新一「じゃあ、博士。行ってくるよ」
博士「気をつけるんじゃぞ」
新一「ああ、わかってる。それじゃ」
新一「ふう、なんとか着いたか。とりあえず場所の確認っと。」
夜、電気屋近く
灰原「わたしの部屋の電球の予備を切らすなんて...しかも、博士眠ちゃったから、私が買いに行くハメになるし。ま、いいけど。」
灰原「えーっと、あそこの電球はたしか、あの店よね」
電気屋近くの道
ジン「ウォッカ、今日はお前に風俗の楽しさを教えてやる」
ウォッカ「流石、兄貴だぜ...どこまでもついて行きやす」
ジン「ん?あの女、」
ウォッカ「どうしたんですかい、兄貴」
ジン「シェリーに似ている...」
ウォッカ(まーた、兄貴のシェリー病が始まった)「気のせいじゃないですかい?それより早く風俗行きましょう」
ジン「いや予定変更だ。あのガキがシェリーにしろ、シェリーじゃないにしろ拉致するぞ」
ウォッカ「え、シェリーと関係なくてもですかい?」
ジン「ああ。アイツに白衣着せて何らかの薬で幼児化したシェリーを無理矢理...といったプレイがやりたくなった」
ウォッカ「...。わかりやした。(俺の脱童貞が...)」
ジン「待ってろよ、シェリー・・・」ニヤリ
ウォッカ(兄貴はシェリーにフラれて以来、シェリーコンプレックスになってしまったからなぁ...。)
灰原(さて、買えたわね。さて、、!!この感じ...!)
ジン「おい、そこの小娘来てもらうぞ」ニヤニヤ
灰原「えっ...」(どうして、、彼らがここに!?)
灰原(とにかく逃げなき)
パシュ
灰原「えっ...」(撃たれ...)バサッ
ジン「なぜ、麻酔銃を使った、ウォッカ!恐怖してビビる顔が、また怯えたシェリーっぽくて良かったのに」
ウォッカ「すいません、兄貴。逃げられるかもと思っちまったもんで、つい...(いつものウッカリ取り逃がす展開がくるような気がしてつい・・)」
ジン「まあ、いい。この女を車に載せろ」
ウォッカ「へい。」
ジン「とりあえず、この女に合う白衣を買ったら、無人の建物に行くぞ。ウォッカ金だ、受け取れ。」
ウォッカ「兄貴、この金どうするんですかい?」
ジン「白衣を買ってこい。店の場所は知ってる。」
ウォッカ「えっ、兄貴が買いに行けば...」
ジン「俺は今忙しいんだ。」
ウォッカ(兄貴、子供用の白衣をレジに出すのが恥ずかしいのかよ...まるで中学生のToLOVEる買いたいけど恥ずかしくて買えない病を思い出すぜ...)
ウォッカ「わかりやした。」
ジン「頼んだぞ」
見てるよー
無人の建物
灰原「んっ...ここは...」
ジン「起きたか?シェリー」
灰原「ジン!!」
ジン「!!??なぜ、俺の名前を知っている!?」
灰原「えっ(なになに、どうなってんのよ!?)」
ジン「まさか、お前...本物のシェリーなのか?」
灰原(しまった!知らなかったのね...じゃあ、なぜ私を...)
ジン「こりゃあ、いいぜ!今夜の性欲は
シェリーにぶつけられるんだからよぉ!」
灰原「イヤッ...やめてっ」(助けて..誰か...!)
???「そこまでだ」
ジン「誰だ!」
灰原(この声...まさか)
新一「工藤新一、探偵さ。」
ジン「知らねぇな、そんな奴。だが、見られたからには消えてもら」
新一「おせぇよ。」バンッ
ジン「ウッ(野太い声)拳銃をこの距離で...当てるだn...」ドサッ
灰原「工藤くん、どうしてここがわかったのよ?それに巨大化までして...」
新一「買い物してたらお前が連れ去られるの見つけてな。薬は奴と戦う時、不測の事態に備えて飲んじまったんだ。結局いらなかったみたいだけどな」
灰原「なんでアポトキシン4869の解毒薬をあなたが持ってんのよ」
新一「前、博士んち行った時に勝手にくすねちまったんだ。」
灰原「アンタねぇ...元にm」
新一「ほんとすまねえ、灰原!一個しか取ってないし、今後こんなこと絶対しねえからさぁ」
灰原「はぁ。まあ、今回は特例中の特例として許してあげるけど、次やったら許さないんだから」
ギャグが狙いすぎて全部すべってる
やりなおし
新一「ありがとな、灰原!じゃそろそろここから、」
ウォッカ「兄貴ー!ローションと手錠と首輪買ってきやしたー...お、お前は..工藤新一!?殺したはずじゃ」
新一「チッ!ウォッカもいやがったか!」
ウォッカ「てめぇ、よくも兄貴を」バンバンバンバンバンバン
新一「相変わらず、狙うの下手くそだな..っ灰原!あぶねぇ!」
灰原「えっ!」
新一「うっ...」
灰原「工藤くん!」
新一「に、逃げるぞ、灰原!」ダキッ
灰原(お姫様だっこ...!?)ダッ
ウォッカ「逃がすかよ!」バンバンバンバンバンバン
ウォッカ「当たらねえ...クソクソクソ!」
ウォッカ「!兄貴!!大丈夫ですかい!?」
ジン「ウォッカ...工藤新一って誰だ...」
ウォッカ「兄貴と俺が取り引きがてら遊園地デートした時に毒殺した男ですよ!」
ジン「そんな...ことも...あったな...こんなことなら殺した奴のこと覚え...とくんだっ...t...」
ウォッカ「兄貴!兄貴!!兄貴が死んだら俺は...俺は...うわぁぁぁぁぁ!」
新一「ハァハァ...ここまでこればとりあえずは大丈夫だろ...」
灰原「そうね、もう降ろしていいわよ。それより怪我は大丈夫なの?」(ほんとはもう少し抱っこしてくれてもいいのだけど)
新一「そっちは大丈夫だ。なぁ、灰原、奴等にシェリーだってバレちまったのか?」
灰原「ジンにはバレたみたいだけど、あなたが撃ったおかげで死んだはずだから大丈夫のはずよ。」
新一「そうか、、良かった」
灰原「そういえば、なんで銃なんかもってたのよ」
新一「相手は黒の組織だし、もしもここでお前と奴等を取り逃がしてみろよ。もう二度とお前を助けるチャンスはなかったんだよ...だから念には念を入れてな。」
灰原「ふーん。そう。名探偵さんでも女の子1人助けるのに必死にならないといけないわけね。」
新一「必死で悪かったな」
灰原「でも、、その、、」
新一「ん?」
灰原「ありがと...」
新一「...おう。あのさ、助けた代わりにってわけじゃないんだけどさ...その...」
灰原「なに?アポトキシン4869ならあげないわよ?」
新一「いや、そうじゃなくてさ、その、2度と俺の前から消えないでくれ。」
灰原「あの子がいるのに、なーに、口説いてんのよ。これだからラブコメ探偵さんは困るわ」
新一「おい、俺は真面目に」
灰原「大丈夫よ。いなくなったりなんてしないわ。それに...前に言ってくれたじゃない...守ってくれるんでしょ?」
新一「ああ。もちろん」
博士んちの近く
灰原「とにかく、今日は助かったわ。またね、工藤くん。」
新一「ああ。じゃあな、灰原」
新一「とりあえずはこれで、大丈夫だよな...」
次の日
コナン「ふぁあ眠てぇ。昨日あんなけ起きてたから当たり前か。」
歩美「おはよー!コナン君!あれ、どうしたの?その右腕のケガ...」
コナン「昨日、帰り1人になった後、盛大に転んじゃってさー」
歩美「そうなんだ!気をつけなきゃダメだよ?」
コナン「うん!」
小学校
コナン「あーだりぃ。授業もだるいし、眠いし、まいったぜこりゃ。アイツも寝ちまってるし」
灰原「zzzz」
コナン「早く終わんねーかなぁ」
期待
帰り道
コナン「じゃあ、みんなばいばーい」
灰原「またね」
歩美・光彦・元太「また明日ー!」
コナン「お前が授業中に寝るなんて珍しいな。」
灰原「まるで他人事ね。あなただって眠そうにしてたじゃない。それと、その腕の怪我は大丈夫なの?」
コナン「まあな。ああ、大したことねーから問題ねーよ。」
灰原「なら、いいのだけど・・」
コナン「おめえがそんな心配すんなんて珍しーな。けどほんと大したことねーから大丈夫だよ。じゃあな、灰原」
灰原「ええ、また明日。」
コナン「ただいまー!」(たしか、蘭は今日テストだから帰りが早いはず)
コナン(蘭が倒れてる!?)「おい....ら..ん...RAAAAAAAAAANNN!!」
コナン「おい!しっかりしろ!蘭!蘭!!なんで、蘭が撃たれて...血が血が...止まらないんだよ...ぁぁぁぁぁ」ガチャ バタン
後から警察がきた。蘭の死亡推定時刻は俺が帰る直後だったようだ。おっちゃんはちょうど仕事でこの事務所にはいなかったらしい。
警察の聞き込み調査の結果、俺が帰る少し前に青年1人とスーツを着た男が1人この家に入っていくのを見たという情報が手に入った。
だが、それ以外に手がかりは見つからず、事件は迷宮入りになるような気がした。
蘭が死んだ。なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで死んだ?どうして死んだ?手がかりもない。わからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからない
それから俺は塞ぎこんでしまった。
蘭が死んで約1ヶ月後、毛利探偵事務所
ガチャ
灰原「おはよう、工藤くん。」
コナン「...。」
灰原「工藤くん。いつまでそうしてるの?」
コナン「...。」
灰原「いつまでそうやってカラに閉じこもってんのよ!この世に解けない謎なんて塵一つ無いんじゃなかったの!?」
コナン「もう探したんだよ...何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度もいろんな人に聞いてまわって、父さんや服部の奴にも来てもらって手がかりを探したんだよ...でも、見つからないんだよ、何も。」
灰原「まさか、組織!?」
コナン「いや、その可能性は低い。2人入った男のうち、片方はスーツだったらしいが、もう片方は普通の私服だったそうだ。それに奴等ならこんなわざわざ家に入らずに狙撃してるはずだし、俺やお前が未だに生きてることがおかしい。」
灰原「じゃあ、一体だれが...」
コナン「わからない。なんも取られてねーし、人間関係も蘭は良好だったしな。わからないんだよ...」
灰原「...。ねぇ、工藤くん。もしも、もしも、あの子を救う方法があるって言ったらどうする?」
コナン「本当か!?灰原!!」
灰原「えぇ、、ただ...この方法は...」
博士んち
灰原「ただいま、博士。」
博士「おかえり、哀君。それと、新一も。ずっと家から出ないから心配しておったわい。」
灰原「博士。博士が作ったアレ、工藤くんに使うわ。だから出して来て。」
博士「し、しかし、哀君。アレは成功したかどうかを知る術もわからんし、新一が死んでもおかしくないのじゃぞ?」
灰原「たしかにそうだけど、どう考えても成功するはずでしょ?」
博士「たしかにそうじゃが...」
コナン「なぁ、一体なにを、作ったんだよ」
博士「それはじゃのぉ...聞いておどろ」灰原「タイム・リープマシンよ。」
博士(ワシの決めゼリフが...)(´;ω;`)
コナン「タイム・リープマシン?そんなものできるわけねーだろ。漫画やアニメじゃねーんだから...」
灰原「ええ、私も半信半疑だったわ。理屈もわからないことが多い。そもそも博士が全自動光彦虐殺ss生産機を作ってる最中に偶然できた代物だし。」
博士「この歳になってくるとSSを書くのも大変でのぉ。」
コナン「ss作る機械がどうしてタイム・リープマシンになるんだよ」
博士「それはじゃのぉ、このss生産機、脳で想像したものをデータ化してパソコンに送り込めるという代物なのじゃぞい。」
コナン「脳のデータ化!?すげぇじゃねぇか。でも、どうやって過去に送るんだよ。」
灰原「それがわからないのよ。ただ、三日前パソコンに送った内容がその1ヶ月前のパソコンの履歴にあったのよ、データが。」
コナン「ソイツはすげえな。でも、どうやってそのデータを脳に持ってくんだよ」
灰原「それは送ったデータが送られた瞬間自動で開示されるようにして脳のデータは画面と音の刺激で人間の脳に直接作用するような情報に変換するのよ。そしてパソコンの画面の前にいる人間がいきなり届いたデータが勝手に画面の前に出てきて、脳にそのデータを送り込まれるってわけよ。」
コナン「そんなSF可能なのか?」
灰原「ええ、可能よ。アポトキシン4869だって十分SFだしね。」
コナン「そうか...でも、今日から1ヶ月前って蘭が死ぬ前日だろ?あの日、俺がこのパソコン触ったかなんて...」
博士「それはじゃな、しんい」灰原「触ってるわよ。あなた、ここでエッチなビデオ見てたでしょ。履歴に残ってたわ。」
コナン(消し忘れてたのかよ、あの時の俺…)
灰原「驚いたわ、あなたが白衣ものが好きだったなんて...エッチ。」
コナン「バーロー!勝手に人の履歴見るんじゃねーよ!あの日は博士んち来たのに誰も居なかったから、つい」
灰原「体は子供でも欲望は大人ってわけね。このエロガキが。」
博士「まあまあ、哀君。新一も男だし、高校生だし...」
灰原「まあ、いいわ、いつかの借りがあるし、このことはこれ以上聞かないであげる。」
コナン(ホッ)
灰原「それで、工藤くん。タイム・リープ、してみる?」
コナン「ああ。もちろん。でも、本当に変えられるのか?」
灰原「わからないわ。もしかしたらタイム・リープした瞬間、あなたが消えるかもしれないし、この世界がおかしくなるかもしれないし。それに、例え何も起きず、無事成功したとしてもあなたは何らかの理由で行動を変えたりすることはできないかもしれない。そして、何より一番恐ろしいのは...」
博士「バ」コナン「バタフライエフェクトか。」
博士「(´;ω;`)」
灰原「ええ、そうよ。もしかしたらあなたの行動のせいで誰かが消えてしまうなんてこともありえるわ。」
コナン「でも、俺...それでも、」
灰原「ほんと、あなたはあの子が好きなのね。でもね、工藤君。わたしもあの子に負けないぐらいあなたのことが…」
コナン「灰原..!? お前...」
灰原「なーんてね。ちょっとは元気でた、名探偵さん?」
コナン「ったく...」(かわいくねー)
灰原「それじゃあ、そこに座って待ってて。準備するから」
コナン「なぁ、灰原。俺が飛んだあと、この世界の俺はどうなるんだ?」
灰原「さあ?そもそもこの世界が残ってるのかすらわからないわ。」
コナン「おい、お前そんなんで...」
灰原「でも、もう今日しかないのよ。今日逃したらあの子は絶対に助けられない。私はあなたとあの子には幸せになって欲しいのよ。暗い深海で暮らしていたサメに光を教えてくれたあなたたちに。準備できたわ。」
博士「こっちもできたぞい。」
コナン「ああ。博士いいぞー!」
博士「いくぞーい、ちんちんシュッシュッシュッ」
灰原「工藤君。さっきは伝えられなかったけど、わたしもあなたのこと…」
1ヶ月前、蘭が死ぬ前日12時
コナン「博士んちのパソコンでの高画質AVは最高たったな!さてと、履歴を消してっと…ん?なんだこれうわぁぁぁぁぁ」
コナン「ハァハァ...とりあえず成功?っと。灰原のやつなんて言ってたんだ?まあいっか…」
コナン「とりあえず、この日の行動を整理しよう。この日はここでAV見てて、外食から帰ってきた博士に麻酔針を補充してもらう。そんでもって帰り道にコケる。で、家に帰ってからはずっとホームズを夜遅くまで読んでたな。よし、家に帰るまでは前と同じように行動をしてみるか。」
コナン「じゃあな、博士、灰原!」
博士・灰原「また、明日。気をつけるんじゃぞい!」
コナン「たしか、こけたのこの辺だよな...」
コナン(コケずにすんだ!どうやら過去は変えられるみてーだな!これなら、蘭を...助けられるかもしれない。)
毛利探偵事務所
蘭「コナン君おかえりー」
コナン「ただいま、蘭ねーちゃん。」
自室
コナン(麻酔針は補充した、サッカーボールもある。それにもしも失敗すればまたやり直せばいい。蘭、必ず助けてやるからな。)
次の日
蘭「コナン君、いってきまーす。学校遅刻しないようにね!」
コナン「うん、蘭ねーちゃん!いってらっしゃい!」
コナン(学校なんか行ってられるかよ。事務所付近で張り込みだ。)
四時間後
コナン(蘭が帰ってきた!俺が帰るのはその30分後だからこの間に二人組の男が...)
40分後
コナン「おかしい、誰も来ないぞ。どうなってるんだ?もしかして、蘭はもう...」ダッ
コナン「ラーーーーン!」ガチャ
蘭「どうしたの?コナン君。大声なんか出して」
コナン「!!蘭ねーちゃん...良かった良かった良かった...」
蘭「ほんとどうしたの?コナン君。」
コナン「なんでもないよー!」(良かった、俺がタイムリープしたことで蘭が襲われない世界になったんだ...)
コナン「あれ?携帯の電池切れてる。とりあえず充電っと。ん?博士から不在着信9件もある。かけてみっか」
博士「もしもし、阿笠ですが、」
コナン「博士、俺だ俺、新一だよ。」
博士「おぉ、新一なんで電話に出ないんじゃ!」
コナン「わりぃわりぃいろいろと立て込んでてよ。で、要件は?」
博士「それが、哀君が昨日の夜から帰って来てないのじゃよ。電球買ってくるって置き書きを置いてのぉ。新一は知らんかのぉ?」
新一「えっ...。(たしか、1ヶ月前のアイツは普通に学校に来てたから.. そのあと、俺は博士んちの家の前で別れて...どうなってやがる...)」
博士「新一も知らんとなると哀君はいったい」
コナン「博士、アイツのランドセルはあるか?(アイツは博士が気づかないうちに学校に行ってそのまま帰らずどこかに寄り道をしたんだ....そうだ、きっと)」
博士「あるぞい。今日はリビングにずっとおるから心配しておるんじゃよ。だから新一」
コナン「博士!すぐ行くから待ってろ!」
博士「そんな焦らんでも今日の午後ひょっこり...あ、切れとる」
その後、博士と合流したあとの俺は必死になって灰原を探した。でも、灰原は見つからなかった。次の日、警察に被害届をだし、警察とも協力して灰原を探した。でも、見つからなかった。
見つからなかった。
10日後
コナン(こうなったらもう一度あれを使うしかない。タイムリープ・マシンを。)
コナン「博士!」
博士「なんじゃ?哀君の捜索なら今から」
コナン「違う。博士、タイムリープ・マシンだ。タイムリープ・マシンを使いたい。」
博士「新一、何を言っておるのじゃ。タイムリープ・マシンなんてあるわけなかろう。」
コナン「!?でも博士!光彦虐殺SS生産機を使えば1ヶ月前に...」
博士「何を寝ぼけたことを。第一あれはまだ完成しとらんのじゃぞ」
コナン(証明が必要みてーだな。えーっと、パソコンの受信履歴に...あった!これだこれ)
コナン「博士見てみろ、17日前に光彦虐殺SSが受信されてるだろ?」
博士「ほんとじゃわい!これはワシの考えとった光彦君が蘭くんの角に刺されて死ぬやつじゃ!」
コナン「だろー?だからこれで脳の記憶をデータ化して過去に送るんだよ!」
博士「なるほど。じゃが、送ったあと、どうするんじゃ?脳はパソコンじゃないから受信なんてしてくれんじゃろう?」
コナン「だからよー、脳に作用する画面と音声情報に変換して送ったあと、送られたら自動でそのパソコンがそのデータを開示されるよう...(嫌な予感がする、、なんで)」
博士「だから、新一。その脳に作用する画面と音声信号にどうやって脳のデータを変換するんじゃ。そんなことワシにはできないぞい」
コナン「えっ...」
それから博士と俺は死に物狂いでタイムリープ・マシンの完成を目指した。光彦虐殺SS生産機はできたもののやはり、記憶の変換というものが出来なかった。あれは灰原にしか作れないものなのかもしれない。いや、ここにはいない灰原にしか作れないものだった。
そして、灰原失踪から1ヶ月が過ぎた。もうタイムリープ・マシンの完成も無意味となった。どこで間違えたのか、あそこで転ばなかったから?それとも、タイムリープ・マシンを使用したことか?今となっては答えを知る術はない。
そして、俺はコナンのまま、10年が過ぎた。蘭には未だにバレていない。だが、変声機を使い、もう新一は戻らないことは伝えた。それが五年前のこと。そして、去年、蘭は新出先生と結婚した。結婚生活は順調なようで、うまくいっているそうだ。
俺は今も毛利探偵事務所でおっちゃんに来る依頼を一緒に引き受けている。
少年探偵団のみんなは、帝丹高校に入学した。もちろん俺も帝丹高校だ。探偵団はこの10年間誰一人として欠けることなく、何も変わらず平和謳歌していた。
俺は灰原を消してしまったのにぬくぬく第二の人生を送っている。守ってやるという約束を破り、アイツをアイツをアイツを...俺は消してしまった。
俺はあの日以来、みんなから目が笑ってないと言われるようになった。当然だ。みんなが心配しないように笑顔つくって楽しいフリをして生きてるフリをして...俺はタイムリープ・マシンが作れなかったあの日から死んだようなものなのだから。何も楽しくない。笑えない。この世界は俺が作ったまがい物だ。
この前は久しぶりに組織の情報が入りベルモットを追い詰めることがでいたが、敢えて逃がしてやった。組織もどうでもいい。ここから消えてしまいたい。そんなことばかりを考えていたある日のことだった。
歩美「コナン君またねー!」
コナン「バイバイ、あゆみちゃん」
コナン(学校も終わった。今日は依頼なかったはずだし、帰ったら寝よう)
pipipi
コナン(ん?携帯か。博士か。)
コナン「もしもし、博士。」
博士「新一か?ちょっと来てくれんかのぉ?」
博士んち
コナン「お前がどうしてここにいるんだ!ベルモット!」
ベルモット「あら、私がここにいたらいけないの?坊や」
博士「まあまあ、新一。彼女は新一に伝えたいことがあるそうじゃから」
コナン「つーか、なんで博士んちなんだよ。作者否定してっけど、やっぱり博士が黒幕なんじゃねーか。」
博士「違うに決まっておろうが、新一!」
ベルモット「そうよ、このメタボ博士は関係ないわ。」
コナン「ならなんで、博士んちに...」
ベルモット「話し合える場所が欲しかっただけよ。」
コナン「なんでだよ。」
ベルモット「あなたと取引がしたいの。わたしがタイムマシン…を持っていると言ったらどうする?」
コナン「!?タイムマシンだと?」
ベルモット「ええ。人類の長年の夢のひとつであるあのタイムマシンよ。坊やは喉から手が出るくらい欲しいはずよ。」
コナン「どうしたら使わせてくれるんだ?条件は?」
ベルモット「あら、物分かりが良くて助かるわ。条件はあなたに組織を潰して欲しい。そう、シルバーブレッドとしての役割を果たして欲しい」
コナン「組織を潰す...だと?」
ベルモット「ええ。私は未来からあの組織を潰すために送り込まれたタイムトラベラーなのよ。だからあなたには組織を潰す手助けをして欲しい。」
コナン「でも、お前は俺の目的わかってんのか?」
ベルモット「ええ、10年前に拉致された宮野志保を助けたいんでしょ?」
コナン「!!やはりおめーらの仕業だったか。」
ベルモット「いいえ、わたしたちではないわ。ジンの独断行動よ。宮野志保がその後どうなったか聞きたい?」
コナン「...。ああ。」
ベルモット「ジンの性奴隷にされて、苦しみながら私に泣きついてきて、私に毒薬をせがんで来たからそれで自殺したわ。」
コナン「そんなっ...灰原が...灰原が........俺はなんてことを....」
博士「哀君...」フルボッキ
ベルモット「私としては組織の躍進する原因となった彼女が死んで万々歳だったのだけど、問題が発生したわ。」
コナン「問題?」
ベルモット「そう、坊やの黒の組織への執着心が無くなってしまった。この前なんてわざと私を逃してるし...私一人では組織は潰せないわ。それで彼女が生きてるリスクと坊やが戦力外になるリスクを天秤にかけた結果、」
コナン「前者のが有利と踏んだんだな。」
ベルモット「ええ。まあ、そんなところよ。それで、どうする?タイムマシン。使うのかしら?」
コナン「ったりめーだ!アイツは俺の相棒だからな。アイツ抜きで黒の組織と殴り合うなんて無理に決まってんだろ!」
ベルモット「そう、じゃあ決まりね。準備するから待ってて」(彼の目、ようやく生者の目になったわね)
博士んち、庭
そこには樽状の白い乗り物があった。
ベルモット「いい?タイムトラベルはあの子が拉致される当日の昼の11時にセットしたわ。それから24時間後にこの時間に戻ってくるようにセットしたわ。だからそれまでにはこのタイムマシンに戻ってくること。でないと、坊やはその時間から帰ってこれなくなるわ。」
コナン「なあ、ベルモット、帰ってくる時間っていうのはこの世界なのか?」
ベルモット「いいえ、坊やが変えた世界よ。でないと、坊や的に意味ないでしょ?」
コナン「じゃあ、この世界はどうなるんだよ?俺はどうなるんだよ?」
ベルモット「それは未来でも分かっていないわ。自分のいなくなった世界について考えるなんてあの世について考えるようなものよ。もしかしたら並行世界ができているのかもしれないし、世界は再構成されるのかもしれない。それと、自分には会わないこと。これに関しても何が起こるのかわからないわ。だからこそ決して会ってはダメよ」
コナン「でも、過去を変えて未来に戻ってきた時、その変わった世界で10年間生きてきた俺とタイムマシンで10年後に戻ってきた俺の二人が同時に存在するんじゃねーか?」
ベルモット「その辺は問題ないわ。アナタがタイムマシンで10年後に戻った瞬間に10年間生きてきた坊やの居場所にタイムトラベルしてきた坊やが今まで居たことになってるはずだから。」
コナン「記憶とかはどうなるんだよ?引継ぐのか?それとも空白の10年間の記憶は無いのか?」
ベルモット「空白の10年間の記憶は手に入らないわ。だからある意味自分で自分を殺しているとも言えるのかもしれないわ。」
コナン「なるほどな…。で、灰原はどこに監禁されるんだ?」
ベルモット「ベイカ町から少し離れた町の無人の建物よ。地図でいうと、ここよ。」
コナン「ここか。なぁ、ベルモットありがとな。」
ベルモット「礼なんていらないわ、これは取引なのだし。」(それにあなたには大きな貸があるしね)
コナン「いや、でも、言わせてくれ。ありがとう」
ベルモット「まあ、一応受け取っておくわ。あ、それとこれ、受け取りなさい。」
コナン「ペロッ...これは拳銃じゃねぇか。借りてくよ。」
ベルモット「はい、準備できたわよ。」
新一「じゃあ、博士。行ってくるよ」
博士「気をつけるんじゃぞ」
新一「ああ、わかってる。それじゃ」
10年前、博士の庭
新一(タイムマシンをこのステルス機能で隠してっと)
新一(10年でこの街すげぇ変わってたんだな...全然気づかなかった...)
ベイカネットカフェ
新一「ふう、なんとか着いたか。とりあえず場所の確認っと。」
ベイカ町
新一「えーっと、たしかベルモットが言ってた場所はここか・・・。」
無人の建物
灰原「イヤッ...やめてっ」
新一「そこまでだ」(間に...合ったか?)
ジン「誰だ!」
新一「工藤新一、探偵さ。」
ジン「知らねぇな、そんな奴。だが、見られたからには消えてもら」
新一(狙いを定めて...)「おせぇんだよ」バンッ
ジン「ウッ(野太い声)拳銃をこの距離で...当てるだn...」ドサッ
灰原「工藤くん、どうしてここがわかったのよ?それに巨大化までして...」
新一(やべっなんて言い訳すっかなぁ..そういえば、コイツ電球買いに来てたんだよな)「買い物してたらお前が連れ去られるのを見つけてな。薬は奴と戦う時、不足の事態に備えて飲んじまった。すまねぇ。結局いらなかったみたいだけどな」
灰原「なんでアポトキシン4869あなたが持ってんのよ」
新一(ウッまた痛いところを)「前、博士んち行った時に勝手にくすねちまったんだ。」
灰原「アンタねぇ...元にm」
新一「ほんとすまねえ、灰原!一個しか取ってないし、今後こんなこと絶対しねえからさぁ」
灰原「はぁ。まあ、今回は特例中の特例として許してあげるけど、次やったら許さないんだから」
新一「ありがとな、灰原!じゃそろそろここから、」
まさか・・・
面白い
ウォッカ「兄貴ー!ローションと手錠と首輪買ってきやしたー...お、お前は..工藤新一!?殺したはずじゃ」
新一(オイオイ、聞いてねーぞなんでもう一人いるんだよ)「チッ!ウォッカもいやがったか!」
ウォッカ「兄貴!?てめぇ、よくも兄貴を」バンバンバンバンバンバン
新一「相変わらず、狙うの下手くそだな..っ灰原!あぶねぇ!」
灰原「えっ!」
新一「うっ...」
灰原「工藤くん!」
新一「に、逃げるぞ、灰原!」ダキッ
灰原(お姫様だっこ...!?)ダッ
博士んちの近く
新一「ハァハァ...ここまでこればとりあえずは大丈夫だろ...」
灰原「そうね、もう降ろしていいわよ。 それより怪我は大丈夫なの?」 (ほんとはもう少し抱っこしてくれてもいいのだけれど)
新一「それは大丈夫だ。なぁ、灰原、奴等にシェリーだってバレちまったのか?」
灰原「ジンにはバレたみたいだけど、あなたが撃ったおかげで死んだから大丈夫のはずよ。」
新一「そうか、、良かった」
灰原「そういえば、なんで銃なんかもってたのよ」
新一「相手は黒の組織だし、もしもここでお前と奴等を取り逃がしてみろよ。もう二度とお前を助けるチャンスはなかったんだよ...だから念には念を入れてな。」
灰原「ふーん。そう。名探偵さんでも女の子1人助けるのに必死にならないといけないわけね。」
新一「必死で悪かったな」
灰原「でも、、その、、」
新一「ん?」
灰原「ありがと...」
新一(ちょっとキュンときた...)「...おう。あのさ、助けた代わりにってわけじゃないんだけどさ...その...」
灰原「なに?アポトキシン4869の解毒薬ならあげないわよ?」
新一「いや、そうじゃなくてさ、その、2度と俺の前から消えないでくれ。」
灰原「あの子がいるのに、なーに、口説いてんのよ。これだからラブコメ探偵さんは困るわ」
新一「おい、俺は真面目に」
灰原「大丈夫よ。いなくなったりなんてしないわ。それに...前に言ってくれたじゃない...守ってくれるんでしょ?」
新一「ああ。もちろん」(必ずな)
次の日、毛利探偵事務所の近く
新一「疲れたなぁ。そうだ、蘭も一応様子見ておくか。張り込み張り込みっと。」
新一(あ、蘭だ。帰ってきた)
20分後
新一「誰も来ないな。コナンのやつはあと10分は帰って来ないはずだし、今回も大丈夫みたいだな。少しだけ...蘭に会って来るか...」
ウォッカ(兄貴が死んだ....兄貴が死んだ...ん!?)「あ、あいつは!?ここにいやがったのか...」
毛利探偵事務所
新一「よっ!蘭!」
蘭「!新一!!来るなら事前に連絡s」
ウォッカ「邪魔するぜぇ」
新一「ウォッカ!?なんでてめぇがここにいるんだ!?」(つけられてただと!?まずい!)
ウォッカ「たまたま下の通りでてめえを見かけてな。兄貴の復讐果たさせてもらうぜ。」
新一(そうか、毛利探偵事務所に入った二人組って...)
ウォッカ「死ね!工藤新一!」バンッ
新一(俺とウォッカだったのか...)
蘭「新一!危ない!」
新一「蘭!」(ああ、そうかここで蘭が俺を...)
ウォッカ「クソッ!邪魔しやがって...チッ弾切れかよ...予備のマガジンもねえじゃねぇか。次は必ず殺してやるからな、工藤新一!」ガチャ゙バタンッ
新一(ウォッカは逃走、そして蘭は.. )「蘭!大丈夫か!?」
蘭「新一........さようなら」
新一「それで蘭は死んでしまうのか。そういうことだったのか...ハハ、謎は全て解けちまったみてぇだな...まさか蘭、が死ぬ原因が俺だったとはな...ハハハッ。」
コナン「ただいまー!」
新一(やべっ俺だ)「とりあえず隠れるか。」
コナン「おい....ら..ん...RAAAAAAAAAANNN!!おい!しっかりしろ!蘭!蘭!
新一(いまのうちに)ガチャバタン
ぁぁぁぁぁ」
博士んち近く
新一(そうか...どっちも助けるなんてことは無理だったんだ。蘭は俺のせいで死なせてしまっていたんだ。)
新一「なのになのに、どうして俺はこんなに冷静なんだよ...どうしてこんな客観的に推理してるんだよ...俺は一体なんなんだよ...」
灰原「ん?工藤くん!?なにまた巨大化してんのよ!あなたは少しは私の言った言葉に聞く耳持ちなさいよ!」
新一「灰...原...?」
灰原「どうしたのよ...?」(なんで、こんな今にも泣きそうな顔してんのよ...)
新一「灰原、俺さ...未来から来たんだ。」
博士んち
灰原「なるほど、あなたは十年後の人間であり、タイムトラベラーってわけね。そして、わたしとあの子を救おうとしたら、どっちかが助からないってこと?」
新一「ああ。そのとおりだ。」
博士「となると困ったのぉ」
灰原「確かに難問ね。うーん...でも、とりあえずは、私はその脳のデータを画像と音声に変換するプログラム作るから、博士はその光彦なんとかってやつお願い」
新一「とりあえずってもっとしっかり考えてくれよ!アイツとお前の命が...」
灰原「ねぇ、工藤くん。ここで私達がタイムリープ・マシンを完成させないとあなたが過去に行けなくなってしまうのよ。そうすると今のあなたもなかったことになってしまうの。だからとりあえず私達はこれに全力を出さなきゃいけないのよ。」
新一「そうか、タイムリープ・マシン、灰原がいれば作れるのか...?」
灰原「まあ、作ったことはあるらしいし、現実味を帯びてるものだから、できなくはないでしょうね。技術的に不可能な部分は博士がなんとかしてくれるみたいだし」
新一(タイムリープ・マシンか...。でもできたところでこの時代の俺がタイムリープして灰原を死なせてしまう、絶望を味わうだけじゃないか...ん、待てよ?)
灰原「何よ閃いちゃった顔して。解決法見つけたのかしら?」
新一「俺がタイムリープするんだよ!1ヶ月後に!そしたら今度はウォッカがいることも分かってるからあんなことにはならない!」
灰原「なるほど。でも、1ヶ月も待てないでしょ?アナタのタイムマシン、明日のお昼には消えてしまうのだから。この時代に取り残されるわよ?それに、タイムリープするって言ったって、アナタはこの時代で博士のパソコン触ってないでしょ?」
新一「そうだった...クソッ...」
灰原「と、言いたいとこだけど、それも問題ないわ。だってタイムリープしてしまえば、1ヶ月前のアナタのタイムマシンはそこにあるんですもの。タイムリープの件はアナタが偶然にもネットカフェで地図を調べているそうだから、そこにデータを送れば問題ないわ。」
新一「博士じゃないパソコンにも送れるのか!?」
灰原「もともとデータのやりとりはネット経由で送ってるそうだからできるはずよ」
博士「とにかくこれで解決じゃのお!早速光彦虐殺ss生産機にとりかかるぞい!」
3週間後
灰原「なんとか完成できそうね...。でも、1つ疑問があるんだけど」
新一「なんだ?」
灰原「アナタが博士の家に麻酔針の補充にきたのはいいとして、どうして博士のパソコンなんか弄ってたのよ?」
新一「それは...だな...その...」
灰原「あら、相棒の私に隠し事をするの?ふーん...」
新一「わーったよ!言えばいいんだろ!言えば!AV見てたんだよ!」
灰原「ちょ...アンタ小学生のくせに何見てんのよ!」
新一「しゃーねーだろ!元は高校生なんだからよー!」
灰原「呆れた。工藤くんは小学生からさかってるエロガキだったなんて。」
新一「エロガキで悪かったな!」
灰原「で、見せなさいよ。何見てたのか。」
新一「えっ」
灰原「見せて」
新一「いや、それは...」
灰原「相棒に隠し事(ry」
新一「あー、もう見せる見せる見せるから!」
アンアン
灰原「ふーん、工藤くん、白衣のコスプレした女の子がいいんだ。ふーん。」
新一(死にたい)
灰原「私が白衣着てる時はそういう目で見てたわけ?変態さん」
新一「あぁ、見てたよ!見てましたよ!!悪いかよ!!!」
灰原「ひ、開き直るのね。ま、いいわ、許してあげる。」
新一(コイツやけに上機嫌だな...そんなに俺の弱み握って嬉しいのかよ...)
タイムリープ前日
灰原「明日はベイカネットカフェの83号室で白衣着た女の人が出てくる動画を楽しんでるアナタにタイムリープさせる。 そのあと1時間後ぐらいに 家で塞ぎ込んでるニート予備軍の探偵さんを焚きつけて、こっちもタイムリープさせる。これでいいのかしら?」
新一「だいたいそんなところだが、俺がネットカフェに行ったのはそんな用事じゃねーよ!お前の連れ去られた場所の再確認だっつーの!」
灰原「ハイハイ、そういうことにしといてあげるわ」
新一(このヤロ...)
灰原「ねぇ、あなたにはなんて言えばやる気出してくれるかしら?」
新一「それは蘭を助ける方法があるって言えば」
灰原「ほんと、あの子のことが好きなのね、あなたたち」(少し妬けちゃうくらいにね)
新一「まあ、でも、お前がいない世界では蘭は新出先生と結婚してたし、俺の助けたい感情が恋愛感情ってわけじゃないけどな。」
灰原「えっ...アナタ、あの子と結婚しなかったの!?」
新一「お前がいないんじゃ薬なんてできるわけねーし、何よりどうでもよかったんだよ。何もかもが。」
灰原「そう...ごめんなさい、工藤くん。私のせいで」
新一「でもさ、お前がいなくなって気づけたこともあるんだ。俺さ...お前がいないとダメなんだって」
灰原「えっ...」(え、なになにどうなってんよ...あの工藤くんがこんなこと言うなんて...ありえないわ!時の流れとは恐ろしいものね...じゃなくて、これじゃまるでまるで...!!いやいや待つのよ、まだ慌てる時間じゃ…)
新一「俺、お前のことが...」
博士「新一!哀君!ご飯じゃぞー!」
新一「...ああ、今行くよ。灰原、飯だ」(博士ェ...)
灰原「ええ...」(あのメタボオヤジ・・・)
博士「今日は決戦前日だからカツ丼じゃぞー!明日は勝たなきゃいかんからのぉ!」
灰原「博士はその上のカツ抜きね」
博士「えっ、、でも哀君、今日はいいって」
灰原「やっぱりダメよ。博士の身体によくないもの。」
博士「そ、そんなぁ」
新一「ま、まあ今日ぐらいいいんじゃねーか灰原」
灰原「...。わかったわ、ただし半分よ」
博士「...!助かったわい、新一!」
新一「いいってことよ」(はぁ。でも言いそびれちまったな...)
タイムリープ当日11時前・博士んち
灰原「じゃあ、工藤君、準備はいいかしら?」
新一「ああ。」
博士「こっちも準備できたぞい。」
新一「はじめてくれ。」(言った方がいいか..?いや、だが、うーん・・・だが、答えを聞くのも正直こええんだよなあ..)
灰原「なに?私の顔になんかついてるの?」
新一「いや、そうじゃなくてな、灰原。俺、お前のことが好きだ-―。」
一か月前、ネットカフェ
新一「たしか、ベルモット…!?これは」
新一「ふう・・・成功だな。さすが灰原と博士だぜ。にしても俺、情けねーな…返事聞くのが怖いからってあんなさり際に言うなんてよ…アイツはどうだったのかなあ…」
無人の建物
新一(相手の手の内はわかってんだ今度は拳銃なんかに頼らなくてもいいはず・・・)
ウォッカ「ったく・・・兄貴は俺のことパシリかなんかとかんちが・・あっ・・・」
新一「とりあえず、ウォッカを眠らせてっと。あとは、あいつか。」
灰原「んっ...ここは...」
ジン「起きたか?s
新一(ゆっくり近づいて)「いっけええええええ」バッドで殴るの攻撃!
ジン「うっ・・・」バサ
灰原「工藤君?」
新一「助けにきたぜ。灰原」
その後、俺はジョディ先生に連絡し、ジンとウォッカはFBIに拘束された。ジョディ先生にはコナン=新一というのがバレてしまったが仕方ない。そして先生に博士んちの前まで送ってもらったのだった。
灰原「じゃあ、また明日ね、工藤君。」
新一「ああ、じゃあな灰原」
新一(これであとは明日博士んちの庭に忍び込んでタイムマシンに乗るだけだ。長かったなあ…タイムマシンで帰ったら、灰原に告白しようかな…でも、10年後だしアイツもたとえこのままだったとしても高校生。きっと他の男ができてんだろうな・・・はあ。)
次の日
新一(念のため、俺が帰ってくるまで事務所前で張り込みすっか。もしかしらなにかあるかもしれねーしな。)
学校からの帰り道
コナン「お前が授業中に寝るなんて珍しいな。」
灰原「まるで他人事ね。あなただって眠そうにしてたじゃない。それと、その腕の怪我はどうしたのよ?昨日の夜はなかったはずよね?」
コナン「ん?なに言ってんだ?この傷は昨日、博士んちから帰る時にこけてつくちまったやつだよ。第一、昨日の夜、俺は家でずっとホームズ読んでたんだから昼間以外、お前と会ってねーし」
灰原「えっ・・」
コナン「お前、まだ寝ぼけてんじゃねーのか?帰ったらしっかり寝とけよ。じゃあな!」
灰原(なにがどうなってるのよ…じゃあ、昨晩の工藤君は一体…)
毛利探偵事務所近く
新一(おれも帰ってきたみてーだし、大丈夫そうだな。そろそろ帰るか。たしかこの時間、灰原は博士んち近くのあそこを歩いてたはずだし、博士もちょうど買い物でいないはずだ。普段は通らない道を通ってどうどうと入ってサッと帰るか)
博士んち、タイムマシン付近
新一「これでこの時代ともおさらばか。」
灰原「どこ行く気よ」
おお?
よくわかんなくなってきた
新一「え・・なんで、ここに・・」
灰原「腕の怪我・・・あなたにはやっぱりなかったようね」
新一(!そうか…それで灰原の行動が変わったのか…)
灰原「あなたはいったい何者なの?」
新一「十年後の江戸川コナンっていうのが正しいのかな?」
灰原「え・・・」
新一 (そろそろ時間が…) 「じゃあな、灰原。十年後、また」
灰原「待って!!助けてくれたのに…わたしはあなたになにもしてあげれてないじゃない・・・」
新一「…。じゃあ、十年後、俺の出す謎を解いてくれよ。それで十分だ。」
灰原「え、ちょっと、k」
・・・
10年後
新一「うっ・・・ここは十年後?なのか?博士んちの庭みたいだけど、博士たちはいないみたいだな。」
灰原「いるわよ。ここに」
新一「灰原!?」
灰原「十年もこんなかわいい女の子を待たせるなんて最低な男ね、工藤君」
新一「悪かったよ・・・事情はちゃんと説明すっからよ・・・」
灰原「それで、わたしに解いて欲しい謎ってのはなに?」
新一「それは・・・だな。灰原、俺はお前のことが好きだ。」
灰原「えっ....」
新一「 お前は、俺の事...どう思ってるんだ? これが俺の解き明かしたい謎だよ。」
灰原「馬鹿ね 。そんなの謎でもなんでもないじゃない。それにもう答えはでているのでしょ?わかっちゃったっていう顔してるわよ、あなた。」
新一「バーロー!お前の口からきかねえとわかんねえだろ!」
灰原「好きでもない人を10年間も待つわけないじゃない。これで満足かしら?名探偵さん」
おしまい
蘭は?先生と結婚したのー?
途中から蘭忘れてた。蘭は先生と結婚したということで。
おk!
おつかれさまー
良かったよー!
コナンでシュタゲっぽいことやりたかった。SS初めて書いたから駄文でごめんね。みんなおやすみ
おやすみー
物凄い名作だ。たった30分前にこんなものが生み出されたなんて信じられない。
頭がいい1が羨ましい。いーなー
難しい。
乙
難しいって言ってる奴 頭の病気か何かか?
このSSまとめへのコメント
いいね。たかが半年ぐらいで新一新一うるさい角女にあらいで先生は勿体無いけど、こなんと灰原がくっつきゃえーわ