マルコ「えっ?僕はアルミンと組むけど」ジャン「」(56)

マルコ「あっ、ごめん。ジャン、もしかして僕と組みたかったの?」

ジャン「ち、ちが」

アルミン「えっ、ジャ、ジャンごめんね、僕が他の人と組むよ」

マルコ「え、アルミン…」シュン

アルミン「あ、え、えっと」

はーい、2人組みつくってー

アルミン「三人組でもいいか教官に聞いてみようか」

マルコ「えっ…。みんな二人組なのに僕らだけ三人だと有利になるとかで駄目なんじゃないかな」

アルミン「あっ…」

マルコ「えーとどうすればいいかな」

ジャン「…いやもうお前らで二人組組もうってことになってたんだろ?」

ジャンには取り巻きがいるだろ

マルコ「あ、うん」

ジャン「ならもうそれでいいっていうか」

アルミン「で、でもジャンが」

ジャン「いやいやいや」

ジャン「俺は別にマルコが組む相手いないなら組んでやろうかなって思ってただけだし?」

アルミン「…う、うん」

ジャン「だから俺は他の奴と組むよ」

マルコ「そっか、ごめんねジャン」ホッ

ジャン (露骨にホッとした顔しやがって…)

マルコ「ジャンと組みたい人なら他にたくさんいると思うよ」

アルミン「それもそうだね」ホッ

ジャン「当たり前だろ!じゃーな」



マルコ「あー。びっくりした。ジャンって僕と組むつもりだったんだね」

アルミン「急に言い出したからびっくりしたね」

マルコ「…というかまだジャン誰とも組んでなかったんだね」ハハハ

アルミン「もうみんなだいたい決まってるんじゃないかな?」




モブ「わりぃ、ジャン。俺もう決まっててさ」

トーマス「ジャンはマルコと組むのかと思ってたよ」

ジャン「…。」

ジャン「ライナーは誰と組むんだ?」

ライナー「俺はベルトルトと組む約束をしてるぞ」

ジャン「…コニーは?」

コニー「俺はサシャと組むけど?」

ジャン「へ、へぇ…」

ジャン (くそ…なんでみんなもう決まってんだよ!)

これは、巧妙ないじめ

エレン「お前らなんの話してるんだ?」

ベルトルト「次の野外訓練、誰とペアを組むかって話だよ」

エレン「あー…」

コニー「エレンはもう決まってんのか?」

エレン「ミカサ」

ジャン「糞が」

ジャン「だいたいよぉ野外訓練で男女ペア可なのがおかしい!」

ライナー「おいおいジャン、嫉妬はみっともないぞ」

ジャン「嫉妬なんかじゃねえよ!!」

コニー「うるせーなジャン。さっさと組む相手探してきたらどうだ?」

エレン「えっ!ジャンまだペア決まってないのか」

ジャン「悪りぃかよ!」

エレン「いや…そのなんかごめん」

ジャン「!!」

ライナー「ジャン大丈夫だ、他にもまだ決まってない奴はいる」

ジャン「うっせーよライナー!というかそんなこと気にしてねぇし???」

ベルトルト (可哀想に)

マルコめ…!

ジャン「お前まだ決まってないんだろ、組もうぜ」

モブa「い、いや…ごめん。僕なんか足手まといになるだけだしっ」

ジャン「…」


モブb「嫌だよお前、成績下位な俺らを見下してるし」


モブc「お前にはもっといい相手がいると思うぜ」

ーーーー

ジャン「俺にどうしろと?!」

クリスタ「ジャン、どうしたの?」

ジャン「クリスタ…はどうせユミルと組むんだろ?知ってる」

クリスタ「え、えっと、なんの話…?」

ジャン「次の野外訓練だよ」

クリスタ「ああ!うん、ユミルと組むことになると思う」

ジャン「…やっぱりな」

クリスタ「ジャン…?」

ジャン「仲いいと思ってた奴にはもっと仲のいい奴がいた時ってどうすればいいんだろうな」

クリスタ「えっ、えっと、うーん…」

ジャン「俺…このままだと1人で野外訓練することになるかもしれねぇ」

クリスタ「えっ?!」

クリスタ「そんなこと…ジャンにはマルコが」

ジャン「アルミンと組むんだとよ」

クリスタ「えっ!」

ジャン「他の組んでくれそうな奴らもみんな決まってたし…他の決まってない奴らにもことごとく断られるし…」

クリスタ「…。」

ジャン「最悪だ」

クリスタ「…じょうぶ!」

ジャン「えっ?」

クリスタ「大丈夫!ジャンを一人になんかさせないよ!!私に任せて!」

女神・・・

ジャン「任せてってお前、そんなこと」

クリスタ「大丈夫だから!ジャンは安心してね!」ニコッ

ジャン「おう(女神…)」

クリスタ (ジャンを一人にさせない為に頑張らなくっちゃ!)

次の日

クリスタ「ジャン!!」タタタ

ジャン「あっ、クリスタ」

クリスタ「あのね、教官に話してみたの!そしたらね、」

クリスタ「三人組でも大丈夫なんだって!」

ジャン「!!」

クリスタ「だから…」

ジャン (私たちと組もう!ってことか…)

クリスタ「マルコとアルミンと組めるよ!!」

ジャン「えっ?」

クリスタ「三人組でも大丈夫らしいってマルコに話してみてね」ニッコリ

ジャン「あ、ありがとな、そうする」

クリスタ「ううん!」



ジャン (マジかよ……)ハァ

優しさが痛い・・・

マルコ「ジャン、どうしたの?ため息なんかついて」

アルミン「クリスタとなんの話してたの?」

ジャン (お前ら二人とも罪悪感で俺に話しかけてるだろ!)

ジャン「あのさ…」

マルコ「なんだい」

ジャン (せっかくのクリスタの善意だ…言ってしまおう)

まあ自分たちのところに誘うより、普段仲いい方に入るだろうと考える方が自然だよなあ…

ジャン「三人組でもいいんだとよ」

アルミン「えっ?」

ジャン「その、野外訓練が」

マルコ「どういうこと?」

ジャン (辛い)

ジャン「いや、だから」

ジャン「野外訓練、別に三人組でもいいらしいぞ」

アルミン「えっ、あー、そうなんだ!」

マルコ「それ本当のことなの?」

ジャン「クリスタが教官にそう聞いたらしい」

ジャン (言うんじゃなかった何この空気)

アルミン「…」

マルコ「…」

ジャン「…」

アルミン「な、ならジャンも僕たちと組む?」

マルコ「えっ、でもジャン、他に組む人とか決まってるんじゃ」

アルミン「あっ、そうだったの?」

ジャン「ま、まだ決まってないけどよ…」

マルコ「あ、そうだったんだ」

ジャン「…」

アルミン「…」

マルコ「…」

ミカサ「…?(アルミンの顔が引きつってる?)」

アルミン「良かったね、三人組がオッケーで」

マルコ「うーん、僕は二人組の方がいいと思うんだけど…」

アルミン「え、なんで?」

マルコ「三人組可とは言っても、原則二人組ってことになってるんだし、訓練方法も二人組前提のものになると思うんだけどなぁ」

アルミン「それはそうかも」ハハハ

ジャン「あ、いや…うん、そうだな」

ジャン (死にたい)

ミカサ「…」

マルコ「別にジャンと組みたくないってわけじゃないんだよ?」

ジャン「おう」

アルミン「そ、そうだよジャン!」

ジャン「うん」

マルコ「ジャンには他に組んでくれる人がいるよ!」

ジャン「…」

ミカサ「アルミン、さっきからあなた達は何を話しているの?」

ジャンとは組みたくねえな
なんか嫌だ

アルミン「ミカサ!」

ジャン「!」

アルミン「次の野外訓練の話だよ」

ミカサ「…エレンと私がペアになる訓練」

アルミン「そうそう、それそれ」

ミカサ「アルミンはマルコと組むことにしたの?」

アルミン「うん」

ミカサ「そう」

ミカサ「三人組でいいなら…ジャンを入れて三人組にはしないの?」

マルコ「えっ…」

アルミン「原則二人組だし二人組の方がいいかなってマルコが」

ジャン「…第一俺は三人組で組もうなんて言ってないしな!!!」

マルコ「そうだよね!」ホッ

ジャン (…)

ジャン…

ぶっちゃけ訓練兵団時代のジャンとは組みたくないな
相手のこと考えず正直に言うから余り好きではない

マルコの死以降のジャンは好きだけど

ミカサ「…ジャンは組む相手が決まっていない」

ジャン「!ああそうだよ!」

ミカサ「マルコ、あなたとジャンは友達のはず」

マルコ「…?」

ミカサ「なら何故、原則二人組だからというくだらない理由でジャンと組むのを嫌がる」

マルコ「…。」

マルコうざすぎwwwwwwwwwwwww


だから体の4分の1食われんだよ

ミカサニキは頼りになるで

マルコ「別にジャンと組みたくないわけじゃないよ。ただアルミンと組むのはずっと前から決めていたことだし」

ミカサ「…」

マルコ「第一、ミカサだってエレンとせっかく二人組になれたのに、三人組ありになってサシャやアニが加わるのは嫌だろ?」

ミカサ「…(?マルコって…もしかして…)」

ジャン (ん…?マルコってそういう意味でアルミンのこと)

この展開は…

あっ…(察し)

ふ~ん

マルコ「つまり、そういうことだよ」

ジャン「いやどういうことだよ!はっきり言えよ!!」

アルミン「あー、つまり、ジャンは恋人同士でペアを組んでる人達の中に割り込もうとしてる、ってこと、だよ」カアッ

ジャン「?!」

ミカサ「?!」

カランッ

マルコ「はぁ。言うつもりはなかったんだけどね」

アルミン「ごめんよマルコ」

マルコ「いいんだよ、アルミン」

ジャン「」

ミカサ「…お幸せに」

ジャン (ミカサが無表情になってる)

ウホッホモだホモだ!

ジャン「その…すまん。」

マルコ「いいよ、言ってなかった僕らが悪いんだし」

アルミン「お互い様だよジャン!」

ミカサ「そもそもジャンが謝ることじゃないと思う」

アルミン「じゃ、そういうことだから、僕たちは行くね」

マルコ「アルミン…今夜もやらないか」

アルミン「ふふふ、マルコはとんだ淫乱さんだね」

マルコ「ふええ…」

アルミン「今夜は、離さない」




ミカサ「…聞いてはいけないものを聞いてしまった」

ジャン「俺は何も聞いてない、聞いてないぞ…」

ミカサ「それで、ジャンは結局ペアをどうするの?」

ジャン「あっ」

ジャン「…どっかに入れてもらうよ」ハァ

ミカサ「もう決めてあるの?」

ジャン「決まってないけど決めるしかねーだろ」

ミカサ「なら私たちと組めばいい」

ジャン「えっ?!」

ミカサ「?」

ジャン「本気で言ってんのか?」

ミカサ「嫌なら別に構わない」

ジャン「エレンがいるのを考慮しても嫌じゃないです!!!」

ミカサ「そう…ならエレンには私から言っておこう」

ジャン (よっしゃあああ)

ジャン (それもこれもマルコとアルミンが付き合ってたおかげだな!!)

いやな予感しかしない不思議!

ジャン「ホモ最高!」

ーーーー

アルミン「と、このように、ホモには1人の少年の運命を大きく変えていく力があるのです!!」

子鹿「そんなフィクションストーリーを見せつけられても納得できるか!!!ホモが危険ではないという証拠にはなっていないではないかぁ!!!」

アルミン「証拠など必要ありません!ホモは人類の味方です!!」

エレン「犯してやる…一人残らずノンケを…」

子鹿「やっぱ危険じゃん!!構わん打て!!」

ミカサ「危ない!!」

チュドーン


ーーーその日、人類は始めてホモに勝利した…。

終わり

終わった…



ホモは根絶やしすべき対象ですね・・・小鹿さんの判断は正しかった


えっ

ジャン関係ないジャン!

だからみなバイセクシャルになればよいというに

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