P「ミュージック」 (19)

SS2本目の挑戦です。お手柔らかにお願いします。

先に↓の動画を観ておいた方がいいかもしれません。
(観なくても大丈夫・・・?)

https://www.youtube.com/watch?v=iVstp5Ozw2o

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1407319107

_深夜の事務所



ガチャ

P「…………」スイッチパチッ




シーーーーーーーーーーン




P(誰もいないな)キョロキョロ

P(打ち合わせが長引いたからな…社長と音無さんも帰っちゃったか)

P(みんなは…さすがにもう家で寝てるかな)

P(さて…)スタスタ…イスニコシカケ

P(今日も一人で残業か)PCスイッチオン






カタカタカタカタカタ…








カタカタカタ…カタッ


P「ふぅ…」

P(音楽でも聴くか)

P(おっ…あんなところに)スタスタ



コンセントブスッ



(レッスン用のCDプレーヤー)

P(みんなの曲を聴くのもいいが…今日はこれにしよう)CDスチャ

P(おっと、このままだと近所迷惑だな…ヘッドホン装着っと)スッ






P「っし…もうひとふんばりだ」













ガチャ









P(♪ ♪ ♪ ♪)








カタカタカタカタ…
P(ちょっと音大きいかな)クルクル



夢を見ていた。



カタカタカタカタ…



みんなが私を見ている。



カタカタカタッ



ここがステージならみんなに手を振るだろう。

でも、ここはステージじゃないし、いつものリボンは付けてないし、何よりみんな私を応援しているようには見えない。


カタッカタッ



無表情で、微動だにせず、ただ私を見つめている。

怖くなった。私は逃げだした。そこで目が覚めた。

まだ真っ暗だ。喉が渇いた。




P(♪ ♪ ♪ ♪)チラッ






眠れなかった。

特に思い当たる節はない。ただ、なんとなく眠れなかったのだ。

こんなとき私は本を読む。



P(~♪)



いや、正確には本ではない。今度の新曲の楽譜だ。

音符一つ一つを読み、歌詞の一字一句を、ゆっくりと咀嚼する。

いつものソファに寝転がり、ランプの明かりをつけ、楽譜を読む。



P(? ? ? ?)



…誰かに見られている気がした。

そんなはずはない。この部屋は自分しか住んでいないのだから。

少し気味が悪くなった。今日はもう寝よう。眠れなくてもベッドに入っていればいい。



カタカタカタカタカタ…カタッ




ランプのスイッチに手を伸ばした。

サカナクションかなと思ったらサカナクションだった




カタカタカタカタカタ



目が覚めた。



カタカタカタカタカタ



ベッドではない。ソファの上だ。



カタカタカタカタカタカタ



目の前のテレビが行きかう人の流れを映している。



カタカタカタカタカタカタカタ



少しずつ思い出す。独りでテレビを観ていたが途中で寝てしまったようだ。



カタカタカタカタカタカタカタカタ



亜美はもう寝たようだ。早くベッドに入って寝よう。でもその前に。



カタカタカタカタカタカタカタカタカタ



目の前のテレビに歩みを進める。



カタカタカタカタカタカタ…カタッ

すいません手違いで書き溜めが消えてしまったので一時中断です。ついでにゴハン食べてきます。今しばらくお待ちください。


一応補足を。
Pは事務所で残業をしています。
アイドルたちは各々の夜を過ごしています。

サカナクションの山口一郎さんをPに置き換えたような感じです

期待!

バックアップを取りました。再開します。




怖かった。

内緒で遅すぎるお風呂に入っていることだけではない。


P(????)



はっきり言って、自分は貧相などうしようもない、ただの一人の少女だ。

みんなが、プロデューサーが、両親が、家のお弟子さんたちが、

私を応援してくれていることは分かっている。



P(時間は…まだ大丈夫だな)チラッ



でも、そこにある期待が怖くて。応えられない気がして。


P(~♪)


どうすればいいか分からなかった。逃げるように、視線を上に向けた。





カタカタカタカタッ、カタカタッ





P(ふむ…)ポリポリ



許せなかった。

いつもと同じ、父さんとの口喧嘩。

堂々巡りの口論がイヤになって、外に飛び出した。

すぐに戻る気になれなくて、そのまま河川敷を走る。




P(~♪ ~♪ ~♪)




いつだって同じ口喧嘩。でも慣れなくて。

適当にあしらえばいいのに、部屋にでも篭ればいいのに。




P(~♪ ~♪)カタカタッ




また外に飛び出して。河川敷を走って。

その頃には、怒りはもう収まっていて。

また、家に帰っていく。



カタカタ



分からなかった。

あんなに彼が好きなのに。

あんなに彼を愛しているのに。

どうして振り向いてくれないのか。

いや、どうして自分は彼が好きなのか。

普段は考えない、でもときどき考える。


P(~♪ ~♪ ~♪ ~?)


答えが見つからなくて。分からなくて。

どうでもよくなって、さっさとベッドに入って眠りに落ちる。

悩んでいたことなんて、眠ることで忘れてしまって。



P「ふぅ………」








P(………)








『消えた』


P(♪ ♪ ♪ ♪)





考えていた。

キーボードを叩き、考える。




『消えた』


P(♪ ♪ ♪ ♪)



言うまでもなく、仕事のことだ。

深夜に事務所でやるとプロデューサー殿に追い出されてしまう。

なので、少し家に持ち帰っている。



『カワハナガレル』


P(♪ ? ♪ ?)



しかし、思うように進まない。

営業、衣装、演出、レッスン…

この先の青写真が、描けない。



『消えた』


P(♪ ♪ ♪ ♪)



諦めた。今日はもう寝てしまおう。

明日また考えればいいのだから。



『マダミエテナイ マダミエテナイ』

諦めたことが、少し悔しくて。

諦めきれなくて。


P(? ? ? ?)

音符が一部文字化けしてますね…少し修正してきます。一時化けた部分の貼り直しが続きます。






眠れなかった。

特に思い当たる節はない。ただ、なんとなく眠れなかったのだ。

こんなとき私は本を読む。



P(~♪)



いや、正確には本ではない。今度の新曲の楽譜だ。

音符一つ一つを読み、歌詞の一字一句を、ゆっくりと咀嚼する。

いつものソファに寝転がり、ランプの明かりをつけ、楽譜を読む。



P(♪ ♪ ♪ ♪)



…誰かに見られている気がした。

そんなはずはない。この部屋は自分しか住んでいないのだから。

少し気味が悪くなった。今日はもう寝よう。眠れなくてもベッドに入っていればいい。



カタカタカタカタカタ…カタッ




ランプのスイッチに手を伸ばした。




怖かった。

内緒で遅すぎるお風呂に入っていることだけではない。


P(♪ ♪ ♪ ♪)



はっきり言って、自分は貧相などうしようもない、ただの一人の少女だ。

みんなが、プロデューサーが、両親が、家のお弟子さんたちが、

私を応援してくれていることは分かっている。



P(時間は…まだ大丈夫だな)チラッ



でも、そこにある期待が怖くて。応えられない気がして。


P(~♪)


どうすればいいか分からなかった。逃げるように、視線を上に向けた。





カタカタカタカタッ、カタカタッ

スレの収拾がつかなくなってしまった…ごめんなさい一時建て直します。

こちらのスレは削除依頼をお願いしてきます。申し訳ありません

えっ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom