初美「はい?」
霞「だから、コウノトリさんを探しに行きましょう」
初美「…なぜ?」
霞「子供って、可愛いじゃない?」
初美「はあ、そうですね?」
霞「私も子供欲しくなってしまって」
初美「………………」
初美「それで何故コウノトリ?」
霞「あら?初美ちゃん知らないのかしら?コウノトリさんが赤ちゃんを運んできてくれるのよ?」
初美(……こいつッ、正気か?)
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霞「初美ちゃんったら、子供ねー」
初美(あんたに言われたくはねーですよ!見た目はおいておいて!)
初美「わ、わーソウナンデスカーシラナカッタナー」
霞「まったく、無知な初美ちゃんの為に教えてあげるわ」
霞「好きな人同士がキスをすると女性のお腹が膨らむの。それを目印にコウノトリさんが赤ちゃんを運んできてくれるのよ」エッヘン
初美「ヘー、カスミチャンハモノシリデスヨー」
初美「…待ってください。それで何故コウノトリに会いに行くという結論に?」
霞「だって運んで来るのに9ヶ月近くかかるでしょ?待つのは嫌」
霞「それなら自分から会いに行って貰ってくればいいじゃない」
初美「お、おう…もうどこからツッコんでいいか…」
霞「さて、行くわよ」ズルズルズル
初美「なんで私までーーー!」ズルズルズル
霞「コウノっトリ~♪コウノっトリ~♪」テクテクテク
初美「はぁ、もうなんでもいいですよ」
初美「ところで、行くあてはあるんですか?」
初美(そもそも野生のコウノトリは絶滅していたような?)
霞「行く宛て?ないわよ?」
初美「……」ドヨーン
霞「そんな顔しないの。大丈夫よ、頭を使いなさい」
霞「コウノトリさんは、キスをしてお腹が膨らんだ女性を目印に来るでしょ?」
初美「…もうそれでいいです」
霞「つまり、コウノトリさんはキスをしたかどうか確認に来ているということよ!」エッヘン
初美「ソウデスネー」
霞「だからラブラブな人達を探しましょう」
初美「…ソウデスネー」
霞「初美ちゃんの知り合いにラブラブカップルはいないの?」
初美「私ですか?う~ん…一ちゃんの恋が進展していれば、あるいは…」
霞「決まりね、行きましょう」
初美「うぇぇ!?今からですか!?」
霞「当然よ!レッツゴー!」ガシッ
初美「私は置いて行ってくださいーー!」ズルズルズル
~龍門渕~
霞「着いたわ!」
初美「鹿児島から長野…疲れました」
霞「さっさと行くわよ、初美ちゃん」
初美「ちょっとは休ませてください~」
霞「こんにちはー」ピンポーン
ハギヨシ「これはこれは、石戸様、薄墨様」シュタッ
霞「ご機嫌ようハギヨシさん」
初美「相変わらずのスーパー執事ですね」
ハギヨシ「いえいえ、まだまだ若輩者です」
ハギヨシ「ところで、今日はどのようなご用件で?」
初美「えーっと…そのー……」
霞「一ちゃんいます?」
ハギヨシ「はい、お屋敷の中に。どうぞ、お上がりください」
霞「お邪魔しまーす」
初美「ですよー」
一「石戸さん、初美ちゃん、いらっしゃい…って、僕が言うのはおかしいかな」
透華「そんなことないですわ。一は私の家族同然ですから」
一「透華…//」
霞「お久しぶりね」
初美「やっほー」
一「僕に用ってなにかな?この前一緒に考えた新しい巫女服のこと?」
初美「出来たんですか!」
一「うん♪とびっきりなのが」
初美「うわー!早く試着したいですよー!」
霞「こらっ、今日の用事は違うでしょ」
初美「うぅぅ」
一「違った?」
霞「ええ。それより百倍大切な用事よ」
初美(百億倍くだらない用事の間違いですよー…)
一「ええ!?こ、心して聞くよ」ゴクッ
初美「いえ、本当にくだらないことなので…」
霞「一ちゃん、あなた…誰とキスしたいの?」ズイッ
一「っ///!!!?」
透華「い、いきなり何を聞いてますの//!?」
霞「初美ちゃんから聞いたのよ、一ちゃんならすぐにキスするって」
初美「いや、そんなことは言ってないですよ」
霞「ねえ?どうなの?」
一「ど、どうなのって//別に今すぐにキスなんてしないよ//!」
霞「じゃあ予定はないの?誰か候補とか」
一「こ、候補なんて…」チラッ
透華(は、一が…キス!?そ、そんな…いったい誰と…?)
一「い、いないよ//」カアア
透華「」ホッ
霞「あらあら、そうなの。違ったじゃない、初美ちゃん」
初美「え?ああ、はい。ごめんなさい?」
霞「罰として一ちゃんとキスしなさい」
透華初美一「「「!!?」」」
透華「な、何を言ってますの//!?」
初美「ど、どうしてそういう結論に至るんですか!!?」
霞「初美ちゃんが嘘をつくから悪いのよ、さあ!」
一「そ、そんな、僕、キスなんて…」
霞「さあ!」ガシッ
初美「や、やめてください~!」ジタバタ
霞「初美ちゃんは一ちゃん好きでしょ?」
初美「は、はい。でもだからってキスをする関係の方向では…っ!」
霞「ならいいわね。いくわよ」
初美一「「いやああああああ!」」
透華「お待ちなさい!」
霞「透華ちゃん?何?」
透華「は、一がキスなんて許しませんせんわ!」
一「透華…」
霞「……」
透華「……」キッ
霞「…はぁ、透華ちゃんがそこまで言うなら仕方ないわね。他を当たりましょうか」
初美「た、助かったですよ…」ホッ
霞「さあ!次の冒険へ出発ー!」
初美「自分で歩きますからーー!」ズルズルズル
一「と、透華…その…ありがとう」
透華「は、一は私のメイドなのですから!困っているのを助けるのは当然ですわ!」
一「う、うん…」シュン
透華「そ、それに…」
一「うん?」
透華「…一がキスなんて、嫌ですもの//」カアア
一「透華…//」カアア
透華「も、もうこの話はこれでおしまいですわ//!」
一「透華…ありがと//」チュッ
透華「な、なあああああ//!!?」バターン
一「と、透華ーー!!」
霞「さて、次はどこに行こうかしら?」
初美「もう帰りたいです…」
霞「初美ちゃん、次の候補は?」
初美「言ってもデメリットしかないので教えません」プイッ
霞「……初美ちゃん、帰りの交通費あるのかしら?」
初美「うっ…」
霞「私が 無 理 や り、連れ出して着てしまったからねー。あらあら~」
初美「そ、そんなことないですよー!私も旅行したいなーって思ってましたからー」
霞「そう?なら次の候補は?」
初美「…私が二回戦で戦った清澄高校のピンク髪の人が、対局中キスしたいだのなんだの言ってました」
霞「清澄?近いじゃない!すぐに行きましょう!」
初美「……はぁ」
~清澄~
霞「たのもー!」バンッ
咲「ひっ」ビクゥ
和「な、何者ですか!?」
初美「お、お邪魔しまーす」
霞「さて…あのピンク髪の子よね?」
初美「は、はい」
咲「あっ、永水の…」
霞「あら、覚えててくれたの?嬉しいわ」
和「ああ、あのSOA仮面さん」
初美「薄墨初美です!」
咲「突然どうしたんですか?」
和「永水の人が来るなんて、咲さん聞いていました?」
咲「う~ん、聞いてないよ」
霞「当然ね」
初美「なんの連絡もなく来て申し訳ないのですよー…」
和「えっと…それではどのようなご用件で?」
霞「そこのピンクのおっぱい!」ビシッ
和「わ、私のこと!?」
初美咲((お前の方がおっぱいだよ…))
霞「キスしなさい」
和「……は?」
咲「えええええ//!?」
和「い、いきなり何を言い出すんですか!?」
霞「コウノトリさんが見たいのよ、早く」
初美「それじゃあ意味わかんないですよ。えっと、そのー…原村さんは誰かキスしたい相手とかいますか?」
和「私がき、キスですか//!?」チラッ
咲「?」
和「そ、そんな相手いません!」
初美「」ソローリソローリ
霞「…どこに行くの?初美ちゃん?」
初美「!!!」ビクゥ
霞「また違ったわね?」
初美「ただの目安として言っただけで責任は持てませんよ!」
霞「あらあら、もう高校三年生なんだから、責任は持てるようになった方がいいわ」
初美「ひえええええ!」ガクガクブルブル
霞「諦めなさい」ガシッ
和「い、いったい何を?」
霞「簡単なことよ、キスする気が無いなら、物理で突破するまでよ」
初美「は、原村さん!逃げてください!この人私とあなたをキスさせる気です!」
和「え、えええええ!?」
咲「の、和ちゃんがキス//!?」
和「そんな、ふざけないでください!私は…っ!」
霞「抵抗は無駄よ」ガシッ
和「う、なんて力…」ジタバタ
咲「ま、まさかキスの場面を目撃することになるなんて///」ドキドキ
霞「観念しなさい」ギリギリギリ
和「いやあああああ!咲さーーん!」
初美(こ、このままでは本当にキスすることに…そうだっ!)
初美「霞ちゃん!私と原村さんがキスをしても無駄ですよ!」
霞「なんですって?」ピタッ
初美「霞ちゃん言ってたじゃないですか!好きな人同士がキスするとお腹が膨らむって!」
霞「!」
初美「私、二回戦で対局しただけで別に原村さんのことよく知りません!そうですよね!原村さん!」
和「え、ええ!特に好意はないです!」
初美「だからキスしても何も起きないですよー!」
霞「…本当に?」
和初美「「本当です!」」
霞「そう…なら諦めるしかないわね」ハナシ
和初美「「」」ホッ
咲(あーあ、キス見れなかったな…)ハァ
霞「仕方ないわ、それじゃあもうここに用はないわね」
霞「次に行きましょう、初美ちゃん」
初美「はいはい、抵抗しても無駄なのはわかってますよ」
霞「それじゃあねー」
初美「本当にお邪魔しました」
和「…なんだったんですかね?」
咲「嵐のような人だったね」
咲(でもちょっとキスは見て見たかったかもなー…)
和「…咲さん?」
咲「ひゃ、ひゃい!」ビクゥ
和「どうしてさっきは助けてくれなかったんですか?」ジトー
咲「え、ええ//!?助けるべきだった?」
和「私嫌がってたじゃないですか!」
咲「だ、だって…」
和「なんです?」
咲「そ、その…私、キス、したことないし//」
和「…」
咲「ちょっと、興味あったから//」カアアアアア
和「…そ、そういうことなら!私、協力します!」
和「咲さん!私とキスしましょう//!」
咲「えええ//!?」
和「興味があるのなら実際にやってみたほうが早いです!」
咲「和ちゃん、嫌じゃない?」
和「これっっぽっちもっっ!!」
咲「そ、そう?それじゃあ…えい//!」チュッ
和「」バターン
咲「の、和ちゃん!?」
和(わが生涯に一片の悔いなし…)
咲「和ちゃーーーん!!」
霞「さて、次はだれの所に行きましょうか」フンフム
初美「霞ちゃんの知り合いにはラブラブカップルはいないんですか?」
霞「私?そうね…」
霞(健夜ちゃんは万年喪女…はやりちゃんも彼氏いない歴年齢…熊倉さんはよく分からないし…)
霞「あっ!そういえば片思いの人がいたわ」ポンッ
初美「おお!その人を両想いにさせればいいんですよ!」
霞「よし!そうと決まれば大阪にレッツゴーよ!」
初美「おー!…お、大阪!?」
霞「いいじゃない、帰り道よ?」
初美「そういう問題じゃねーですよーーー!」
~姫松高校~
霞「着いたわ!」
初美「ここは…姫松高校ですか」
霞「そうよ!コウノトリさん!ここがあなたの墓場になるわ!」オーッホッホッホ
初美「わけわかんない叫び声をあげるのはやめてください」
初美「でもいつの間に末原さんと仲良くなっていたんですか?」
霞「末原ちゃん?今日会いに来た子は違うわよ?」
初美「違うんですか?では誰に…?」
霞「話しは後よ、初美ちゃんはそっちの扉から入って。私はこっちで待つから」
初美「へ?何故です?一緒に行きましょうよ」
霞「駄目よ。今度のターゲットはたぶん、私が訪ねてきたって知ったら…逃げるわ」
初美「ええ!?」
霞「いいからいいから」グイグイ
初美「も、もう…仕方ないですね」
初美「すみませーん」コンコンコン
末原「はーい」ガチャッ
初美「こ、こんにちわー」
末原「あんた、永水の!?いったい何をしに?」
初美「えーっと…うちの霞ちゃんがここの麻雀部の誰かに用事があるらしくて…」
末原「代行ー!永水の人がうちに訪ねてきましたよー!」
赤阪「……永水のって…だ、誰や?」ダラダラダラ
末原「えっと、薄墨さんと…石戸さんも?」
初美「来てますよー」
赤阪「」ダッ
赤阪(な、何でかすみんがここに!?と、とにかく逃げなっ!)ガチャ
霞「やっほー」
赤阪「いやああああああああ!」ダッ
霞「あらあら、そんなに急いで駆けつけてくれるなんて嬉しいわ」ガシッ
赤阪「は、ははははは…ひ、久しぶりやからテンション上がってしまってな」カタカタカタ
末原(あのいつも飄々としてる代行が怯えてる…珍しい光景や)
赤阪「きょ、今日はどうしたんや?わざわざ大阪何て遠いところまで」
霞「簡単なことよ。いくのん、恋の進展は?」ボソッ
赤阪「な、なあああああ//!?」カアアア
末原「?」
霞「何だ残念、その様子ではまだまだのようね」
末原「あの、石戸さんは代行とお知り合いなんですか?」
初美「私もそこは気になったですよー」
霞「ええ、昔ね。あの頃のいくのんちゃんは可愛らしかったなー」
赤阪「あの頃のかすみんは今より三割増しで鬼畜やった…」ボソッ
霞「…」ジー
赤阪「あ、あの頃のかすみんは可愛かったなー!」
霞「今だって可愛いわよ」グリグリグリ
赤阪「ぎゃあああああ!褒めたのにーー!」
初美「あ、あははは…仲良しですねー」
末原「…せやね」
末原(そうか、代行にもそんな一面が…べ、別に気にならないけど)
霞「まあ今のいくのんちゃんも可愛いけどー♪」スリスリ
赤阪「ううぅ//」
末原「……」
霞「ほーら高い高ーい♪」
赤阪「や、やめてー!」
末原「…あの、代行。そろそろ練習に…」
赤阪「うるさい!今話しかけんといて!」
末原「」ガーン
赤阪(流石にかすみんを相手にしながら他のことに構う余裕はないで…)
末原(…ふ~ん、いつも末原ちゃん末原ちゃん言ってくるわりに旧友が来たらそっちばかり気にかけるんか…別に気にしてないけどっ!)フン
初美「それで?監督さんはキスするんですか?」
霞「う~ん、駄目みたいね」
初美「そうですか、残念でしたね」
霞「……私とキスしてみる?」
初美末原赤阪「「「…はい?」」」
霞「そうよ!私といくのんちゃんがキスすればいいんだわ!」ポンッ
末原赤阪「「ええええええええ!?」」
赤阪「なんでそうなるんや!」
霞「だって私、いくのんちゃん好きだし」
末原「」ビキッ
霞「いくのんちゃんだって私のこと好きでしょ?」
赤阪「せ、せやけど…だからってキスしたいって関係じゃ…」
末原「あの、代行」
赤阪「今かすみんと話してるんや!末原ちゃんは黙ってて!」
末原「」ガーン
霞「まあまあ、優しくするから」ガシッ
赤阪「そ、そういう問題やない!」ジタバタ
末原「…あんまり部室でいちゃいちゃしないで貰えます?」イライライラ
霞「いくのんちゃんはキスしたことあるの?」
赤阪「な、ないけど…」
霞「あらあら、ますますキスしたくなったわ」グイッ
赤阪「いやああああああ!」
末原「………監督のばか」ボソッ
赤阪「」ドンッ
霞「…え?」
赤阪「かすみん…帰って貰える?」ゴゴゴゴゴ
霞(う、嘘…いくのんちゃん、マジギレ!?)
霞「あ、あの…」
赤阪「帰って!」
霞「ご、ごめんなさい!失礼しまーす」ビューン
初美「あ、お、お邪魔しましたー」タッタッタッタ
末原「…別にキスぐらい好きにしたらいいじゃないですか」プイッ
赤阪「そんな怒らんでな~、ちゃんと拒否したや~ん」
末原「私には関係ないです」
赤阪「…あー、末原ちゃんのそういう態度、うち傷つくわ~」
末原「……」
赤阪「どないしよ~?誰かの温もりを求めてキスでも…」
末原「いい加減にしてください!」バンッ
赤阪「ひっ」ビクッ
末原「…し、仕方ないですね//監督がそんな調子ではチームが困ります//」ズイッ
赤阪「す、末原ちゃん//!?」
末原「…」チュッ
赤阪「」バターン
末原「か、監督!?」
初美「また駄目でしたね。もう諦めましょうよ」
霞「……」
初美「霞ちゃん」
霞「…さっきので気付いたわ、灯台下暗しってやつね」
初美「?」
霞「別に他人のキスをあてにする必要なんてなかったのよ。私がキスすれば手っ取り早いわ」
初美「えええ!?そんなこと!?」
初美「てゆうか霞ちゃん、キスする相手なんているんですか?」
霞「いるじゃない、ここに」
初美「………わ、私ぃ!!?」
霞「そうよ、私、初美ちゃん好きだし」
初美「ぬえええええ//!?」
霞「初美ちゃんも私のこと好きだし?」
初美「それはそうですけど…それは家族としての好きって意味で」
霞「なるほど、結婚したいと」
初美「そっちじゃないですよーーー!」
霞「問答無用!えいっ!」ムチュウウウウウ
初美「……っ!…っっ!」ジタバタジタバタ
初美「…ぶはっ!………もう、お嫁にいけないですよ…」ガクッ
霞「ふう、あとは来るのを待つだけね」
初美「うぅ、こんなことなら初めから正しい性の知識を与えておけば…」
コウノトリ「」バッサバッサ
霞「来たわ!」
初美「…え、えええええ!?」
コウノトリ「………」
霞「さあ、判定は…?」ドキドキ
初美「い、いや、まさか…たまたま偶然…」
コウノトリ「不合格ー!残念!」
霞「くっ!駄目か」
初美「喋ったーー!?」
コウノトリ「そっちの小さい子は合格だが、お姉さんの方の愛情はちょっとベクトルが違うね」
霞「?」
初美「な//なに言ってやがるですよーー//!!」
霞「まあいいわ、あなたに頼みがあるの」
コウノトリ「なんです?」
霞「私に赤ちゃんをください!」
コウノトリ「無理」
霞「なぜです!?」ガーン
初美「もう何が何だか…」
コウノトリ「私達はきちんと愛し合ってるカップルのもとに赤ちゃんを届けるんです。あの人達を見習ってください」
和「この赤ちゃん、咲さんにとっても似ていて可愛いです!」キャッキャ
咲「この髪の色何て和ちゃんそっくりだねー」キャッキャ
和「それを言うならこのホーンも…」
霞「あらあら、あの二人、そんな関係だったのね」
初美「…は?」
コウノトリ「他にもあの人たち」
透華「一!見てくださいまし!この子のウネウネ!」
一「うわー!もうウネウネしてる、可愛いなー!」
一「これは僕も子供服作り頑張らないと!」
霞「あらあら、うふふ」
初美「一ちゃんの恋、成就したんですね。よかったよかった…じゃないですよ!何故もう子供が!!?」
コウノトリ「私が運んできたからですが?」
初美「」(絶句)
赤阪「末原ちゃん見てや~うちらの子供やで~♪」
末原「はいはい、嬉しいのはもう分かりましたから」
赤阪「末原ちゃんみたいに小っちゃくて可愛えな~♪」
末原「私はそこまで小っちゃくてないですよ!」
赤阪「…もしかして末原ちゃん、うちが赤ちゃんばかりかまってるから嫉妬してる?」ニヤニヤ
末原「う、うるさい//!」
コウノトリ「あのような人達の所へ運んでくるんです。分かりましたか?」
霞「そう…そういうことなら仕方ないわね。諦めましょうか初美ちゃん?」
初美「……」
霞「初美ちゃん?」
初美「なんもかんも、なにこれもーーーー!!」
霞「あの…俺さん」
俺「はい?」
霞「わ、私…その…//」
俺「どうしました?」
霞「その…//赤ちゃん、欲しいです//」
俺「……」
霞「だ、駄目ですか?」シュン
俺「…まったく、可愛らしい人だ」チュッ
霞「俺さん…//」
コウノトリ「」バッサバッサ
赤ちゃん「おぎゃー!おぎゃー!」
カン!
と、いうわけで、もうすぐとっても可愛いあの人の誕生日ですね
みなさん、祝ってあげてください
乙
乙 はっちゃん…
あっれ目が悪くなったかな最後のレスだけ見えないわー
すごいなんかあれー
霞ちゃんははっちゃんに7歳の頃からベタ惚れのレズ
俺なんて猿は眼中にないよww
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