穂乃果「スタンド・・・?」 (53)
不良「君かわうぃーねぇ、俺達と一緒に遊ばない?」
穂乃果「今は急いでるのでまた今度お願いします」
不良「そんなこと言わないでさぁ、気持ちいいことしてあげるよ」
穂乃果「あ、触るのはやめてください。一応スクールアイドルというものをしてますので」
不良「スクールアイドル?何それ(笑)そんなの気にしないで遊ぼうぜ?」
穂乃果「触るな!!」
その瞬間地面が傾いた
不良「うお、地震か」
グラッ
不良「いや、これは地震じゃあない!地面が傾いていやがる!ちょ、地面が直角90度傾きゃアアアアアアアアアアアアアアアあああああ!!」
不良達は夜の街へ消えていった
穂乃果「・・・スロープ・ハイ・・」
スロープ・ハイ「ヴヴヴヴ」
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俺のファイエロスァントグリーンは狭いところを好む 女の子のまんまんとか!
それから私の身体にはスロープ・ハイが宿るようになった
調べてみるとこれはスタンドと呼ばれるもので、スタンドはスタンド使いにしか見えないらしい
そのため日常生活にはほとんど影響はない
あるとすれば、スロープ・ハイには地面を傾ける能力があるようで、通学が便利になったくらいだ
私は今日も、スクールアイドル活動の基盤となるべく体力作りの一貫として男坂を登っていた
穂乃果「はぁはぁ、もう動けない」
海未「その程度で根を上げていてはアライズに勝つことはできません。もう一周しなさい」
穂乃果「もう仕方ないな・・・・・・スロープ・ハイ」
再放送かな?
海未「な・・・」
穂乃果はスロープ・ハイの能力で上り坂を下り坂に変えて階段を駆け上がっていった
海未「あなた、陸上部に行った方がいいのでは?」
穂乃果「そんなことないよ」
ことり「・・・まさか穂乃果ちゃんもスタンド使いだったなんて」
穂乃果「?ことりちゃん、何か言った?」
ことり「ううん、なんでもない」
なにこのチート能力
スタンド使いに目覚めてから日常生活に影響したことが3つだけある
1つ目は、にこちゃんが私に距離を置くようになったことだ
穂乃果「ねぇ、にこちゃん」
にこ「ちょっと用事思い出しちゃったから帰るわね」
穂乃果「スロープ・ハイ」
にこ「あべしっ!」
スロープ・ハイが床を傾かせ、にこは体制を崩して顔から転けた
真姫「ドジねぇ」
にこ「痛た・・・ちょっと何すんのよ穂乃果!」
海未「今のは穂乃果は関係ないと思いますが」
にこ「ハッ」
穂乃果「にこちゃん、やっぱり・・」
にこ「くっ、バレちゃ仕方ないわね・・・アロー・ツーファイブ!!」
にこのスタンドが穂乃果に弓を引いた
ことり「サウス・スモールバード」
バシッッ
鳥のようなスタンドがアロー・ツーファイブの手を弾いた
にこ「て、てて手がああああああああああああああ!!」
真姫「あんた病院行って来た方がいいんじゃない?」
その後にこは手を骨折したとして保健室に運ばれた
屋上
穂乃果「ことりちゃん、さっきのは一体?」
ことり「この学校にはまだまだ多くのスタンド使いが存在する・・それより盗み聞きなんて趣味が悪いんじゃない?」
スッ
絵里が入り口の影から姿を表した
絵里「ハラショー。良く気づいたわね」
ことり「私のスタンドから丸見えだったから」
空の上ではサウス・スモールバードが屋上を見張っていた
絵里「バレちゃっているのなら、これ以上は話してくれそうにないわね」
絵里は柵の上をよじ登って屋上かた飛び降りた
絵里「アリーヴェデルチ!(さよならだ)」
穂乃果「屋上から落ちてったけど大丈夫かな」
ことり「大丈夫。スタンド使いはこの程度で死んだりはしない」
ズシャッッ
穂乃果「!」
突如穂乃果の腕から血が流れた
ことり「ホノカチャン!」
穂乃果「くっ、所詮この程度はかすり傷だから大丈夫だよ……」
スタンド使いに目覚めてから2つ目に日常生活に影響したこと
それは前振りもなく出血をするようになったことだ
海未「どうしたんですか?その傷」
穂乃果「昨日転んじゃって」
海未「そうですか、それは気をつけて下さ」
突然、穂乃果の膝が流血した
穂乃果「ぐおッ・・・」
海未「ほ、穂乃果!」
穂乃果は膝を抱える
ふと窓の外を見上げると、部費の件で揉めたことのある美術部の部長が屋上にいることに気づいた
アローツーファイブで草
美術部の部長の背後からは、緑色のスタンドのようなものが見えた
穂乃果「あれはスタンド?まさか、美術部の部長が部費の件で逆恨みを・・・」
穂乃果はスロープ・ハイで廊下を下り坂に傾けると、僅か10秒で向かいの屋上に辿り着いた
美術部の部長「・・・生徒会長じゃあありませんか?」
穂乃果「私の流血、全部アンタのせいでしょ」
美術部の部長「いや、なんのことでしょうか?」
穂乃果「とぼけるのはやめてくれないかな・・・さっきアンタの後ろに緑色のスタンドがいるのが見えたんだよねデコビッチ?」
美術部の部長「チェっ・・・だったらくたばれブス!」
部長は穂乃果の絵が描かれたキャンパスに赤い絵の具を塗ろうとする
それを間一髪、スロープ・ハイで部長の足場を傾かせ塗る位置をズラした
穂乃果の頬から血が流れた
部長「急所は外したか」
穂乃果「どうやら拳で語り合うしかないみたいだね」
にこ「待ちなさい、穂乃果」
穂乃果「に、にこちゃん?」
入り口から手に包帯を巻いたにこが颯爽と表れた
にこ「その美術部の名前は、『花京院典子』。アンタ1人で挑んで勝てる相手じゃないわ」
穂乃果「じゃあ一体どうすれば・・・?」
にこ「私に考えがあるんだけどごにょごにょ」
にこのアロー・ツーファイブは部長に弓矢放った
部長「こんなの当たるかパコが」
部長が避けようとした瞬間、穂乃果のスロープ・ハイが床を傾けて部長を転ばした
部長「それがなんだよブス、エメラルドスプラッシュ!」
エメラルドスプラッシュがアロー・ツーファイブの弓矢を弾く
にこ「隙ありよ」
部長「!」
にこ「にこにこにこにこにこにこにこにこにこにこ!!」
にこはアロー・ツーファイブで部長を数十発をも殴った
穂乃果「ありがとう、にこちゃん」
にこ「例には及ばないわ、これまであんたを避けてた分もあるしね」
穂乃果「そういえばどうして私を避けてたの」
にこ「闘いに巻き込みたくなかったからよ」
穂乃果「闘い?」
にこ「ここ、音ノ木坂学園は南理事長がスタンド使いの素質のある生徒だけの合格を認め、裏ではスタンド使いを闘わせて実験している」
穂乃果「物騒な学校だね」
にこ「アンタは一度闘いに加わってしまった。これからは血にまみれた学園生活が待ってるわよ」
第一部 完
海未「新曲を作りましょう」
穂乃果「新曲?」
海未「ラブライブ本選ではなるべく新曲でいった方が有利だそうです」
穂乃果「なるほど」
真姫「それなら作曲は私に任せて」
花陽「作曲は真姫ちゃんが一番得意だからね」
真姫「それじゃあ、音楽室で作曲してくるわ。作曲している間はなるべく1人になりたいから、誰も入らないで頂戴」
真姫が作曲をしている間、μ'sのメンバーは作詞に励んでいた
穂乃果「アーユレディーアイムレディーなんてどうかな?」
絵里「うーんμ'sっぽくない気もするわ」
にこ「もう真姫に全部やらせた方がいいんじゃない?」
穂乃果「それもそうだね、じゃあ凛ちゃん真姫ちゃん呼んできて」
凛「でも真姫ちゃんは音楽室に入るなって言ってたにゃー」
希「一年が口答えするなんていい度胸やん」
凛「い、いきます」
なんであの時、先輩達の脅迫に従ってしまったのか後悔してしまう時がある
あの時音楽室で見たもののせいで、私の人生の歯車は狂ってしまった
ただ、あの人が駆けつけてくれたのは、不幸中の幸いだった。あの人が来なかった時のことは・・・考えたくもない
先輩達に脅された私は音楽室に着いた
ガラッ
凛は音楽室の扉を開ける
真姫「出来たわ、最高の曲。さすが私のスタンド『ウェスト・ウッド・フィールド』・・・・・・凛、なんでここにいんの」
真姫の後ろでは、ウェスト・ウッド・フィールドが作曲をしていた
凛「真姫ちゃん・・・ゴーストライターだったの?」
真姫「私がスタンド使いだったこと、ゴーストライターを使っていたこと、このことを知られてしまった以上、アナタを生かして返す訳にはいかないわ」
凛「だ、誰にも言わないにゃー」
真姫「凛みたいな口の軽い女、信用できる訳ないでしょ?ウェスト・ウッド・イースト!」
ウェスト・ウッド・フィールドの能力で音楽室から複数の木が生えて凛を襲う
凛「やるしかないみたいだね・・スター・スカイ!」
凛のスタンド『スター・スカイ』が、ポケモンのスピードスターのようなものを放ち木を切り裂く
凛「もう、やめにしない?」
真姫「スタンドバトルをしてしまった以上、理事長にはこのことはバレて実験材料にされることは避けられないわ。私達は生きるか死ぬかしかないよ」
真姫「これで終わりよ、凛」
ウェスト・ウッド・フィールドが凛に殴りかかる
凛(よ、よけらんねえ)
次の瞬間、金色のスタンドがウェスト・ウッド・フィールドの拳を受け止めた
絵里「暴力なんて感心できないわね、真姫」
真姫「あんた・・・なんでここに」
絵里「こうなることは全て分かるのよ、私には」
真姫「くっ、それがなんだって言うのよッ」
ウェスト・ウッド・フィールドの複数の木が絵里を襲う
絵里「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ッ!!」
絵里のスタンド『ザ・ワールド』が木を全て粉砕した
真姫「そ、そんな・・・」
絵里「真姫もこの木みたいになりたくなかったら今すぐスタンドを仕舞いなさい」
真姫「くっ」
凛「ありがとう、絵里ちゃん」
絵里「例には及ばないわ。μ'sは一人でもかけたら、ダメだもの」
絵里は爽やかな声で答えた
ただその時の絵里ちゃんの表情は、どこか狂気に満ちていたような気がした
第二部 『スタースカイ・リンセイダース』 完
ついにラブライブ決勝まで勝ち進んだ私達は、真姫の作った新曲を歌い終えて、結果発表を待っていた
μ'sのメンバーはというと、みんな両手を合わせて名前が呼ばれることを祈っていた
司会者「第二回ラブライブの優勝チームは・・・」ドドドドド
司会者「アライズ」バァン
バッ
海未はベッドから飛び起きた
海未「・・・なんて夢を見てるんですか、私は」
海未「デジャヴ?」
穂乃果「うん」
穂乃果が突然妙なことを相談してきた
ある日、自分に『スロープ・ハイ』というスタンドが憑いて、それから三つの奇妙な出来事が起こった
そのうち唯一解決出来ていないのが、デジャヴだという
海未「漫画の見すぎじゃありませんか?」
穂乃果「なら証拠を見せたげる・・・スロープ・ハイ」
穂乃果は壁の上に飛び移ると、そのまま壁を歩き始めた
穂乃果「地面の角度を変える。それが私のスタンドの能力」
海未「・・・分かりました信じましょう」
穂乃果「ありがとう海未ちゃん」
海未「それにしても、スタンド使いに目覚めたこととデジャヴは関係ないと思うのですが」
穂乃果「それな。wikiにも関連性はないって書いてあったし」
絵里「ちょっとあなた達、ラブライブ本選は3日後に迫ってるのよ?真面目に練習しなさい」
海未「そうですね・・この件はラブライブが終わってからにしましょう、穂乃果」
その後μ'sのメンバーは今日の練習を終えてそれぞれ帰宅していた
海未は帰宅中さまざまなことに思い更けっていた
海未「スタンドなんて都市伝説だと思っていたのに、まさか実在していたなんて」
海未がそんなことを考えていると、一人の少女が海未の前に立った
[切腹]「あなたがμ'sの園田海未カメ?」
海未「?どちら様でしょうか」
[切腹]「私はミュータントガールズの[切腹]カメ!ラブライブ優勝の為、お前を潰しに来たカメ」
海未「!」
[切腹] 亀沢
訂正
その後μ'sのメンバーは今日の練習を終えてそれぞれ帰宅していた
海未は帰宅中さまざまなことに思い更けっていた
海未「スタンドなんて都市伝説だと思っていたのに、まさか実在していたなんて」
海未がそんなことを考えていると、一人の少女が海未の前に立った
亀沢「あなたがμ'sの園田海未カメ?」
海未「?どちら様でしょうか」
亀沢「私はミュータントガールズの亀沢カメ!ラブライブ優勝の為、お前を潰しに来たカメ」
海未「!」
亀沢「いでよ、我が化身、タートル・ヘッド!」
亀沢のタートル・ヘッドは、海未をふっ飛ばした
海未「がはッ・・・」
亀沢「カーメカメカメカメ!スタンド使いじゃない奴から潰してく・・・我ながらなんという策士!!」
海未「くっ、スタンドが見えないからどこから攻撃してくるか分からない」
亀沢「とどめカメ、園田!」
絵里「ザ・ワールド!時よ止まれ!!」
一瞬にして、海未の前に絵里があらわれた
亀沢「カ、カメ!?」
絵里「μ'sの邪魔をする奴は、容赦しない・・・WRYYYYYYYYYYYYY!!」
絵里はザ・ワールドで亀沢を殴り飛ばした
海未「絵里、あなたは一体・・・?」
絵里「私はしがないブランドー家の末裔よ。そんなことより海未は、三日後のラブライブのことだけ考えてればいいわよ」
海未は絵里から、信念のようなものを感じとった
第三部 『ソノダ・オーシャン』 完
今日はラブライブ本選だ
私は緊張して眠ることが出来なかった
今年で卒業を控えた私達3年生にとって、ラブライブはμ'sとして活動できる最後の日となるだろう
絵里「死んでも優勝する」
私は心にそう決めて会場へ向かった
μ'sは穂乃果のスロープ・ハイで他のアイドル達を転ばせまくって順当に決勝戦まで勝ち進んで行った
にこ「アライズも転ばしてやりなさい、穂乃果」
希「アライズの綺羅は能力を無効化するスタンドを持っとる。それは無理や」
にこ「正々堂々やるしかないみたいね・・・」
その後μ'sは新曲の「ready」を踊りきった
そしてついに結果発表の時が訪れた
司会者「第二回ラブライブの優勝チームは・・」ドドドドド
司会者「アライズ」バァン
穂乃果「そ、そんな・・・」
海未(あれ、この光景どこかで・・・?)
絵里「この時空でも、ダメだったみたいね」
にこ「?あんたいきなり何言いだすの」
絵里「安心して、みんな。私がこの世界をやり直すから・・・」
穂乃果「え、絵里ちゃん?」
絵里「時よ戻れ!ザ・ワールド!!」
第四部『侵略者エリチ』 完
見てる人いる?
います
メール欄にsagaを入れた方あが良いですよ
saga無し→バーーーローー
saga有り→新 一
私がラブライブに優勝した束の間、世界が一週間前に戻った
初めのうちは何が起こったのか理解することが出来なかった
全てが夢なんじゃないか。そう思ったまである
しかし、それは夢なんかではなく紛れもない現実だったことを確信したのはその一週間後だった
それはラブライブの当日
以前に経験したものと丸っきり同じの大会に違和感を抱きつつも、私たちは順調にに勝ち進んで優勝した
そして世界はまた一週間前に戻った
私はループしていることを悟った
1つ疑問に思ったことは、この世界がループしていることに私以外誰も気づいていないことだ
その答えに辿り着いたのは、ループが四週目に達した頃だ
私は無意識のうちに『ドント・アライズ』の能力『虚無』で、一週間前の自分に戻ることを無効化していたのだ
つまりこのループはスタンド使いによる犯行だということが裏付ける
そしてループが十二週に達した頃
ループをする軸となる起点が、あるアイドルグループがラブライブに敗退した時だと言うことに気づいた
μ'sだ
μ'sのメンバーの誰かがループを引き起こしている可能性が高い
だから私は
パァン
綺羅の発砲した銃弾は南理事長の頬を掠めた
綺羅「μ'sのメンバーはどこにいる」
南理事長「本当バカな子……この学園がスタンド使いの巣窟だと知っていて?」
美術部の部長「アンタを倒せば部費が上がるっていうじゃない・・・こんな生徒を実験動物にするような学校守ろうなんてて気にはなんないけど部費を上げるためだからくたばれエメラルドスプラッシュ!!」
部長のエメラルドスプラッシュが綺羅を襲う
しかし綺羅に当たる直前の所で、エメラルドスプラッシュは消滅した
綺羅「これが私のスタンド『ドント・アライズ』の能力、『虚無』」
そろそろ疲れたので、落ちます
書き溜まったら別の所で続きを書こうと、思います
面白い
是非ともまとめてくださいお願いします
>>42
どもでーす
ループものだとは
乙
はい
なんかワロタ
続きはよ
続きはよ
結構面白かった
お、おう
あ
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