霞「初霞日和」初美「ですよー」 (110)
咲-Saki-の永水女子、主に初美×霞話を徒然なるままに
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かすみ「ひっく、ぐす……」
はつみ「かすみちゃん?どうしたんですかー?」
かすみ「はつみ、ちゃん……?ひっく、ころんで、ひざすりむいちゃって……」
はつみ「あららー、けがしちゃったんですねー」
かすみ「いたいよぉ……」
はつみ「だいじょうぶですよー、おうちまでもどりましょう。ほら、つかまって」
かすみ「う、うぅ~……」プルプル
はつみ「……ひょっとして、いたくてたてないんですか?」
かすみ「うん……」
はつみ「それじゃ……よいしょっと!」
かすみ「ひゃっ!?」
はつみ「ふふっ、おんぶですよー。このままつれていきますー」
かすみ「は、はつみちゃん。だいじょうぶですか?」
はつみ「もちろん!かすみちゃんはちっちゃいですからねー」
かすみ「そのうちおっきくなるもん……」
はつみ「あはは、たのしみにしてますよー」
かすみ「……ありがとう、はつみちゃん」
はつみ「いえいえー。かすみちゃんはちっちゃいし、なきむしさんですからねー」
かすみ「またちっちゃいっていったぁ……」
はつみ「ちっちゃくてなきむしさんだから……わたしがまもってあげなくちゃですねー」
かすみ「……ほんとうですか?」
初霞すき
はつみ「ええ、かすみちゃんはわたしがずっとまもってあげますー」
かすみ「ずっと……」
はつみ「ええ、ずっと。やくそくですよー」
~~~~~~
霞「ということがあってね、初美ちゃんは私の王子様なの」ウフフ
巴「ハッちゃんが霞さんをおんぶ……ずっと守ってあげるって……ぷっ、くく……」プルプル
春「シュール……」ポリポリ
初美「わー!わー!な、何を話してるんですかー!///」
霞「みんなに私と初美ちゃんの昔話をねだられちゃったから」
初美「む、昔の話ですよー!忘れて下さいー!」
霞「あら?もう初美ちゃんは私のこと守ってくれないのかしら……」シュン
初美「あっ……そ、そんなこと言ってませんよー!霞ちゃんは私がですねー……」オロオロ
霞「あらあら♪」
小蒔「素敵な話ですね……!」キラキラ
巴「しかし昔は本当にハッちゃん優位だったんだね」
春「……今ではすっかり霞さんの手のひらの上」ポリポリ
……
初美「んしょ、んしょ……」ブチッブチッ
霞「初美ちゃん、また草むしり?」
初美「霞ちゃんですかー。この辺りにまたいっぱい生えてきてましてねー」
霞「うふふ、偉いわね。それじゃあ私も……」
初美「いえいえ、もう終わりますから大丈夫ですよー。これで……完了っ!」
霞「一人でここ一帯の草むしりを終わらせたの?大変だったんじゃない?」
初美「ふっふっふー、前回見つけたこれを完全に使いこなせるようになりましたからねー!」ジャーン
霞「あら、頼もしいわね」
初美「これと友達になることで飛躍的に草むしりのスピードアップ!なのですよー」エッヘン
霞「ふんふむ……ところで初美ちゃん」
初美「はい?」
霞「そのお友達は何て名前だったかしら?」
初美「えっ?えっと……」
霞「前聞いたんだけど、ど忘れしちゃって。友達になった初美ちゃんならもちろん知ってるわよね?」
初美「わ、忘れちゃうなんて霞ちゃんは仕方ないですねー、あははは……。これはですね……その、たしか……」オロオロ
霞「……」ニコニコ
初美「……冥王のか」
霞「あっ、ねじり鎌、だったかしら?」
初美「っ!そうそう、ねじり鎌ですよねじり鎌ー!もう、忘れちゃダメですよー」
霞「うふふ、ごめんなさいね。ところで初美ちゃん、さっきゲームに出てきそうなかっこいい名前を口に」
初美「ああっ、あっちにもいっぱい草が!さあ行きますよねじり鎌!」タタッ
霞「あらあら……」
霞(ふんふむ、慌てる初美ちゃんもごまかす初美ちゃんも可愛いわね……)
……
霞「お疲れ様、初美ちゃん」
初美「流石にちょっと疲れましたねー……」グテー
霞「結局日が暮れるまで草むしりしてたものねえ」
初美「途中から楽しくなって来ちゃいまして」
霞「ふふっ、頑張った初美ちゃんにはご褒美が必要ね」
初美「ご褒美ですかー?」
霞「ええ、実はさっき美味しいケーキを買って……」
想像してたよりかわいい
初美「ケーキ!?」パアア…
霞「……来たのだけど、もうすぐ夕飯だからその後に食べましょう」
初美「えー……」
霞「そんながっかりした顔しないの。そうね……とりあえず今はこれで我慢してくれないかしら?」スッ
初美「あ、ポッキー!」
霞「初美ちゃんこれ好きでしょ?一緒に買って来ておいたの」
初美「大好きですよー!わー、これなら夕飯の邪魔になりませんねー」
霞「ふふっ、どうぞ召し上がれ♪」
初美「わーい!……あれ?」
霞「どうしたの?」ニコニコ
初美「いえ……あの、どうして霞ちゃんが手に持って差し出してくるんですかー?」
霞「私が食べさせてあげようと思って」ニコニコ
初美「自分で食べれますよー!?」
霞「ううん、そういうことじゃなくってね?」
霞(食べさせたほうが私が楽しいし……)ニコニコ
初美「むう……」
霞「ほらほら、食べないの?私が食べちゃうわよ?」フリフリ
初美「わわっ、食べます食べますー!はむっ」パクッ
カリカリカリカリ…
初美「~♪」
霞「リスみたいな食べ方ね……何だか可愛いわ」
初美「ふぁんですかー?」
霞「気にしないで♪もう少し食べる?」
初美「んくっ、食べます食べますー」
霞「はい、どうぞ」
初美「はむはむ」
霞「……」ジーッ
初美(な、何だか恥ずかしいのですよー……何で霞ちゃんこっちをじっと見てるんですかー///)カリカリ
霞(夕飯があるからあんまり食べさせられないのが残念だけど……ふふっ♪)
初美「う~///」カリカリ
こんな感じで思いついたネタを適当に書いていきます
今日は終わりですが、暇な方はお付き合い下さいませー
おつ
いやされる ハイエース路線に変わってもいいけど乙
大抵のSSはギスギスの二人ばっかりだったからこういうのイイね
……
初美「……」
初美「…………」
初美「………………」ゴクリ
初美「さあ、行きますよー……今日こそ大人の階段を登り切って見せますー」
初美「いざっ!」
初美「……んくっ」ゴクッ
初美「うぇぇ、にが……いやいや。ふっ、余裕ですねー。これで私も立派な大人の……」
霞「初美ちゃん、はい。オレンジジュースあるわよ」
初美「わーい!ありがとうですよー!」ゴクゴク
霞「……」ニコニコ
初美「ぷう、やっぱり甘いのじゃないと……って霞ちゃん!?」
霞「なあに?」ニコニコ
初美「い、いつからそこに……」
霞「そうね……初美ちゃんがブラックコーヒーを入れて5分ほど逡巡した後、ほんの一口だけ飲んで涙目に」
初美「わーわー!最初っからじゃないですかー!」
霞「三日連続で同じことをしてたのも知ってるわ」ウフフ
初美「何で知ってるんですかー!///」
霞「こそこそしてたから気になっちゃって……初美ちゃん、無理してコーヒーなんて飲まなくていいのよ?」ナデナデ
初美「むー……しかし私も大人の女としてですねー……」
霞「初美ちゃんは今のままで良いのに……」
初美「私は諦めませんよー!……でも今はオレンジジュースのおかわりが……」チラッ
霞「はいはい♪」
……
春「……」ポリポリ
霞「春ちゃん、初美ちゃん見なかった?」
春「……ここに」
初美「すう、すう……」
霞「あらあら。お昼寝してるのね」
春「さっきまで起きてたけど……疲れてたみたい」ポリポリ
霞「そうね。今日も朝から色々頑張ってくれていたみたいだし、寝かせておいてあげましょうか」
春「うん……」ポリポリ
初美「んにゅ……」
春「……ふふ」
初美「すう、すう……」
霞「あら、春ちゃんが笑うなんて珍しいわね」
春「だって……何だか、可愛い」ナデナデ
霞(二つ下の子に膝枕で寝かしつけられて、可愛いって言われながら頭を撫でられる初美ちゃんって……)
初美「ん……」
春「……」ナデナデ
初美「くう、くう……」
霞「……」
霞(春ちゃんが初美ちゃんを膝枕……)
春「……」
霞「……」ソワソワ
春「……代わりましょうか?」
霞「えっ!?な、何をかしら?」
春「膝枕」
霞「べ、別に交代しなくても……起こしちゃうかもしれないし」
春「でも、やりたそう。……やりたいんでしょ?」
霞「う……」
春「ふふっ」ニコッ
霞「……春ちゃんって意外と意地悪なのかしら」
春「たまには私もそうしたい時もある……はい、お願いします」
霞「ん……」ポスッ
初美「すう……すう……」
霞「よかった、起さなかったみたい。ふふっ」ナデナデ
初美「んぅ……♪」
春「二人とも嬉しそう……めでたしめでたし」ポリポリ
霞「からかわないの。もう」
……
初美「はあ……」
巴「ハッちゃん?どうしたの、ため息なんて吐いて」
初美「んー……ちょっと気になることがありましてねー」
巴「気になること?」
初美「最近……というわけでもないんですが、実は霞ちゃんが……」
巴「霞さんがどうかしたの?」
初美「いえ、霞ちゃんがどうかしたわけではなくて私のほうがですねー……」
巴「ハッちゃんが?」
初美「何だか、霞ちゃんを見てるとですねー。こう胸がきゅっと締まるというか、苦しいというか……何だか変な気持ちになるんですよー」
巴「えっ!?そ、それってもしかして……」
初美「はいー……。私も原因が何かずっと考えていたんですが、これはもしかすると……」
巴「……」ドキドキ
初美「私の胸がおっきくなり始めてるということではないでしょうか!やりましたよー!」
巴「ないないノーウェイノーウェイ」
適当に書き殴って満足したので今日はこの辺で終わり
見返したら姫様が一言しか喋ってない罠
乙 姫様はずっと寝てるのかな?(すっとぼけ)
……
初美「けほっ、けほっ」
霞「初美ちゃん、さっきから咳してるけど……風邪?」
初美「うー……ちょっと寒気がしますねー」ブルルッ
霞「どれどれ……」ピトッ
初美「な、何でおでことおでこをくっつける必要が……」
霞「しっ。んー……やっぱり熱があるわね、今日はお休みしましょう」
初美「ええっ?休む必要ありませんよーこのくらい……げほっ、えほっ!」
霞「ダメよ。小蒔ちゃん達に移したら悪いし、一日ゆっくり休んで治さなきゃ」
初美「はーい……」
霞「初美ちゃん、寒くない?」
初美「けほっこほっ、だ、大丈夫ですよー」
霞「飲み物はここに置いておくわね。お腹は空いてない?」
初美「うーん、お腹は減りませんねー……」
霞「そう……でもお薬飲む前に何か食べないと良くないし、おかゆでも用意しましょうか」
初美「ありがとう、けほっこほっ!……ですよー」
霞「初美ちゃん、苦しくない?えっと、咳止めだけでも……」
初美「いえ、大丈夫ですよー……それより霞ちゃんは姫様たちのところへ行って下さいー」
霞「えっ?でも……」
初美「くしゅっ、霞ちゃんにも移したくないですし、私は一人でも平気ですから」
霞「初美ちゃん……」
初美「あはは、そんな心配そうな顔しないで下さいー。ただの風邪ですし、寝てれば治りますから気にせずー」
霞「……分かったわ。でも何かあったらすぐに呼んでね?」
初美「けほっ、ええ、頼りにしてますよー……」
スッ、パタン
初美「ごほっ、ごほっ」
初美「ふう……」
初美「……」
シーン…
初美(霞ちゃんもいなくなって、静かですねー)
初美(早く寝て治さないと……)
初美「…………」
初美「けほっ、けほっ」
初美(何で風邪のときって、こんなに一人でいると不安になるんですかねー……)
初美「はっ……くしゅんっ、さむい……」
初美「うう……」
初美(布団の中で丸まって、寒気と不安で震えて……情けないですねー)
初美「霞ちゃん……」
ギュウッ
霞「呼んだかしら?」ウフフ
初美「ふあっ!?か、霞ちゃん!?どうして……」
霞「やっぱり初美ちゃんを放っておけなくて。小蒔ちゃん達にも看病を任されちゃったし」
初美「看病……だ、だからって何で抱きしめてるんですかー……///」
霞「初美ちゃんが震えてたから……ダメかしら?」
初美「だ、だめってことはないですけど……。ごほっごほっ、風邪移しちゃいますー……」
霞「ふふっ、大丈夫よ。悪いものの扱いには慣れてるもの」ギュッ
初美「あ……」
霞「初美ちゃんの悪いものも私が従えちゃおうかしら?」
初美「……あはは、何言ってるんですかー。どうなっても知りませんよー?」
霞「うふふ、私はどうにもならないわよ。ただ初美ちゃんが良くなるだけ」
初美「ん……霞ちゃん……」
霞「私がついてるから、安心してお休みなさいな……」ナデナデ
初美(あった、かい……)
霞「……」ナデナデ
初美「……すう」
霞(良かった、眠れたみたい)
初美「けほっ、けほっ」
霞(元気のない初美ちゃんなんて見たくないもの。早く良くなってね……)ギュウッ
初美「んん……」
……
初美「治りましたよー!」
巴「良かったねえ、すぐ治って」
初美「はいー、お薬飲んでしっかり眠ったらあっという間でしたー」
巴「疲れが溜まってたのもあるのかもね。ハッちゃん最近頑張ってたし」
小蒔「何はともあれ元気になって良かったです」
春「うん……」ポリポリ
初美「でもまあ……」チラッ
霞「……けほっ、ごほっ!な、何かしら」
初美「見事に移りましたねー……」
小蒔「霞ちゃん付きっきりでしたから……」
霞「大丈夫よこれくらい……それより今日は、」
初美「はいはーい、お布団用意したから行きますよー。今度は私が看病してあげますー」グイッ
霞「ちょ、ちょっと初美ちゃん!?」
初美「私に逆らえてない時点で大丈夫じゃないの丸分かりですよー?さあさあ」グイグイ
霞「ひ、引っ張らないで……ごほっごほっ」
巴「ふう、あの調子ならハッちゃんにお任せして良さそうですね」
小蒔「ふふっ、初美さんに看病されたらきっと霞ちゃんもすぐ治っちゃいますね!」
春「……」コクコク
巴「移し合って長引く、とかにならないと良いなあ……二人がいないと割と大変なんだけど」
布団で丸くなってるハッちゃんを後ろから抱きしめる霞さんとか想像しただけでときめきますね!
今日はこの辺で終わり
乙
乙
おつおつ
おっつ
……
霞「んー……」
霞(何だか無性に甘いものを食べたいわ……そう、パフェとか)
霞(パフェ……最近全然食べてないのよねぇ)
霞(ふんむむ、食べに行こうかしら?)
霞(……でも)
霞(私一人でパフェ食べに行くの、ちょっと恥ずかしい気がするのだけれど……)ソワソワ
霞「どうしようかしら……」
霞(一度思いついちゃったらそれ以外の代案は微妙になるのよね……)
霞(誰かに一緒に行ってもらう、とか?)
霞(でも私がパフェを食べたいって言うのは何だか……)
霞「むむむ……」
初美「ふんふーん♪」テクテク
霞「あら♪」ピーン
初美「ふっふー……んっ!?」ギュムッ
霞「だーれだ?」
初美「うわわわわっ!?霞ちゃんでしょう、やめてくださいー!」ジタバタ
霞「あら、ばれちゃった」スルッ
初美「そりゃばれますよもー……。普通『だーれだ?』って目隠しでしょう?何で後ろからいきなり抱きかかえて来るんですかー」プンプン
霞「初美ちゃんちっちゃいから抱きかかえやすくって」
初美「ちっちゃくありませんよー!」
霞「うふふ、ごめんね?」
初美「がるるるるる」
霞「あら……今日はご機嫌斜めね」
初美「だいたい最近の霞ちゃんはですねー……」
霞「まあまあ」ナデナデ
初美「ん……って撫でられてもごまかされませんよー!」
霞「うーん……。あ、じゃあお詫びにパフェを御馳走するというのはどう?」
初美「えっ、パフェ!?」キラキラ
霞「ええ。最近すっごく美味しい店が出来たらしいの」
初美「すっごく……」ゴクリ
霞「どうかしら……一緒に行かない?」
初美「しょ、しょうがないですねー。行ってあげますー」ワクワク
霞「うふふ。喜んでもらえて嬉しいわ」
霞(これで自然と初美ちゃんが行きたかったから付き添ってあげた、みたいに見えるわね。さすが私)
初美「パフェー♪ぱっふぇー♪」ニコニコ
霞「うふふ」
霞(初美ちゃんが喜ぶところも見れるし一緒にお出かけ出来るし……一石三鳥ね♪)
間が空いてますがひっそりと
今日(5月28日)はハッちゃんの誕生日らしいですね、めでたい!
はっちゃんかわいい
霞さんマジ策士
はっちゃん誕生日おめでとう!
……
初美「暑いですねー……」グデー
霞「そうね……この日差しはちょっと応えるわ……」
初美「今年は何とか現象で冷夏になる、とかいう話はどうなったのですかー」
霞「エルニーニョ現象、ね」
初美「えりゅにーにょ現象?」
霞「エルニーニョ現象」
初美「えるり、えりゅ……まあ何でもいいですけどねー?」
霞(誤魔化したわね)
初美「はあ、こんな暑い日はアイスが食べたいですねー」
霞「アイス……いいわね」
初美「何か買い置きはありませんでしたっけ?」
霞「んー、ちょっと待ってね。……あ、パピコがあったわ」
初美「パピコ!コーヒー味ですかー!?」
霞「ええ」
初美「わー!」キラキラ
霞「それじゃあ半分こしましょうか」
初美「もちろんですよー!これで暑さともおさらばですねー」
霞「はい、初美ちゃんの分」つ上の部分
初美「え?」
霞「どうしたの?」
初美「これ、半分じゃ……」
霞「半分よ?」ニコニコ
初美「…………」
霞「早く食べないと溶けちゃうわよ?」ニコニコ
初美「……うっ」ジワァ
霞「!?」
初美「うえぇ……」
霞「じょ、冗談よ初美ちゃん!はい、初美ちゃんの分はこっち!」
初美「ぐすっ、本当ですかー……?」
霞「もちろんよ!もう、泣かないの」ナデナデ
初美「はーい……えへへ」
霞(びっくりした……アイスで泣くなんて)
霞(でも泣き顔の初美ちゃんもなかなかになかなか……って何考えてるのかしら私)
初美「美味しいですねー♪」チューチュー
霞「……ふふっ、そうね」
巴「……別にアイスはいいんだけども」
春「……」ポリポリ
巴「暑いならずっとくっついてないで、ちょっと離れるとか方法はあるような気が……」
春「二人でちゅーちゅーパピコ……」ポリポリ
やっぱりパピコはコーヒーだよね
おつおつ
えっパピコってコーヒー味だけじゃないの?
レギュラーはチョココーヒーだけだけど、ホワイトサワーとかバニラとかバナナとか期間限定で色々あるよ
しかし初霞は和むねえ
……
小蒔「霞ちゃん、お願いがあるんですが……」
霞「あら、どうしたの小蒔ちゃん」
小蒔「その、これを一緒に見てくれませんか……?」
霞「これは……ホラー映画?どうしてこんなものを」
小蒔「最近クラスで流行っているそうで是非私にも、とおススメされちゃいました」
霞「あらあら」
小蒔「興味はあるんですが、そのぅ……一人で見るのは怖くて」
霞「小蒔ちゃんは怖がりだものねえ」クスクス
小蒔「あうぅ……///」
霞(というか、こういうのは皆苦手だったような。だから私だけに言ってきたのかしらね)
小蒔「だ、ダメでしょうか?」
霞「うーん、そうねえ」
小蒔「……」ソワソワ
霞「……初美ちゃんも呼んで、三人で見ましょうか?」ニコッ
小蒔「……はいっ!」パアアッ
初美「な、何で私が呼ばれたんですかー?」
初美(怖いのいやですよー……)
霞「うふふ、いいじゃない。一緒に見ましょう」
小蒔「怖いけど楽しみです!」ワクワク
初美「か、霞ちゃん。部屋に戻りたいんですが……」ヒソヒソ
霞「ほらほら初美ちゃん、小蒔ちゃんが見たいって言ってるんだから逃げないの」ヒソヒソ
初美「ううー……」
小蒔「スタートです!」ピッ
キャアアアアアアアアアッ!!
初美「ひっ!?」ビクッ
霞「あらあら」
小蒔「……」
イヤアアアアアアアアアッ!!
初美「ひゅっ!?」ビビクンッ
霞「ふんふむ」
小蒔「……」
初美「も、もう見るのやめましょうよぉ……」ウルウル
霞「ダメよ。小蒔ちゃんが皆で見たいって言ってるんだし」
小蒔「……」
初美「ひ、姫様ー?もう十分楽しみましたよね、そろそろ終わりに……」
小蒔「すう……」スヤー
初美「寝てるじゃないですかあああああああああっ!」
霞「小蒔ちゃんも最初は初美ちゃんと一緒に叫んでたし、疲れたのかしらね」
初美「よ、よし。とりあえず姫様はおねむですし、今日はこの辺で」
ガシャーン!ウワアアアアアアアッ
初美「うわあああああああんっ!?」ギュウッ
霞「もう、怖がりなんだから」
初美「り、リモコン!リモコンどこですかー!」
霞「さあ?」
ツギハ…オマエノ バンダ…
初美「うううぅ~っ!」ギュウウッ
霞「リモコンどこかしらねえ……」ナデナデ
霞(小蒔ちゃんが大事に抱え込んだまま眠ってるみたいだけど、きっと気のせいね……)
初美「霞ちゃん、かすみちゃあん……」グスグス
霞(私も怖いのはあんまり得意じゃないけど、これは悪くないかも)ウフフ
小蒔「すう、すう……」
乙
……
初美「…………」
初美「う~、眠れませんー……」
カタッ
初美「ひっ!?」ピクンッ
初美(さ、さっきから小さい物音が気になって……ホラー映画なんて見るからですよー!もー!)
ギシッ
初美「っ!」ビクッ
初美(ひ、一人でいるのはまずいですよー……。こ、こうなったら……!)
霞「……」スヤスヤ
スー、パタン
霞「ん……」
霞(誰か、入ってきた……?)
初美「ね、寝てますよねー?」
霞(初美ちゃん、かしら)
初美「お邪魔しますー……」ゴソゴソ
霞(あらあら)
モゾモゾ
初美「ふう、これで何とか……」
霞「どうかしたの?」
初美「わっ!?お、起きてたんですかー!?」
霞「普通布団の中に入って来られて、しかも思いっきりしがみ付かれたら起きると思うけど……」
初美「そ、そうですかー」
霞(そういえば初美ちゃんも小蒔ちゃんと同じで、一度眠るとなかなか起きない体質だったわね)
霞「それでどうしたの?いきなり夜這いをかけてくるなんて」
初美「夜這いなんてしてませんよー!?私はただ、」
霞「ただ?」
初美「ただ、そのぅ……今日ホラー映画を見たから……」ゴニョゴニョ
霞「見たから?」
初美「その……そう!霞ちゃんが怖くて眠れなくなっちゃってるんじゃないかと心配になりまして!」
霞「ふんふむ」
霞(……それはそのまま初美ちゃんのことじゃないかしらね?)クスクス
初美「それなら私が一緒に寝てあげようと思ったんですよー……って何で笑ってるんですかー?」
霞「ふふっ、何でもないわ」
初美「そ、それでどうですかー?霞ちゃんがどうしてもと言うなら一緒に寝てあげてもいいですよー?」ギュウッ
霞「そうねえ……」
霞(ここでからかうのも面白そうだけど……)チラッ
初美「……」プルプル
霞(せっかく私を頼って来てくれたんだし、変に意地を張らせて一人にさせちゃうのも可哀相だし……)
霞「……一人だとちょっと心細かったし、お願いしちゃおうかしら?」
初美「ほ、本当ですかー!」パアア…!
霞「ええ、よろしくお願いするわ」
初美「ふっふっふー、まったくしょうがないですねー霞ちゃんは怖がりで!」
霞「うふふ、頼りにさせてもらうわね?」
初美「私にお任せですよー!」ギュウッ
霞「あらあら」
初美「……そういえば、昔はよくこうやって二人で一緒に寝てましたねー」
霞「ん……そうだったわね」
初美「いつ頃からですかねー、一緒に寝なくなったのって」
霞「うーん、それはよく覚えてないけれど……」
初美「以前風邪を引いた時もそうでしたけど……何だかこうしてると懐かしくて、それに安心しますー」
霞「それはよかったわ……初美ちゃんが寂しくなったり、今日みたいに怖くなった時はいつでも来ていいのよ?」
初美「そうですねー……って私が怖いわけではなくてですねー!」
霞「ふふっ、そうだったわね」クスクス
初美「むー……一緒に寝るのは今日だけ!特別ですよー!」
霞「それは残念……でも、初美ちゃんが来たい時に来てくれていいから覚えておいてね?」
初美「来ませんよー」ベー
霞「拗ねちゃって……もう」
初美「拗ねてませんー。来たい時なんてそんなに頻繁にありませんし」
霞(たまにならあるのかしら)クスクス
初美「さっきも言いましたけど、今日だけですよー。それも霞ちゃんのために仕方なく来てあげたんですから、私の意思ではありませんー」
霞「あら……でも明日も来てくれるって私は予想してるけど」
初美「ないないそんなの!」
霞「うふふ、それは明日のお楽しみね。とりあえず今日は寝ましょうか」ナデナデ
初美「ん……です、ねー。おやすみなさい……」
霞「お休み、初美ちゃん」
……
初美「んー……」ノビー
初美「もう、朝ですかー……」
霞「ええ。おはよう初美ちゃん」
初美「おはようですよー……って霞ちゃん!?」
霞「どうかしたの?いきなり大きな声を出して」ニコニコ
初美「な、何で私の部屋にいるんですかー」
霞「……初美ちゃん、まだ寝ぼけてるの?ここは私の部屋なのだけれど」
初美「えっ?ええっ!?」
霞「昨日の夜も私の布団に潜り込んできたじゃない。ひょっとして、覚えてないのかしら?」
初美「ま、全く記憶にありませんよー?」
霞「寝ぼけて……というか、無意識に入って来てるってことかしら?ふふっ、初美ちゃんったらそんなに私と一緒に寝たいなら素直に言えばいいのに……」ギュウウッ
初美「ち、違いますよー!これは何かの間違いですー!///」
霞「これで三日連続ねえ。初美ちゃんと一緒に寝たのも」
初美「ううー……そんなあ」
霞「あっ、そういえば私の意思じゃないとか言ってたのは誰だったかしら……?」
初美「つ、次です!次はもうありませんよー」
霞「うふふ……どうかしら」
……
小蒔「すう、すう……」スヤー
小蒔「んっ、ううん……」
小蒔「ふあ」
小蒔(おトイレ……)モゾモゾ
小蒔(今は……真夜中みたいですね。静かです)
小蒔(明日に差し障ってもいけませんし、早く眠り直さないと……あれ?)
霞「……」コソコソ
小蒔「霞ちゃん、どうかしたんですか?こんな夜更けに」
霞「きゃっ!?」ビクッ
小蒔「か、霞ちゃん?」
霞「あ、あら。小蒔ちゃんだったの……どうしたの、こんな時間に」
小蒔「ちょっとおトイレに行ってたんです。霞ちゃんは……」
初美「んんー……」モゾモゾ
小蒔「……あれ?なんで眠ってる初美ちゃんを抱っこして」
霞「小蒔ちゃん」ズイッ
小蒔「わわっ!?な、何ですか?」
霞「実はね、この前すっごく美味しいパフェがあるお店を見つけたの」
小蒔「えっ、パフェですか!?」
霞「ええ。よかったら、明日小蒔ちゃんを連れて行ってあげたいと思ってるんだけど……」
小蒔「行きたいです!!!!」ズイッ
霞「そんなに慌てないの。明日一緒に行きましょう」
小蒔「わーい!」
霞「ふふっ、そうと決まれば早く寝ないとね?」
小蒔「そうですね……寝坊したら大変です!お休みなさい霞ちゃん!」パタパタ
霞「おやすみ、小蒔ちゃん」フリフリ
初美「すう、すう……」
スー、パタン
小蒔(パフェー♪パフェー♪楽しみですっ)
小蒔(……あれ?何か忘れてるような)
小蒔「う~ん」
小蒔「ん、んん…………」
小蒔「……」スヤー
すっかり味を占めて寝てる間にこっそり運び込む霞さんとか
間が空いたり突然どさっと書いたり自分でもペースがよく分かりませんが、のんびりやって行きます
微笑ましいけど霞さんそれゆうか……
おつおつ
はっちゃんかわええ
自分のペースでいいからゆっくり続き書いちくりー
……
小蒔「お腹すきました……」グー
春「お腹すいた」ポリポリ
巴「はるる、お腹すいたからってご飯の前に黒糖食べちゃダメだよ」
初美「今日のお昼ご飯はなんですかねー?」ワクワク
霞「お待ちどおさま。夏野菜をいっぱい買って来てたから、さっと炒めてみたわ」コトッ
初美「おおー」
巴「色とりどりで美味しそうですね!」
春「ナス、オクラ、ピーマン、これは……」
霞「それはズッキーニね」
巴「栄養満点ですし、夏バテにも効果的で嬉しいですね。さあ食べましょう姫様」
小蒔「……」コソコソ
巴「……姫様?」
小蒔「っ!?」ビクッ
霞「小蒔ちゃん、どうしたの?」ニコニコ
小蒔「ええっと……その……」
春「早く食べないと冷める……」
小蒔「う、うう~……。ぴ、ピーマンは嫌です!」ダッ
霞「こら、逃げないの」ガシッ
小蒔「あう」
初美「そういえば姫様はピーマンが苦手でしたねー」
小蒔「苦いのは嫌です……」
初美「ダメですねー。好き嫌いしてたらおっきくなれませんよー?」チョーン
小蒔「それは分かっているんですが、どうしても……」ボーン
霞(何も言わないでおきましょう)
巴(はい)
初美「この際ですからピーマンを克服しちゃいましょう!さあさあ!」ズイッ
小蒔「う~……」
霞「小蒔ちゃん。苦いの嫌って言ってるけど、よく噛まないからそう感じるのよ?」
小蒔「えっ?」
春「野菜はよく噛むと、甘みが分かるようになる……」モグモグ
巴「霞さんが食べやすいように甘辛い味付けにしてくれてますし、騙されたと思って食べて見て下さい」
小蒔「……わ、分かりました。はむっ」パクッ
小蒔「……」ムグムグ
霞「うふふ」ニコニコ
小蒔「おいしい……」
巴「ふふっ、でしょう?」
小蒔「春ちゃんが言った通り、本当に噛んでるうちに甘くなったし美味しいです!」
春「それが自慢」
初美「姫様姫様、もっとピーマン食べちゃっていいですよー!」
小蒔「はい!今ならいくらでも食べられそうです!」
霞「……ちょっと待ちなさい、初美ちゃん」
初美「な、何ですかー?霞ちゃんももっと喜びましょう、姫様のピーマン克服を祝って……」
霞「さっきから自分の分を全然食べないで小蒔ちゃんに食べさせてるみたいだけど、もしかして」ズイッ
初美「ひいっ!?そ、そんなの近づけないで下さいー!」
霞「やっぱり……」
巴「あー……。ハッちゃんもピーマンダメだったんだね……」
春「だからおっきくなれない」モグモグ
初美「こらー!はるる聞こえてますからねー!?」
霞「いいから食べなさい。ほらあーん」
初美「ふえええええん」
巴「……ま、ハッちゃんは霞さんに任せておけば安心だよね」
小蒔「こんなに美味しいのに、ピーマンを食べれないなんて勿体ないですね」モグモグ
巴「姫様がそれを言いますか」
春「おかわり……」
……
初美「そ、そんな!ピーマンなんて苦いだけのはずなのにー!」パクパク
霞「うふふ、随分美味しそうに食べてるわね初美ちゃん」
初美「くっ、くやしい……!でも手が止まりませんよー!」モグモグ
霞「言葉では嫌がってるけど、上のお口は正直なようねえ!」
春「……何あれ」
巴「ハッちゃんが美味しく食べられるように色々と工夫したんだって。その結果みたい」
春「霞さんもたまに変なテンションになる……」ポリポリ
……
霞「ふう、ここはいいかしら」
初美「よいしょ……夏場は台風が来るから大変ですねー」
霞「そうねえ……初美ちゃんが風に飛ばされないように気をつけないと」
初美「飛ばされませんよー!?」
霞「初美ちゃん、ここにおいで」ポンポン
初美「だから飛ばされませんってばー!胸の下に避難させようとしないでくださいー!」
霞「ふふっ、冗談よ冗談」
初美「霞ちゃんはもー……」
霞「さあ戸締まりも済んだし、早く戻りましょう。風が強くなってきたわ」
初美「雨も降りそうですねー。霞ちゃん、傘は」
霞「一本だけね……まあ大きい傘だし二人で入れるわ」
初美「ですねー。それじゃあお邪魔しますよー」
霞「はい、いらっしゃい♪」ギュウッ
初美「結局ここになるんですかー!?」
台風が何やらひどいようで
鹿児島はたいてい直撃するから色々と大変そう
おつおつ
台風は謎の軌道描いてたけど鹿児島は結構荒れたみたいやね
はっちゃん飛ばされないように霞さんには頑張ってもらおう
……
霞「ふんふーん♪」
初美「……最近毎朝私の髪を結んでくれますが、楽しいですかー?」
霞「ええ、とっても。初美ちゃんの髪はさらさらだし、触ってると気持ちいいのよ?」
初美「霞ちゃんに言われると嫌みに聞こえますねー……何ですかこの綺麗過ぎる黒髪」スルスル
霞「そうかしら……?私は初美ちゃんの髪のほうが好きなんだけど」
初美「んー、じゃあこれが終わったら霞ちゃんの髪は私に弄らせて下さいー」
霞「ええ、いいわよ。ギブ&テイクってやつね」
初美「ですねー。霞ちゃんポニーテールとかどうですかー?似合うと思いますよー?」
霞「うふふ、どうかしら?それより初美ちゃんはこんな感じで……」
初美「えー?子供っぽくないですかー?」
霞「そこがいいんじゃない」
霞(大丈夫よ、大人の女性って感じで素敵だわ)
初美「発言と心の声が逆ですよー!?」
巴「あの、朝からいちゃいちゃしてないで学校行きませんか……?」
春「もう一時間以上ああしてる……」ポリポリ
……
霞「ふわ……」
初美「おや?霞ちゃんがあくびなんて珍しいですねー」
霞「あら、見られちゃったかしら……?」
初美「寝不足か何かですかー?」
霞「勉強してたら昨日ちょっと夜更かししちゃったから、それが原因かもしれないわね」
初美「テストが近いとはいえ無理しちゃダメですよ」
霞「そうね、今日は早く寝なきゃ……」
初美「……よかったら、今から少し休みますかー?」ポンポン
霞「えっ?」
初美「……」ポンポン
霞「……もしかして、初美ちゃんが膝枕してくれるのかしら?」
初美「いつもやって貰ってますし、たまにはやらせて下さいー」
霞「ふふっ、それじゃお願いしちゃおうかしらね……?」ポフッ
初美「ん」
霞「やってもらう側というのは新鮮ね……」
初美「気持ちいいですかー?」ナデナデ
霞「ん……。悪くない、わね……」ウトウト
初美「寝ちゃっていいですよー」ナデナデ
霞「……はつみ、ちゃ……」
初美「……」ナデナデ
霞「すう……」
初美(こうしてると、霞ちゃんの寝顔がよく見えますねー)
霞「すー……すー……」
初美(……膝枕をするほうも悪くないかも)ナデナデ
霞「ん……ふふ♪」
初美(今度から、膝枕も代わりばんこにするのもいいです、ねー……)
初美(あれ?わたしもなんだか、ねむく……)
霞「すう、すう……」
初美「くう、くう……」
7月16日は霞さんの誕生日!おめでとうございます!
…もう過ぎましたけど!
別のお祝いSSでも、と思ったけど時間切れに……無念
ハッちゃんと同い年になって少し嬉しそうな霞さんとか、サプライズパーティをしようと奔走するけど霞さんにバレバレなハッちゃんとかすばらだと思います!
それを書くですよー
このSSまとめへのコメント
この二人ほんとすき
つづきはよ
つづき来てた
作者がんばれ
2人ともクッソ可愛い
完結してなくね?
すばら