勇者「魔王の城で産まれた」(97)

側近「ハッピバースデートゥーユー♪」

竜人「ハッピバースデートゥーユー♪」

淫魔「ハッピバースデーディアゆーしゃぁ♪」

九尾「ハッピバースデートゥーユー♪」

勇者「…」

魔王「さぁ勇者っ!ろうそくの火を吹き消すのだっ!」

勇者「……」

魔王「さぁ勇者っ!早く火を吹き消せっ!」

勇者「…ふー」

側近「勇者様っ、15歳のお誕生日おめでとう御座いますっ!」

ワー!!(歓声)

パチパチパチパチ!!(拍手)

パァン!パァン!(クラッカー)

ぱかっ!(くす玉)

どんっ!ひゅ〜(花火)

魔王「さて、闘うか!」

勇者「そんな気分じゃねーよ!!」

魔王「な、何故だっ!15の誕生日を迎えたら私と闘う取り決めだっただろう!」

勇者「こんだけ盛大に祝って貰って殺し合いとかできねーよ!申し訳ねーわ!」

魔王「聞いたか側近!やはり慎ましくやるべきだったのだ!」

側近「腐った肉を手渡して終わりの方でしたか!」

勇者「それはそれで嫌だ!」

魔王「私が戦った女勇者が身ごもっていたと知って」

側近「魔王様は慈悲を持って女勇者をかくまわれた」

竜人「女勇者は勇者を産んだ時に亡くなっちまったが」

淫魔「勇者ちゃんは私達が愛情を持って育てると誓ったのー♪」

九尾「そして勇者様はこの日まですくすくと育たれました」

魔王「さぁ、闘おう!」

勇者「もうありがとうの五文字しか出てこねえよおおおお!!」グスッ

魔王「何なのだ勇者よ。反抗期か?」

勇者「反抗期だとしたらスケールがでけぇよ!こんな生き死にかけた反抗期があるか!」

側近「勇者様はツッコミばかり上手くなって…」

勇者「そりゃそうなるわ!ツッコミいねーもんなこの城!『パパ』『ママ』より先に『何でやねん』を覚えたのも納得だよ!」

魔王「じゃあ…私と闘ってくれないのっ?」うるっ

勇者「おいババア上目遣いやめろ」

魔王「殺す!」

竜人「いつもの親子喧嘩になってしまったな」

淫魔「これはダメそーねぇ」

側近「勇者様」

勇者「何さ」

側近「アナタももう立派な大人だ」

勇者「うん。ありがとう」

側近「そんなアナタが魔王様とは闘わない、働きもしないではいけません」

勇者「はぁ」

側近「このニートが!」

勇者「えっ」

勇者「いや働くよ!仕事くれよ!」

側近「ほう、働く気はあるんですね?」

勇者「超あるわ!あり過ぎるくらいだわ!おい魔王、なんか仕事くれよ!」

魔王「じゃあ肩を叩いてもらおうかな」

勇者「子供か!」

側近「魔王様、あの件を任せてみてはどうでしょう?」

魔王「あの件か。そうだな。確かに勇者は適任かもしれん」

勇者「あの件とは?」

魔王「人間との和平交渉だ」

側近「軍を用意しておきましょう」

魔王「四天王にも声をかけろ」

勇者「あれ?いきなりハードル高くね?」

王様「魔族と和平など無理だ!魔族に何人殺されたと思っている!」

魔王「それはお互い様だ。それともお前はまだ殺し合いを望むと言うのか!」

勇者(もう交渉してる!?展開がはえーよ!俺おいてけぼりだよ!)

王様「我々と魔族では持って生まれた力が違う!形が違う!寿命が違う!」

王様「共存など無理だ!非現実的だ!」

魔王「ならば最後の一人まで殺し合うか!どちらかの種が絶滅に至るまで!」

魔王「それこそ非現実的だ!」

勇者(うん、これ俺いらなくね?)

魔王「ええいラチがあかん!勇者はどう思う!?」

勇者「えっ」

勇者「えーと」

勇者「俺はですね」

勇者「あの、えーと」

勇者「な」

勇者「仲良くやろうぜ!」

王様「勇者がそこまで言うのなら仕方ないな…」

勇者「えっ!」

魔王「よくやってくれた…さすが勇者だ!」

勇者「俺何もしてないよ?」

魔王「謙遜するな!」

勇者「俺すげー!」

魔王「調子に乗るな!」

勇者「どうすればいいんだ!」

良いテンポだ ④

側近「婚約者を選んでください」

勇者「え?何急に?」

側近「人間との和平の証です。政略結婚です」

勇者「あ、そ、そう…もう少しオブラートに包んで言って欲しかったな…」

側近「こちらに資料を用意いたしました」

勇者「ありがとう」

側近「なんと全員ブスです!」

勇者「包んで!オブラートに包んで!」

勇者「あれ?可愛い娘いるよ?ほら」ペラペラ

側近「そいつはなんかビッチ臭がしますね」

勇者「この娘は?」ペラ

側近「男を道具にしか見てない顔じゃないですか!」

勇者「この娘は?」ペラ

側近「完全に金目当てですね!おービッチ臭いビッチ臭い!」

勇者「側近って童貞?」

側近「どどど童貞じゃねーし!」

>>12サンクス!

姫「勇者様、ご機嫌うるわしゅうザマス?」

勇者「やべえの選んじまった!」

姫「ここが魔王城ですのね?思っていたより綺麗ザマスね!」

勇者「どうしよう…クーリングオフ効くのかな…」

姫「勇者様?」

勇者「え、はい!なんでしょうか!」

姫「わらわ初めてザマスので…優しくしてくださいザマスよねザマス?」

勇者「無理くりじゃねーか!」

勇者「助けてくれ淫魔!俺は姫を女として見れない!」

淫魔「えー?姫ちゃん可愛いじゃなーい?」

勇者「そうなんだ!顔は良いんだ!だがそれが…っ!罠…っ!トラップ…っ!」

淫魔「じゃあ勇者ちゃんは体目当てで結婚したってことぉ?」

勇者「だって資料だけじゃ分かんないじゃーん!ザラキ感覚でザマス連発するヤツだって分かんないじゃんーん!」

淫魔「もう仕方ないわねー。はい、これ」

勇者「これは?」

淫魔「耳栓よ!」

勇者「助かる!」

姫「勇者様っ!ああだめっ!そんな所だめザマスっ!だめザマスっ!」ビクビク

勇者「ああ、俺も好きだよ!」

姫「なにか!なにかくるっ!イっちゃうザマス~っ!」ビクン!ビクン!

勇者「もちろんだ!一生離さないさ!」

姫「はあん♪うふふ…勇者様のに、ご奉仕いたしまザマスわ…♪」

勇者「入れるよ!」ズボッ

姫「ああっそんなっ!ああっ!ザマスっ!ザマスーーーっ!!」ビクン!ビクン!

かくして勇者とザマス姫は6男8女の子宝に恵まれ、魔族と人間は平和に暮らしましたとさ。

おしまい。

眠いからねる。見てくれたひとありがと!おやすみー!

起きたら14の続きからやり直せ

やり直してください

ほんじゃせっかくなんで続けてみる!

>>19から夢オチ展開で

息子「父上!」

勇者「はっはっは!どうした息子よ!」

息子「おなかすいたー!ザマス!」

勇者「え?ザマス?」

娘「ちちうえー!あにうえがあたしのごはんとったザマスー!」

勇者「お、お前ら…」

息子2「おまえが食べるのおそいからザマスよー!」

息子3「あにうえかっこいいザマスー!」

娘2「ザマスがー!ザマスがー!」

娘3「ばぶうザマス!ばぶうザマス!」

勇者「な、何だよ!何なんだよお前ら!」

姫「あら勇者様?今晩も私となさるザマスでおまザマスかザマス?」

勇者「うわあああああああ!!」

勇者「ハッ!夢ッ!?」



勇者「待て!これが夢なら、どこからが夢だったッ!?」

勇者「未だ希望はある!暗闇の荒野を一筋の光が照らすように!」

勇者「魔王!あの女はいるか!?現実に…この世界に!いるのかッ!?あの女はッ!?」

魔王「いきなり何を言っているのだ勇者?あの女とは何だ?」

勇者「ほ、本当か!?あの女なんていなかったのか!?」

姫「あら勇者様、ご機嫌うるわしゅうザマス?」

勇者「いるううううううううう!!」

イルウウウウウウウウウーーーーーーー

イルウウウー

イルー

(エコー)

勇者「てゆーかおかしいだろ!何であんなザマス野郎が受け入れられているんだ!」

勇者「こんな世界なら人間と魔族は共存しなければ良かった!」

勇者「くそったれ!このくそったれ世界!!」


姫「あら、淫魔様と竜人様、ご機嫌うるわしゅうザマス?」

淫魔「あ、姫様♪うるわしゅー♪」

竜人「うるわしゅーだぜー」

勇者(いやツッコめよ!何で自然体な対応だよ!)

淫魔(人間の女の子って勇者ちゃんのお母さんしか見た事ないけどー)

竜人(王族って変な語尾つけるんだなー)

姫(くっくっく!騙されてる!騙されてやがるわ!)

姫(私の演技は完璧のようね!ふふっ、魔族のお偉いさん方なんてちょろいものよ!)

姫(誰も私が元冒険者のド底辺女だと気付かないなんてね!あはは!痛快だわ!)

姫(あとはこの調子で贅沢な暮らしを謳歌するだけよ!)

姫(騙しきる!このまま!)

姫(そして私は幸福を手に入れる!)

姫「勇者様、ご機嫌うるわしゅうザマスー?」

勇者「お、おう。おはよう」

勇者(クソ!ツッコんで良いのか!?魔王城で育ったせいで人間の常識が分からねえ!)

姫(てゆーかそろそろ手ぇ出してきなさいよ勇者!子作り出来ればさらに安泰なのよ!)

勇者(言うのは簡単だ。『おいてめえ!ザマスとかおよそこの世界で一番印象が悪くなる語尾使ってんじゃねえ!』腕を組んで堂々とそう言えば良い。だが…)

姫(いっそ私から誘うべき?はしたないと思われるか?けどリスクに見当たったリターンは得られるハズよ…でも…)

勇者(ダメだ言えねえ!この縁談がぶち壊れたら人間と魔族の関係もぶち壊れちまう!)

姫(誘い方が分からない!自分を高く売るために処女を取っておいたのが災いした!こういう時どうすればいいの!?)

勇者(…やんわり伝えて…少しずつ直して貰うしかないか…)

姫(全裸で…枕とか持ってけばいいのかしら…)

なんかいつでも終われるし、いつまでも続けられる感じがアレなんで、ちょっとシリアスっぽい展開挟んでみる

魔王「勇者、姫とはどうだ?」

勇者「イイカンジダヨー」

魔王「姫は?」

姫「うるわしゅうザマス」

魔王「そうか…なぁ、勇者よ。姫よ。お前ら二人の耳に入れておきたいことがあるのだ」

勇者「何だよ改まって?」

姫「何ザマス?」

魔王「実はーー」

シュウウウーー

勇者「待て、何か匂わないか?」

魔王「確かに匂うな。おい側近!何かあったのか?」

姫(っ!この匂いは!)

姫「火薬よ!勇者ふせてっ!!」

勇者「え?」

ドーーーン!!

勇者「なっ、なななっ城がっ」

姫「被害報告!状況はどうなってるの!誰か報告しなさい!」

勇者「何だよ!?何が起きてんだよ!?」

姫「敵の数は!?ちょっと何で誰も報告に来ないの!素人の集まりなのこの城はっ!」

勇者「ま、魔王!どうなってるんだよ!ま――むぐっ!?」

黒衣「はいはいちょっと拉致るから黙っててねー」

黒衣「あはは、ザルだなーこの城。警戒のけの字もないねー。幸せな空間だなー」

姫「はっ!」ヒュッ

黒衣「ってうおお!?躊躇うことなく目潰しかよ!?危ねー!」

姫(かわされた!)

黒衣「やるねー姫様!アンタこの状況で1番動けてるよー!」

姫(服は動きづらいし武器もない…どうする?)

姫(……くっ)

姫(こうなったら…)

姫「……」スッ

黒衣「おっ、手を上げて降参?つくづく懸命だねー姫様」

黒衣「よし!まとめて拉致っちゃおうかなー!うんそうしよー!」

黒衣「よーし行くよー!転移魔法ー!」バシュッ

勇者「ん…」

勇者「どこだここ…?」

勇者「……」

勇者「暗いわ!ジメジメしとるわ!ナメクジが好む環境か!」

姫「起きて早々ウルサいわね」

勇者「えっごめん」

勇者「え、あれ?姫?」

姫「なによ」

勇者「いや、口調が」

姫「あー忘れてたわね。はいはいザマスザマス」

勇者「お前…一気にキャラ放り投げやがって…俺がどれだけ悩んだと…」

姫「ウルサいわね。今それどころじゃないのよ。何なのアナタ」

勇者「いやお前が何なんだよ!」

勇者「…って、そう言えばここどこだ?」

姫「さぁ?拉致った連中のアジトじゃないの?」

勇者「拉致…そうだ!城は!?みんなどうなったんだよ!?」

姫「いちいち大きい声出さないで!アナタ勇者様でしょ?少しは堂々としてよ…!」

勇者「こんな勇者で悪かったな!」

勇者「おい、魔王はどうした?」

姫「知らないわよ。そんな事よりも勇者、アナタもどうやってここを切り抜けるか考えてよ」

勇者「だから魔王はどうしたって聞いてるじゃねーか。魔王なら助けに来てくれるだろ?」

姫「え?」

勇者「こんな薄暗い部屋に閉じ込められて、手足縛られたら自力で脱出はもう無理だろ?だったら助けを待つしかねーじゃねーか」

姫「っはぁ?アナタ、それ本気で言ってるの?」

勇者「何だよ。俺変な事言ってるか?」

姫「自分でどうにかしようとは思わないの?」

勇者「だから無理だろって」

姫「ああ…そう。そうなの」

姫「分かった。もういいわ。何よ、わざと捕まった私が馬鹿だったわ。私だけ逃げれば良かった」

勇者「お前わざと捕まったのかよ」

姫「そうよ。ちょっと勘違いしちゃったの。優しくて立派な夫の役に立ちたいとかね。馬鹿みたい」

姫「勇者、お前は大好きな魔王様でも待っていなさいよ。私は何としても此処から出るわ」

姫「ちなみに勇者。今私が言った意味分かってる?」

勇者「出るために手段は問わないんだろ」

姫「…やっぱり馬鹿よお前。救いようがないほど」

黒衣「やっほー起きてるー?」

勇者「お陰様でな」

黒衣「ありゃー機嫌悪いねー?おなか痛いのー?」

勇者「頭が痛いわ!おい、これからどうするつもりなんだよ?」

黒衣「えー?察し悪いなーキミ?さては頭弱いなー?」

黒衣「この時期の襲撃なんてさー。どう考えても人魔共存への抵抗でしょー?」

黒衣「だからとりあえず勇者はぶっ殺すよねー。あははー」

勇者「っ!ば、馬鹿かよお前!そんな事したら魔王が黙っちゃいねーぞ!」

黒衣「え?魔王はもう暗殺したけど」

勇者「え…?」

姫「ちょっとアナタ」

黒衣「はいはい、なんでしょーね姫様?」

姫「その姫ってのやめてくれる?もうやめたから」

黒衣「えー?そんな簡単にやめられるもんなんですかー?」

姫「ねえ、アナタの声聞き覚えあるわ。フードかぶってるけど…アナタ魔法使いでしょ?『首輪付き』って呼ばれてない?」

黒衣「!何で…!?」

姫「私も元冒険者だったから。ほら、私の顔、見覚えない?」

黒衣「……あ、」

黒衣「もしかして『弓鳴り』?」

姫「正解」

黒衣「あはは!何やってんだよお前!お姫様ごっこー!?」

姫「ちょっと色々あってね」

姫「ねえ『首輪付き』、同業者のよしみで救ってくれない?」

黒衣「えーでもなー。こういうことはリーダーに聞かないとなー」

姫「私なら魔王城の案内も、残存勢力も把握してるわ」

勇者「!お前…っ!」

姫「ねえ良いでしょ首輪付き?」

黒衣「で、でもなー。リーダー怒ると怖いからなー」

姫「今ってアナタの器が試されてる所だと思うわ。そこの男と違って、私には利用価値あるわよ?」

黒衣「で、でもさー、裏切りとかあるしさー」

姫「大丈夫よ。アナタのステキな首輪に誓って裏切ったりはしないわ」

黒衣「!な、ならいいかなー?」

姫「じゃあ、ロープほどいてくれる?」

黒衣「うん!ちょっと待ってて!」

姫(ふう、見張りがこの子で助かったわ)

姫(アナタ、ステキな首輪つけてるからそう呼ばれてるんじゃないわよ?)

姫(誰かの下じゃないと働けないから『首輪付き』)

姫(ちゃんと皮肉だって気付いてる?)

黒衣「じゃあリーダーに会いに行こっかー!」

姫「そうね、そうしましょう」

勇者「おい!俺はどうなるんだよ!」

姫「さあ?予定通り魔王様を待ってみたら?」

勇者「そんな…!」

姫「行きましょう」

黒衣「おっけー!」

勇者「何だよ…何なんだよ!」

勇者「おかしいだろこんなん!何でこんな事になってんだよ!」

勇者「魔王は!?暗殺されたってマジかよ!じゃあ俺はどうなるんだよ!?」

勇者「くそっ!くそったれ!」



姫『優しくて立派な夫の役に立ちたいとかね。馬鹿みたい』


勇者「くそっ!ちくしょう…」

勇者「ちくしょう…だっせえなあ、俺…」

姫「で?誰もいないけど?今回の首謀者はアナタ一人なのかしら」

黒衣「みんな仕事あるからねー!でももうすぐで帰ってくると思うなー!」

姫「リーダーは誰なの?」

黒衣「なんと!『黒斬り』だよー!」

姫「!」

姫(アイツか…)

姫(私のことは…認められないでしょうね)

姫(動くならアイツが帰ってくる前…か)

姫「…ねえ首輪付き?勇者の見張り代わるわ」

黒衣「え、でもなー。これ僕が任された仕事だしなー」

姫「休めるうちに休んどいた方がいいわよ?働きっぱなしで疲れたでしょう」

黒衣「うーん、そうだなー。それもそうかもなー」

姫「鍵かして?」

黒衣「うん、じゃあこれー」チャリーン

姫「おっけー、じゃあ行ってくるわね」

黒衣「うん!ありがとねー!」

姫「いえいえ私のほうこそ!本当に、ここにいるのがアナタで良かったわ?」

勇者「あっ」ビクン!

姫「なに…やってるのかしら?」

勇者「待て!これには訳があるんだ!」

姫「そうでしょうね?勇者様ともあろう方が、敵陣営のど真ん中で、下半身マッパなんてね?」

勇者「いや待って!聞いて!マジで!」

姫「せっかく助けてあげようと思ってたのに…」

勇者「!助けてくれるのか!?」ガバッ!

姫「ちょっ!立つな馬鹿っ!前っ!前隠してよっ!」

勇者「いや、俺もこのままじゃダメだと思ってさ」

勇者「呪文でロープ焼こうと思ったんだよ」

勇者「したらさ、手後ろで組まれてるじゃん?」

勇者「炎後ろに出るじゃん?」

勇者「おしり重点的に焼けるじゃん?」

勇者「スボン燃えるじゃん?」

勇者「もうヤケになるじゃん?二重の意味で」

勇者「前も焼くじゃん?」

勇者「したらもうマッパじゃん。仕方なくね?」

姫「最後のほう故意でやってるじゃないのよ!」

姫「はあ。本当に何やってるのよお前…」

勇者「…嫁に叱られて自分のカッコ悪さに気付いたからさ。ダサい夫なりに頑張ってみたんだよ」

姫「もう嫁はやめたけど」

勇者「役所に離婚届を提出してねーから、まだセーフだ」

姫「関係は冷え切ってるわよ」

勇者「アホか。本当の氷河期はザマス時代だっつーの。アレ何だったのお前?馬鹿なの?」

姫「ばっ!な、なによ!騙されてたくせに!」

勇者「ツッコめなかっただけだわ!優しさだわ!あんなもん!」

姫「魔王城のみんなも騙されてたじゃない!」

勇者「アレなー多分人間知らなかっただけだわ。あと多分興味なかったんだわ。今考えると」

姫「う、嘘でしょ?なによ、じゃあ私の一人相撲だったってこと…?」

勇者「一人ザマス?」

姫「殺すわよ!」

勇者「はっはっは!」

姫「何よ。いいわよ、笑いなさいよ」

勇者「いや、ごめん。姫と話すの面白いなあと思って」

姫「っはぁ?」

勇者「なあ姫、魔王城帰ったらさ、ちゃんと式あげようぜ」

姫「嫌よ。私お前嫌いだもの。大好きな魔王様とでもすれば?」

勇者「魔王は母さんみたいなもんなんだって。母親が嫌いな子供がいるか?」

姫「私は嫌いよ?あんな馬鹿。勝手にどっか消えやがって…」

勇者「じゃあ魔王を好きになればいいよ。姫のお義母さんなんだから」

姫「あー…あーもう!ダメだわ。もう。アナタと口でやりあっても勝てそうにないわ」

勇者「じゃあ『私の負けザマスー!』って言って?」

姫「殺すわよ!」

しえん

読んでるぞー

再開するぜよー

姫「ほら、これで良いでしょ。ロープも解いたし、牢の鍵も開けたわ」

勇者「おー!ありがとう!恩に着るよ!」

姫「逆よ。これはお城で良い思いさせてくれたお礼。だからこれで貸し借りはなしよ」

勇者「そうか。でも、ありがとうな」

姫「何よ気持ち悪いわね。ほら、さっさと逃げなさいよ」

勇者「は?姫は?」

姫「私も勝手に逃げるわよ。だからほら、行きなさいよ」

勇者「何でだよ。一緒に逃げた方が良いだろ?」

姫「嫌よ。一人の方が逃げ切れる確率高そうだもの」

勇者「俺じつは役に立つ人だよ?」

姫「はいはい、じゃあ私あっち行くから。勇者は逆から行きなさいよ?」

勇者「あ、ちょっと!」

姫「あーもー何やってるんだろーなー私。勇者のこと結構嫌いだったんだけどなー」タッタッタ

勇者『いや、俺もこのままじゃダメだと思ってさ』

勇者『ダサい夫なりに頑張ってみたんだよ』

姫「まあ…頑張ってるヤツは嫌いじゃないか。でもなー、何もここまでしなくて良かったかなー」タッタッタ


戦士「!何だお前は!」


姫「ですよねー、そろそろお仲間が帰って来ますよねー」

姫「はぁ、武器もない、防具もない。本当何やってるんだろう私」

姫「…まぁ、もういいか。腹くくるわよ」

戦士「答えろ!貴様ここで何をやっている!?」

姫「時間稼ぎ」

戦士「時間稼ぎだと!貴様俺を誰だと思っている!」

戦士「『怒号』の二つ名を持つ戦士様だぞ!強いぞ!気をつけろ!」

姫「知ってるわよ。やかましくて酒場追い出されまくりの戦士さん」

戦士「バカめ!酒場を追い出されるのは戦士の誉れだ!」

姫「残念、ツッコミ好きの彼がいたならツッコんで貰えたでしょうね。でも私はそんなに優しくな」

勇者「いや誇る事じゃねーよ!恥じれ恥じれ!」

姫「え、えぇー?」

勇者「来ちゃった」

姫「えぇー…何でよぉ…」

姫「せっかく私が逃げる時間稼いであげてるのに…」

勇者「だって姫、武器ないじゃん。勝てないだろ」

姫「勇者だって剣取り上げられてるじゃないの」

勇者「いや魔法あるし」

姫「魔法だけで倒せる訳?」

勇者「余裕余裕!」

姫「はぁ…じゃあやってみなさいよ」

勇者「雷撃魔法!」バリバリバリ!!

戦士「ぐはっ!」バタンッ!

勇者「倒せた」

姫「えっ」

姫「ちょっと、え?何?…え?」

勇者「余裕っつったじゃん」

姫「え?アナタもしかして強いの?」

勇者「うん。え?逆に聞くけど勇者何だと思ってんの?」

姫「いやだって…え?じゃあ何で捕まってたのよ?」

勇者「縛られたら魔法撃てないし。いや撃てたけどズボン燃えたし」

姫「え?馬鹿なの?」

勇者「馬鹿じゃねーわ!ちょっとズボン貰ってくる!」

姫「まだマッパだったの!?馬鹿なの!?」

勇者「外に出たー!」

姫「あれから敵も来なかったしね。まぁ勇者の強さなら並大抵の敵じゃ止められないでしょうけど」

勇者「これからどうする?」

姫「外に出たし転移魔法使えば良いんじゃない?」

勇者「そっか!んじゃとりあえず魔王城帰るか!転移魔法!」バシュッ

――魔王城。

竜人「ウノオオオオ!!」ビシィッ!!

側近「ドロー4」

九尾「ドロー4」

淫魔「ドロー4」

竜人「ノオオオオ!?」

勇者「いや何やってんだ!帰って来て早々ツッコませんじゃーよ!」

竜人「あ、勇者だ」

側近「勇者様!ご無事で!」

淫魔「死んだのかと思ったよぉー」

勇者「だったら探しに来てよ!」

勇者「てゆーか城半壊してるじゃねーか!ウノやってる場合か!ドロー4で竜人ハメてる場合か!」

側近「あ、勇者様。魔王様が死にました」

勇者「尚更ウノやってる場合か!」

勇者「え?てゆーかマジで?魔王死んだの?」

竜人「うん」

淫魔「なんかー、黒い剣持った人間がばーってやって。ドシューッ!ズバッ!ズバッ!」

竜人「ピカッ!ギュイーーン!!」

淫魔「ドーーン!!」

九尾「そして魔王様は死にました」

勇者「マジかギャグかの区別がつかねー…!」

側近「心配なさらなくて大丈夫ですよ勇者様。魔王様は確かに死にました」

勇者「ごめん。ちょっと何言ってるかわからん」

側近「魔王様は死にましたが、ほっとけば勝手に復活なされます。今回の感じだと二百年って所でしょう」

竜人「意外と短いな!」

淫魔「まぁお城でも建て直しながらゆっくり待てば良いよねー」

九尾「二百年後に向けてパーティーの準備もしませんとね」

勇者「いや、その時俺死んでるけど…」

竜人「え?」

淫魔「しまった!勇者ちゃん人間だ!」

側近「人間とは百年も生きられない悲しい生き物!」

竜人「なんというドンマイ!」

九尾「ドンマイ!」

勇者「ドンマイで済まそうとしてんじゃねえ!」

九尾「ドーントマインド!」

勇者「発音の問題じゃねえ!」

勇者「もーほんと何なのお前ら。俺さっきまでチョー頑張ってたのに。俺のシリアス返して?」

姫「勇者」

勇者「姫?どしたん?」

姫「あの、何よ、その」

勇者「?」

姫「お、お話があるザマス!」

勇者「ザマスが復活してしまった!」

姫「勇者、これからどうするの?」

勇者「どうするって何を?」

姫「何をって…アナタまた狙われるわよ?」

勇者「そうなの?」

姫「連中のしつこさは折り紙付きよ。人魔共存の核であるアナタは、いつまでも狙われるわ。どうするつもり?」

勇者「うーん、分からん。皆に聞いてこよ」

姫「アナタ…!また他人に頼るつもり!?さっきは一人で頑張ってたじゃないの!」

勇者「いいじゃんか。頼れる時は頼ろうぜ。てゆーかさ、姫は一人で何とかしようとし過ぎだよ」

姫「…何よ、文句あるの?」

勇者「あるよ。もちっと周りのこと信じてあげてよ」

姫「なっ」

勇者「お互い利用するんじゃなくてさ、手伝い合おうぜ。そっちの方がさ、なんか良いじゃん?」

姫「……何よ、世間知らずのぼっちゃんのくせに。生意気」

側近「人魔共存ですか。そりゃあまぁ一筋縄じゃ行きませんよね」

勇者「なんか、俺狙われてるらしいんだけど」

側近「そうでしょうね。何だかんだで勇者様には求心力がありますからね。人間にも魔族にも。これは共存反対派には邪魔でしょうねぇ」

勇者「俺人間にも人気あるの?」

側近「魔族の人間界侵攻を止めさせた、あの女勇者様のご子息ですから。それはもう大人気でしょう」

勇者「マジで!?」

側近「勇者様が人間の城に遠征なさった際には、シンブンとやらに大きく取り上げられたようですよ?英雄の帰還とか見出しつけられて」

勇者「マジかよ!俺すげーな!」

勇者「ん?待てよ?母さんが魔族の人間界侵攻を止めたんだよね?じゃあ母さんの代で人間と魔族の争いはなくなってるの?」

側近「大きな争いはなくなりましたね。国境付近ではたまに小競り合いが起こりますが、それには基本的に国は絡んでいません」

勇者「じゃあさ、それってもう共存できてたんじゃないの?何でいまさら人魔共存!とか言ってんの」

側近「共存とはまた違うのですよ。今までのは単なる住み分けです。魔王様や女勇者様が望んでいたのは、まさしく共存」

側近「人と魔が手を取り合い、酒場で愚痴をこぼしあうような、そんな関係なのです」

勇者「ふうん?」

側近「よく分かりませんか?」

勇者「いや、分かるけど。じゃあ何で反対派とか出るのかなーって。良い事じゃんな?最高じゃん」

側近「そうですね。ですがまぁ、そう簡単に割り切れるものではないのですよ」

竜人「俺もたくさん人間殺したしなぁ」

淫魔「それと同じくらい魔族も殺されてるけどねー」

側近「難しい問題ですね」

姫「はぁ…ちょっといいかしら」

側近「これはこれは。何でしょう姫様?」

姫「私思うのだけど。あ、私思うのだけどザマス」

勇者「もういいよザマスは。使い方も雑じゃねーか」

姫「人魔共存がどうとかね。私はどうでも良いと思うのよ」

姫「いやどうでも良くはないんだけど。目下の問題はそこにはなくて」

姫「勇者が未だ狙われてる事。これが一番の問題だと思うの」

姫「ちょっと考えてみて欲しいんだけど、ヤツらが魔王を暗殺するメリットって何だと思う?」

勇者「魔族の王を暗殺すれば人魔共存が白紙になる…?」

側近「いえ、それだとやり方が悪いですね。共存に対する不信を煽るなら、人間の王を暗殺して、魔族がやったように見せかけた方が良い」

九尾「人間が魔王を暗殺しても今の魔族は大して怒らないからな。魔王様はどうせ復活する」

勇者「じゃあ何で魔王を暗殺したのさ」

側近「ふむ、頭が悪いんですかね」

勇者「えー」

姫「その通りだと思うわ」

勇者「えー!」

いいテンポだ

姫「頭が悪いというより、後先考えてない、って感じかしら」

姫「ヤツらは、ただ復讐してるだけ。共存なんて嫌だと、だだをこねてるだけなのよ」

姫「だから魔王は殺すし、勇者も殺す。共存に関わる者はみんな殺す」

姫「そういう狂った考え方の集団なのよ、ヤツらは」

側近「なるほど。共存を潰すために勇者様を殺すのではなく、勇者様を殺したら結果的に共存が難しくなった、なのですね?手段と目的が逆なのか」

姫「そう。だから徹底的に叩かない限り勇者はどこまでも狙われるし、この城だって壊され続けるわ」

勇者「何だ。じゃあ思ったより話は簡単なのか」

姫「っはぁ?アナタ、ちゃんと話聞いてたの?」

勇者「聞いてたけど」

姫「敵は狂ってるのよ?ついでに、暗殺とは言え魔王を殺せるレベルのヤツもいる。そんな連中に狙われて簡単なんて事はないでしょう?」

勇者「まぁ確かに、そんな連中に狙われ続けるのは骨が折れそうだけどさ」

姫「何よ?」

勇者「別に待ってる必要はねーんだろ?今度は攻めてやろうぜ、こっちから」

姫「!いや…でも…確かに。受けに回るよりは…攻めた方が良いのか…」

側近「ふむ。では部下にヤツらの居場所を探させましょう」

勇者「あ、それは敵のアジト割れてるからいいや」

側近「そうですか。では我々四天王がぶっ潰しに行きましょう。勇者様も来られますか?」

勇者「いや、俺だけでいいよ。ケンカ売られてるの俺だし」

側近「お一人で大丈夫ですか?」

勇者「大丈夫。俺は一人なんかじゃないから。姫も来るし」

姫「えっ、私!?」

勇者「姫が紹介してくれないと敵分かんないじゃん」

姫「あー…そうね。いいわ。行くわよ。私もムカついてたしね。ただ、武器と防具は用意してもらうわよ」

側近「では私めが用意致しましょう。武器は何を?人間の女性ですと短剣ですか?」

姫「弓でお願い出来るかしら」

側近「ほう…弓ですか」

姫「何よ?文句あるの?」

側近「いえいえ。弓ならちょうど最高の物がありますので。用意致しましょう」

姫「?何よ?含みがある言い方ね?」

側近「いえいえ。少し懐かしい気分になっただけですよ」

姫「?」

勇者「そうだ側近、俺からも一ついいかな?」

側近「何でしょう?」

勇者「魔王の復活、早められないか?」

側近「それはまた…難しいですね」

勇者「そこをなんとか頼むよ。せっかく敵をぶっ潰して共存が叶ってもさ、それを望んでた魔王が見れないんじゃ可哀想だろ?」

側近「そうですね」

勇者「魔王には世話になったからさ。恩返しの一つでもしてやらねーとな」

側近「!…ふふふ、そうですね。分かりました。何とかしましょう」

勇者「助かる!側近にはいつも甘えてばっかだな。今度何かするよ」

側近「いえいえ。もう十分ですよ勇者様」

勇者「?そうか?」

側近「はい」

勇者「姫、準備はいいか?」

姫「ええ。なんか予想以上に良い装備を揃えられて戸惑ってはいるけど」

淫魔「似合ってるわよぉ姫ちゃん♪」

姫「そ、そう?ありがとう」

勇者「んじゃ行きますかね!」

竜人「ヤツらのアジトに直行すんのか?」

勇者「そうだな!でも万が一!万が一ちょっとだけ遠めに転移したら人間界観光してから行くかも!」

姫「ちょっと!直行するわよ!?」

竜人「それを聞いて安心したぜ勇者!お土産頼むな!」

勇者「任せろ!」

姫「ちょっ、ちょっと!直行するのよね!?」

勇者「モチロンダヨー?」

姫「棒読みじゃないの!?」

勇者「転移魔法!」バシュッ

竜人「…行ったな、勇者」

九尾「無事に帰って来ると良いが」

側近「まぁ勇者様なら大丈夫でしょう」

淫魔「でもさー、なんか勇者ちゃんカッコ良くなってたよねぇ♪」

側近「全くです。勇者様の成長を間近で見られるのが、何よりの褒美ですよ」

竜人「俺やっぱ人間好きだわー。戦ってた時もアイツらグングン成長しやがってよー!」

淫魔「女勇者ちゃんとか凄かったよねぇ」

九尾「倒したと思ったら次の日に倍で帰ってきたな」

淫魔「『アヴェンジだゴルァ!』とか言って暴れまくってたよねー♪」

側近「最後までリベンジと間違えてましたけどね」

竜人「でも強かったよな!俺はアイツになら殺されても良いと思ったよ!」

側近「変態じゃないですか」

九尾「変態だな」

淫魔「このドエム野郎!」

竜人「えー!」

九尾「そういえば姫に渡した弓だが」

側近「ああ、お察しの通り、女勇者様が使ってた弓ですよ」

竜人「マジで?あれ普通の人間に使えるの?」

側近「弓は至って普通ですよ。良い装備には違いありませんが」

淫魔「そうなのー?女勇者ちゃん、弓で鎧ごとぶち抜いてたけどぉ?」

側近「詳しい事は分かりませんが、気合い込めながら撃つんだよー、なせばなるよーとか言ってました」

九尾「化け物だな」

側近「でもね。私があの弓を姫様に託したのは、ただ良い装備だからって訳じゃないんですよ」

淫魔「どういうことぉ?」

側近「皆さんは運命を信じますか?」

竜人「何だ唐突に?」

側近「いえね、私はちょっと感動してしまったんですよ。勇者様を助ける姫様が、女勇者様と同じ弓使いだなんてね」

九尾「まるで、女勇者が息子を助けに来たみたいだと?」

側近「その通りです。まぁ、下らない妄想ですけどね」

九尾「しかしその妄想だと母と息子が結婚してる事になるぞ」

側近「そこが背徳的で良いんじゃないですか!」

竜人「変態じゃん」

九尾「変態だな」

側近「よく言われます」

淫魔「童貞」

側近「どどど童貞じゃねーし!」

側近「まぁたわむれはこの辺にしておいて、私達もそろそろ動きましょうか。魔王様復活のために」

九尾「そうだな。私は城の書庫を漁ってみよう。壊されてなければ、だが」

側近「私も手伝いますよ。役目上城から離れられませんしね」

竜人「じゃあ俺は里に帰るかな。爺さま達に色々聞いてみるわ」

淫魔「私は人間界行ってくるよー。魔法使いさんたちの体に色々聞いみよーっと」

側近「では、我ら四天王、勇者様の親孝行のために頑張りますか」

「「おー!」」

良いね

良いぞ ④

はよ

しえん

そろそろ続きまだすかね?
風邪引きそう

まだ?

まだかよー

続きはまだかい・・・?

おいおい、追い付いたと思ったら・・・

そろそろ良いんじゃないか?

はよぉ

続きよろしくお願いします

このパターンだと続きは望み薄だな

えなに三月から更新なし?

このSSまとめへのコメント

1 :  バンパイア   2014年08月21日 (木) 08:22:08   ID: DDlBEqUd

う.......

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