スマブラブライブ (50)
スマブラの新作が出るとのことで記念に。
μ'sがスマブラするSSです。
ちなみにスマブラは64しかしたことありません。
キャラ崩壊、ギャグ展開など含みますので苦手な方はブラウザバックをお願いします。
あとだいぶグダってますがご容赦を。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402824865
穂乃果「大掃除めんどくさいなー・・・」
雪穂「そんなこと言ってないで手動かしなよ!あとお姉ちゃんの部屋だけだよ!」
穂乃果「わかってるよー!もー!
ん?これって・・・」
雪穂「わ!なつかしー!昔海未さんとかと良くやったよねー!」
穂乃果「なんか懐かしい!雪穂!久しぶりにやろうよ!」
雪穂「片付けが先だよおねーちゃん!」
穂乃果「けちー・・・」
~~~~~~~~~~~~~~~
海未「なるほど。それで穂乃果の家に集合がかかったのですね。」
ことり「わー懐かしい!よく4人でやったよねー!」
絵里「穂乃果、私は全くわからないのだけど、これはなにかしら?」
穂乃果「ニンテンドー64と、大乱闘スマッシュブラザーズだよ!!」
にこ「なつかしいわねー」
希「穂乃果ちゃん64なんて持ってたんやね」
穂乃果「うん!このゲームは4人で遊べてルールもシンプルで、すごく面白いの!」
真姫(そういえば4人で遊ぶゲームだったわね。最近はタイマンしかしてないから忘れてたわ)
花陽「花陽もゲームの存在自体は知ってるけど、やったことはないや」
凛「だいじょーぶ、凛が教えてあげるにゃー!」
希「ならえりちにはうちが教えよかな?」
絵里「わ、マリオだわ!ピカチュウも!共演してる!?」
海未「このゲームは、任天堂の有名キャラクターが14キャラクター登場してそれを操りバトルをするという、一種のお祭りゲームなんです。」
絵里「はらしょー・・・」
真姫「お祭りとはいえ、ゲームとしてのクオリティはとても高いわ。4人でわいわいとパーティゲーム感覚でも楽しめるし、格闘ゲームさながらにやりこんでガチバトルをしても驚くほど飽きがこない、名作中の名作なの。」
にこ「にこは弟たちとたまにやってたけど、つい夢中になるのよね。」
海未 (真姫のこの口調・・・まさかですがガチ勢?)
穂乃果 まぁまぁやってみればわかるよ!穂乃果1p!
絵里 私は最初は見とくわ
花陽 花陽もそうするね
凛 じゃー凛2p!!
ことり 私3pもらうね♪
真姫 海未、あなたやりなさいよ
海未 はぁ。では4pいただきます。
穂乃果「穂乃果はマリオだよ!!」
凛「凛はファルコンだにゃー!」
ことり「私はピカチュウさん!」
海未「では私はフォックスで。」
穂乃果「ステージはランダムでいくよ!」
凛「64のコントローラー持つのも久しぶりだにゃー!」
ことり「ほんとだねっ」
海未(プププランド以外は久しぶりですね・・・)
希「ほらえりち、始まったで」
絵里「空?お城?あーわかったわ!ラピュタね!知ってる知ってる!」ドヤチカァ
真姫「ラピュタは任天堂じゃないわよ。これはマリオのステージ。まぁ、だからってマリオが有利になるわけじゃないけど。」
絵里「そ、そうなの?・・・」チカァ
希(みんな動きがぎこちないみたいやね)
真姫(・・・・・)
穂乃果「よーし!ファイアーボール!!穂乃果これ好きだったなぁー」
凛「たいして喰らわないけどうっとおしいにゃ!」
ことり「やーん!やめて穂乃果チャーン!ならことりも電撃ーっ!」
凛「はっ!挟まれてるにゃ!!」
海未(・・・)
海未(試合が始まってからの希と真姫のあの視線。あれはパーティゲームをしている友達を見る目ではない。
あれはまさしく・・・私達の腕前を見るために観察しているッ!あの二人間違いない、ガチだ!!
なら私もここで手の内を明かすわけにはいかないッ・・・ここは私も・・・)
穂乃果「えーい!」ポイポイ
ことり「それー!」ピカー
凛「にゃー!ファルコンパンチにゃー!」
海未「そ、それー!狙い撃っちゃいますよー!バーン!」ピキュンピキュン
真姫(あからさまね)
希(小ジャンプからの低空ライフル。海未ちゃんは下手くその振りが下手やね、ふふ。)
絵里「海未のキャラ見たことないけどかっこいいわね!」
にこ「あれはスターフォックスっていうゲームのキャラクターよ。私も詳しくは知らないけど」
海未(しまった、くせでつい小ジャンプを・・・怪しまれたか?なら)
海未「え、えーい!跳ね返しちゃうぞー!」ピキンピキン
真姫(だからその口調はなんなのよ)
絵里「すごいわ希!みて!跳ね返した!」
希「せやね。」
花陽「凛ちゃん頑張れー!」
わーわーきゃーきゃー
スマブラはカーヴィーが最強だと思っている(64に出てくるかは知らない)
カーヴィーは出てませんがカービィは出てますね
4P WIN!
凛「負けちゃったにゃー」
ことり「海未ちゃんの勝ちかー」
穂乃果「もうちょっとだったのにー」
海未(なんとか接戦を演出できた。アイテムありも久しぶりでしたね。)
絵里「よし!私もやるわよ!花陽!やりましょう!」
花陽「うんっ!にこちゃんも、やろ?」
にこ「よーし、にこの華麗なテクをみせてあげるわ!」
1pにこ プリン
2p花陽 ヨッシー
3p絵里 リンク
4p
海未「4pが空いていますよ、希、真姫。(見せてもらいましょうか)」
にこ「真姫ちゃんかもん!ボッコボコにしてあげる!」
真姫「はぁ。まぁいいわ、やってあげる。希、いいかしら?」
希「うちはええよー。見てるだけでも楽しいし。」
4p真姫 サムス
海未(さ、サムスですか。弱キャラ厨とかでしょうか。あまりキャラ差の大きくないこのゲームで唯一弱キャラを上げるとしたらこのサムス。
緩慢な動きにコンボもろくに無く扱うのはすごく難しい。真姫がガチだと思ったのは私の思い過ごしだったのでしょうか。)
希(いや・・・これはちゃう!真姫ちゃん、とんだ策士やん!)
サムス キュイイイイイイン
絵里「これかっこいい!」セヤアアア!
にこ「にっこにっこにー!」ぷ♪ぷーりーんー♪
花陽「わ、わ、ナニコレェー」ぺろーん
サムスドバァ
バリバリ!!
プリン ぷりー キラン
にこ「ちょ!」
サムス キュイイイイイイン
花陽「瞬殺されちゃったのぉ!?」
絵里「真姫のキャラは砲撃タイプなのね!私の剣士がぶった切りにいくわ!」
希「リンクね。ジャンプ中に下Aが強いで、えりち」
絵里「わかったわ希!」
サムス キュイイイイイイ
サムスと言えば何故かいにしえの王国が使いやすかった
リンク ぴょーん
絵里「いただき!!」
サムス キュルン どどどどどどどど
絵里「あ、あれ?あれ?希、私の攻撃はどこいったの?」
希「サムスの上Bは無敵が長いんよ。切り返されてもたね」
サムス ドバァ
リンク ドカァン
絵里「わわわわ!希!どうしよう!」
希(真姫ちゃんの実力がもうちょい見たい)「大丈夫やえりち!リンクはそんなに軽くない。もう一回アタックかけよ!」
絵里「わ、わかったわ!」
絵里「こんどこそ串刺しよ!」
サムス キュルン どどどどどど
希(リンクの剣の部分はリーチも判定も激強。サムスの上Bといえどタイミング間違えばやられるか相打ちや。けど、対空のタイミング、引きつけはドンピシャやね。)
サムス ドバァ
リンク わー キラーン
絵里「・・・チカァ」
希(ごめんえりち。でもこれでわかった。真姫ちゃん・・・)
海未(私も気づいた・・・この女、サムスがメインキャラじゃない。しかも自らの手を明かさないためにサムスで。
しかもチャージショットと上Bだけで倒そうとしているッ!!)
海未&希(この女もまた、やりこんでいる!!)
4P WIN!
花陽「全然手も足も出なかったよー」
絵里「ちかぁ・・・」
にこ「私のプリンによくもまぁあんなひどいことできたわね」
真姫「勝負は勝負よ」
希「せやね・・・」
絵里「でも楽しかったわ!昔のゲームとは思えない!」
花陽「うんうん!負けたけど楽しかった!」
絵里「希がまだやってないわね、三回戦いきましょう!」
希「その前に提案なんやけどさ。盛り上がってることやし、ひとつ大会でも開かへん?」
海未「大会、ですか」
穂乃果「面白そう!」
真姫「いいわね、ルールは?」
希「キャラは大会中は固定で、ストック制で、3機くらい?でタイマン、アイテムなしのプププが無難やないかな?」
海未「まぁそうですね」
絵里「ま、まってまって!私も花陽も今日が初めてなんだけど!」
にこ「私もほぼ初めてみたいなもんよ!?」
希「うん、だから期間を設けよかなって」
ことり「練習期間ってこと??」
希「そ。1週間後の日曜日。場所はー、うちひとり暮らしやから、うちの家使おか?」
海未「なるほど。いいですね。」
花陽「でも練習って言っても私、64持ってないよ・・・?」
希「うちが1台、穂乃果ちゃんちに1台、真姫ちゃんも持ってるやろ?
うちと海未ちゃんと真姫ちゃんがそれぞれ分担して初心者を教えてあげるってのはどうや?なぁ海未ちゃん。」
海未(やっぱばれてましたね)「わかりました。」
希「海未ちゃんはことりちゃんと穂乃果ちゃんを教えてあげて。うちはそやなー。えりちとにこっち。で」
真姫「私が花陽と凛ね、わかったわ。で?」
希「ん?」
真姫「大会っていうからには、優勝したらなにかもらえるのかしら?」
希「それはみんなで決めよかなーと思ったんやけど」
真姫「ふーん。じゃ、じゃあ勝った人の言うことを何でも一つだけ聞かなきゃいけないってのはど、どうかしら?」ドキドキ
全員「!?」
海未「な、なんでも一つだけ!?」
ことり「ぶはっ」
絵里「ハラショー!」
花陽「そ、それはいくらなんでも・・・」
ことうみ「その話乗った!!」
希「へー、おもろそうやん?」ニヤニヤ
にこ「ちょ、ちょっとまちなさいよ!」
真姫「あら、お金もかからないし、いいアイデアだと思うけど?」
凛「ひょっしてにこちゃん、自信ないにゃー?」
にこ「な、なんですって!いいわよ、その安い挑発に乗ってあげようじゃない!」
絵里「決まりね」
真姫「ま、私のメインキャラはカービィだし、負けることなんてありえないわよ。希。」
希「なるほどな、真姫ちゃんはカービィか。でもうちのドンキーはちょっと、強いで?」
海未「二人共、残念ですが穂乃果は私がいただきます。私のフォックスからは逃れられません。」
バチバチバチィ!!
真姫希海未「ふふふふふふふ」
花陽「ダ、ダレカタスケテェー」
穂乃果家
海未(さて、私が教えるのは穂乃果とことりですか。ことりはおそらく優勝したら私と同じ願いをするはず!
ゆくゆくはライバルになる相手ですが、そこはフェアプレーの精神です。私の知っていること、全てこの2人に叩き込みましょう。)
海未「では使用キャラから決めていきましょうか。私はフォックスでいきますが・・・」
ことり「私はピカチュウだよ」
穂乃果「穂乃果もマリオ!」
海未「わかりました。ではキャラの特性の解説などに移る前に、基本動作から教えていきます。」
穂乃果「うん!」
ことり「はい師匠!」ゴゴゴゴゴ
穂乃果「ことりちゃんすごいやる気!よーし穂乃果も!」
海未「まずは小ジャンプをマスターしてください。」
穂乃果「小ジャンプ?」
海未「穂乃果、ジャンプしてみてください」
穂乃果「うん。」マリオポイーン
海未「いま、スティックを上に弾きましたね。」
穂乃果「え、うん、そうだよ?ジャンプってそういうもんだよね?」
海未「スティックで行うジャンプは高い軌道を描きます。吹っ飛ばされた時に戻ってくる際にはスティックで構いません。
ですが戦いの最中の動き、J攻撃を出したい際には動きが大きすぎて隙になります。そこで小ジャンプの出番なんです。」
海未「Cボタンの存在は知っていますね?」
穂乃果「・・・どれ?」
海未「ABの上にある黄色いやつです。」
穂乃果「これCボタンっていうんだ!」
ことり「なかなか使わないよね」
海未「かもしれません。が、スマブラではかなりの頻度で使います。右手はCボタンとABのどちらにもすぐいけるようにしておいてください。」
穂乃果「ほ、ほうほう」カチカチ
海未「そして小ジャンプのやり方ですが、Cボタンのどれでも構いませんが、一瞬だけ押してください。ほんとに一瞬だけです。」
穂乃果「こ、こうかな?」タン
マリオ ポイン
ことり「ほんとだ!ジャンプがちっさい!」
海未「隙の少ないジャンプをすることにより、J攻撃からの攻めをより強力なものにすることができますし、高くジャンプしすぎると同じ高さにいる敵にはJ攻撃は当てにくいですよね。
しかし小ジャンプからの攻撃なら目の前にいる敵にJ攻撃を当てることができます。そこから着地して地上での攻撃につなげるのが基本です。」
穂乃果「ふむふむ」
ことり「わかったよ!」
やばい64のスマブラやりまくってたが、cボタンの存在知らなかったわ
海未「では次です。次は着地キャンセルというものです。」
穂乃果「うわぁーん。なんかゲーム用語っぽい。」
海未「その名のとおり着地の際の隙を消すことができます。
空中攻撃中に着地をした場合普通なら多大な隙を晒してしまうことになります。ことり、ピカチュウのJ下Aをやってみてください。」
ことり「う、うん」ビリビリどしーん!
海未「では次はJ下Aを出した状態で着地の直前にガードボタン。ZかRを押して見てください。」
ことり「わかった!」ビリビリすっ
穂乃果「ほんとだ!目に見えて少ない!」
海未「これは本当に大事なテクニックで攻めにも守りにも必須です。j攻撃から次の攻撃に速やかにつなげられること。
そしてJ攻撃をガードされた際の反撃をしのぎ易くすることができます。」
ことり「ことりはピカチュウのJ下Aよく使うから覚えとこう・・・」
海未「まだまだ続きますよ・・・」
~~~~~~~~~~~~~~~~
真姫ちゃんち
真姫「とまぁ基本操作はこんなところよ。それにしても花陽、ほんとにヨッシーでいいの?結構テクニカルキャラよそれ。」
花陽「ソ、ソウナノ!?うーん。でも花陽はヨッシーがいいかな。可愛いし、いろんな色がいてカラフルだから。」
真姫「そう。まぁうまく使えば強いキャラだし、決めてるのなら止めはしないわ。凛はファルコン?」
凛「うん!ファルコンパンチ当てるにゃー!」
真姫「諦めなさい。」
凛「ええぇーーー!!」
真姫「タイマンでファルコンパンチあたってくれる人がいると思ってるの?逆に聞くけどあなたなら当たるわけ?」
凛「か、簡単に避けれそうにゃ。」
真姫「避けられるどころかその後フルコン確定よ。」
花陽「フルコン?」
真姫「よ、要はいっぱいやられるってことよ!(え、フルコンって通じないの?)」
凛「でもじゃぁどうすればいいのー」
真姫「何言ってんのよ。ファルコンはあんな大技に頼らなくても強キャラよ。基本的なコンボを覚えるだけで雑魚なら一蹴できるわ。」
凛「ほんとー!それやるにゃー!!」
真姫「でも花陽にまずヨッシーの特殊なところを教えないといけないわね。先にそっちやるわよ。いいかしら、凛?」
凛「いいにゃ!かよちんのほかにもヨッシー使ってくる子がいるかもしれないから対策になるにゃ!」
あーだこーだにゃーにゃー
真姫「さて、とりあえずはこんなところよ。私はお風呂に入ってくるからそれまでに練習でもしてなさい。今日は泊まっていくでしょ?」
花陽「ごめんね、ありがとう。大変そうだけど、奥の深そうな子だね・・・ヨッシー。」
凛「お泊まりだにゃー!プチ合宿だにゃー!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
俺の知ってるスマブラ64と違う...
小6俺「言っとくけど俺かなり強いよ?」
のぞみけ!
絵里(私が栄光を掴もうと思ったら2パターンの道がある。ひとつは私が優勝して希に色々する道。
そしてもうひとつは、希が優勝して私に色々するというお願いをすること。伊達に巷じゃ賢いことで通ってないわ。
仮に優勝できなかったとしても保険はかけておく。むしろ一週間でそこまで強くなれる気がしない。この一週間、私は希の好感度を上げることに重きを置くわ。)
希「お、えりち真剣な顔してるな、やる気やねー。」
絵里「え?あ、あぁそうね、ところで希はなんで大会やろうなんて言い出したの?」
にこ「そうよ。変な賞品までおまけに付いちゃって。」
希「・・・うちな、このゲームほんま好きなんよ。一人でもずっとやってた。転校する度する度に、その地元で負けなしの黒い魔女の異名で恐れられてたんよ。
だから真姫ちゃんの見事なゲームメイクを見てな、どうしても真剣勝負で戦って勝ちたくなったんや。わくわくしてんねん。わかるやろ?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
にこ(サイヤ人かよ・・・)
絵里「ち、ちなみに優勝したら何を望むとかって、考えてるのかしら?」
希「んー。特にないなー。ただほんと、強い人と戦いたいだけやねん。弱いものいじめはつまらんしなー。」
絵里(まずいチカ。多少はいい勝負できるようにしないと・・・えりちはつまらんって思われる・・・!)
にこ「ま、やるからには全力よ。希。今日から泊まり込むから覚悟なさい。」
希「楽しい冬休みになりそうやねニヤァ」
絵里「私はこの前使った剣士がいい!あの人強い?」
希「うん、復帰力に若干何があるけど、剣を使った強判定の攻撃、ブーメランや爆弾を使った搦め手、いいキャラクターやと思うよ。うちは好きなキャラや。」
絵里「!じゃぁあの人にするわ!」
にこ「にこはプリンのままで行くわ。あの可愛さはにこにぴったりだしね!」
大会当日
希「ほな、くじびきで組み合わせ決めるよー。割り箸に番号書いてあるから引いてなー。9番引いた人は第一試合はシード。
7番と8番の試合で勝ち残った方とやってもらうでー。」
がやがや
絵里「組み合わせが決まったわね」
バァーーーーン!!
1回戦 海未フォックス vs にこプリン
2回戦 絵里リンク vs ことりピカチュウ
3回戦 真姫カービィ vs 凛ファルコン
4回戦 希ドンキー vs 穂乃果マリオ
シード 花陽ヨッシー
希(順調に行けば真姫ちゃんとも海未ちゃんとも戦える。いい組み合わせや。)
花陽「あ、私シードだ。」
凛「凛は希ちゃんに勝つからかよちんも勝って!戦おう!」
花陽「頑張るね!」
穂乃果「じゃぁ第1試合からかな?」
海未「にこ、手加減しませんよ。」
にこ「こっちこそ、プリンの力を見せてあげる!」
希 (この組み合わせは・・・にこっち・・・)
海未「ほむまんの感触を存分に味わうため」
にこ「真姫ちゃんを一日おもちゃにするため」
海未にこ「「勝負!!」」
フォックス
VS
プリン
にこ(希に教えてもらったプリンの強み・・・それは上からの圧力!)
ぷりん ふわっ
にこ(カービィのJ下Aは出し切って着地すると相手を横に少し弾く。でもプリンのドリルキックは出し切ったとき相手を少し上に浮かべる。
それはすなわち、上スマッシュの餌食!じわじわと上からプレッシャーを与えて隙を見つけてドリルで降下する!・・・ん?)
フォックス ストトトト トーン べしっ
にこ(しまっフォックスの足の速さを見くびってた!J上A!一番くらってはいけない技を・・・!)
花陽「お、お手玉にはいっちゃった・・・」
フォックス ずどーん!
穂乃果「え!もう死んだの!?」
希「プリンは横に吹っ飛ばされても実は案外生きてられるんやけどね。上に飛ばされるとあっけないほどすぐ死ぬんよ。これは組み合わせの相
性が悪かったかもなぁ。」
にこ(そっか、うかつだった!プリンは上には飛びやすい!そしてフォックスは上に飛ばすのがすこぶる得意ときている!!
これはまずい!上からの攻撃は全て封じられたッ!!)
海未「さぁどうしますかにこ。諦めて身投げしますか。」
にこ「冗談!勝負を途中で諦めるなんてアイドルのすることじゃないにこ!!」
真姫「でもにこちゃんの不利は明白。上からがダメだといっても、フォックスが別に横押しに弱いわけではない。」
J上A ずどーん!
ジャブ前ステ上スマッシュ ずどーん!
にこ「・・・に、にっこにっこにー」
第一試合
矢澤にこ 完敗
サムスって弱かったのか・・・
海未「ありがとうございました、にこ。あなたの分まで、私は穂乃果に向かって突き進みます。」
にこ「くっ。まぁ一週間前に比べたらちゃんとした試合ができて楽しかったわ。またやりましょ。」
絵里「さて、私の出番ね。ことり、手加減しないわ。」
ことり「・・・えりちゃん。ふふっ。ことりとことりのピカチュウはね、負けないよ」
絵里「行くわよ!ゼルダ!!」
希「えりち、それリンクっていうんやで」
ことり「まってて穂乃果ちゃん。ウットリ」
ことえり「「勝負!!」」
ピカチュウ
VS
リンク
ことり「・・・」 カタカタカタ
絵里「・・・」 カタッカタカタ
真姫(へぇ。二人とも、短期間でよくここまで上達したものね。絵里なんて絶対ポンコツだと思ってたけど、
爆弾もブーメランも駆使して画面制圧しつつうまくプレッシャーかけてる。でも・・・)
希(目を見張るのはことりちゃん、間合いの取り方が完璧や。リンクの飛び道具とJ攻撃を避けることに重点を置きつつも、
隙があれば飛びかかれる。そんな距離をこまめにキープしとる。)
希「海未ちゃん、教えるのうまいんやね。」
海未「い、いえ。私が穂乃果の家で教え込んだ時は、あそこまで動きに切れはありませんでした。せいぜい中級者ほどの・・・」
ことり「ことりね。バイト帰りに秋葉原で64とスマブラ買ったんだ。家でずーーーっと練習してたの。
対策にもなると思って全キャラ触って。だからリンクの攻撃範囲だって手に取るようにわかるよ。」
絵里「わ、私だってかなりの特訓を積んできたわ!!保険に頼らなくてもいいようにね!!」
希「何の話なん?」
ことり「ふふっ。ねぇ絵里ちゃん、もう一歩踏み込んできなよ。ピカチュウが怖くて斬りかかれないかな?」
絵里「言ってくれるじゃない!爆弾との波状攻撃で目にもの見せt」
ピカチュウ ぴっかー
絵里「!?」
真姫「後の先!!」ガタッ
希「うまい!!」ガタッ
にこ「え、なに、どういうこと?」
花陽「挑発で絵里ちゃんを先に動かして、でもピカチュウの方が素早いからリンクが攻撃に移る前の隙をついた、んだと思う・・・」
にこ「え、なにこいつらのレベル」
J前A バリバリバリ
絵里「ああぁあぁぁああぁあ」
上Aお手玉 ぺしぺし
絵里「ゼルダ!負けちゃダメよ!!負けたら希に」
希「だからリンクやって」
上スマッシュ雷 ずどーん
きらーん
絵里「(´・ω・`)チカァ」
第2試合
綾瀬絵里 敗北
真姫「途中まではいい勝負だったけど、絵里は一度崩れると目に見えてもろいわね。でもまぁことりもうまかったわ。少しは楽しめそう。」
絵里「チカァ・・・チカァ・・・」
凛「ほっといて次の試合行くにゃ!!」
真姫「私と戦うのがそんなに楽しみかしら。」ゴォッ
ビリビリビリ
希「部屋の空気が、変わったッ・・・」
海未「真姫のカービィ・・・一体どれほどの・・・」
にこ「なんであんたらバトル漫画みたいになってんのよ!!」
凛「もう真希ちゃんは凛の師匠じゃないにゃ!今日からは凛の敵!!西木野真姫!!」
真姫「馬鹿ね!!弟子が師匠に勝てるわけないでしょ!つけあがらないで!!」
凛「かよちんとカロリー気にしないラーメン食べ歩きにいくため!!」
真姫「にこちゃんと遊園地に行くため!!」
凛真姫「「勝負!!」」
花陽「ヒエェェェ」
にこ「///」
カービィ
vs
C.ファルコン
凛(凛の戦い方は全部真姫ちゃんから教わったもの。当然真姫ちゃんにはバレバレ。それでもやりようはあるにゃ!)
凛「前進あるのみにゃー!!!」
C.F ファルコンキーkk
真姫「ちょっと!そんな隙だらけな技ぱなせなんて教えてないわよ!」ピョーン J後Aベシッ
凛「まだまだー!!横スマッシュー!」イヤー!!
真姫「あなたねぇ!ふざけてるの!?」反撃横スマッーシュ
C.Fぐあー ずどーん!
穂乃果「凛ちゃん早くも1個死んだ!!」
凛「凛は大まじめにゃー!!まだまだダーッシュ!!」
真姫「どうせまたなんかしらパなしてくるんでしょうが!まるめこんでフルコンよ!!」
C.F ダダダダダッ
真姫「・・・・・!?え、なにもしてこな・・!!」
がしぃっ
凛「つかんだにゃー・・・」ニヤリ
真姫「ま、まさかあなたがこんな頭脳プレイを・・・」
凛「油断したにゃー?どうせダッシュ攻撃のタックルでもしてくるんでしょ、とか思ったにゃー?
すべては近づいて前投げを入れるための伏線にゃ!!」
花陽「凛ちゃんすごいよ!!!」
凛「いくにゃ!前投げ!からのJ前A!そのままJ上A!もいっちょJ上A!そしてー上Bできゃーっち!!」ゼアッ
ずどーん!!
真姫「・・・・・・」
凛「ふふっ。誰かにゃー?真姫ちゃんを神っていったのは。凛がぶっ倒してやるにゃ出てこいにゃ!」
花陽「レッツゴーリンチャーン!!」
ホッヒヒ!
真姫 ブッチィ!!!!「いいわ凛。本気よ。なめてたことは謝る。ホント予想外。だからこそ。」
ずどーん!!
ことり「!?」
海未「カービィが自ら落ちた!?」
真姫「残機1で相手してあげる。」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
希「な、なんやこのラスボス臭・・・でも・・・ふふっ。楽しいやん!めっちゃ戦いたいやん真姫ちゃんと!!」ワクワク
凛「飛んで火にいるぼたもちにゃ!!かってにあと1になってくれたにゃ!!凛は残りの2機でのんびりとそいつを削っていけばいいだけにゃ!!」
ドガガガガガガ
C.F ずどーん
凛「えっ」
真姫「確かに私が教えたファルコンのさっきのコンボ。プププの広さなら大抵の相手を確定で殺せるコンボよ。
でも、カービィにもあるのよね。ほぼ致死なコンボが。」
海未「やはり一筋縄ではいかない!!」
カービィ トトッ
凛「ま、またきた!さっきは一瞬過ぎてよくわからなかったけど、ドリルキック始動をもらったはず・・・
きた!!ガードにゃ!!ガードでしのいで隙をいただくっ!!」
海未「凛!!いけない!」
凛「え?」
カービィ ドリルー トトトトト
着地からの上A上A上A上A上A上A上A上A
凛「え?え?あれ?ガードが!外せない・・・!」
海未「・・・連続ガードです・・・ああなってしまってはもう・・・ガードが割れるまで・・・」
凛「う、うそにゃ・・・嫌にゃ・・・動いてよ!!ファルコン!ファルコーン!!!」
ばrrrrrrrrりいいいいいいん
C.F ぴよ・・・ぴよ・・・
カービィ ハアァ~イ
希「そしてこのタイミングでのアピール・・・悪魔やね・・・」
どっごーーーん
第3試合
星空凛 再起不能
凛「うぐっひぐっえぐっ・・・」
花陽「悔しがることないよ凛ちゃん、相手が悪かったんだから。」
穂乃果「よーし!!やっと穂乃果の番だね!!みんなすごい本気だからびっくりしたけど、穂乃果も負けないよー!!」
ドンキー?「ふふふ、穂乃果ちゃんは元気やね。うち楽しみやわぁ・・・」
穂乃果「!?」ゴシゴシ
希「いい試合にしよな」ニコッ
穂乃果「う、うん。(い、今一瞬希ちゃんがドンキーに見えた・・・?いや、そんなわけないよね、ゲームのしすぎで目が疲れちゃったかな)」
第4試合
ドンキー
vs
マリオ
海未「穂乃果、ドンキーはとにかくリーチが長いです、気をつけて!」
穂乃果「うん!」
がしぃ
穂乃果「!?」
希「ふふ」
穂乃果「なにその投げ間合い!!」
マリオ ジタバタジタバタ
希「暴れるマリオも可愛いやん・・・」ウットリ
ドンキー ぽいー
がしぃ!
穂乃果「また掴まれた!?」
希「うちな、ドンキーの投げ大好きやねん・・・ちぎっては投げちぎっては投げ。めっちゃたくましいやん?」
ぽいー
希「ちなみにストリートファイターだとザンギ使ってるんよ」
がしぃ!ぽいー
穂乃果「うぅぅ・・・でもまだ負けてないよ!!おきあがr」
ドンキー 地面バンバン!!
マリオ ずべしっ
海未「でた・・・どんきーはあれが厄介・・・ハンドスクラップでの起き攻め・・・」
希「ちょうど崖の近くやん♪」
ドンキー 追い打ちJ前Aばちこーーん
ずどーん!!
穂乃果「あー!穂乃果のマリオがー・・・あと1機・・・」
希「穂乃果ちゃん可愛いなぁ」ガシィ
海未「穂乃果を見ながらマリオを掴んでる・・・ドンキーに関してはコイツ・・・抜け目がない!!」
希「うちのドンキーと一緒に・・・イこか?」
穂乃果「え、あ、ちょ、まってー!!」
ずどーnずどーん!!
第4試合
高坂穂乃果 完敗
真姫「でた・・・ドンキーの共倒れ戦法。まぁレバガチャすれば抜けれるけど。」
花陽「穂乃果ちゃん、希ちゃんのプレッシャーに完全に戦意失ってたね」
ことり「花陽ちゃんはさっきから試合を見る目がすごく冷静だけど、練習の成果はどんな感じなの?」
花陽「は、花陽は全然!!」ワタワタ
真姫「この子はなんていうか・・・コンボ練習よりターゲットを壊せ!にハマってたわね」
花陽「うぅ・・・でもそのあと実践用の練習もちゃんとしたんだよ?」
希「次うちと当たるのは花陽ちゃんかー。楽しみやねぇ」
花陽「タスケテェー」
海未「・・・」
海未「さてと。お話はここまでです。勝負はゲームの中でしますから、そのダダ漏れの殺気を止めてもらえますか?ことり。」
ことり「なんのことかな?海未ちゃん」
海未「あなたと直接当たれて、正直嬉しいです。同じ目的同士、譲れない道というものがありますからね。」
ことり「いやだなぁ海未ちゃん怖いよぅ。それに同じ目的ってなんのこと?海未ちゃんの目的なんて私しーらない。」
海未「穂乃果は」
ことり「穂乃果ちゃんは」
ことうみ「私がもらう!! 」ピシャァッ!!ゴロゴロゴロ
希「天気・・・荒れてきたな・・・」
真姫「龍虎相打つ・・・か。」
にこ「もう突っ込むのも疲れてきたわ。」
第5試合
フォックス
vs
ピカチュウ
海未(ことりに色々と教えはしましたが、先ほどの試合を見る限り別人。相当の時間家で一人で練習したのでしょう)
ことり(いくよ、ことりのピカチュウ。海未ちゃんは友達だけど、今だけは障害物。だからどけるの。)
穂乃果「希ちゃんはどっちが有利だと思う?」
希「んー。キャラ的には五分くらいちゃうかな?ピカチュウもフォックスも同じ『4強』やからね」
にこ「4強?」
真姫「ファルコン、フォックス、ピカチュウ、カービィのことよ。この4人は強いわ。」
穂乃果「へー!そうだったんだ!マリオは?」
真姫「マリオはまぁ普通。悪くはないわ。」
穂乃果「そっかー。なんかマリオらしいねっ!」
真姫「・・・ふふっ(・・・本来ゲームの楽しみ方は穂乃果みたいなのが一番なのかしらね。)」
穂乃果「あー!なんで笑ったのさー真姫ちゃん!!」
真姫「なんでもないわよ・・・///」
希「ふふ、穂乃果ちゃんは天然ジゴロやなぁ」
希「でもそうこういってるあいだに・・・」
海未「はぁ・・・はぁ・・・(残機1」
ことり「はぁ・・・ッ・・・(残機1」
花陽「ふ、二人共すごい汗・・・」
希「お互いこれ以上ないくらい全力やからな。それもしかたのないことや。」
真姫「体力的にもそうだけど、あのふたりは付き合いも長いから手の内もお互い分かってる。精神的な消耗も激しいはずよ。」
にこ「いや、だからさ、うん。まぁもうなんでもいいや。どっちも頑張れー(棒)」
海未「さすがことり・・・ですね。」
ことり「海未ちゃんもさすがだよ。ことり苦戦する気もなかったのに。」
海未「・・・」
真姫「・・・?フォックスが距離をとった・・・」
希「そろそろなにか仕掛けてくるんかな?」
穂乃果「銃だよ!きっと海未ちゃんがラブアローシュートよろしく遠くから」
花陽「それはないと思うな。ピカチュウはしゃがむだけで避けれちゃうし」
海未(これだけ離れれば十分か)
海未「あまり手の内を見せることはこの後のことを考えたら好ましくないのですが。こうなってしまってはそうもいってられません。
あなたのような強敵が現れてはね、ことり。楽しい戦いでした。」
ことり「ッ!!・・・なにいってるのかな?まだ戦いは終わってないよ?」
海未「終わりです。あなたの負けでこの勝負は終わる。心静かに眠りなさい、ことり。」
ことり「・・・プルプルピクピク」
希「すごい自信やね、海未ちゃん」
穂乃果「ことりちゃんのあんな表情初めて見た。すっごい。すっごいキレそう。」
真姫「私の目から見てもことりは弱くないし、そんなに言い切れるほど差があるようには見えないわ。
けどあの態度。ハッタリとも思えないわね。」
花陽「もしかしてホントになにか切り札を・・・」
穂乃果「すごい!格好いいよ海未ちゃん!漫画みたい!!」
海未 キイィィィィィィィン
ことり「こ、これは・・・!?」
希」海未ちゃんが目を閉じて・・・瞑想・・いや違う!?」
花陽「し、勝負の最中だよぉ!?」
ことり「な、なにかやばいッ!!理由はわからないけど!今の海未ちゃんは止めないといけない気がする!!」
ピカチュウ ぴっかああああ
ことり「超低空J前Aで!!なんかわかんないけど喰らえ!!」
海未「・・・・・」
フォックス すっ
ピカチュウ すかっ
ことり「!?」
フォックス上スマッシュ!!
どがぁ!!
希真姫「「!!??」」
穂乃果「い、今のは・・・あれ?はずれた?届かなかったの?」
希(寒気がした・・・!)
真姫(・・・ピカチュウが押した分だけ引いた。だから届かなかった。理屈だけ言えばそれだけのこと。
でもあの距離感の管理はありえない・・・ミリ単位だとでも言うの・・・?)
ことり(まずいよ・・・生きてはいるけどピカチュウでこのダメージ・・・いつ死んでもおかしくない!!)
海未 ギランッ
ことり(くる!)
だだだだだだだ
穂乃果「なにこれ!どうなってるの!?」
花陽「せ、攻めも攻めたり守りも守ったり!!」
希「フォックスに追いかけられながら隙を見せずに要所で反撃を挟むことりちゃんもすごい!せやけど!」
真姫「フォックスのあの機動力で前進しながら、それでも反撃は全て紙一重で回避している・・・
オート回避機能でもついてるっていうの・・・?」ブル・・・
ことり「くっ・・・しつ・・・こい!!」
海未「すぅっ」
ことり「しまっ!!大振り!回り込まれた!!」
フォックス ジャブペチン
真姫「終わった・・・」
希「これは・・・」
フォックス 上スマッシュ
どっごーーーーーん
Fox Win!!
海未「・・・・・・!!はぁっ・・・はぁっ・・・」
穂乃果「海未ちゃん!ことりちゃん!」
ことり「・・・・・・・あはっ。負けちゃった。負け・・・ちゃった・・・」グスン
海未「ことり。あなたは間違いなく今まで戦ったライバルたちの中で一番強かったです。
私も、まさか明鏡止水まで出すことになるとは思いませんでした。」
ことり「明鏡・・・止水・・・?」
海未「ええ。弓道や日本舞踊をやっているからでしょうか。集中力を極限まで高めると、一種の悟りのような状態になることができるんです。
その状態では感覚は鋭敏になり反応速度、反射速度、思考速度が通常とは段違いに上がるのです。」
ことり「そんな奥の手があったなんて・・・さすが海未ちゃんだなぁ。ことり悔しい。」
海未「ことり。また戦いましょう。私とあなたがいる限り、何度だって戦えばいいのです。今日のような熱いファイトでね。」
ことり「うん。ありがとう海未ちゃん。ピカチュウも、ありがとう。」
希「明鏡止水か。これで納得いったね。」
真姫「そうね。アスリートの海未ならではの時限強化だったわけね。」
花陽「でもホント、常識離れしてました・・・私まだ震えが止まらないよぉ」
にこ「まぁ素人目に見てもすごいのはわかったけどさ。なによ!明鏡止水って!なんであんたらそんな物分りいいわけ!?」
希(それにしても明鏡止水か・・・うちならどうするかな・・・やっぱり・・)
真姫(もし私が海未と当たった場合。明鏡止水を攻略するとしたら、やっぱやり方はひとつね)
穂乃果「次はえーっと・・・あ、やっと花陽ちゃんだね!!」
花陽「うぅ・・・きちゃったよぉ・・・」
凛「かよ・・・ちん・・・」
花陽「り、りんちゃん!?寝てなきゃダメだよ!」
凛「凛の分まで・・・がんばって・・・戦って・・・」
花陽「・・・!!」
凛「勝っ・・・てね・・約束・・・にゃ」
花陽「・・・・うん!」
希「さーて、実は結構気になってたんよね、花陽ちゃんの実力」
花陽「正直自信はあまりありません。でも凛ちゃんの分まで頑張ります!!」
希「うちが勝ったらわしわしさせてもらおかな~?」
花陽「花陽が勝ったら、凛ちゃんとラーメン屋めぐりします!!」
凛(かよ・・ちん・・・)
希花陽「「勝負!!」」
第6試合
ドンキー
vs
ヨッシー
海未「始まりますね。花陽はこれが初戦ですか。」
真姫「穂乃果が投げだけでやられちゃったからね。少しは希の手の内を明かして欲しいもんだわ。」
穂乃果「真姫ちゃんひどーい!いじわるー!」
ことり「穂乃果ちゃんよしよし。今までの他の子の試合中、花陽ちゃんすっごい真剣に見てたよね。」
海未「視線は感じていましたが、あれは花陽でしたか。」
真姫「あの子は真面目だから練習はしっかりこなしてたわ。それに加えてヨッシーというトリッキーキャラ。
面白いものが見れるかもしれないわね。」
花陽(みんなすごかったな・・・大丈夫・・・私に出来ることなんて限られてる。だから迷うことなんて・・・ない!)
真姫「ずいぶん迷いのない表情ね。」
凛「かよちんは普段は自信ないだけで・・・一度ふっきれたら心は強いんだにゃ・・」
海未「凛、起きてていいのですか?杖までついて・・・」
凛「かよちんの戦い・・・凛は見届ける義務がある!」
ことり「凛ちゃん・・・!辛くなったら言ってね、肩、貸すから。」
真姫「これで敗者で立ち直れてないのは絵里だけね」
絵里「チカー」ゴロゴロ
希「さて、様子見を・・・ん?」
希(一向に近づいてこんなぁ。緊張?いや、あの顔に緊張の色はない。むしろ・・・クククッ)
穂乃果「なんでお互い動かないんだろう?」
真姫「希は感がいいから踏み込むに踏み込めないのかも。花陽の狙いに気づいて。」
海未「花陽の狙い、ですか?あの距離でヨッシーにできることと言ったら・・・」
真姫「そ、卵投げだけよ。でも私の長いスマブラ歴の中で、花陽ほど卵投げのうまいヨッシー使いは会ったことないわ。」
希(狙ってる狙ってる。ちょっとでも動こうもんならパクッと喰いつこうとしてる肉食動物の眼やあれは。でもこのままじゃ埒があかんし・・・よっしゃ受けてたと!動いてあげるで!)
ドンキー だだっ
海未「希が行った!!」
ヨッシー たまごポーン
希「この軌道・・・ッ!やらしいわ!」
穂乃果「希ちゃん、なんか攻めづらそうにしてるね」
真姫「そうね。花陽は直接ドンキーを狙って卵を投げてない。ドンキーが行きたいだろうスペースに卵を投げて攻め手を潰してるの。」
海未「言うのは簡単ですが実際やろうと思うと難しいと思います。かなりの洞察力です・・・主に手前狙いが多いのはやっぱり・・・」
真姫「投げを警戒してると見ていいわね。掴まれても卵が当たればつかみは解除される。それに、前のスペースさえ潰してしまえば上から来るしかなくなる。」
海未「そうか!ドンキーのJ攻撃は2種類のメテオこそあれど攻めの始動に適したものはあまりない・・・!あの図体が飛んできてもそれは対空の餌食・・・!」
真姫「あの子ね。ターゲットをねらえ!を卵だけでクリアしてたわ。なにかあの技に光るものを見たんでしょうね。あの技を起点にした責めの展開はうまいわよ。」
凛「かよちん・・・がんばれ・・・!」
希(んー。緊急回避で転がっていっても爆発の持続が当たる。というかあの子は緊急回避の転がる距離まで計算して投げてる。飛んでいっても爆風にカスるか首無敵の上Aか上スマッシュに迎撃されるやろな。となると・・・)
真姫「希も距離をとった・・・やっぱそうなるわよね・・・」
ドンキー ブンブンブンブンブn
穂乃果「でた!!ドンキーのすごいパンチ!!」
にこ「技名ないの!?」
穂乃果「し、知らないや」エヘヘ
海未「花陽はどうでるか・・・!」
花陽「・・・」
希(心地よい緊張感や、おいで?花陽ちゃん)
ヨッシー 卵ぽいー
ドンキー ガード ブンブンブンブン
海未「足場もある中で的確にあの距離のドンキーを狙えるあたりなかなかのコントロールと褒めたい!でもこれでは状況は変わりません!!」
真姫「動くか・・・それとも完全に待ちに徹するか・・・」
ヨッシー そろ~
穂乃果「うごいた!!」
ことり「見るからに慎重だね・・」
真姫「チャージを転がりでキャンセルして接近してきた場合のことを考えての距離作り、かしらね。」
海未「ならそろそろ止まったほうが・・・」
穂乃果「ち、近くない!?」
希「もう遅いで!そこはうちのテリトリーや!」
ドンキー ごろんっ
花陽(今だ!食いついてきたぁっ!)
ヨッシー くいっ上A ばしっ
希「!転がり後の硬直狩り・・・!誘われた!」
花陽「・・・」ガガッ
ヨッシー J下B ガガガガガガ
本人じゃなくてフィギュアが戦ってるって設定だから参戦できるな(錯乱)
真姫「あのCボタンを滑るように2連打してすぐさま2段ジャンプを出し続けざまに攻撃を出して超低空を維持するテクは!!」
海未「まさか花陽がここまでやるとは・・・」
穂乃果「なに?それ」
海未「ネスやヨッシーによく見られるテクニックです。2段目のジャンプの上昇を攻撃でキャンセルできるんです。絶、と呼ばれていたりします。」
ことり「なんか聞いたことある・・・かも。」
穂乃果「すごい・・・3秒くらいしか経ってないのにもうドンキーの%があんなに・・・」
海未「時間あたりのダメージ効率がはんぱないんです。もうあそこまで貯めてしまえばおそらく・・・」
ヨッシー ずべしっ 前A ぴょーん J前A
ドンキー ずどーーん!!
穂乃果「穂乃果が1機も落とせなかったドンキーが!落ちた!!」
海未「とんだダークホースですね。」
希「楽しいやん楽しいやん!」ガシィ!
穂乃果「あー!つかまれた!!」
希「ここからやで!」ぽいー
ヨッシー ふんんんんんんん
希「このチャンスは逃がさへん!」
ドンキー j上A j上A j上A
海未「やはり出来るとは思っていましたが・・・あれは!」
真姫「あまさわループ・・・」
ことり「あまさわループ?」
海未「あまさわという全1のドンキー使いが広めて有名になったといわれるプププランド限定のドンキーのセットプレイです。
あのようにして足場を上り下りしながらJ上Aを当て続けていく、というコンボです。
最終的にはJ前AやBのチャージしたパンチなどで決める、といった強力なセットプレイなんです。」
真姫「まぁあまさわループができなかったとしてもドンキーの上A、j上Aは厄介よ。範囲が広すぎるし、当てたあとの状況がドンキー側にすごく良いの。」
凛(かよちん・・・)
ヨッシー ずどーん!!
真姫「花陽があと1機!!
海未「希は・・・あと2機で現在80%くらいですか。」
ことり「まだわからない・・・」
花陽(私が一番信頼してるもの・・・最後の最後に頼れるもの・・・やっぱり卵!)
ヨッシー ぽいー
ドンキー?「楽しかったで花陽ちゃん!!でも馬鹿の一つ覚えではなあああ!!」
海未「!!希に・・・ドンキーの影がかぶって見えた・・・」
真姫「 私だけじゃなかったのね・・・これはもう、もはや希がドンキーなんだわ・・・」
にこ「いぇーい久々のツッコミポイントー!なにしたり顔で意味わかんないこと言ってんのよー!!にっこn」
穂乃果「ドンキーが!j上Aで卵を割りながら進んできた!!海未ちゃんが特訓で穂乃果のファイアーボールにやってたやつと同じ!?」
海未「そうですね。ああして進むのはリスクが少ないです。」
希「つっかまーえた!」
花陽「りんちゃん・・・ごめん・・・」
ヨッシー ずどーーん!!
第6試合
小泉花陽 惨敗
花陽「ごめんね、凛ちゃん・・・」
凛「ううん、ありがとうかよちん、凛のために頑張ってくれて。」
花陽「凛ちゃん・・・元気になったら、ラーメン食べに行こうね?」
凛「・・・うんっ!」
希「最後すこし無防備やった気がしたけど、諦めちゃったん?」
花陽「遠目に卵投げて誘って、ブロッキングからのカウンターを狙ってたの。でもまだブロッキングの成功率が低くて・・・」
希「なるほどね。(でも狙いは悪くないやんそれ。成功してたらやられてた。恐ろしい逸材やね。)」
海未「やはり残ったメンツはこうですか」
真姫「ま、いろいろあったけど予想はしてたわ。」
希「んー。胸が高鳴るなー。久しぶりやなーこの感覚」ワシワシ
花陽「フェエエエ///」
海未「それでは、私はひとまず先に決勝で待っています。希、少し席を外しても?」
希「ええけど、このあと休みなしでうち真姫ちゃんとやるで?見ぃひんの?」
海未「必要ありません。どちらが上がってこようと自分に出来ることを全力でぶつけるだけです。」
希「わかった、ええよ。すこし外の空気吸ってき。この部屋は熱気がこもっとるからね。」
海未「ありがとうございます。あ、ことり、少しよろしいですか?」
ことり「??いいけど・・・」
希「じゃ、やろうか真姫ちゃん!ある意味メインディッシュ!!」
真姫「ええ、あなたの中に眠るドンキーのビジョン・・・打ち砕いてあげるわ!」
希「ムダや・・・うちにはドンキーが憑いてる・・・いや、うちがドンキーなんや!」
真姫「凄まじいキャラ愛ね。でも、何があっても私のカービィは負けないわ!」
にこ「真姫ちゃんがんばー(やけくそ)」
マンション前自販機
缶コーヒー カシュッ
海未「さっきまで雷でしたが・・・今度は吹雪いてきましたね・・・」
ことり「きっと二人の試合が始まったんだね」
海未「ですね・・・」
ことり「海未ちゃん・・・?話って、何?」
海未「ことり・・・、私はこの大会に優勝して、穂乃果を頂くつもりでいました。」
ことり「!!・・・うん。もちろん、わかってたよ。」
海未「私は穂乃果が愛しい。あの笑顔を全て自分のものにしたいと思った。」
ことり「しょうがないよ、穂乃果ちゃんの笑顔は国宝級だもん。」
海未「でも私は過ちに気づいた・・・。ことり、あなたを自らの手にかけた時に思ったのです。」
ことり「あやまち・・・?」
海未「やはり私たちは、3人で一つなんです。ことり、あなたが欠けても私は辛い。」
ことり「海未ちゃん・・・」ジーン
海未「だからことり。私が優勝したら穂乃果とことりどちらも私がいただきます。一緒に穂乃果とイチャイチャしましょう!」
ことり「うんっ・・・うん!」
ズバァァァア
海未「!?これは・・・!?」
ことり「空が・・・割れた・・・?」
海未「・・・・まさか!!」
ことり「いこう海未ちゃん!!」
ガチャッ
海未「戻りました!!試合は!試合はどうなりましたか!!」
穂乃果「海未ちゃん!ことりちゃん!」
ことり「こ、これは・・・」
ドンキー win!
真姫「嘘よ・・・そんなの・・ありえない・・・何かの間違いだわ・・・」ブツブツ
花陽「ま、真姫ちゃん・・・」
にこ「にこにはもう・・・なにがなんだかわからないわ・・・」
凛「凛をあそこまで痛めつけた真姫ちゃんが・・・完全に・・・」
海未(画面は・・・!!まさか!!3タテ!?馬鹿な!!真姫が一度も落とせず完敗したのですか!)
希「さーて真姫ちゃん、ワシワシさせてもらおかなー!」
真姫「ひっ!!いやあああああああ!!ドンキーが、ドンキーが来るっ!!!助けて!助けてママァ!!!」
希「あらら。困ったな。ワシワシできんのは残念やけど・・・花陽ちゃん、ちょっと真姫ちゃんの面倒見といてあげて?」
にこ「にこが見るわ。花陽、あなたは次の試合、見届けなさい。」
花陽「う、うん。怖いけど、やっぱり見たいよね。」
にこ「私はもう何がどうなってるのかわかんないから、見なくても一緒よ。」
希「じゃぁ次の相手は海未ちゃんやね。楽しみやー。あの明鏡止水をどう破るかやんねー。もう考えただけでワクワクが止まらんよー。」
海未「一体・・・何があったのですか?花陽」
花陽「こればっかりは・・・花陽にもわからない。急に、ほんとに急に、真姫ちゃんの動きが悪くなっていったの。最初は互角だったんだよ?」
海未「なにか、対峙した者にしかわからない『なにか』があった、と?」
花陽「じゃないかな・・・現にほら・・・」
真姫「ドンキーが・・・ドンキーがくる・・・」ガクガクブルブル
にこ「落ち着きなさい、ほら!にっこにっk」
真姫「いやああああああああああ」
海未「あの真姫が完全に壊されてる・・・これは・・・」
希「ほらほら海未ちゃん。早く始めようやぁ。」
海未「・・・わかりました、この大会に幕を引きましょう。・・・ことり」
ことり「どしたの海未ちゃん?」
海未「私に何かあったときは・・・穂乃果のことを頼みます。」
ことり「そっ!そんなこと言っちゃダメだよ海未ちゃん!」
海未「ことりは穂乃果を甘やかす癖がありますからね。たまには厳しくしないとダメですよ?」
ことり「聞かないよ、そんなの。私は甘やかす。厳しくするのは海未ちゃんの役目なんだから。だから・・・」
海未「ことり・・・」
ことり「必ず勝って帰ってきて。そして、二人で穂乃果ちゃんをおやつにしよう?」
海未「・・・わかりました。」
海未「では行ってまいります、ことり、穂乃果。」
希「うちは最初は目的なんてなかった。ただ強い人と戦って負かしたい。それだけが満足感だった。
けどせやね。うちが優勝したらうちからのワシワシは断れないってルールでも作ろか?」ニヤ
海未「そんな卑猥なルール、認めるわけにはいきませんね。必ず阻止してみせます。」
にこ「マジがんばって!海未!」
海未「そして、ことりと二人で穂乃果を舐めまわすのです!!」
にこ「おい」
のぞうみ「「勝負!!!」」
決勝戦
ドンキー
vs
フォックス
にこ「毎回面白い反応するお天気さんはこの試合はどうなるのかしら?」窓ガラガラ
にこ「って夜!?まだ昼過ぎなのに!?」
花陽「雲が分厚すぎるの?すごい・・・二人の気迫に空が慄いてる・・・」
にこ「ああもう!交通マヒしてるじゃない!普通にゲームしなさいあんたら!」
海未「いたずらに試合を長引かせるのは得策ではない。いきますよ。」キィィィィィィィィィィン
希「きたきたっこれやこれ!」
ドンキー j上A ぶんっ
フォックス スカァ 低空ドリル ドドドドドド
海未「このワンチャンス!」
フォックス 下A ドリル! 下A ドリル! ジャブ 横スマッシュ!!
ずどーん!!!!
ドンキー残2
希「ふふふ。さすが海未ちゃんや。飛ばす方向も弁えてる。」
海未「ドンキーを上に飛ばすのは一苦労ですからね。当たり前です。」キィィィィィィン
希(さて、これは思った以上に絶対防御やな。完全に見切られてる。)ズズズ
希(集中を極限まで高めるって言ってたから長引かせて集中切れさせたらええかな、と思ったけどそれも無理そうや)
フォックス ピキュン ピキュン
希(さすがに考え事もさせてくれへんな。ダメージは大したことなくてもあの銃はうっとおしい。)
希「・・・・・」ズズズ
海未(ここまではいいペースです。目立ったミスもない。ですが希がこのまま終わるとも思えな・・・!?)
ドンキー?「・・・」
海未「こ、これは・・・」
ドンキー?「・・・」ズズズ
海未(ま、まずい、集中しなくては!)
海未(横にいたはずの希がいなくなっている。そして希がいたはずの場所に・・・ドンキーが・・・)
チラッ
海未(何度見てもドンキー・・・真姫、あなたが見たのはこれだったのですね・・・!)
ドンキー「♪~」カチカチ
海未(くっなんてプレッシャー・・・横の席の存在感が、圧迫感が・・・でかい!!)
花陽「まただ・・・海未ちゃんの動きが・・・少し硬く・・」
ドンキー がしぃ!
海未(か、ドンキーに肩を掴まれた!?いや、ドンキーは今ドンキーを動かしてるはず・・・この肩に走る緊張は・・・体が・・・重い!!)
ドンキー「ウホホウホウホ」
海未(な、何を言っているのかわからない・・・)
希(海未ちゃんにも、見えてるみたいやね)
~~~~~~~~~~~~~
海未(この声は、希!!ここは・・・っ!?)
希(ここはスマブラの猛者だけがたどり着ける精神世界。真姫ちゃんとも、ここでお話したんよ)
海未(希、あなたはどこにいるのです!?あのゴリラはなんです!?)
希(何言ってるん?うちはずっと海未ちゃんの横におるで?)クスクス
海未(ばかな、あれだけの存在感を放っておきながら、ウホウホいっておきながら!目の錯覚だというのですか!)
希(うちはちゃんと喋ってたって。海未ちゃんの耳が麻痺してるんよそれ)
海未(そんなことが・・・あるのですか・・・)
希(・・・うちが自分より強いと認めた相手と戦うときな。決まって相手はうちのなかにドンキーの幻影を見る。)
海未(・・・・・・)
希(めっちゃでかいゴリラや。ビビってしまって、勝負にならんくなる。さっきの真姫ちゃんみたいにね。)
海未(確かに恐怖はある。先ほどの肩にかかった重圧もおそらく・・・恐怖によるもの)
希(海未ちゃんはどうやろな?うちに、最後まで熱い戦いさせてくれる?)
~~~~~~~~~~~~~
ドンキー ウッホホウホホウホ
海未 (意識が・・・・混濁している・・・・)
ドンキー ドドドドがしぃ
フォックス ジタバタジタバタ
ドンキー ぽーい
フォックス うわー ずどーん!!
花陽「明鏡止水が、切れてるっ!!」
穂乃果「やばいよ!残機1同士だ!」
こういう系ので勝ち残る3人がほぼ固定されつつあるよね
海未(ゴリラの力はすごく強いです。人間の腕なんてひとひねりで折ったりちぎったりできるのでしょう。
そのゴリラが今横に・・・やはり霊長類最強は人間ではないです・・・ゴリラに勝とうなんて・・・甘かった・・・)
ことり「海未ちゃん!!海未ちゃん頑張って!!」
海未(はっ!!!違う・・・!!横にいるのは希です!!希は相手をビビらせるために幻影を見せているのではない!!
私たちが勝手にビビって希をドンキーと重ねて見てしまう。でも私の横にいるのは私たちの仲間の、μ'sの希で、
燃えるような熱いファイトを望んでいる!!!私がしっかりせねば・・・ッ!!!)
ドッパァァァァァァァ
花陽「雲が・・・晴れた・・・?」
海未「はぁっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」
ことり「海未・・・ちゃん・・?」
海未「お待たせしました、希」
希「海未ちゃん!・・・うちが見えるん?」
海未「ええ、ちゃんと見えますよ。ふふっ。ちゃんと人間です。」
希「海未ちゃん・・・ドンキーの幻影に打ち勝ったんやね・・・」
海未「ええ。せっかくの戦いに水を指してしまってすいません。ですが。」キィィィィィィィィィン
希「明鏡止水・・・そうや!うちはそれを自力で破りたい!!海未ちゃん、まだうちと戦ってくれるん?」
海未「当然です」
海未「いざ!!」
希「勝負!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
海未「穂乃果、離れすぎです。もっとちゃんとくっついてください。」腕ギュー
穂乃果「え、と。こう、かな?」
海未「私だけでなく、ことりにもちゃんとくっついてください。」
穂乃果「ぅえーんむずかしいよー!!」
ことり「あはは 腕ギュー」
海未「穂乃果は大会で負けたのです。勝者の言うことはちゃんと聞いてください。」
穂乃果「でもー!どっちからも腕組まれてたら歩きにくいよー!」
海未「昼休みはお弁当の食べさせ合いですからね!」
穂乃果「穂乃果パンだから一人で食べれるよー!!」
海未「いけません!!」
希「真姫ちゃん、もう大丈夫?」
真姫「え、ええ。心配かけたわね。」
希「うちな・・・真姫ちゃんのこと、ゴリラ恐怖症にしてしまって言うのもなんやけど、うち楽しかった。」
真姫「私もよ。久しぶりにあんなに本気でゲームしたわ。」
希「うち、負けたの初めてやったんよ。でもそのおかげで、ドンキーの呪いからも解放された気がするんよね。」
真姫「もうドンキーの影は出てこないの?」
希「あれ以降誰とも戦ってないからわからんけど、うちの中にあったもやもやみたいなのは消えてる。だから多分大丈夫。」
海未ちゃんには感謝せなあかんね。」
真姫「わ、私だってあそこで取り乱さなかったら勝ってたわよ!」
希「あはは。でも、多分そうやろね。真姫ちゃんのカービィはホントに、強かったもん。」
真姫「その・・・ゴリラがいないなら・・・またやりましょ?」
希「うん!」
花陽「結局あの試合は海未ちゃんが勝った。試合が決まった瞬間雲は弾け飛んでどこからともなく空から羽が降り注いだ。
気象庁はきっと大忙しだっただろうなぁ。あの試合のあと、凛ちゃんはガードブレイクの恐怖から閉所恐怖症になり、真姫ちゃんはゴリラ恐怖症になった。私はそんな凛ちゃんを慰めるために約束のラーメンを食べに行き、真姫ちゃんとにこちゃんは遊園地に行ったようだった。
結局のところ賞品なんてきっかけに過ぎなかったみたい。絵里ちゃんもちゃんと希ちゃんに甘えられたみたいで、今はいつものキリッとして格好良い絵里ちゃんに戻っている。
海未ちゃんは「人目を気にせず3人でイチャイチャしたい」という要求を通した。てっきり穂乃果ちゃんを独り占めして、その・・エッチなことをするのかと思ってたから、禍々しい大会だった割には平和に終わったと思う。
私は今、ブロッキングの練習中だ。近いうちに希ちゃん相手にリベンジをかけようと思っている。・・・と。
よし!日記書けた!」
凛「かーーよーーちーん!!!ラーメン行くにゃー!!」
花陽「約束はしたけど・・・さすがにこうも毎日だと太っちゃうよぉぉ」
凛「わかった!じゃぁ今日はあっさり塩ラーメンね!!」
花陽「ワカッテナイィ・・・!」
完
これで終わりです。楽しくスマブラする話を書こうと思ってたはずなんだけど、どうしてこうなった。
>36 まったくもってその通りで申し訳ない。ホントはもっと花陽のヨッシーを活躍させたかったんですが。
トーナメントの組み合わせは実際にくじで決めたので話の作りやすさで組み合わせも決めたほうがよかったかもしれぬ。反省。
乙でした
__ i`:. __ ウィエッホッホッホッホwwwwwwwwwwww
(__.`ー-::... ,rt': : :\ ,::-'",...) ッホッホッホッホッホホーホwwwwwwww
,..::ア - ::::::)-:'':':'(|i(゚):(゚)テ):-:-:-::、イ::: `┬-っ オホーホwwwwww
(,.::'",::' / ,....: : : : r'" ・・' く/i!: : : : :!、,:::::,<` `ニつ オーホホホホホーwwwwwwwwww
`-(_λ_/: : : : : ( トェェェイ )/: : : : : : : : : ;,.,`::`つ イェッホーwwwwwwwwww
`-;;;;;;;:/i\二二_/" : /\;,;,;,;,;/ `'" ウッホホwwwwwwww
\:.:.:.:/ `i , :く. アオーwwwwwwwwwwwwww
`i: :i : : !": : : ) ウッヒャッホーオwwwwwwwwwwwwww
r: :i DK:!-┬" ウッホッホッホッホwwwwww
r--`:、 /000 ウッホッホwwwwww
000O" ウーホホホホホーwwwwwwwwwwww乙
面白かった
>>1乙
本当にフォックス強いよな
初代のブラスターはのけぞり効果もあるし
乙
スマブラの印象が360度変わった
俺…新作スマブラやりこむわ…
乙面白かった
俺以外にもドンキー使いいてくれて感激
おつ
でも64はネスとヨッシーの二段ジャンプ移動は絶。じゃなくてぺちって呼ばれてるよ
乙
俺得カプにいいバトルでした、3DSでいいやと思ってたけどWiiU欲しいなあ
乙
最近μ'sはいつもゲームしてるな
ラブライブも任天堂も好きな俺得
ラブライブのアニメ終わっちゃうのは残念だけどスマブラ新作が楽しみ
このSSまとめへのコメント
64のスマブラはもはや格ゲー