花京院「ジョースターさん達との待ち合わせにはまだ時間がある……ここで時間を潰そうじゃあないか」

承太郎「ああ……」

ｶﾞﾁｬ

チノ「いらっしゃいませー」

ココア「大きい人だねー」

リゼ「……この人たちからは戦士の匂いを感じるぞ！！」

承太郎「……！？」

花京院「どうしたんですか承太郎？」

承太郎「……いや、何でもねえ」

ココア「ご注文は何になさいますか？」

花京院「じゃあ、このオリジナルブレンドとパンケーキを」

承太郎「同じので良い」

ココア「かしこまりましたー」

花京院「しかし女の子三人で切り盛りしてるなんて中々面白いお店だね」

承太郎「……ジジイ達はまだ来ねえのか」

花京院「酷いなあ、僕の話も聞いてくれたっていいじゃあないか」


ココア「あの人たち、学生服来てるから高校生なのかな？」

チノ「あの体格と立ち居振る舞い、顔つき……とても高校生とは思えません」

リゼ「やはり潜入活動中の兵士か！？そうなのか！！？」

ココア「お待たせいたしました、オリジナルブレンドコーヒーとパンケーキです」

花京院「ありがとう……ところであの水色の子の頭に乗っているのは」

間違えて途中で送ってしまいました


承太郎(……あの紫の女、先程から俺たちの事を戦士などと言ったりしている……あんな普通の女のような見た目といえども油断しねえ方がいいな……)

ココア「お待たせしました、オリジナルブレンドコーヒーとパンケーキです！」

花京院「ありがとう……ところで、あの水色の女の子の上に乗っている白い綿は何ですか？」

ココア「あ、あれはティッピーって言って……『綿じゃないわ！儂はれっきとしたウサギじゃ！！！』

承太郎「！！」

花京院「今、誰か男の声がした……？」

承太郎「おい花京院……この店、何かおかしいぜ……」

承太郎「まずこの紫の女、俺たちの事を戦士だと言ったりしている……普通の小娘が言うセリフじゃあねーぜ……」

承太郎「そして今の声、この店に客は俺達しかいない上に店員は全員女……あんな老人みてえな声出す奴はいねえ……」

チノ(あわわ……何やってるんですかおじいちゃん！)

ティッピー(すまんすまん……ところであいつら、もしかしたら只者ではないかもしれんな)

リゼ(殺気……！？なんだこいつら……！！？やはり軍人か何かか？)

ココア「？」

承太郎「声の方向は……こいつか」

花京院「まさか承太郎、この子達がスタンド使いとでも言うんですか？…………いや、待てよ……デス13の例もある……まさかとは思いたいが……」

承太郎「まさかこの中にスタンド使いでもいるんじゃあねーだろうな？」

見てるよん

ココア「スタンド？写真立てならあるよ？」

承太郎「とぼけてるのか本当に違うのか……とにかく、声は水色の女の方から聞こえたが」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

チノ「あ、あ、あの……腹話術です」ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

リゼ「や、やめろ！チノが怖がってるだろ！」

花京院「そうですよ承太郎……この怖がり方は普通の女の子そのものです、それにこっちの紫の子だって単に戦う男に憧れているだけかもしれません……」

リゼ「まあそうと言えばそうだ！戦う男というより戦うことに憧れているがな！」

承太郎「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

チノ「……」ﾌﾞﾜｯ

ココア「お姉ちゃんが守るからね！」ｷﾞｭｰ

承太郎「……どうやら違うようだな」

リゼ「えっ……」

承太郎「こいつらからはスタンド使い特有の『殺気』がねー……疑ってすまなかった」ﾍﾟｺｯ

チノ「えっ……ああ、はい……」

ココア「？」

リゼ「殺気が消えた……？」

花京院「申し訳ありません、彼は最近までちょっと色々あったもので」

チノ「……ところでココアさん、そろそろ離れてください」

承太郎「しかしコーヒーは中々美味いな」

花京院「このパンケーキもいいですよ、今度はジョースターさん達も誘って行きたいなあ」

チノ「……ありがとうございます」

花京院「ところで紫の子のお父さんは軍人なんだね」

リゼ「ええ、まあそんなところで……」

チノ「だからココアさん、離れてください」

ココア「あと20秒だけ！20秒だけ！！」

承太郎「……やれやれだぜ」

一体どう展開するんだ……

ブルーマウンテンさんは執筆用のスタンド持ってそう

だから筆が速いのか

レロレロにはドン引きだろうなぁ

ティッピーvsあんこvsイギーのバトルロイヤル

流石に女の子の前ではやらないだろ…
と言いたいけどあいつぼっちだったからな、何やらかすかわからん

千夜ちゃんはスタンド持ってそう
それで自分のスタンドに痛々しい名前つけてそう

ポルナレフが軽いノリで女子高生を口説きに来る姿が見たい

その頃


ジョセフ「しっかしこの町は日本とは思えんのォ～まるで昔行ったベネツィアのようじゃな」

ポルナレフ「故郷の街並みにも似てるなァ」

アヴドゥル「見てください、こんな所に茶屋がありますよ」

ジョセフ「うむ、ではここらで一休みするか」

アヴドゥル「イギー、すまないがコーヒーガムでも食べて待っていてくれ」

イギー「ワンワン(しゃーねーな)」

ｶﾞﾁｬ

千夜「いらっしゃいませー」

アヴドゥル「中々趣のある店内だ」

ポルナレフ「なんだこのウサギィ～動かねえぞォ～～？？」ﾁｮｲﾁｮｲ

あんこ「……」

ジョセフ「とにかく座るぞ、ワシはもう疲れたわい」

ポルナレフ「仕方ねえなジイさんは」

ジョセフ「なんじゃとッ！」

千夜「お品書きです～」

ジョセフ「なんじゃこれはッ！メニューが皆チンチクリンな名前じゃぞォ～～！？」

ポルナレフ「スタンドみてぇな名前だな」

アヴドゥル「スタンド……そうだ、今回我々がこの街に来た理由は……」

ジョセフ「そうじゃな、ポルナレフにはまだ話していなかったな」

アヴドゥル「とりあえず『黄金の鯱スペシャル』を三つ」

千夜「かしこまりました～」

ポルナレフ話聞けよ

ジョセフ「ここ最近この街で妙な事件が起こっているのじゃよ」

ポルナレフ「妙ゥ？そりゃ日本でこんな町並みって時点で妙だと思うがねぇ」

アヴドゥル「それを言うなポルナレフ……その事件というのがまた厄介でな」

ジョセフ「例えば夜中に『川が上流に向けて流れる』だとかいう目撃情報が寄せられていてのォ」

ポルナレフ「川が上流に流れるゥ～～～？」

アヴドゥル「騒ぎを聞いたスピードワゴン財団が調査した結果、これはスタンド使いの仕業であると推測された」

ポルナレフ「だったら俺達五人一匹も来なくたってジイさんと承太郎がいれば十分じゃねぇのか？」

ジョセフ「もしやするとDIOの元手下という可能性もあるじゃろう」


シャロ「おはよー……ってまた物々しい雰囲気だね」

千夜「今日は外国のお客さんがいらっしゃったのよ」

花京院「じゃあ僕達はこれで失礼しよう」

承太郎「ここの飯は『料金以上の価値がある』……払わせてもらうぜ」

花京院「そうでなくても払わなくっちゃあいけないんだよ承太郎」

チノ「お、お会計、に、二千円です……」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

花京院「君が怖がらせたせいで怯えているじゃあないか」

リゼ「大丈夫かチノ？」

ココア「チノちゃん……」

承太郎「……やれやれだぜ」

チノ「あ、ありがとうござい……」ｶﾞｯ

リゼ「チ、チノがッ！椅子に足を引っ掛けたッ！」

チノ「あっ……！」

ココア「あっ、チノちゃんッ！」

承太郎「……」

チノ「……あれ？」

リゼ「転んでいない……？」

ココア「えっ？」

リゼ「チノが『転びそうになった』確かに私はそう認識した……しかし今チノは『立っている』ッ！何事も無かったかのようにッ！私の認識が狂ったのか……？いや違う！ココアも叫んでいたッ！そう、ココアも『チノが転びそうになった』そう認識していたッ！じゃあこれは一体何だ―――！！？」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

ココア「リゼちゃん、口調が変だよ…？」

花京院「フッ……」

承太郎「……行くぞ花京院」

口調ｗｗｗｗｗｗｗｗ

恐ろしいものの片鱗を味わったな

このミスマッチ感が最高

等身が明らかに違う

この面子が常連になったら一般人は怖くて入れないな

三頭身と八頭身…

良く考えたらココアと花京院って一歳しか違わないのか