灰原のおもらし

灰原「そのうち背骨を無理矢理縮めた反動で椎間板ヘルニアになるわ」

コナン「怖っ！」

灰原「あと、よく分かんないけど紫色の斑点が体中にできるわ」

コナン「怖っ！」

灰原「幻覚を見ることもあるようね……。皮膚の下を虫が這ってくるイメージ」

コナン「やめろ！　それ以上言うな！」

灰原「右乳首が痒くなったりもするわ」

コナン「あ、それ俺すでに発症してる……」

灰原「まぁ、あたしが経験したのはこれくらいだけど、まだ何が起こるかすべては分からないわ」

コナン「え、紫の斑点できたのかよ？」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

灰原「ほら」ﾊﾞｯ

コナン「きもっ！」

灰原「今日は背中だけだけど、昨日は全身くまなく、それはもうびっしりと」

コナン「……」

灰原「ついでに腰にシップ貼ってくれる？」

コナン「お、おう……」

灰原「この歳で腰痛持ちなんて悲しいわね」

コナン「……」ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ

灰原「……ありがと。さーて、あたしは調べたいことがあるから地下に籠るけど……工藤君はどうする？　博士なら今日は帰ってこないわよ？」

コナン「……あ、あのさ……」

灰原「なに？」

コナン「……」

灰原「さっさと言いなさいよ」

コナン「……俺と一緒に病院に行こう……」

灰原「！」

コナン「一回検診を受けよう！　こういうのは早期発見が一番大事だ！」

灰原「なに言ってんの!?　組織の奴らの手が回ってるのかもしれないのよ！　もし検診で血管年齢が20近くの小学生のデータが渡ろうものなら！」

コナン「知らねーよ！　俺と一緒に胃カメラ呑め！　検尿とかもしろ！」

灰原「絶対行かないわ！　バリウムなんてまっぴらよ！」

コナン「それぐらい我慢しろ！　そーれ、麻酔針！」ﾋﾟｼｭ

灰原「あ、コラ！　むにゃぁ……」zzz