亜美「双寂」 (19)
がちゃ
亜美「やほやほ~、たっだいま~」
小鳥「あら、お帰りなさい亜美ちゃん」
亜美「およ、ピヨちゃんだけ?」
小鳥「えぇ。亜美ちゃんは随分早いのね」
亜美「うん、撮影がスムーズにいったから早く上がれたんだYO」
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小鳥「あら、そうだったのね」
亜美「でも、誰もいないと事務所も暇だね」
小鳥「そうねぇ。けど、皆が頑張ってくれてる証拠だから。私も頑張らなくちゃ!」
亜美「ピヨちゃん……。寂しくなったら亜美が話し相手になってあげるかんね?」
小鳥「あら、ありがとう亜美ちゃん。それじゃあ早速お願いしようかしら?」
亜美「え?」
期待
小鳥「丁度一息つこうと思ってた所だったから、休憩中に話し相手になってくれない?」
亜美「あ、うん」
小鳥「それじゃあお茶入れてくるわね」
すたすた
亜美「行っちった……。とりあえず座ろっと」
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小鳥「お待たせ~」
亜美「ピヨちゃん、あんがとっ」
小鳥「いえいえ。前失礼するわね」
ぽすん
亜美「いただきま~す!」
小鳥「はいめしあがれ」
くぴっくぴっ
亜美「は~、ホッとしますな~」
小鳥「うふふ、良かった。雪歩ちゃんのお茶には適わないけど」
亜美「あれはもはや芸術の域ですからな~」
小鳥「最近はどう?お仕事」
亜美「め~っちゃ楽しいよ!今日は一人だったけど、あずお姉ちゃんは優しいし
いおりんはからかい甲斐があるし、律っちゃんは怒ると怖いけど亜美達の為に頑張ってくれてるから
皆大好きだよ!」
小鳥「そう、それは良かったわ」
亜美「あ、でもさ……」
小鳥「ん?どうしたの?」
亜美「う~ん、あのね。最近亜美達だけじゃなくて、皆忙しくなったっしょ?」
小鳥「そうね、ありがたいことに」
亜美「皆が売れたのは嬉しいんだけど、最近真美も忙しくなってさ。あんまり話したりとかできないんだよね……」
小鳥「そうなの?」
亜美「うん、お仕事で遅くなって帰ると真美は疲れて寝ちゃってるとかしょっちゅうだし、逆もあるからさ」
小鳥「そうだったの……」
亜美「真美が売れるのはすっごく嬉しいんだよ?嬉しいんだけど……。何かもやもやするっていうか
ねぇピヨちゃん、これって亜美がわがままなのかな?」
小鳥「……そんな事ないんじゃないかしら?」
亜美「ホント?」
小鳥「えぇ、誰だって仲良しの相手と急に会えなくなったりしたら寂しいしお話したくなるものだって思うの」
亜美「ピヨちゃんも?」
小鳥「勿論!皆が忙しくなってからというもの、事務所にはたまに誰かが来るくらいで
プロデューサーさんも律子さんも忙しそうだし、社長はフラッとどこかに行っちゃうから
私一人でこの事務所にいることが多いのよ」
亜美「そうだったんだ」
小鳥「そうなのよ、こうして今二人でお茶してるの、結構嬉しいのよ?」
亜美「んっふっふ~、そう言われると照れちゃいますな~」
小鳥「だからね、亜美ちゃん。寂しい時は思い切って『寂しい!』って伝えてみるのも手じゃないかしら?」
亜美「そっか……。うん、やってみよっかな。今日は早く終わったし、夜に言ってみるよ!」
小鳥「うふふ、上手くいくといいわね」
がちゃっ
真美「はろはろ~、帰ってきたYO~」
亜美「真美!」
真美「およ、亜美じゃん。何してんの?」
小鳥「一緒にお茶してたのよ~」
真美「そうなんだ、いいな~」
小鳥「真美ちゃんも一緒にどうかしら?」
真美「ホント!?……あ~、ごめん。やっぱいいや」
小鳥「あらそう、残念ね……」
真美「亜美、帰ろ?」
亜美「え?」
真美「最近あんまり一緒にいる時間ないじゃん、だからたまにはさ」
亜美「真美……。うん!」
真美「ごめんね?ピヨちゃん。次やるときは真美も混ぜてね」
小鳥「えぇ、楽しみにしてるわね」
亜美「ピヨちゃん、ありがとね」コソッ
小鳥「うふふ、どういたしまして」コソッ
真美「亜美?置いてっちゃうよ?」
亜美「うあうあ~、待ってよ真美~!」
がちゃっ
ぱたん
小鳥「うふふ、真美ちゃんも同じ事を感じてたのね。流石は双子といった所かしら?
さてと!私ももうひと頑張りといきますか!
765プロ~、ファイトー!」
おわり
終わりです。
亜美、誕生日おめでとう!
短いですが少しでもお楽しみいただけだたら幸いです。
それではお目汚し失礼しました。
おつ
あ、もうそんな時期か
おめでとうおつ
真美には誕生日おめでとう言わないのか
亜美真美誕生日おめでとう
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