ﾅﾝﾀﾞｱｲﾂ

ｲｷﾅﾘﾄｹﾂｼﾀﾜﾖ

ｻﾞﾜ・・・ｻﾞﾜ・・・

男「…」

男「多分ささくれが、喉に刺さって血ぃ吐いた…」

友「マジかよ…ちゃんと取ってなかったのか。つかささくれでそんなになるか？」

男「急に刺さって俺も何がなんだか…」

友「とにかく気を付けろよ」





男「っていうことが昨日あったじゃん？」

友「おう」

男「あれって普段割り箸の材料になってる木の恨みとかって思ったりしてたんだよ」

友「そんなわけないだろ…」

男「だよなあ…」

友「昨日は運が悪かっただけだ」

男「だな！」ハハハ…

････････････････････････


宇宙人A「いや、そんなことは無いんだよな…」

宇宙人B「え？」

宇宙人A「この前さ、割り箸に言葉が話せるようにする機械作ったんだよ。」

宇宙人B「すげえニッチな機械だな」

宇宙人A「いや、地球人って何でも物に魂が宿るって考え方あるじゃん？」

宇宙人B「確か…一千万の神とかそんなだっけ？」

宇宙人A「いや、もっと少なかった気がする」

宇宙人A「いや別にその話はいいんだよ、俺が作った機械の話するぞ」

宇宙人A「地球人ってさ、めっちゃ無駄遣いしてるじゃん？」

宇宙人A「だからその材料の意見が聞きたいなって」

宇宙人B「また唐突だな」

宇宙人A「一応地球も保護観察対象星の一つだからな」

宇宙人B「それでなんて？」

宇宙人A「まあ、この前割り箸に意見聞いたらさ、凄まじかったよ」

宇宙人B「割り箸が？」

宇宙人A「割り箸が」

宇宙人A「これがその時の話の内容だ。録音してあったから聞けよ」

宇宙人B「用意がいいな」

宇宙人A「･･･ポチッとな」

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宇宙人A「…それで日頃利用されてる割り箸さんにお話を聞こうとした所存で…」

割り箸「ほう人間の中にも殊勝な奴がいたものだな」

宇宙人A「いえ、僕は人間じゃないと言うか、宇宙人というか…」

割り箸「ほう、宇宙の人間か…」

割り箸「まあ…はい」

割り箸「では、我らが普段人間に復讐している事を話すか」

宇宙人A「復讐…ですか？」

割り箸「うむ。我ら割り箸は時には人をも[ﾋﾟｰｰｰ]」

宇宙人A「すいません、話がみえないんですが」

割り箸「…ささくれ、というものを貴殿は知っているか？」

宇宙人A「はい。一応地球の知識は粗方入っています」

割り箸「我等の歴史は古く、江戸時代に遡る」

割り箸に「その頃だ…我の素材、つまり木が、森が、激減していったのは！！」

割り箸「日本では年間250億膳、中国では300億膳！！」

割り箸「これがどういう意味かわかるかァ！」

割り箸「我が同胞がされだけ犠牲になっているのだ…」

宇宙人A「そ、それはお気の毒というか…」

割り箸「我等は考えた…どうやったら人間に復讐できるかを…」

割り箸「そこで、ささくれだ」

宇宙人A「えっ？」

割り箸「我らの構造上、割るとささくれが出来やすい」

宇宙人A「で、でもたかがささくれ…」

割り箸「喝ッッッッ！！！」

宇宙人A「！？」

割り箸「我等はささくれを自由に操ることができる」

割り箸「そして、人を[ﾋﾟｰｰｰ]」

宇宙人A「(全く話が見えねえ…)」

割り箸「正確には体内にささくれの部分が口腔内に入ったら瞬間的に、爆発的にささくれを成長させ、喉を突き破る」

宇宙人A「え？そんなことできるんですか？」

割り箸「自然の力でな」

割り箸「ささくれで殺した人間の数は今までで一億人にも上る」

宇宙人A「そんなに！？」

割り箸「まだまだあるぞ・・・」

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宇宙人B「・・・」

宇宙人A「・・・」

宇宙人B「こんなことがあったとは・・・」

宇宙人A「・・・帰るか」

宇宙人B「あぁ・・・」

宇宙人B「！」

宇宙人A「あ、割り箸使ってる・・・」



友「んじゃいただきまーす！」割り箸ﾊﾟｷｯ

友「ささくれできちまったけどいっか・・・」

友「・・・」ﾑｼｬﾑｼｬ

友「！」

ﾌﾞｼｭｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳ！！！！

友「まさか・・・ささくれ・・・が・・・」ﾄﾞｻｯ



宇宙人AB「・・・」

割り箸ってすごい。いろんな意味でそう思った。

即興でした。saga付け忘れた。ﾋﾟｰは殺すって脳内変換しといてください。

駄文すいませんでした

では

ワロタww

レスないスレのやつか
乙
面白かった

一方、きちんとマイ箸を確保している俺に隙はなかったのであった。


ｸﾞﾊｧｯｯ!

他の使い捨てアイテムも見てみたいな
おもしろかったわ
乙