まどろむ まどほむ達の日常 (50)
何度も砂時計を回した
回す度に少し、どこか少し異なった世界を巡ってきた
今回も いつものように砂時計を回したつもりだった
でも、今回の世界は 巡ってきたいつもの世界とは明らかに異なっていた......
先生「まずは転校生を紹介します」
先生「暁美さん 入ってきて」
本来あるはずの メガネもなく、病室もなく、ソウルジェムもなかった
そこに あるのはクラスメイトの熱い視線だけだった
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408818672
ほむら(少しの違いは何度もあった......)
ほむら(でも、ソウルジェムが なくなるのは始めての事......)
先生「暁美......さん?」
ほむら「あ! 暁美ほむらです」
ほむら(まどかは?......いた!)ジー
まどか「ティヒヒ?」
ほむら「......よろしくお願いします」
まどか「ねぇねぇ ほむらちゃん」
ほむら(またいつもの...... あれ?)
まどか「髪すごく綺麗だね~」
ほむら「......ありがとう?」
まどか「どうかしたの?」
ほむら「......ごめんなさい」
ほむら「ちょっと緊張しちゃったみたいで気分悪くて......」
ほむら「保健室に行かせてもらえるかしら? 鹿目さん」
まどか「ティヒヒ」
まどか「嘘は駄目だよ ほむらちゃん」
まどか「それに まどか で良いよ」
ほむら「まどか......?」
さやか「おっ!転入早々 仮病かなぁ~」
さやか「まどかは保健係のプロで、仮病男子を何人も見切ってきたからね」
さやか「さやかちゃんクラスの達人でないと誤魔化せないよ~」
まどか「もう、さやかちゃんたら!ある事無い事 言わないでよぉ~」
さやか「ごめんごめん」
ほむら「さやか...?」
さやか「あ! 私さやか 美樹さやか よろしくね」
まどか「よろしくね ほむらちゃん」
ほむら「よろしく...」
さやか「ほむら って呼んで良い?」
ほむら「えぇ構わないわ」
さやか「ほむらは何か部活入る予定あるの?」
ほむら「いえ特には......」
さやか「なら私たちのお菓子研究部に入っちゃいなYou!」
まどか「うんうん! ほむらちゃんが入ればもっと楽しくなるとおもうなぁ」
ほむら「まどかと美樹さんの...?」
さやか「なんで私だけ名字で さん付けなのさー」
ほむら「ごめんなさい...さやか?」
さやか「それで良し!さっそく部活に行くのだ!」
まどか「ティヒヒ、さっそく行こうか」
さやか「........あれ?」
杏子「Zzz・・・」グー
さやか「静かだと思ったら やっぱり寝てるよ」
まどか「教会の活動が大変なんだってね」
さやか「人気だもんねぇ 杏子の教会... あ!」
まどか「どうしたの さやかちゃん?」
さやか「杏子の教会が強固に人気なのは今日かい? なんつって」
杏子「......くだらねぇ事言ってるんじゃねぇよ さやか」
さやか「あ! 起きた」
杏子「ファァ~ さやかが あまりにも寒すぎて目が醒めちまったよ」
まどか「ねぇ~」
さやか「まどかまで...」
さやか「ほむらはどうよ? さやかちゃんの今日の強固な杏子ギャグは?」
ほむら「...杏子は教会の子なのかしら?」
さやか「スルー!?」
杏子「あぁそうだよ...何を言って......」
杏子「!?」
杏子「誰だよコイツは!」
さやか「あんたには呆れるよ。転校生の話聞いてた?」
まどか「さやかちゃんのギャグほどじゃないけどね...」ウェヒヒ
さやか「ムッキー!」
ほむら「暁美ほむらよ。 よろしく」
杏子「佐倉杏子だ。 よろしくね」
杏子「食うかい?」つ=
ほむら「えぇ ありがとう」
さやか「そのうまい棒どうしたの?」
さやか「杏子! まさか盗んだんじゃ!」
杏子「アホか!」ゲシ
さやか「痛てて...」
杏子「人様の物盗むなんてトンデモナイ事するかよ!」
さやか「杏子は 口は悪いけど根は言い奴なんだよ!」
まどか「ねぇ~ 誰も見てない所でゴミ拾いしたり、迷子の子を助けて上げたりねぇ」
杏子「なっ...///」
さやか「私たちの前だと口悪いけど、それ以外だと ですます口調なんですよねぇ~ 杏子ちゃん」
杏子「余計な事言うなよ///」
まどか「それに勉強も一夜漬けで学年一位! 杏子ちゃんは凄いよねぇ」
さやか「教会の子だから頑張ってるんだよねぇ 杏子ちゃんはぁ~」
さやか「皆の前だから悪ぶってるだけだよねぇ~」
杏子「///」
さやか「真っ赤になってリンゴみたい かわいいなぁ~」
さやか「杏子は私の嫁になるのだぁ~」ガバ
杏子「馬鹿/// 止めろよ///」
杏子「それに それだと上条はどうするんだよ///」
さやか「.........」
さやか「さやかちゃんのハーレムになるのだぁ」
さやか「恭介も 杏子も まどかも ほむらも マミさんも」
さやか「皆さやかちゃんの嫁になるのだぁ~」
ほむら「マミさん...?」
まどか「うん! お菓子研究部の部長さんだよ」
まどか「マミさんの両親がカフェを経営していて」
まどか「それで、マミさんはお菓子何でも作れるんだよ」
さやか「まどかも結構作れるよね~」
まどか「マミさんには敵わないけどねぇ~」
杏子「そして、私とさやかが食べる係な訳だ」
さやか「私だって作ってるじゃん」
杏子「2回に1回ダークマターを作り上げるけどな~」
まどか「それでも杏子ちゃんは食べてあげるんだよねぇ~」
杏子「/// く...食い物粗末にするともったいないだけだ///」
杏子「ほ...ほむらは何か作れる物あるのか?」
ほむら「..................?」
ほむら「...............!」
ほむら「.........」
ほむら「...」
ほむら「...爆弾かしら...?」
さやか「あっははははは ちょっと、ほむらw」
さやか「爆弾ってwwwww 女子力が爆破されるwww チュドーンwww」
さやか「才色兼備な ほむらちゃんかと思いきやwww」
さやか「まwさwかwの電波ちゃんwww」
ほむら「......」
杏子「落ち着け さやか!」
さやか「だってwwwクールそうなほむらがwww」
さやか「爆弾かしら(キリッ だっておwww」バンバン
杏子「ブフゥー」アハハ
まどか「ウェヒヒ」
ほむら「///」
さやか「いや~ほむらが こんなに楽しい奴だとは思わなかったよ」
まどか「さやかちゃんとは違うねぇ~」
さやか「何をぉ~」コチョコチョ
まどか「ウェヒヒ~ さやかちゃん止めてぇ~」ウェヒヒ
さやか「さやかちゃんだって笑わせる事ができるんだぞぉ~」コチョコチョ
杏子「どういう事だ おい! コイツ直接笑わせてるだけじゃねぇか!」
杏子「そういえば さやか 今日上条は?」
さやか「............」
まどか「ウェーーヒーーヒィー」ゼーハー ゼーハー
さやか「...あ!」
さやか「杏子が今日上条は? って言ったw」
さやか「今日は強固に杏子攻めな興だなぁ」
まどか「ほむらちゃん 部室はこっちだよぉ~」
ほむら「わかったわ まどか」
杏子「お菓子~お菓子~お菓子~♪」
さやか「うわーーん 待ってよ! スルーしないでよ!」
まどか「ウェヒヒ どちら様ですか?」
さやか「さやかちゃんであります!」
杏子「で、髪色に劣らない寒さのさやか」
杏子「上条はどうした?」
さやか「......言いにくいんだけど...」
さやか「...事故で死んだ」
杏子「さて、さやかは早退したってマミに伝えておくか」
まどか「あれ?そもそも、さやかちゃんって誰だっけ?」
さやか「バイオリンの練習! 特訓なんだって!」
杏子「始めからそう言えよな!」
杏子「どんだけ構ってちゃんなんだよ!」
さやか「私ね 杏子に構ってもらえないと死んじゃうの!」
杏子「はいはい」
さやか「もっと......あ・た・し・を・見・て・よ///」ウワメヅカイ
杏子「何なんだよ お前は///」
さやか「また真っ赤になったねぇ~」ギュ
杏子「うっさい/// 死ね!」
さやか「おやおやぁ~ その割には嫌がらないんだねぇ~」ムギュ
杏子「馬鹿///」
さやか「ほれほれほれ~」ムギュギュギュ
杏子「さやかぁぁぁぁ///」
ほむら(......)イラッ
まどか「ごめんね あの二人いつも ああなの」
ほむら「気にしてないわ...まどか」
まどか「......あのね...ほむらちゃん」
ほむら「なにかしら? まどか?」
まどか「さやかちゃんのね...寒いギャグのせいで寒くなってきちゃったみたい///」
まどか「それに、あんなの見せつけられて...ちょっと心細いみたい///」
まどか「それでね......えぇと...」
まどか「手ぇつないで良いかな?」ウワメヅカイ
ほむら(何よこれ~/// まどかわいい! まどかわいい! まどかわいい!)
ほむら「そ...それなら仕方ないわね」つ
まどか「ありがとう ほむらちゃん」ギュッ
ほむら「///」
まどか「///」
ほむら(やばいわね/// 顔真っ赤になってないわよね? まどかの手ぇぇ! まどかの手ぇぇぇぇぇ! まどかの手ええぇぇぇ~~!)
ほむら(こう言うときは......えぇと...そう髪の毛! まどかの髪の毛を数えるのよ!)
ほむら(1,10,100,1000......)ホムホム
ほむら「ざっと14万2300本」ホムホム
まどか「え?」
ほむら「平均より多めね! 食生活がしっかりしてるからかしら」ホムホム
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「な...なんでもないわ///」ギュッ
まどか「うん///」ギュッ
まどか「そろそろ着くよ~ ほむらちゃん」
ほむら「ここがお菓子研究部...」
マミ「鹿目さん達遅いわね」
黄金に輝く夕日を背に、金髪の少女は一人コーヒーを嗜んでいた
黄金の太陽を反射させた、黄金の髪の少女の像が コーヒーに映りこんでいる
金髪の少女はその黄金の像をじっと覗き、話しかけた
マミ「私が私を見つめてました?」
マミ「何で?何で?2人いる?嘘?」
まどか「こんにちはー」ガララ
マミ「!」ビクッ
マミ「あ...あら鹿目さん...... い...今来たのよね?」
まどか「? そうですよ」
ほむら「こんにちは」
マミ「こんにちは・・・?」
まどか「マミさん 新部員のほむらちゃんです」
ほむら「暁美ほむらです よろしくお願いします」
マミ「部長の巴マミよ こちらこそよろしくね」
ほむら「巴さん...」
マミ「皆来るの遅いからお菓子 先に作っちゃたわ」
杏子「さやかの寒いギャクで凍っちまっててな...」
まどか「まぁ そんなかんじです」
マミ「なるほどね。 なら仕方ないわね」
さやか「もう、マミさんまで~」
マミ「フフフ」
まどか「ウェヒヒ」
さやか「なにが可笑しいのさ!」
杏子「さやかの頭だろ?」アハハ
ほむら(なんか、こう言う雰囲気久しぶりね・・・)
ほむら「...フフ」
まどか「あ! ほむらちゃん やっと笑った!」
ほむら「え?」
さやか「かわいい顔で笑いますなぁ ほむらちゃんは~」
杏子「爆弾」ボソ
さやか「ちょw杏子www」
ほむら「爆弾の話はもういいでしょ///」
まどか「ウェヒヒ」
マミ「爆弾?」
ほむら「気にしないでちょうだい///」
杏子「それより マミは相変わらず凄ぇーなぁ」
さやか「お菓子多すぎて、いとオカシ」
まどか「可笑しいのはさやかちゃんのギャクセンスだけだよ」
さやか「何だって!」
マミ「そこの袋に入ってるの以外は全部食べて良いわよ」
ほむら「この袋は?」
マミ「今度お友達に渡すやつね。 佐倉さん並のお菓子好きがいるのよ」
さやか「杏子みたいなのがもう一人いたら、お菓子が地球から消えちゃうよ!」
杏子「どういう意味だ おい!」
ほむら「巴さん...」
マミ「?」
ほむら「今回はちゃんと友達できたようね」ジワリ
マミ「!?」 まどか「!」 さやか「!」 杏子「!」
さやか「ぶふぉーwww」
さやか「あんたwそれは失礼過ぎるってwww」
さやか「マミさんごめんなさい! ほむら 電波ちゃんなんですよw」
杏子「よりにもよって、学校一の人気者に言うとはなぁ!」
杏子「こりゃぁ本物の電波ちゃんだ! さやかじゃ逆立ちしても勝てないな」アハハ
さやか「なんだとぉ!」
まどか「ウェヒヒ」
マミ「おもしろい人のようね」
マミ「ますます部活がたのしくなりそうね! フフフ」
ほむら(あんな事言われてこの余裕...)ジワ
ほむら(強くなったわね マミ!)シクシク
杏子「おい 何で泣くんだよwww」
さやか「こりゃぁ 勝てませんわwww」
ほむら「ごめんなさい。 ちょっと...」シクシク
ほむら「あれ......涙が止まらない」ポタポタ
ほむら「あれ?......え?」ポタポタ
ほむら「おかしいわね...」ポタポタ
まどか「どうしたの? ほむらちゃん?」
ほむら「......えぇと...」ポタポタ
ほむら「お...お菓子が美味しそう過ぎて涙が止まらないみたいだわ」ニコ
さやか「なにそれwww」アハハ
さやか「さやかちゃんも笑いが止まりましぇーんwww」アハハ
マミ「不思議な子ね」フフ
杏子「カオス過ぎるだろ この空間...」
まどか「ウェヒヒ」
ほむら(皆無事で 皆幸せそうで 皆と笑いあえる)
ほむら(こんな日が来るなんてね.........)
まどか「お腹いっぱい~ おいしかった~ ほむらちゃんは?」
ほむら「まどかと同じだよ」ニコ
まどか「そっか~///」
ほむら「あ......今のは///」
まどか「笑顔がとってもかわいいよ ほむらちゃん」ウェヒヒ
ほむら「///」
ほむら(なんか、泣いたら色々とすっきりしたみたいね・・・)
マミ「あらあら すっかり仲良くなって」
まどか「お菓子は人の心を幸せにしますからね」
マミ「そうね」
杏子「ほほおほり!(その通り!)」ムシャムシャ
さやか「食いながら喋るな! これシャベルな!」つ凸
マミ「そろそろ帰る時間かしら......冷え込んできたし」
さやか「......。」
まどか「そうだ皆私の家に泊まらない?」
まどか「今日皆用事があって出かけてるんだ~ ティヒヒ」
杏子「おぉ良いね! 枕投げしようぜ!」
マミ「今日両親のカフェの手伝いで行けないのよ」
マミ「ごめんなさい」
まどか「また今度お菓子の作り方教えてくださいね!」
マミ「鹿目さんが驚くようなメニュー考えておくわね」
マミ「じゃぁね~」
まどか「ほむらちゃんは来るよねぇ~」
ほむら「えぇ お邪魔させてもらうわ」
ほむら(QBの有無を確認するには絶好だわ!)
ほむら(それにまどかの家......///)
まどか「じゃぁ3人で楽しもうね! 杏子ちゃん ほむらちゃん!」
さやか「あたしも行く~」
まどか「あれ、なんか聞こえた?」
杏子「いや、何も聞こえなかったような...」
まどか「幻聴かなぁ......怖いなぁ~」
ほむら「大丈夫よ! 私が守ってあげるわ!」
まどか「ほむらちゃん///」
杏子「最近変な幻聴を聞く機会が多いよなぁ。」
さやぁ「ムゥ~!」
さやか「そう言うこと言う奴は......」
さやか「こうだぁぁ」ツン
杏子「ひゃぁぁ///」
さやか「それそれそれ」ツンツンツン
杏子「ひゃ/// 馬鹿/// んぅ/// 止めろ/// さやか///」
さやか「杏子の弱点は全て このさやかちゃんが知り尽くしているのだぁ!」ツンツンツン
杏子「んぅぅ/// こ...この/// いい加減にしろ!」ドカ
さやか「痛! なぜ叩く」
杏子「ハァ......ハァ...あんな事するからだろ!」
さやか「ほほぉ! あんな事って?」
杏子「む...胸とか、脇腹とかをツンツン......」
杏子「って! 何言わせようとしてるんだよ///」
さやか「また顔赤くなってるよ キョ・ウ・コ・たん!」ミミ フゥ
杏子「あん///」
さやか「杏子たんはかわいいなぁ~ 杏子たんはかわいいなぁ~ 杏子たんはかわいいなぁ~」ギュ
杏子「良い加減にしろよな/// もう行くぞ///」
ほむら(爆弾は作っておいた方が良いみたいね...)イライラ
まどか「ほむらちゃん...」
ほむら「どうしたのかしら? まどか」
まどか「また、手つなごう/// ほむらちゃん!」つ
ほむら「えぇ///」ギュ
ほむら(爆弾はいらないわね!)
今回のループは何個もの奇跡が重なった世界って所かしら
杏子の教会も問題なく、マミの両親も死なず、さやかの想い人も事故に遭わない
そして何より魔法少女がいない世界
そんな確立したこの世界に、奇跡的な確率で来たって所ね...
何となくの予測だけど 何となく確信が持てた...
まどか「ほむらちゃん着いたよ///」
ほむら「............」ホムホム
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「これでQBがいなければ確証が持てるわね......」ブツブツ
さやか「また電波してるのか ほむらは」
杏子「さやかのギャグよりは万倍マシだけどな」
さやか「なにを~」ツン
杏子「あんあん/// それ止めろ!」
さやか「えへへ///」
杏子「えへへ じゃねーよ!」ゲシ
さやか「痛い!」
まどか「ほむらちゃん! 私の家に着いたよ!」グイ
ほむら「あ! うん、そうみたいね」
杏子「おじゃまします」
さやか「ただいまどか~」
ほむら「おじゃまします」
まどか「ほむらちゃん 杏子ちゃん 上がって~」
さやか「あたしは!?」
まどか「仕方ないなぁ 今回だけだよ」
さやか「今回だけなの!?」
まどか「私の部屋はこっちだよ ほむらちゃん」
ほむら「えぇ」
ほむら(正式な手段でまどかの部屋に来るのはいつ以来かしら...)
杏子「相変わらずまどかの部屋はヌイグルミがたくさんだな」
ほむら「フフ...相変わらずね」
まどか「え?」
ほむら「ヌ...ヌイグルミが似合う女の子って意味よ」
まどか「そ...そんなことないよ/// ティヒヒ」
ほむら「この部屋にはヌイグルミがたくさんあって......」
ほむら「!?」
ほむら「あれは...インキュベーター!?」
さやか「アハハ また始まった」
杏子「何? インキュベーターだって? そりゃぁ大変だぁ」ハハハ
ほむら「......。」
まどか「ウェヒヒ その人形 気に入ったの? あげようか?」
ほむら「 !? 」
ほむら「えぇ...気に入ったみたいね......もらっても良いかしら?」
まどか「うん良いよ!」
まどか「ほむらちゃん とお友達になった記念だね」
ほむら「えぇ...ありがとう まどか」
ほむら「それと...ごめんなさい。トイレに行かせてもらえるかしら?」ギュッ
さやか「そのヌイグルミを持って? 本当にかわいいなぁ~ ほむらは」
杏子「ハハハ」
ほむら「ト...トイレって一人だと心細いのよね」
まどか「ウェヒヒ 私が付き添って上げようか? ほむらちゃん?」
ほむら「だ...大丈夫よ! こ...このヌイグルミがあれば///」
さやか「アハハハハ~ ほむらには敵わないなぁ」
ほむら(部屋から離れたし、この辺で大丈夫よね...)
ほむら「どういうつもりかしら? インキュベーター!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ほむら「......」
ほむら「喋らないなら...殴るわよ」グッ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ほむら「ま...まどかが契約したがってるわ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ほむら(裏声)「僕と契約して、魔法少女になっておくれよ! まどか!」
ほむら「本性を表したわね! インキュベーター!」
ほむら(裏声)「君たちはいつもそうだ...キュップイ」
ほむら「............。」
ほむら「...。」
ほむら「このヌイグルミのQB(?)......」
ほむら「まどかの匂いがするわね」クンカクンカ
さやか「ブッフォーw」
ほむら「!?」
さやか「電波ちゃん過ぎるwww」アハハ
杏子「笑うなよ...バレたじゃねぇか!」ハハハ
さやか「杏子だって笑ってるじゃんかぁw」アハハ
まどか「ウェヒヒ...二人を止めようとしたんだけどね...」
ほむら「い......いつから見てたの?」カアッ
さやか「どういうつもりかしら? 杏子!」
杏子「どういうつもりかしら? さやか!」
ほむら「///」カアッ
まどか「さ......最初からかな...ウェヒヒ」
まどか「さやかちゃんが電波キャラを演じてるか確かめてやるって...それで...」
さやか「うんうん! 正真正銘の電波ちゃんだったって事でw」アハハ
杏子「まさか、一人であんな事するとは思わなかったよなぁ」ハハハ
杏子「まどかの匂いがするわね」ボソ
さやか「ブッフォー。 笑いが止まらないwww」アハハ
ほむら「ぬうううぅぅぅぅぅ」シクシク
ほむら「グス」
まどか「だ...大丈夫! かわいかったよ! ほむらちゃん」
ほむら「まどかぁぁぁぁ」ダキ
まどか「よしよし///」ナデナデ
ほむら「まどかぁ...Zzz~」グーグー
まどか「よしよし」ナデナデ
さやか「電波して泣きつかれて、寝るとか... もう、さやかちゃんじゃ勝てません!」
杏子「第一印象のクールなイメージの欠片もないな...」ハハハ
さやか「すっかりまどかに懐いてるしね」
まどか「ティヒヒ///」ナデナデ
杏子「あ! メールだ!」メルメル
杏子「緊急で炊き出しするから手伝えって...」
杏子「すまねぇ まどか... 帰らないと駄目になった」
まどか「ううん。また、一緒に遊ぼうね!」
さやか「仕方ない、あたしも手伝って上げるよ」
杏子「すまねぇ さやか」
さやか「でも、その前に...」
さやか「杏子を堪能するのだー」ダギダキ
杏子「あん/// やぁ...やめろぉ///」
さやか「えへへ/// えへへ/// えへへ///」ナデナデナデ
杏子「ひゃぁ/// 馬鹿/// 馬鹿ぁ/// 馬鹿ぁぁぁ/// さやかぁぁぁ!」
さやか「こんなものにしておくか!」
杏子「はぁ...はぁ......はぁ...」
杏子「お前絶対それ教会でやるなよ!」
杏子「へ...変な噂がたつだろ!」
さやか「分かってるって!」ツン
杏子「あんあん/// やっと軌道が乗ってきたんだ...」
杏子「教会に万が一の事があったら......」
さやか「分かってる! だからここで堪能してるんでしょ」コチョコチョ
杏子「さやかぁぁぁぁぁぁ///」
ほむら(また、何か始まった......)
まどか「むぅ///」ギュゥゥゥゥ
ほむら(もっとやるのよ! 二人とも///)
さやか「じゃあぁ」
杏子「またなぁぁ!」
まどか「うん! またぁ~」
ほむら「えぇ また」
まどか「帰っちゃったね......」
ほむら「そうね」
まどか「ほむらちゃん、何か隠してることあったりしない?」
ほむら「え?」
まどか「今日 ほむらちゃん時々可笑しかったから...」
ほむら「......」
まどか「それとも本当に電波ちゃんなのかな? ウェヒヒ」
まどか「どんな ほむらちゃんでも、私ね可愛くて格好良くて素敵だと思うなぁ~」
まどか「けど、何か辛いこととかあったんじゃないかなぁ って」
ほむら「..........」
もし、信じてもらえなくても 電波ちゃんキャラで通す事ができる
正直そんなキャラは自分に合ってないし、有って無いと思う
けれど、僅かに信じてもらえる可能性があるなら
何となくそれに託してみようと思った
ほむら「あのね、私ね、未来から来たんだよ.................................................
まどかは長くて、永いような私の話を聞いてくれた
まどか「ほむらちゃんと始めて会った気がしなかったのは それでかぁ...」
まどか「ほむらちゃん」ギュゥゥゥゥゥ
ほむら「まどか...」
まどか「有難う お疲れ様」ナデナデ
ほむら「まどかぁ~」ギュゥゥゥゥゥ
まどか「きっとこの世界は頑張ったほむらちゃんが辿り着いた世界なんだよ!」ナデナデ
まどか「私ね、世界中の人は皆幸せになる権利があると思うんだぁ~」ナデナデ
まどか「きっと、ほむらちゃんがこの世界へ来たのは必然だと思うなぁ」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁぁ まどかぁ~~~」スリスリ
まどか「ウェヒヒ だからもう心配しなくて良いと思うんだ」ナデナデ
まどか「魔女とかQBとか、そんなのがもし現れても、」ナデナデ
まどか「今度は私がほむらちゃんを守ってあげるね」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁ///」スリスリスリ
まどか「よしよし、今まで本当に有難う」ナデナデ
ほむら「信じてくれた上に...まどかと......」ギュゥゥゥゥゥ
ほむら「こんな幸せで私良いのかなぁ? まどかぁ?」
まどか「ううん、それは違うなぁ~ ほむらちゃん」ナデナデ
ほむら「...まどか?」
まどか「これから もっと もっと もっと~ 幸せにならなくちゃ」ギュッ
ほむら「まどかぁぁぁ///」ギュゥゥゥゥ
まどか「一緒にピクニック行ったり、カラオケ行ったり、テスト勉強したり...」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁ///」ゴロゴロニャー
まどか「文化祭の準備や体育祭、卒業式に入学式...」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁ///」クンクン
まどか「お酒のめるようになったら、一緒にお酒のんで...」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁ///」ムギュゥゥ
まどか「楽しいときは笑いあって、辛いときは慰めあって...」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁ///」サスリ サスリ
まどか「そうやって ほむらちゃんと人生を一緒に歩んでいけたら...」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁ///」ホムホム
まどか「それはとっても嬉しいなぁ って思ってしまうのでした」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁぁ///」スリスリ
まどか「ほむらちゃんは電波ちゃんなんかじゃないよねぇ~」ナデナデ
まどか「本当は甘えん坊さんなんだよねぇ~」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁ/// まどかぁぁ/// まどかぁぁぁぁ///」マドカァー
まどか「一緒にお風呂入ろっかぁ~ ほむらちゃん」ナデナデ
まどか「ほむらちゃんのかわいい顔が涙で一杯だもん」ナデナデ
ほむら「///」コク
まどか「ほむらちゃんの肌綺麗なんだろうなぁ。 楽しみぃ~ ウェヒヒ」ナデナデ
ほむら「まどかぁぁ///」スリスリ
ほむら「あのね、まどか...」ギュゥゥゥゥ
まどか「なぁに~? ほむらちゃん?」ナデナデ
ほむら「私ね話してないことが一つだけあるんだぁ~」スリスリ
ほむら「あのね...そのね...私ね......」ギュゥゥゥ
ほむら「ま......まどかの事がね...」
ほむら「まどかの事が大好き///」
ほむら「まどかは?」ギュッ
まどか「私もね...ほむらちゃんの事が.......」
クリームヒルト「ワタシ モ ホムラチャン ダイスキ」
クリームヒルト「ティヒヒヒ」
ほむら「嬉しい...」Zzz~
QB「エネルギーノルマは達成されたね」
QB「ほむらは何かしようとしてたけど、その前にのみこまれてしまったようだね」
マミ「お父さん! お母さん!」Zzz~
クリームヒルト「マミ ハ イイコ ネ」
さやか「恭介のバイオリンプレイ最高ぅ」Zzz~
クリームヒルト「キミ ノ カナデル メロディー ハ モット ステキ ダヨ」
杏子「父さん! 母さん! モモ!」Zzz~
クリームヒルト「ミンナ ソロッタナ イタダキマス」
QB「後は君たち地球人の責任だね」
QB「ひゃっほぉぉぉぉ、ノルマ達成だど~」
QB「あれ、不思議だな、僕たちに感情が? でもワクワクするぞぉぉぉ」
QB「ノルマ達成...」Zzz~
クリームヒルト「ヨクヤッタ コレ デ ウチュウ ハ アンタイ ダ」
QB星のQB「この宇宙が全てクリームヒルトに包まれようとしている!?」
QB星のQB「そんなことありえるの......か...」Zzz~
クリームヒルト「キノセイ ダヨ」
QB星のQB「気のせいだったようだね。 それよりエネルギー問題が解決したみたいだ!」Zzz~
クリームヒルト「ナガネン ノ ユメ ガ ヨウヤク カナッタ ヨウダ」
クリームヒルト「ティヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒヒヒティヒヒティヒヒヒヒ...................
ほむら「まどかぁ、ずっと、ずぅぅっと、一緒だよ///」Zzz~
クリームヒルト「ズ ット ズーー ット ズット ナニ ガ アッテモ イッショ ダヨ」
ほむら「まどかぁぁぁ///」Zzz~
「ホ ム ラ チャ ン」
「ティヒヒヒヒ」
ーENDー
長文ご視聴有難うございました。
悪魔化と、全宇宙クリちゃん化はどっちが幸せなんだろう...
で、エネルギー問題は解決されたわけ?
乙
永遠に気が付かないならそれはそれで幸せだろうな
悪魔化は本人が全然幸せそうじゃねーし
乙
悪魔化だとメイン6人は幸せだけどクリ化なら全生物を天国に導くんだよな
>>45
エネルギーは物凄くても因果が絡まりすぎて全宇宙滅ぼしかねないほどの魔女に育ったのかもな
何番煎じだよ
うわーん、やっぱりい!
乙です。
あとは特撮厨諸兄にまどかの倒し方でも議論して貰うしかないのか
つまんね
このSSまとめへのコメント
途中泣いたけど目が覚めた
たとえ認識できなくても、その状態がヘブンだとしても、やっぱりまやかし物の世界は違うと思うんだ
だからこれはBADENDだな、悪魔のほうが意志があるぶん個人的には〇
悪魔化はほむらが報われていないからこっちのエンドの方が好き