米軍パイロット「異世界に来た」(105)
――パキスタン上空
awacs《各機、編隊を維持せよ。間もなく作戦区域だ》
awacs《味方爆撃機が到着するまでに敵の基地機能を奪え。成功を祈る》
大尉《こっちは世界最強のf-22部隊だ。俺達を見付ける前に、奴らを仕留めてやるさ》
中佐「ウォーウルフ2、油断するな。敵はミグすら持ってるんだ」
大尉《解ってますよ、隊長》
awacs《そのミグが上がってきたようだ。各機、交戦を許可する》
中佐「敵をレーダーに捉えた。フォックス3!」
大尉《了解。フォックス3》
二機のf-22のウェポンベイから複数のaim-120cが発射される。
ミサイルは白煙を描きながら地平線の向こうへ飛んでいった。
awacs《……フィッシュベッド二機の撃墜を確認》
中佐「オーケー。クリアだ」
大尉《しかしアウトレンジから一方的に叩くのは気が進みませんね》
大尉《女の尻ばっか追い掛けるのは飽きました。戦闘機乗りはグルグル回ってこそですよ》
中佐「自分の尻尾でも追い掛けておけ」
awacs《次のターゲットは基地だ。後続機が上がれないように充分に叩け》
中佐「よし、爆弾投下だ」
大尉《bombs away!》
次々と投下されるgbu-39 sdb。
滑走路、ハンガー、レーダー施設……
翼下に見えた航空基地は瞬く間に炎に包まれた。
大尉《イエー。壮観ですね》
支援
awacs《爆撃機が作戦空域に着いた》
b-1b《ウォーウルフ。航空優勢の確保、感謝する》
中佐「礼には及ばない」
awacs《爆撃機、目標は敵基地の隣に見えるicbmサイロだ》
b-1b《しかし、本当に核弾頭はicbmに搭載されてないだな?》
awacs《事前情報ではそういう事だ。仮に搭載されていたとしても、誘爆の危険はない》
中佐「敵の航空機は潰したし、samも対空砲もない。安心して叩け」
b-1b《これより爆撃コースに入る》
中佐「テロリストどもの巣窟だ。残らず焼き尽くしてやれ」
b-1b《了解した。爆弾庫開放!》
ワクワク
acahかな?
いいぞもっとやれ!w
悪魔の腹から、無数にバラ撒かれるmk82無誘導爆弾。
それらが放物線を描いて落下し、地上に死を振りまいていく
大尉《ヒャッハー! テロリストめ、ザマァ見やがれ》
awacs《……サイロの破壊を確認。爆撃機は帰投。ウォーウルフ隊は暫く留まり、爆撃機を護衛せよ》
b-1b《了解。帰投する》
大尉《楽な仕事でしたね中佐。さぁ、帰りましょう!》
中佐「……」
大尉《あれ、どうしました、中佐》
中佐「何か様子がおかしい……」
awacs《なんだ? レーダーがホワイトアウトして……》
大尉《……ッ! なんだこの光は! 視界不良!》
中佐「クソッ! アンノウン接近、ブレイクブレイク!」
大尉《うわっ!!!》
空を貫く一筋の光。
中佐「糞ったれ、機体が保てない!」
awacs《何が起こっている! 状況を報せ!》
―世界は暗転し
大尉《中佐の機体が光って……!?》
中佐「……ッ!!!」
―そして俺は、気を失った
……
中佐「……ん、うん…?」
中佐「…オートパイロットか。燃料は…残り十分も持つかどうか」
中佐「機体は大丈夫だが、awacs、衛星…全てのリンクが途絶している」
キャノピーの向こうを見ると、森林が広がっていた
中佐「パキスタンにこんな場所があっただろうか」
燃料が足りない。どこかの基地で補給を受けなければ。
ファンタジーか?
寝ます
プロットはあるので、完結までいけると思います
やばい
俺の好みだ
期待
中佐「友軍が消えた……」
汎地球指揮統制システムが完備され、地球上どこでも任務を遂行できる合衆国軍にとって、『孤立』はありえないのだ
レーダー『ピーッピーッピーッ』
中佐「くそ、こんな時に敵機か」
パネルに表示される光点
緩慢な動きでこちらに近づいてくる様子だ
中佐「時速18マイルで接近する単機のインターセプターだと……」
“敵機”のアプローチは続く
中佐「もうすぐ肉眼で見える距離だ」
maws『ピィーーーーーー』
突如鳴り響くミサイルアラート
刹那、機体の間近を炎がかすめる
中佐「火球!? あれは…うわっ!」
翼竜「ギャーーーーー!!!」
中佐「プテラノドン!?」
目の前に現れたのは全長10メートルはありそうな翼竜だった
f22vs恐竜か胸熱
しかし>>1の投下速度が異常に遅いのが残念だな
ガンサバイバーのディノクライシスみたい
支援
トーチャンカーチャンピカドンデハングリー
翼竜「キェェェーーー!!」
中佐「くそ、相当怒ってるなこいつ!」
翼竜「クヮッ」ボンッ
中佐「またあの火球か」
キュイイィィィーーーン…
高出力のターボファンエンジンと推力偏向ノズルを備え、亜音速巡航も可能なf119-pw-100。
世界最高の格闘性能をもつf-22と、それを知り尽くした老練とが、空に鋭い軌跡を描く。
中佐「……ッ!」
旋回しつつ、f-22の背後を陣取ろうとする翼竜。
その瞬間、機体は大きく上昇、反転した。
翼竜「ギェェ!!」
失速寸前までブレーキをしぼる中佐。
イラク戦争をくぐり抜けた手練に見せる一瞬の隙は、決定的な命取りとなる。
中佐「おやすみ」
機体の右肩に据え付けられたm61a2バルカン砲が火を吹く。
翼竜はたちまち穴だらけとなり、翼下の森林へ消えていった。
ハイスピードヨーを繰り広げた機体は、燃料がギリギリだった。
森の中にコンクリート様の開けた平地が見える。
中佐「野戦滑走路のようにも見えるが、何とも不自然な光景だ」
中佐「しかし、あそこなら何とかなるかも知れん」
1キロ、いや1.5キロはありそうだ。
中佐「スポイラー、チェック。ギアダウン」
手慣れた手つきでランディングアプローチを進める。
中佐「よし、ランディング」
キャノピーを開けると、ヘルメット越しに涼しい風を感じた。
中佐「この滑走路、コンクリートじゃないようだ」
梯子がないので、コクピットから直接地面へ飛び降りる。
中佐「向こうに見える異質なモニュメント…現地民の宗教施設か何かだろうか」
中佐「現地民がいれば、の話だが」
座席下にあったベレッタm92自動拳銃を握り締める中佐。
データリンクばかりか、無線も途切れ、救難信号さえ送れないこの世界。
彼はこの世界でただ一人のアメリカ人だった。
?「「動くな! 手を上げろ!」」
突如、森の中に声が響く。
中佐(囲まれたようだ……)
草むらの中から姿を現す鎧姿の男たち。
弓を引く者、長槍を構える者と様々だ。
中佐(まるで中世の騎士だな)
鎧の男a「貴様を逮捕する!」
中佐「罪状は?」
鎧の男a「不審者を拘束して取り調べるのは治安維持の為の当然の行為だ」
鎧の男b「両手を後ろに回せ」
――市街地
中佐(レンガ造りの街……)
中佐(まるで15世紀のヨーロッパにでもタイムスリップしたようだ。懐かしさを感じる)
鎧の男「ここが裁判所だ」
中世「裁判所?」
鎧の男「ここに正座しろ」
中佐「……」
中佐(俺にこの世界の裁判システムは解らない)
中佐(しかし、まだ産業革命も迎えてないような国に突然ジェット機が降り立てば、色々不都合もあるんだろう)
中佐(となると俺は死刑か……)
大男「君かね、騒ぎの原因は」
中佐「あんたは?」
大男「それはこっちの台詞だよ。あんたの名前は?」
中佐「……」
大男「…私は第一騎士団の団長だよ。この国の治安維持を担当しておる」
中佐「治安維持?」
騎士団長「変な乗り物に乗ったヤツが、翼竜と空中戦をしていると通報があってな」
中佐「……」
騎士団長「こちらの自己紹介は済んだ。次は君の番だよ」
中佐「いや、俺の訊きたい事は山ほどある」
騎士団長「君の国では、名前すら知らない相手と会話するのか?」
中佐は、自分の名前を告げた。
騎士団長「ほう、珍しい名だね」
中佐「中佐と呼んでくれ」
騎士団長「分かった、…中佐殿、君はどこの国から来たんだね」
中佐「アメリカだ」
騎士団長「…アメ、リカ……?」
中佐「……アメリカを知らないのか?」
騎士団長「聞いた事もない国だ」
中佐「おいおい待ってくれ。そもそもここはどこなんだ」
期待
支援
支援
しかし翼竜と戦闘機ってドッグファイト出来るの?
速度差が違いすぎだと思うんだが
ほう
>>32
f22はポストストール機能に優れている(適当)
保守
速報には自衛隊が異世界に行ったのがあるからこっちにも期待したい
ミサイルは多分
赤外線ホーミングミサイル(サイドワインダー)じゃなく
セミアクティブホーミング 母機からレーダーを発するタイプでないと当てられないのでは?
まぁ、翼竜なんかがものすごい高熱であれば話は別だが。
今、アメリカで使われているセミアクティブホーミングミサイルってなんでしたっけ?
日本の米帝基地がなくなると↓
その日の内に屈強な韓国軍が上陸しボコボコにされるジャップ民www
そして号泣しながら脱糞して敵前逃亡する最弱腰抜けジャップ隊www
というチョンの妄想であった
k1が現役とか思ってる時点でアウト
さっさと借金払って仏像還せよな
無知な諸君に衝撃の事実をお教えしようw
核保有国は、激おこプンプン丸→核兵器→破滅のイメージを定着させ自衛と威圧に利用したのは知ってるよな??
だけどそれはもうおしまいwww
なぜなら韓国で開発してる最新兵器は従来の兵器概念を覆す性能だから
最近国際メディアが理由なくジャップの韓国下げのネガキャンを支持するのもciaがハニトラて韓国を陥れるのもノースコリアが騒ぐのも全ての原因は
韓国の科学技術が怖いから!!!!
その兵器ってのは、音速を超えた極超音速のミサイルの事なんだけど、それの何がすごいって?スピードのおかげで爆薬は通常仕様でも凄まじい破壊力らしいんだ。だから核なんて必要なし、ついでに使用制限無しだから使い放題!
さらに極超音速の為、ミサイル迎撃不能だってさwww
ねえ?今どんな気持ち?
俺達はジャップスの狼藉を忘れないぜ?
あまり我々を怒らせない方がいい、助かりたければ靖国燃やした更地で『三土下座九脱糞』で韓国様に許しを乞うんだなwwwwwwwww
そういうのはpac2のミサイル内部電源の残量を自分で確認できるようになってから言いましょうね
次期戦闘機事業も延期したよね 2017年に
んでその開発費が2兆ウォン(2040億円)だっけ?
スワップ7月に終了するけど、その費用どっから出すの?
ついでにいつになったらk-2完成するの?
自分の国でロケットも戦車エンジンも完成させられない国が亜音速ミサイルなんて作れるわけないだろ
ウリナリファンタジーも大概にしとけよ?
>>42
次世代戦闘機はeuが出資して開発する事に決まってるしk2はとっくに完成してますけど何かw
さてはマンホールとか中国油断させるための米帝捏造信じちゃってるのかな???
ジャップの民族至上主義はやだねー理由なくジャップ国マンセーする池沼wwwwww
近い内に富士山噴火して東海地震で日本沈んじゃうのに呑気だねキミw
>>43
じゃぁスワップ延期もいらないよね
それだけの財力あるならさっさと借金返せよなwww
安心したわー 借金返さないでそのまま韓国って国が無くなるのかと思ったわー
いやぁ安心した 2040億も軍事費に入れられるなら借金569億ドル還せるよね
ついでに言うとお前の今言ってる事
ソースもなしに言ってるなら妄想としか取られないから
スワップ協定は元々日本が言い出したんだけどね
衰退する自国経済と自国通貨を心配してね
証拠に韓国は前回増加分を延長しなかったでしょ?
それによく借金返せとか聞くけど有償odaは完済してるからね、これでジャップの言いがかりだって理解出来たよね
ドゥーユーアンダスタン?ok?
×言ってきた
○言って「あげた」
とりあえず借金は返してね?^q^
dodエンディングの逆バージョンみたいな感じかな
独りで妄想してファビョって脱糞してるネトウヨ君w
半島分断してしこたま儲けた金を貸しただけでしょ鬼畜じゃん
キミは日本擁護するなら歴史を学べ
それに韓国は全部返済終わってるから俺は生粋の日本人だけど同胞として恥ずかしいわ
↑ここまで朝鮮猿狩りごっこ
↓ここからも朝鮮猿狩りごっこ
ネトウヨ怒りのアニメ観賞(made in korea)
普通の日本人って 生粋の日本人って言い方しないんだよね
とりあえずそんなに祖国が好きなら祖国に帰れよバカチョン
生粋の日本人ならヘイトクライムで死んでどうぞ
弟日本は兄韓国に永久に謝罪しなければならない
創立から一世紀もたってない国が兄とかワロス
どうでも良いけどホルホルするなら祖国帰ってからにしてくれ
こっち来るな こっちみんな こっち近寄るな
悪い事した日本はたとえ国民が飢えても韓国を支える義務がある
ブーメラン
ベトナムに悪いことした韓国は国民が餓えてもベトナムを支える義務があるな
ちゃんと賠償金はらってやれよwww
日本女性は優しくたくましい韓国男性に夢中
まず日本人が韓国人とくっつくこと自体が稀
まず親が100%反対するからなwww
で エラ張ってて整形しまくってて頭可笑しい韓国人がたくましいって?
優しいって? 鏡見て言えやwww
こんなところでエラ張ってないで祖国帰って徴兵されとけよwww
だから俺は100%純血日本人だから
同胞として差別はやめてほしい、日本が世界から孤立するぞ
普通の日本人は100%純血とか言わないからなwww
同胞とか言うな気色悪い こっち来るなこっちみんなこっち寄るな
かわいい
ウェ゛ー
∧ ∧γ⌒'ヽ
<,, `∀i ミ(二i
/ っ、,,_| |ノ
~( ̄__)_) r-.! !-、
`'----'
∧ ∧γ⌒'ヽ
< `∀i ミ(二i
/ っ、,,_| |ノ わ゛れ゛わ゛れ゛は
~( ̄__)_) r-.! !-、 ち゛ょ゛う゛せ゛ん゛し゛ん゛にた゛
`'----'
お前らもう別の所でやれ
そうだねこれは日本が悪いね謝罪して全財産韓国に捧げるべきが日本人の総意
>>64それはプライドが許さない
と思う
どこから韓国が沸いてきたんだ?
この作品はアメリカの軍人と兵器が主役であって、自衛隊も韓国軍も関係ない話だろ
不毛な言い合いは他でやれ。保守するかアメリカの話をするかどっちかにしろ
このパイロットがスネーク気質なのかメイトリクス気質なのかで話が変わって来るな
韓国男がモテて日本男が嫉妬する現実
なぜなのか?
パイロットがスネークだったら恐ろしすぎるな
どちらかというとシュワちゃん風のほうがまだいいと思う
雷電は論外で
いやいやコックだろ
ガバメント好きのあのコックかよwww
因みにこのパイロットの元ネタと思われるウィリアム・ビショップ中佐はマッチョ
このムキムキなおっさんがsmgやpdwでも持っていれば無双は間違いないな
ビショップでリネットのほう思い出した
劣等放射能猿くわしい解説ジャップス
質問なんだけど、f-22って燃料何使うの?
ただの軽油じゃないよね
そ・れ・は~ 軍事の機密よ♪
ss深夜にまでチョンが沸いてんのかよww
ゴキブリみたいににどこにでも沸くなwww
まさかとは思いますが、この「嫌韓」とは、あなたの想像上の差別にすぎないのではないでしょうか。
もしそうだとすれば、あなた自身が統合失調症であることにほぼ間違いないと思います。
あるいは、「嫌韓」は実在して、しかしここに書かれているような異常な言動は全く取っておらず、すべてはあなたの妄想という可能性も読み取れます。
この場合も統合失調症であることにほぼ間違いないということになります。
関わらないのが一番。
精神疾患は、伝染性があるってのが一般常識。
純粋にssの続きを期待。
ジャッアアアアアアアアアアアアァァァァァァアアアアァァァップwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>79
かわいそうに
vipで暴れても誰も構ってくれないから、こんな辺境のスレで釣るしかないんだね
ちゃんと仕事見つけて更正しろよ
在日が仕事してるわけ無いだろ
かわいそうなこと言ってやるなよ
スレ主が不憫でございます
ここは国王が統治する君主制の国家であるということ
長年、この王都は魔物に支配されていたが、二十年前、“英雄”によって“魔王”が封印され、王朝に平和が戻ったということ
ところが半年前、何者かが魔王復活を目論み、王都の周辺に魔物を解き放ち、人々を襲わせているということ
騎士団長「我々は平和を愛する故に武器を持たぬ国だったが、再武装を余儀なくされた」
中佐「にわかには信じられん話だ……」
騎士団長「国王は魔王が既に復活しているものと考え、勇者一団を組織した」
騎士団長「二十年前に魔王を封印した英雄の息子と、彼が率いる魔法使い、僧侶、格闘家の四人から成る小隊だ」
中佐「……」
騎士団長「君も見たろう、邪悪な魔物を」
中佐「あの火を吐く翼竜か……」
騎士団長「あれが魔物の一つだ。隙を見ては市街地に侵入して民を蹂躙しようとする」
中佐「あんなものに襲われたらひとたまりもないだろう」
騎士団長「我々は不審者の取り調べだけでなく、その魔物退治も請け負っているんだがね。予算が足りなくてなかなか上手くいかない」
中佐「……」
騎士団長「それに敵はなかなか手強い。各地に拠点を築き、陸海空で連携した、組織的な攻撃をしかけてくるようなのだ」
中佐「その魔王の討伐を勇者とかいう一団に任せきりにしていて良いのか?」
騎士団長「それなら問題ない」
中佐「特に“魔法使い”……。この世に魔法が実在するとは信じられん」
騎士団長「魔法が使えるのは、限られた血を受け継ぐ者だけだからな。我々の世界でもかなり珍しいものだ」
中佐「しかし、どれだけ強いとはいえ、たかが四人の小隊だろう」
騎士団長「ふふふ。まぁ見ていれば解るさ」
バンッ!!
兵士「団長! 朗報であります」
騎士団長「どうしたね?」
兵士「勇者たちが、魔物たちに占領されていた都市をまた一つ解放しました!」
騎士団長「またやったか!」
兵士「今市民たちが喜んでいます!」
騎士団長「ちょっとそこの窓を開けてくれんか?」
兵士「はっ!」
ギィ……
来たか
正直もう来ないかかと思った
ハルモニお婆さんに謝れ!
市民ら「うおぉぉぉ街を一つ取り返したぞ!!」
市民ら「またこれで妹に会いに行ける!」
市民ら「勇者たちに任せりゃ勝利も近いな!」
騎士団長「なるほど。彼らの躍進には目を見張るな」
騎士団長「引き続き、勇者たちへの支援を行うように。我々も彼らに負けぬ様に頑張らなくてはな!」
兵士「はっ!」
中佐「生身の人間がたった四人だけで、占領地を一つ取り返した……?」
騎士団長「それが彼らの実力だよ」
中佐(信じられん……)
騎士団長「ところで君、今夜はどこで寝るね?」
中佐「俺にアテがあると思うか?」
騎士団長「……そうだな。では私の宿舎に泊まるか?」
中佐「良いのか? ここじゃ俺は不審者なんだぞ」
騎士団長「構わんさ。その腰にぶら下げてる小さな鉄砲だけじゃ何も出来んだろうしな」
中佐「……」
騎士団長「それに君の事が気に入ったんだ。今夜はアメリカとかいう国の話をたっぷり聴かせてくれ」
中佐「それはありがたいが……」
騎士団長「君の乗ってきた乗り物は雨風をしのげる安全な場所に保管しておくよう命令しておいた。遠慮はいらんよ」
……
――朝・宿舎
中佐「……ん、ん…」
中佐(…朝か。こんなに寝たのは久しぶりだ)
中佐(スクランブルアラートに叩き起こされる心配がなくて良い)
コン、コンコンッ
中佐「誰だ?」
兵士a「団長がお呼びです。すぐに着替えてロビーへ来て下さい」
中佐(こんな朝っぱらに何の用だ?)
……
騎士団長「それでですね、どうしても予算が足りず……」
老人「他の所に支出を回しておって……」
騎士団長「ろくな昼食が出せない日もあるくらい窮乏しており……」
老人「悪いが我慢してもらうしか……」
中佐「……」
騎士団長「やぁ、待っていたよ」
老人「彼が?」
騎士団長「えぇ、異世界から来たという男です」
老人「なるほど。全身緑色とも茶色ともつかぬ珍奇な服を着ておるようだ」
騎士団長「フライトスーツとかいう活動着だそうで」
中佐「この老人は?」
騎士団長「国防大臣だよ。とても偉いお方だ」
大臣「よろしく。中佐殿」
中佐「……それで何の用だ」
騎士団長「それが私にもよく解らんのだ。今朝、急に大臣がいらしてな」
大臣「君の乗ってきた乗り物を少し調べさせてもらった」
大臣「どうやら我々の知らぬ全く新しい技術で作られているようだ。素材、運転席の精密な機械。何もかもが未知だ」
中佐「……」
中佐(c4で爆破処理しておいた方が良かったか……いや、この世界にラプターを複製する技術があるとは思えない……)
大臣「中佐殿安心してくれ。表面を眺めた程度で、変な所を弄ったり解体したりはしておらん」
騎士団長「飛行機とかいうもの。古来より大勢の天才たちが空を飛ぶ事を夢見て様々な研究をしてきた」
騎士団長「鳥を調べ、蝶を調べ、導き出した結論は、大きな揚力を得る為の力強い翼と、綿毛の様に軽い肉体が要るという事だ」
大臣「……」
騎士団長「ところが君の乗り付けてきた物は何十トンもする重いものだし、翼も鋼の様に硬い。我々の常識を覆すものだった」
中佐「……」
大臣「単刀直入に言おう。我々に協力してくれんか」
大臣「君の知る全ての知識を譲与し、我々と共に戦って欲しい」
中佐「……お断りします」
大臣「ッ!?」
騎士団長「……」
大臣「無垢な民を蹂躙する魔王どもを打ち倒し、平和な国を取り戻す。この理想に君は不満なのかね?」
中佐「私は一介の兵士です。上官の命令なくして勝手な行動をとる事は許されていません」
中佐「他国の防衛に協力するか否かという政治的判断は全て、合衆国大統領が司るところであり、私に権限はありません」
騎士団長「……」
中佐「そもそも軍隊は兵站あってこそです。航空燃料もなければjdamすらないこの世界では、ラプターといえどもただのスクラップだ」
大臣「……」
バタンッ
兵士「た、大変です!」
騎士団長「何だね、騒々しい」
兵士「よ、翼竜どもの大群がこの街を奇襲してきました!」
騎士団長「何だって!?」
兵士「現在、近衛師団が応戦しています!」
騎士団長「大臣、昨日の報復でしょうか」
大臣「その可能性もあるな」
騎士団長「とにかく私も応戦してきます!」ダッ
兵士「大臣も至急、地下壕へ避難なさって……」
大臣「いや、私はここで見物する」
兵士「しかし!」
大臣「なぁに、とっておきの新兵器もある事だし、な」
兵士「は?」
中佐「……」
ガラッ
窓を開けると、外には戦場の光景が広がっていた。
燃える城下町。逃げ惑う市民たち。
翼竜「キェェーー!!」
野砲連隊長「対空戦闘用意! てぇーーっ!!」
ドォーン!!
中佐(原始的な大砲だ。まるでナポレオン戦争だな)
砲兵「隊長、一割も当たりません!」
野砲連隊長「泣き事を言う暇があるなら次弾装填急げ!」
砲兵「弾込め急げ!」
騎士団長「こちら第一騎士団、何としても城は守るぞ!」
歩兵「はっ!」
騎士団長「良いか! 頭を狙え!」
歩兵「射撃開始!」
パンッ! パンッ!
中佐(マスケット銃か。まるで化石兵器の展覧会だ)
騎士団長「撃て撃て! 休むな!」
歩兵「くそ、弾幕が薄い…!」
翼竜「ギャーー!」ボンッ
騎士団長「しまった! 火球が砲撃隊の方に!」
バーーンッ!!
歩兵「あぁ、第八野砲連隊がやられた!」
バンッバンッバンッ!!
砲兵「うわっ!」
野砲連隊長「ほ、砲台は放棄! 皆逃げろ、引火するぞ!」
砲兵「に、逃げろぉ!」
騎士団長「このままじゃ不味い。押されている……」
翼竜「キェェーーーー!!」
歩兵「団長、危ない!」
騎士団長「うわ、わ……!!」
寝ます
また気が向いたら続き書きます
あと、これはアメリカ人が活躍するssですので、関係ない第三世界の国の話をするのは控えて下さい
おやすみなさい
アメリカと韓国は同盟国
で?
ほら>>1も行ってることだし
第三世界の国の話はやめようぜ
かかわるだけ面倒になるだけだし
乙
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