男「自主的なボランティア」(22)
男「…」ジッ
女「あの…」
男「あ、なんすか?」
女「あなた誰ですか?」
男「俺は男っていいます!」
女「いや違くて、なんでここにいるの?」
男「最近は、水の事故が多いですからね」
女「…」
男「~自主的に~プール監視をしています!」
少女たち「きゃっきゃっ…」
男「!……」ジッ
女「110番は初めてだわ…」
男「えっ!110番なんてどこかに不審者でも…?」
女「あんただよ」
男「俺すか!?いや、俺はボランティアでプール監視を…」
女「それは私の仕事、あなたはただのロリコンの変態、オーケー?」
男「そんな、俺は善意の気持ちでやってるんですよ!」
女「じゃあ、しっかりバイトに申し込みなさいよ」
男「お金はいらないんです!おれは子供たちの安全を…」
少女a「ちょっとーひっぱんないでよー」
男「はっ!」ギロッ
男「き、君たち…そんな風に遊ぶと危ないよ」ハアハア
少女b「えー、なんでー?」
男「み、水着がぬ、脱げちゃうだろう?」ハアハア
少女a「そうだよ、bちゃん!私のが脱げちゃう!」
男「だろう?だからプールでは友達を引っ張ったりしちゃいけないよ?」
少女b「うーん、分かったよお兄ちゃん!」
男「お、おにぃ…フ 気をつけてね…」
女「お前が一番要注意だっつーの」
男「何故です!俺はプールのただしい楽しみ方を…」
女「お前が楽しんでたように見えたけど?」
男「なんのことです」
女「とぼけんな」
男「あ、あそこ!」ビシッ
女「ん?」
男「プールサイドを走ってる!」
男「これはいけない!身をていしても止めなければ」
少女c「うわーい!」
男「ま、まつんだ!」ハアハア
少女c「ほえ?」
男「いいかい!プールサイドははしっちゃだめだ!」
男「もし転んだら、きみのこんなにもつるつるな太腿が傷だらけになってしまうよ!」ハアハア
少女c「うん、わかりました」
男「うん、イイよぉ!」ハアハア
女「おい、君は何がしたいんだ?」
男「ですから、子供たちの安全を守りたいんです!」
女「興奮してたよね?」
男「してません」
女「すっごいハアハアいってたよ!?」
男「暑いですから」シレッ
女「いやいや…」
少女d「泳ぐぞーー!」
男「! 君それはいけない!」ガシッ
女「! 君それはいけない!」バシッ
男「痛いっ!けど関係ない!」
男「君!準備運動を忘れてはいけないよ!」ハアハア
少女d「えーめんどくさい」
男「だめだめ!プールの中で足がつったら君くらいの背の子は溺れてしまうよ」ハアハア
男「はい、俺に続いて!いち、にー」
少女d「いーちっ、にぃー」グイクイ
男「そう!その調子だぁ!」ハアハア
少女d「は、はい!頑張ります!」グイクイ
男「そう、そう!その角度!!」ハアハア
女「通報した」
男「え、ついに誰か溺れてしまいましたか!?」
男「人口呼吸ですね、分かります!」キラキラ
女「違うわ変態!」
男「もう、変態とは人聞きの悪い…」
女「ロリコン」
男「え?なんですって?」
女「性錯倒者め」
男「…」
男「おーい、プールから上がりなさーい」カランカラ-ン
少女たち「はーい」ザバザバ
男「ん、君も上がりなさーい」
少女e「えー、まだ泳ぎたいー!」
男「それはいけない!」ザブ-ン
女「!?」
男「よっと」ヒョイ
少女e「わ、やめて、離して!」ジタバタ
男「いいかい、水泳は思った以上に体力を消耗するスポーツなんだ」ハアハア
男「君らみたいな子供は特にそれに気付かずに泳いで思わぬケガすることがあるんだ」ハアハア
男「だから、しっかり休んでいっぱい遊ぼうね!(爽やかスマイル)」ハアハア
少女e「う、うん!…//」
女「noタッチの精神はどうした!?」
男「なんのことです」
女「ふざけんな」
男「そんなことより、後はお願いしますよ?」
女「は?何が?ってどこに行く?」
少女たち「えっ、お兄ちゃんもうかえっちゃうの…」
男「ははは、また明日ここで会えるさ」
男「でも、これから用事がありまして」
女「何の?」
男「~自主的なボランティア~ですかね!」ニッコリ
みんなもプールは安全に楽しく!
明日もプール監視で朝早いので寝ます。読んでくれた人ありがとう
乙面白かったよ!
これはいいロリコン
なんか男を憎めない///
男が少女を惚れさせるほどのイケメンってことは分かった。乙
この話面白いからまとめに載せてほしいなっと
ボランティアなら仕方ないな
まさかエレファント速報に載るとは…感無量です!
また変なの書くかもです。
言っちゃ悪いけどエレは誰でも載るよ
よほど理解できない文でなければ完結作はどこかしらまとめてくれるよね
ただこれは面白かったから載って当然だと思う
乙!
おつ
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