょー…」

仁奈「えっ…えっと…あ、洗い物は終わってるですよ!」

杏「」

仁奈「そ、その、ちょっと、ホースで遊びたくなってですね…」

こずえ「になもー…びしょびしょー…」

杏「」

仁奈「あ、杏おねーさんごめんなせー…!」

杏「はぁ…お風呂入るか…」

こずえ「こずえもー…はいるー…」

仁奈「に、仁奈も入りてーですよ!」

杏「はいはい…」

仁奈「わーい、杏おねーさんとお風呂ですよ!」

こずえ「わーい……」

杏「お世話されてると思ったら全身びしょ濡れになってお風呂に入る羽目になった…」

杏「何を言っているかわからねーと思うが杏も何をされたのかわからなかった…」

仁奈「あ、洗い物もバッチリですし、後は乾くのを待つだけでごぜーますね!」

杏(めっちゃ誤魔化そうとしてる…!)

こずえ「こずえもー…おそうじ…がんばったー…」

杏「そうだねー、よく頑張ったよー」

こずえ「えへー…」

仁奈「仁奈もホメやがってくだせー!」

杏「はいはい、仁奈も洗い物頑張ったよ。えらいえらい」

仁奈「えへへー!」

杏「最後、杏に水をかけなかったら文句なしだったのにね」

仁奈「う゛っ!ご、ごめんなせー…!」

杏「いやまぁ、別にいいけどね…」

―30分後―

杏「ふー、サッパリした…」

こずえ「おふろー…きもちよかったー…」

仁奈「冷たい麦茶がうめーですよ…」

杏「涼しくなったから、お風呂上りでも扇風機だけで余裕だねぇ」

仁奈「夏のお風呂上りは大変でごぜーます」

こずえ「とっても…あついのぉー…」

杏「冷房つけてないと、お風呂入ってもすぐ汗かいちゃうよね」

こずえ「ふわぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ー……」

杏「宇宙人こずえだ」

仁奈「仁奈もやるですよ!わあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……」

杏「宇宙人仁奈も現れた」

仁奈「宇宙人の気持ちになるですよ…あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

杏「宇宙人の気持ちねぇ…人間に理解できるのかな」

仁奈「キグルミを着たら大丈夫でごぜーます!」

杏「キグルミパワー凄いな…」

杏型MAGIシステム(輝子・小梅・幸子)

グー

杏「ん?」

仁奈「い、今のは仁奈のお腹の音でごぜーます…」

杏「あー、ちょうどお昼かー。こずえもお腹空いてる?」

こずえ「おなかー…すいたー…」

杏「ふむ…どこかに食べに行く?」

仁奈「いえ、ここは仁奈とこずえおねーさんにお任せくだせー!」

杏「え?」

仁奈「2人でお昼ご飯を作って見せます!」

こずえ「おひるごはんー…つくるー…」

杏「い、いやいやいや、流石にそれは無理でしょ…!」

仁奈「甘く見てもらっては困りますね…!こう見えても仁奈、料理経験が…」

杏「あるの?」

仁奈「……ねーです」

杏「…こずえは?」

こずえ「ごはん…つくったこと…ないよぉー…」

杏「……」

杏「やっぱり、どこか食べに…」

仁奈「あーっ!あーっ!じゃあ、杏おねーさんのご飯が食べてーですよ!」

杏「ええー?」

こずえ「あんずの…ごはん…たべたいー…」

杏「杏のご飯って…そんな大したもん作れないぞー?」

仁奈「構わねーですよ!杏おねーさんのご飯なら例えどんな味でも…!」

杏「いや、流石にそこまで酷くはない」

こずえ「あんずの…ごはんー…」

杏「はぁ…しょうがない。じゃあ、ちょっと待ってて、適当になんか作ってくるから」

仁奈「わーい♪」

こずえ「やったー…」

杏「やれやれ…」

杏「さーて、何かあったっけ…」

杏(戸棚は…カップ麺…袋麺…インスタント味噌汁…レトルトカレー…お菓子…)

杏(……ま、まぁ、こんなもんか。冷蔵庫の方は…)

杏(……お茶、ジュース、卵…)

杏(れ、冷凍庫は…)

杏(…冷凍食品と…アイス……)

杏「……………出前取るか…」ボソッ

仁奈「杏おねーさん…」チラッ

こずえ「ふわぁ…」チラッ

杏「おわ!?み、見てたのか…」

仁奈「期待してますよ…!」

こずえ「たのしみー…」

杏「え、ええい、どうなっても知らないからね…!」

空のペットボトル→何かが入る→俺が飲む=飲みかけのペットボトル

杏おねーさんのご飯再び

―20分後―

杏「できたぞー…」

仁奈「わーい!」

こずえ「おなか…すいたのぉー…」

仁奈「何を作ったんでごぜーますか!」

こずえ「いいにおいが…するよぉー…」

杏「ラ、ラーメンを作ったよ」

杏(袋麺のヤツに卵を乗せただけだけど…!)

仁奈「………」

こずえ「………」

杏(あ、流石にドン引きして…)

仁奈「うわー!!ラーメンでごぜーます!」

こずえ「おいしそー…」

杏「えっ」

仁奈「見てくだせー!卵も乗ってますよ!」

こずえ「たまごー…」

杏「いや、あの」

仁奈「杏おねーさん!早く食べるですよ!」

こずえ「はやく…たべたいー…」

杏「お、おう…」

仁奈「いただきまーす!」

こずえ「いただき…ますー…」

杏「いただきます…」

仁奈「ふー…ふー…!」

こずえ「ふー……」

杏「ずるずる…」

仁奈「ちゅるちゅる…」

こずえ「ちゅる…ちゅる…」

杏(あー、いつも食べてる味だ…)

仁奈「うめーですよ!!」

こずえ「おいしー…」

杏「えっ…そ、そう…?そりゃ、よかった…」

仁奈「ふぅ…ふぅ…!ちゅるる…!」

こずえ「ふー…ふー…」

杏(夢中で食べてる…本当にこんなのでよかったんだろうか…)

仁奈「♪」

こずえ「えへー…」

杏(ま、いいかー…)

あかんラーメン食べたくなってきた

仁奈「ごちそーさまでした!」

こずえ「ごちそーさま…でしたー…」

杏「ごちそうさま」

仁奈「杏おねーさん、ラーメンすげーうまかったでごぜーますよ!」

こずえ「おいしかったー…」

杏「そ、そうかー」

仁奈「また作ってくだせー!」

杏「うん、まぁ…これでいいなら…」

こずえ「やったぁー…えへー…」

杏(まさかこんなに受けがいいとは…)

杏(ちっちゃい子って、こういうヤツの方が逆に嬉しかったりするんだろうか…?)

杏(よく分からんね…うん)

仁奈「料理は杏おねーさんに作ってもらいましたけど、片付けは仁奈達が!」

こずえ「やるのぉー…」

杏「お、片付けやってくれるの?大丈夫ー?」

仁奈「食器もアライグマの気持ちになってピッカピカにするでごぜーますよ!」

こずえ「ぴかぴかー…」

杏「んー…じゃあ、任せようかな」

仁奈「はい!」

仁奈「ゴシゴシゴシゴシゴシ…」

こずえ「ごしごしー…」

杏「どうー?綺麗に出来てるー?」

仁奈「順調でごぜーます!」

こずえ「おなべー…きれいきれいー…」

杏「そかー。その調子で頑張れー」

仁奈「杏おねーさん、今日はまだ杏おねーさんの家にいてもいいですか?」

杏「んー?まぁ、あんまり遅くならなければ別に構わんよー」

仁奈「じゃあ、洗い物が終わったら、一緒に遊びてーです!」

こずえ「こずえもー…あんずと…あそびたいー…」

杏「んー、まぁ、別に構わんよー?」

仁奈「ホントでごぜーますか!」

杏「まぁ、なんだかんだで色々やってもらっちゃったしねぇ」

杏「それぐらいでよければ付き合うさー」

仁奈「やったー!」

こずえ「あんずとー…あそぶのぉー…」

仁奈「洗い物を早く終わらせるでごぜーますよ!」

こずえ「はぁい…」

仁奈「洗い物終わりました!」

こずえ「きれいきれいー…」

杏「はいよー、お疲れさん」

仁奈「さぁ、杏おねーさん遊びましょう!」

杏「んー、何して遊ぶの?」

仁奈「キグルミを着て遊びましょう!」

こずえ「きぐるみー…」

杏「え゛っ…ま、まぁ、いいけど、疲れるのはナシだぞー」

仁奈「では、杏おねーさんはライオンから逃げるウサギの役でごぜーます」

杏(話聞いてない…!!)

こずえ「こずえはー…?」

仁奈「こずえおねーさんはヒツジ役でごぜーます!」

こずえ「ひつじー…もこもこー…」

仁奈「そして仁奈がライオンでごぜーます!」

杏「ライオンと羊とウサギって、もう羊とうさぎ生き残れないじゃん…」

仁奈「なんやかんやで仲良くしてる設定でいきましょう」

杏「お、おう」

杏(なんやかんやって)

仁奈「ウサギさん!ヒツジさん!遊びにきたですよ!」

杏「ぐうぐう」

こずえ「すー…」

仁奈「起きてくだせー!!」

杏「うーん、あと10時間…」

仁奈「コアラみたいなウサギでごぜーますね…」

杏「お、変える?」

仁奈「コアラのキグルミは持ってきてねーです」

杏「それは残念」

こずえ「すー…」

仁奈「ヒツジさんもいい加減起きてくだせー!」

こずえ「ふわぁ…?」

仁奈「一緒に遊ぶですよ!」

こずえ「なにしてー…あそぶー…?」

仁奈「そうですね…シマウマの野郎を追い掛け回す遊びなんてどうでごぜーますか!」

杏「鬼か」

こずえ「しまうまー…」

仁奈「何か間違ってるでごぜーますか?」

杏「ライオンは遊びでシマウマを追いかけたりしないと思うよ…」

仁奈「そうなのでごぜーますか?」

杏「うん、ご飯にする時だけだと思う」

仁奈「なるほど…弱肉強食というやつでごぜーますね!」

杏「おぉ、よく知ってたね」

こずえ「じゃくにく…きょうしょくー…?」

杏「強い生き物が弱い生き物を食べるってことだよ」

こずえ「ふわぁ…あんずも…こずえ…たべるー…?」

杏「い、いやいや、食べない食べない」

杏「ともかく、物騒なのはナシにしてもっと平和的な遊びをだね」

仁奈「じゃあ鬼ごっこ!」

杏(何故そこまで走りたがる…!)

杏「部屋の中で走り回られたら困るから、他ので…」

仁奈「えー…じゃあ、かくれんぼにするですよ…」

こずえ「かくれんぼー…」

杏「うん、じゃあ、それで」

仁奈「きゅうじゅうはーち!きゅうじゅうきゅー!ひゃーく!」

仁奈「よーし、ではライオンニナがウサギさんとヒツジさんを見つけてやるですよ!」

仁奈「うーん、まずはどこから…あっ!」

仁奈「ふとんがふくらんでやがります!そこだーっ!」バサーッ

仁奈「はっ…まくらと杏おねーさんのうさぎ…!?」

杏(かかったな仁奈。杏は押入れの中にいるのだよ)

杏(しばらくは見つからないだろうし、ちょっと一眠り…)

ガラッ

仁奈「ウサギさん、見つけましたー!」

杏「…Oh」

仁奈「ふっふっふ、ライオンニナから簡単に逃れようなんてちゃんちゃらあめーでごぜーます!」

杏「いやー、まさかこんな一瞬で見つかるとはね」

杏「まぁ、こずえも見つけといでー」

仁奈「もちろんでごぜーますよ!ヒツジさんはどこにいやがりますか!」

杏「元気だねぇ…ふあぁぁ…」

―10分後―

仁奈「大変です!ヒツジさんがいやがりません!」

杏「えー、そんなはずないでしょ。まさか外に出たなんて事はないだろうし」

仁奈「ウサギさんも一緒に探してくだせー!」

杏「しょうがないなぁ…どっこいしょ」

仁奈「ヒツジさんどこでごぜーますか!」

杏「こずえー」

仁奈「おかしいですね…すみずみまで探したはずでごぜーます」

杏「うーん……ん?洗濯物、あんなに山盛りだったっけ」

仁奈「そういえば、もっと少なかった気がしますね」

杏「まさか……」

こずえ「すぅ……すぅ……」

仁奈「いたー!」

杏「洗濯物の中に潜り込んでるとは…」

仁奈「全く気づかなかったでごぜーますよ!」

杏「しかも寝てるし…」

杏「おーい、こずえー」

こずえ「ふわぁ…?」

仁奈「ヒツジさん、起きるですよ!」

こずえ「あー……こずえ…みつかったー…?」

杏「意外と時間かかったけどね」

こずえ「ふわぁ…」

杏「眠いの?」

こずえ「んー…おねむー…」

杏「寝るのはいいけど、場所を変えよう。そこで寝られると困る…」

こずえ「ふわぁ…あんずと…になも…おひるねー…するのぉー…」

杏「え、杏も?そりゃ、寝ていいなら喜んで寝るけど。仁奈は?」

仁奈「杏おねーさんとこずえおねーさんがお昼寝するなら仁奈もするですよ!」

杏「じゃあ、ちょっと昼寝するかー」

こずえ「わぁい…えへー…」ギュー

仁奈「一緒に寝るですよー♪」ギュー

杏「あーはいはい、分かったからそんなに抱きつかないー」

仁奈「すー…」

こずえ「すぅ…」

杏(やっと静かになった…)

杏(本当に今日はいきなりなんだったんだろう…)

こずえ「んー…あんずー…」

仁奈「あんずおねーさん…すぅ…」

杏「……ふっ」

杏(ま、たまにはいいか…)


おしり

おねむトリオも待ってます

見てくれた人ありがとう

乙でしたー
Ninachang!

おつおつ

乙でした
ほっこりしました

素晴らしい、素晴らしい

ところで
みりあちゃんの話はまだですかな
勝利報酬の

あらー?
いつもならーこの後オマケがあるはずでしてー?

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