穂乃果「私達の学校生活」 (55)
μ'sメンバーの学校での出来事を1日分だけ書いてみました
1日の間にそこまで色々起こるとも思えないですが作者の勝手な妄想ってことで。
1年生編→2年生編→3年生編の順番で書きます。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1407911665
~1年組の場合~
-朝 通学路-
凛「かよちんおっはよ~!」
花陽「あ、凛ちゃんおはよう!今日は寝坊しなかったんだね」
凛「寝坊すると真姫ちゃんがうるさいにゃ~…」
花陽「え、あ…えっと」チラッ
凛「昨日だって走れば間に合ったのに…」ブツブツ
花陽「あのね凛ちゃん…!」オドオド
真姫「誰がうるさいって?」
凛「だから真姫ちゃんが……ん?」クルッ
真姫「へぇ、奇遇ね。私も真姫っていうのよ」ニッコリ
凛「…あ、あの」ガタガタ
花陽「…」
凛「か、かよちん助けt
花陽「あ、学校いかないと」スタスタ
凛「かよちん!!?」
真姫「うふふふふ」
凛「」
-下駄箱-
凛「かよちん酷いよ!助けてよ!」ガオー
花陽「ご、ごめんね!…なんというかプレッシャーが」アハハ…
真姫「自業自得よ。凛が悪い」
凛「真姫ちゃんだってもう少し加減してくれたって」
真姫「…」ジトー
凛「…なんでもないです」ガタガタ
花陽(無言のプレッシャーが…)
凛(こ、怖いにゃ…)
-朝のホームルーム-
先生「よーし、じゃあ出席をとるぞ」
先生「ん?今日は星空は遅刻してないな」
凛「当然!凛はやれば出来る子なんだにゃ!」
先生「はいはい。えらいえらい」
凛「ふふん♪」
先生「みんなも星空を見習って遅刻しないようになー」
生徒A「先生~。誰も遅刻なんてしてないですよ~」クスクス
先生「ん?そうか。まぁそれが普通なんだけどな」
クスクス…
ダヨネー
リンチャンカワイー
凛「…うう///」
花陽「あはは…」
真姫(私まで恥ずかしいじゃない…///)
~1時間目~
-数学-
先生「…で、ここの公式は」
凛「…」スヤスヤ
花陽(凛ちゃん1時間目から寝てる…)
真姫「花陽…凛を起こした方がいいわ」ヒソヒソ
花陽「う、うん。だよね」ヒソヒソ
先生「西木野、小泉、私語は慎むように」
まきぱな「は、はい!」
真姫(なんで私が…)
先生「それと星空」
凛「うう~ん…」ムニャムニャ
先生「…」イラッ
ヒュン!(チョーク)
スコーン!
凛「うにゃ!?」ガタッ
先生「廊下に立ってろ」ニコニコ
まきぱな「はぁ…」
~4時間目~
-英語-
先生「じゃあここを星空さん読んでもらえる?」
凛「え゛!?」
先生「どうかした?」
凛「い、いえ」
先生「じゃあよろしくね」
凛「…はい」
凛「しーまっど…めっど?みーあくっぷ」
クスクス…
先生「ストップ!そこまででいいです」
先生「えっと…西木野さん続きを読んでもらえるかしら?」
真姫「はい」
真姫「She made me a cup of coffee.」
オオー
サスガニシキノサンネ
凛「…」
真姫(凛…)
花陽(凛ちゃん…)
~昼休み~
花陽「凛ちゃんご飯の時間だよ」
凛「あ、うん…」
花陽「今日はね~。なんとご飯をいつもより多めに入れてきたの!」
凛「…」
花陽「凛ちゃん…」
真姫「全く…いつまでも落ち込んでるなんて凛らしくないわよ」
凛「真姫ちゃん…」
真姫「それになんていうか。勉強が出来る凛は凛っぽくないっていうか」
凛「…」
凛「…ぷっ。なにそれ」クスクス
真姫「あーもう!なんでもないわよ!///」
真姫「これでも飲んで元気出せば?」コトッ
凛「ジュース?」
真姫「真姫ちゃんからのオゴリよ。ありがたく飲みなさい」プイッ
りんぱな「…」
りんぱな「あははははは♪」
真姫「笑わないでっ!///」
~5時間目~
-体育-
凛「今日の体育は野球だにゃ!」
花陽「私やったことないけど大丈夫かな…」
真姫「私も」
凛「大丈夫だよ。来た玉をカキーン!って打つだけだし」
真姫「いや、そんな簡単なスポーツじゃないでしょ」
花陽「でも凛ちゃんが同じチームでよかったよぉ」
凛「凛も2人と一緒で嬉しいよ!」
真姫「まぁ、確かに凛が一緒なのは心強いわね」
凛「どういう意味?」
花陽「経験者の凛ちゃんがいれば頼もしいなって」ニコニコ
凛「経験者?」
花陽「え?」
真姫「は?」
凛「凛は野球なんてやったことないよ?」
真姫「いや…いやいやいや」
花陽「来た球を打つだけってさっき…」
凛「あー。やったことはないけど多分そんな感じじゃないの?」
真姫「」
花陽「」
凛「??」
先生「じゃあ準備体操するから2人組を作ってくれ」
真姫「!?」
花陽「2人組だって。どうしよっか」
凛「う~ん…」
真姫「…」チラッチラッ
凛「あ!凛は他の子と組むからまた後でねっ!」タッタッタ
花陽「あ…。行っちゃった」
真姫「…」チラッチラッ
花陽「真姫ちゃん一緒に組んでくれる?」
真姫「!?」
真姫「しょ、しょうがないわねぇ」
先生「みんな2人組は出来たか~?」
凛「あ、えっと…」
先生「なんだ、星空は1人か?」
凛「人数の関係で1人余っちゃうんですよ」
先生「それは悪かったな…。じゃあ先生と組むか?」
凛「はいにゃ!」
真姫(凛…もしかして私のために?)
花陽「ふふっ」ニコニコ
・・・
先生「次のバッターは誰だ~?」
凛「はいはいは~い!」
先生「星空か。よしっ!デカイの期待してるぞ」
ガヤガヤ
凛ちゃんだって
期待できそうだね~
頑張って~!
ガヤガヤ
凛「狙いはホームラン!目指せ甲子園だよ!」
真姫「一体何になるつもりなのかしら…」
花陽「あはは…」
ヒュン!(ボール)
凛「絶好球!」スポンッ
凛「あ、バットが飛んでったにゃ」
ヴォン!!(バット)
真姫「ちょ!?危っ!?」ビクッ
凛「ごめんごめん。真姫ちゃん大丈夫~?」アハハ♪
真姫「アハハ♪じゃないわよ!当たってたら即死だったわよ!!」ドキドキ
凛「大袈裟だなぁ」ブツブツ
凛「じゃあ気合を入れ直して…」グッ
ヒュン!
カキーーーーン!!
先生「おお!?」
花陽「凄い飛んだよ!?」
ガヤガヤ
凛ちゃんすごーい!
流石、運動神経抜群だよね~!
かっこいい!
ガヤガヤ
真姫「ちょ…ちょっと待って!あっちの方向は」
パリーン!!(窓ガラス)
みんな「!?」
花陽「3年の教室に入っちゃったよ!?」
真姫「あそこって確か、にこちゃん達の教室よね」
花陽「大丈夫かな…?」
真姫「死人が出たかもね…」
花陽「ま、まさかぁ…」アハハ…
真姫「…」
花陽「…」
先生「星空」
凛「はいなんでしょう?」
先生「謝りに行くぞ」
凛「」
1年生編 おわり
~2年組の場合~
-朝 通学路-
海未「…」イライラ
ことり「う、海未ちゃ~ん」
海未「…」イライライラ
ことり「穂乃果ちゃん遅いね~…」オソルオソル
海未「…っ!!」ダンッ!
ことり「ひゃう!?」ビクッ!
穂乃果「ごめんごめん2人とも待ったよね!?」タッタッタ
海未「あなたという人はどうしていつもいつもっ!」
穂乃果「なんかすっごい怒ってる!?」
ことり「話は後だよっ!急がないと遅刻しちゃう!」タッタッタ
海未「…っ。あとでお説教ですからね!」タッタッタ
穂乃果「ふええ~~ん!」タッタッタ
-朝のホームルーム-
ガラッ!
穂乃果「ギリギリセーフ!!」
ことり「はぁ…はぁ…」
海未「流石に疲れました…」
先生「生徒会組は今登校なの?」
穂乃果「はい!みんなちゃんといますっ!」
先生「朝から元気いっぱいね」クスクス
先生「でもね高坂さん」
穂乃果「はい?」
先生「3人揃ってギリギリ遅刻よ」ニッコリ
ことほのうみ「!?」
ことり「え、でもチャイムはまだ…」
海未「穂乃果ぁ…」ゴゴゴゴゴ…
穂乃果「はわわわわ…」ガクブル
キーンコーンカーンコーン!
キーンコーンカーンコーン!
海未「え?」
穂乃果「あ、あれ?」
ことり「だって、先生はさっき確かに」
先生「ふふっ。冗談よ♪3人揃ってギリギリセーフ」
先生「おはようございます。ホームルームを始めますよ」ニコッ
ことほの「ええー!?」
海未「はぁ…。怒る気も失せました…」
~4時間目~
-歴史-
『ことり視点』
ことり(朝走り回ったからかな…。なんだかとっても眠たい…)ウトウト
ことり(…いけない。ここで寝ちゃうと穂乃果ちゃんを注意する人が)
ことり(…穂乃果ちゃん)チラッ
穂乃果「…」カキカキカキ
ことり「えええ!?」ガタッ!
先生「どうした南ー?」
ことり「あ…」
ことり「す、すみません…///」着席
ことり(まさか穂乃果ちゃんが真面目にノートを!?うそ…そんなことって)
ことり(これは一大事だよ!海未ちゃんに知らせないと!!)
ことり「…」ポチポチポチ
ことり(これでよし。送信っと)
真夏のせいだよ 1,2,Jump!♪
光のシャワーはじける~♪
海未「!?」ビクッ!
ことり(えええ~!?)
気持ちがいいね、いいよね?♪
うなずいて Vacation!♪
先生「誰だ授業中に携帯使ってるやつは!」
ことり(マナーモードにしとこうよ~…)
海未「」プルプル…
先生「まったく…ちゃんと電源は切っておくように」
ことり(ホッ…。なんとかバレずに済んだみたい)
ことり(海未ちゃんの着メロ、夏色なんだね。…しかも穂乃果ちゃんバージョンのやつ)
『海未視点』
海未(迂闊でした…。まさか授業中にメールが来るとは)
海未(両親とμ'sメンバー以外、アドレス登録してないからと安心しきっていましたね)
海未(差出人は……ことりですか)チラッ
ことり「…」ニコッ
海未「…」プイッ
ことり「!?」ガーン
海未(今は授業中なんですよ…まったく。一体なんの要件なんでしょう)
(・8・)メール【穂乃果ちゃんを見てみて】
海未(穂乃果?)チラッ
穂乃果「…」カキカキカキ
海未「なっ!?」ガタッ!
先生「どうかしたか園田ー?」
海未「あ、いえ。すみません…///」着席
海未(穂乃果が真面目に勉強を!?そんなバカな…)
海未(なるほど、さっきのことりの慌てようはコレでしたか)チラッ
ことり「…」コクリ
海未(これは一大事ですね)コクリ
『穂乃果視点』
穂乃果(2人ともさっきからどうしたんだろ?)
穂乃果(…まぁいいや)カキカキカキ
穂乃果(それにしても歴史の教科書って面白いな~)
穂乃果(落書きし放題なんだもん)カキカキカキ
穂乃果「…ぷぷっ」カキカキカキ
パコーン!!
穂乃果「痛った~い!?」
先生「真面目に勉強してると思って覗いてみれば」ビキビキ
穂乃果「ご、ごめんなさい!」ヒイイ
先生「教科書と落書き帳の違いを教えてやるから昼飯食べたら職員室まで来なさい」
穂乃果「ううう…」グスン
ことり(まあ穂乃果ちゃんに限って真面目に勉強なんて)
海未(少しでも見直した私が馬鹿でした)
~6時間目~
-自習-
穂乃果「先生なかなか来ないね~」
海未「今ことりが呼びに行っているようですが…」
ガラッ
ことり「…」スタスタ
穂乃果「あ、ことりちゃんどうだった?」
ことり「えっと…みんな聞いて」
ガヤガヤ
海未「みなさん少しの間、静かにしてもらえますか?ことりから説明があるようです」
シーン…
ことり「あのね、6時間目は急だけど自習になったの」
ザワザワ…
自習?なんでー?
なにかあったの?
やったー!
ザワザワ
ことり「あ…あの…」
海未「みなさん静かに。ことりが話せません」
シーン
ことり「なんか5時間目に3年生の教室でトラブルがあったみたいで」
ことり「6時間目を担当する予定だった先生のクラスの出来事みたいだったから」
海未「なるほど、それで自習ですか」
海未「そのトラブルというのは?」
ことり「グラウンドからボールが飛んで来てそれが直撃した人がいるみたい…」
海未「…は?」
穂乃果「ことりちゃんそれはいくらなんでも…」
海未「グラウンドから3年生の教室までは流石に…」
ことり「でも本当みたいで…」
穂乃果「そういえば1年生が5時間目に野球やってたっけ」
海未「1年生というと凛たちのクラスですか」
ことり「凛ちゃんたちのクラスだね」
穂乃果「凛ちゃんたちのクラスかぁ」
ことほのうみ「……」
2年生編 おわり
~3年組の場合~
-通学路-
にこ「猫だわ」
猫「にゃ~」
にこ「…」
にこ「…」ナデナデ
猫「にゃ~ん…」スリスリ
にこ「ぐはっ!?」
にこ「なにこの可愛さ!?犯罪級じゃない!」ナデナデ
猫「にゃう~ん…」スリスリ
にこ「…よく見たら目元がちょっとツバサに似てるんじゃないかしら?」
猫「にゃ~?」
にこ「はぁぁ~ん…。かわいい!猫ちゃんは何処から来たのかな~?」
にこ「もしかして迷子なのかなぁ~?」ニコニコ
猫「にゃ~ん」
にこ「うふふふふ♪」ナデナデ
にこ「名前はなんていうのかにゃ~?」ニコニコ
絵里「…なにしてるの?」
にこ「…」
にこ「げっ!?」
絵里「おはよ」
にこ「どこからよ…」
絵里「ん?」
にこ「どの辺りから見てたのかって聞いてんの!」
にこ「返答によっては1年以内の記憶を全て抹消してでも…///」プルプル
絵里「あー、今来たところよ。安心して」ニコッ
にこ「本当でしょうね」ジー
絵里「エリチカウソツカナイ」
にこ「なんで急に片言に!?」
希「なんや朝から賑やかやね~」テクテク
にこ「希…。今日は厄日ね…」
猫「にゃー♪」タッタッタ
にこ「あっ!?ちょっと猫ちゃん!?」
絵里「行っちゃったわね」
希「あれ?あの猫は確か…」
にこ「知ってるの!?」ガバッ
希「え?この辺に住んでるお爺ちゃんの家の猫やけど?」
にこ「そう…。飼い主がいたのね」
絵里「残念だったわね」
にこ「は?別に私はなんとも…」
にこ「それに飼い主がいるなら全然問題ないじゃない」
絵里「そうね」クスクス
にこ「なに笑ってんのよ」ジー
絵里「家も分かるんだし、また会いに来ればいいじゃない」ニコッ
にこ「…ふんっ」
絵里「愛しのツバサちゃんもきっと会いたがってるわ♪」ウインク
にこ「んな!?やっぱり聞いてたんじゃないの!!」
絵里「あははは♪」タッタッタ
にこ「ちょっと待ちなさーい!」タッタッタ
希「…」ポツーン
希「一体なんなん?」
-下駄箱-
絵里「…あら?」
希「どうかしたん?」
絵里「いや、下駄箱の中に手紙が」
にこ「それってもしかしてラブレターなんじゃ」
絵里「…こういうの困るのよね」
希「毎度の事ながら絵里ちも大変やね~」
絵里「私の事には興味なしって感じね」
希「そんなことないよ?どんな相手なのか気になるし」
にこ「ちょっと待って!」
のぞえり「?」
にこ「毎度のことって言ったわよね。これが初めてって訳じゃないの?」
絵里「まぁそうなるわね」
にこ「…にこほどになればラブレターの一つや二つ当たり前だけどね~」
のぞえり「…」キョトン
にこ「なによ?」
絵里「ああ、いえ」クスクス
希「にこっちが思ってるのとはチョット違うんよ」クスクス
にこ「なにが?」
絵里「手紙の相手は毎回女の子なのよね~」
にこ「…はい?」
絵里「私のお姉様になって下さいとかそんな感じのヤツ」
絵里「だから反応に困っちゃってね…」アハハ…
にこ「そういえば女子校だったわね…」
~3時間目 4時間目~
-美術-
絵里(好きな絵を描いてください…か)
絵里(なにを描こうか迷っちゃうわね)
絵里(にこと希はなにを描いてるのかしら)
希「…」カキカキカキ
絵里(どれどれ)チラッ
絵里「…」
絵里(見なかったことにしよう)
希「盗み見はあんまり感心しないな~」
絵里(バレてる!?)
希「ウチの事がそんなに気になるん~?」
絵里「はぁ…。それで、希はなにを描いてるのかしら?」
希「ふふふ~。知りたい~?」
絵里「いや別に」
希「えー…。そこは食いついてくるとこやん?」
絵里「だって明らかに関わったらいけない感じな絵なんだもの」
希「これは日本の今後を占った結果の出来事を描いてるんよ」
希「ここから日本の辿るべき道を加えていって八百万の神々も登場する予定や」
絵里「なんだかエラく壮大ね…」
希「スピリチュアルやろ?」
絵里「…こんな未来が来ないことを願うわ」
絵里(希には困ったものね)ヤレヤレ
絵里(さて、にこは何を描いてるのかしら?)
ザワザワ
矢澤さん凄ーい!
かわいい!
見せて見せてー!
ザワザワ
にこ「あんまり見ないでよ!」
絵里(なんだか騒がしいわね)
絵里「どうかした?」
生徒B「絢瀬さん」
生徒C「矢澤さんの絵がすっごい可愛いんだよ~!」
絵里「へぇ、そうなの?」チラッ
にこ「…」
にこ「…」
絵里「あー、えっとね、人の絵をあんまりジロジロ見るのはよくないんじゃないかと思うのよ」
生徒B「えー…」
生徒C「いいじゃないチョットくらい」
絵里「あなた達は自分の絵はもう完成したの?」
生徒B「それは…まだだけど」
生徒C「別にあとでパパってやっちゃえばいいだけだし」
絵里「駄目よ。今は授業中なんだから」
生徒C「…真面目だね」
絵里「それくらいしか自慢出来ることがないのよ」ニコッ
生徒B「…もう行こうよ」
生徒C「ちぇっ…。元生徒会長さんはお堅いんだね」テクテク
絵里「あ、そういえば私も絵をまだ描いてないんだっけ」
絵里「ふふっ。人のこと言えないわね」テクテク
にこ(絵里…)
-昼休み-
にこ「ねぇ絵里」
絵里「にこ?昼休みに貴女のほうから声をかけてくるなんて珍しいわね」キョトン
にこ「私もお弁当一緒に食べてもいいかしら?…ちょっと話もあるし」
絵里「私の隣で良ければどうぞ」ニッコリ
にこ「…希はどこに行ったの?」
絵里「希は購買ね。今日はお弁当を持って来てないからって言ってたわ」
にこ「…好都合ね」ボソッ
にこ「あのね、絵里。さっきは…その、助かったわ。ありがとう…」
絵里「え?」
にこ「貴女がいなかったらどうなってたか分からないし」
絵里「ああ、うん」
絵里(別にお礼を言われるほどのことでもないと思うけど…)
・・・
にこ「…」モグモグ
絵里「…」モグモグ
にこ「…」モグモグ
絵里(き、気まずいわ!)
にこ「ねぇ」
絵里「ひゃい!?」ビクッ
にこ「?」
絵里「あ、いえ別に。どうかした?」
にこ「やっぱり絵里も気になる?私の描いた絵」
絵里「…まぁ。正直言うと少しね」
にこ「絵里になら見せてもいいわよ」
絵里「え、いいの?」
にこ「私が描いたのはこれよ」スッ
絵里「これは…絵本?」
にこ「絵本なんて呼べるような代物でもないけどね」
絵里「可愛い絵ね。妹さんたちの為に描いたのかしら?」
にこ「そういうこと。こんなの描いてるの見られたら恥ずかしいじゃない?」
絵里「まぁ、そうかもしれないわね」
絵里「でも素敵じゃない。妹のために描いた絵本なんて」
にこ「…からかったりしないのね」
絵里「にこが一生懸命描いたものをバカにしたりするわけないでしょ」
にこ「ハァ…」
絵里「ため息なんてついてどうしたのよ?」
にこ「…絵里と友達でよかったな~ってね」
絵里「なにそれ」クスクス
にこ「独り言よ」
絵里「ふ~ん、私もにこと友達でよかったと思ってるわよ」ニコッ
にこ「あっそ」
~5時間目~
-数学-
絵里(にこにもあんな一面があったのね)
絵里(案外可愛らしいところもあるんじゃない)フフッ
希(えりちがニヤニヤしながら授業受けてる…)
にこ(なんだか気持ち悪いわね…)
先生「じゃあ次の問題を矢澤さんお願いします」
にこ「…げ!?」
先生「前に出て黒板に直接お願いしますね」
にこ「にこ数学はちょっと苦手でぇ~。ちょ~~っと難しいかなって思うんですよぉ」ニコッ☆
希(にこっちそれは流石に苦しいと思うんよ…)
絵里(もう少しマシな言い訳しなさいよ…)
先生「苦手なら今から一緒に2人で解きましょうか」ニッコリ
にこ「…にこぉ」
絵里(1年生は外で野球なのね。…私も数学よりそっちが良かったな)ボーッ
絵里(バッターの子がやけに気合い入ってるように見えるわね)
絵里(…というかアレって凛じゃない?凛って運動神経いいけど野球はどうなのかしら?)
カキーン!!
絵里(凄い良い当たりね。さすが凛だわ)
絵里(打球がドンドン伸びてこっちの方まで)
絵里「……え!?」
ガシャーン!!(窓ガラス)
にこ「グファッ!?」バタッ
絵里「にこーーーー!!?」
先生「矢澤さん大丈夫!?」ユサユサ
希「先生!あんまり揺らさんほうがええ!」
先生「そ、そうね」
ザワザワ
ザワザワ
・・・
ガラッ!
凛「す、すみませ~ん…このクラスにボールが飛んで来たと思うんですけど…」
絵里「やっぱりあれは凛だったのね」
凛「あ、絵里ちゃん。怪我は!?」
絵里「私は平気よ」
凛「ホッ…」
絵里「…でも」チラッ
凛「え?」
にこ「」
凛「にこちゃん!?まさかボールが当たって…」
希「…アカン」ゴクリ…
絵里「希?」
希「…死んでる」
絵里 凛「!?」
にこ「」
3年生編 おわり
おまけ
-放課後 部室-
海未「あの…聞いてもいいですか?」
絵里「なにかしら?」
海未「にこの頭に付いてる包帯は一体…」
にこ「聞かないで」
海未「いや、しかし…」
にこ「聞かないで」
花陽(にこちゃんご機嫌ナナメだよ…)
真姫(まぁ当然よね)
ことり「病院に行ったほうがいいんじゃ…」
希「ウチらもそう言ったんやけど…」
にこ「軽く打っただけだし全然平気よ」
にこ「だいたい、この包帯だって大袈裟なのよね」ハァ
凛「にこちゃん本当にゴメンね…?」
にこ「そのセリフも聞き飽きたっての。この話はこれでおしまいよ!」
にこ「とっとと練習行くわよ」テクテク
凛「にこちゃん待ってよー!」タッタッタ
ガチャ!
バタン!
面白いよ
続きも下さい
海未「本当に大丈夫なのでしょうか」
絵里「一応お医者さんには見てもらって問題ないって話だけど、今日の練習は見学させるつもりよ」
海未「その方がいいですね」
絵里「それと部活の後に念のため、ちゃんとした検査を受けることになってるわ」
穂乃果「なんで部活の後なの?」
絵里「にこがそれを望んだからよ」
絵里(凛に心配かけたくないんでしょうね多分)
絵里「ほんとう世話のかかる友達なんだから」フフッ
穂乃果「??」
おわり
これで終わりです。
SSを書くのは多分9作目かな。
今までの中では1番文字数多いかも
行間隔狭すぎで見にくい気がする。ちょっと失敗した
一応、ユニット編とかも考えてはいますが
他にも書きたいのが出るかもしれないのでまだ未定です。
ここまで読んで下さった方ありがとうございました!
凛ちゃんすげえ
>>1
いや、面白かったよ 次作書いてくれたらまた読みます
かわいいねえ
乙
面白かったよ
面白かった
こういうほのぼの(?)は気軽に読めるね
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