俺「ここは…どこだ?」 (5)

ー俺はある区画のエリアで生まれた。
俺は生まれた時から役割が決まっていて、すぐに部隊に配属された。

その名もエッグゲッター隊。何億何兆といる同胞の中ではまだましな方の部隊らしい。
ここでほかの部隊を紹介しておこう。

ブロッカー部隊
老兵や傷病兵が多く、エッグゲッターの護衛任務を任されている。死ぬ気で守るのが役目だ。

キラー部隊
まさに殺害部隊。敵を毒殺する。

俺「今日から配属された俺っす!よろしくおなしゃす」

スペルマ「おう俺って名前か。俺はスペルマ。おまえの先輩に当たる」

スペルマ「俺からおまえに、俺たちの任務を伝える。俺らは、卵を目指す」

俺「卵???」

スペルマ「ああ、実際に俺も見たことねえが、そこにたどり着く役目を与えられてるのが俺たちだ」

俺「!ゆえに『エッグゲッター!』」

スペルマ「言い伝えによると、そこは修羅の道らしい。時には卵は現れず、時には敵と遭遇し、また味方同士でも殺し合う。入れるのはたった一人らしいからな」

俺「!!のこりはどうなるんですか」

スペルマ「死、だな。たった一人のみが、上の世界に上がれるんだ。」

俺「そんな…ここには毎日何億の同胞が生まれてるんです。その中からたった一人なんて!!!」

スペルマ「世界は残酷だ。短い期間だが、よろしく頼むぜ」

俺「…!よろしくお願いします。」

スペルマ「あ
そうだ!知恵と腕力、そして運。この三つが強くないと生き残れないから、きたえとけよ!」

どっくんどっくん

ザーメン隊長「スペルマ!新人教育はすんだようだな。さっそくだが、出動要請だ。スペルマ。貴様がリーダーで班編成を行った。直ちに出撃だ」

スペルマ「!!!!…わかりました。」

ザーメン隊長「健闘を祈る」


ー城門ー
門番「出撃用意!!」

スペルマ「…」

門番「開門!!」

スペルマ「突撃!!」
ビューービュルルルルル

スペルマ「くっ!Gがすごい!!押しつぶされそうだ」

スペルマ!「この地図によると、そろそろ、『膣』というところにつくようだ。ここからが本当の戦い!」

スペルマ「出口だ!外に出るぞ!!!」

スペルマ「?!!!!!」

スペルマ「なんだこの白い場所は?!!」

スペルマ「地図に書いてないぞ!?ウワ!!!包まれた!!」
フキフキ…!!

スペルマ「ぐぁああ…か…乾く…死にたくない…死にたくない…」
ポイッ

スペルマはゴミ箱で息絶えた。享年1日

ぁあ精子か

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