男「今日もぼっちか…」 (29)

ワイワイガヤガヤ

男(朝っぱらからうるせえなミジンコどもが)

男(楽しそうな顔しやがって…早く死ねよ)

リア充「おっとわりぃ」ドンッ

男「あ…え、えっと…う、うへへへ」ニコニコ

男(謝罪で済むと思ってんのかゴミクズ。失せろや)

リア充「・・・・・・な、なんか悪いな」

女2「ねえ、男くんの顔見た? キモくない?」ケラケラ

女3「うんキモい。てか、あいつ挙動不審だよね。それに加えて根暗」プークスクス

女2「ほんとーちょーウケるー。ね、女?」

女「え…う、うん…き、きもいね…」アハハ…

女(また朝からこれかよ…口数減らなえなビッチ)

男(最悪…リア充のせいで雌豚どもから罵倒されるし…ぶっ殺すぞ)

上URLのSSの訂正版です。稚拙な内容ですので過度な期待はしないでください(保険)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405698220

昼休み

男(…あ、もう昼食の時間か)ゴソゴソ

男(今日の弁当は)パカッ

男(うわっなにこのキャラ弁?マジきめえよお袋)

DQN「あれ!? 男くんのお弁当、かっわいいー!」

エッオトコノベントウ? ナニナニ? キャラベンダッテヨー

男「え…ま、まあ…その…ングッ」アハハ…

男(なに言いふらしてんだよクズ。死ねや)

女2「ねぇ聞いたー? 男くんの弁当、キャラ弁当らしいよー傑作」アハハハ

女3「どうせ女子受けを狙ってるんでしょ。誰も根暗の弁当に興味ないって」クスクス

女(キャ、キャラ弁…)

DQN「あれー? 男くん食べないのー?」クスクス

男「……ちっ」

DQN「あ? おいお前、今舌打ちしたよな」

男「え…し、しししてないです。してないです。ほ、ほほほほんとに」ボソボソ

DQN「聞こえねえんだよ、おい!」バンッ

男「あ…」

DQN「わりぃー机蹴っ飛ばしたわ」ガハハハハハハ

男(…机を蹴っ飛ばされた衝撃で俺の弁当が…)グチャー

DQN「あーごめんなー男ークスクス。力加減ができなかったわ」ハハハハ

男「……」

DQN「あれ、泣いちゃってる? まあ大事なキャラ弁が無残な姿になったしなあ」ガハハハハ

男(殺す殺す殺す殺す殺すぞクズ。その顔面凶器をぶん殴るぞ)ハァーハァー

女「あ、あの」

DQN「あん?」

女2「え、女?」

女「ちょ、ちょっとやり過ぎじゃないのかなーって」アハハ

男(女…美人で誰とでも分け隔てなく接するクラスの人気者…)

男(さしずめ自分の株を上げに来たんだろ。俺を利用して。さすがビッチ)

モブ「確かにちょっと行き過ぎてるよな」ボソボソ

モブ2「ほんと。常識を知らないのかなDQNは」ボソボソ

モブ3「てか、女ちゃんの勇気に憧れるんですけどー」ボソボソ

ザワザワザワザワ

DQN「んっ…ま、まあ女ちゃんが言うなら…今回だけは許してやるよ男」

男「……」

女「ほんと? ありがと」ニコッ

DQN「お、おう///」

貴様、なぜ俺の日常を知っているッッッ!!(涙目)

男(ちっ結局俺は女の評判上げに利用されたのかよ。DQNまで篭絡しやがって)

女「男くん、大丈夫?」ニコリッ

女(あー、だる。まあこれで私の印象はさらに良くなったはず)

男「う、うん…」

男(仮面被りやがってビッチ…どうせ内心俺のことを軽蔑してるんだろ)

女「お弁当…よかったら私のをあげようか?」

男「え、い、いや…その、べ、別にいいよ…」

女「そう? でも男くん、お弁当まだ一口も食べてなかったよね。大丈夫なの?」

男「う、うん。ほんとに…要らないから…」

男(こいつどんだけ俺のプライドを傷つけるの? お前の行為は自己満足なの。早く消えろよ)

女3「ねぇ男くん。せっかく女があんたのためにお弁当を分けてあげるのに恩を仇で返すつもり?」

男「い、いや…そんなつもりは…」

オトコサイテダナ オンナチャンカワイソー ダカラトモダチデキネエンダヨ

男(くそっ…なんで白眼視を向けられるんだよ…糾弾されるのはDQNだろうが無能ども)

女「女3ちゃん、別にいいよ。男くんが要らないって言ってるんだし」

女3「ま、まあ…女がそういうなら…」

女2「うわー女ちゃんかわいそー」

ザワザワザワザワ

男(針のむしろだ…教室出るか)テクテク

女3「どこいくのあいつ。てか、感じ悪すぎ」

女「まあまあ」アハハ

女(…本当に感じ悪い奴。だから友達いないのよ)

屋上

男(運よく屋上が開放されてたか。ついてるな)

男(あー、それにしてもつまんねえ世の中だ)

男(ちょっと寝るか…)

ガチャッ

男「……」zzz

女(あ、いた…)

男「……ん」

女「起きた? 男くん」

男「お、女…なんでここに…?」

女「や、屋上行ってみたら男くんが偶然いて…びっくりしちゃった!」アハハ

男「ふ、ふーん」

男(うぜえ…)

女「……」

男「……」

女(気まずっ。なんか喋れよ根暗)

男(なんでこいつ俺の傍にいるの? いねや)

女「えっと…い、良い天気だね」アハハ

男「う、うん…」

女「…あ、鳥! なんの鳥かな?」

男「なんだろうね…うへっ」

男(あ、つい愛想笑いが出た。てか、いつまでいるんだよ)

女(なに…さっきの薄気味悪い笑い…きも)

男「ゴホンッ じゃあ俺、そろそろ戻るから…」テクテク

女(…あ、行っちゃった。…なんか男を見てると昔の友人を思い出すな…)

放課後

男(あれから雌豚から罵倒されるし、DQNからは嘲弄されるし…)

男(…それであの女が…)

女2「女ー。一緒に帰ろー」

女「え、いいよ」ニコッ

女(めんどくさ…早く教室から出ればよかった…。てか、くっつくな香水臭い)ウエッ

女「あ、そういや女3ちゃんは?」

女2「知らなーい。あんな奴どうでもいいし、早く帰ろ!」

女「う、うん…」

男(ふっ、結局、女は雌豚の仲間か。まあ元々ビッチだしな)テクテク

女(あ、男…相変わらず陰気臭い奴)

女「……あーごめん、女2ちゃん! 私、急用を思い出しちゃった!」

女2「えっ…」

女「本当にごめんね…」

女2「あ…きゅ、急用なら仕方ないね…」ハハッ

女「ありがと。今度、なにか奢ってあげる」ニコッ

女2「う、うん//」 

女(ちょろすぎ…優しくされたらすぐに股開くなあいつ)

女(そんなことより男を……いた!)

男(はぁ…もう学校行きたくないな…)

女「男くーん!」

男「ん?……って女…?」

女「はぁはぁ…よかったら一緒に帰ろ」

男「…は?」

男(なんだこいつ…あの雌豚と一緒に帰るんじゃなかったのかよ…女3を無視してさ)

女「…だめ?」

男「い、いや、別に…いいけど…」

男(特に断る理由がない…)

女「ありがと」ニコッ

男「……」

女「大分暑くなってきたね」

男「…うん」

女「男くんは夏か冬、どっちが好きかな」

男「冬。夏は裸になっても暑いけど、冬は厚着をすれば耐えられる」

女「ふーん…」

女(ドラ○もん思い出した…)

男(…なんでこの女は俺に関わってくるんだ? やっぱり株上げか? でも今は周りに知人がいないし)

男(いや、あの時は逆上してたから悲観的に捉えたけど、いざ冷静になるともしかしてこいつ…)

男(いやいや、そんな訳ないない。なに考えてんだ俺)

DQN「あ、男くんじゃないですかー」

男「!?」

女(え…)

DQN「あれ? それと女ちゃん? え、どうしちゃったの、男なんかと一緒にいてさー」ガハハハ

女「…D、DQNくんは今帰りなの…?」

DQN「んー、そうだけどお。てか、女ちゃん無理してるよねー」

女「…は?」

DQN「えー、だって女ちゃん同情してるんでしょ? そのクズに」

男「……」

DQN「こいつ最悪だよねー。教室で女ちゃんの好意を踏み躙ってさあ」ドコッ

男「がはっ…」

女(お、男…)

DQN「おら、なんか言えよゴミ」グリグリ

男「ぐっ…」

男(痛い痛い痛い痛い! なんだよ! なんで俺がこんな目に…!)

DQN「女ちゃんに優しくされて自惚れてたんだろ? 友達いないくせによお」バキッ

男「ぶっ!」

男(顔面蹴るとか正気の沙汰じゃねえよ…あ、鼻血出てきた…)ポタッポタッ

女(男…私はなにをすれば…)ブルブル

DQN「ねぇ女ちゃん。なんでこいつのことを気にかけてたの?」

女「…え?」

DQN「俺知ってるよ。女ちゃん、わざわざ男がいる屋上まで行ったんだよね」

女「あ、あれは偶然で…」

DQN「え、そうなの!? やっぱそうだよね!」

DQN「女ちゃんがこんな根暗の相手をする訳ないよね!」

女「う、うん……」

男(あぁ。この光景…。あの時と…同じだ…)

二年前[回想]

DQN「おい、立てよクズ野朗」ドカッ

男2「うぅ…」

DQN2「泣き顔きめえんだよ!」バキッ

男2「ゲホッゲホッ…お、男…」

男「……」

DQN「なあ男。お前、男2のこと同情で優しく接してたんだろ?」

男「え…う、うん…」

DQN2「なに当たり前のこと聞いてんだよDQN」ハハハハハ

DQN「だよな! 本心でこんな根暗と絡むとかガイジしかいねえよな!」バキッ

男「……うん」

男2「お、男ぉ…」ウッエグッエグッ

男(ごめん…ごめん…ごめん……)

[回想完]

男(あれから人間と関わるのが怖くなって…一人で居続けることを決めたんだ)

男(だけど日に日に卑屈になって…人間不信になってきて…)

男(それで…殻の中に閉じ篭るようになったんだ…)

男(これが因果応報なんだな。傷つけられて当然じゃないか…)ハァハァ

DQN「じゃあ女ちゃんさあ、証明してよ!」ニコニコ

女「証明…?」

DQN「これ」スッ

女「…ライター? これでなにを…」

DQN「ん? 燃やすんだよ! 男の髪を!」

女「え…冗談だよね」アハハ

DQN「冗談じゃないけどー」

女「い、いや、下手したら男が死んじゃう、かも…」

DQN「は? 男? 呼び捨てで呼び合う仲なの? え、女ちゃんどういうこと?」

女「え、えーと、それは…その…」

DQN「ちっ、言い訳は要らねえよ。お前らできてんだろ?」ドゴォッ

女「うぅ…」ドサッ

男「女!」

DQN「いやーいいねぇー。ゾクゾクしてきたよ…一回美少女を犯したかったんだよなあ」

DQN「ねぇ男くーん。こいつって処女なのー? もしかしてもうやった?」

男「し、知らねえよ…」

DQN「あ、そう。まあ、どっちでもいいけどぉ!」ビリリリリッ

DQN「ほぉ。JKってこんなに胸がでかいんだなあ。おっとやべっ俺の息子が」

男(な、ななななにやってんだあいつ!? レ、レイプする気なのか!?)

男(こ、腰が抜けて…体が…)

DQN「さーて女ちゃん。スカートを脱がしますねえー」

女「や、やめて」ジタバタ

DQN「おうおう。暴れてもお前の力じゃ無理だから」ガハハハ

DQN「腰抜けの男くんはそこで見物してるといいぞー」

男「や、やめろ…」

男(なんなんだよこれ…なんで無関係な女がこんな目に遭ってんだよ…)

男(俺が酷い目に遭っても仕方ない…だって報いだから…)

男(でも女が傷つくのは……不条理すぎる!)

DQN「さて、スカートも脱がしたし、後はパンティ…いてっ」ドサッ

DQN「んだこれ? 鞄? …男?」

男「お、おおお女から離れろ! こ、この顔面凶器!」

DQN「…あ? てめぇ今なんつったぁ!?」

男(やばいやばいやばい! DQNが闘牛の如く突っ込んでくる! てか沸点ひくっ)

DQN「死ねや!」バキッ

男「ぐっ…いてぇ……お、女! 俺が囮になるから早くここから逃げろ!」

女「なっ……ね、根暗が私に指図すんな! バカ!」タッタッタッタ

男(え…本当に逃げやがった…)

DQN(てか、女ちゃんってあんな性格だっけ…?)

男「おい顔面凶器。なに陳腐な脳みそ使って考え事してんだよ!」ゲシッ

DQN「いってぇなあ……てめえ殺す!」バキッバキッドゴォッ

男「う……」

DQN「たくっ雑魚のくせにかっこつけやがって」

DQN「あー気分わりぃなあ」カチッ

DQN「なぁ男。お詫びにその髪燃やしてやるよ。顔まで燃えちゃったらごめんねぇ」

男(……あぁ、体中が痛い…まあ女が無事で終えたし、もういいかな…)

「おい! なにしてる!」

DQN「あ? ……警察!? ちっ」ダッダッダッダ

男(……あれ、俺…助かったのか? あー意識が…)

病院

男(ここは…? 病院?)

男(俺の傍にいるのは…お袋…じゃない)

女「男!」

男「女…」

女「よかったぁ…意識が元に戻って…」

男「……DQNは? てか、お前本当に逃げるとはな…薄情者が」

女「は!? 警察を呼びにいったのよ! DQNは…行方を晦ませて分からないの…」

男「そうか」

女「でも本当に良かった…男が無事で…」

男「おい…なに泣いてんだよ」

女「だって私怖くて! ……なにもできなくて…」

男「あんまり自分を責めるなよ。それにあの時のお前の気持ち、よく分かる」

女「…え?」

男「いや、昔似たようなことがあってな。その時、俺はなにもできなかったんだ」

男「慄然として…自分の身を守るために大事な友達を見捨てたんだよ」

女「そうだったんだ…」

男「で、一つ聞きたいんだけど」

女「え、なに?」

男「どうして女は…俺なんかに気をかけたんだ?」

女「それは…。…実は昔、陰湿ないじめがあってね…」

男「いじめ?」

女「うん。で、その時私は男と同じように見捨てたんだ…大事な友人を」

男「辛かったんだろうな…」

女「うん、とても

男「で、そのいじめが俺となんの関係が?」

女「えーと…その見捨てた友人が男に似てたから…」

男「…は? 俺に?」

女「うん…。はじめは私、男のことなんて眼中にもなかったの」

男「あーそうですか…」

女「でも男が教室でDQNに攻撃された時、昔の友人を投影したんだと思う」

女「まあ、ぶっちゃけあの時は自分の株を上げるために助けたんだけどね!」

男「…クズの鑑」

女「うるさい! でも屋上で男と接して確信したよ。そういや、あの子もよくキャラ弁持ってきてたなあ」

男「キャラ弁は偶然だ。まあお前の話を聞くに、俺が昔の友人に似てたから気をかけたんだな」

男「でもそう考えると…もし俺がその友人と似つかなかったら、今俺はこうしてお前と…」

女「ん? そうだね。でも人間の繋がりってそんなもんだと思うよ」

男「…ふーん」 

男いきなり饒舌になったな

女「じゃあ私、そろそろ帰るね」

男「…え、DQNが狙ってる可能性もあるだろ…」

女「大丈夫! 親の車で帰るし」

男「それなら…まあ」

女「ふふ」クスッ

男「なんだよ」

女「今日はありがと。学校でもよろしくね、男」ニコッ

男「……おう///」

END

終わりです。読んでくれた方はいたのか定かではありませんが、ありがとうございました。 

>>23
吹っ切れたんですよ(ご都合主義)

>>5 です。

このSSをみて、生きる勇気がもてました。

おつ
DQNの行方が気になるな

終わり?いくらなんでも中途半端すぎるだろ

そろそろ続きを書く作業に戻ろうか。

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