P「風邪引いた」ゴホゴホッ(91)
p「37℃・・・微熱だが風邪引いた」ゴホッ
~電話中~
p「律子風邪引いたから念のため今日は休むよ」
律子「大丈夫ですか?皆には私から言っておくんでゆっくり休んでくださいねプロデューサー殿」
p「すまないな、じゃあゆっくりさせてもらうとするよ」
律子「ではお大事に」
~電話終了~
p「薬飲んで寝るか」
安価~3
お見舞いに来る人
美希
それと改行しようぜ?
すまん初めて安価したからよくわからなくて
あと安価は3までです
美希「ハニーお見舞いにきたよーって寝てるなの」
真「本当だプロデューサーねてる」
安価
美希*8
真*9
間違い
>>8
>>9
なんだその安価…
初めて見た…
普通に>>□□にしたら?
加速下
真にキス
美希にキス
美希「(それにしても真くんの唇柔らかそうなの)」
真「どうしたの美希ぼくをずっと見て?」
美希「えいっ」チュッ
真「えっ」ポカン
真「み、美希なな何でキスするんだよ!」///
美希「真くんの唇軟らかそうだったからつい・・・」
美希「真くんごめんなさいなの」シュン
真「・・・」チュッ
美希「!?」
美希「ま、真くん!?」///
真「これでおあいこだからね」//'
美希「うん」///
p「二人共なにをしてるんだ」
美希「ハ、ハニー!!」
真「ぷ、プロデューサーいつから起きてたんですか!?」
頼む、改行してくれ!
文と文の間を一行開けるって事よ
そうだ、俺の説明が間違ってた
行間開けようって言いたかったんだ
とりま支援
わかりました
p「美希の「うん」の所から」
美希「(キスしてるとこ見られなくて良かったなの)」
真「所でプロデューサー体調は大丈夫ですか?」
p「寝る前よりも少し体がだるいかな」
美希「ハニー熱を計った方がいいとおもうの」
真「はい、プロデューサー」
p「二人がそう言うなら仕方ないな」
ピピピピピピ
p「38℃・・・上がってるだと!!」
真「プロデューサー風邪ですね」
美希「ハニーの為に水まくら持ってくるなの」
真「プロデューサーポカリどうぞ」
p「ありがとう美希、真」
p「所で仕事は大丈夫なのか?」
真「しまった!美希これからラジオだよ!」
美希「そうだったなの!ハニーまた後でくるなの!」
ダダダダダ
p「全く騒がしい二人だな、さて寝るか!!」
見舞いに来る人
1~3人
安価
>>18
亜美真美
さて、乗っ取ろうか
>>19
やるならはよ
p「はぁ・・・。なんか体がだるい・・・」
律子「大丈夫ですか?朝から体調悪そうですけど」
p「あぁ、なんか熱っぽくて・・・」
律子「風邪じゃないんですか?熱計りました?」
p「いや、まだ・・・」
律子「小鳥さーん。体温計なかったでしたっけ?」
小鳥「救急箱に入ってるはずですよ。どうしたんですか?」
律子「プロデューサーの様子が変なんですよ」
小鳥「あら大変。早速計ってみましょう」
p「うーん・・・」
小鳥「どうですか?見せて下さい」
p「はい・・・」
小鳥「・・・っ!38度超えてるじゃないですか!律子さん!律子さーん!」
律子「はいはい。もう帰りましょうね、プロデューサーは」
p「そんな訳には・・・、やらなきゃならない仕事がまだ・・・」
律子「うちの大事なアイドル達に、風邪を伝染す気ですか?」
p「あぁ・・・そうだよな・・・」
小鳥「社長には私から言っておきます。今日はもう帰りましょ。ね?」
p「はい・・・。すみません・・・」
律子「一人じゃ無理そうですね。私が送っていきます」
p「大丈夫だよ・・・」
律子「真っ青な顔して死にそうな目で言われても説得力ありません」
律子「着きましたよ、プロデューサー。鍵は?」
p「あぁ、もう大丈夫だから。ここまででいいから」
律子「ちゃんと明日病院に行ってくださいね。明日も休んじゃっていいですからね」
p「ごめんな・・・」
律子「こういう時はお互い様です。さ、ほら。掴まって」
p「ほんと大丈夫だから・・・」
律子「食べるもの、あります?」
p「・・・」
律子「薬は?常備してますか?飲み物は?」
p「・・・」
律子「はい、お邪魔しますよ」
p「・・・」
律子「ものの見事に“一人暮らしの男の部屋”って感じね・・・」
律子「放置された食器。空っぽの冷蔵庫。あぁもうスーツはちゃんと脱いだらハンガーにかけないと・・・」
律子「カップラーメンばっかり・・・。これじゃ治るものも治らないわ」
p「律子、もう・・・」
律子「吐きそうですか?トイレ行きます?」
p「そうじゃなくて、もう充分だから・・・」
律子「タオルはどこですか?冷えピタとかないでしょう?買ってきます」
p「・・・すみません」 つ財布
律子「はい。それじゃすぐ戻ってきますからね。着替えて寝てていいですから」
p「行ってらっしゃい・・・」
バタン
p「もう考えるのも億劫だ。横になりたい。横になって・・・」
p「いや、その前に着替えるか・・・」
p「ん・・・」
律子「あ?起きました?」
p「今何時だ?」
律子「21時ちょい過ぎです」
p「そんな時間に・・・。律子、ほんとにもう大丈夫だから、あんまり遅くなるとご両親が」
律子「ちょうど今帰ろうとしていたところですよ。ご飯食べられますか?おかゆですけど」
p「あ、ありがとう・・・。って、部屋がなんか綺麗になってる・・・」
律子「簡単に片付けておきました。あと換気もしておきましたので。なんか埃っぽかったですし」
p「何から何まで・・・」
律子「さ、食べたら薬飲んで、水分補給して寝ましょうね」
p「あぁ」
律子「明日病院に必ず行くこと。休んでもいいけど、連絡はすること。いいですね?」
p「あぁ」
律子「じゃ、私は帰りますので」
p「律子、ありがとう。本当に」
律子「いえいえ。それじゃ、お大事に」
カチャ バタン
律子「もしもし?小鳥さん?えぇ、今から帰ります」
律子「そっちに一回顔出しますか?大丈夫ですか?はい、お疲れ様でした」
律子「声が聞き取りづらいですか?マスクしてますから」
律子「はい、はい。それじゃ、また明日」
翌日
小鳥「という訳で、プロデューサーさんはしばらくお休みです」
春香「大丈夫なんですか?そんなことになってたなんて・・・」
雪歩「心配だよね、真ちゃん」
真「うん・・・。最近調子悪そうだなって思ってたけど・・・」
響「お見舞いに行った方がいいかな」
律子「ただの風邪よ。第一あんた達に伝染さないように休ませたのに、行ったら意味ないでしょうが」
響「でもさぁ・・・」
小鳥「はい、765プロです。あ、プロデューサーさん?病院へは?」
小鳥「え?肺炎?入院って・・・」
美希「!!」
小鳥「あぁ、最悪入院ってことですか。今は自宅に?はい。はい・・・」
小鳥「えぇ、分かりました。調整はこっちでしておきますから。お大事に」
律子「肺炎・・・。風邪じゃなかったのね」
春香「肺炎って・・・結構危ない病気なんじゃ・・・!?」
小鳥「軽い肺炎って言ってたし、入院は勧められたけど、自宅療養でもいいそうだから大丈夫よ」
真「やっぱり心配だよ。ねぇ律子、ボク達もプロデューサーのお見舞いに」
律子「ダメよ、やめてちょうだい。万が一感染したらどうするの!」
小鳥「たぶん風邪で弱っていたところに感染しちゃったのね・・・」
律子「はい、この話は終わり。プロデューサーが心配だっていうんなら、しっかり仕事をしなさい!」
律子「あんた達がそれで仕事をしくじることの方が、余計悪化させるわよ!」
雪歩「うぅ・・・、はい・・・」
春香「はぁ、心配だなぁ・・・」
律子「・・・心配だわ。心配だわ・・・」
小鳥「もう、律子さんまで」
律子「そうじゃないんです。いや、プロデューサーのことが心配なのはそうなんですが」
律子「美希のことです」
小鳥「・・・びっくりするくらい大人しかったですよね」
律子「えぇ、いつもだったらもっと大騒ぎするかと思ったら」
小鳥「ハニーが心配なの!律子・・・さん、ミキがお見舞いに行くから、ハニーの住所教えて!!」
律子「似てますね。いや、でもいつもならそれぐらい言ってきますよね」
小鳥「それがじっとこっちの話を聞いて、大人しくしている・・・。心配だわ」
律子「心配だわ・・・」
千早「ねぇ、律子」
律子「なに?」
千早「プロデューサーのお見舞いのことなんだけど」
律子「話を聞いてなかったの?というか、千早がそんなこと言ってくるとは思ってなかったわ」
千早「聞いてちょうだい。一人暮らしで病気になるって、すごい心細くなるのよ」
律子「・・・想像はつくけど」
千早「マスクもして、ちゃんと予防策は取るわ。様子を見たらすぐに帰るから」
律子「・・・だけど」
千早「私も経験があるの。でも私の時は、春香がいてくれたわ」
律子「他の子達には絶対話さない。約束できる?」
千早「えぇ」
あずさ「あのぉ、律子さん」
律子「ダメです」
あずさ「まだ何も言ってないのにぃ」
あずさ「ね、ねぇ、千早ちゃん・・・」
千早「ダメです。律子に言われましたよね」
あずさ「だけど・・・、一人暮らしでって、私も分かるから・・・」
千早「・・・社員名簿は、と。これね」
あずさ「ちゃんとマスクもするし、そうだ!変装もするから・・・ね?」
千早「メモしておかないと」 カキカキ
あずさ「千早ちゃん・・・」
千早「このメモ、預かっててもらえますか?私だと落としそうなので」
あずさ「え?あ、はい」
千早「いいですか。勝手についてこないでください。分かりましたか?」
あずさ「ありがとう。大好きよ千早ちゃん!」
千早「はぁ・・・。バレたら律子に大目玉ね・・・」
(ここまでしか書き溜めてなくて)すまんな
どうせ朝まで暇だからダラダラ考えつつ書くわ
p「千早から?なんだろう。もしもし?」
p「え?今から?いや、そんな、大丈夫だから、何もわざわざ・・・」
p「もう駅って・・・行動早いな。あずささんも?いや、そりゃまずいだろ」
p「分かった、分かったよ。待ってる。ありがとうな」
p「・・・アイドル二人が揃ってお見舞いってなんだこの幸せ。俺もしかして・・・死ぬのか?」
p「はぁ、早く治したいな。休み欲しい休み欲しいって思ってたけど、今は仕事に戻りたいだなんて・・・」
p「ままならないもんだなぁ」
p「っと、こうしちゃいられない。この格好はまずいな。せめてジャージとか・・・」
千早「お邪魔します」
あずさ「お邪魔しまぁす」
p「ありがとうございます。わざわざこんな所まで」
あずさ「いいんですよ、私が無理言って千早ちゃんについてきたんです」
千早「内緒にしておいてくださいね」
p「ごめんな、俺なんかの為に・・・」
千早「そんなこと言わないでください。横になってた方がいいんじゃないですか?」
あずさ「私達のことは気にしないでください。果物、食べます?」
p「いただきます」
千早「今日は何か食べましたか?」
p「いや、まだ何も」
千早「やっぱり・・・。簡単に作っておきますからね」
あずさ「千早ちゃん、お料理勉強したものね」
千早「まだ何もできませんよ。あずささんに期待してるんですから」
あずさ「はぁい」
p「大人気アイドルグループ、竜宮小町のあずささんと」
p「復活した歌姫こと千早が俺んちの台所に立っている」
p「キャッキャウフフしてる」
p「あぁ、これ俺死ぬな」
p「そもそもだ。律子が昨日部屋を片付けて料理してくれて」
p「・・・あぁ、俺死ぬなこれ」
あずさ「それじゃあ私は帰りますね。プロデューサーさん、お大事に」
p「ありがとうございました」
千早「私も帰ります。一緒に行きましょう、あずささん」
あずさ「え?でも千早ちゃんは今日はまだ」
千早「駅まで一人で帰れるんですか?そこから収録先まで一人で行けるんですか?」
あずさ「だ、大丈夫よぅ!」
p「千早、悪いんだけど・・・」
千早「えぇ、分かってます」
あずさ「・・・ごめんね、千早ちゃん」
p「二人とも、本当にありがとう。おかげですぐ治りそうだよ」
千早「病は気から、ですからね」
あずさ「喜んでもらえてなによりです」
千早「それでは、また」
あずさ「お大事に~」
事務所
小鳥「今夜は私が様子を見に行ってきますね」
律子「いいんですか?」
小鳥「えぇ、もちろん」
亜美「亜美も行く!」
律子「却下」
亜美「なぁんでさぁ!」
律子「さぁ伊織を呼んできてちょうだい。そろそろ出るわよ」
亜美「亜美のパパはお医者さんだよ?」
律子「それが何の関係があるのよ。早く伊織を呼んできてちょうだい」
亜美「ちぇ~。ピヨちゃんだけずるいよー」
小鳥「ちぇ~なんてリアルでいう子、初めて見たわ」
律子「私もです」
伊織「はぁ?肺炎?風邪じゃなかったの?」
亜美「風邪から肺炎になったんだって」
伊織「ちょっと!大丈夫なの?律子!」
律子「大丈夫よ。本当にまずかったら病院側だって入院させてるわ」
伊織「そうだろうけど・・・」
律子「あずささんは?」
亜美「現場にチョクで行くって、さっきメール着てたよ」
伊織「それもそれで心配よ!」
律子「あー、電話出て、出てくださいあずささん・・・」
亜美「お~、いおりん兄ちゃんが心配なの?」
伊織「はっ!そんな訳ないじゃない。全く、だらしないったらないわ!」
亜美「じゃあいおりんはお見舞い行かなくていいよね」
律子「亜美にも行かせないって言ったでしょ。あ、もしもし?あずささん?」
律子「え?千早も一緒?あぁ、千早が連れて行ってくれるのね。なら安心だわ」
律子「はい、はい、それじゃ現場で」
律子「・・・千早、押し切られたわね。まぁ大目に見とくか」
伊織「ちょっと!行かないとは言ってないでしょ!」
亜美「え?だって心配じゃないんでしょ?」
伊織「事務所の仲間が病気の時に見舞いにも行かない、そんな冷たい女だってこの伊織ちゃんが」
律子「だから!行かせないって言ってんでしょうが!亜美も分かっててからかわない!」
亜美「亜美は本気なのに・・・」
律子「それで?万が一風邪なり肺炎なりを貰ってきて、プロデューサーはどう思う?」
亜美「マスクしてれば・・・!」
律子「絶対じゃないのよ」
亜美「ずるいよ。りっちゃんだって行ったんでしょ!」
律子「・・・メールとか、せめて電話にしなさい。その方がプロデューサーも喜ぶわ。ね?」
亜美「・・・うん。分かった」
伊織「なんだかんだで甘いわよねぇ、律子も」
真「美希、どうしちゃったの?なんか話しかけづらいんだけど・・・」
響「分かんないぞ。さっきからずっとあんな感じで・・・」
美希「・・・」
真「あ、あのさ美希。ちょっとリハに熱が入りすぎてるっていうか、それじゃ本番前にバテちゃうんじゃ・・・」
美希「大丈夫だよ」
響「今日の収録は生だぞ。気合入れるのは分かるけど・・・」
美希「うん、生だから。最初からマックスの状態にまで持っていかなきゃいけないの」
真「・・・」
響「・・・」
美希「ハニー、今日のテレビ、観てくれるよね?」
真「きっと、いや、間違いなく観るよ」
響「うん。自分もそう思うぞ」
美希「・・・うん」
小鳥「もしもし?プロデューサーさん?はい、今夜は私が」
小鳥「え?ダメですよ。一人じゃどうせ面倒臭がって何も食べないんでしょう?」
小鳥「食べたい物、ありますか?こっちで勝手に用意しちゃいますか?」
小鳥「はい、じゃあお買い物してから向かいますね。それじゃ、また」
小鳥「えっと、消化に良くて食べやすくって、尚且つお腹に溜まるものは、と・・・」
小鳥「・・・あ、果物とかもいいかも」
小鳥「・・・はっ!これってなんか・・・奥さんみたい!」
小鳥「・・・奥さん。・・・妻」
小鳥「ピヨォオオオォォォオオオォォ!!」
ざわざわ にぎにぎ
小鳥「はっ、いけないいけない。スーパーの中でこんな・・・」
小鳥「お邪魔します」
p「なんかもうほんと恐縮です」
小鳥「ふふふ、愛されてますねぇ、プロデューサーさん」
p「ありがたいことですよ。俺なんかの為に」
小鳥「熱、計りましょうか」
p「あぁ、忘れてた・・・」
小鳥「はぁ、やっぱり一人だとダメですねぇ。気持ちは分かりますけど」
p「はい。病気の時に一人って、気が滅入りますよね」
小鳥「んーっと、37.8か。まだまだですね。横になっててくださいね」
p「はい」
小鳥「キッチン、借りますね」
小鳥(ん?料理した形跡・・・、あぁ、律子さんかな?千早ちゃんかな?)
小鳥(お花が飾ってある。これも?)
小鳥「プロデューサーさん」
p「はい?」
小鳥「私と律子さんと千早ちゃん以外に、誰か来ました?」
p「・・・いいえ、誰も」
小鳥「そうですか」 クンクン
小鳥「・・・女の匂いがする」
小鳥「なんてね」 テヘピヨ
小鳥「・・・あら、髪の毛」
小鳥「千早ちゃんのようにも見えるけど、それにしては短いわ」
小鳥「まるで、あずささんのような」
小鳥「まいっか!」
小鳥「さてさて~っと、何から作ろうかなぁ」
p「ご馳走さまでした」
小鳥「いえいえ。お粗末さまでした」
p「あ、テレビ観なくちゃ」
小鳥「今日は美希ちゃん達でしたね。そろそろ始まるかも」
p「・・・」
小鳥「お薬、ちゃんと飲んでくださいね」
p「・・・」
小鳥「プロデューサーさん?」
p「あ、はい」
小鳥「あ、美希ちゃん、ちょうど始まりますね」
ネーェ キーエーテシマアッテモ サガシーテクーレーマスーカー
p「・・・」
小鳥「いい感じにスタートしましたね。ちょっと心配だったんですけど」
p「心配?」
小鳥「え?えぇ、ちょっと様子がおかしかったんですけど、思い過ごしだったのかも」
p「・・・」
小鳥(プロデューサーさん?どうしたのかな)
p「・・・ほらどうした。真、響」
小鳥「・・・?」
p「全部美希に持ってかれるぞ。お前達はオマケか?」
小鳥「美希ちゃん、キレッキレじゃないですか・・・」
p「ギア上げろ。間に合わなくなるぞ。・・・そうだ、それでいいんだ」
p「・・・引っ張られてる。怖いんだな?でもいいんだ。美希に任せろ」
小鳥「・・・すごい・・・美希ちゃん・・・!」
p「最高ですね。あとで褒めなきゃ」
小鳥「今褒めましょうよ、そこは。はい、携帯」
真「美希!」
美希「・・・どうしたの?真クン」
響「はぁ・・・はぁ・・・、どっかに・・・飛んでっちゃうのかと思ったぞ・・・」
真「すごいよ、美希はやっぱり」
美希「えへへ、そうかな」 ゴソゴソ
美希「メール!ハニーからだ」
美希「やったぁ!」
真「どうしたの?」
美希「見て!これ!ハニーからなの!」
響「うわぁ、べた褒めだぞ。ちゃんと観ててくれたんだなぁ」
真「よかったね、美希」
美希「うん!」
p「ん?おいおい、まだ仕事中だろ?」
p「あぁ、観てたよ。今までで一番キラキラしてた」
p「大げさだな。休んでまだ一日目なのに」
p「あぁ、律子の言うこと聞いてな。うん、心配しなくていいよ」
p「え?分かった分かった。約束する。真と響にも、よくやったって伝えてくれ」
p「あぁ、それじゃもう切るぞ。最後までしっかりな。あぁ、うん、すぐに治すよ。じゃあな」
小鳥「ね?今やっておいた方がよかったでしょ?」
p「そうですね。ありがとうございます」
小鳥「りんご、剥きますね」
p「ありがとうございます。そればっかり言ってますけど」
小鳥「いいんですよ。あ、退屈でしょうから映画借りてきました。それ観たかったんですよね?」
p「あぁ、そういえばそんなことも言ってましたね。こんな時じゃなきゃゆっくり観られないから」
マダオレヲサガシテイルソウダナ ヒトコトオレイガイイタクテ
小鳥「ちょうどいい時間ですね。私そろそろ帰ります」
ココニクレバモットオシエテアゲラレル
p「すっかりお世話になっちゃって・・・」
スコシヤスンダホウガイイ ツカレタカオシテル
小鳥(帰らないでくれ・・・とか言ってくれないかしら。ないわよね)
p「前に入院した時のお礼もそういえばまだでしたね。これは何かを考え・・・ごほっごほっ」
小鳥「また咳が出てきましたね。ゆっくり休んでください」
p「ありがとうございました。みんなにも伝えておいてください」
小鳥「はい。それじゃ、また。お休みなさい」
キィ バタン
小鳥「・・・よし、帰ろっと」
とりあえず一休み
いつものことながら着地点が全く見えないまま進めてるっていうね
乗っ取る前までをまるっと無視しててわろた
④
二日目
貴音「聞きましたよ、律子」
律子「あらおはよう、っていきなりなに?」
貴音「プロデューサーが病で伏せっておられるとか」
律子「あぁ、軽い肺炎だって」
貴音「なぜわたくしに知らせてくださらなかったのです?」
律子「ちゃんと連絡はいったはずよ?そもそもあなた、昨日も一昨日も動けなかったでしょう?」
真美「おはよーんす!」
やよい「おはようございまーす!」
貴音「こうしてはいられません。今すぐプロデューサーの元へ行かなくては」
律子「あなたまでそんなこと言わないでちょうだい!」
真美「でもさりっちゃん。真美は亜美から聞いたけど、やっぱお見舞い行きたいよ」
律子「あなたにそれを許したら、亜美は納得しないわ。やっと諦めてくれたのに」
やよい「心配ですぅ。あ!もやしを食べれば病気なんてすぐに治りますよ!」
真美「えー?真美のパパはお医者さんなんだよ?」
律子「亜美と同じこと言わないでよ。メールか電話にしときなさい」
やよい「うーん、どうやってプロデューサーにもやしを届ければ・・・」
律子「ねぇ、休ませてあげなさいよ。あなた達まで行ったら休めないでしょう?」
真美「そんなこと言って、真美知ってるんだよ。りっちゃんもピヨちゃんも行ったんでしょ?」
律子「もう・・・美希が大人しくしてるのにどうしてこう・・・」
真美「えー?ミキミキがぁ?」
美希「呼んだ?・・・あふぅ」
真美「ねー?ミキミキも兄ちゃんのお見舞い行きたいよねぇ?」
美希「ミキ?ミキは・・・いいかな」
真美「えっ」
美希「うーん、本音は行きたいけど、でも・・・」
律子「でも?」
美希「ミキがハニーにあげられるトッコーヤクはね、いつもよりももっとキラキラすることだと思うな」
律子(やだ、この子・・・。なんて成長して・・・涙出そう・・・!)
美希「今日はラジオだけど、きっとハニーも聴いてくれてるの。それが一番のチリョーなの」
真美「・・・これが、これが正妻の余裕か!」
律子「美希の言ってることは正しいわ。私も本当にそう思う」
真美「ぐぬぬ・・・」
律子「さ、分かったら・・・って、貴音とやよいはどこ?」
真美「えっ?」
美希「えっ?」
貴音「やよい、本当にいいのですか?朝から来たのは」
やよい「事務所のお掃除なら帰ってからします!大丈夫です!うっうー!」
貴音「そこまで言うのならいいでしょう。共にプロデューサーの家へと参りましょう」
やよい「はい!もやしを食べれば、すーぐ病気なんて治っちゃいます!」
貴音「もやし・・・、らぁめん・・・、味噌らぁめん・・・!」
貴音「プロデューサーはきっとお腹を空かせているはずです。美味しい味噌らぁめんを作ってあげましょう」
やよい「はいっ!」
貴音「あぁ、プロデューサー。今あなたの貴音が参ります」
やよい「うっうー!」
やよい「ところで貴音さん。プロデューサーのお家ってどこなんですか?」
貴音「・・・」
やよい「・・・」
p「熱・・・、少し下がったかな」
p「ん?もしもし・・・?貴音か。どうした?」
p「俺の家?ダメだダメだ。感染ったらどうするんだ」
p「ご飯ならちゃんと食べるさ。問題ない」
p「もう駅にいる?なんだってうちの子達はみんな行動力があるんだ・・・」
p「律子がいいって言ったのか?言ってないだろ?ならダメだ」
p「げほっ、げほっ・・・。ん?あぁ、大丈夫だ」
p「どうしたんだ?貴音らしくもない。今日はやけに強情だな」
p「分かった分かった。じゃあ下り線に乗ってくれ。そこから5つあとの駅で降りて、それから――」
貴音「お邪魔します」
やよい「お邪魔しまーす!」
p「貴音、マスクをつけてくれ」
貴音「それには及びません、あなた様。わたくしに地球の病原菌は効きませんので」
p「万が一もある。もしも貴音に病気が感染ったら、俺はみんなに顔向けできないよ」
貴音「分かりました。そこまでおっしゃるのなら」
やよい「プロデューサー!美味しいもやしをいーっぱい買ってきましたよ!」
p「ありがとうな、やよい」
貴音「さぁ、プロデューサーは休んでいてください。あとはわたくし達が」
やよい「美味しい味噌ラーメンを作っちゃいますからね!」
p「えっ」
やよい「えっ?」
貴音「はて?」
p「朝から・・・病人に・・・味噌ラーメン・・・?」
やよい「もやしは万能です!」
貴音「味噌も、らぁめんも万能です」
やよい「万能と万能が合わされば!」
貴音「それはやはり万能です」
p「あ、あぁ」
やよい「お台所お借りしまーす!」
貴音「あなた様、くれぐれも厨房には入りませんよう」
p「は、はい」
貴音「男子、厨房に入らずと言われております。これは古来より厨房にはかまどの神様がおり――」
やよい「まずはぱぱっと簡単に炒めちゃいまーす!」
貴音「神を祀るというのは、そもそも祀るべき人間が――」
p「始まってるぞ、もう」
貴音「それではあなた様、ご自愛を」
やよい「お大事に、です!早く良くなってくださいね!プロデューサー!」
p「あぁ、ありがとう」
ガチャ バタン
p「・・・体がポカポカする。もやし味噌ラーメン、すごいな」
p「薬、飲まなきゃ」
p「・・・俺ってすごい幸せ者だよな」
p「10時だ。ラジオラジオ・・・」
ハイ、トイウワケデコンカイノゲストハー ハギワラユキホチャント ホシイミキチャンデース
p「うん、雪歩も問題なさそうだな」
モシモ、モシモイマビョウキデクルシンデイルヒトガイルノナラ
p「・・・」
ワ、ワタシタチノキョクデ ゲンキニナッテクダサイ
ビョーキナンテスグナオッチャウノ! アハッ
p「・・・俺ってやっぱり、すごい幸せ者だよな」
美希「雪歩!雪歩!」
雪歩「なぁに?」
美希「ミキのケータイ貸すから、写真撮ってほしいの。ハニーに送るの」
雪歩「いいよぉ」
美希「んー」
雪歩「その顔は?」
美希「キスの直前なの!」
雪歩「プロデューサー、びっくりして熱上がっちゃうかも。いくよー」 ピローン
美希「雪歩も!ほら!」
雪歩「え?わ、私はいいよぅ・・・」
美希「ほらほら!んーって」
雪歩「は、恥ずかしいし・・・」
美希「んーって!」
雪歩「こ、こう・・・かな?」
美希「イタダキなの!!」 カシャー
事務所
小鳥(今夜も行った方がいいかしら。行った方がいいわよね。そうよね)
律子「はぁ、プロデューサーもおちおち休んでいられませんねー」
小鳥「えっ?」
律子「貴音とやよいは厳しく叱って、他言しないように言っておきましたけど」
小鳥「そ、そうですね」
律子「美希が一番理解してるってのが、またなんとも」
小鳥「そ、そうですね」
律子「毎日毎日、朝から晩まで誰かが来てたんじゃあ、ゆっくり出来ませんよね」
小鳥「そ、そうですね・・・」
律子「あとで春香と真美にも釘を刺しておかなきゃ」
小鳥(それって私にもですよね・・・)
三日目
p「んー、熱はだいぶ下がったな」
p「来週には復帰できそうだぞ」
p「あぁ、大丈夫だ。社長は?そうか、うん、分かった」
p「うん、言っといてくれ。やっぱり、もし感染しちゃったら嫌だからな」
p「あぁ、ありがとう、律子。それじゃ」
p「・・・今日は誰も来ないっぽいな。ゆっくりじっくり映画でも観よう」
ベッカムハ? ベッカムダ! dvdヲウリニキテタ
p「・・・こんな時間なんていつぶりだろう。何もしなくていい休日。病気でなけりゃなぁ」
ドコニイル? ベッカムハドコニイルンダ!
p「そういや俺、怪我と病気以外休んでないんじゃ・・・」
四日目
春香「・・・」 コソコソ
春香「・・・よし、覚えた」 モドシ
律子「おはよう、春香」
春香「ひゃっ!おっ、おはようございます!」
律子「・・・プロデューサーなら来週には復帰するわよ」
春香「あ、そうなんですか。いやぁよかったなぁ、あはは」
律子「朝からどうしたの?あぁ、竜宮のレッスンに参加したいの?感心ね」
春香「あ、興味はあるけど、今はいいかな、なーんて」
律子「真ぁ美も!」 クルゥリ
真美「っ!!」 ビクッ
律子「妹の仕事ぶりが気になるのね?お姉ちゃんだものね?」
真美「へ、へへへ、りっちゃん軍曹、あっしはですね・・・」
社長「平和だねぇ」
小鳥「ですねぇ」
ピンポーン ピンポーン
p「ん?誰だ?こんな朝から」
p「はい?」 プツッ
響「来ちゃった」 ワウッ!
p「どうやって俺んちを知った・・・?」
響「いぬ美に匂いを嗅がせて」 バウッ!
p「すごいな、いぬ美」
響「開けてよー。ソーキソバとタコライス作ってあげるぞー。ゴーヤチャンプルーもだぞー」
p「・・・マスクはしてるか?してるならいいぞ」
響「やったー!いぬ美はここでお留守番だぞ」 ワンワンッ!
響「お邪魔しまーす」
p「あとで律子に怒られるぞ」
響「思ったより元気そうで安心したぞ。あと律子に怒られるのは覚悟してるからいいんだ」
p「はぁ・・・。俺はつくづく幸せ者だと実感してるよ」
響「こっちのゴーヤは苦いけど、完璧な自分に任せてくれれば美味しいチャンプルにしてあげるぞ!」
p「あぁ、楽しみにしてる」
響「ご飯は?もう食べられるのか?」
p「あぁ」
響「じゃあポークタマゴだな」
p「あぁ、あれはいいな。美味しかった」
響「だろー?」
p「ご馳走さま。美味しかったよ」
響「当然だぞ!自分、完璧だからなー」
響「グルクンの唐揚げも作りたかったんだけど、まだ早いかなって」
p「あぁ、油物はまだちょっと食べる気になれないな」
響「ゴーヤチャンプルーいっぱい作っといたから、温めてお昼とか夜に食べればいいぞ」
p「あぁ、ありがとうな」
響「じゃ、自分もう帰るぞ。レッスンあるし」
p「あぁ、そこまで送るよ。いぬ美も、ありがとうな」
いぬ美「ワウッ!」
ハム蔵「ヂュヂュイッ」
p「ははは、ハム蔵もな」
響「お大事にー」
p「気をつけてなー」
p「・・・律子には、黙っといてやるか」
小鳥「・・・あ、プロデューサーさん?声に元気が戻ってきてますね」
小鳥「それで、あのぉ、今夜なんですが」
小鳥「え?ご飯ならある?」
小鳥「あ、でもほら、ポカリとかもうないんじゃ」
小鳥「多少なら出歩ける?」
小鳥「そ、そうですか。分かりました」
小鳥「いえいえ!そんな!・・・はい、・・・はい」
小鳥「え、えぇ、それじゃ、お大事に・・・」
小鳥「・・・」
小鳥「ピヨ・・・」
五日目
春香「もう時間がない。そんな気がする」
真「なにが?」
春香「今日を逃せば、私はテレビ収録で動けなくなる」
雪歩「はぁ」
春香「今日しかない!」
真「あー、プロデューサーのお見舞いだね?」
雪歩「でも、もう来週には戻ってくるって」
春香「なんか私の知らない所でヒロインポイントを荒稼ぎされてる気がするの!」
真「略してhpだね?」
雪歩「はぁ」
春香「真は心配じゃないの?」
真「そりゃ心配だけどさ」
春香「雪歩は?」
雪歩「もちろん心配だけど・・・」
真「でも病気は治りかけが肝心だって言うしさ」
春香「聞いて真。雪歩はプロデューサーさんにキス顔写メを送ったらしいよ」
真「へぇー、大胆だね」
雪歩「ちっ、違うのあれは!美希ちゃんが!」
春香「千早ちゃんはどう思う?」
千早「・・・あと二、三日で戻ってこれるって話だし、今はゆっくり休んでもらった方が・・・」
春香「一人暮らしで病気で寝込んでるって、すっごく不安なんじゃないかなっ」
千早「・・・経験あるけど、でも律子も小鳥さんも見に行ったって話だし・・・」
春香「同意を得られると思ったのにぃ・・・」
千早(ごめんね、春香・・・)
今日はここまで
もう思いつかないし
>>50
まぁ風邪引いたってアイデアはもらってるから・・・
まいったなぁ・・・ただの美希agessになってしまってる・・・
どうしたもんかこれ
春香「前の入院は私のせいだし、本当はお世話したかったのに!」
千早「あの時の春香ってもうそれどころじゃなかったじゃない」
春香「だからだよ!だから今ならお家でプロデューサーさんのお世話が出来るじゃない!」
真「具体的にお世話って何するのさ?」
春香「えーっと、ご飯作ってあげたり、お部屋をお掃除したり」
雪歩「奥さんみたいだね」
春香「やだもー雪歩ったら変なこと言わないでよー!プロデューサーさんのお嫁さんにぴったりだとか言わないでよー!」
雪歩「う、うん。ごめんね」
千早(部屋の掃除なら律子がやったし、料理とか他の人もやってるわよね、きっと)
春香「病気で寝込んでたらきっとご飯とか作れてないよ。ちゃんとしたもの食べさせてあげなきゃ」
千早「そ、そうね」
真「でもさ、春香の家って遠いじゃん。スケジュール的に空くの夜でしょ?」
雪歩「そうだよね。そこからプロデューサーのお家に行って、帰るってなったら・・・」
千早「ご両親も心配するわよ」
春香「だから千早ちゃん、お願い!今晩泊めて!」
千早「それは別にいいけど・・・」
真「いやー、でもさ。アイドルが夜に男性の家に行くって・・・まずくない?」
雪歩「そうだよね。問題だよね」
春香「変装するから大丈夫!」
千早「ねぇ春香。やっぱり止めておいた方が・・・」
春香「何作ってあげようかなぁ。消化に良くて胃に優しくてそれでいて――」
テレビ局・スタジオ
春香「機材トラブル・・・?」
美希「なの」
春香「撮影、中断するの?」
美希「なの」
春香「・・・復旧の目処が立ってないの?」
美希「なの」
春香「いや、大丈夫。今夜は千早ちゃんちに泊まるってことになってるから大丈夫・・・」
美希「ふーん」
春香「さっきから何やってるの?」
美希「ハニーにメール」
春香「メール・・・。そういう手もあった・・・!」
春香「ね、ねぇ美希。美希はプロデューサーさんのお見舞い、行きたい?」
美希「みーんな同じこと聞いてくるんだね。もちろん行きたいの」
春香「だよね!」
美希「行かないけどね」
春香「だよね!・・・え?」
美希「春香、写真撮って!ハニーに送るから」
春香「あ、うん。行くよ」 ピローン
春香「あのさ、えっと、行かないの?お見舞い」
美希「うん。よいしょっと、送信」
春香「どうして?」
美希「来週には会えるし、スケジュール的にも余裕はないし」
春香「意外にドライなんだね・・・」
美希「その代わりミキの可愛い写真いっぱい送ってるからいいの!」
春香(美希がなぜか乗り気じゃない・・・。いける!)
春香「早く撮影再開されるといいね」
美希「そうだね」
美希「あ、今大丈夫なんだ。かけちゃえ」
春香「え?」
美希「あ、もしもしハニー?あのね、今ね」
春香「・・・」
美希「そうなの!それでね、今ね、ミキはね」
春香「・・・あれ?なんだろうこの感じ」
美希「うん!ミキもね、そう思っててね、それでね」
春香「・・・なんですっごい負けた感があるんだろう・・・」
美希「春香も一緒なの。代わる?」
春香「へっ?」
美希「はい、春香」
春香「あ、えっと、お久しぶりです。お身体の具合は・・・」
春香「あ、はい、それは大丈夫です。はい・・・」
春香「はい・・・、はい・・・、来週、はい・・・」
春香「え?あ、はい、もちろん、はい・・・」
春香「美希に?はい、分かりました。お大事に・・・」
美希「それじゃあねハニー、ミキも頑張るから、ハニーも――」
春香「・・・お見舞いに来ようなんて考えるなって釘を刺されちゃった」
春香「見える・・・。美希のhpがぐんぐんがんがん上がってるのが見える・・・」
律子「なに一人でぶつくさ言ってるの?」
春香「わっ!びっくりした・・・」
律子「はい、これ差し入れ。美希は?電話中?」
春香「はい。プロデューサーさんにです」
律子「ふぅん。まぁ今回あの子はしっかりしてるから助かるわ」
春香「しっかり、ですか?」
律子「えぇ」
春香「美希が・・・そんなことを・・・」
律子「正直、一番最初に駄々をこねるのはあの子だと思ってたんだけどね」
春香「・・・」
律子「何かしらねぇ。今の美希からは余裕が感じられるのよねぇ」
律子「真美が“これが正妻の余裕かー!”とかなんとか言ってたけど、ふふっ」
春香「正妻・・・!」
律子「あながち間違ってないのかもね」
春香「公認・・・!」
律子「それじゃ、また来るわ。そっちのおにぎりは美希にね」
春香「あ、はい。お疲れさまです・・・」
春香「・・・ぐふっ」
千早「はい、もしもし」
千早「あぁ、どうしたの?もう終わったの?」
千早「今夜は?もういいの?そう」
千早「ううん、大丈夫よ。それじゃ、お疲れさま」 ピッ
千早「・・・なんて返してあげればよかったのかしらね」
六日目
p「だいぶ調子良くなってきたぞ」
p「これなら明後日からでも大丈夫だな」
p「熱も下がったし、あとはこの倦怠感と咳さえ――」
ドンドンドンドン ガチャガチャガチャ
p「うわっ、なんだいきなり」
???「開けてください!開けてください先輩!!」
p「なんだってんだいきなり・・・。あんまり開けたくないけど」
ガチャ
???「ひいい!すいません!俺はここにいません!お願いします!」 ドタドタ ガチャ バタン
p「おい、人んちの風呂場に・・・、しかも土足ってもう」
ピンポーン
p「ん?・・・婦警さんがいる」
???「オレハココニイナイ オレハココニイナイ オレハココニイナイ」
p「婦警さんがいるんだが、お前なにかしでかしたのか?」
ガチャ
p「なんでしょう・・・?」
???「あら、すいません。聞きたいことがあるんですが、ここに不審者が逃げ込みませんでしたか?」
p「・・・なにかあったんでしょうか?」
???「いえ、ただちょっと、うちの事務所の女の子たちにセクハラをしただけですよ」
p「セクハラ・・・」
???「10歳の女の子を膝の上に乗せて大人しいのをいいことに太ももを触るとか」
???「12歳の女の子から求婚されたのをいいことに胸を触ろうとするとか」
???「14歳の女の子に“俺のリボルケインを見せてあげるよ”と迫ったとか」
???「他にも色々」
p「そこにいますんで」
???「ラギッタンディスカー!!」
???「さ、お姉さんと一緒に帰ろうね。大丈夫だよ。痛くしないから」
???「ウゾダ!!ウゾダ!!」
p「・・・」
???「ナズェミテルンディス!!」
???「オンドゥル…オンドゥルラギッタンディスカー!!」
バタン ズルズル・・・
p「他の事務所も大変なんだなぁ」
七日目
p「よし、いよいよ明日復帰だ。長かった、かな」
p「みんなにまた迷惑かけちゃったからな」
ドンドンドンドン ガチャガチャガチャ
p「開けたくないなぁ」
???「助けてください!助けてください!!」
ガチャ
p「お前な、いい加減に」
???「ひいい!すいません!俺はここにいません!お願いします!」 ドタドタ ガチャ バタン
p「だから、土足で」
ピンポーン
p「ん?リボンがよく似合う女の子がいる。うちの春香みたいだな。ははっ」
???「オレハココニイナイ オレハココニイナイ オレハココニイナイ」
ガチャガチャガチャ
p「有無を言わさず開けようとしている」
???「オレハココニイナイ オレハココニイナイ オレハココニイナイ」
カタン ぞるっ
p「郵便受けから腕を突っ込んで鍵を開けようとしている」
ぐぐっ・・・ ぐぐぐっ・・・
p「いやぁ、いくら女の子の細腕でも構造上無理だろう」
ずるっ ずるるっ カタン
p「諦めてくれた」
ガキンッ ゴリッ
p「ドアノブごと外された」
ガチャン
p「あ、ドアチェーンがあったんだったな」
ズッ ガキン
p「わぁ、チェーンカッター持ってたんだ。ホームセンターで買ったのかな?」
???「オレハココニイナイ オレハココニイナイ オレハココニイナイ」
???「見ぃつけたぁ。あ、お邪魔しますねぇ」
p「えぇ、言ってくれたら普通に開けたのに」
???「うふふ、すみません。まゆったら焦っちゃってぇ」
p「焦ってたのか。それなら仕方ないな。あ、ちなみにあいつならそこにいるよ」
???「マタラギッタンディスカー!!」
p「裏切る?一度も仲間だと言った覚えはないぞ」
???「さぁ帰りましょうねぇプロデューサーさぁん。大丈夫ですよぉ」
???「ヤミディクリェ!オデノカラダハボドボドダ!!」
???「まゆが外も中もキレーキレーしてあげますからねぇ」
???「タズゲデクダザイ!!タズゲデクダザイ!!」
???「あの女どもが作った料理なんか口にしたらダメですよぉ。デトックスしましょうねぇ」
p「お大事にぃ」
バタン ズルズル・・・
p「修繕費はあいつのプロダクション宛に請求しよう」
復帰
p「おはよう、みんな」
亜美「おっ!兄ちゃんもう治ったの!?」
伊織「ふん、だらしないのよ。病気にかかるなんて」
p「ごめんな、みんな。心配かけたな」
あずさ「いえいえ、私もおたふくで休んじゃったことがありますから・・・」
律子「あぁ、あんまり思い出したくないですね」
p「律子もありがとうな。本当に助かったよ」
律子「だったらいつか借りを返してもらいたいですね」
p「あぁ。期待しててくれ。音無さんも期待しててください」
小鳥「ピヨッ!そそそそんな、私なんて!」
p「あずささんも」 ボソボソ
あずさ「はぁい」
p「あとは千早と、貴音にやよいに響だな」
律子「響?」
p「あぁ、いや、なんでもない。それじゃ、他のみんなにも会ってくるから」
p「雪歩」
雪歩「あっ!プロデューサー!」
p「雪歩、ありがとうな。ラジオでのメッセージ、嬉しかったよ」
雪歩「そんな、私なんかに出来るのは、あれくらいだったから・・・」
p「本当に力になった。いつかお礼をさせてくれ」
雪歩「はい」
p「あと――」
美希「ハニー!!」
p「あぁ、おはよう」
美希「会いたかったのぉ!!」 ←(タメ) →p+k
p「ははっ、美希もいつもいつもメールありがとうな。あと、よく頑張ったな」
美希「うん!ミキ頑張ったよ。もっともっとキラキラするから、ずっとずっと見ててね!」
p「あぁ、楽しみにしてる」
美希「あと、約束・・・」
p「もちろん忘れてないよ」
美希「あはっ」
小鳥「ぜ、全部美希ちゃんに持ってかれてるわ・・・」
亜美「勉強になるなー。あーやればいいのかー」
伊織「・・・何の勉強よ」
あずさ「・・・」 ジーッ
伊織「学習しようとしてんじゃないわよ!」
わいわい ぴよぴよ あらあらうふふ なのー
p「ちょっと離れてから、帰ってくるといつも思うよ」
律子「何がですか?」
p「あぁ、ここが俺のいる場所だよなって」
律子「・・・そう思ってもらえたんなら、みんな嬉しいでしょうね」
p「さて、休んだ分取り戻しますか」
律子「病み上がりです。無理だけはしないでくださいね」
p「あぁ」
p「・・・」
約束してねハニー ミキのこと よそ見しないでずっと見てるって
p「もちろんだよ」
おわり
くぅ疲
全員を可愛く書くのってすごい難しいのね
ごめんね春香
モバを出す必要は全くなかったけど乙
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