【朝】
提督「…………」ガバッ
提督「また、始まったのか……」
不知火「?」
提督「あぁ、不知火。おはよう」
不知火「おはようございます、お父さん」ギューッ
提督「…………」
不知火「……どうしました? 不知火に何か落ち度でも────」
提督「……いや」
提督「暁の水平線に、勝利を刻みたい気分だな、って思っただけだよ」
提督(久々だな、これも)
※ このスレッドは、結構昔にやっていたSS【長門「ながもん荘だ!」】の続きみたいなものです
※ 前作を読まずとも楽しめるよう頑張ります
※ 非安価の予定
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1398857943
来たか……!
楽しみにしてるで
期待
安価しないなら期待しとこう
提督「……不知火?」
不知火「はい」ギューッ
提督「朝ご飯を作りたいので布団から出たい」
不知火「はい」ギューッ
提督「放して」
不知火「嫌です」
提督「…………」
不知火「それはそうと、夕べはお楽しみでしたね」
提督「ちょっと待て」
来たか来たか、楽しみだな
提督「冗談だよな?」
不知火「……不知火に何か落ち度でも?」
提督「いや、落ち度があるのは俺の方……じゃなくてじゃなくて」
不知火「私はお楽しみでしたよ」
提督「俺もぐっすり眠れたはずなのにお前のせいで最悪の目覚めだ」
不知火「おや。お父さんは私と一緒に眠れたのになお不満があると?」
提督「あーあー、ぬいぬいと一緒に寝れて嬉しいなー、幸せだなー!!」
不知火「……よろしい、許します」ギューッ
提督「……許したなら放して」
不知火「おはようのちゅー」
提督「…………」
色々と不知火が吹っ飛びすぎぃ!
きたかー
ながもん荘!?糞安価で爆死したはずじゃ…
【提督】
頑丈なことだけが取り柄のクッキー焼き
一時期だいぶモテてたようだけどロリコンが露呈してからは落ち着いたらしい。
それでも頼れるながもん荘のお兄さんだ
【不知火】
提督の娘であり嫁でもある
14歳だけどそれがどうした
彼女の発言は殆どが暴言か提督ラブ
提督「ほら、トースト焼けたぞ」
不知火「布団を押し入れにしまっておきました」キリッ
提督「おっ、偉い偉い」
不知火「えらいえらいのちゅー」
提督「コーヒーとココアとホットミルクどれがいい?」
不知火「コーヒーを。砂糖4つで」
提督「いつも通りだな」
金剛「紅茶はないんデスカ?」
提督「…………」
提督「……無い」
不知火「どうしてこの家はドアを開ける音がないんでしょうね」
【金剛】
提督の同僚、イギリス出身
ながもん荘103の住人
元提督ハーレムの一員
提督の悩みの種の一人
金剛「紅茶が無いトカふざけてマスネ」
不知火「どちらが」
金剛「紅茶が無いならいいデス、そのtoast please!!」
提督「朝飯なら榛名にでも作ってもらえよ」
金剛「ブー……」
提督「……余りのパンなら、そこにあるから勝手に焼いていっていいぞ」
金剛「面倒クサイー……」
提督「いよいよ追い出される覚悟ができたと見える」
金剛「わわっ、冗談デス、イッツジョーク」
金剛「デモ、できればマフィンの方が─────」
提督「」ポーイ
金剛「」アーレー
不知火「……いいんですか?」
提督「あいつも子供じゃねえんだから飯ぐらいどうにかできるだろ」
不知火「……ところで、今日はおしごと?」
提督「ん、そうだな」
不知火「……今のやりとり、すごく夫婦。ふふふふ」
提督「…………」
不知火「頑張ってきてくださいね、あなた。ふふふふふ」
提督「…………」
鈴谷「ちゃーす、醤油ある?」
提督「おう鈴谷。おはようさん」
鈴谷「おはよおはよ、ぬいぬいもおはー」
不知火「……います」ボソッ
提督「こら不知火、そんなボソッと言うなよ」
鈴谷「あはは、いいっていいって。それで、醤油ー」
提督「そこ。取ってけ。なんだ? 目玉焼きにでもかけるのか?」
鈴谷「うげっ、提督目玉焼きに醤油かけんの?」
提督「うげってなんだよおい……じゃなきゃなんだ?」
鈴谷「納豆にかけるにきまってんじゃん!」フンスッ
提督「……冷蔵庫に辛子とオクラもあるぞ」
鈴谷「おおっ! 借りても?」
提督「いいから言ったんだ」
鈴谷「やるじゃーん! 提督大好き!」
不知火「!」キッ
提督「不知火……」
鈴谷「あはっ、提督も愛されてんねー。よきかなよきかな」
提督「……ははっ」
【鈴谷】
今をときめく女子高生
ながもん荘104の住人
元提督ハーレムの一員
頭はよくない
提督「ごちそうさまでした」
不知火「御馳走様でした」
不知火「食器洗ってきますね」
提督「ああ、うん」
提督「さて、時間ができた」
提督「あいつ起こしに行くか……」パタン
提督「…………」パタン
「…………」ゴロゴロ
提督「…………」
「…………」ムニャムニャ
提督「起きてんな?」
「…………」
提督「起きてんなら……」
「」
提督「起きろ!!」ガバァッ
長門「止めてくれ! 私は布団と15㎝以上離れると死んでしまうんだ!!」
提督「うるせえどうせ布団無くても寝てるだろうが!!」
長門「あー! あー!!」
提督「いいから顔洗え!」
【長門】
我らがながもん荘の管理人
管理人室はみんなの部屋より少しだけ広い
一番頼りないと専らの評判
【ながもん荘】
みんなが住んでるところ
六畳一間が八部屋、トイレと風呂は共同
家賃は驚き3000円
恥ずかしながら帰って参りました
昔は安価の捌きがへっぽこで色々迷惑かけちゃいましたね
安価捌きが下手なら安価を投げなければいいじゃないと言うことで
今日の投下はたぶん終了です
11時くらいに起きていれば少しあるかもです
おつ
乙
乙
誤爆には気を付けてね
やったぜ。
乙です
な、ながもん荘が蘇っている……
あ、>>1乙です
おー、久しぶりですねぇ
乙です、期待してます
長門「提督、朝ご飯は……」
提督「自分でどうにかしろ」
長門「扶桑さんー!! 朝ご飯はー……」
提督「わかったよ作ればいいんだろ!!」
長門「美味い美味い。さすが提督だな」モグモグ
提督「…………」ブツブツ
長門「お代わり!」
提督「俺がよそってくるのかよ、くそうくそう……」
神通「長門さん、おはようござ────提督さんも……」
長門「おはよう、神通」
提督「おはようさん。どうした? 気分悪そうだが」
神通「鈴谷ちゃんが納豆に醤油を入れすぎってくらい入れてて……それを食べてる見てたら……」ウッ
長門「それは……うん、災難だったな」
提督「あいつの味覚はおかしいのか」
神通「瑞鳳さんも、ずいぶん顔歪めてました」
提督「逆にどんだけいれたのか気になるな」
神通「こう、ご飯によそったとき、お米との割合が3:7─────」
提督「こ、米が7だよな?」
神通「あ、はい……」
長門「なら安心だな」ホーッ
提督「安心できねえよ。あいつ塩分とりすぎて脳の血管吹っ飛ぶわ」
【神通】
前スレでは絶望的に出番の無かった大学生
控えめでおっとりした子
たぶんながもん荘で一番強い
___________
________
_____
提督「……さて、そろそろ出るか」
不知火「はいあなたお弁当」スッ
提督「…………」チャリン
不知火「お仕事頑張ってください」
提督「……愛のある五百円玉、超感謝」
不知火「いってきますのちゅー」
提督「いってきます」ガチャッ
不知火「…………」
金剛「お仕事デスネ!」バタバタ
榛名「榛名! 頑張ります!」バタバタ
提督「やかましいやかましい」
金剛「ちょうどクッキーも不足していたんデス。いい機会ですし補充しておきまショウ」
提督「ひでぇ職権濫用だよな」
榛名「うーむ、榛名は提督やお姉さまのスピードについていくだけで精一杯です……」
提督「別についていかなくていいよな?」
金剛「そうデスヨネ。早く焼いてもいいことあまり無いデスシ」
榛名(この職場は一体……)
【榛名】
元ヤンデレストーカー、現クッキー焼き
ながもん荘最後の住人
金剛の妹分だが妹ではない
実直で一直線で素直な女の子
次回、職場編
おやすみなさい
グッナイ
おやすみー
乙 久しぶりで嬉しいぞ
でもながもん荘やり直しできないかな…
乙乙
久しぶりや…!
期待してます
割りと覚えている人がいてくだった
のが、とても嬉しい
>>10
残念だったなぁ、非安価だよ
>>24
大丈夫、次は誤爆しないって。本当だよ
>>38
気が向けば、そのうち
やるとしたら8~9月あたり?
アバコーンウェイってなんだそりゃ変な名前とか思ってたら奇妙な動きしやがりますのね
ぼつぼつ投下します
と言っても書き溜めはない
【クッキー焼き工場】
提督「おはようです」ガチャ
足柄「あら、おはよう」
金剛「? ジュンヨウはどうしたんです?」
足柄「連絡ついてないわ。大方二日酔いで寝てるんでしょう」
提督「そうか」
榛名(責任者がそれていいのかなぁ)
足柄「ところで、金剛さん、紅茶持ってきてくれた?」
金剛「昨日言ってマシタネ! 持ってきマシタヨ!」
足柄「あら、ありがとう。それじゃお茶にしましょうか」
榛名「あの、お仕事は……」
提督「別にいいだろ、四人もいたらノルマなんて二十分で終わるし」
足柄「そうそう、適当にのんびりしてればいいのよ」
榛名(部活……?)
やり直しも視野に入っていたか…!
これは期待するしかないな
隼鷹「うっへ、偉ー……ちゃんと来てる」ガラガラ
提督「ああ先輩、おそようございます。具合はどうですか?」
隼鷹「うん、だいぶマシになったよ」
榛名(本当に二日酔いだったの……?)
隼鷹「あー、朝なにも食べてないから腹減ったなぁ」
提督「クッキー食べててください、今足柄と金剛が紅茶淹れてますから」
隼鷹「ほほう」
榛名(何だかこんなんでお金貰うのは気が引けますね……)
【昼!】
金剛「提督! ご飯は────」
提督「愛しの不知火が愛妻弁当こしらえてくれたよ、ほれ」チャリン
金剛「? coin? それ食べるんデス?」
提督「流石に嫌だ」
提督「適当に買ってくるさ。のんびりししてろ」
金剛「あ、ハイ!」
提督「それと榛名、何もそこまで頑張んなくてもいいぞ」
榛名「いいえ! せめてこのくらいしないと榛名の気がすみません!」バリバリ
【足柄】
クッキー焼き
提督に真っ向からフラれた数少ない一人
提督より年上
【隼鷹】
飲んだくれ
何も考えてないようでその実何も考えていない
【コンビニ】
那智「……ああ、お前か」
提督「あん? お前夜からじゃなかったっけか」
那智「臨時だよ。一人、用事か何かで抜けた穴を塞ぎに来たのさ」
提督「ふぅん、まぁいいや……あぁ」
提督「今度呑まないか? 足柄とかも連れて」
那智「……気が向けば、な」
提督「うん。それでいいさ」
那智「ほら、私語はここまでだ。買うなら買った買った」
提督「はいはい、すまんな……と」
【那智】
コンビニのバイト長
提督とは大学の同期だった
すごい出来る人なのだが何故バイト長なんかしてるかは本人のみぞ知る
本人曰く「人生経験」だが
提督「……500円って思ったほど買えないんだなぁ」ウィーン
提督「……まぁ、どうこういってもしゃあねえわな」スタスタ
加賀「おや……提督さんではありませんか」バッタリ
提督「あ、加賀さん」
加賀「間違えました。ロリコンさん」
提督「間違えてません」
加賀「間違っているのは貴方の方だと?」
提督「…………」
【加賀】
元提督ハーレムの一員
色々してるようであまり何もしてなかった
博識
提督「弁明させてくださいよ」
加賀「どう取り繕うとロリコンはロリコンですよね」
提督「いやいや……というか何で加賀さんその事知ってるんですか」
加賀「金剛さんから聞いたんですよ。とうとう幼女に手を出した、と」
提督「」ウーッ
加賀「どうやら本当の本当に本当の様ですね」ハァ
提督「……軽蔑します?」
加賀「割りと」
提督「ですよねー……」
加賀「……まぁ、それでも」
加賀「貴方の良いところは、色々知っていますから」
加賀「子供が大好きとか」
提督「それって良いところなんですかねぇ」
_________
______
___
提督「ふう……」スタスタ
提督「加賀さんのあれ、結局どう思ってるってことなんだろうな」
提督「軽蔑されるのは嫌だなぁ……」
提督「……おっと」
時雨「……あぁ、提督さん」
提督「なんだ、今日は知り合いとよく会うなぁ」
時雨「それは良いことだね。もっとその幸運が続くといいね」
提督「知り合いと会うことが幸せとは限らないぞ?」
時雨「? そうなのかい?」
提督「まぁ、時雨ちゃんと会えたことは、少なくとも不幸じゃないな」
時雨「僕は幸せだよ。提督さんと会えて」
提督「あ? そりゃどういう……」
時雨「五月雨が何処かに行ってしまったんだ。一緒に探してくれないかい?」
提督「……ま、大方そこらへんだろうとは思った」
提督「詳しい話を聞こう」
時雨「そうこなくっちゃね。それでこそ提督さんだ」
提督「ふふん、君に俺の何がわかる?」
時雨「お人好しってことさ」
【時雨】
ロリその1
いつも穏やかて物静かである
提督「……なら、それほど遠くにゃ行ってねえだろ。案外家に帰ってたりな」
時雨「そうかもしれないけど……心配じゃないか。もしもがあれば」
提督「それは気にしすぎじゃないか?」
時雨「駄目だよ提督さん。一瞬の油断が命取りって言うじゃないか?」
提督「なんか日本語がおかしくないか?」
時雨「とにかく、早く、日が高いうちに見つけないと……」
提督「まだ1時にもなってないけどな」
時雨「提督さんも、提督さんの用はあるだろうし。だろう?」
提督「よかった、一応自覚はあったんだな」
時雨「流石にね」
__________
_______
_____
提督「いないな」テクテク
時雨「だねぇ……」
夕立「あっ、提督さんに時雨ちゃん! この組み合わせ、珍しいっぽい?」
時雨「夕立。どうしてここに?」
夕立「折角の土曜日だから、遊びに行ってたの!」
提督「行ってた、ねぇ。因みにどこだ?」
夕立「潮ちゃんのところ! 五月雨ちゃんも一緒だよ!!」
時雨「……夕立が連れ出してたんだね」
提督「ま、あそこなら安心だろうな。この時間だったら扶桑さんも瑞鳳もいるだろうし」
時雨「……すまないね、振り回して」
提督「いや、いいよ。ツケは夕立に払ってもらう」
夕立「!? や、夕立何されるっぽい!?」アワワワ
提督「さっさと仕事終わらせて帰るからそれまで待ってろ。今日こそスマブラでお前に勝つ」
夕立「……そ、そう」
提督「お前に一回も勝ってないというのはどうにも腹立たしい」
夕立「お、大人気ないっぽい!」
提督「言っておけ」カカカ
時雨(というか、子供……)
【夕立】
ロリその2
ぽいぽい幼女
スマブラに関しては提督に勝ち越している鈴谷すら凌ぐほどの腕を持っている
がその設定が活かされることはあんまりない
今日はきっとここまでね
登場人物回収しきったら小ネタをやるつもりなのでネタとかあれば出してください
乙
乙です
乙!
ながもん荘…すごく懐かしい…
>>1よがんばれ応援してる
乙かれー
荘復活か
他の艦これssも復活してくれないかね
ながもん荘復活していたのか・・・
骨提督の今後の活躍に期待
乙非安価といってもストーリーに関わらない程度ならいいんじゃないかな?例えば席順とか
だからそういうのが
明らかに安価処理能力足りてないもの
やるにしても自由無しの選択肢がせいぜいだろ
楽しみにしてます
>>64
そもそもこれにはストーリーが無いので
小ネタ集と言いますかやおいと言いますか
席順の意味がいまいちわからなかったのは>>1の頭がアッパッパーなせいでしょうか
非安価って投下開始宣言の意味ってあるのかしら
まあいいやぼつぼつやります
__________
_______
____
金剛「ただイマ戻りまシター!」ガチャッ
隼鷹「おっと。どこ行ってたんだい?」
金剛「ハルナとアシガラと外食デス!」
足柄「女子会よ」
隼鷹「何だよ、私だけハブか?」ブーッ
足柄「飲み会にしたくなかったからね」
榛名「ところで、提督さんは?」
隼鷹「ああ、向こうで────────」
提督「おっせおっせ」バリバリバリバリ
金剛「仕事シテル!?」ガガガーン
足柄「嘘!? まさか!? そんな!?」ドドドドーン
榛名「そんなショックな事なんですか!?」
そういえばクッキーも久し振りだな
どうなったんだろう
隼鷹「あいつ何か早く帰らせろって言い出したから、『私たちの分の仕事も全部終わらせたら』って言っといたのさ」
榛名(鬼上司……)
足柄「ってことは、私たちはもう何もしなくていいのね?」
隼鷹「そう言うこと。さぁて、向こうで皆で人狼ゲームでもしようぜー」ヒック
金剛「ゲゲッ、呑んでる!?」
隼鷹「やだなぁ、素面だよぉ~」
榛名「あ、あの……提督さん、良いんですか?」
足柄「何がか分からないけど、いいんじゃない?」
金剛「何にせよ、デスヨネ?」
隼鷹「うん。提督だからな」
榛名「えーっ……」
【クッキー焼き】
提督とか足柄とかのお仕事
クッキーを焼く以外具体的な描写が無い
もはや遊びのようだが給料はちゃんと入るからたまげたものだ
恐らくここの全容はかなり黒い
榛名「て、提督さん……」
提督「…………」バリバリ
榛名「あ、あの……手伝いましょうか?」
提督「…………」バリバリ
榛名「あ、えっと……?」
提督「……申し訳ありませんが、集中したいんで向こうで人狼でもやっててください」
榛名「」
___________
________
_____
提督「終わったー……」ンーッ
隼鷹「おう、お疲れお疲れー」
足柄「五時前……まぁ、及第点ね」
提督「お前ら何様じゃ」
金剛「さぁ、帰りまショウ」
提督「……ん、そうだな」
提督「それとさっきはごめんな榛名さん。気が立ってて……」
榛名「あ、い、いえ!! 気にしてませんから!!」
___________
________
______
提督「ただいまーっと」
夕立「モラルタの攻撃が通れば私の勝ちっぽい!」
鈴谷「うぇー……通るよ」
夕立「やったっ! 私の優勝っぽい!」
長門「そりゃ提督のとこから勝手に持ってった奴使えば勝つだろうさ……」
鈴谷「あ、提督さん。お疲れさまー」
提督「何してんだお前ら」
鈴谷「見てわかんない? 遊んでるんだよ」
提督「……ああ、うん」
夕立「あ、提督さん! 遊んで遊んで!!」
提督「お、ああ……今日こそは勝つからな」
提督「勝てない……」ガクッ
夕立「ぽいぽいー♪」
鈴谷「ことゲームに関してはあの子天才だねぇ」
長門「将来が恐ろしいな……」
時雨「こんな時間までいるのかい、夕立」
五月雨「そろそろ、おいとましなきゃ……」
夕立「えっ、もうそんな時間っぽい?」
提督「と言うか、お前らなんでここに…」
「私が呼んできました」
翔鶴「このメンバーだと、いつまでたっても帰らせそうにないと思ったので」
鈴谷「間違ってないね」フフン
提督「……すみません」
【翔鶴】
おまわりさん
ながもん荘の住人でもある
提督と不知火の関係はあまり快く思ってない(ロリコン的な意味で)
次に提督が不知火に手を出すと彼女が動き出すらしい
翔鶴「ほら、もう六時ですよ」
夕立「はーい……それじゃ帰るっぽい!」
提督「おう、また来なよ」
時雨「次はきちんと連絡してから来るようにね」
夕立「わ、わかってるっぽい!」
提督「うーん、仲睦まじくて微笑ましいなァ」ニコニコ
不知火「」ジーッ
提督「!?」
不知火「あの子相手に随分と楽しそうでしたね?」
提督「」
不知火「夕立、と言ったかしら……あの子、あんなにベタベタして……」
不知火「それに、時雨って子も。あの子も危険……」
提督「いや、不知火が今一番危険────」
不知火「何か?」ギロッ
提督「……ナンデモナイデス」
不知火「……私、実はお父さんがロリコンって言われる度罪悪感に苛まれてたんです」
不知火「私のせいであらぬ疑いがお父さんにかかってしまっている……と」
不知火「しかしその様子だと、お父さんは本当の本当にロリコンだったんですね」
提督「ち、違う! 俺はロリコンなんかじゃない!」
不知火「……ふうん」
提督「俺は幼女な不知火が好きなんじゃなくて、不知火が好きなんだ!!」
提督「例え不知火がおばあさんになっても、ずっと好きでいるから!!」
不知火「…………」
不知火「……大好きの、ちゅー」
不知火「朝の時は、結局一回もしてくれませんでしたよね」
不知火「これで、許してあげます」
提督「……まったく、仕方がない娘だなぁ……」
翔鶴「……あれ止めなくて良いんですか?」
鈴谷「あのやりとり、夕立ちゃん達呼ぶたんびにするもんだからなぁ」
長門「もうすっかり慣れちゃったな」
翔鶴「…………」
今日はここまでです
アーティファクトは使われると本当怖い
よくわからない動きをしてよくわからないうちに制圧される様はマドルチェに似ている
どうでもいいですね
次には扶桑潮瑞鳳、できれば鳳翔吹雪あたりまで出したいですね
それではまた次回まで
乙ー
乙です
乙、楽しませてもらってる
潮「…………」
翔鶴「ほら、潮ちゃんも見てるじゃないですか。教育的にどうなんですか?」
鈴谷「提督さんや瑞鳳ちゃんが勉強教えてんだから大丈夫じゃない?」
翔鶴「いや、そういう意味じゃなくて……」
長門「潮は保健体育のテストも満点だったな」
翔鶴「」ジロリ
不知火「」ジロリ
提督「知らねえよ」
潮「……不知火、ちゃん」
不知火「…………、何?」
潮「あ、う、な、何でもない……」
不知火「…………」
提督「不知火、もっと潮と仲良くなぁ……」
不知火「不知火は出来る限り歩み寄ろうとはしてますが」
提督「…………」
不知火「……だって、どうせ将来の夢に『提督さんのお嫁さん』なんて書いてるんでしょう?」ボソッ
提督「潮の夢はパティシエだ」
潮「な、なんでしってるの……!?」/////
鈴谷「いや本当なんで知ってるんだろうね。怖い」
長門「ロリコンだからじゃないか?(適当)」
【潮】
両親の都合でながもん荘で世話してるロリ
元提督ハーレムの一員
友達が多い
鈴谷「ところで提督さん、夜ご飯なに?」
提督「なんで俺が作ること前提なんだよ」
鈴谷「えっ?」
提督「えっ? じゃねえよ。何の為に一部屋ひとつキッチンがあると思ってる」
鈴谷「いやぁ、鈴谷、冷蔵庫持ってないんだよね」タハハ
提督「そんなんでよく独り暮らししようと思ったな」
鈴谷「買おうと思ってたけど、提督さんがいるって判ったら必要ないなーって」
提督「とにかく知らない。自分でどうにかしろ」
鈴谷「扶桑さーん!! 悪いんだけどご飯───────」
提督「さぁ何がいい? 和洋中なんでもござれだ!」
鈴谷「カレー作ってよカレー」
提督「……カレーって和なのか? 洋なのか?」
鈴谷「提督さんが知らないこと鈴谷が知ってるわけないじゃん。まぁ中じゃないだろうけどさ」
この提督の扶桑さんに対する扱いはなんだろうか
扶桑「……呼びました?」パタパタ
鈴谷「あ、扶桑さん。いや、もう大丈夫だよ」
提督「どうもすみません」
扶桑「……ご飯でしたら作りますよ?」
鈴谷「!! 本当! 鈴谷扶桑さんの作るカレー、ぶっちゃけ提督さんのより美味し─────」
提督「それには及びませんよ。扶桑さんは俺が仕事の時に、こっちの事やってくれているんですし」
鈴谷「具体的には普通管理人さんがするような事だよね」
扶桑「いえいえ。みんなの家ですしみんなで協力しないと」
提督「……仕事してんのは俺と扶桑さんと、後翔鶴さんに榛名くらいのもんじゃないか?」
鈴谷「鈴谷は鈴谷はー?」
提督「学生共は手伝いしろよ……神通さんは休日は色々手伝ってくれてるけどな」
鈴谷「……それで、結局カレーは誰が作るの?」
提督「…………」
扶桑「…………」
金剛「たまには私の英式カレーを……」
提督「扶桑さん、一緒につくります?」
扶桑「あらあら。嬉しいですけど、私と二人きりで大丈夫ですか?」
提督「??」
不知火「お父さん?」
提督「!!」バッ
【扶桑】
元世界的女優だったが引退してながもん荘に隠居中
恐らくながもん荘では最年長であり、一番人生経験も豊富
作中でも屈指の常識人であり、大物だろう
扶桑「結局三人で作ることになりましたね」
不知火「本当は二人きりが良かったのですが」プイ
提督「こら」
扶桑「さて、私はお野菜を切りますので提督さんは……そうですね」
扶桑「することがないので不知火ちゃんと喋っていてもいいですよ」
提督「」
不知火「ですって。イチャイチャしましょう、イチャイチャ」
提督「いや、することないってことは……」
扶桑「二人はともかく、厨房に三人は狭いですね」
提督(あっ、暗に退けって言われてんな)
提督(何だ? 不知火に配慮でもしてるのか?)チラッ
不知火「好意には甘えるべきですよ……えっ、お父さんに好意……?」ブツブツ
提督「……すみません、扶桑さん」
扶桑「私は何もしていませんよ」
提督「……そうですね」
扶桑「それに私は、料理が大好きですし、何より」
扶桑「二人の仲が良いのを見ることは、もっと大好きなんですよ?」
__________
________
_____
提督「……後で扶桑さんに謝っとけよ」
不知火「お礼は言っておきましょうか」
提督「……扶桑さんがああ言っていなかったら、お前を摘まみ出すところだったよ」
不知火「いやん。仲良くしましょうよ、仲良く」
提督「もっと可愛げのある子になってくれよ」
不知火「不知火はこのままでも十分可愛いでしょう?」
提督「はいはいそうだな、俺が惚れるくらいなー」
不知火「えへへへ。えへへへへ」
提督「毎度ながら、真顔でにやけるなよ……気持ち悪い」
不知火「そんなひどい。ぐすん」
提督「だから真顔で……」
瑞鳳「提督! ただいまー」
提督「瑞鳳。何だ? 部活か?」
瑞鳳「いや、ちょっと友達とね。今日ご飯いらないや。ごめんね?」
提督「なんだ、食べてきたのか!?」
瑞鳳「うん。外食だけど……」
提督「瑞鳳が反抗期になった!?」
瑞鳳「違うよ!?」
不知火「あーあ、反抗期ですって。お父さん困らせちゃったなー、あーあ」
提督「お前が一番俺の悩みの種だけどな。年中反抗期で発情期じゃねえか」
不知火「お陰で反省が絶えません」
提督「お前反省なんてしたことないだろ」
【瑞鳳】
大学生。元提督ハーレムの一員
すごい博識かすごい馬鹿か幼女しかいないながもん荘では稀有な普通に頭が良い女の子
ちなみに幼女を除いた荘の中で一番身体が貧相
おそらく潮にも負けてる
少し中断します
11時あたりに再開予定
おつつ
乙ー
提督「しかし、折角扶桑さんが作ってくれるって言うのに、勿体ないなぁ」
瑞鳳「うーん、確かに扶桑さんのご飯は食べたいかもね……」
扶桑「こんなこともあろうかと、多目に作ってありますよ。明日の朝ご飯にもどうぞ」
瑞鳳「わぁっ!さすが扶桑さん! ありがとうございます!」
扶桑「いえいえ」ニコッ
提督「不知火も扶桑さんの良いところをほんの少しで良いから見習ってくれよ」
不知火「提督は今の不知火は嫌だと」
提督「少なくとも一緒にデートはしたくない。正直外でお前を制御できる自信はない」
不知火「」
不知火「……そうですか」
提督「……うん?」
懐かしいと思ったら内容が滅茶苦茶進んどる・・・
不知火「わかりました。不知火今から扶桑さんみたいになります」
提督「お、おう……?」
不知火「不幸だわ。ああ不幸だわ」
提督「俺が言いたいのは物真似って意味じゃねえ。扶桑さん馬鹿にしてんのか」
不知火「不知火今からロリ巨乳です」バイーン
提督「俺が言いたいのは身体って意味でもねえ。林檎粗末にすんな」
不知火「ああああ。不知火はもう二度とお父さんとデートできないんだわ。もう死にたい。しくしく」
提督「諦めが早えよ! もう打つ手ねえのかよ不知火!!」
不知火「土下座するのでデートしてください」
提督「プライドを捨ててまでやりたくないのかよ!」
不知火「…………」コク
提督「……何でだよ」
不知火「…………」
提督「……恥ずかしいから?」
不知火「!?」ブンブン
提督「……何が恥ずかしいんだよ」
不知火「し、、不知火は何も言ってない……」
提督「まぁ、以心伝心ってことだよ」
瑞鳳(不知火ちゃん、私でも分かるくらい露骨だったけどなぁ……)
提督「あれか? どうせ今までツンツンキャラでやってきたから今さらあんな献身的になるのはー、って所か?」
不知火「」ギクギクギク
提督「俺にベタついてる時点で既にツンツンキャラは崩壊してんのに何今さら言ってんだか」
不知火「」ビクッ
提督「というか俺は献身的になれって言いたいんじゃなくて、その尖った姿勢とところ構わず俺にべたつくのを止めろって言いたいんだよ」
不知火「私は提督から15㎝離れると死んでしまいます」
提督「長門の野郎余計な事吹き込みやがったな」
不知火「ああ、実は提督は定期的にシラヌイニウムを接種しないと死んでしまう病気なんですよ」
提督「マジかよ」
不知火「そうなるように私が身体を改造しました」
提督「病気じゃねえじゃねえかよ」
不知火「今提督にはシラヌイニウムがたまってて非常に危険な状態です」
提督「シラヌイニウム危険物かよ。どっちに行っても俺ヤバいじゃん」
不知火「なので私が浄化します。はい、ぎゅー」
提督「……お前はテイトクニウムが足りないのか?」
不知火「そうですね」
提督「……話はまだ終わってないんだが」
不知火「そんなの、どうでもいいです」
提督「どうでもよくねえよ」
不知火「何よりも今は、お父さんとぎゅーってする方が、大事です」
提督「…………」
提督「ここで退くから、俺は父親失格なんだ」ギュッ
不知火「でも、男としては合格ですよ」
提督「お前に何がわかる」
不知火「お父さんの事なら、なんでも」
提督「そうかい」
提督「まだ話は終わった訳じゃないからな」
不知火「……はい」
提督「……確かさ」
不知火「はい?」
提督「改造手術で身体が異常に高温になる男と低温になる女がいるんだ」
不知火「……何の話ですか?」
提督「二人は殺し屋でな、その体温で人を殺すんだが、仕事終わりではお互い抱き締めあって身体をクールダウン──低温でもクールダウンって言うのかは知らんが、元に戻すんだ」
提督「お前を抱っこしてたら、何故だかふいにそんな漫画を思い出した」
不知火「……お父さんが炎で、不知火が氷とでも?」
提督「まぁ、当て嵌めるとしたらそんなんだろうが……俺は炎って訳でもないだろ」
提督「俺とお前を現すなら、そうさな……酸とアルカリかな」
不知火「不知火が酸ですか?」
提督「そう。それで、俺がアルカリ。俺がお前の狂暴性を抑えてんのさ」
不知火「きっと、どっちもかなり強い奴ですね」
提督「そうだな。人体には猛毒だろうさ」
不知火「ふふっ。猛毒カップル」
提督「しかし俺たちの真に恐ろしい所は別にあるよな」
不知火「……中和されない?」
提督「そう。二人いれば危険性も倍」
不知火「ふふっ。危険性カップル」
提督「だから俺もあんまり大きくお前にまともになれって言えないんだよな。俺がまともじゃねえからな」
不知火「ロリコンは正常ですよ」
提督「そういう話じゃあなく」
提督「まぁなんだ、あまり人様に迷惑かけるなって話だ」
不知火「……わかってますよ、そのくらい」
提督「迷惑かけていいのは、俺と長門くらいにしとけよ、って話さ」
不知火「お父さんには愛情しか向けてませんが……長門さんには嫌がらせしかしていませんね」
提督「おっ、そうなのか! さすが俺の娘だ、偉いぞー」ナデナデ
不知火「えへへ」
長門「それって酷くないか!?」ドーン
提督「嫌なら仕事しろ管理人、つうかいきなり出てくんな」
今日はここまで
明日で夜パート終わらせたい
おつー
乙!
さすがは天然骨色男、言うことが違うぜ
乙です
長門「提督はきっと私の事が嫌いなんだぁん」ウワーン
提督「泣くなよおい……嫌いって訳じゃないから」
長門「だって扱いが……」
提督「……お前はどう扱われて欲しいんだ?」
長門「凛々しく美しく、頼りになるスーパー管理人としてだな」
提督「なら仕事しろ管理人」
不知火「凛々しくて格好良くて頼りになる……なんだお父さんの事ですか」
提督「俺は翔鶴を想像したよ」
不知火「不知火の前で他の女の話をしないでください」キッ
提督「今さらだな」
不知火「不知火が良いと言うまで喋らないでください」
提督「」
不知火「……無視しないでください」グスン
提督「どうすりゃいいんだよ」
扶桑「申し訳ありませんが、配膳を手伝ってはくれませんか?」
提督「あ、すみません……不知火、やるぞ」
不知火「不知火、足元の古傷が痛んで動けません。いたた」
提督「もうお前にゃ何も頼まん」
神通「あ、私が行きます……」
提督「神通ちゃん。悪いね」
神通「いえ」
提督「神通ちゃんはこんなに良い子なのにお前らと来たらな」
鈴谷「えー、鈴谷ちょー良い子じゃん?」
瑞鳳「わ、私だってちゃんとやってる……はず」
その殺し屋の奴ってイフリートだっけかなついな
神通「……扶桑さんって、何だか理想の女性像って感じで憧れます」
提督「元とはいえ大女優、容姿端麗、さらには常識人の人格者ときたもんだからな。聖人だよ聖人」
扶桑「ありがとうございます。でも私なんて、まだまだ未熟者です」
扶桑「みんなが思ってるほど、何でもできる訳じゃないんですよ」
扶桑「肝心要な時にすぐ失敗しちゃって……」
神通「扶桑さんの失敗、ですか……」
扶桑「ええ。私がまだ向こうへいた頃の話ですが」
扶桑「撮影中に鳥の糞は落ちるし、噴水が壊れて私だけにかかったり」
扶桑「いつもそういう失敗をしたんですよ」
神通「失敗というかアクシデント……?」
提督「未熟者というか不幸者だな」
扶桑「不幸……そうですね。私生活でも熱烈なファンの方からいきすぎた愛情表現を多々……」
扶桑「でも、ここ……ながもん荘に来てからは、不幸な事は一回も起きませんです」
提督「そりゃあ良かったですね。きっと長門の奴が不運を全部吸ったんでしょう」
扶桑「私はここが大好きです……」
扶桑「私はいま、とても幸せ」
扶桑(そう、私は幸せ)
扶桑(でも……)
「「「「いただきまーす!」」」」
提督「今あいさつしなかったやつ、ご飯抜きな」
鈴谷「えーっ、何それ」
提督「俺が嫌いなのは、仕事をしない奴と挨拶をしない奴なんだよ」
長門「やっぱり私の事嫌ってるんだな!?」
提督「……、言い方を変えよう。その二つをいくら注意しても直さない奴だ」
長門「やっぱり嫌いじゃないのか!?」
提督「注意されたら直せよ……」
長門「あ、あいてて、長門足元の古傷が……あいてて」
提督「今お前嫌いになったわ」
鈴谷「そんな犯人探しゲームなんて面倒だよ。早く食べよー」
提督「……鈴谷は言ってたな。誰だ? 金剛か?」
金剛「わ、私も言いまシタヨ!?」
不知火「不知火言ってません」
提督「……またお前か」
不知火「何度言われても直さない、こんな不知火を嫌いになりましたか? お父さん」
提督「…………」
提督「ああ、嫌いだよ。もうお前なんか娘じゃないし嫁でもないね」プイ
不知火「……えっ」
提督「」モグモグ
不知火「……じ、冗談ですよね?」
提督「」モグモグ
不知火「お、お父さん……?」
提督「」モグモグ
不知火「し、不知火これからちゃんと挨拶しますから! いただきます! ほら!」
提督「」モグモグ
不知火「だ、だから……お父さん」
提督「」モグモグ
不知火「…………」シュン
提督「……これに懲りたら次はきちんとしろよ」ハァ
不知火「……お父さん?」
提督「反省したなら食べろ。俺より美味い飯だ」
不知火「……お父さん、不知火の事、嫌いに……」
提督「反省した奴は、嫌いじゃないよ」
不知火「…………」
不知火「いただきます」
提督「それでいいさ」
鈴谷「提督、なんで挨拶なんかにそんなに本気なのさ」
提督「なんかとはなんだなんかとは……うん」
提督「俺の親の受け売りだよ……親らしい事をしようと思っただけさ」
鈴谷「……ふーん?」
挨拶はコミュニケーションの基本中の基本だから大事にしなきゃネ
提督「親になんてなったことなかったからな……調子がわからん」
翔鶴「……親と思うからいけないのです」
翔鶴「ふてぶてしくて、言うことを聞かない、やんちゃな」
翔鶴「愛しい隣人として、接する……んですよ」
提督「……し、翔鶴さん?」
翔鶴「私の親は、そんなことを言ってましたね」
翔鶴「親の仕事は、子供を育てるだけじゃないんですって」
翔鶴「私も経験がないのであまりわかりませんけどね」カタン
翔鶴「ご馳走さまでした。美味しかったですよ、扶桑さん」
扶桑「ありがとうございます」
翔鶴「食器は私がやりましょうか?」
瑞鳳「あ、私がやります! さっき私が仕事してないみたいに言われて─────」
提督「うーむ、子育てはどうも難しいな」
不知火「何を言っているんですか。すっとばしてここから始められるんだから、ヌルゲー極まりないでしょう」
提督「いいや、俺が赤ん坊の時から育てたら、お前みたいに憎たらしくは育たなかったに決まってる」
不知火「何を言ってるんですか。不知火は14歳。思春期で反抗期のまっ最中ですよ」
提督「言ってろ、年中反抗期の発情期」
すまんが前スレをみたいと思ってるんだか…
なんでか検索しても検索エラーが出てしまうんで誰かURL教えてくれないだろうか?
まとめで酉検索すればいいだけ
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________
_____
鈴谷「……ねえ、提督」
提督「何だ」
鈴谷「さっきの潮ちゃんの話じゃないけどさ」
鈴谷「もうすぐ鈴谷も受験生になる訳で。進路とか色々有るわけでさ」
提督「……はぁん、俺にそう言うのを聞きたいと」
鈴谷「クッキー焼きの提督さんに聞いてもあまり当てにはならなさそうだけどね」
提督「……そうさな」
提督「俺はな、海になりたかったんだよ」
鈴谷「?」
提督「子供の頃の話だ。俺と翔鶴と、あいつの妹の瑞鶴の三人で海に行ったんだ」
提督「……翔鶴は泳ぐの下手だったなぁ、俺は海に入りすらしなかったっけ」
鈴谷「……で?」
提督「夕方な、そりゃあ綺麗な夕焼けに染まった海を帰りの車で見た」
提督「あんまり美しいもんで口開けて見とれててさ」
提督「漠然と、あんな風になりたいって思ったんだよ」
鈴谷「……それで、クッキー焼き?」
提督「笑い話だろ?」
鈴谷「……提督さんは、海は似合わないなぁ」
鈴谷「強いて言うなら……なんだろうね」
提督「…………」
鈴谷「……提督さんは提督さんだよ。どこまでいっても、どうあろうと」
提督「……思い付かなかったな?」
鈴谷「バレちった」
鈴谷「……提督さんはさ、不知火ちゃんには、どうなってほしい?」
提督「そりゃ親的な意味でか?」
鈴谷「んー、そだね」
提督「俺が何処にいても、居場所がわかるみたいに輝いた奴になってほしいな」
鈴谷「何それ。どういうこと?」
提督「俺もあいつにかなり依存してるってこと」
提督「ごめんな、あまり良いアドバイスできなくて」
鈴谷「まぁいいよ、鈴谷の未来はのんびり決めるよ。いざとなったら提督さんのコネでクッキー焼けばいいしさ」
提督「おいおい……」
鈴谷「冗談だよ。それじゃ、提督さん」
鈴谷「おやすみ」
提督「……あぁ、お休みなさい」
不知火「……お話は終わりましたか?」ヌッ
提督「不知火。いたのか」
不知火「そろそろ眠いのですが、お父さんがいなかったので待ってました」
提督「また一緒に寝るのか?」
不知火「当然です」
提督「そっか」
___________
________
_____
提督「電気消すぞ」カチッ
不知火「…………」
提督「明日は日曜だな。俺は休みだけど、どうする?」
不知火「どうもこうも。いつも通り、のんびりしましょう」
提督「そうだな」
不知火「……ねえ、お父さん」
提督「ん?」
不知火「もし、お父さんが海なら」
不知火「不知火は、その上を踊るだけの、ただの火?」
提督「…………」
提督「心配するなよ、例え誰がお前と離れようと」
提督「俺だけは傍にいるからさ」
不知火「おやすみなさい、お父さん」
提督「おやすみ、不知火」
今日は終わりです
次から時系列がかなりぐるんぐるんしてくると思います
朝の会話が来ると思えばいきなり職場の飲み会になったりとか
前スレでは不遇だったり、存在自体出てこなかったような子も出したいですね
乙です
経緯が経緯なだけあってぬいぬいが嫁ってのに納得できねえ...
いや可愛いけどさ
>>112
そうですね
設定が>>1の超好みでした
ああいう突き抜けた感じの中二は大好きです
次元剣闘が思ったより楽しかった
それだけ
イベントはあまり深くには入り込まず
提督業ほっぽって決闘ばっかしてる
駄目提督の鏡やわ
どうでもいいか 書こ
【朝】
提督「ふわぁぁ……」バサッ
提督「あれっ、布団に不知火がいない……珍しいな」
提督「……さ、寂しくなんてないけども」
提督「……顔洗って飯作るか」
___________
________
_____
提督「…………」モグモグ
提督「…………」モグモグ
提督「…………」モグモグ
提督「べ、別に寂しくなんか」
不知火「なに一人でぶつぶつ言ってるんですか」
提督「どわぁっ!? お前どこにいた!?」
不知火「トイレですが」
提督「…………」
不知火「お父さんは不知火がいないと寂しくてつい独り言ばっ──────」
提督「やめて」
【朝】
鈴谷「提督さんってさ、こういう休日は何してたの?」
提督「みんなと交流、だったな」
鈴谷「だった?」
提督「今は好きなことを自由に出来るからな」
鈴谷「……? 今までは自由じゃなかったってこと?」
提督「……そうかもしれないな」
鈴谷「…………??」
提督「さしあたっては、散歩にでも行くかね」
鈴谷「あんまり前と変わらないと思うんだけど……」
【朝】
潮「」ハムハム
提督「潮ちゃん、朝飯は一人か?」
潮「金剛さんが起きないので……」
提督「そうなのか。起こすか?」
潮「あ、いえ、大丈夫です。金剛さんもお仕事でお疲れでしょうし……」
提督「それはないだろうな、絶対」
提督「平日に限って言えば絶対潮ちゃんの方が疲れてるはずだよ。だってあいつ家事しないだろ」
潮「いつもは榛名さんが来て……」
提督「なんで潮ちゃん金剛のところにいるんだろうな。榛名さんのところに移した方がよっぽどいいのにな」
【昼】
陸奥「お邪魔するわ」ガチャ
提督「おや、陸奥さん。お久しぶりです」
陸奥「ええ、久しぶり。不知火ちゃんは元気?」
提督「そりゃあもう」
不知火「……あっ、陸奥さん」
陸奥「不知火ちゃん、今日は。ながもん荘はどう?」
不知火「……お父さんがいますので、とても楽しいです」
陸奥「……お父さん?」
提督「……説明が面倒だな、これ」
全然出来なかったけど今日はここまでのようです
眠気には逆らえん
小ネタ募集の安価とかどうしようか考えてます
非安価と銘打ったけど、どうなんだろって感じで
割りと引き出しが少ないのでやりたいことだけやってたら300も行かずに終わりそうなんですよね
乙
安価にせず小ネタを書き込ませてできそうなものを>>1が採択すればよろしいのではないだろうか
乙
ここの>>1は決闘者だったのか
乙です
非安価でも凄まじく微妙だな
駄目になった前引き継いでるからか
>>133
書き込んでくれる人がまずいませんからねぇ
力量不足
>>136
やっぱり微妙ですよね
今まで文才の無さを安価で誤魔化してましたしね
力量不足
やっぱりこのスレ需要ないんですかね
文章力も安価力も無いと所詮こんなものでしょうか
どうにもどん詰まり
仕方ないし書くだけ書きます
好きに書けばいいと思うけど山なし落ちなし感があるよね
登場キャラクター紹介が終わってないからかも知れないけど
陸奥「……ふぅん」
提督「…………」
陸奥「ま、いいんじゃないの? 不知火ちゃんも喜んでるんでしょ?」
陸奥「私は何も言わないわよ。どうせ姉さんも何も言ってないんでしょ?」
提督「……そうなんですけど。しかし、意外ですね、陸奥さんが」
陸奥「そうね、提督さんが言ったんじゃなければ通報してたわね」
提督「……信頼されてると受け取っておきますよ」
陸奥「そんなんでいいわ……クッキーある?」
提督「クッキー……ですか?」
陸奥「私のとこの子供たちに好評だったから、ちょっと貰おうかとね」
陸奥「それに、私もあれ、結構好きなのよ」
提督「それは良かった」
陸奥「私基本甘いもの食べられないんだけどね。本当あれクッキーなの?」
提督「知りませんよ」
陸奥「知らないの作ってるの?」
提督「ええ、まぁ……」
陸奥「…………」
陸奥「姉さんは? 寝てる?」
提督「音沙汰無いってことはそうなんじゃないんですかね」
陸奥「……ならいいわ、また来るわね」
提督「会っていかなくていいんですか?」
陸奥「別に今日会わなかったらもう会えないって訳じゃ無いでしょ? また機会はあるわよ」
提督「ま、ですね」
陸奥「またね、提督さん」
提督「ええ、また会いましょう」
提督「……本当にクッキーだけ持って帰ってったな」
不知火「行き掛けに顔見せに来ただけ、なんでしょうね」
提督「……懐かしいか?」
不知火「何がです?」
提督「……いや、何でもないな」
不知火「お父さんが嫌いなのって、挨拶しない人と仕事しない人ですよね」
提督「ん、そうだな」
金剛「それって提督もじゃ無いデスカ」
提督「!?」
金剛「職場ではいつものんびり、ダラダラ仕事なんだか何だかわからない事だけして終わり……な具合デス」
不知火「」ジトッ
提督「ぐぬぬ……」
長門「本当なのか、提督。もし本当なら、今まで怒られた分仕返ししてやるぞ」
提督「……仕事するから! これから! 仕事するから!」
長門「本当なのか!?」
不知火「ガッカリですね」
提督「と、灯台もと暗しとはまさにこのこと……」
不知火「ちょっと違うんじゃないですかね?」
長門「諺を間違えるほどパニクっているのだな」
長門「それでも仕返しはするのだが」
提督「ヒェェェ」
___________
________
______
金剛「なんて事があったんデス」
隼鷹「だからあいつあんな働いてんのか……」
隼鷹「いや、あいつが本気出せばかなり回転するから、むしろ全員でやるより効率いいんだろうけどさ」
提督「」バリバリ
榛名「因みに仕返しってどんなのだったんですか?」
金剛「【これからナガトが寝てたりごろごろしてたりしても何も言わない】デシタカ」
榛名「……仕返し?」
神通「この間ですね、とある記者に色々聞かれたんですよ」
提督「とある記者……まさか」
神通「超大物女優について知らないかと聞かれました」
提督「やっぱりか……」
神通「一応知らないといっておきましたけど」
提督「いや、それがいいと思う。扶桑さんもあまり悪目立ちしたくないんだろうしさ」
神通「まぁ、じゃなければこんなところには来ませんよね」
長門「こんな所とはなんだ、言ってくれるな」
神通「あ、いえ、扶桑さんが暮らすには、と言う意味で……気を害されたなら謝ります」
長門「お、おう……何だか久々に本気で謝られたな」
長門「……それにしても、扶桑さんはどうしてこんな所選んだんだろうな?」
提督「家賃三千円じゃねえの?」
長門「……ま、そんな所だろうな」
【夜】
那智「……早いな」
提督「おう、来たか」
鳳翔「いらっしゃいませ……ああ、那智さん」
那智「おや、覚えているの……ですか、私はこの店には何回も来ていないが……」
鳳翔「提督さんが連れてきた人ですから」
那智「……随分と慕われているんだな?」
提督「まぁ、常連だからな」
足柄「あら、那智姉。やっと来たわね」
隼鷹「おー、これが例のレジ打ちか」
提督「すまんな、一人よくわかんないのがいる」
足柄「酒の匂いに飛び付いてきたのね」
那智「……いや、賑やかでいいさ」
提督「煩さで言えば酔った足柄も相当だがな」
那智「こいつは駄目だ、すぐ脱ぐ」
足柄「ちょ、言ってくれるじゃない! 那智姉だって……」
提督「……すみませんね、毎度。やかましくて」
鳳翔「大丈夫ですよ。今から店は閉めますので」
提督「……それいいんですか?」
鳳翔「本当は駄目ですけど……たまの我が儘くらい、許してくれるでしょう」
提督「……でしょうね、鳳翔さんですし」
鳳翔「それと……」
提督「?」
鳳翔「私も仲間に、入れて欲しかったので」
鳳翔「私、酔ったら凄いんですよ?」ニコッ
【鳳翔】
居酒屋を経営している
お艦
彼女と電はどうにも同じ声優とは思えない
__________
________
______
隼鷹「」クークー
足柄「んー……も……呑め……」ムニャムニャ
提督「しかし、那智の気が向いて良かったよ。お陰で楽しめた」
那智「ああ。私も楽しかったよ」
提督「またやりたいな」
那智「ああ、そうだな……その時が楽しみだ」
那智「……私、今のバイト辞めるんだ」
提督「ふうん、それがいい。お前にゃ役不足だったからな」
那智「…………」
提督「……どうした?」
那智「……いや」
提督「……しかし、これから何するんだ?」
那智「今は言えないが……恐らく、直に分かる」
提督「?」
那智「もし分からなかったら、会って説明するさ」
提督「それって意味あるのか?」
那智「さぁな。私がやることに意味があるとはあまり思えん」
那智「お前がやることにも、だがな」
提督「……俺がやること、ねえ」
提督「……ここで転がってるこいつら、どうしようか」
鳳翔「二階に布団しきましょうか?」
提督「それはそれは……どうもすみません」
那智「足柄なら私が引っ張って行きますが……」
提督「……そういえば那智」
那智「何だ?」
提督「お前、本当に酔ってるのか?」
那智「ああ、そうだな……分からんよ」
提督「……そうか」
那智「それじゃあな、提督。縁がよければまた会おう」
足柄「んー……」ズルズル
提督「あぁ、いずれ近いうちにな」
鳳翔「……隼鷹さんは」
提督「流石に引き摺る気は起きませんね……先輩の家知りませんし」
鳳翔「ながもん荘で預かるというのは……」
提督「子供に悪影響を及ぼしかねませんね」
提督「……ふう、先輩を二階まで運びましたよ」
鳳翔「ありがとうございます、助かりました。お陰で……」
提督「……お陰で?」
鳳翔「やっと、二人きりですね」
提督「」
鳳翔「いいましたよね、私、酔ったら凄いんですよ……?」
提督「えっ、ちょ……」
鳳翔「…………」グイグイ
提督「じょ、冗談ですよね?」
鳳翔「冗談ですよ」
提督「」
鳳翔「さて、長門さんはお元気ですか?」
提督「あぁ、ええ、元気ですよ」
鳳翔「それは良かった……」
鳳翔「もう少し、呑んでいきます?」
提督「時間は……おっと、そろそろ不知火が─────いや」
提督「もう少しお付き合いください、鳳翔さん」
鳳翔「誘っておいてなんですけれど……大丈夫ですか?」
提督「ええ、まぁ大丈夫でしょう」
提督「やっと二人きりに、なれましたしね?」
鳳翔「うふふ、やられました」
鳳翔「へえ、その不知火ちゃんと」
提督「……やっぱり酔ってますね、割りと言わなくてもいいことまで舌が回っちゃいました」
鳳翔「いえ、祝福しますよ」
提督「……俺の周りには、これで引かない人間ばかりですね」
鳳翔「人徳の賜物ですね」
提督「日常でも別段いいことしてる気は無いんですけどね」
鳳翔「ですが、私は提督さんは独身を貫くと思ってたのですが……」
提督「俺もたぶんそうなるんだろうなって思ってたんですけどね」
鳳翔「……今度、不知火ちゃんを見に行っても?」
提督「あぁ、全然。構いませんよ───」
提督「────ああ、いました」
鳳翔「?」
提督「俺と不知火の仲に、反対な人が」
鳳翔「ええと、確かながもん荘には警官の方がいらっしゃいましたね」
提督「ああ、翔鶴は、未成年とのあれそれを嫌っているだけで、交際自体は割りといいみたいですよ」
鳳翔「あら、そうなんですか?」
提督「ええ、言っても本当の親子じゃないので」
鳳翔「いえ、未成年なのにあれそれしたんですね、と……」
提督「……やっぱり酔ってますね、俺」
鳳翔「うふふ、それで、反対な人というのは……?」
提督「……ええ、それは」
提督「大和さん。長門の母親です」
>>138
落とし所だけ漠然と考えてあとは適当にーなんて適当な考えしてました
そりゃ平坦なお話はつまらんわな
今日はここまでです
取り合えず四の五の言わずにチェックポイントだけ通過して一段落つけてから考えることにします
それまでどうかお付き合いいただければ幸いなのです
おつ
まだネタ募集してたら
世間体的にながもん荘に居づらくなった提督と不知火はながもん荘を出て行くことに
そこでながもん荘の住人が取った行動とは!?
的なものが見たいです
おつおつ
見とるから続けてくれよな、頼むよ~
乙です
>>151
どうもありがとうございます
そこから色々つなげられそうなネタですけども
下手にいじくってボロ出すのもあれなので別世界軸、夢落ち扱いにしちゃいそう
ある程度こっち側に区切りがついたらそっちやりますね
と思ったが今>>151やろう
提督「不知火、今日何食べたい?」
不知火「お父さん」シレッ
提督「飯はいらんってことか?」
不知火「……の作るものなら何でも」
提督「それが一番辛いんだけどなぁ……」
提督「……ん?」
ヒソヒソ ヒソヒソ アノヒトレイノ
不知火「……お父さん、行きましょう」
提督「…………」
不知火「……気にしては」
提督「俺は気にしてないが。不知火の方こそ」
不知火「不知火も、どうでもいい……いえ、お父さんを悪く言うなら……」
提督「抑えろ抑えろ……でも」
提督「俺たちは良くても、俺たち以外は良くねえだろうなぁ……」
【深夜】
提督「……と言うわけでここを出るけど、構わないか?」
不知火「……不知火に言うより、ここの住人みんなに言った方がいいのでは?」
提督「それはできない。そうしちゃうと、多分出られない」
不知火「……情より、不知火を取ってくれるんですね」
提督「まぁ、娘だし……特別だしな」
不知火「…………」
不知火「本当にお父さんを独り占めしちゃうみたいで、罪悪感を感じなくもありませんが……」
不知火「……いえ、何でもありませんね」
提督「……行くぞ。本当にいいのか?」
不知火「お父さんと一緒なら」
提督「……ごめんな」
不知火「いえ。言ってしまえば、幼女趣味に少しも引かないここの住人がおかしすぎますね」
提督「まぁ、そうだな」
不知火「……ここから出たら、どうしましょうね?」
提督「……行けるとこまで行ってみるか」
しまった
>>151を
『既に二人は荘を出てしまっていて、二人がいないながもん荘』って解釈しちゃってたけど、
この文よく見たら『出ようとする二人を引き留める住人』の構図やん
愉快な目をしているのね
練り直さな
すみません
考え付いたら今日中に書けるところまで書きます
別にどっちでもいいです
というかこっちの方も面白そうなのでそのままでいいです
乙です
今日も更新なしかな?
今日もないですか?
__________
_______
_____
鈴谷「ふぁ……なんか今日はやけに静かだね~」トタトタ
長門「あ、こら、音を立てるんじゃない」コソコソ
鈴谷「あれ、管理人さん。どうしたのさ」
長門「珍しく早起きしたからな。あいつを驚かそうと、ちょっとな」
鈴谷「ふうん。馬鹿馬鹿しいね」
鈴谷「手伝うよ」ワクワク
長門「そうこなくてはな!」
長門「やけに静かなことから考えるに、奴はまだ熟睡中に違いない」
鈴谷「具体的には何するの?」
長門「そうだな……まぁ入ってから考えよう」ガチャ
長門「さてさて、提督は……」
長門「……ん?」
鈴谷「どうしたのさ?」
長門「あれ、おかしいな。提督がいない」
鈴谷「…………?」
長門「無くしたのかな」
鈴谷「どうやって……」
鈴谷「本当だね。それに不知火ちゃんもいない」
長門「なんだ、牛乳でも切らしてて買いに行ってるのか?」
鈴谷「……うん、ちょっと、それは違うかな」
長門「……どうしてだ?」
鈴谷「なんかこの部屋、ごっそりと色々なものが無くなってる」
長門「色々なもの? 例えば」
鈴谷「洋服も殆ど箪笥から消えてるし、それに早朝の買い物ならこう丁寧に掃除はかけないと思うよ」
長門「掃除?」
鈴谷「うん、やけにこの部屋綺麗だしね。いやいつも綺麗だけど、いつも以上に」
鈴谷「きっと深夜のうちに掃除したんだろうね。みんなを起こすわけにはいかないから、掃除機じゃなくて箒と雑巾で丁寧に」
長門「……どうして」
鈴谷「家出じゃない?」
長門「……家出?」
鈴谷「うん。管理人さん何か心当たりある?」
長門「……ぐうたらしてる私に愛想をつかして?」
鈴谷「多少は有り得るかもね……」
鈴谷「まぁ本当にそれが理由なら不知火ちゃんを巻き込むことはしないでしょ、きっと」
長門「……他には、私は心当たりは……」
鈴谷「とにかく、みんなに聞いて、話し合おう。ひょっこり戻ってくるかもしれないし、何らかの事件に巻き込まれてるかもしれない」
長門「じ、事件って……」
鈴谷「提督さんに限っては大丈夫だろうけどね?」
長門「…………」
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金剛「何らかのドッキリデショウ? 提督はお茶目デスカラ」
潮「て、提督さん……いないの? どうして……?」
瑞鳳「うーん……昨日はそんな素振りなかったよね。やっぱり何かあったのかなぁ……」
扶桑「……そうですか。あの人の事だから、黙って行くことは無いと思うのですが……?」
翔鶴「わ、私の言った事を気にして……? 不知火ちゃんと結ばれに他国に行ったとか……?」
神通「……もしいなくなってしまったのなら残念です。寂しくなりますね」
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長門「……榛名は?」
鈴谷「提督がいなくなったって聞いた途端飛び出してっちゃったよ」
長門「…………」
鈴谷「やっぱり、私たちが理由とは考えにくいよ」
長門「…………」
鈴谷「帰ってきたら、怒らなきゃね?」
長門「……ああ」
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【そして一週間くらい経ちました】
小ネタにこんなに時間かけるとか
やっぱり無能やな
次回で終わる予定
>>158
どうもすみません
甘えさせていただきます
今日はここまで
何だか待たせてたみたいで申し訳ないです
乙ー
乙です
乙ー
義妹マダー?
まあ難しいわな、この設定
まるで、鍋に好きなもの入れていいって言ったら、ガキが後先考えず、早い者勝ちだからとケーキやら塩辛やら好き勝手ぶちこんだ後みたいなもんだし
スレ主の腕前はよかったと思うがいくらなんでもだね
まぁ確かに安価の内容はあれなものが多いが・・・
そういう無茶ぶりを>>1がうまく捌くのも安価スレの醍醐味だろう
そういうやつがいるから捌ききれずに終わるんだよな
安価スレ立ててみればきっとわかるよ
最初の方は安価もコンマもかなり恵まれてた印象はある
というかコンマが凄かった思い出、今やってる艦これコンマ系スレにも分けてやって欲しいぐらいだぜ(白目)
最期の方は…酷かったね(ゲッソリ
思い出したわ
前のスレ安価にケチ付ける外野がうるさくて読むの止めたんだ
あの時は若かったとしか言いようがない
大体の要因は安価捌きが下手なのとシステムがグダグダなのと>>1が統率取れずに混乱したからだね
要は>>1のせい
これ終わったら単発安価スレでも建てて安価捌きの訓練でもしようかしら
暇なうちに小ネタだけ終わらせます
【side 金剛】
金剛「…………」
潮「金剛さん……」
金剛「……まだ、見つかりマセンか?」
潮「……そうですね」
金剛「……sor─────ゴメンネ、ウシオ」
潮「…………」
金剛「……ご飯にしまショウカ」
潮「はい」
金剛「今日はパスタネ!」
潮「パスタってイギリスでしたっけ……?」
金剛「細かい事は気にしなイ!」
潮「……はい」
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【side 潮】
潮「……提督さんと不知火ちゃん、どこにいるんでしょうね」
金剛「……フソウもショウカクも、それこそチマナコで探してるケド……」
金剛「……提督の事デス。本気で身を隠したら、きっと誰にも見つけられないネ!」
潮「…………」
潮「……どうして」
潮「どうして、いなくなっちゃうの……」グスッ
潮「楽しかったのに……いっぱい、遊びたかったのに……!」
金剛「……ヨシヨシ」
潮「……ごめんなさい」
金剛「……ウシオ、少し料理やっててクレル?」
潮「……はい。分かりました」
金剛「ハルナに会ってくるヨ」
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【side 榛名】
金剛「ハルナ、入るヨ」ガチャ
榛名「……お姉さま」
金剛「……大分落ち着いたみたいネ」
榛名「流石に……」
金剛「三日目くらいまでは、本当大変だったヨ?」
榛名「あは……ごめんなさい、迷惑かけて……」
金剛「……そうネ」
金剛「私にも、ハルナにも、みんなにも迷惑かけて、あの提督……」
金剛「今度会ったラ、ただじゃ済まないヨ!!」
榛名「……、お姉様」
榛名「榛名、ここを出ます」
金剛「それは─────」
榛名「ああ、勘違いしないでください」
榛名「いよいよ提督さんも帰ってくる気配がありませんし……むしろ、帰る気すら無いみたいですね」
榛名「ですから、いい加減捕まえて、ここまで引っ捕らえてきますよ」
金剛「…………」
榛名「扶桑さんも翔鶴さんも、ここにいるせいで窮屈そうですし。ある程度暇な榛名が適任でしょう」
金剛「なら私がここを出────────」
榛名「駄目ですよ。お姉様には潮ちゃんがいますし」
榛名「榛名が適任だと言ったんです。提督さんを追いかけ回す事には、一日の長があります」
金剛「……ハルナ」
榛名「そんな顔しないでくださいよ。大丈夫です。すぐ戻ってきますって」
金剛「……いつ出るノ?」
榛名「昼には。荷造りはすでに済ませてあります」
金剛「……提督に会ったラ、金剛が激おこデースって、伝えてクダサイネ」
榛名「それは違いますね……お姉様が言うんですよ、提督さんに」
榛名「必ず連れて帰りますから、ね」
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【side 瑞鳳・神通・鈴谷】
瑞鳳「……だから、ここはこう─────」
神通「ああいえいえ、それはその公式じゃなくて……」
鈴谷「あーもう何いってるのか全然わかんない!! 何!? 何語!?」
瑞鳳「それはこっちの台詞よ! どうしてこんな時に期末テストやるのよ!!」
鈴谷「鈴谷の台詞だよ! と言うか勉強なんてしなくていいでしょ! 提督さん探そうよ!」
神通「私たちもそうしたいのは山々なんですけどね」
瑞鳳「貴女がもし追試でも受けて、あまつさえ進級できない事にでもなったら、帰ってきた提督さん怒るよ?」
鈴谷「……おー怖、提督さん怒らせたら世界の終わりだぁ」
瑞鳳「だから頑張って勉強すること。せめて私たちのどちらかがいなくても何とかなる様にはなって」
鈴谷「いやぁ……」
鈴谷「……そういえばさ、二人とも」
瑞鳳「何? 雑談なら聞かないけど……」
鈴谷「提督さんが雲隠れした理由、わかったかも」
瑞鳳「!」
神通「……それはまた、どうして」
鈴谷「翔鶴さんは警官として、全国に捜索を呼び掛けてるじゃない?」
鈴谷「扶桑さんは何だか知らないけどすっげー人脈広いじゃん。もう世界レベルの捜索だよね」
鈴谷「……灯台もと暗しってことでさ、色々周りから聞き込みとかしてみたりしてさ。すると」
瑞鳳「……すると?」
鈴谷「ずいぶん嫌われてたね、提督さん。やっぱり幼女を手にかけてるしさ」
瑞鳳「…………」
鈴谷「で、それに後ろめたさを感じて隠れた……そんな感じかな、とは思う」
神通「……でも、そんな素振り全然……」
鈴谷「そうだね。それに、気になるのは……」
鈴谷「どうして、何も言わずに消えたのか。置き手紙一つも残さずに」
鈴谷「提督さんは、そんなことはしないはずなのに」
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【side 翔鶴】
瑞鶴「現状はどう?」
翔鶴「駄目。手がかり一つ見つからない」
瑞鶴「……本当に海外に行ったりしてね」
翔鶴「そうだったら面倒ね……」
翔鶴「全く、かくれんぼはてんで不得意だった癖に……」
瑞鶴「お姉ちゃんは見つけるの得意だったよね?」
翔鶴「……そうだったわね」
翔鶴「……さて」
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【side 扶桑】
青葉「……まさか貴女から呼び出されるとは。青葉、驚愕です」
扶桑「私も、貴女に頼る事になるなんて露ほども考えませんでした」
青葉「……何かよっぽどの理由がおありで?」
扶桑「貴女が賢くて助かります──────」
扶桑「───────とある人を、探して欲しいんです」
青葉「……件の提督と言う方なら、青葉も分かりませんよ」
扶桑「……えっ?」
青葉「実は青葉、夜遅くに荘を出るあの方を見ちゃったんです」
扶桑「…………!!」
青葉「夜遅くに幼女連れて……知っていた顔だったので、これはと思い声をかけたんです」
青葉「『どちらに行かれるのです?』と」
扶桑「……そしたら?」
青葉「大分悩んだ挙げ句、『ただの家出さ、すぐ戻ってくる』と」
青葉「……そのまま、あっという間に何処かへ行ってしまいましたけど……」
扶桑「……そうですか」
扶桑「ありがとうございました」スック
青葉「……もう、いいのですか?」
扶桑「もう、いいのです」
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【side 長門】
扶桑「……長門さん」
長門「……ああ、入っていいよ」
扶桑「失礼します」
長門「……すまないな」
扶桑「何がですか?」
長門「無理言ってここに残らせて」
長門「どうにも私は、あいつに依存しきっていたらしい。いなくなったとたんこの様だ」
扶桑「……隣人は助け合うものですよ」
長門「……扶桑さんも、本当は自分の身で探し回りたかったろうにな」
扶桑「その事ですが、少し希望が」
長門「!!」ガタッ
扶桑「……あの人、帰ってくるって言ってたそうです」
長門「……あいつが」
扶桑「帰ってくるって言ったら、あの人は帰ってきますよ。絶対に」
長門「……っふふ、ふふふ」
長門「あははははっ、そうか、そうなのか……」
長門「帰ってくるのか、あいつは」
扶桑「ええ。帰ってきます」
扶桑「とは言っても、探すのをやめる訳ではありませんけどね」
長門「ああ、あいつはいつも人の心を蔑ろにしすぎる」
長門「今までも、これからも」
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【side 不知火】
提督「うー寒……ここどこだろうな」
不知火「不知火に聞かないで下さいよ……」
提督「あー、家に帰りたいわー、あったかい我が家に帰りたいわー」
不知火「意思が弱すぎますよ……あの時も、すぐ帰るとか言っちゃって……」
提督「ほとぼりが覚めたら帰る気ではいるよ……何時になるかわからんけど」
提督「一応メッセージは残したとはいえ、心配かけすぎるのもあれだしな」
不知火「ああ、お父さんが置いてった手紙なら、私が処分しましたよ」
提督「何すんだよお前!?」
不知火「……だって」
不知火「……お父さんが、周りの陰口に負けて逃げたなんて思われたくないもの」ボソッ
提督「ん? 何か言ったか?」
不知火「いえ。ただの嫌がらせです」
提督「お前、本当なぁ……」
不知火「不知火に何か落ち度でも?」
提督「……いや、何言っても無駄だな。何せ俺の娘だ」
不知火「流石お父さん、よくわかってらっしゃる」
提督「…………」
提督「……まぁ、なるようになるか」
提督「さしあたって、こんな寒いところは真っ平ごめんだ。早く別のどこかに行こう」
不知火「何処かって、何処へ?」
提督「ドイツ行こうぜドイツ。ソーセージ食べ放題だ」
不知火「……異論は無いですが。どうやって行く気ですか?」
提督「……頑張って?」
不知火「…………」ハァ
不知火「仕方ないから付き合って、あげなくもありませんよ」
提督「ありがとう不知火、愛してるよ」
不知火「私もです」
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なんかこのまま終わった方が後腐れない気がしてきた
このまま続けてもたぶん面白く書けそうに無さそうやわ
相変わらずどん詰まり
どうせなら新しく始めて欲しいとわがままを言ってみる
乙です
せめてあふたーやなくてあなざーだったら・・・
考えたけどやっぱりHTML化依頼出します
安価も出来なきゃ非安価も出来ないってことがはっきりわかった
新しく始めるにしてもまだ先の話でしょうか
それまで地力つけな
残念…
乙
乙
残念だけど次回に期待
もしまた安価スレやることになったら明らかに読まずに書き込んでるのはずらしたほうがいいよ
乙
残念だけど次回に期待
もしまた安価スレやることになったら明らかに読まずに書き込んでるのはずらしたほうがいいよ
ふ、吹雪さん……結局出れんのかいな…………
乙
次回に期待。本当にうるさい外野の場合は無視してもいいと思うの
まじかよアフターなんかきてたのかよ
うわあ、久しぶりだなあ
>>1はながもん荘再開するまでに他にSS書いてたりする?
酉で検索
違う酉使うのは常套手段
荘のアフターだと!? と思ってやって来たらもう終わりとか悲しすぎるんよー(´・ω・`)
こう、時系列とか無しで四コマ風味で小ネタとかやらんのかなー、とか期待してみる
このSSまとめへのコメント
終わってしまって残念だ
作者は悪くない
糞安価が全面的に悪い