ハンジ「アラサーですけど」(40)

※ハンジ♀設定
※すごく短い話


私はハンジ・ゾエ。

アラサーの独身女。世間でいうところの負け犬だ。

まぁ、周りからの評価は気にしてない。

が、同期の女は、結婚して除隊したか、巨人に食われてあの世へ行ったかのどちらかだ。

男もいない、友達もいない、部下からは頭のイカれたババアと避けられる。

別にいいんだよ。

一人でも平気だから。

巨人のこと考えてたら楽しいから。


たださ、前の彼氏が巨人に食われてから何年になるかなって考えたら・・・。

5年経ってた。

自分でもびっくりした。

大干ばつ状態だよ。

潤いのない生活のせいで、最近、オス化してきたし。

全体的に体毛が濃くなるわ、脇汗半端ないわ、歯周病で口臭いわ・・・。

これじゃ本当におっさんだ。

兵団内でも、私の性別がわかんない奴、多いみたいだし。


長らくsexしてないから、女性ホルモンが分泌されなくなったんだろうか。

マジでそのうち閉経しそう。

別に、結婚とか妊娠とかそんな願望はないけど、女が終わるのはなんかヤダ。

そろそろ、本気で男を捕まえなきゃいけないのか。

でも、なんかもう、付き合うとか面倒くさい。

今の生活だと、兵団内でしか出会いないし、そいつら、いつあの世へ行くか分からないし。

愛した男に死なれるのは、もう勘弁だ。


ただの遊びのつもりでも、やっぱり一度寝ると、ちょびっと情がうつっちゃうからね。

そうなると、後腐れなくsexでき、且つ、死にそうにない男・・・。

あー、やだ。

リヴァイしか浮かばない。


それか・・・、エルヴィン?

エルヴィンが死ぬって状況は、調査兵団壊滅ってことで。

エルヴィンは死なない・・・か。

いやっ、ダメだ。

エルヴィン、気持ち悪いぐらい紳士的だから、軽いノリでsexできなそう。

一回寝たら、ずっとその事引き摺りそう。

責任とるとか言い出したらウザいし。


・・・しょうがない。

リヴァイのところへ行こう。

・・・と、その前に、無駄毛ぐらい処理しておこう・・・。


―旧調査兵団本部

コンコン

リヴァイ「誰だ。」

ハンジ「私。」

リヴァイ「・・・入れ。」

ガチャッ

ハンジ「お邪魔するね。」

リヴァイ「何の用だ。」

ハンジ「sexしよ。」

リヴァイ「帰れ。」


ハンジ「冷たいなぁ。」

リヴァイ「俺は忙しい。お前だって仕事あるだろ。」

ハンジ「大丈夫。うちの班には優秀なモブリット君がいるから。彼に任せとけば問題ない。」

リヴァイ「じゃ、俺の仕事手伝え。」

ハンジ「だからさー、仕事じゃなくて、sexしよって言ってんじゃん。」

リヴァイ「本格的に頭がイカれたか。」


ハンジ「いやさ、私ね、よくよく考えたらもう5年間sexしてないのよ。

    そろそろsexしないとマズイのよ。女として終わっちゃうのよ。

    悪いんだけどさ、協力して。」

リヴァイ「安心しろ。もう女としてとっくに終わってる。」

ハンジ「まぁ、そう言わないでよ。

    リヴァイだって最近忙しくって、地下街遊びに行ってないでしょ。」

リヴァイ「はっ、お前で処理しようってほど、落ちぶれちゃいねぇ。」


ハンジ「別にさあ、シたからって何かが減るわけじゃないのに。リヴァイのケチ。」

リヴァイ「お前が女なら、もう少し貞操観念を持て。」

ハンジ「はいはい、分かったよ。もう、いいよ。エレンのところ行くから。」

リヴァイ「おいっ。お前、まさかエレン食う気か?」


ハンジ「えー、だってー、リヴァイ相手にしてくれないしー。

    ここの中じゃ、エレンが一番かわいいしー。」

リヴァイ「ちっ、しょうがねぇ・・・。仕事手伝え。終わったら抱いてやる。」

ハンジ「そうこなくっちゃ。」

   (リヴァイ、ちょろい。)

ドライだなあ

やめてくれとうさんとかあさんのことおもいだす

>>14
スプリンガー配置に戻れ!


―2時間後

ハンジ「うん。大体片付いたね。私が手伝ってこんなに時間がかかるなんて。

    どんだけ書類溜めてたんだよ。」

リヴァイ「デスクワークは嫌いだ。」

ハンジ「ははは、リヴァイらしいね。・・・よしっ、じゃあ始めようか。」

リヴァイ「そのテンションでか・・・。」

ハンジ「ムードとか気にするの?」

リヴァイ「お前と違ってデリケートなんでな。」


ハンジ「はいはい。ランプ消す?」

リヴァイ「好きにしろ。」

ハンジ「じゃ、このままで。ちゃんとリヴァイのこと見たいし。」

リヴァイ「お前には恥じらいとかないのか。」

ハンジ「そんなの、あっても無駄だからとっくに捨てた。服は脱ごうか?脱がしたい?」

リヴァイ「面倒くせぇから脱げ。」

ハンジ「了解。」


躊躇うことなく、スルスルと服を脱いでいくハンジ。

リヴァイ「色気のねぇ下着だな。」

ハンジ「ははっ、セクシーなブラとか期待してた?ごめんね。」

リヴァイ「それタンクトップだろ。」

ハンジ「そうそう。ブラトップ。動くこと考えたら、これが一番ラク。」

リヴァイ「で、ボクサーパンツ・・・。俺と変わらん。おっさんか。」

ハンジ「もうさ、機能性でしか下着選んでないから。

    かわいいパンツ履いたところで、見てくれる人いないし。」


リヴァイ「はぁ・・・、やる気がでねぇ・・・。」

ハンジ「まぁまぁ、リヴァイも脱いで脱いで。」

ハンジはリヴァイの服を、パンツのみ残して剥ぎ取った。

ハンジ「やっぱ、いい身体してるねぇ。」ペチペチ

リヴァイ「お前も兵士だけあって、女の割りにぷにぷに感あんまねぇな。」

ハンジ「でしょ、でしょ。ナイスバディでしょ。」


リヴァイ「俺はぷにぷにしてる方がいい。」

ハンジ「あっそ。リヴァイの趣味はどうでもいいし。さぁ、ベットへ行こう。」グイグイ

リヴァイの手を引っ張りベットに押し倒した。

仰向けに倒れたリヴァイの上に馬乗りになるハンジ。

リヴァイ「盛ってんじゃねぇよ。」

ハンジ「ごめんね~。久しぶりなもんで。」


馬乗りのままブラトップを脱ぐ。

リヴァイ「b?c?」

ハンジ「一応cあるよ。身長でかいと、胸ってカップ数より小さく見えちゃうんだよね。」

リヴァイ「乳首ピンクじゃねぇし。」

ハンジ「ははは。乳首がピンクの女なんて現実には存在しないってば。

    今までに抱いたことある?ピンクの子。」


リヴァイ「俺は商売女しか抱かない主義だからな。全員、乳首もマンコも真っ黒だ。」

ハンジ「エグイねぇ。病気うつされないでよ。」

リヴァイ「団が実施している性病の定期検査は受けてる。」

ハンジ「ひっかかったことある?」

リヴァイ「・・・クラミジア。」

ハンジ「あははははは。もらっちゃったんだ。カッコわる。」

リヴァイ「うるせぇ。薬飲んで治ったからいいんだよ。」


ハンジ「あっ、ゴム持ってくるの忘れた。リヴァイ持ってる?」

リヴァイ「んなもん、持ってねぇ。」

ハンジ「だから、性病もらうんだよ。商売女相手にナマってどんだけ馬鹿だよ。」

リヴァイ「そういう店にはちゃんとゴムが置いてある。ナマじゃねぇ。」

ハンジ「うーん、リヴァイ病気持ちかもしれないしな。ゴムがないのは困ったな。」


リヴァイ「最近の検査で陽性反応が出たことはねぇよ。」

ハンジ「じゃ、外出しで。」

リヴァイ「表現があからさまだな。」

ハンジ「じゃあ、何て言えばいいんだよ。ナマでチンコ入れ、もがっ!」

リヴァイがハンジの口を手でふさぐ。

リヴァイ「俺は、女の口から下品な言葉を聞きたくない。」


リヴァイは起き上がり、逆にハンジを押し倒す。

リヴァイ「少し黙ってろ。」

眼鏡を奪いさり、唇をふさぐ。

舌を絡ませ、貪りあう。


キスの合間に呟く。

ハンジ「意外だなぁ。ちゃんとキスするんだ。」

リヴァイ「売女にはしない。」

ハンジ「それって、私のこと実は好きとか?」

リヴァイ「馬鹿か。同僚のよしみだ。」


ハンジ「何、それw

    それより、やっぱり眼鏡返して。これじゃよく見えない。」

リヴァイ「お前なぁ・・・。

     こっちが一生懸命、雰囲気作ってやってんだろうが。」イラッ

ハンジ「もう、男って面倒くさいなあ。そんなに雰囲気必要なの?」

リヴァイ「必要だ。じゃないと、お前みたいな女相手に勃たねぇよ。」

ハンジ「ちょっと、ひどくない?みたいなって何よ。みたいなって。」


コンコン

ドアをノックする音が響く。

モブリット「モブリットです。ハンジ分隊長はいらっしゃいますでしょうか。」

リヴァイ「ちょっと待て。」

モブリット「はっ。」

リヴァイ「モブが呼んでるぞ。」


ハンジ「あー、もう!!」

ハンジはシャツだけ羽織り、ボタンも留めずにドアへ向かう。

リヴァイ「おい、服を・・・」

ガチャ

ハンジ「何か用?」

モブリット「!?い、いえ、エルヴィン団長から至急の召集がかかりまして・・・」///

ハンジ「わかった。すぐ行くから、外で待ってて。」

モブリット「はっ。」///


パタン

ドアを閉める。

リヴァイ「今の逆セクハラだぞ。」

ハンジ「やだなぁ、サービスしたつもりだけど。」

身支度を整える。

ハンジ「それじゃ。またね。」

リヴァイ「今度はエロい下着で来い。」

ハンジ「ははは。気が向いたらね。」


建物の外に出る。

モブリット「先ほどは失礼しました。分隊長とリヴァイ兵長があのようなご関係とは知らず・・・。」

ハンジ「ぷっ。どんな関係だよ。」

モブリット「その・・・、恋人同士では・・・。」

ハンジ「やだなぁ。そんなんじゃないって。ちょっとしたスキンシップ。モブリットもどう?」

モブリット「いえ、そんな・・・」///

ハンジ「冗談、冗談。さぁ、行こうか。」

馬に跨り、走らせる。

ハンジ(エロい下着か・・・。買いにいこうかな。)

ハンジは少しだけ、気持ちが高揚するのを感じた。

~おわり~

これで終わり。
エロくならなかったね。
読んでくれてありがとう。

寸止めが逆に良いビクンビクン
乙!

無茶苦茶淡々としてるなw

すんどめw
面白かった。この二人らしかった。

ハンジが「潔癖すぎる性格」つってるリヴァイのとこはいかないだろ

外出しだけど運悪く出来ちゃってペトラさん発狂ですね

なんかいいな

なんかいいなこの関係
短く締めたところもいい
>>1お疲れさまです

乙、アラフォーへの恐怖の前には皆一様に無力

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