新撰高校生徒会~幕末学園モノ~(24)

SS投下久し振り。始めるわ。

スレタイ読んだとき→「おっ、面白そう」

スレ開いたとき→「あっ、コテハン…」

>>2
結構前にコテハン付けろみたいな事
言われたんでつけたんだが、ダメなら外すわ。
それと、キャラ作りがまだなんで、
書くのは明日以降になるわ。

>>3
トリップの方がいいと思うよ

>>4
こうか?

それでおk

よし、キャラも大体出来上がったし、始めるわ。


???男「こちら悪魔王子。予定時刻十分前に予定地点に到着。」

???女「こちら生徒会本部、了解。指導生徒で最終確認を行って下さい。」

???男「もうやった。」

???女「流石ですね。土方君。」

土方歳三「いや、お前がコードネーム付けた癖に名前で呼んでんじゃねーよ。俺が中2臭くなるだろ。勇。」

近藤勇「ああ、ごめんなさい。悪魔王子。」

土方「もう遅いわ。」


近藤「はじm…汚ギャルは居ますか?」

土方「今更ながら、酷ぇネームだな。居るよ。一だろ。代わるぞ。」

斎藤一「ハーイ、もっしー?勇ちゃーん?一だよ?」

近藤「今回の指導、分かっていますね?」

斎藤「分かってるよ。素行不良の女子生徒…美姫の確保、及び生徒指導でしょ。」

近藤「はい。しかし、彼女……浦島美姫の事です。不良達を侍らせているに違いありません。」

斎藤「分かってるってばー。アタシは女だから気をつけろ、って事でしょ。」

近藤「はい。」

斎藤「だいじょーぶでしょ。スタンガンもあるし。」

近藤「しかし、スタンガン一つで完璧に安全、と言う訳ではありませんよ。全身ゴムスーツの不良相手にスタンガンは通じませんし。」

土方「居ねーよ。そんなバカな不良生徒。」


斎藤「やだ。トッシーってば、盗み聞き?キモいよ。」

土方「うっせえ。トランシーバーの音量最大にしてデケー声でおしゃべりしといて何言ってんだ。」

近藤「筒抜けだったんですか?」

土方「ああ。そうだよ。」

近藤「まあ、良いでしょう。とにかく、土方君。はじ…汚ギャルを頼みましたよ。」

土方「もう一で良いわ。めんどくせえ。」


土方(今回の指導対象は学校一のクソビッチと言われている女…浦島美姫。)

土方(何でも毎日学校サボっては男を自分の家のマンションに連れ込んで、色々ヤってるらしい。)

土方(んで、今日も飽きずにお楽しみの最中って訳だ。)

土方(ってか、その原因の一部には、どれだけ好き勝手やっても学校を退学にならないっつーのもあるんだけどな。自由で明るい校風…って、自由過ぎだろ。)

土方(まあ、そういう生徒の指導に当たるのも俺らの仕事だからな。)

斎藤「トッシー?何ボーッとしてんの?」

土方「なんでもねー。考え事だ。行くぞ。指導生徒全員ついてこい!」


~浦島宅入口ドア前~

土方「親は居ないんだよな?」

斎藤「うん。帰ってくるには年に数回だってさ。」

土方「そりゃ娘もグレる訳だ。んじゃ、今から突入するぞ。」

斎藤「ピンポーン、みたいな?」

土方「バッカお前、ドアフォンなんて鳴らしたら逃げられちまうだろうが。」

斎藤「えー、でもそれって不法侵入じゃない?」

土方「非常時だから良いんだよ。」

指導生徒(非常時って便利な言葉だな…)

土方「良いか、お前ら。今回の指導対象生徒は、浦島美姫のみ。浦島の身柄を拘束出来次第、指導室に戻るぞ。」

指導生徒「ウッス。」

斎藤「要するに、数人居るであろう取り巻きは、無視して良い、って事ね。」

土方「そうだ。んじゃ、入るぞ。」

ガチャ...キイ...

浦島美姫「誰?亀田君?太郎君?」

土方「どれもハズレ。生徒会副会長、土方君でした。」

浦島「…は?アンタ何勝手に入ってきてる訳?超キモい。警察呼ぶよ。出てって。」

土方「非常時だから良ーんだよ。それに、警察呼んだって退学になるだけだぞ。お前が悪いんだから。」

浦島「…せっかくのティータイムだったのに、台無し。」

土方(男は居ねーのか…隠れてるのか…)「はいはい、良いから。大人しく生徒指導室まで来てもらおうか。」

浦島「…分かったわよ…」ハァ

土方「よし…じゃあこっ…」

浦島「なんてね!」バシャアン

土方「紅茶!?あっつ!」

ゴリラ顔の男「フンヌッ!」ドン

土方「うおっ!」(後ろからタックルかよ!?)バタッ


土方「コイツ…どこに隠れてやがった!」ガッ

ゴリラ「……」ニヤァ ガッ

斎藤「エイッ。」バヂリ

ゴリラ「う。」ビクン バタリ

土方「浦島美姫は!?」

指導生徒A「ベランダです!浦島はベランダに逃げました!」

斎藤「ベランダに逃げ場なんて…」

指導生徒B「う、浦島が隣の部屋に飛び移りました!」

指導生徒C「この階一帯、全て表札が浦島になってます!」

土方「何だと…マズいぞ!早く部屋に入って浦島を…」

指導生徒D「ウオッ!?」ガシャン

指導生徒E「浦島が逃走しました!」

土方「あの女…ナメた真似しやがって…!!追いかけろ!」ダダダダッ


斎藤「美姫がエレベーターに乗ったよ!」

土方「ケケケ!バカが!おい!階段で先回りだ!あのアマがエレベーターでちんたら降りてる隙にマンションの出口塞ぐぞ!」ダダッ

指導生徒「ウッス!」ダッダッダ

斎藤「あれ?トッシーどこ行っちゃう訳?」

土方「別ルートだ。別ルート。お前らは普通にマンションの出口塞げ。」

斎藤「ふ~ん。りょーかーい。」


~マンション一階・出入口~

斎藤「出口締めた?」

指導生徒1「東西双方、完全にシャットアウトしました。」

斎藤「オッケー♪んじゃ、後は待つだけでしょ。後三分位で来るかな?」

指導生徒1「そうですね。大体それくらいで来るでしょう。」

斎藤「よぅし!三分間待ってやろう★みたいな?」

指導生徒「…………………………」

斎藤「…………なんか言いなさいよ。」


~マンション二階・非常階段手前~

浦島「フフ…男って、ほんっとバカばっかり…」(まあ、女も頭悪そうなのが一匹居たけど…)クスリ

土方「誰がバカだってぇ?オイ。」

浦島「!?」クルッ

土方「残念だったな。ゲームオーバー、って奴だ。」

浦島「…中々、頭が回るのね。男にしては。」

土方「そりゃどうも。ま、諦めて今度こそついて来て貰おうか?」

浦島「そうね……」

土方「あ、言っとくけど紅茶ぶっかけたりスタンガンぶち込もうとしても無駄だかんな。今度は当たらねえから。」ギロッ

浦島「クッ……」

土方「窮鼠猫を噛もうとするが失敗、だな。まあ、相手は噛まれない方の猫でしたーってな。」


~一階・出入口~

斎藤「……遅くない?トッシーも、美姫も。」

指導生徒2「そう…ですね。何かあったんでしょうか。」

指導生徒3「あ!う、浦島が出てきました!」

指導生徒4「副会長もです!」

斎藤「え!?捕まえちゃった感じ!?てかどうやって!?」


土方「すまねえが、こっちもお役目なんでな。」

浦島「チッ...…」

斎藤「トッシーやるじゃん!ナイスナイス!」

土方「連れてけ。」

指導生徒「ウッス。」ガシッ

浦島「ちょっと!触んないでよ!」ジタバタ

土方「んじゃ、頼んだぞ。俺、コンビニ寄ってから戻るから。あ、それと一、報告書はお前が書けよ。役に立たなかったんだし。」

斎藤「ちょっと、それ無くない?あり得なくない?」

土方「はーい、ガタガタほざかなーい。」スタスタ


同日・同時刻・某所・廃墟

???「こちら山崎、生徒会本部、聞こえますか?」

???「ええ。伊藤です。聞こえていますよ。」

山崎「今、例の廃墟前に着きました。」

伊藤「そうですか。ご苦労様です。では、ここからはスピーカーはオフにして進んで下さい。マイクはそのままで結構ですよ。」

山崎「了解。中に入ります。」


山崎(俺の名前は山崎丞。新撰高校生徒会の監察筆頭だ。)

山崎(監察という役割はそれぞれが独立している為、長はいない。代わりに、筆頭と言う者が居る。)

山崎(筆頭は、生徒会の役員会等に出席、立会し、生徒会と監察を結びつける事で、監察をより動きやすく、生徒会には監察の動きを把握しやすくさせるのが主な仕事だ。)

山崎(勿論監察である事には変わりないので、監察の仕事もする。)

山崎(そしてその監察の仕事が、これ。潜入だ。)


山崎(監察筆頭の最初の仕事が潜入な訳だが、俺の今回の潜入先はかなり厳しい…まあ、潜入っていうのは大体厳しいんだけど。)

山崎(今回潜入する廃墟、ここには薩摩工業の西郷が居る、と言う噂が立っていた。)

山崎(また、ここを拠点に西郷達がウチの学校を襲撃する、と言う噂もあったため、筆頭就任直後の俺が派遣された、という訳だ。一人で。)

あげ

AGE

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