妹「私があんなくずなんかに……」 (15)
妹「私……もうだめだ、こんなんじゃお兄ちゃんにあわせる顔なんて……」
兄「おい妹!開けてくれ!」ドンドン
妹「やだ!だめ!入ってこないで!」
兄「妹!大丈夫だから!俺はなんとも思ってないから!」
妹「お兄ちゃんがそうでも私が嫌なの!」
兄「妹……」
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妹「だってそうでしょ?私は今までずっとお兄ちゃんの事を……それなのに!私が……私が!」
兄「大丈夫だよ妹、何の問題もないから……頼むから顔を見せてくれよ」
妹「やだよ……だって……だってもう、前の私には戻れないの!変わっちゃったの!もう……」
兄「そんな事はないさ、妹は妹だろ?」
妹「だめだよ……もう……私、あんなに嫌ってたのに……なのに……」
妹「偶々食べた葛餅がとっても美味しかったんだもん!」
兄「だからって部屋に大量の葛餅を抱えたまま閉じこもるなよ!」
妹「美味しいんだもん止まらないんだもん」
兄「食べ過ぎると虫歯になるぞー?」
妹「後で歯磨きするもん、だからお兄ちゃんは自分の部屋に行っててよ!」
兄「妹……分かったよ……」スタスタ
妹「……だって……仕方ないじゃない、あんなに変な名前だから食べたくないって、お兄ちゃんが買ってきてくれても食べなかったのに……今更すぎるよ……」
兄「はぁ……どうしたものか、妹がただの食わず嫌いだったのはいいけど、こんな事になるんじゃなぁ」
母「兄クン、妹ちゃんは?」
兄「ダメだよ……まず部屋に入れてもくれないよ」
母「そうなの……兄クンならなんとかって思ったのだけど、困ったわね」
兄「確か今日は妹は、友達の家に遊びに行ってたんだよね?」
母「ええそうよ……そこでお茶請けで葛餅を出してきたらしいのよ」
兄「家じゃあんなに嫌がってたのに、友達の家だからってことかな?」
母「でしょうね……そして帰って来るなりあの有り様よ、たい」
兄「途中でコンビニとスーパーにでもよったのかな?」
>>5訂正
母「でしょうね……そして帰って来るなりあの有り様よ、たい」
↓
母「でしょうね……そして帰って来るなりあの有り様よ、大量の葛餅を抱えて……ね」
間違って送信した、もうちょっと確認とかあってもいいのに……。
母「兄クンでムリなら様子を見るしかないかしらね」
兄「妹……くそっ」
母「……とりあえず明日のおやつは葛餅でいいかしら?」
兄「あーどうだろ?一応別のも買っといた方が」
母「そうね」
兄「とりあえずもう一度妹の様子を見てくるよ」
母「お願いね兄クン」
一旦ここで、また夜に来ます……と言っても誰も見てないだろうけど。
おい早く夜来いよあくしろよ
そろそろ夜かな?
いいゾーこれェ
真夏の夜は長い
なんでこんなくずスレが気になるんだよ!
くず餅なら屑にならざるを得ないな…
俺もカス漬けにハマったなぁ
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