~学園都市のとある学生寮:上条の部屋~
佐天「あっつーい‥‥」パタパタ
上条「あー‥‥‥」
佐天「暦の上ではもう夏は終わったはずなんですけどねー‥‥」パタパタ
上条「あー‥‥‥」
佐天「‥‥‥」
上条「あー‥‥‥」
佐天「もぉ~!先輩があーあー言ってると余計暑く感じるじゃないですか‥‥」パタパタ
上条「‥‥‥」ジトー
佐天「な、何ですかその不満に満ちた視線は!」
上条「唯一の冷房器具であるエアコンが故障した今、佐天さんが持ってるその団扇がこの部屋に残された、たった一つのオアシスだというのに‥不幸だ‥‥」
佐天「‥‥わ、分かりましたよ。ほら、先輩も扇いであげますから。そんな目で見ないで下さいね」パタパタ
何故か先輩の部屋に入り浸るようになってはや一ヶ月、すっかりこの部屋の雰囲気にも慣れてしまった。
少し前の私にとっては異性の先輩の部屋に遊びに行くなんてことはこうもっと、特別でラブコメチックなイベントだったと思う。
いや、間違いなく。
でも、この部屋にいるとそんな甘酸っぱくてセンチメンタルな気持ちやシチュエーションにはまずならない事にすぐ気付いた。
先輩の部屋に来る時はいつも初春や御坂さん、白井さん達と一緒。
そうでなくても先輩は謎のロリっ娘外国人シスターと同棲してるし、赤髪の長身バーコード男やボロボロジーンズの帯刀お姉さんや隣の土御門さん達が定期的に訪問してくるし、それ以外にもたくさん‥‥
おかげでその人達とはすっかり顔馴染みになってしまった。土御門さんの妹の舞夏さんに至っては先輩の部屋で優雅にお茶会をする仲に。
あれ‥?そもそもどうしてこんな事になったんだっけ‥‥
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~1ヶ月前、とあるファミレス内~
ピンポーン♪ イラッシャイマセー!
御坂「あ、初春さんに佐天さん!こっちこっち」フリフリ
初春「席取りありがとうございます」
佐天「どうもどうも!は~、屋内だとクーラー効いてて快適ですねー!」
黒子「その様子だと店外は相当お暑いようですわね」
初春「はい、予想最高気温が37℃だとかさっきテレビで言ってましたよ‥‥」
御坂「うわっ、昨日より更に上げてきたわね」
佐天「夏真っ盛りですもんねぇ‥‥」
黒子「学園都市の『天気予言』なら間違いなくそうなるんでしょうが‥‥あまり想像したくありませんわね」
4人「はぁ~‥‥」
初春「‥‥お、落ち込んでてもしょうがないですしとりあえず本題に入りましょう!」
黒子「そうですわね‥‥。さて、今日の集まりはお姉様の発案ですけれども今日はどういったお話で?」
御坂「え?そ、そうね!うん‥‥」アセアセ
佐天「あれ?白井さんにも理由を話してないんですか?」
黒子「ええ、理由を聞こうとはしたのですが‥‥」チラッ
御坂「呼んじゃったは良いけどホントに聞くとなると‥‥」ブツブツ
黒子「ずっとこんな調子で答えてくれないんですの‥‥」
初春・佐天「なるほど」
佐天「み、御坂さーん?」
初春「今日のお話って‥‥」
御坂「ここで恥ずかしがってどうするのよ‥‥」ブツブツ
黒子「お姉様?」
御坂「‥‥‥」
御坂「ちょ‥‥」
3人「ちょ?」
御坂「ちょっとみんなに聞きたい事があるんだけど‥‥」
初春「聞きたい事?」
佐天「どんな事ですか?」
御坂「3人はさぁ‥‥」
御坂「お、男の子の部屋に‥‥入ったことある?」
黒子「‥‥‥ゎ」
黒子「What?」
続きはよ
続きはよ
まだ?
このSSまとめへのコメント
え?これでおわり?
は?