~学園都市内のとある路地裏~
上条「さ、佐天さん‥‥?」
佐天「やけにさっきから腰が引けてると思いました。このおっきなモノを私に悟らせないためだったんですね」
上条「これは~そのですね‥‥」アセアセ
上条(マズイ!転んだ佐天さんを抱き抱えようとしたら一緒に倒れ込んじまって‥‥)
上条(身体中に女の子特有の柔らかさと良い匂いが~~~!)ムクムク
佐天「あっ またおっきくなった」
上条(ここんとこ常にインデックスが家にいて処理できてなかったからな‥‥くそっ!恨むべきは男子高校生の溢れんばかりの性欲ですかー!)
上条(そうじゃなくても佐天さん中学生にしては発育が良くて色々けしからん身体してるし)
佐天「上条さん聞いてますー?もしもーし!」
上条(あぁ、これで俺の平穏な高校生活も終わりを告げて‥‥いや 別に平穏でも何でもなかったような。むしろインデックスが来てから‥‥)ブツブツ
佐天「ちょっと上条さん?私の話を聞いて───」
上条(どっちにしろもう終わりだ‥‥最近仲良くなってきたとはいえ、女子中学生相手に勃起を見せつけてしまった‥‥。これから俺は性犯罪者としての十字架を‥‥)メソメソ
佐天「か・み・じょ・う・さぁぁぁぁぁん!!!!!」
上条「は、はいぃ!!?」ビクゥ
佐天「はぁ~‥‥やっと反応してくれましたね」
上条「‥‥‥?」
上条「え~っと、さっさとアンチスキルを呼ばなくていいんでしょうか?」
佐天「はぁ?」キョトン
上条「いや だってさ、俺が佐天さんに‥‥とんでもないモノを晒したばかりか、物理的にその‥‥ゴリゴリと‥‥」
佐天「あぁ 『この子』のことですか?」グニグニ
上条「あひんっ!」
佐天「上条さんのココ、早く出して欲しいよ~って言ってますよ?」サワサワ
上条「あぁっ‥!」プルプル
上条「で、でも何でこんな‥‥」
佐天「‥‥ほんっと!鈍感な人ですよね。こっちは敏感なのに」サワサワ
上条「ど、鈍感?」
佐天「さっき私が転んだのもわざと。馬乗りになったのもわざと。他の人が上条さんを食べちゃう前に実力行使に出たってだけです」
上条「え!俺誰かに食べられちゃうとこだったの!?」
佐天「はぁ‥‥説明は後です。さっさと既成事実を作っちゃいましょう☆」カチャカチャポイッ
上条「うわ!ベルトを何てスムーズに!?」ジタバタ
上条(何で振りほどけないんでせうか!?離そうとした力を逆に利用されて服が‥‥!)
佐天「この時のために練習しておきましたからね~!さぁご対面ご対面!」スルスル
上条「や、やめてくれぇ~~~!!!」
ボロンッ
佐天「ぉ‥‥‥‥」
佐天(‥‥‥‥おっきい////)
上条(も、もう誰か俺を殺してくれ‥‥)シクシク
パンツ脱いだ
風邪ひく前にはよ
パンツ裏返った
はよ
うわキモ
はよはよ
お?
はよはよ
待ってる
age
いい加減パンツ履かせてくれよ
「そんなこと言って、佐天さんも震えてるぜ?」
するり、と彼の掌が、涙子の頬を撫でた。
自分の視界いっぱいに映る、ツンツン頭の彼。
予想よりもずっと大きな手は、存外に優しく、そして暖かかく、そしてどうやら繊細であるようだった。
「あ、あはは、やっぱり、わかっちゃいます?」
一度指摘されたら、隠すのはもう無理だ。
唇に浮かべていた虚勢の微笑は、瞬く間に小刻みな震えに変化する、
「無理しないほうがいいんじゃないか?」
ベッドにあお向けた涙子。
長い黒髪は白いシーツに幾線も太細な河を作っている。そしてそれは例外なく、しっとりと、水気を持っていた。
そして、身を隠すものは、頼りないバスタオルのみ。
一枚の布の下には、年齢不相応に発達した肢体が隠されている。
「……いえ、いいんです。だから、お願いします」
そう呟き、哀しそうに笑う涙子。
それを見下ろす彼は、ほんの一瞬だけ、少女の頬を撫でる己の手を見つめた後、覚悟したように小さく息を吐いた。
ほんの、2時間も前。
涙子はひとり、街角を歩いていた。
親友は『風紀委員』。
その親友繋がりで得た知り合い二人も、片方は親友と同様の用件で、そしてもう片方はまた別の用件で不在。
こんなことはよくあることで、そういう日、彼女はほぼ例外なく、繁華街に繰り出している。
繁華街と言っても、ここは学生の街。きちんとわきまえて行動すれば、(治安が悪いところは悪いが)さして危険はない。
そのはずだった。
そして犯人は、そういう隙を狙っていたに違いない。
いま思えば、あのキャッチセールスというかインタビューがそうだったのだろう。
簡単な催眠で、無意識のうちに人気のないところを選ぶように、歩かされる。
あとはスタンガンでも、腹に一撃でも、お気のなすまま。
気がつけば、涙子は路地裏で猿轡に手錠で戒められていた。
暗がりで、拘束。そして周りには複数の男。
ナニヲ、サレルノカ。
そんなことは考えるまでもない。
必死に声をあげようとする。暴れようとする。
男は3人。こんな手口を使う以上、能力レベルはそう高くないはず。
ここは路地裏とはいえ、人通りはあり、そして何より、犯罪の温床を『風紀委員』がチェックしないわけがない。
暴れれば、何かの意思表示が、どこかの誰かや、監視カメラに映れば。そうでなくても、時間が稼げればあるいは。
そんな判断ができる程度の経験を、彼女は積んできている。
だが。
制服の上を剥かれ。
スカートを下ろされ。
インナーシャツを破かれ。
ブラジャーをずらされ。
そして、最後の一枚――靴下と靴は残して――に指がかかっても、助けはこなかった。
彼らは希望を失わない自分を見て、ニヤニヤと笑うながら、こう告げた。
『ここは私有地なんだよ。防犯カメラもなけりゃ、人通りもないぜ?』
希望が絶望に変わる感覚は、顔の強張りに似ている。
震える。
いや、はじめから震えていた。
だが今は、支えるものがない。
震える、震える、震える。
男たちは笑う、嗤う、哂う。
ゆっくり、ゆっくり、嬲る意味をあからさまに込めながら、最後の一枚が下ろされていく。
腰の左右の布に親指が入り、人差し指がその親指の反対側から布を摘み、ゆっくり、ゆっくり、布が裏返る。
左右の布が、腰骨を離れた。
ガクガクと震えるからだ。抵抗はできたかもしれない。自分の顔の、右横にナイフが光ってなければ。
脚を通すための輪の部分と、同じ高さまで下ろされた。
もうそろそろ、下の陰りが見える。男が覗き込む。眼を閉じる。でも、視線は舐めるように肌を這っている。
M字の形にさせられた両脚。尻を浮かせ、と声が聞こえる。首を振ろうとしても、ナイフは冷たいということを頬に知らされただけ。
尻が浮く。
下着がずれる。
クロッチが浮く。
涙が、ういた。
男たちの熱気を感じる。
顔の横から、ナイフが離れる気配。
助かる――などとは思わなかった。
なぜなら、離れたナイフの気配は、ただ太腿近くに纏わりついている下着の、右横の布を切ったからだ。
下着が、布切れになって地面に。
両脚を曲げてるから、脱がせられなかったのか。
そんなことを、まるで他人ごとのように思う。
同時。
誰かが言った。
もう我慢できない、と。
応ずる声も、聞こえた。
それと同時に。
胸に、太腿に、顔に、髪に、そして股間に。
手が、指が、伸びてきた。
力任せのそれは、ただ痛み。
胸を揉まれ、痛み。
太腿をつかまれ、痛み。
髪を引っ張られ、痛み。
股間を撫でられ、痛み。
顔を撫でられ、頬を舐められ。
……唇を奪われ、イタミ。
そして。
手錠に戒められた腕を頭上にして、背中を地面に預け、両脚を大きく開かれ、股間に顔を埋められ、秘裂を舐めしゃぶられ。
ジッパーをおろす音が聞こえ、右手に熱いモノを握らされ、唇が熱いモノでふさがれ、そして、陰唇に熱いモノが押し付けられたとき。
ああ、もう駄目なんだな、と思った。
そして、やっぱり、駄目だった。
そして、今。
頬を撫でる手は、彼らよりもずっと暖かいもの。
「ごめん、俺がもっと早く……」
「……もう、言わないでください。助けてくれただけでも、運が良かったんですから」
全部終わって、そのまま連れ去られそうになったところを、助けてくれた。
「もし、私のことで、罪悪感があるんでしたら」
頬にある彼の手に、自分の手を重ねる涙子。
あんな後でも、王子さまが来てくれた、と。
ほんのちょっとでも、いい思い出に、と。
汚れた自分でも、誰かの腕の中にいられるんだと。
「お願いです、から」
涙声。
彼の手が頬から離れて、首に、胸に、滑っていく。
同時に、彼の息遣いが身近になった。
涙子は眼を閉じる。
唇がふさがれ、暖かい掌が、肌を這い始めた。
ほう
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保守
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